JPH07172786A - フォークリフトトラックの昇降装置におけるリフトチェーン - Google Patents
フォークリフトトラックの昇降装置におけるリフトチェーンInfo
- Publication number
- JPH07172786A JPH07172786A JP32149293A JP32149293A JPH07172786A JP H07172786 A JPH07172786 A JP H07172786A JP 32149293 A JP32149293 A JP 32149293A JP 32149293 A JP32149293 A JP 32149293A JP H07172786 A JPH07172786 A JP H07172786A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lift chain
- lift
- chain
- mast
- link
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 リフトチェーンにおける弛みを防止する。
【構成】 外リンク１０と内リンク１１とを交互に配置
してピン１２で結合してなるリフトチェーン７におい
て、該リフトチェーンの側面にく字型となるはさみ型つ
るまきばね１６を、その中間部１６ｂを前記ピン１２に
装着すると共に両端部１６ａを両隣のピン１２それぞれ
に掛合するように設ける。 【効果】 リフトチェーンははさみ型つるまきばねによ
りく字型に屈曲しようとする力が働き、これによりリフ
トチェーンにおいてその全長が縮むようになる力が常に
働いているので、リフトチェーンに弛みが生じようとし
ても、はさみ型つるまきばねによりリフトチェーンの全
長が縮むようになることで、リフトチェーンに弛みが生
じるのを防止することができる。
してピン１２で結合してなるリフトチェーン７におい
て、該リフトチェーンの側面にく字型となるはさみ型つ
るまきばね１６を、その中間部１６ｂを前記ピン１２に
装着すると共に両端部１６ａを両隣のピン１２それぞれ
に掛合するように設ける。 【効果】 リフトチェーンははさみ型つるまきばねによ
りく字型に屈曲しようとする力が働き、これによりリフ
トチェーンにおいてその全長が縮むようになる力が常に
働いているので、リフトチェーンに弛みが生じようとし
ても、はさみ型つるまきばねによりリフトチェーンの全
長が縮むようになることで、リフトチェーンに弛みが生
じるのを防止することができる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、フォークリフトトラッ
クの昇降装置におけるリフトチェーンに関し、とくにリ
フトチェーンが弛まないようにしたものに関する。
クの昇降装置におけるリフトチェーンに関し、とくにリ
フトチェーンが弛まないようにしたものに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、フォークリフトトラックの昇降装
置は、車体の前部に左右一対のアウタマストを立設し、
該アウタマストは車体に装着したチルトシリンダにより
下部側を中心にして前後に傾動自在となり、また、前記
アウタマストに沿って昇降動自在となる左右一対のイン
ナマストを立設し、該インナマストに沿って昇降動自在
となる昇降体を設け、該昇降体にフォーク爪を装着して
いる。また、前記昇降体にはリフトチェーンの一端を連
結しており、該リフトチェーンは前記インナマスト上部
に設けた回転体に引っ掛けて他端を前記アウタマストに
連結している。そして、前記アウタマストに一方を固着
し前記インナマストに他方を固着したリフトシリンダを
設けており、該リフトシリンダの伸縮により前記インナ
マストを昇降動することで前記リフトチェーンを介して
前記昇降体を昇降動する構造になっている。
置は、車体の前部に左右一対のアウタマストを立設し、
該アウタマストは車体に装着したチルトシリンダにより
下部側を中心にして前後に傾動自在となり、また、前記
アウタマストに沿って昇降動自在となる左右一対のイン
ナマストを立設し、該インナマストに沿って昇降動自在
となる昇降体を設け、該昇降体にフォーク爪を装着して
いる。また、前記昇降体にはリフトチェーンの一端を連
結しており、該リフトチェーンは前記インナマスト上部
に設けた回転体に引っ掛けて他端を前記アウタマストに
連結している。そして、前記アウタマストに一方を固着
し前記インナマストに他方を固着したリフトシリンダを
設けており、該リフトシリンダの伸縮により前記インナ
マストを昇降動することで前記リフトチェーンを介して
前記昇降体を昇降動する構造になっている。
【０００３】このようなフォークリフトトラックの昇降
装置においては、フォーク爪を地上に着接する際に、前
記リフトシリンダが最短ストロークとなり前記リフトチ
ェーンが弛まないような長さに設定しているが、作業
時、例えば、フォーク爪をパレットや荷物あるいは車の
荷台の上面に着接する際、リフトシリンダの伸縮により
リフトチェーンを移動するので、フォーク爪がパレット
等の上面に着接した状態からさらにリフトシリンダを作
動してしまうことがあり、リフトチェーンにおいて弛み
が生じる恐れがあった。この弛みが大きいとリフトチェ
ーンが昇降装置内の部品、例えば左右のインナマストに
架設したクロスメンバー等に干渉してここに噛み込まれ
て、昇降装置の昇降動作ができなくなるといった問題が
あった。
装置においては、フォーク爪を地上に着接する際に、前
記リフトシリンダが最短ストロークとなり前記リフトチ
ェーンが弛まないような長さに設定しているが、作業
時、例えば、フォーク爪をパレットや荷物あるいは車の
荷台の上面に着接する際、リフトシリンダの伸縮により
リフトチェーンを移動するので、フォーク爪がパレット
等の上面に着接した状態からさらにリフトシリンダを作
動してしまうことがあり、リフトチェーンにおいて弛み
が生じる恐れがあった。この弛みが大きいとリフトチェ
ーンが昇降装置内の部品、例えば左右のインナマストに
架設したクロスメンバー等に干渉してここに噛み込まれ
て、昇降装置の昇降動作ができなくなるといった問題が
あった。
【０００４】このような問題を解消するために、従来、
実公平５−２０７９９号公報や実開平１−１２１０９７
号公報に記載されたものが知られている。実公平５−２
０７９９号公報に記載されたものは、リフトチェーンに
おける昇降体との連結部分にチェーン折れ曲がり防止ガ
ードを設け、該チェーン折れ曲がり防止ガードによって
チェーンの折れ曲がりを防止して、リフトチェーンが昇
降装置内の部品と干渉するのをなくして噛み込まれるの
を防止するようになっている。
実公平５−２０７９９号公報や実開平１−１２１０９７
号公報に記載されたものが知られている。実公平５−２
０７９９号公報に記載されたものは、リフトチェーンに
おける昇降体との連結部分にチェーン折れ曲がり防止ガ
ードを設け、該チェーン折れ曲がり防止ガードによって
チェーンの折れ曲がりを防止して、リフトチェーンが昇
降装置内の部品と干渉するのをなくして噛み込まれるの
を防止するようになっている。
【０００５】また、実開平１−１２１０９７号公報に記
載されたものは、リフトチェーンが引っ掛けられている
回転体に渦巻きばね等の回転付勢手段を設け、該回転付
勢手段によりリフトチェーンにおける昇降体と回転体の
間を常に引張状態にして、リフトチェーンにおける弛み
をなくすことで、リフトチェーンが昇降装置内の部品と
干渉するのをなくして噛み込まれるのを防止するように
なっている。
載されたものは、リフトチェーンが引っ掛けられている
回転体に渦巻きばね等の回転付勢手段を設け、該回転付
勢手段によりリフトチェーンにおける昇降体と回転体の
間を常に引張状態にして、リフトチェーンにおける弛み
をなくすことで、リフトチェーンが昇降装置内の部品と
干渉するのをなくして噛み込まれるのを防止するように
なっている。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】従来のフォークリフト
トラックの昇降装置にあって、実公平５−２０７９９号
公報に記載されたものは、リフトチェーンにおける昇降
体との連結部分にチェーン折れ曲がり防止ガードを設け
て、ここでのチェーンの折れ曲がりを防止しているもの
の、このチェーン折れ曲がり防止ガードをリフトチェー
ン全体に設けることは不可能であり、このチェーン折れ
曲がり防止ガードを設けていない部分においてリフトチ
ェーンに弛みが生じ、昇降装置内の部品に干渉してしま
う恐れがあった。
トラックの昇降装置にあって、実公平５−２０７９９号
公報に記載されたものは、リフトチェーンにおける昇降
体との連結部分にチェーン折れ曲がり防止ガードを設け
て、ここでのチェーンの折れ曲がりを防止しているもの
の、このチェーン折れ曲がり防止ガードをリフトチェー
ン全体に設けることは不可能であり、このチェーン折れ
曲がり防止ガードを設けていない部分においてリフトチ
ェーンに弛みが生じ、昇降装置内の部品に干渉してしま
う恐れがあった。
【０００７】また、実開平１−１２１０９７号公報に記
載されたものは、リフトチェーンにおける昇降体と回転
体の間を回転体に設けた回転付勢手段により引張状態に
して、リフトチェーンにおける昇降体と回転体の間にお
いて弛みをなくすようにしているものの、リフトチェー
ンにおける回転体とアウタマストとの間においてリフト
チェーンに弛みが生じ、昇降装置内の部品に干渉してし
まう恐れがあった。また、前記回転体に回転付勢手段を
設けるので、回転体の構造が複雑となると共に、通常時
の回転体の回転が回転付勢手段によって正確に回転しな
くなる恐れがあった。本発明は、これらの問題を解消す
ることを、その課題としている。
載されたものは、リフトチェーンにおける昇降体と回転
体の間を回転体に設けた回転付勢手段により引張状態に
して、リフトチェーンにおける昇降体と回転体の間にお
いて弛みをなくすようにしているものの、リフトチェー
ンにおける回転体とアウタマストとの間においてリフト
チェーンに弛みが生じ、昇降装置内の部品に干渉してし
まう恐れがあった。また、前記回転体に回転付勢手段を
設けるので、回転体の構造が複雑となると共に、通常時
の回転体の回転が回転付勢手段によって正確に回転しな
くなる恐れがあった。本発明は、これらの問題を解消す
ることを、その課題としている。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記問題を解
消するため、車体の前部に立設するアウタマストと、該
アウタマストに沿って昇降動するインナマストと、該イ
ンナマストに沿って昇降動すると共にフォーク爪を装着
した昇降体と、一端を該昇降体に連結しそこから前記イ
ンナマスト上部に設けた回転体を経て他端を前記アウタ
マストに連結した外リンクと内リンクとを交互に結合し
てなるリフトチェーンと、一方を前記アウタマストに固
着し他方を前記インナマストに固着したリフトシリンダ
とからなるフォークリフトトラックの昇降装置におい
て、前記リフトチェーンの側面に弾性体を前記外リンク
と内リンクとわたって設ける。
消するため、車体の前部に立設するアウタマストと、該
アウタマストに沿って昇降動するインナマストと、該イ
ンナマストに沿って昇降動すると共にフォーク爪を装着
した昇降体と、一端を該昇降体に連結しそこから前記イ
ンナマスト上部に設けた回転体を経て他端を前記アウタ
マストに連結した外リンクと内リンクとを交互に結合し
てなるリフトチェーンと、一方を前記アウタマストに固
着し他方を前記インナマストに固着したリフトシリンダ
とからなるフォークリフトトラックの昇降装置におい
て、前記リフトチェーンの側面に弾性体を前記外リンク
と内リンクとわたって設ける。
【０００９】
【作用】リフトチェーンにおいては弾性体によりその全
長が縮むようになる力が常に働いているので、作業時、
例えば、フォーク爪をパレットや荷物あるいは車の荷台
の上面に着接する際、フォーク爪がパレット等の上面に
着接した状態からさらにリフトシリンダを作動した場
合、リフトチェーンに弛みが生じようとしても、弾性体
によりリフトチェーンの全長が縮むようになることで、
リフトチェーンに弛みが生じないようになる。
長が縮むようになる力が常に働いているので、作業時、
例えば、フォーク爪をパレットや荷物あるいは車の荷台
の上面に着接する際、フォーク爪がパレット等の上面に
着接した状態からさらにリフトシリンダを作動した場
合、リフトチェーンに弛みが生じようとしても、弾性体
によりリフトチェーンの全長が縮むようになることで、
リフトチェーンに弛みが生じないようになる。
【００１０】
【実施例】本考案によるフォークリフトトラックの昇降
装置は、従来と同様、図１に示すように、車体１の前部
に左右一対のアウタマスト２を立設し、該アウタマスト
２は車体１に装着したチルトシリンダ３により下部側を
中心にして前後に傾動自在となり、また、前記アウタマ
スト２に沿って昇降動自在となる左右一対のインナマス
ト４を立設し、該インナマスト４に沿って昇降動自在と
なる昇降体５を設け、該昇降体５にフォーク爪６を装着
している。また、前記昇降体５にはリフトチェーン７の
一端を連結しており、該リフトチェーン７は前記インナ
マスト４上部に設けた回転体であるプーリ８に引っ掛け
て他端を前記アウタマスト２に連結している。そして、
前記アウタマスト２に一方を固着し前記インナマスト４
に他方を固着したリフトシリンダ９を設けており、該リ
フトシリンダ９の伸縮により前記インナマスト４を昇降
動することで前記リフトチェーン７を介して前記昇降体
５を昇降動する構造になっている。
装置は、従来と同様、図１に示すように、車体１の前部
に左右一対のアウタマスト２を立設し、該アウタマスト
２は車体１に装着したチルトシリンダ３により下部側を
中心にして前後に傾動自在となり、また、前記アウタマ
スト２に沿って昇降動自在となる左右一対のインナマス
ト４を立設し、該インナマスト４に沿って昇降動自在と
なる昇降体５を設け、該昇降体５にフォーク爪６を装着
している。また、前記昇降体５にはリフトチェーン７の
一端を連結しており、該リフトチェーン７は前記インナ
マスト４上部に設けた回転体であるプーリ８に引っ掛け
て他端を前記アウタマスト２に連結している。そして、
前記アウタマスト２に一方を固着し前記インナマスト４
に他方を固着したリフトシリンダ９を設けており、該リ
フトシリンダ９の伸縮により前記インナマスト４を昇降
動することで前記リフトチェーン７を介して前記昇降体
５を昇降動する構造になっている。
【００１１】前記リフトチェーン７は、図２、図３に示
すように、外リンク１０と内リンク１１とを交互に配置
しピン１２で結合して形成したもので、該外リンク１０
は両側にそれぞれ外プレート１３を設けると共に中間に
２枚一組の中間プレート１４を設け、また、内リンク１
１は両側にそれぞれ３枚一組の内プレート１５を設けて
いる。そして、前記外リンク１０の外プレート１３と中
間プレート１４の間それぞれに前記内リンク１１の内プ
レート１５それぞれを配設して、ここにピン１２を貫通
して外リンク１０と内リンク１１とを結合した構成とな
っている。
すように、外リンク１０と内リンク１１とを交互に配置
しピン１２で結合して形成したもので、該外リンク１０
は両側にそれぞれ外プレート１３を設けると共に中間に
２枚一組の中間プレート１４を設け、また、内リンク１
１は両側にそれぞれ３枚一組の内プレート１５を設けて
いる。そして、前記外リンク１０の外プレート１３と中
間プレート１４の間それぞれに前記内リンク１１の内プ
レート１５それぞれを配設して、ここにピン１２を貫通
して外リンク１０と内リンク１１とを結合した構成とな
っている。
【００１２】そして、前記リフトチェーン７における昇
降体５と連結部分から前記プーリ８に引っ掛かる部分の
間の一部において、前記ピン１２の一端を外リンク１０
の外プレート１３より突出して、突出したピン１２複数
個にわたって弾性体であるはさみ型つるまきばね１６を
複数設ける。該はさみ型つるまきばね１６は、細長の針
金材よりなり、両端部１６ａをストレートにすると共
に、中間部１６ｂを一巻して前記リフトチェーン７のピ
ン１２の外径とほぼ同じ大きさのリングにし、全体をく
字型となるように形成しており、このはさみ型つるまき
ばね１６のリングとなる中間部１６ｂを前記外リンク１
０と内リンク１１とを結合するピン１２に装着すると共
に、該はさみ型つるまきばね１６のストレートとなる両
端部１６ａを両隣のピン１２それぞれに掛合するように
なっている。そして、前記複数のはさみ型つるまきばね
１６をリフトチェーンの長手方向に向かって隣接して設
けている。なお、前記はさみ型つるまきばね１６の中間
部１６ｂを装着したピン１２においては、該はさみ型つ
るまきばね１６が外れないように割りピンやワッシャー
等の抜け止め防止手段を設けている。
降体５と連結部分から前記プーリ８に引っ掛かる部分の
間の一部において、前記ピン１２の一端を外リンク１０
の外プレート１３より突出して、突出したピン１２複数
個にわたって弾性体であるはさみ型つるまきばね１６を
複数設ける。該はさみ型つるまきばね１６は、細長の針
金材よりなり、両端部１６ａをストレートにすると共
に、中間部１６ｂを一巻して前記リフトチェーン７のピ
ン１２の外径とほぼ同じ大きさのリングにし、全体をく
字型となるように形成しており、このはさみ型つるまき
ばね１６のリングとなる中間部１６ｂを前記外リンク１
０と内リンク１１とを結合するピン１２に装着すると共
に、該はさみ型つるまきばね１６のストレートとなる両
端部１６ａを両隣のピン１２それぞれに掛合するように
なっている。そして、前記複数のはさみ型つるまきばね
１６をリフトチェーンの長手方向に向かって隣接して設
けている。なお、前記はさみ型つるまきばね１６の中間
部１６ｂを装着したピン１２においては、該はさみ型つ
るまきばね１６が外れないように割りピンやワッシャー
等の抜け止め防止手段を設けている。
【００１３】このようなはさみ型つるまきばね１６は、
常にく字型に屈曲しようとする力が働いており、これに
よりリフトチェーン７も同様に屈曲しようとすること
で、リフトチェーン７において常にその全長が縮むよう
になる力が働いている。しかし、通常はリフトチェーン
７に昇降体５およびフォーク爪６の重さがかかってお
り、はさみ型つるまきばね１６およびリフトチェーン７
は真っ直ぐに伸びた状態となり、リフトチェーン７の全
長は縮まないようになっている。
常にく字型に屈曲しようとする力が働いており、これに
よりリフトチェーン７も同様に屈曲しようとすること
で、リフトチェーン７において常にその全長が縮むよう
になる力が働いている。しかし、通常はリフトチェーン
７に昇降体５およびフォーク爪６の重さがかかってお
り、はさみ型つるまきばね１６およびリフトチェーン７
は真っ直ぐに伸びた状態となり、リフトチェーン７の全
長は縮まないようになっている。
【００１４】このようにリフトチェーン７の側面の一方
に複数のはさみ型つるまきばね１６を設けたことで、作
業時、例えば、フォーク爪６をパレットや荷物あるいは
車の荷台の上面に着接する際、フォーク爪６がパレット
等の上面に着接した状態からさらにリフトシリンダ９を
作動して、リフトチェーン７に弛みが生じようとしたと
き、リフトチェーン７に昇降体５およびフォーク爪６の
重さがかからなくなるので、図４に示すように、前記は
さみ型つるまきばね１６それぞれがく字型に屈曲するよ
うになる。そして、前記はさみ型つるまきばね１６によ
りリフトチェーン７も同様にく字型に屈曲状態となり、
リフトチェーン７の全長が縮んだ状態になることで、リ
フトチェーン７に弛みが生じないようになる。これによ
り、リフトチェーン７が昇降装置内の部品と干渉するの
をなくして噛み込まれるのを防止することができ、しか
も、複雑な部品を設けたり、あるいは複雑な構造にした
りすることなく、これを行うことができる。なお、リフ
トチェーン７を縮める際、リフトチェーン７はく字型に
規則正しく屈曲するので、周回の部品と干渉することが
なく、リフトチェーン７をコンパクトに縮ませることが
できる。
に複数のはさみ型つるまきばね１６を設けたことで、作
業時、例えば、フォーク爪６をパレットや荷物あるいは
車の荷台の上面に着接する際、フォーク爪６がパレット
等の上面に着接した状態からさらにリフトシリンダ９を
作動して、リフトチェーン７に弛みが生じようとしたと
き、リフトチェーン７に昇降体５およびフォーク爪６の
重さがかからなくなるので、図４に示すように、前記は
さみ型つるまきばね１６それぞれがく字型に屈曲するよ
うになる。そして、前記はさみ型つるまきばね１６によ
りリフトチェーン７も同様にく字型に屈曲状態となり、
リフトチェーン７の全長が縮んだ状態になることで、リ
フトチェーン７に弛みが生じないようになる。これによ
り、リフトチェーン７が昇降装置内の部品と干渉するの
をなくして噛み込まれるのを防止することができ、しか
も、複雑な部品を設けたり、あるいは複雑な構造にした
りすることなく、これを行うことができる。なお、リフ
トチェーン７を縮める際、リフトチェーン７はく字型に
規則正しく屈曲するので、周回の部品と干渉することが
なく、リフトチェーン７をコンパクトに縮ませることが
できる。
【００１５】また、通常時においては、リフトチェーン
７に昇降体５およびフォーク爪６の重さがかかるので、
前記はさみ型つるまきばね１６が真っ直ぐに伸びた状態
となり、リフトチェーン７も真っ直ぐに伸びた状態とな
る。これにより、リフトチェーン７の作動に何等支障を
もたらすことがないようになっている。
７に昇降体５およびフォーク爪６の重さがかかるので、
前記はさみ型つるまきばね１６が真っ直ぐに伸びた状態
となり、リフトチェーン７も真っ直ぐに伸びた状態とな
る。これにより、リフトチェーン７の作動に何等支障を
もたらすことがないようになっている。
【００１６】なお、前述の実施例において、はさみ型つ
るまきばね１６をリフトチェーン７の側面の一方に設け
ているが、これを側面両方に設けるようにしてもよく、
また、リフトチェーン７の側面の一部に設けるのでな
く、全長にわたって設けることも可能である。さらに、
前述の実施例において、弾性体としてはさみ型つるまき
ばね１６を用いていたが、く字型に屈曲した板ばね等を
用いて、その中間部をピンに固着すると共に、両端部を
両隣のピンに掛合するようにしてもよく、また、両端部
を外リンク１０と内リンク１１それぞれに固着するよう
にしてもよい。また、前記リフトチェーン７において
は、前述の実施例に記載したものに限定されるものでは
なく、一般的なローラ式チェーン等を用いてもよい。
るまきばね１６をリフトチェーン７の側面の一方に設け
ているが、これを側面両方に設けるようにしてもよく、
また、リフトチェーン７の側面の一部に設けるのでな
く、全長にわたって設けることも可能である。さらに、
前述の実施例において、弾性体としてはさみ型つるまき
ばね１６を用いていたが、く字型に屈曲した板ばね等を
用いて、その中間部をピンに固着すると共に、両端部を
両隣のピンに掛合するようにしてもよく、また、両端部
を外リンク１０と内リンク１１それぞれに固着するよう
にしてもよい。また、前記リフトチェーン７において
は、前述の実施例に記載したものに限定されるものでは
なく、一般的なローラ式チェーン等を用いてもよい。
【００１７】
【発明の効果】リフトチェーンは、弾性体により該リフ
トチェーンの全長が縮むようになる力が常に働いている
ので、リフトチェーンに弛みが生じることがない。よっ
て、リフトチェーンが昇降装置内の部品と干渉するのを
なくすことができ、噛み込み等を防止することができ
る。さらに、従来のように、防止ガード等の複雑な部品
を設けたり、あるいは回転体に回転付勢手段を設けたり
して複雑な構造にしたりすることなく、リフトチェーン
に弾性体を設けただけの簡単な構造でリフトチェーンの
弛みを防止することができる。また、リフトチェーンに
弾性体を設けただけの簡単な構造となるので、安価にこ
れを提供することができる。
トチェーンの全長が縮むようになる力が常に働いている
ので、リフトチェーンに弛みが生じることがない。よっ
て、リフトチェーンが昇降装置内の部品と干渉するのを
なくすことができ、噛み込み等を防止することができ
る。さらに、従来のように、防止ガード等の複雑な部品
を設けたり、あるいは回転体に回転付勢手段を設けたり
して複雑な構造にしたりすることなく、リフトチェーン
に弾性体を設けただけの簡単な構造でリフトチェーンの
弛みを防止することができる。また、リフトチェーンに
弾性体を設けただけの簡単な構造となるので、安価にこ
れを提供することができる。
【図１】フォークリフトトラックの昇降装置の側面図で
ある。
ある。
【図２】本考案によるリフトチェーンの側面図である。
【図３】本考案によるリフトチェーンの正面図である。
【図４】本考案によるリフトチェーンの縮んだ状態を示
す側面図である。
す側面図である。
１…車体、２…アウタマスト、３…チルトシリンダ、４
…インナマスト、５…昇降体、６…フォーク爪、７…リ
フトチェーン、８…プーリ、９…リフトシリンダ、１０
…外リンク、１１…内リンク、１２…ピン、１３…外プ
レート、１４…中間プレート、１５…内プレート、１６
…はさみ型つるまきばね、１６ａ…両端部、１６ｂ…中
間部。
…インナマスト、５…昇降体、６…フォーク爪、７…リ
フトチェーン、８…プーリ、９…リフトシリンダ、１０
…外リンク、１１…内リンク、１２…ピン、１３…外プ
レート、１４…中間プレート、１５…内プレート、１６
…はさみ型つるまきばね、１６ａ…両端部、１６ｂ…中
間部。
Claims (3)
- 【請求項１】 車体１の前部に立設するアウタマスト２
と、該アウタマスト２に沿って昇降動するインナマスト
３と、該インナマスト３に沿って昇降動すると共にフォ
ーク爪６を装着した昇降体５と、一端を該昇降体５に連
結しそこから前記インナマスト４上部に設けた回転体を
経て他端を前記アウタマスト２に連結した外リンク１０
と内リンク１１とを交互にピン１２で結合してなるリフ
トチェーン７と、一方を前記アウタマスト２に固着し他
方を前記インナマスト４に固着したリフトシリンダ９と
からなるフォークリフトトラックの昇降装置において、 前記リフトチェーンの側面に弾性体を前記外リンク１０
と内リンク１１とわたって設けたことを特徴とするフォ
ークリフトトラックの昇降装置におけるリフトチェー
ン。 - 【請求項２】 前記弾性体として、中間部１６ｂを一巻
してリングにしかつ両端部１６ａをストレートにしてく
字型となるはさみ型つるまきばね１６を用いて、そのリ
ングとなる中間部１６ｂを前記ピン１２に装着すると共
にストレートとなる両端部１６ａを両隣のピン１２それ
ぞれに掛合するように設けたことを特徴とする請求項１
記載のフォークリフトトラックの昇降装置におけるリフ
トチェーン。 - 【請求項３】 前記はさみ型つるまきばね１６をリフト
チェーンの長手方向に向かって複数隣接して設けたこと
を特徴とする請求項２記載のフォークリフトトラックの
昇降装置におけるリフトチェーン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32149293A JPH07172786A (ja) | 1993-12-21 | 1993-12-21 | フォークリフトトラックの昇降装置におけるリフトチェーン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32149293A JPH07172786A (ja) | 1993-12-21 | 1993-12-21 | フォークリフトトラックの昇降装置におけるリフトチェーン |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07172786A true JPH07172786A (ja) | 1995-07-11 |
Family
ID=18133164
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32149293A Pending JPH07172786A (ja) | 1993-12-21 | 1993-12-21 | フォークリフトトラックの昇降装置におけるリフトチェーン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07172786A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2011008512A2 (en) * | 2009-06-30 | 2011-01-20 | Borgwarner Inc. | Chain |
| WO2014060775A1 (en) * | 2012-10-19 | 2014-04-24 | Renold Plc | A chain |
| EP2799738A1 (de) * | 2013-05-03 | 2014-11-05 | iwis antriebssysteme GmbH & Co. KG | Rückensteife Kette |
-
1993
- 1993-12-21 JP JP32149293A patent/JPH07172786A/ja active Pending
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2011008512A2 (en) * | 2009-06-30 | 2011-01-20 | Borgwarner Inc. | Chain |
| WO2011008512A3 (en) * | 2009-06-30 | 2011-04-14 | Borgwarner Inc. | Chain |
| CN102459949A (zh) * | 2009-06-30 | 2012-05-16 | 博格华纳公司 | 链条 |
| WO2014060775A1 (en) * | 2012-10-19 | 2014-04-24 | Renold Plc | A chain |
| WO2014060776A1 (en) * | 2012-10-19 | 2014-04-24 | Renold Plc. | Damper assembly |
| US9463958B2 (en) | 2012-10-19 | 2016-10-11 | Renold Plc. | Chain |
| EP2799738A1 (de) * | 2013-05-03 | 2014-11-05 | iwis antriebssysteme GmbH & Co. KG | Rückensteife Kette |
| CN104235267A (zh) * | 2013-05-03 | 2014-12-24 | 伊维氏传动***有限责任两合公司 | 抗后弯链条 |
| TWI557342B (zh) * | 2013-05-03 | 2016-11-11 | 伊維氏傳動系統有限公司 | 抗後彎鏈條 |
| US9541160B2 (en) | 2013-05-03 | 2017-01-10 | Iwis Antriebssysteme Gmbh & Co. Kg | Anti-backbend chain |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4630855A (en) | Lifting yoke for containers | |
| US9926179B2 (en) | Commercial lifting device-power unit with safety mechanism | |
| US5992571A (en) | Mast assembly for forklift trucks | |
| US20040200258A1 (en) | Locking mechanism for jack with elevated platform | |
| JPH07172786A (ja) | フォークリフトトラックの昇降装置におけるリフトチェーン | |
| JP4801011B2 (ja) | 梯子長調整装置 | |
| CA1199010A (en) | Chain retention device | |
| JPH0212880B2 (ja) | ||
| US6390451B1 (en) | Device and method for lifting a section of a vehicle | |
| EP0023405B1 (en) | Load-lifting structure and hidden lifting chain assembly for lift truck mast | |
| JPH0520799Y2 (ja) | ||
| US9522813B2 (en) | Commercial lifting device-power unit with slide forward bridge | |
| US9522814B2 (en) | Commercial lifting device-power unit with bridge latching mechanism | |
| JPH0318470Y2 (ja) | ||
| JPH0211437Y2 (ja) | ||
| JPH0357020B2 (ja) | ||
| JP3605284B2 (ja) | 垂直昇降式高所作業車 | |
| JP3458783B2 (ja) | リフタ装置 | |
| KR100526797B1 (ko) | 자동차용 팬토 그래프 잭 | |
| JP3186391B2 (ja) | フォークリフトにおけるホース等の外れ止め装置 | |
| JPH0625494Y2 (ja) | 高所作業車に於けるバケットの昇降装置 | |
| KR960002896Y1 (ko) | 차량정비용 리프트 | |
| JPH0717731Y2 (ja) | 二段駐車機 | |
| JPS6014756B2 (ja) | フオ−クリフトのリ−チフオ−ク装置 | |
| JP3274361B2 (ja) | 農作業機の作業装置昇降構造 |