JPH07175114A - カメラのフィルム給送装置 - Google Patents

カメラのフィルム給送装置

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JPH07175114A
JPH07175114A JP5318459A JP31845993A JPH07175114A JP H07175114 A JPH07175114 A JP H07175114A JP 5318459 A JP5318459 A JP 5318459A JP 31845993 A JP31845993 A JP 31845993A JP H07175114 A JPH07175114 A JP H07175114A
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Japan
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film
spool
motor
take
gear
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JP5318459A
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English (en)
Inventor
Katsuhiko Tsunefuji
克彦 恒藤
Takashi Watanabe
貴志 渡辺
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B17/00Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
    • G03B17/42Interlocking between shutter operation and advance of film or change of plate or cut-film
    • G03B17/425Interlocking between shutter operation and advance of film or change of plate or cut-film motor drive cameras

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、モータを正逆回転させることによ
ってフィルムパトローネ内のスプール軸を回転させ、フ
ィルムパトローネ内に収納されたフィルムの送り出し、
およびフィルムの巻上げまたは巻戻し動作を、簡単な構
成で円滑に行えるようにしたカメラのフィルム給送装置
を提供する。 【構成】 フィルムの送り出しおよび巻取りのための出
力を発生するモータと、該モータからの出力を伝達する
モータ軸1aと、該モータ軸の出力をフィルムパトロー
ネ内のスプール軸に伝達する差動歯車機構である遊星歯
車機構30および伝達機構である遊星クラッチ機構31
とを具備し、巻取りスプール12に巻回されたフィルム
によってパトローネ内のスプール軸が駆動される際に、
差動歯車機構の差動動作がモータ軸の増速回転を防止す
るようにしたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、カメラのフィルム給
送装置、詳しくはフィルム先端部がパトローネ内部に収
納されたフィルムパトローネを装填するカメラのフィル
ム給送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、フィルムの先端部がフィルムパト
ローネ内部に収納されていて、カメラへのフィルム装填
時にフィルムパトローネ内からフィルム先端部の初期送
り出しが行われるフィルムパトローネが考案されてい
る。そして、このようなフィルムパトローネを装填して
使用するカメラにおいて、該フィルムパトローネ内に設
けられたスプール軸を駆動モータの駆動力によって正逆
回転させることにより、フィルムパトローネ内に収納さ
れて、スプール軸に巻き付けられたフィルムをフィルム
パトローネの外方へ送り出す動作、およびフィルムの巻
上げまたは巻戻し動作を行わせるカメラのフィルム給送
装置について、従来より種々の提案がなされている。
【0003】例えば、特開昭57−96321号公報に
開示されているカメラのフィルム給送装置は、フィルム
パトローネ内のスプール軸をフィルムを送り出す方向に
回転させて安定したフィルム給送を行うために、フィル
ムパトローネ内のスプール軸側の駆動部とフィルム巻取
りスプール側の駆動部の2個所にワンウエイクラッチを
配置して、フィルムの巻上げまたは巻戻し動作を行うよ
うにしたものである。
【0004】また、特開平2−67534号公報で開示
されているカメラのフィルム給送機構では、フィルムパ
トローネ内のフィルム供給スプールと係合するフォーク
部を有する係合軸と、フィルム巻取用スプールを同時に
駆動するようにし、フィルムの送り出し動作後、フィル
ム巻取用スプールによるフィルムの巻き取りが開始され
たことによって生ずるフィルム送り出し動作とフィルム
巻取り動作との間の周速差を、フォーク部側に設けられ
たワンウエイクラッチで吸収し、フィルム巻戻し動作時
には、このワンウエイクラッチを介さず、パトローネ内
のフィルム供給スプールと係合するフォーク部にギヤー
列を介して回転駆動力を伝達するようにしたものであ
る。上述の周速差は、フィルム巻取スプールの径、パト
ローネ内のスプールの径、フィルム巻取駆動系の減速
比、フィルム送出駆動系の減速比等によって決定される
ものであるが、フィルム巻取り速度を速くして秒間撮影
コマ数を多くし、またフィルムの初期送り出しを確実に
行うために、フィルム巻取り速度をフィルム送り出し速
度よりも速くなるように設定されている。
【0005】さらに、特開平2−67535号公報で開
示されているカメラのフィルム給送装置は、2つのワン
ウエイクラッチと遊星歯車列による駆動力伝達の切換手
段を持ち、駆動モータの回転方向によってパトローネ軸
への駆動力の伝達を切り換えてフィルムの送り出し、巻
上げまたは巻戻しを行うようにしたものである。これ
は、巻戻し側の減速比を、巻取り側の減速比より大きく
したもので、これによりワンウエイクラッチがフィルム
巻取りスプールへの巻戻し側の回転を伝達しないように
なっている。そして、フィルムの送り出しを行う歯車列
の減速比を、巻取り側の減速比より大きくしたため、フ
ィルムが送り出され、続いて巻取りスプールにフィルム
が巻き付いた時には、巻取りスプールの回転スピードが
速いため、送り出し側の伝達を行っていたワンウエイク
ラッチがフリーとなるように構成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記特開昭
57−96321号公報で開示されている手段では、ワ
ンウエイクラッチを用いているため、クラッチが作用し
ている際に駆動力を伝達することが困難となり、フィル
ムパトローネ内のスプール軸のフィルムが送り出され巻
上げられることによって、その巻径が小さくなり、フィ
ルムの引き出し抵抗が増大した場合には、フィルムの巻
上げ動作が円滑に行われる効果が少ないという問題点が
ある。
【0007】また、上記特開平2−67534号公報に
よって開示されている手段は、フォーク部に駆動用モー
ターの回転力を伝達するためのギヤー列が、フィルム送
り出し用とフィルム巻戻し用の2系統の伝達経路を必要
とするため機構が複雑になってしまうという欠点があっ
て、部品点数も多くなるので、このフィルム給送機構自
体の専有スペースも大きくなってしまうという問題点が
ある。
【0008】さらに、特開平2−67535号公報で開
示されている手段は、各々の減速機構の減速比の大小が
設計上の制約になっているため、フィルム巻戻し機構と
フィルム送り出し機構の減速比を同じにして、歯車数を
減らし機構全体を小型化しようとしても構成することが
できないという問題点がある。
【0009】なお、上記特開平2−67534号公報お
よび上記特開平2−67535号公報に開示されている
手段は、上記特開昭57−96321号公報に開示され
る手段と同様にワンウエイクラッチを用いているため
に、フィルム巻上げが円滑に行われないという同様の問
題点もある。
【0010】本発明の目的は、モータを正逆回転させる
ことによってフィルムパトローネ内のスプール軸を回転
させ、フィルムパトローネ内に収納されたフィルムの送
り出し、およびフィルムの巻上げまたは巻戻し動作を行
わせるカメラの給送装置において、フィルムの巻上げ動
作時とフィルムの巻戻し動作時に生じる周速差を吸収す
るようにして、フィルムの送り出し、巻上げおよび巻戻
し動作を円滑に行うことができるカメラのフィルム給送
装置を提供するにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明によるカメラのフ
ィルム給送装置は、フィルム送り出し速度よりも巻取り
スプールにフィルムを巻取る速度の方が大きく設定され
たカメラのフィルム給送装置において、フィルムの送り
出しおよび巻戻しのための出力を発生するモータと、上
記モータからの出力を伝達するモータ軸と、上記モータ
軸の出力を上記フィルムパトローネ内のスプール軸に伝
達する差動歯車機構とを具備し、上記巻取りスプールに
巻回されたフィルムによって上記フィルムパトローネ内
のスプール軸が駆動される際に、上記差動歯車機構の差
動動作が上記モータ軸の増速回転を防止するようにした
ことを特徴とし、また、フィルム送り出し速度よりも巻
取りスプールにフィルムを巻取る速度の方が大きく設定
されたカメラのフィルム給送装置において、正逆回転可
能な1つのモータと、上記モータからの出力を、上記フ
ィルムパトローネ内のスプール軸とフィルムを巻取る巻
取りスプールとに伝達可能な差動歯車機構とを具備し、
上記巻取りスプールに巻回されたフィルムによって上記
フィルムパトローネ内のスプール軸が駆動される際に、
上記差動歯車機構の差動動作が上記モータ軸の増速回転
を防止するようにしたことを特徴とする。
【0012】そして、フィルム送り出し速度よりも巻取
りスプールにフィルムを巻取る速度の方が大きく設定さ
れたカメラのフィルム給送装置において、フィルムを巻
取る巻取りスプールと上記フィルムパトローネ内のスプ
ール軸とに、モータの出力を伝達する遊星歯車機構およ
びインターナル歯車とを有する差動歯車機構と、上記遊
星歯車機構に設けられた遊星歯車の一方向の公転を阻止
して上記インターナル歯車に伝達された駆動力を上記フ
ィルムパトローネ内のスプール軸に伝達する公転阻止手
段とを具備し、上記巻取りスプールに巻回されたフィル
ムによって上記フィルムパトローネ内のスプール軸が駆
動される際に、上記遊星歯車が上記公転阻止手段の阻止
を解除して上記インターナル歯車の周りを公転すること
により上記モータ軸の増速回転を防止するようにしたこ
とを特徴とする。
【0013】
【作用】モータを正逆回転させて、フィルムパトローネ
内よりフィルムを送り出すと共に、該フィルムを巻取り
スプールに巻上げることによって、フィルムパトローネ
内のスプール軸が駆動される際に、差動歯車機構の差動
動作がモータ軸の増速回転を防止するようにし、また、
遊星歯車が公転阻止手段の阻止を解除してインターナル
歯車の周りを公転することによりモータ軸の増速回転を
防止する。
【0014】
【実施例】以下、図示の実施例によって本発明を説明す
る。図1は、本発明の一実施例を示すカメラのフィルム
給送装置の斜視図であり、図2は、上記図1のフィルム
給送装置を上面側から見た平面図を示している。
【0015】図1に示すように、巻取りスプール12は
円筒形状のケースによって形成されており、その外周面
上の上部側にはスプール爪12aが配設されている。こ
のスプール爪12aは、後述するように、フィルムパト
ローネ内から送出されるフィルム先端部のパーフォレー
ションと係合して、該フィルムを巻取りスプール12の
外周面上に巻き取るために設けられている。また、上記
巻取りスプール12の円筒状ケースの内部にはモータが
内蔵されており、その出力軸であるモータ軸1aは、上
記巻取りスプール12内から下方に向けて突出して配設
され、その先端部にモータギアー1が固着されている。
該モータギアー1は、二段ギアー2の下側の大ギアーと
噛合しており、該二段ギアー2の上側の小ギアーと平歯
車3,4を介して差動歯車機構である遊星歯車機構30
の第1の太陽ギアー5と連結されている。
【0016】この遊星歯車機構30は、モータの駆動力
を上記巻取りスプール12へと伝達するギアー列方向
と、フィルムパトローネ内に配設されているスプール軸
(図示せず)と係合してフィルムを送り出し、巻上げお
よび巻戻すために設けられたフォーク部20aへと伝達
するギアー列方向とに、それぞれ伝達するために設けら
れたものである。
【0017】そして、この遊星歯車機構30は、第1の
キャリアー7の一端に軸支されていて、その中心軸上に
回転自在に軸支される筒状体の上記第1の太陽ギアー5
と、第1のキャリアー7の他端に固植されたキャリアー
軸7aに回転自在に軸支されている第1の遊星ギアー6
および該第1の遊星ギアー6とその内周面で噛合し、外
周面にも歯形部を有するインターナル歯車13とから構
成されている。
【0018】一方、上記第1の太陽ギアー5は、第2の
太陽ギアー8、第2の遊星ギアー9および第2のキャリ
アー10によって構成される遊星クラッチ機構31に駆
動力を伝達するようになっている。この遊星クラッチ機
構31は、二段ギアー11を介して、上記巻取りスプー
ル12の下部に配設され、該巻取りスプール12と一体
的に回転するスプールギアー12bへの駆動力の伝達お
よび切り離しを行うようにしたクラッチ機能を有してい
る。
【0019】また、上記第2のキャリアー10の上記第
2の太陽ギアー8が配設されている側の一端側に設けら
れた、立ち曲げ部10aは、上記第1の遊星ギアー6が
反時計方向に公転運動を行う際に、該第1の遊星ギアー
6を軸支しているキャリアー軸7aの先端部と係合し
て、上記遊星ギアー6の一定間隔以上の反時計方向の公
転を阻止するストッパーの機能を有している。
【0020】さらに、上記遊星歯車機構30の外周側に
隣ってレバー21が配設されている。このレバー21
は、その中程の位置を支点として、カメラ本体(図示せ
ず)に回動自在に軸支されており、その一端部はカメラ
本体に固着された圧縮バネ22の付勢力によって、カメ
ラ本体の一部に当接されている。また、該レバー21の
他端は鉤状に形成されており、この鉤状部によって上記
第1の遊星ギアー6が時計方向に公転運動を行う際に、
該第1の遊星ギアー6を軸支しているキャリアー軸7a
の先端部と係合して、上記遊星ギアー6の一定間隔以上
の時計方向の公転を係止するワンウエイストッパーの機
能を有している。
【0021】このように、上記遊星歯車機構30の第1
の遊星ギアー6の公転は、遊星クラッチ機構31のキャ
リアー10の立ち曲げ部10aと、ワンウエイストッパ
ーである上記レバー21によって、一定間隔以上の阻止
が行われており、これと同時に、インターナル歯車13
の回転方向をも切り換えることができるようになってい
る。
【0022】そして、上記インターナル歯車13の外周
面に設けられた歯形部を介して伝達される駆動力は、各
ギアー14,15,16,17,18,19のギアー列
を介して、フォークギアー20に伝達され、該フォーク
ギアー20と一体的に回転するフォーク部20aを回転
駆動させるようになっている。従って、該フォーク部2
0aが回転駆動されることにより、これと係合している
フィルムパトローネ内のスプール軸(図示せず)が回転
して、該パトローネ内のフィルムを送り出し、巻上げお
よび巻戻すようになっている。
【0023】このように構成された、上記一実施例のカ
メラのフィルム給送装置について、その作用を図3〜図
6によって以下に説明する。図3は、上記一実施例のカ
メラのフィルム給送装置における差動歯車機構の要部拡
大図であって、フィルムパトローネ内のフィルムを送り
出す際の動作を示している。
【0024】まず、上記巻取りスプール12に内蔵され
ているモータを時計方向に回転させると、その駆動力は
モータ軸1aおよびギアー列1,2,3,4を介して、
図3に示すように、第1の太陽ギアー5を時計方向に回
転させる。すると、遊星クラッチ機構31の第2の太陽
ギアー8は第2のキャリアー10と共に反時計方向に回
転し、第2の遊星ギアー9が二段ギアー11の大ギアー
と噛合すると共に、該ギアー11の小ギアーがスプール
ギアー12bと噛合することによって、巻取りスプール
12はフィルムの巻上げ方向、即ち、時計方向に回転す
ることとなる。
【0025】一方、上記遊星歯車機構30の第1の遊星
ギアー6および第1のキャリアー7は、上記第1の太陽
ギアー5の時計方向の回転によって、上記レバー21に
係止されるまで時計方向に公転する。そして、このレバ
ー21の先端に設けられた鉤状部にキャリアー軸7aが
係合することにより、上記第1の遊星ギアー6の公転が
係止される。すると、第1の遊星ギアー6の反時計方向
への自転力が、これと内周側で噛合しているインターナ
ル歯車13を反時計方向に回転させると同時に、該イン
ターナル歯車13の外周面の歯形部は、各ギアー14,
15,16,17,18,19,20のギアー列を介し
て、フォーク部20aをフィルムの送り出し方向、即
ち、時計方向に回転させることとなる。
【0026】従って、モータの回転駆動力は、一方で、
巻取りスプール12を巻上げ方向に空転させながら、他
方で、フォーク部20aを回転させて、これと係合して
いるフィルムパトローネ内のスプール軸をフィルムの送
り出し方向に回転させることで、該パトローネ内のフィ
ルムを巻取りスプール12の方向に送り出す。
【0027】図4および図5は、上記一実施例のカメラ
のフィルム給送装置における差動歯車機構の要部拡大図
であって、フィルムパトローネ内のフィルムを巻取りス
プールへ巻上げる際の動作を示している。
【0028】上述のように、フィルムパトローネ内から
送り出されたフィルムは、上記巻取りスプール12の外
周面上に到達し、該フィルムのパーフォレーションが、
上記巻取りスプール12の外周面上に配設されたスプー
ル爪12aと係合した後、該フィルムが巻取りスプール
12に巻回されてフィルムの巻取りスプール12への巻
上げが行われる。
【0029】図4、図5に示すように、フィルムの巻上
げ動作においても、上述のフィルムの送り出し動作時と
同様に、巻取りスプール12に内蔵されているモータは
時計方向に回転を続けるので、各ギアーの動作も、上記
図3と同様の回転方向に回転し、また、同様に動作する
ことになる。
【0030】このフィルムの巻上げ動作時においては、
フィルムの巻上げと同時に、フィルムの送出動作も行っ
ているので、上記巻取りスプール12の周速度が送り出
しに連動するフィルムパトローネ内のスプール軸の周速
度よりも、常に速く回転していなければ、フィルムが巻
上げられる際に、巻取りスプール12側に充分に巻き取
られずに、パトローネ内のスプール軸側から送り出され
たフィルムがカメラの内部でたるんでしまうことにな
る。従って、送り出し側(または巻き戻し側)のギアー
列の減速比は、巻上げ側のギアー列の減速比よりも大き
くなっており、フィルムを巻上げる際には周速差が生
じ、巻取りスプール12によって巻上げられるフィルム
によってフィルムパトローネ内のスプール軸を駆動する
ようになり、該スプール軸と係合するフォーク部20a
に連結されているギアー列(各ギアー14〜20)のフ
ィルム送り出し(巻上げ)方向の回転数は、モータによ
って駆動される送り出し(巻上げ)駆動の回転数よりも
速く回転することとなる。
【0031】従って、上記インターナル歯車13の反時
計方向(図4、図5中矢印方向)への回転の周速度も速
くなるために、レバー21によって係止されている第1
の遊星ギアー6の公転は、反時計方向にさらに公転力を
強めることになる。このときの第1の遊星ギアー6の公
転動作は、レバー21を圧縮バネ22の付勢力に抗して
回転させることとなる。つまり、上記遊星ギアー6の公
転方向は、レバー21自体がカメラ本体によって係止さ
れている方向とは逆方向に作用することとなるので、該
レバー21は上記第1の遊星ギアー6を軸支しているキ
ャリアー軸7aに押され、付勢バネ22の付勢力に抗し
て反時計方向に回転する。すると、キャリアー軸7aが
レバー21の先端の鉤状部を乗り越えることとなる(図
4参照)。なお、このような上記遊星ギアー6の公転動
作は、フィルム巻上げ側のギアー列には、なんらの影響
を与えることもないので、フィルムの巻上げは円滑に行
われることとなる(図5参照)。
【0032】図6は、上記一実施例のカメラのフィルム
給送装置における差動歯車機構の要部拡大図であって、
巻取りスプールに巻き取られたフィルムをフィルムパト
ローネ内に巻戻す際の動作を示している。
【0033】巻取りスプール12に巻き取られているフ
ィルムをフィルムパトローネ内に巻き戻すには、巻取り
スプール12に内蔵されているモータを、反時計方向に
回転させる。すると、その駆動力はモータ軸1aおよび
ギアー列1,2,3,4を介して、図6に示すように、
遊星歯車機構30の第1の太陽ギアー5を反時計方向に
回転させるので、これと噛合している遊星クラッチ機構
31の第2の太陽ギアー8は、第2のキャリアー10と
共に時計方向に回転し、第2の遊星ギアー9と二段ギア
ー11の大ギアーとの間の噛合が切り離される。従っ
て、スプールギアー12bおよび巻取りスプール12
は、ギアー列から切り離されて駆動力が伝達されないフ
リー状態となる。
【0034】一方、上記第1の太陽ギアー5の反時計方
向の回転によって、これと噛合している第1の遊星ギア
ー6が反時計方向に公転をはじめる。そして、該遊星ギ
アー6を軸支しているキャリアー軸7aが第2のキャリ
アー10の立ち曲げ部10aに当接し、該遊星ギアー6
の公転動作は阻止される。このとき、第1の遊星ギアー
6の時計方向への自転は続けられているので、該遊星ギ
アー6と内周面で噛合しているインターナル歯車13が
時計方向に回転する。これと同時に、該インターナル歯
車13は、その外周面において二段ギアー14と噛合し
ており、その駆動力は各ギアー15,16,17,1
8,19,20のギアー列を介して、フォーク部20a
に伝達され、これを反時計方向、即ち、フィルムの巻戻
し方向に回転させる。従って、該フォーク部20aと係
合しているフィルムパトローネ内のスプール軸はフィル
ムの巻戻し方向に回転され、上記巻取りスプール12に
巻き取られているフィルムを、フィルムパトローネ内に
巻戻すこととなる。
【0035】即ち、上述のように、上記巻取りスプール
12は、上記遊星クラッチ機構31によって、ギアー列
との噛合が解除されて、フリー状態となっているので、
モータの回転駆動力は、上記フォーク部20aによって
回転されるスプール軸をフィルムの巻戻し方向に円滑に
回転させることとなる。
【0036】以上説明したように、この一実施例によれ
ば、差動歯車機構である遊星歯車機構30と遊星クラッ
チ機構31とを利用することにより、巻取りスプール1
2内に内蔵されたモータを正逆回転させるだけで、フィ
ルムパトローネ内に収納されているフィルムを送り出
し、巻上げおよび巻戻しを円滑に行うことができ、フィ
ルムの巻上げの際には、巻取りスプール12とフィルム
パトローネ内のスプール軸との間に生ずる周速差をギア
ー列の減速によって調整し、円滑なフィルムの巻上げを
行うことができる。また、フィルム巻上げ時の、巻取り
スプール12(巻上げ側)とフォーク部20a(送出し
側)とを同時に駆動させるようにしたことで、より効率
のよいフィルムの巻上げを行うことができる。
【0037】さらに、遊星歯車機構30を巧みに利用し
て、装置の構成を簡単にしたことによって、カメラ内部
の省スペース化が可能となり、カメラの小型化に寄与す
ることができる。
【0038】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、モー
タを正逆回転させることによって、フィルムパトローネ
内のスプール軸を回転させ、フィルムパトローネ内に収
納されたフィルムを送り出し、カメラ本体内のフィルム
巻取りスプールにフィルムを巻上げ、およびフィルムパ
トローネ内にフィルムを巻戻すようにしたカメラのフィ
ルム給送装置において、遊星歯車機構および遊星クラッ
チ機構を巧みに利用することによって、フィルムの送出
し、巻上げおよび巻戻しを円滑に行うことができるよう
にしたカメラのフィルム給送装置を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すカメラのフィルム給送
装置の斜視図。
【図2】上記図1のフィルム給送装置の上面側から見た
平面図。
【図3】上記図1のフィルム給送装置における歯車機構
の要部拡大図であって、フィルムパトローネ内のフィル
ムを送り出す際の動作を示す図。
【図4】上記図1のフィルム給送装置における遊星歯車
機構の要部拡大図であって、フィルムパトローネ内のフ
ィルムを巻取りスプールへ巻上げる際の動作を示す図。
【図5】上記図1のフィルム給送装置における遊星歯車
機構の要部拡大図であって、フィルムパトローネ内のフ
ィルムを巻取りスプールへ巻上げる際の動作を示す図。
【図6】上記図1のフィルム給送装置における遊星歯車
機構の要部拡大図であって、巻取りスプールに巻き取ら
れたフィルムをフィルムパトローネ内に巻戻す際の動作
を示す図。
【符号の説明】
1…………モータギアー 1a………モータ軸 5…………第1の太陽ギアー(遊星歯車機構) 6…………第1の遊星ギアー(遊星歯車機構) 7…………第1のキャリアー(遊星歯車機構) 8…………第2の太陽ギアー(遊星クラッチ機構) 9…………第2の遊星ギアー(遊星クラッチ機構) 10………第2のキャリアー(遊星クラッチ機構) 10a……立ち曲げ部(ストッパー) 12………巻取りスプール 12a……スプール爪 12b……スプールギアー 13………インターナル歯車 20………フォークギアー 20a……フォーク部 21………レバー(ワンウエイストッパー) 22………圧縮バネ 30………遊星歯車機構 31………遊星クラッチ機構
【手続補正書】
【提出日】平成6年3月14日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明によるカメラのフ
ィルム給送装置は、フィルム送り出し速度よりも巻取り
スプールにフィルムを巻取る速度の方が大きく設定され
たカメラのフィルム給送装置において、フィルムの送り
出しおよび巻取りのための出力を発生するモータと、上
記モータからの出力を伝達するモータ軸と、上記モータ
軸の出力を上記フィルムパトローネ内のスプール軸に伝
達する差動歯車機構とを具備し、上記巻取りスプールに
巻回されたフィルムによって上記フィルムパトローネ内
のスプール軸が駆動される際に、上記差動歯車機構の差
動動作が上記モータ軸の増速回転を防止するようにした
ことを特徴とし、また、フィルム送り出し速度よりも巻
取りスプールにフィルムを巻取る速度の方が大きく設定
されたカメラのフィルム給送装置において、フィルムの
送り出しと巻取りを行う1つのモータと、上記モータの
出力を上記フィルムを巻取る巻取りスプールに伝達する
伝達機構と、上記モータの出力をフィルムパトローネ内
のスプール軸に伝達する差動歯車機構とを具備し、上記
巻取りスプールに巻回されたフィルムによって上記フィ
ルムパトローネ内のスプール軸が駆動される際に、上記
差動歯車機構の差動動作が上記モータ軸の増速回転を防
止するようにしたことを特徴とする。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】そして、フィルム送り出し速度よりも巻取
りスプールにフィルムを巻取る速度の方が大きく設定さ
れたカメラのフィルム給送装置において、モータの出力
を上記フィルムを巻取る巻取りスプールに伝達する伝達
機構と、モータの出力をインターナル歯車を介してフィ
ルムパトローネ内のスプール軸に伝達する遊星歯車機構
と、上記遊星歯車機構に設けられた遊星歯車の一方向の
公転を阻止して上記インターナル歯車に伝達された駆動
力を上記フィルムパトローネ内のスプール軸に伝達する
公転阻止手段とを具備し、上記巻取りスプールに巻回さ
れたフィルムによって上記フィルムパトローネ内のスプ
ール軸が駆動される際に、上記遊星歯車が上記公転阻止
手段の阻止方向と逆方向に上記インターナル歯車の周り
を公転することにより上記モータ軸の増速回転を防止す
るようにしたことを特徴とする。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】
【作用】モータを正逆回転させて、フィルムパトローネ
内よりフィルムを送り出すと共に、該フィルムを巻取り
スプールに巻取ることによって、フィルムパトローネ内
のスプール軸が駆動される際に、差動歯車機構の差動動
作がモータ軸の増速回転を防止する。また、遊星歯車が
公転阻止手段の阻止方向と逆方向にインターナル歯車の
周りを公転することによりモータ軸の増速回転を防止す
る。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】この遊星歯車機構30は、モータの出力を
上記巻取りスプール12へと伝達する伝達機構である遊
星クラッチ機構31を有するギアー列方向と、フィルム
パトローネ内に配設されているスプール軸(図示せず)
と係合してフィルムを送り出し、巻上げおよび巻戻すた
めに設けられたフォーク部20aへと伝達するギアー列
方向とに、それぞれ伝達するために設けられたものであ
る。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】一方、上記第1の太陽ギアー5は、第2の
太陽ギアー8、第2の遊星ギアー9および第2のキャリ
アー10によって構成される上記伝達機構である遊星ク
ラッチ機構31に駆動力を伝達するようになっている。
この遊星クラッチ機構31は、二段ギアー11を介し
て、上記巻取りスプール12の下部に配設され、該巻取
りスプール12と一体的に回転するスプールギアー12
bへの駆動力の伝達および切り離しを行うようにしたク
ラッチ機能を有している。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】さらに、上記遊星歯車機構30の外周側に
隣ってレバー21が配設されている。このレバー21
は、その中程の位置を支点として、カメラ本体(図示せ
ず)に回動自在に軸支されており、その一端部はカメラ
本体に固着された圧縮バネ22の付勢力によって、カメ
ラ本体の一部に当接されている。また、該レバー21の
他端は鉤状に形成されており、この鉤状部によって上記
第1の遊星ギアー6が時計方向に公転運動を行う際に、
該第1の遊星ギアー6を軸支しているキャリアー軸7a
の先端部と係合して、上記遊星ギアー6の一定間隔以上
の時計方向の公転を阻止する公転阻止手段であるワンウ
エイストッパーの機能を有している。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】このように、上記遊星歯車機構30の第1
の遊星ギアー6の公転は、遊星クラッチ機構31のキャ
リアー10の立ち曲げ部10aと、公転阻止手段であり
ンウエイストッパーである上記レバー21によって、
一定間隔以上の阻止が行われており、これと同時に、イ
ンターナル歯車13の回転方向をも切り換えることがで
きるようになっている。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0036
【補正方法】変更
【補正内容】
【0036】以上説明したように、この一実施例によれ
ば、差動歯車機構である遊星歯車機構30と伝達機構で
ある遊星クラッチ機構31とを利用することにより、巻
取りスプール12内に内蔵されたモータを正逆回転させ
るだけで、フィルムパトローネ内に収納されているフィ
ルムを送り出し、巻上げおよび巻戻しを円滑に行うこと
ができ、フィルムの巻上げの際には、巻取りスプール1
2とフィルムパトローネ内のスプール軸との間に生ずる
周速差をギアー列の減速によって調整し、円滑なフィル
ムの巻上げを行うことができる。また、フィルム巻上げ
時の、巻取りスプール12(巻上げ側)とフォーク部2
0a(送出し側)とを同時に駆動させるようにしたこと
で、より効率のよいフィルムの巻上げを行うことができ
る。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】上記図1のフィルム給送装置における遊星歯
機構の要部拡大図であって、フィルムパトローネ内のフ
ィルムを送り出す際の動作を示す図。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】符号の説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【符号の説明】 1…………モータギアー 1a………モータ軸 5…………第1の太陽ギアー(差動歯車機構、遊星歯車
機構) 6…………第1の遊星ギアー(差動歯車機構、遊星歯車
機構) 7…………第1のキャリアー(差動歯車機構、遊星歯車
機構) 8…………第2の太陽ギアー(伝達機構、遊星クラッチ
機構) 9…………第2の遊星ギアー(伝達機構、遊星クラッチ
機構) 10………第2のキャリアー(伝達機構、遊星クラッチ
機構) 10a……立ち曲げ部(ストッパー) 12………巻取りスプール 12a……スプール爪 12b……スプールギアー 13………インターナル歯車 20………フォークギアー 20a……フォーク部 21………レバー(公転阻止手段、ワンウエイストッパ
ー) 22………圧縮バネ 30………遊星歯車機構(差動歯車機構) 31………遊星クラッチ機構(伝達機構)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルム送り出し速度よりも巻取りス
    プールにフィルムを巻取る速度の方が大きく設定された
    カメラのフィルム給送装置において、 フィルムの送り出しおよび巻戻しのための出力を発生す
    るモータと、 上記モータからの出力を伝達するモータ軸と、 上記モータ軸の出力を上記フィルムパトローネ内のスプ
    ール軸に伝達する差動歯車機構とを具備し、 上記巻取りスプールに巻回されたフィルムによって上記
    フィルムパトローネ内のスプール軸が駆動される際に、
    上記差動歯車機構の差動動作が上記モータ軸の増速回転
    を防止するようにしたことを特徴とするカメラのフィル
    ム給送装置。
  2. 【請求項2】 フィルム送り出し速度よりも巻取りス
    プールにフィルムを巻取る速度の方が大きく設定された
    カメラのフィルム給送装置において、 正逆回転可能な1つのモータと、 上記モータからの出力を、上記フィルムパトローネ内の
    スプール軸とフィルムを巻取る巻取りスプールとに伝達
    可能な差動歯車機構とを具備し、 上記巻取りスプールに巻回されたフィルムによって上記
    フィルムパトローネ内のスプール軸が駆動される際に、
    上記差動歯車機構の差動動作が上記モータ軸の増速回転
    を防止するようにしたことを特徴とするカメラのフィル
    ム給送装置。
  3. 【請求項3】 フィルム送り出し速度よりも巻取りス
    プールにフィルムを巻取る速度の方が大きく設定された
    カメラのフィルム給送装置において、 フィルムを巻取る巻取りスプールと上記フィルムパトロ
    ーネ内のスプール軸とに、モータの出力を伝達する遊星
    歯車機構およびインターナル歯車とを有する差動歯車機
    構と、 上記遊星歯車機構に設けられた遊星歯車の一方向の公転
    を阻止して上記インターナル歯車に伝達された駆動力を
    上記フィルムパトローネ内のスプール軸に伝達する公転
    阻止手段とを具備し、 上記巻取りスプールに巻回されたフィルムによって上記
    フィルムパトローネ内のスプール軸が駆動される際に、
    上記遊星歯車が上記公転阻止手段の阻止を解除して上記
    インターナル歯車の周りを公転することにより上記モー
    タ軸の増速回転を防止するようにしたことを特徴とする
    カメラのフィルム給送装置。
JP5318459A 1993-12-17 1993-12-17 カメラのフィルム給送装置 Withdrawn JPH07175114A (ja)

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