JPH0717404Y2 - エアゾール容器 - Google Patents

エアゾール容器

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JPH0717404Y2
JPH0717404Y2 JP1989041395U JP4139589U JPH0717404Y2 JP H0717404 Y2 JPH0717404 Y2 JP H0717404Y2 JP 1989041395 U JP1989041395 U JP 1989041395U JP 4139589 U JP4139589 U JP 4139589U JP H0717404 Y2 JPH0717404 Y2 JP H0717404Y2
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JP
Japan
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propellant
filling
filling hole
sealing material
hole
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JP1989041395U
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JPH02133456U (ja
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宣博 辻井
竹治 天城
晴雄 大河内
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Lion Corp
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Lion Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、二重構造エアゾール容器に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
従来の二重構造エアゾール容器としては、例えば第8図
に示すように、容器本体1の内部にインナーバッグ2を
設け、容器本体1とインナーバッグ2との間に噴射剤を
充填し、インナーバッグ2内の内容物を噴射剤の圧力で
外部に放出するようにした二重構造のエアゾール容器が
知られている。ここで使用されるバルブ構造は、ハウジ
ング3内にステム4とこのステム4を押し上げておくス
プリング5を収容し、ステム4に形成された注出孔6を
塞ぐためのパッキン7を設け、このパッキン7を位置決
めして取付けるマウンティングカップ100をハウジング
3に取付けてある。このマウンティングカップ100は容
器本体1の目金1Aに取付ける。インナーバッグ2はハウ
ジング3の先端部に取付けてある。このようなエアゾー
ル容器では、マウンティングカップ100を目金1Aに密封
して取付ける前に噴射剤を容器本体1内に充填し、充填
後マウンティングカップ100を目金1Aに密封して取付け
る方法と、容器本体1の底面に形成した噴射剤充填孔よ
り噴射剤を容器本体1内に充填し、ゴムプラグを噴射剤
充填孔に差し込んで密封する方法がある。
〔解決しようとする課題〕
従来の噴射剤充填方法では、噴射剤の充填が面倒であ
り、時間がかかるとともに、噴射剤の充填後に噴射剤が
洩れて一定量より少なくなってしまう、という不都合が
あった。
そこで、この考案は、噴射剤の充填がし易く、噴射剤の
洩れも防止するとともに、生産効率に優れたエアゾール
容器を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上述の目的を達成するため、この考案は、エアゾール容
器に噴射剤充填孔を形成し、この噴射剤充填孔にシール
材を取付け、このシール材に噴射剤充填後充填孔をシー
ルするためのシール手段を設けたエアゾール容器におい
て、前記シール材は噴射剤充填孔の内面に位置して充填
孔を塞ぐとともに噴射剤充填時に外部充填圧によりたわ
み、容器内外部を連通させるように構成したものであ
る。
〔作用〕
この考案において、噴射剤の充填は、充填用の治具を用
いて充填圧でシール材をたわませ一定量の噴射剤を容器
本体内に充填し、充填後治具を取外せばシール材が容器
本体内に充填された噴射剤の圧力で充填孔の内面に密接
するとともに、シール手段により充填孔はシールされ、
充填後の噴射剤の洩れは防止される。また、噴射剤の充
填前にインナーバッグに内容物を充填しておくこともで
き、そのために内容物の充填を加圧しながら充填する必
要がなくなる。さらに、内容物が減少して噴射剤のシー
ル材に対する圧力が減少したときでも、シール手段によ
り充填孔をシールしているので、噴射剤の洩れも生じな
い。
〔実施例〕
以下に、この考案の好適な実施例を図面を参照にして説
明する。
第1図に示す実施例は、従来と同様にステム4,スプリン
グ5をハウジング3内に収め、ハウジング3の上端にス
テム4を取囲むようにガスケット7を設けてバルブを構
成してある。マウンティングカップ10はガスケット7を
覆うようにハウジング3に取付けてある。ステム4には
従来と同様に注出孔6が形成してある。スプリング5の
弾性により、ステム4の注出孔6はガスケット7の個所
に位置し、内容物の噴出を防止している。このステム4
の上端にはアクチュエータ12が取付く。アクチュエータ
12を押してステム4をスプリング5の弾性に抗して押し
下げると、注出孔6はガスケット7の個所から外れ、内
容物が噴射剤の圧力によりハウジング3内から注出口6
を通って外部に噴射される。マウンティングカップ10に
は噴射剤充填孔9を形成してある。この充填孔9は直径
1〜5mm程度の孔である。マウンティングカップ10の裏
面に位置して充填孔9を塞ぐとともに噴射剤充填時に充
填圧でたわむシール材11をハウジング3の外周に取付け
てある。このシール材11はリング状のゴムまたは合成樹
脂材料から成るものであり、ハウジング3に形成された
つば部3Aの個所に取付けてある。シール材11の厚みは0.
5〜3mm程度である。なお、シール材11の上面のシール手
段により、マウンティングカップ10の裏面にシールして
おいてもよい。マウンティングカップ10は従来と同様に
容器本体1の目金1Aに取付く。
第2図に示す実施例は下蓋8に噴射剤充填孔9、円盤状
のシール材11を取付けたものである。
このような構造を有するエアゾール容器に噴射剤を注入
するには、第1図の実施例にて説明すると、第3図に示
すような充填用の治具14をマウンティングカップ10にセ
ットし、治具14の下面とマウンティングカップ10が形成
する空間に噴射剤を充填して充填孔9から容器本体1内
へ噴射剤を一定量注入する。シール材11の上面には噴射
剤充填後に充填孔9をシールするためのシール手段13を
設けてある。この実施例においてシール手段13としては
粘着剤または再剥離型ホットメルト粘着剤をシール材11
の上面に塗布しておく。シール材11は充填された噴射剤
の圧力(内圧で8kg/cm2程度)でたわみ、充填孔9と容
器本体1内とを連通させる。なお、このマウンティング
カップ10には、容器本体1への取付時のシールを図るた
めのシール用部材10Aを取付けてある。第3図に示すよ
うな方法で容器本体1内に噴射剤を一定量注入したなら
ば、治具14からの充填を停止する。充填を停止すると、
シール材11はそれ自身の弾性及び噴射剤の圧力で充填孔
9を被うように元の位置に復帰する。このときシール手
段13が再剥離型ホットメルト粘着剤であれば、第4図及
び第5図に示すような加熱リング15,16を用いてヒータ
加熱又は誘導加熱を行い、充填孔9を完全にシールす
る。第4図に示す加熱リング15は、下端面に凹部15Aを
形成してあり、充填孔9からシール材11が突出しても、
この突出したシール材11に熱を加えないようになってい
る。加熱温度は300℃、ホットメルト粘着剤への加熱温
度は80〜120℃で行った結果、シール材11とマウンティ
ングカップ10との粘着は良好であった。第5図に示す誘
導加熱では、加熱リング16に凹部15Aを形成しなくとも
マウンティングカップ10のみを加熱でき、処理時間も早
い。
なお、粘着剤としては、アクリル酸エステル共重合体,
酢酸ビニル・アクリル酸エステル共重合体,スチレン・
オレフィン共重合体,スチレン・ブタジエン共重合体等
の使用が好適であり、粘着付与剤としては、ロジン,エ
ステルガム等が使用され、軟化剤としては、可塑剤,ポ
リブテン,ポリイソブチレン低重合物,解重合ゴム,プ
ロセスオイル等の使用が好適である。シール手段13とし
て、このような粘着剤を使用するときは加熱する必要は
ない。粘着力は、10mm巾の剥離強度が40〜400g程度あれ
ば良く、せん断接着強度は0.2〜2kg/cm2程度である。ま
た、第2図の実施例についても同様の方法で噴射剤の注
入と充填孔9のシールを行うことができる。
第6図はシール材11により充填孔9がシールされた状態
を示す。
第7図に示すものは、シール手段13の変形例を示すもの
であり、噴射剤注入後に噴射剤の圧力でシール材11の充
填孔9の個所が充填孔9から外部へ盛り上がった部分を
加熱等の手段により潰して充填孔9を完全にシールした
状態を示す。
シール手段13としては、粘着剤や再剥離型ホットメルト
粘着剤あるいはかしめ加工に類似の手段の他に種々の方
法が考えられる。
なお、インナーバッグ2としては、軟質合成樹脂フィル
ムや同様の材料から成るラミネート材等が使用され、こ
のインナーバッグ2を折り畳んで容器本体1内に挿入
後、マウンティングカップ10と目金1Aとをクリンチす
る。
上述した実施例では、充填孔9をマウンティングカップ
10、下蓋8に夫々形成した例を示したが、容器内外部を
連通させる個所であればこれらの個所以外、例えば容器
本体1の胴部であっても良い。
〔効果〕
以上説明したようにこの考案によれば、噴射剤充填孔の
内面にはシール材が位置し、充填孔から噴射剤を所定の
圧力で充填すると、この圧力でシール材がたわみ、充填
孔と容器本体内とを連通させて噴射剤が充填され、充填
孔から噴射剤を充填した後にはシール材がその弾性及び
噴射剤の圧力により充填孔に密接し、シール手段により
充填孔は完全にシールされるようになっているので、噴
射剤充填後に内容物が減少して噴射剤の圧力が弱くなっ
ても、シール材が噴射剤充填孔の裏面から剥がれて充填
孔から噴射剤が洩れることがなくなる。また、マウンテ
ィングカップに形成された充填孔から噴射剤を充填する
実施例では、エアゾール容器の容器本体は特殊な加工を
施したもの(例えば噴射剤注入用の特別なバルブを取付
けたもの等)ではなく、通常の容器がそのまま使える。
容器本体とマウンティングカップの接合も従来と同様の
手段で安価に行える。さらには、噴射剤の充填は、充填
孔の形状に合わせた治具を製作することにより孔の位置
合わせの必要もなく迅速に注入でき、エアゾール容器へ
の噴射剤充填工程が特殊な設備を必要とすることなく、
容易かつ迅速に行えるとともに、内容物の充填も従来の
ように加圧充填する必要がなくなる。その結果、エアゾ
ール容器の生産コストが著しく低減できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の好適な実施例を示す断面図、第2図
は他の実施例を示す断面図、第3図は治具を使用して噴
射剤を充填する場合の断面図、第4図はヒータ加熱時の
断面図、第5図は誘導加熱時の断面図、第6図は噴射剤
注入後の充填孔の個所の拡大断面図、第7図はシール手
段の他の例を示す拡大断面図、第8図は従来のエアゾー
ル容器の断面図である。 9……充填孔、11……シール材、13……シール手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B65D 83/58

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】エアゾール容器に噴射剤充填孔を形成し、
    この噴射剤充填孔にシール材を取付け、このシール材に
    噴射剤充填後充填孔をシールするためのシール手段を設
    けたエアゾール容器において、 前記シール材は噴射剤充填孔の内面に位置して充填孔を
    塞ぐとともに噴射剤充填時に外部充填圧によりたわみ、
    容器内外部を連通させるように構成したことを特徴とす
    るエアゾール容器。
JP1989041395U 1989-04-07 1989-04-07 エアゾール容器 Expired - Lifetime JPH0717404Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989041395U JPH0717404Y2 (ja) 1989-04-07 1989-04-07 エアゾール容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989041395U JPH0717404Y2 (ja) 1989-04-07 1989-04-07 エアゾール容器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02133456U JPH02133456U (ja) 1990-11-06
JPH0717404Y2 true JPH0717404Y2 (ja) 1995-04-26

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ID=31552023

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JP1989041395U Expired - Lifetime JPH0717404Y2 (ja) 1989-04-07 1989-04-07 エアゾール容器

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SE404346B (sv) * 1976-02-27 1978-10-02 Rhenag Ag Kerl for upptagning och avgivning av flytande och pastaformiga massor under tryck
JPS59187571A (ja) * 1983-04-07 1984-10-24 ライオン株式会社 加圧式二重容器の製法

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