JPH07176887A - 電磁遮蔽材およびこれを用いた電磁遮蔽空間の構成方法 - Google Patents

電磁遮蔽材およびこれを用いた電磁遮蔽空間の構成方法

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JPH07176887A
JPH07176887A JP32054393A JP32054393A JPH07176887A JP H07176887 A JPH07176887 A JP H07176887A JP 32054393 A JP32054393 A JP 32054393A JP 32054393 A JP32054393 A JP 32054393A JP H07176887 A JPH07176887 A JP H07176887A
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electromagnetic shielding
electromagnetic
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隆成 寺川
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Abstract

(57)【要約】 【目的】通気性および可撓性があり、かつ、遮蔽性能が
優れた電磁遮蔽材および電磁遮蔽空間構成方法の提供。 【構成】メッシュ材10aおよび10bが重ねられ、縫
製糸30で互いに拘束されて、電磁遮蔽材が構成され
る。電磁界発生源側のメッシュ材10aで、誘導電流に
よりその電磁界の打ち消しが行われる。そして、メッシ
ュ材10aの誘導電流によって、新たに発生する電磁界
を、メッシュ材10bにおいて打ち消す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電磁波遮蔽構造体、
電磁遮蔽室等の電磁波遮蔽空間の形成に用いられる電磁
波遮蔽材、および、シート状の電磁遮蔽材を用いて電磁
波遮蔽空間を構成する方法に関する。
【0002】
【従来技術】現代における電磁環境は、時間の経過に伴
い加速度的に悪化している。シールドルーム等の電磁遮
蔽空間創出の必要性は、今後、さらに高まるものと予測
される。シールドルーム等の電磁遮蔽空間を構築する場
合、一般には、周波数500KHz〜1GHzの範囲で
遮蔽性能を問題にされている。
【0003】遮蔽壁面構成材として、従来は、良好な導
電性を有する金属板、例えば、銅または亜鉛引き鋼板な
どが使用されている。この種の金属板を遮蔽壁面構成材
として用いると、一般に、50dBを超えた遮蔽性能が
得られる。
【0004】しかし、金属板を用いる場合、金属板に
は、通気性がないので、内部の空間に通気を行なうため
の開口部を別途設ける必要があり、その開口部で遮蔽性
能が劣化するという問題がある。例えば、通気口のエア
ーフィルタなどを50dB以上の遮蔽性能を実現し、か
つ、柔軟な構造とすることは、困難である。また、金属
板は、製造上、搬送上等の都合から、形態が限られてい
ること、可撓性が少ないこと等のため、加工性に問題が
ある。すなわち、天幕状の電磁遮蔽空間を構築すること
には向いていない。
【0005】これに対して、金属メッシュ、金属皮膜付
加処理をした布または紙などの遮蔽材の使用が考えられ
る。金属メッシュ等は、遮蔽性能では金属板に劣る。例
えば、50dB以下である。しかし、金属メッシュ等の
使用は、金属板を使用する場合と比べて、通気性を確保
できるという利点がある。また、可撓性があるので、天
幕状の電磁遮蔽空間を構築することにも適している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、金属メッシュ
等の遮蔽材は、上述したように、遮蔽性能が50dB以
下であるため、それよりすぐれた遮蔽性能を要求する場
合には使用できないという問題があった。一方、金属板
を用いると、遮蔽性能はよいが、上記した問題、特に、
通気性に関する問題があり、採用しがたい。そこで、通
気性があり、また、天幕状のシールドルームのような簡
易な構造の電磁遮蔽空間を構成するに適し、しかも、遮
蔽性能が従来の金属メッシュより、よいものが求められ
ている。
【0007】本発明の目的は、通気性および可撓性があ
り、かつ、遮蔽性能が優れた電磁遮蔽材を提供すること
にある。
【0008】また、本発明の他の目的は、シート状の電
磁遮蔽材を用いて、通気性および電磁遮蔽性能が優れた
電磁波遮蔽空間を構成する方法に関する。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の一態様によれば、少なくとも2枚のシート
状遮蔽材を有し、各シート状遮蔽材は、それぞれが通気
するための透孔を有すると共に、導電性を有し、かつ、
各シート状遮蔽材は、実質的に重ねられた状態にあり、
かつ、互いに分離しないように拘束されていることを特
徴とする電磁遮蔽材が提供される。
【0010】重ねられて配置される少なくとも2枚のシ
ート状遮蔽材は、例えば、縫製糸で縫い合わされて、互
いに分離しないように拘束される。
【0011】上記シート状遮蔽材のうち少なくとも1枚
は、導電性を有する線材で構成されるメッシュ材を用い
ることができる。
【0012】また、上記シート状遮蔽材のうち少なくと
も1枚は、導電性を有する不織布で構成される遮蔽材を
用いることができる。導電性を有する不織布としては、
例えば、金属皮膜をコーティングした不織布が用いられ
る。
【0013】また、本発明の他の態様によれば、遮蔽す
べき空間を囲む遮蔽面の少なくとも一部に、シート状の
電磁遮蔽材を用いて、電磁遮蔽空間を構成する方法にお
いて、シート状の電磁遮蔽材として、それぞれが、通気
するための透孔を有すると共に導電性を有する少なくと
も2枚のシート状電磁遮蔽材を用い、少なくとも2枚の
シート状電磁遮蔽材を、重ねあわせた状態で、それを取
り付けるべき遮蔽面に配置して、それらの周縁部を導体
部材で固定することを特徴とする電磁遮蔽空間の構成方
法が提供される。
【0014】
【作用】一般に、電磁遮蔽においては、複数の遮蔽面を
多重に配置して電磁遮蔽性能が向上することが知られて
いる。この場合、各遮蔽面は、一定距離以上の間隔をお
いて配置する必要があるとされていた。すなわち、各遮
蔽面を重ねてしまうと、遮蔽性能が、一層の遮蔽面のそ
れと変わらない大きさとなると考えられていた。確か
に、遮蔽面を金属板等の導体板で構成する場合には、実
質的に1枚の導体板と等価となるので、遮蔽性能として
は、厚さの厚い、1枚の金属板のそれと等しくなる。
【0015】しかし、遮蔽面がメッシュで構成される場
合には、メッシュを重ねて多重化しても、一層の場合と
比べて、遮蔽性能が優れていることが、本発明者等の実
験によって確認された。本発明は、従来の技術常識を覆
した、本発明者等のこのような新規な知見に基づくもの
である。
【0016】すなわち、本発明では、少なくとも2枚の
シート状遮蔽材を有するので、1枚の遮蔽材の遮蔽効果
より高い遮蔽を行なうことができる。この理由は、必ず
しも明確ではないが、次のように考えられる。
【0017】すなわち、メッシュでの電磁遮蔽は、電磁
界によって、透孔のまわりに誘導電流が誘起され、それ
が電磁界を打ち消すように作用することにより行われ
る。しかし、1枚目のシート状遮蔽材に誘起される誘導
電流による電磁界の一部が、漏洩する。そこで、さらに
2枚目のシート状遮蔽材が存在すると、この2枚目の電
磁遮蔽材が、1枚目のシート状遮蔽材から漏洩した電磁
界を打ち消しを行なって、結果として、金属板に匹敵す
る高度な遮蔽性能を実現できる。
【0018】なお、この場合、各シート状遮蔽材は、重
なった状態にあってもよい。シートの場合、金属板を重
ねる場合と異なり、複数枚がゆるやかに拘束されるの
で、金属板と異なり、その対向する面での接触する位置
は、一部分であり、全ての位置において密着する状態と
はならない。このため、各シート状遮蔽材は、実質的
に、それらの間にわずかではあるが、空間が確保された
状態となっている。そのため、上記した遮蔽作用が確保
される。
【0019】ただし、各シート状遮蔽材の間隔が大きく
なるほど、より遮蔽性能が向上する。従って、複数枚の
シート状遮蔽材は、電磁遮蔽性能のためには、それらの
拘束がゆるやかなことが好ましい。
【0020】また、本発明の各シート状遮蔽材は、それ
ぞれが通気するための透孔を有するので、通気が可能で
あるという利点がある。
【0021】本発明の電磁遮蔽材は、シート状であるの
で、可撓性がある。従って、1枚のシートのように扱う
ことができ、しかも、巻き込むことができる。従って、
保存および搬送が容易である。また、天幕状の電磁遮蔽
空間の構成が容易に行なえる。
【0022】また、本発明の電磁遮蔽材は、重ね合わさ
れると共に、互いに分離しないように拘束されている。
そして、シート状であり、可撓性がある。従って、1枚
のシートのように扱うことができ、しかも、巻き込むこ
とができるので、保存および搬送が容易である。
【0023】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
して説明する。
【0024】図1および図2は、本発明の電磁遮蔽材の
第1実施例の構成を示す。これらの図において、本実施
例の電磁遮蔽材は、導電性のメッシュ材10aおよび1
0bを重ね合わせ、これらを、非導電性の縫製糸30で
縫い合わせて固定されたものである。すなわち、2枚の
導電性のメッシュ材10を重ねたものを、経糸31と、
緯糸32とで、ゆるやかに縫いあわせたものである。
【0025】導電性のメッシュ材10aおよび10b
は、本実施例では、共に、金網で構成される。具体的に
は、直径0.14mmの銅線を、経糸11および緯糸1
2として、0.75mmの間隔で編んだ銅メッシュで構
成される。導電性のメッシュ材10aおよび10bは、
図1では、それぞれの経線材11aと11bと、およ
び、緯線材12aと12bとが、それぞれ互いに重なり
あわないように配置されている。なお、本実施例でのメ
ッシュ材の重ね合わせは、必ずしも、このような配置に
こだわる必要はない。
【0026】ここで、メッシュ材10aおよび10bの
面積は、任意に形成することができる。もっとも、一定
の幅および長さで形成して、使用時に適宜に裁断し、ま
たは、接続して利用することができる。また、メッシュ
材10aおよび10bのメッシュの間隔は、それぞれの
メッシュが構成する透孔10cが、それを通って電磁波
が漏洩しにくい大きさとなるように定められる。すなわ
ち、遮断しようとする電磁波帯域の最も短い波長より十
分小さければよい。例えば、当該波長の1/30以下で
あればよい。なお、本実施例では、メッシュ材10aお
よび10bのメッシュの間隔が等しくしてあるが、異な
る間隔としてもよい。
【0027】縫製糸30は、例えば、木綿の糸であり、
具体的には、直径0.5mmの糸が用いられる。
【0028】本実施例では、メッシュ材10を2枚重ね
てあるが、これに限定されない。3枚以上重ね合わせて
もよい。
【0029】また、本実施例では、経糸31と、緯糸3
2とで、ゆるやかに縫いあわせたものであるが、これに
限定されない。例えば、経糸31および緯糸32の一方
のみで、メッシュ材10を互いに拘束するようにしても
よい。また、メッシュ材10の周縁部のみを拘束するよ
うにしてもよい。さらに、糸以外の手段によって各メッ
シュ材を拘束するようにしてもよい。例えば、ステープ
ル等を用いることができる。これらの変形は、本実施例
に限らず適用できる。例えば、後述する第2実施例にも
適用することができる。
【0030】次に、本実施例の電磁遮蔽材の遮蔽性能に
ついて説明する。本実施例では、メッシュ材10aおよ
び10bが重ねられて存在する。このようなメッシュ材
10の近傍(例えば、メッシュ材10a側の近傍)で、
電磁界が発生すると、この電磁界により、メッシュ材1
0aのメッシュを構成する銅線に誘導電流が誘起され
る。この誘導電流は、発生源の電磁界を打ち消す電磁界
を発生させる。従って、発生源の電磁界の一部は、誘導
電流の電磁界により打ち消される。従って、この部分の
電磁界の透過が抑圧される。しかし、誘導電流によっ
て、新たに発生する電磁界が、メッシュ材10aの、発
生源から見て反対側にも分布することになる。このた
め、これが空間に伝搬するので、メッシュ材10a1枚
のみの場合、遮蔽性能がその分劣化する。しかし、本実
施例では、メッシュ材10bがさらに存在するので、こ
のメッシュ材10bにおいて、上記メッシュ材10aに
おけると同様の原理で、電磁界の打ち消しが行われ、電
磁界の透過が抑圧される。このように、本実施例では、
メッシュ10aおよび10bの2枚で電磁界の抑圧が行
われるので、遮蔽性能が向上する。
【0031】図3は、本実施例の電磁遮蔽材の実測電界
遮蔽性能を示している。図において、曲線は、前記メ
ッシュ材10を1枚、すなわち、単独で用いたときの実
測電界遮蔽性能を示している。一方、曲線および
は、上記メッシュ材10をそれぞれ2枚および3枚重ね
て用いた場合の実測電界遮蔽性能を示している。測定
は、例えば、図7に示すような電磁遮蔽空間を構成し、
該空間の外側と内側とに、送信器と受信器とを配置し
て、各周波数についての遮蔽特性を実測することにより
行なった。
【0032】この実測では、2枚以上重ねた場合には、
1枚の場合に比べ、周波数200MHzまで、遮蔽性能
が明らかに優れている。すなわち、2枚重ねの場合は、
単独の場合に比べ、dB単位で1.7倍の遮蔽性能を示
し、3枚重ねでは、2.5倍の遮蔽性能を示している。
【0033】このように、金属メッシュの電界遮蔽性能
は、金属メッシュを複数枚重畳加工することにより、所
望の電磁遮蔽性能が得られる。しかも、メッシュ材は、
金属板の場合と異なり、複数枚が重なっていても、遮蔽
性能は、1枚の場合より明らかに向上する。従って、複
数枚を間隔を保って保持する必要がないので、そのため
のスペーサ部材および空間が省略できる。そして、複数
枚を重ねて縫製してあるので、1枚のシートのように扱
うことができ、取扱上、便利である。
【0034】次に、メッシュ材を2枚重ねることの効果
を示す。図4は、メッシュ間隔1.5mmで銅線を配し
たメッシュ材を2枚重ねた場合の電磁遮蔽特性を示す。
この場合、2枚のメッシュ材を、図1のような位置関係
で配置すると、見かけ上のメッシュ間隔は、0.75m
mとなる。これは、図1に示す実施例における1枚のメ
ッシュ材のメッシュ間隔に相当する。しかし、電磁遮蔽
特性は、図4に示すように、図3の曲線に比べて、2
枚メッシュ材を重ねた場合の方が、10dBほど向上し
ていることが分かる。従って、メッシュ材を重ね合わせ
ることは、電磁遮蔽に効果的であることが確認された。
【0035】本実施例のように、電磁遮蔽材を金属線条
からなるメッシュ材のみで構成する場合には、メッシュ
の開口が大きくなり、かつ、多数存在するので、通気性
がよく、しかも、光の透過率もよい。また、可撓性があ
るので、巻いた状態とすることができるので、保存、搬
送が容易であり、しかも、電磁遮蔽空間を構成する際の
加工性、組立て容易性がある。さらに、金属メッシュが
露出した状態になっているので、メッシュ材相互の接
続、また、メッシュ材と柱材、梁または床材との電気的
接続が確実に、かつ、容易に行なえる。本実施例の電磁
遮蔽材は、通気性、光の透過、電気的接続等の点で、例
えば、特開平2−278897号公報に開示されるよう
なシート材からなる遮蔽材に比べて、有利といえる。
【0036】以上の説明は、メッシュ材の例であるが、
このような効果は、メッシュ材に限らない。例えば、金
属皮膜をコーティングした、通気性を有する布、例え
ば、織布、不織布等についても当てはまる。すなわち、
この種の布は、金網ほどメッシュが揃わないが、多数の
通気孔があり、実質的にはメッシュであるから、この性
質を応用することができる。
【0037】図5および図6は、本発明の電磁遮蔽材の
第2実施例の構成を示す。これらの図において、本実施
例の電磁遮蔽材は、導電性のメッシュ材10と、導電性
不織布20とを有し、これらが重ねられて、非導電性の
縫製糸30で固定されて構成される。すなわち、導電性
のメッシュ材10と導電性不織布20との重ねたもの
を、縫製糸30(経糸31および緯糸32)で、縫いあ
わせたものである。
【0038】導電性のメッシュ材10は、本実施例で
は、上記第1実施例の場合と同様に、金網で構成され
る。具体的には、直径0.14mmの銅線を、経糸11
および緯糸12として、0.75mmの間隔で編んだ銅
メッシュで構成される。
【0039】導電性不織布20は、樹脂繊維(例えば、
ポリエステル)等からなる不織布に、導電性の金属、例
えば、銅をめっきしたものである。この導電性不織布2
0は、多数の孔があり、通気可能な構造となっている。
なお、図1および2では、図面の表現を簡単にするた
め、孔は図示していない。この導電性不織布20は、例
えば、0.15mm程度の厚さに形成されたものを用い
る。
【0040】なお、上記メッシュ材10のメッシュの大
きさ、および、導電性不織布20の孔の大きさは、メッ
シュ材が構成する透孔10cおよび不織布20の透孔
(図示せず)が、それを通って電磁波が漏洩しにくい大
きさとなるように定められる。すなわち、遮断しようと
する電磁波帯域の最も短い波長より十分小さければよ
い。例えば、波長の1/30以下であればよい。
【0041】ここで、メッシュ材10および導電性不織
布20の面積は、任意に形成することができる。もっと
も、一定の幅および長さで形成して、使用時に適宜に裁
断し、または、接続して利用することができる。なお、
本実施例の遮蔽材の厚さは、例えば、0.5mm程度で
ある。
【0042】本実施例では、メッシュ材10および導電
性不織布20を1枚ずつ重ねてあるが、これに限定され
ない。メッシュ材10および導電性不織布20のうち一
方、または、双方を、それぞれ複数枚として、重ね合わ
せてもよい。例えば、1枚の導電性不織布20に、メッ
シュ材10を、2枚以上重ねるようにしてもよい。
【0043】上記第2実施例についても、上記第1実施
例の場合と同様に、電磁遮蔽特性が向上している。電磁
遮蔽特性は、上記第1実施例の場合とほぼ同様の特性を
有するので、実測データの図示は省略する。
【0044】また、本実施例の電磁遮蔽材は、可撓性、
電気的接続等の点において、第1実施例のものと同様の
効果がある。また、通気性、光の透過等については、メ
ッシュ材のみの場合に比べて低下するが、上述した特開
平2−278897号公報に開示されるようなシート材
からなる遮蔽材に比べて、依然として有利といえる。
【0045】なお、上記各実施例で用いられたメッシュ
材は、銅線を編んで形成されたものであるが、本発明
は、これに限定されない。例えば、他の金属線、例え
ば、金線、鋼線等を編んだものであってもよい。また、
織布に金属めっき、例えば、銅、金等をめっきしたもの
であってもよい。
【0046】さらに、一般の非金属繊維からなる織布の
経および緯の両方向に、適当な間隔で金属製の線条を配
して構成される電磁波遮蔽用織布を、メッシュ材として
用いることができる。この電磁波遮蔽用織布は、例え
ば、図11に示すように、一般の布地に用いられる経糸
1および緯糸2と、金属線条からなる経糸3および緯糸
4とを混織して構成される。
【0047】このような構造の電磁波遮蔽用織布は、金
網より可撓性が大きいので、加工、折り曲げ、巻き込み
等がより容易である。また、メッシュのずれが、金網に
比べて少ないという利点もある。この織布と同様の織布
は、例えば、実公平2−7519号公報に開示されてい
る。
【0048】また、上記各実施例では、縫製糸を用いて
メッシュ材等を固定している。しかし、本発明は、これ
に限定されない。例えば、接着剤により固定するように
してもよい。また、縫製糸は、非導電性のものが用いら
れているが、導電性のものであってもよい。
【0049】次に、本発明の電子遮蔽材により電磁遮蔽
空間を構成する例について、説明する。
【0050】図7は、電磁遮蔽空間を構成する電磁遮蔽
構造体の一例を示す。図7に示す電磁遮蔽構造体は、床
体100と、その上に設置される天幕部200と、天幕
部200を吊り上げる状態で支持する吊り上げ支持部3
00とを有する。
【0051】床体100は、床部分からの電磁波の透過
を遮断するため、電磁遮蔽ができ、かつ、床として、あ
る程度の重量に耐えられるようにできる、材質および構
造とすることが必要である。例えば、金属板が用いられ
る。本実施例では、鋼板で構成される。なお、本実施例
の場合、床体100には、本電磁遮蔽空間構造体の接地
を行うため、接地用ケーブル190が接続されている。
【0052】天幕部200は、天幕部の外形を構成する
フレーム210と、シールドクロス220とで構成され
る。
【0053】フレーム部210は、柱211と、梁21
2とで構成される。柱211と梁212で囲まれる空間
に、シールドクロスがこれらに支持されて張られる。梁
212には、後述する吊り上げ支持部300によって、
吊り上げられるためのワイヤ連結具213が設けられて
いる。
【0054】シールドクロス220は、素材としては、
例えば、上記第1実施例の電磁遮蔽材、第2実施例の電
磁遮蔽材と同様の素材を用いることができる。ここで
は、第2実施例と同様に、メッシュ材および導電性不織
布を1枚ずつ重ねたシートを用いる。なお、メッシュ材
としては、図11に示す構造の電磁波遮蔽用織布を用い
る。もちろん、これに限定されるものではない。
【0055】また、ここで用いられるシールドクロス2
20は、フレーム部210との電気的接続および機械的
接続を確実に行なうため、取付け金具が設けられてい
る。
【0056】図8に、シールドクロス220の一例を示
す。図8に示すシールドクロスは、電磁波遮蔽用織布を
2枚重ねしたものを、それらの周縁部221において縫
いあわせたものである。そして、周縁部221には、取
付け金具222が、当該シールドクロス周縁に沿って、
複数個配置されている。また、本実施例では、補強のた
め、図示していないが、電磁波遮蔽用織布を複数回折り
返して厚手にして、縫製してある。なお、電磁波遮蔽用
織布を折り返す代わりに、非導電性繊維材料からなる帯
芯材料を重ねて縫製してもよい。
【0057】この取付け金具222は、円環状の部材、
例えば、鳩目で構成される。取付け金具222は、例え
ば、シールドクロス220の周縁部に孔をあけ、これ
に、円筒状の鳩目金具を通して、パンチすることによ
り、両端を円板状につぶして、シールドクロス220に
固着される。シールドクロス220は、この取付け金具
222を用いて、シールドクロス220相互のつなぎ合
わせ、フレーム材への固定等を行うことができる。これ
については、後述する。
【0058】天幕部200の一部は、シールドクロス2
20が開閉可能に構成されている機材搬入搬出部230
が設けられている。また、天幕部の他の部分には、係員
の出入りのためのシールドドア240と、フィルタパネ
ル250と、排気ダクト260とが設けられている。こ
れらは、いずれも、電磁遮蔽されたものである。
【0059】フィルタパネル250は、天幕部200の
外部から引き込まれる各種ケーブル類を介してノイズが
侵入することを防ぐための、フィルタ(図示せず)を取
り付けたものである。ケーブル類は、このフィルタパネ
ルの各種のフィルタを介して、天幕部内部の配線と接続
される。
【0060】排気ダクト260は、天幕部200内の空
気を電磁遮蔽した状態で強制的に排気するためのダクト
である、このダクト260の外側には、例えば、排気装
置を連結することができる。本実施例では、メッシュ材
でシールドクロス220を構成しているので、通気は自
在であるので、このような排気ダクト260を設けるこ
とは、必ずしも必要ではない。本実施例で、このような
排気ダクト260を設けた理由は、内部に、燃焼機等の
ガスを排出するような装置が置かれる場合を考慮したた
めである。従って、この排気ダクト260は、省略する
こともできる。
【0061】吊り上げ支持部300は、一端が上記ワイ
ヤ連結具213に固定され、他端が図示しない電動ウイ
ンチに接続されるワイヤ310と、各ワイヤを支持する
ための滑車320とで構成される。ワイヤ310は、3
系統にまとめられ、それぞれ図示しない電動ウインチに
接続されて、巻き上げ、巻き下げされる。また、吊り上
げ支持部300は、上記した機材搬入搬出部230のシ
ールドクロス220を吊り上げおよび吊りさげすること
により、開閉するためのワイヤ340および滑車350
をさらに有する。これらのワイヤ340は、図示してい
ない手動ウインチに接続される。
【0062】なお、ワイヤ310が連結される電動ウイ
ンチは、この電磁遮蔽構造体を組み立てる際に、主とし
て用いられ、組立て後は、一定の張力で、ワイヤを保持
しているだけでよい。従って、ワイヤ310は、組立て
後は、ウインチから外して、固定するようにしてもよ
い。
【0063】また、本実施例は、高さがおよそ8m、長
手方向長さがおよそ17m、幅方向長さが11mの天幕
部200を構成する例である。このため、組立ての容易
さおよび柱の強度の補強のため、複数本のワイヤ310
で、天幕部200を吊り上げている。しかし、小型の天
幕部の場合には、このような吊り上げを要しない。従っ
て、吊り上げ支持部300を省略することができる。
【0064】ここで、シールドクロス220のフレーム
部材への固定方法について、図9および図10を参照し
て説明する。図9および図10において、フレーム材で
ある柱211に、予めねじ孔211aを設けて置く。こ
のねじ孔211aは、使用するシールドクロス220に
設けられている取付け金具222と一致するように配置
される。また、シールドクロス220上に、電磁波が漏
れないように密着固定するためのチャネル材211c
を、取付け金具222の列を跨ぐように配置する。この
チャネル材211cには、その配列が取付け金具222
の列と対応する貫通孔211dの列が設けてある。シー
ルドクロス220の柱211への固定は、シールドクロ
ス220の周縁部を、取付け金具220とねじ孔とが合
うようにして柱211におき、その上から、チャネル材
211cをおいて、ボルト211bを、貫通孔211d
および取付け金具222を経て、ねじ孔211aにねじ
込むことにより、行える。
【0065】このような固定構造によれば、チャネル材
211cにより、シールドクロス220の周縁部221
が押圧されて固定されるので、シールドクロス220と
柱材211との電気的密着性が向上する。なお、チャネ
ル材211cを用いることによる他の効果は、取付け金
具222が、チャネル材221cの溝内に収容されるの
で、その凹凸が、シールドクロス220を柱211に密
着させる際の障害とならないことにある。
【0066】このように、本実施例の電磁遮蔽材によ
り、電磁遮蔽空間を構成すると、通気性がよいので、空
調、通風装置を特別に必要としない。また、光が透過し
やすいので、照明を内部に設けなくともよい。さらに、
可撓性のあるシールドクロスを用いているので、搬送お
よび保存が容易である。そして、本実施例で用いられて
いるシールドクロスは、シート状遮蔽を2枚重ねたもの
であるので、上記したように、メッシュ材でありなが
ら、金属板1枚の場合と同等以上の優れた遮蔽性能が実
現できる。なお、メッシュ材の枚数をさらに増加させれ
ば、さらに優れた遮蔽性能が期待できる。
【0067】上記実施例の電磁遮蔽構造体では、2枚の
シート状遮蔽材を予め拘束状態としたものを用いてい
る。本発明は、これに限定されない。例えば、電磁遮蔽
構造体の施工時に、2枚のシート状遮蔽材を重ねて、チ
ャネル材211cにより密着固定するようにしてもよ
い。なお、この場合、各シート状遮蔽材に、それぞれ取
付け金具220を設けておくことが好ましい。
【0068】
【発明の効果】本発明によれば、通気性および可撓性が
あり、かつ、遮蔽性能が優れた電磁遮蔽材が実現でき
る。また、金属板を用いたシールドルームと同等の遮蔽
性能を持つ、通気性のよい電磁遮蔽構造体が実現でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電磁遮蔽材の第1実施例の構成を示す
拡大平面図。
【図2】上記第1実施例の構成を示す拡大断面図。
【図3】第1実施例で用いられるメッシュ材の電磁遮蔽
性能を示すグラフ。
【図4】第1実施例で用いられるメッシュよりメッシュ
間隔の小さいメッシュ材の電磁遮蔽性能を示すグラフ。
【図5】本発明の電磁遮蔽材の第2実施例の構成を示す
拡大斜視図。
【図6】上記第2実施例の構成を示す拡大断面図。
【図7】本発明の電磁遮蔽材が用いられる電磁遮蔽構造
体の一例を示す斜視図。
【図8】本発明の電磁遮蔽材の一例の全体を示す斜視
図。
【図9】電磁遮蔽構造体を構成する際の、電磁遮蔽材と
フレーム材との固定構造を示す斜視図。
【図10】電磁遮蔽構造体を構成する際の、電磁遮蔽材
とフレーム材との固定構造を示す断面図。
【図11】本発明の電磁遮蔽材に用いることができる電
磁波遮蔽用織布の一例を示す部分拡大図。
【符号の説明】
10(10a、10b)…メッシュ材、11(11a、
11b)…経線材、12(12a、12b)…緯線材、
20(20a、20b)…導電性不織布、30…縫製
糸、100…床部、200…天幕部、300…吊り上げ
支持部。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも2枚のシート状遮蔽材を有し、 各シート状遮蔽材は、それぞれが通気するための透孔を
    有すると共に、導電性を有し、かつ、 各シート状遮蔽材は、実質的に重ねられた状態にあり、
    かつ、互いに分離しないように拘束されていることを特
    徴とする電磁遮蔽材。
  2. 【請求項2】請求項1において、各シート状遮蔽材は、
    各シートが重なり得る範囲内の複数箇所で、互いに連結
    されて拘束されている電磁遮蔽材。
  3. 【請求項3】請求項2において、各シート状遮蔽材の拘
    束箇所は、各シート状遮蔽材の周縁部である電磁遮蔽
    材。
  4. 【請求項4】請求項3において、各シート状遮蔽材の拘
    束は、少なくとも周縁部において、各シート状遮蔽材を
    縫い合わせることにより行われる電磁遮蔽材。
  5. 【請求項5】請求項4において、それ自身を他の部材に
    固定するために用いられる取付け金具を複数個さらに有
    し、 これらの取付け金具は、前記周縁部に少なくとも配置さ
    れる電磁遮蔽材。
  6. 【請求項6】請求項1において、上記シート状遮蔽材の
    うち少なくとも1枚は、導電性を有する線材で構成され
    るメッシュ材である電磁遮蔽材。
  7. 【請求項7】請求項6において、上記シート状遮蔽材の
    うち少なくとも1枚は、導電性を有する不織布で構成さ
    れる電磁遮蔽材。
  8. 【請求項8】請求項7において、上記シート状遮蔽材の
    うち少なくとも1枚は、導電性を有する線材で構成され
    るメッシュ材であり、他の少なくとも1枚は、導電性を
    有する不織布である電磁遮蔽材。
  9. 【請求項9】請求項7または8において、導電性を有す
    る不織布は、金属皮膜をコーティングした不織布である
    電磁遮蔽材。
  10. 【請求項10】請求項1、6、7、8または9におい
    て、縫製糸をさらに有し、 少なくとも2枚のシート状遮蔽材は、縫製糸で縫い合わ
    されるものである電磁遮蔽材。
  11. 【請求項11】請求項1、6、7、8または9におい
    て、 少なくとも2枚のシート状遮蔽材は、複数箇所において
    縫い合わされ、かつ、 それ自身を他の部材に固定するために用いられる取付け
    金具を複数個さらに有し、 これらの取付け金具は、前記周縁部に少なくとも配置さ
    れることを特徴とする電磁遮蔽材。
  12. 【請求項12】重ねられて配置される少なくとも2枚の
    シート状遮蔽材と、これらのシート状遮蔽材を縫いあわ
    せる縫製糸とを有し、 少なくとも2枚のシート状遮蔽材は、 それぞれが通気するための透孔を有すると共に、導電性
    を有するものであり、 複数箇所において、縫製され、かつ、 それ自身を他の部材と連結するために用いられる取付け
    金具を複数個さらに有し、 これらの取付け金具は、前記周縁部に少なくとも配置さ
    れることを特徴とする電磁遮蔽材。
  13. 【請求項13】遮蔽すべき空間を囲む遮蔽面の少なくと
    も一部に、シート状の電磁遮蔽材を用いて、電磁遮蔽空
    間を構成する方法において、 シート状の電磁遮蔽材として、それぞれが、通気するた
    めの透孔を有すると共に導電性を有する少なくとも2枚
    のシート状電磁遮蔽材を用い、 少なくとも2枚のシート状電磁遮蔽材を、重ねあわせた
    状態で、それを取り付けるべき遮蔽面に配置して、それ
    らの周縁部を導体部材で固定することを特徴とする電磁
    遮蔽空間の構成方法。
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