JPH07174928A - 光波長フィルタ - Google Patents

光波長フィルタ

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JPH07174928A
JPH07174928A JP3812894A JP3812894A JPH07174928A JP H07174928 A JPH07174928 A JP H07174928A JP 3812894 A JP3812894 A JP 3812894A JP 3812894 A JP3812894 A JP 3812894A JP H07174928 A JPH07174928 A JP H07174928A
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JP
Japan
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waveguides
optical wavelength
wavelength filter
waveguide
refractive index
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Application number
JP3812894A
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Inventor
Hideaki Okayama
秀彰 岡山
Kazunari Asabayashi
一成 浅林
Masao Kobayashi
正男 小林
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来に比べ多くの選択波長チャネル数を持つ
ことができかつ小型化が可能な光波長フィルタを提供す
ること。 【構成】 屈折率あるいは等価屈折率の異なる2本以上
の導波路13a,13bを有する方向性結合器13と、
前記2本以上の導波路13a,13bそれぞれに設けら
れた多波長でブラッグ反射するグレーティング19と、
前記2本以上の導波路13a,13b間の屈折率差ある
いは等価屈折率差及び各導波路の屈折率を制御するため
の電極15a,15bとを具える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、波長多重された複数
の光信号の中から、特定の波長の光を選択するための素
子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】波長多重された光信号の中から特定波長
λ0 の光信号を分離する素子(光波長フィルタ)の従来
例として、例えば文献I(IEEE Communic
ation Magazine(アイイーイーイー コ
ミュニケーション マガジン)1989年10月、p.
53〜63)に開示されているものがある。この文献I
に開示の光波長フィルタは、a:ファブリペロー型、
b:マッハツェンダ型、c:モード変換型及びd:ブラ
ッグ反射型の4種に分類される。光波長フィルタの透過
波長λ0 を設計基準波長λからλ+Δλまで変化させる
ことを考えれば、上記a、b及びdの型では波長変化量
Δλに関し次式(1)が成立し、またcの型では波長変
化量Δλに関し次式(2)が成立する。なお、λ0 =λ
+Δλと表せる。
【0003】Δλ/λ=Δn/n …(1) Δλ/λ=Δn/δn …(2) ただし、式中のΔnは光波長フィルタが備える導波路の
屈折率を電気的に変化させて得られる屈折率変化量、n
は光波長フィルタが備える導波路の屈折率、δnはモー
ド間屈折率差例えばTM及びTEモード間の屈折率差を
表す。
【0004】一般的には、設計基準波長λは光波長フィ
ルタ構成要素の形状、寸法、形成材料等から一義的に決
定され定数となる。しかしc型のなかでも音響光学効果
(AO効果)を利用したものは、光のモードを変換する
ためのグレーティングの周期を電気的に変化させること
ができるので、設計基準波長λを可変制御することがで
きる。従って、電気的に可変制御される屈折率変化量Δ
nに上限はあるものの、透過波長λ0 の可変範囲(チュ
ーニング幅)はcの型において最も広くなる。
【0005】また、上記a、b、c及びd型の各フィル
タにおける光透過率ピークの半値幅ΔλFWHMは、それぞ
れ次式(3)、(4)、(5)及び(6)で表せる。式
中のLは光波長フィルタの電極長、Rは光波長フィルタ
の入出射端面の反射率を表す。
【0006】 ΔλFWHM/λ={λ/(2・L・n)}・{λ/(π・R1/2 )} …(3) ΔλFWHM/λ=λ/(L・n) …(4) ΔλFWHM/λ=λ/(L・δn) …(5) ΔλFWHM/λ=λ/(2・L・n) …(6) 通常δn<<nであるので、(3)〜(6)式からも理解
できるようにa、b及びdの型での半値幅ΔλFWHMは非
常に狭くなるが、cの型での半値幅ΔλFWHMは非常に広
くなる。
【0007】ここで光波長フィルタの1チャネル当たり
の透過帯域幅を半値幅ΔλFWHMで表せば、チャネル数C
Hはaの型では次式(7)、b及びcの型では次式
(8)、またdの型では次式(9)のように表せる。式
中のΔnmax は変化可能な範囲で最大のΔnを表す。
【0008】 CH={(2・L・Δnmax )/λ}・{(π・R1/2 )/(1−R)} …(7) CH=(L・Δnmax )/λ …(8) CH=(2・L・Δnmax )/λ …(9) 但し、aの型の場合FSR(Free Spectral Range )の
制限を受けるので、素子単独では、CH=π・R1/2
(1−R)となる。
【0009】従ってΔnmax ≒0.01とすると、aの
型ではR≒0.9としてFSRの制限により数10チャ
ネル(FSRを無視すれば潜在的には80チャネル)と
なり、bの型ではL≒1cmとして80チャネル、cの
型ではL≒1mmとして8チャネル及びdの型ではL=
500μmとして8チャネルとなる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のa、b、dの型の光波長フィルタでは、1チャ
ネル当たりの透過帯域幅ΔλFWHMを狭くできてもチュー
ニング幅(透過波長λ0の可変範囲)を広くできないた
めチャネル数(=チューニング幅/1チャネル当たりの
透過帯域幅)を大きくできない。またcの型の光波長フ
ィルタでは、チューニング幅を広くできるが透過帯域幅
ΔλFWHMを狭くできないためチャネル数を増やせない。
【0011】チャネル数を増やすことを考えた場合、
a、b、dの型では素子長Lを長くすれば透過帯域幅Δ
λFWHMを狭くでき従ってチャネル数を増やせるが、透過
帯域幅ΔλFWHMが狭くなりすぎると光波長フィルタが扱
いにくくなり実用的でなくなる。またcの型では素子長
Lを極端に長くしないと(例えばL=1m)チャネル数
を増やせない。
【0012】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明の光波
長フィルタは、屈折率あるいは等価屈折率の異なる2本
以上の導波路を有する方向性結合器と、これら2本以上
の導波路それぞれに設けられた多波長でブラッグ反射す
るグレーティングと、これら2本以上の導波路間の屈折
率差あるいは等価屈折率差及び各導波路の屈折率を制御
するための電極とを具える。
【0013】
【作用】この発明の作用について、導波路が2本の場合
(第1および第2の導波路と称する。)を例にとり説明
する。
【0014】方向性結合器を構成する第1及び第2の導
波路の屈折率あるいは等価屈折率を違えてあるので、各
導波路で波長の分散が異なることとなる。そのため、あ
る特定の波長λi でのみ各導波路の伝搬定数が一致す
る。そして、外部から第1の導波路(または第2の導波
路)へ入力された光はこの波長λi でのみ第2の導波路
(または第1の導波路)に移る。ここで、屈折率制御用
電極は、上記波長λi を制御する働きを示す。ただし、
第1および第2の導波路の屈折率差を違えてあるのでそ
うしない場合より波長チューニング幅を広く出来る。
【0015】次に、グレーティングの作用について説明
する。グレーティングが無いと、上記波長λi の光はそ
れが有する半値幅を持った状態で透過波長として出力さ
れてしまう。しかし、この発明では多波長でブラッグ反
射するグレーティングを有しているので、第1導波路
(または第2導波路)から第2導波路(または第1導波
路)に移行した波長λi の光は上記グレーテイングによ
る反射を受ける。ここで多波長をブラッグ反射するグレ
ーティングにおける波長ピッチおよび各反射での半値幅
を所定のとおりとしておくと、上記波長λi の光はグレ
ーティングにおいてある波長で反射されグレーティグが
ない場合より小さな半値幅の光となる。
【0016】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の光波長フィ
ルタの実施例について説明する。なお、説明に用いる各
図はこの発明を理解出来る程度に各構成成分の寸法、形
状および配置関係を概略的に示してあるにすぎない。ま
た、説明に用いる各図において同様な構成成分について
は同一の番号を付して示してある。
【0017】1.第1実施例 図1はこの発明の第1実施例の光波長フィルタ10の説
明に供する平面図である。この光波長フィルタ10は、
電気光学効果を有する基板11と、この基板11に並置
形成され互いに屈折率が異なる第1および第2の導波路
13a,13bであって方向性結合器13を構成する第
1および第2の導波路13a,13bと、屈折率制御用
電極15a,15bと、入出力ポート17a,17b
と、所定のグレーテイング19とを具えている。なお、
図1において、21は、導波路13a,13bと光ファ
イバ等との接続を容易にするため導波路13a,13b
の間隔を拡張する部分(導波路間隔拡張部)であり、本
質的な部分ではない。
【0018】ここで、基板11として、電気光学効果を
有する基板、たとえば、化合物半導体基板またはLiN
bO3 基板を用いることが出来る。また、2つの導波路
13a,13bは、公知の導波路構造とできる。例え
ば、埋め込み形、リッジ形、装荷形(例えば文献「光集
積回路」,オーム社(昭和60),p.196)などの
各種の導波路構造から、用いる基板の種類や光波長フィ
ルタの設計に応じたものとするのが良い。また、屈折率
制御用電極15a,15bは、導波路13a,13b間
の屈折率差あるいは等価屈折率差及び各導波路13a,
13bの屈折率を制御するためのもので、ここでは各導
波路13a,13b上にそれぞれ設けてある。なお、こ
れら電極15a,15bの他方の極は基板11のたとえ
ば裏面に設けてある。また、グレーティング19は、各
導波路13a,13bにそれぞれ設けられ、多波長でブ
ラッグ反射を行なうものである。このグレーティング1
9は、ここでは、サンプルドグレーティングにより構成
してある。さらにここではグレーティング19は両導波
路13a,13bにまたがって形成してある。また、両
導波路13a,13bそれぞれでのグレーティングは周
期が同じものとしている。しかし、このグレーティング
19は、サンプルドグレーティングに限られず他の好適
なものでもよく、例えば超周期グレーティングを採用し
ても良い。さらにこのグレーティング19は、両導波路
13a,13bにそれぞれ設けてあればよく、両導波路
間の基板部分において連続していなくても良い。
【0019】次に、第1実施例の光波長フィルタ10の
各部の作用とこの光波長フィルタ10の動作について説
明する。この説明を図2(A)〜(C)を参照して行な
う。
【0020】この光波長フィルタ10の何れか一方の入
出力ポート(図1の例では入出力ポート17a)に、例
えば波長λ1 〜λN の光が多重されている光信号λを、
入力する。この光波長フィルタ10では、第1および第
2導波路13a,13bの屈折率が異なるため各導波路
での波長の分散は異なるものとなる。そのため、ある特
定の波長λi でのみ各導波路の伝搬定数が一致する。し
たがって、入出力ポート17aから第1の導波路13a
へ入力された光はこの波長λi でのみ第2の導波路13
bに移る。図2(A)にこの様子を示す。もちろん、波
長λi の光は、方向性結合器13そもそもが有する特性
による半値幅で第2の導波路13bに移る(詳細は後述
する。)。なお、図2(A)中(I)は第1の導波路の
伝搬定数、(II)は第2の導波路の伝搬定数、(III) は移
行率をそれぞれ示す。またここで、屈折率制御用電極1
5a,15bは、上記波長λi を制御する働きを示す。
このときの波長チューニング幅Δλは、Δλ=Λdnの
オーダである。ただし、dnは屈折率制御用電極15
a,15bによる電気光学的屈折率変化であり、Λは下
記の式で表されるものである。なお下記式におい
て、n1 は第1の導波路13aの屈折率、n2 は第2の
導波路の屈折率であり、また、λ0 は使用する波長域の
中心値であり、λ=λ0 とは波長λ0 のときの値を採用
するという意味である。
【0021】
【数1】
【0022】上記波長チューニング幅Δλ=Λdnの式
から明らかなように、Λが充分大であれば、屈折率制御
用電極15a,15bによる電気光学的屈折率変化dn
が小さくても、広帯域の波長チューニングが得られる。
【0023】次に、グレーティング19による作用につ
いて説明する。このグレーティング19は複数の波長で
ブラッグ反射するものとしてあるので、その波長−反射
率特性は図2(B)に示すようなものとなる。すなわ
ち、複数の特定の波長の光をそれぞれ反射する。このグ
レーティング19での波長チューニング率ΔλB /λ0
は、ΔλB /λ0 =dn/nである。ここで、nは第1
導波路および第2導波路の屈折率である(λ=λ0 では
第1導波路の屈折率n1 および第2導波路の屈折率n2
がn1 =n2 =nとなる)。第1の導波路13aから第
2の導波路13bに移った光λi はグレーティング19
において反射される。ただし、ここでは、ある半値幅を
持っている波長λi の波長領域中の光のうち、グレーテ
ィング19に設定されている複数の特定波長に一致する
光が反射される。このように反射された光(λi =λ
0 )は入出力ポート17bより透過波長として外部に出
力される(図2(C)参照)。ここで、グレーティング
19で生じるブラッグ反射の各スペクトルの半値幅Δλ
BW/λ0 は、ΔλBW/λ0 =λ0 /2nNlのオーダー
である。ただし、Nlはグレーティングの全長である。
またここで、Nは格子部分G(図1参照)の個数(分割
数。図示例では6)であり、l(図1参照)は格子部分
Gの長さである。一方、第1の導波路(または第2の導
波路)から第2の導波路(または第1の導波路)に光が
移行する際の方向性結合器13そもそもの半値幅Δλb
/λ0 は、Δλb /λ0 =Λ/Lのオーダーである。た
だし、Lは第1および第2の導波路13a,13bそれ
ぞれの長さである。ここで、光波長フィルタにおけるチ
ャネル数CHは、チューニング幅÷半値幅で与えられ
る。また、この発明では上述したように、チューニング
幅ΔλはΛを大きくすることにより広くできると説明し
た。しかし、方向性結合器13そもそもの半値幅Δλb
/λ0 は、上述のごとく、Δλb /λ0 =Λ/Lのオー
ダーであるのでΛを大きくすると半値幅Δλb /λ0
大きくなってしまうからチャネル数は多くできないこと
になる。ところが、この発明では、グレーティング19
を設けてあるので、チューニング幅Δλを広くするため
Λを大きくしたことにより方向性結合器13そもそもの
半値幅Δλb /λ0 が広くなっても、このグレーティン
グによって半値幅の狭小化が図れる。具体的に説明する
と、もしグレーティング19が無いとチャネル数はΔλ
/Δλb =dnL/λ0 オーダーである(上記Δλ=Λ
dnという式およびΔλb /λ0 =Λ/Lという式より
求まる。)。また、グレーティグ19のみであるときの
チャネル数はΔλb /ΔλBW=(2Nl/λ0 )dnオ
ーダーである(上記波長チューニング率ΔλB /λ0
dn/nという式およびΔλBW/λ0 =λ0 /2nNl
という式より求まる。)。しかし、この発明では、チュ
ーニング幅はΔλであり、半値幅はグレーティング19
での値ΔλBW/λ0 であるので、チャネル数はΔλ/Δ
λBW=(Λ/λ0 2)2nNldnとなる。この式から、
Λ/λ0 を充分大とすることにより、従来のa〜dの各
光波長フィルタに比べチャネル数を飛躍的に増加出来る
ことが分かる。
【0024】なお、グレーティング19におけるブラッ
グ反射される複数の波長のピッチΔλB /λ0 =λ0
[2(L/N)n]と方向性結合器での上記半値幅Δλ
b /λ0 とを一致させる必要から、λ0 /[2(L/
N)n]=Λ/Lとなり、よって、Λ=λ0 N/2nと
なる。したがって、このΛをΔλ/ΔλBW=(Λ/
λ0 2)2nNldnに代入すると、結局、チャネル数Δ
λ/ΔλBWは、(N2 l/λ0 )dnとなる。
【0025】2.第2実施例 第1実施例の構成にさらに偶モードおよび奇モード結合
用のグレーテイング(以下、「偶・奇モード結合用グレ
ーテイング」とも言う。)を設ける例(第2実施例)に
ついて説明する。図3(A)および(B)はこの第2実
施例の光波長フィルタ30の説明に供する平面図であ
る。この場合、第1および第2の導波路13a,13b
のうちの片方に偶・奇モード結合用グレーテイング31
を設けた例を示している。この実施例では、偶・奇モー
ド結合用グレーテイング31は、導波路の幅を周期的に
違えることにより構成している。図3(B)にその詳細
を示している。なお、このグレーティング31の周期Λ
(図3(B)参照)は第1実施例で説明した式により
求まる。もちろん、偶・奇モード結合用グレーテイング
31の構成は任意好適な他の構成と出来る。
【0026】この第2実施例の光波長フィルタ30で
は、入出力ポート17aに入力された光は、第1の導波
路13aに光の振幅が集中した偶モードを励起する。そ
して、偶・奇モード結合用グレーテイング31の周期に
対応した波長λ0 の光のみが、第2の導波路13bに光
の振幅が集中した奇モードへ、変換される。つまり、波
長λ0 の光で第1及び第2の導波路の伝搬定数はあたか
も一致したようになる。この第2実施例での変換特性
は、第1実施例において図2(A)を用いて説明した特
性と同一になる。その後のグレーティング19による作
用等は第1実施例の場合と同様であるので、奇モードへ
変換された光のうちの、グレーティング19に設定され
ている複数の特定波長に一致する光が反射され入出力ポ
ート17bに出力される。
【0027】3.第3実施例 方向性結合器を構成する各導波路に、互いは結合してい
ない延長導波路をそれぞれ接続する等の例(第3実施
例)について説明する。図4はこの第3実施例の光波長
フィルタ40の説明に供する平面図である。
【0028】この第3実施例の光波長フィルタ40は、
第1実施例の光波長フィルタの第1および第2の導波路
13a,13bに、互いに結合していない延長導波路4
1a,41b(導波路41a,41b間で結合がないと
いう意味。)を、分岐43を介して接続し、さらに、こ
れら延長導波路41a,41bそれぞれに、多波長でブ
ラッグ反射するグレーティング19を設けて構成してあ
る。ただし、ここでは、第1および第2導波路13a,
13bの幅を違えることで両者の屈折率を変えている例
を示してある。また、両導波路13a,13b間の屈折
率差制御用の電極をここでは、一方の導波路13a上に
設けた例を示してある。また、延長導波路41a,41
bそれぞれの上にこれら導波路の屈折率を制御するため
の電極45a,45bを設けてある。
【0029】この第3実施例の光波長フィルタ40で
は、図2(A)に示した波長λ0 以外の光は、入出力ポ
ート17a,第1の導波路13aおよび該第1の導波路
に接続されている延長導波路41aの経路を伝搬しその
うちの第2図(B)に示した特定の波長の光はグレーテ
ィング19により反射されて入出力ポート17aに再び
戻る。これに対し波長λ0 の光は、第1および第2導波
路13a,13bに等分され、さらに延長導波路41
a,41bにそれぞれ伝搬しそのうちの第2図(B)に
示した特定の波長の光はグレーティング19により反射
されて方向性結合器13部分に戻され、そして、入出力
導波路17bから出力される。なお、入出力導波路17
aから入力された光のうち延長導波路41aにおいてグ
レーテイング19により反射された光が入出力導波路1
7aに再び戻ることは理論的にはないが素子の作製誤差
で生じることがある。その場合これは、公知の位相調整
手段により補える。
【0030】延長導波路を設けここに所定のグレーティ
グを設けるこの第3実施例の構成の場合も第1実施例と
同様な効果が得られる。また、延長導波路を設ける分素
子長は長くなるが、両導波路13a,13b間の光の結
合係数が小さい必要がないという特別の利点も得られ
る。
【0031】4.第4実施例 図5はこの発明の第4実施例の説明に供する平面図であ
る。この第4実施例の光波長フィルタ50は、上述の第
2実施例と第3実施例とを組み合わせた構成に相当す
る。この第4実施例の光波長フィルタ50では、例えば
第1の導波路13aから入力された光は偶・奇モード結
合用のグレーティング31に対応した特定の波長λ0
み第2の導波路13bへ移行する。移行した光はグレー
ティング19で反射され入出力導波路17bへ出力され
る。
【0032】5.第5実施例 上述の第1〜第4実施例では、方向性結合器とグレーテ
ィングとを利用することで所望の光波長フィルタを得て
いた。しかし、上記各実施例中の第1実施例及び第2実
施例の各光波長フィルタでは方向性結合器13を構成す
る2本の導波路13a,13bの結合係数を充分に小さ
くしないと(理想的には0にしないと)グレーティング
による反射ピークが2つになってしまう場合が生じ、こ
の結果、出力波長が2つになってしまう場合が起きる。
光波長フィルタの作製条件のばらつき等の理由で結合係
数を充分小さく出来ない場合も多々生じるので、その対
策をした方が好ましい。この第5実施例はその例であ
る。先ずこの第5実施例の構成について図6を参照して
説明する。ここで、図6は第5実施例の光波長フィルタ
の平面図である。
【0033】この第5実施例の光波長フィルタ60は、
第1実施例の構成に、第1及び第2導波路13a,13
b間の光の結合係数制御のための電極(以下、「結合係
数制御用電極)をさらに設けた例である。結合係数制御
用電極61を、この実施例の場合は、基板11の、第1
の導波路13aと第2の導波路13bとの間の部分に、
これら導波路13a,13bに沿うように設けている。
結合係数制御用電極61の他の極は例えば基板11の裏
面に設ける。なお、図6において、63a,63b,6
3cは2つの固有モード(後に説明する対称、反対称の
2つの固有モード)間の位相を調整するための電極であ
る。これら電極63a〜63cによれば、入力光が入力
される導波路(例えば第1の導波路13a)の、入出力
ポート17a側の端部にパワーが集中するように、光信
号の位相を調整できる。
【0034】この第5実施例の光波長フィルタ60は次
のように動作する。ただし、ここでは、波長λ1 〜λN
の光が多重されている光信号λが、入出力ポート17a
からこの光波長フィルタ60に入力される場合を考え
る。この光信号λ中の特定の波長λ0 以外の波長の光
は、固有モードの界分布が導波路13a,13bのどち
らかにかたよっているため、1つの固有モードのみ励起
する。また、このような、波長λ0 以外の波長の光のう
ちのグレーティング19aで反射されない波長の光は第
2の導波路13aの終端より捨てられる。また、このよ
うな波長λ0 以外の波長の光のうちのグレーティング1
9aで反射された光は入出力ポート17a側に戻る。
【0035】一方、光信号λ中の波長λ0 の光は、第1
の導波路13a,第2の導波路13bの対称、反対称固
有モードの2つを同時に励起する。2つの固有モードは
グレーティング19で反射される。各々のモードのうち
の一方のモードの反射特性は、図7(A)に示すものと
なり、他方のモードの反射特性は図7(B)に示すもの
となる。すなわち、反射ピークの位置にずれが生じるの
である。なお、図7(A)、(B)中、n+ 、n- は、
対称固有モード、反対称固有モードが感じる屈折率であ
る。このように、射ピークの位置にずれが生じる理由
は、第1導波路13a、第2導波路13bの伝搬定数が
異なるために2つの固有モードの感じる屈折率n+ 、n
- が異なることによる。2つの固有モード間の伝搬定数
差は導波路13a,13b間の結合係数を調整すること
により制御できるので、この第5実施例において設けた
結合係数制御用電極61に適性に電気信号(電圧など)
を印加して結合係数を調整することにより伝搬定数差を
制御する。こうすると、2つの固有モード各々の多くの
反射ピークのうちのいずれかを一致させることが可能に
なる(図7(A)、(B)中のP参照)。
【0036】ここで、第1の導波路13aから第2の導
波路13bへ波長λ0 の光が移行する状態は、第1実施
例において説明したと同じであるので、図7(C)に示
すように、ある半値幅を有するものである。しかし、こ
の第5実施例でも第1実施例同様にグレーティング19
を設けてあるので、半値幅の狭小化が図れる。しかも、
第5実施例ではさらに結合係数制御用電極61を設けて
あるので、両導波路間の光の結合係数が製造ばらつき等
で違った場合でも電極61によってこれを調整できるの
で、両導波路13a,13b各々のグレーティング19
での反射ピークを一致させることができる。この結果、
この第5実施例の光波長フィルタ60では、図7(C)
に示した波長帯の光のうちの図7(A)、(B)に示し
た一致しているピークの波長の光が入出力ポート17b
より出力される。
【0037】なおこの第5実施例では、第1実施例の光
波長フィルタに結合係数制用電極を設ける例を説明した
が、この考えは第2〜第4実施例の各光波長フィルタさ
らには後述の第6実施例の光波長フィルタにも適用出来
る。その場合は、第2〜第4実施例、第6実施例におけ
る例えば第1の導波路13a、第2の導波路13b間に
結合係数制御用電極を設ける構成とすることができる。
【0038】6.第6実施例 次に、上述の第1〜第5実施例の光波長フィルタにおい
て、クロストーク特性をより改善する構造例(第6実施
例)について説明する。ここでは、この構造例を上記第
2実施例の光波長フィルタに適用した例について説明す
る。先ずこの第6実施例の構成について図8を参照して
説明する。ここで、図8は第6実施例の光波長フィルタ
の平面図である。
【0039】この第6実施例の光波長フィルタ70の特
徴は、延長導波路41a,41b各々に設けるグレーテ
ィング119a,119bの周期を互いに違えている点
である。ただし、この第6実施例では、導波路間の屈折
率及び各導波路の屈折率を制御する為の電極を、第1の
導波路13a上に設けた電極15aと、延長導波路41
a,41b各々のグレーテイングが形成された部分に設
けた電極15x,15yとで構成している。さらにこの
第6実施例では、延長導波路41a,41bの電極15
x,15yを設けた以外の部分に各グレーティグ119
a,119bで反射された後に方向性結合器13にもど
ってくる光同士の位相を調整するための位相制御用電極
71a,71bを延長導波路41a,41bに設けてい
る。
【0040】この第6実施例の波長フィルタ70は次の
ように動作する。ただし、ここでは、波長λ1 〜λN
光が多重されている光信号λが、入出力ポート17aか
ら光波長フィルタ70に入力された場合を考える。
【0041】先ず、方向性結合器13の部分では、特定
の波長λ0 の近傍の波長でのみ、光は第1の導波路13
aから第2の導波路13bに移行し(図9(A)参
照)、そしてそのような光は延長導波路41a、41b
に等分される。その他の波長では、入力光は入出力ポー
ト17a→第1の導波路13a→延長導波路41aと進
み延長導波路41aの終端から捨てられる。また、ここ
でいうその他の波長の光のうちのグレーティング119
aで反射される光は入出力ポート17aに戻る。
【0042】ここで、延長導波路41aに設けてあるグ
レーティング119aで構成されるフィルタの反射率特
性は図9(B)に示すように複数のピークを持つもので
ある。また、延長導波路41bに設けてあるグレーティ
ング119bで構成されるフィルタの反射率特性は図9
(C)に示すように複数のピークを持つものである。た
だし、グレーティング119a,119b各々の反射率
特性は各グレーティングの周期が異なるので異なってい
る。このような構成においては、グレーティング119
a,119b各々の反射ピークが重なる部分に相当する
波長の光P(図9(B)、(C)参照)は方向性結合器
13の第1導波路13a、第2導波路13bに等しく反
射されるが、それ以外の波長の光は導波路13a、13
bの片方にしか反射されない。方向性結合器の性質によ
り、このように片方の導波路にのみ反射で戻された光に
は6dBのロスが生じる。その結果、各グレーティング
119a,119bで構成される2つのフィルタの総合
特性は図9(D)に示すようなものとなる。つまり、グ
レーティング119a,119b各々の反射ピークが重
なる部分の反射率が他の部分より高い反射率特性にな
る。したがって、この第6実施例のフィルタ70では、
方向性結合器13の部分のフィルタ特性に図9(D)に
示すフィルタ特性による効果が及ぶことになるので、総
合的なフィルタ特性は図10に示すように、特定の波長
の光Pを主として透過するものとなる。またここで、方
向性結合器13のフィルタ特性は、図10に示したよう
にクロストーク部分X(dB)を有したものとなる。ま
たこのクロストークXは通常10dBである。ところ
が、この第6実施例の光波長フィルタ70の場合は、こ
のクロストークXに対し、グレーティグ119a,11
9bに起因する図9(D)のフィルタ特性の効果が及ぶ
ので、結局、方向性結合器13のみでは通常10dBで
あったクロストークを16dBまで低減できる。
【0043】なお、位相制御用電極(位相調整用電極と
もいう)71a,71bは、グレーティング119a,
119bから反射されて導波路13a,13bへ戻る光
の位相が波長λ0 でそろうように調整するためのもので
ある。グレーティング119a,119bで反射され方
向性結合器13部分に戻った光の位相がそろっていない
と方向性結合器の性質により波長λ0 でロスが生じるの
で、位相制御用電極71a,71bに適正な電気信号
(例えば電圧)を印加することでこれを防止する。
【0044】なおこの第6実施例では、第2実施例の光
波長フィルタにこので第6実施例の発明の考えを適用し
た例を説明したが、この考えは第1、第3〜第5実施例
の各光波長フィルタにも適用出来る。
【0045】
【発明の効果】上述した説明からも明らかなように、こ
の発明の光波長フィルタによれば、所定の方向性結合器
及び屈折率制御電極を具えたため、波長チューニング幅
を従来より広く出来る。さらに、所定のグレーティング
を具えたため、透過波長の半値幅を狭くできる。チャネ
ル数は、波長チューニング幅/半値幅で規定されるか
ら、この発明ではチャネル数を従来より多くすることが
出来る。しかも、方向性結合器の長さ若しくはこれに延
長導波路を追加した程度の素子長でチャネル数増加が図
れる。このため、多くの選択波長チャネル数を持つこと
ができ、かつ、小型化が可能な光波長フィルタを提供で
きる。例えば、従来技術において述べたa〜dの各光波
長フィルタでは、チャネル数は、チャネル数≒(素子長
×dn)/λ0 程度であるのに対し、本発明では、チャ
ネル数≒(Λ×2n×素子長×dn)/λ0 2であるの
で、Λ/λ0 の比を大きくとればチャネル数を従来に対
しΛ/λ0 倍にできる。ここで、Λは上記式で与えら
れるもの、λ0 は使用する波長域の中心値である。
【0046】また、方向性結合器を構成する導波路間の
光の結合係数を調整するための電極を設ける構成では、
例えば製造ばらつきで導波路間の光の結合係数が所望値
よりずれた場合等もこれを補正できるので、この発明の
効果が確保出来る。
【0047】また、グレーティングの周期を違える構成
では、クロストーク特性の改善が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の説明に供する図であり、構成説明
のための平面図である。
【図2】(A)〜(C)は、第1実施例の説明に供する
図であり、作用及び動作の説明のための図である。
【図3】(A)及び(B)は、第2実施例の説明に供す
る図である。
【図4】第3実施例の説明に供する平面図である。
【図5】第4実施例の説明に供する平面図である。
【図6】第5実施例の説明に供する図であり、構成説明
のための平面図である。
【図7】(A)〜(C)は、第5実施例の説明に供する
図であり、作用及び動作の説明のための図である。
【図8】第6実施例の説明に供する図であり、構成説明
のための平面図である。
【図9】(A)〜(D)は、第6実施例の説明に供する
図であり、作用及び動作の説明のための図である。
【図10】第6実施例の説明に供する図であり、作用及
び動作の説明のための図9に続く図である。
【符号の説明】
10:第1実施例の光波長フィルタ 11:基板(電気光学効果を有するもの) 13a:第1の導波路 13b:第2の導波路 13:方向性結合器 15a,15b、15x,15y:屈折率制御用電極 17a,17b:入出力ポート 19:多波長でブラッグ反射するグレーティング 21:導波路間隔拡張部分 30:第2実施例の光波長フィルタ 31:偶・奇モード結合用グレーティング 40:第3実施例の光波長フィルタ 41a,41b:延長導波路 43:分岐 45a,45b:屈折率制御用電極 50:第4実施例の光波長フィルタ 60:第5実施例の光波長フィルタ 61:結合係数制御用電極 63a〜63c:位相調整用電極 70:第6実施例の光波長フィルタ 71a,71b:位相制御用電極(位相調整用電極とも
いう) 119a,119b:互いに周期が異なるグレーティン

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屈折率あるいは等価屈折率の異なる2本
    以上の導波路を有する方向性結合器と、 前記2本以上の導波路それぞれに設けられた多波長でブ
    ラッグ反射するグレーティングと、 前記2本以上の導波路間の屈折率差あるいは等価屈折率
    差及び各導波路の屈折率を制御するための電極とを具え
    たことを特徴とする光波長フィルタ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の光波長フィルタにおい
    て、 前記方向性結合器を構成する各導波路に互いは結合して
    いない延長導波路をそれぞれ接続してあり、 前記グレーティングを、前記方向性結合器部分に設ける
    代わりに、これら延長導波路それぞれに設けてあること
    を特徴とする光波長フィルタ。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の光波長フィル
    タにおいて、 前記方向性結合器を構成している前記2本以上の導波路
    に偶モード及び奇モード結合用のグレーティングを設け
    てあることを特徴とする光波長フィルタ。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項に記載の光
    波長フィルタにおいて、 前記方向性結合器を構成している前記2本以上の導波路
    間の光の結合係数を制御するための電極をさらに具えた
    ことを特徴とする光波長フィルタ。
  5. 【請求項5】 請求項1または2項に記載の光波長フィ
    ルタにおいて、 各グレーティングの周期を違えてあることを特徴とする
    光波長フィルタ。
  6. 【請求項6】 請求項4に記載の光波長フィルタにおい
    て、 前記方向性結合器で生じる各固有モード間の位相を調整
    するための位相調整用電極をさらに具えたことを特徴と
    する光波長フィルタ。
  7. 【請求項7】 請求項5に記載の光波長フィルタにおい
    て、 各グレーティグで反射された後に方向性結合器にもどっ
    てくる光同士の位相を調整するための位相調整用電極を
    さらに具えたことを特徴とする光波長フィルタ。
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