JPH0717271Y2 - うず電流式リタ−ダ - Google Patents

うず電流式リタ−ダ

Info

Publication number
JPH0717271Y2
JPH0717271Y2 JP1986012080U JP1208086U JPH0717271Y2 JP H0717271 Y2 JPH0717271 Y2 JP H0717271Y2 JP 1986012080 U JP1986012080 U JP 1986012080U JP 1208086 U JP1208086 U JP 1208086U JP H0717271 Y2 JPH0717271 Y2 JP H0717271Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
eddy current
disk
retarder
inverter
stator coil
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1986012080U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62125379U (ja
Inventor
康弘 鈴木
Original Assignee
日野自動車工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 日野自動車工業株式会社 filed Critical 日野自動車工業株式会社
Priority to JP1986012080U priority Critical patent/JPH0717271Y2/ja
Publication of JPS62125379U publication Critical patent/JPS62125379U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0717271Y2 publication Critical patent/JPH0717271Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Dynamo-Electric Clutches, Dynamo-Electric Brakes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はうず電流式リターダに係り、特にステータコイ
ルによって形成される磁場の中で導体からなるデイスク
を回転させ、このデイスクに流れるうず電流によって仕
事を熱に変換して制動力を発生するようにしたうず電流
式リターダに関する。
〔考案の概要〕
本考案は、うず電流式リターダのステータコイルに交流
を通じて回転磁界を形成するようにしたものであって、
これによって特に回転数の低い場合における制動力の低
下を防止するようにしたものである。
〔従来の技術〕
サービスブレーキの使用頻度を少なくし、あるいはエン
ジンブレーキによる制動力を補うために、自動車にリタ
ーダを設ける試みがなされている。一般に従来のリター
ダは、うず電流によって仕事を熱に変換してトルクを吸
収するようになっている。すなわち第3図に示すよう
に、バッテリ1の出力をレギュレータ2を介してステー
タコイル3に供給し、このステータコイル3によって磁
界を形成する。そして自動車のパワーラインに結合され
たデイスク4をこのステータコイル3によって形成され
る磁場の中で回転させることにより、このデイスク4に
うず電流を発生させるとともに、このうず電流によって
生ずる熱を大気中に放散するようにしている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
このような従来のうず電流式リターダにおいては、ステ
ータコイル3によって形成される磁束をデイスク4が切
る割合によって制動力が決定されることになる。従って
エンジンの回転数が低下した場合や車速が低下した場合
には、デイスク4の回転数も低くなり、これによってス
テータコイル3によって生ずる磁束を切る割合も少なく
なる。従ってこのことから、エンジンの回転数が低下し
た場合や車速が低下した場合には、リターダによる制動
力が低下するという欠点がある。
本考案はこのような問題点に鑑みてなされたものであっ
て、エンジンの回転数が低下した場合や車速が低下した
場合においても、制動力が低下しないようにしたうず電
流式リターダを提供することを目的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、ステータコイルによって形成される磁場の中
で導体から成るディスクを回転させ、このディスクに流
れるうず電流によって仕事を熱に変換して制動力を発生
するようにしたうず電流式リターダにおいて、 前記ディスクをパワーラインの駆動軸に連結するととも
に、 前記ステータコイルを多相コイルとし、 可変な周波数の多相交流を取出すインバータを設け、 該インバータの出力を前記多相コイルに供給するように
したうず電流式リターダに関するものである。
〔作用〕
インバータによって任意の周波数の多相交流を取出すと
ともに、この多相交流をステータ側の多相コイルに供給
することによって、回転磁界が形成されることになる。
そしてこの回転磁界の磁場の中でデイスクが回転するこ
とになる。従ってエンジンの回転数が低い場合やあるい
は車速が低下した場合には、ステータコイルによってデ
ィスクの回転方向とは逆方向の回転磁界を形成するとと
もに、この回転磁界によってディスクとの間の相対回転
数を高くし、これによって回転数の低下による制動力の
低下を防止できる。
〔実施例〕
以下本考案を図示の一実施例につき説明する。第2図は
本考案の一実施例に係るうず電流式リターダを示すもの
であって、このリターダはその中心部を貫通するように
回転軸10を備えている。この回転軸10はエンジンのクラ
ンクシャフトに連結されるか、あるいはプロペラシャフ
トの中間位置に連結されるようになっており、これによ
ってリターダをパワーラインの途中に配するようにして
いる。そしてこの回転軸10はスリーブ11の両端に設けら
れているボールベアリング12によって回転可能に支持さ
れるようになっている。さらに回転軸10の両端には導体
からなるデイスク13が設けられており、このデイスク13
によってうず電流を発生するようにしている。またデイ
スク13の外側面には放熱用フイン14が設けられており、
うず電流によって生ずる熱を大気中に放散するようにし
ている。
上記スリーブ12には一体にステータヨーク15が設けられ
るとともに、このステータヨーク15にはステータコア16
が固着されている。そしてこのステータコア16によっ
て、回転軸10の円周方向に沿って複数個のステータコイ
ル17が巻装されるようになっている。またこのステータ
コイル17の両端に位置するように、ステータコア16の端
部には磁極板18が設けられている。この磁極板18は両側
のデイスク13とエアギャップを介して対向するようにな
っている。
つぎにこのリターダの電気的な接続について説明する
と、ステータコイル17は第1図に示すように3相になっ
ており、インバータ19と接続されている。そしてこのイ
ンバータ19の入力側にはバッテリ20が接続されている。
またこのインバータ19によって得られる交流の周波数を
制御するためのコントローラ21が設けられており、その
入力側にはデイスク13の回転を検出する回転検出センサ
22が接続されるようになっている。
以上のような構成において、第2図に示すステータコイ
ル17に通電を行なってステータコア16を貫通するように
磁束を形成すると、この磁束が導体からなるデイスク13
を貫通することになり、これによってデイスク13にうず
電流が発生することになる。そしてこのうず電流によっ
てリターダに加えられた回転トルクが熱に変換されるこ
とになる。この熱がデイスク13に形成されている放熱用
フイン14によって大気中に放出されることになる。この
ようにしてリターダは外部から加えられる仕事を制動力
として吸収することになり、このリターダが装備されて
いる車両の制動を行なうことになる。
しかも本実施例に係るリターダにおいては、特に第1図
に示すように、ステータコイル17へは、インバータ19に
よって交流を供給するようにしており、この交流によっ
てステータコイル17が回転磁界を形成するようにしてい
る。しかもこの回転磁界の回転方向は、デイスク13の回
転方向と逆方向になっている。さらにインバータ19によ
って形成される交流の周波数をコントローラ21によって
制御するようにしている。すなわち回転検出センサ22に
よってデイスク13の回転数を検出するとともに、最適な
周波数となるようにコントローラ21によってインバータ
19を制御している。従って特に回転数の低い場合におい
て、インバータ19によって高い周波数の交流をステータ
コイル17に供給し、このステータコイル17によって形成
される回転磁界の回転数を高くすることによって、デイ
スク13と回転磁界の間の相対速度が上昇し、これによっ
てエンジンの回転数が低下した場合や車両の車速が低下
して場合においても、大きな吸収馬力が得られることに
なる。またコントローラ21によってインバータ19で得ら
れる交流の周波数を制御することによって、このリター
ダの制動力を調整することが可能になる。
〔考案の効果〕
以上のように本考案は、インバータによって任意の周波
数の多相交流を得るとともに、この交流出力を多相コイ
ルに流して回転磁界を形成するようにし、この回転磁界
によって形成される磁場の中でパワーラインの駆動軸に
連結されているディスクを回転駆動するようにしたもの
である。
従ってインバータの周波数によって回転磁界の回転数を
調整することができるとともに、その回転方向をも調整
することが可能になり、これらの回転数と回転方向とに
よって、制動力の調整が可能になる。またとくに回転数
が低くなった場合には、ディスクの回転方向と逆方向の
高い回転数の回転磁界を形成することにより、高い制動
力を維持することが可能になる。これによって回転数の
低下に伴うリターダの制動力の低下を防止できるように
なる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係るうず電流式リターダの
回路構成を示すブロック図、第2図は同リターダの縦断
面図、第3図は従来のリターダの回路構成を示すブロッ
ク図である。 なお図面に用いた符号において、 10……回転軸 13……デイスク 16……ステータコア 17……ステータコイル 19……インバータ 20……バッテリ 21……コントローラ 22……回転検出センサ である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ステータコイルによって形成される磁場の
    中で導体から成るディスクを回転させ、このディスクに
    流れるうず電流によって仕事を熱に変換して制動力を発
    生するようにしたうず電流式リターダにおいて、 前記ディスクをパワーラインの駆動軸に連結するととも
    に、 前記ステータコイルを多相コイルとし、 可変な周波数の多相交流を取出すインバータを設け、 該インバータの出力を前記多相コイルに供給するように
    したうず電流式リターダ。
JP1986012080U 1986-01-29 1986-01-29 うず電流式リタ−ダ Expired - Lifetime JPH0717271Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986012080U JPH0717271Y2 (ja) 1986-01-29 1986-01-29 うず電流式リタ−ダ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986012080U JPH0717271Y2 (ja) 1986-01-29 1986-01-29 うず電流式リタ−ダ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62125379U JPS62125379U (ja) 1987-08-08
JPH0717271Y2 true JPH0717271Y2 (ja) 1995-04-19

Family

ID=30799879

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986012080U Expired - Lifetime JPH0717271Y2 (ja) 1986-01-29 1986-01-29 うず電流式リタ−ダ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0717271Y2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS497641A (ja) * 1972-05-26 1974-01-23
JPS5055741A (ja) * 1973-09-21 1975-05-16
IT1029210B (it) * 1975-06-05 1979-03-10 Bonacina Ernestino Procedimento di conservazione e sbucciatura di castagne e marroni

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62125379U (ja) 1987-08-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6698554B2 (en) Eddy current brake system
JP2000316273A (ja) ブレーキおよび持上げ装置
CN102594090A (zh) 一种凸极构造的液冷自励式电涡流缓速器
JP4828042B2 (ja) 永久磁石型風力発電機の電気ブレーキ装置
WO2012042278A2 (en) Electromechanical device
US20040262105A1 (en) Eddy-current wheelend retarder featuring modified rotor skin effect
EP3173282B1 (en) Method of operating an electrically propelled vehicle
US7276833B2 (en) Electromagnetic retarder system and method
JPH0717271Y2 (ja) うず電流式リタ−ダ
CN102611277B (zh) 一种凸极构造的液冷式电涡流缓速器
CA2629630C (en) Electric motor with a low number of revolutions, in particular to drive lifting devices
JPH11505700A (ja) 電動駆動装置
JP4731792B2 (ja) 電磁結合手段を備えた通風機装置
JP4798598B2 (ja) 風力発電機
JP2763978B2 (ja) 液冷式リターダ
Mashiko et al. Design of switched reluctance motors for electric hand tools
JPH0615510Y2 (ja) ブレーキ付きモータ
CN106571706B (zh) 电动车
KR860002723Y1 (ko) 저관성 가변유도전동기
KR101734832B1 (ko) 철도차량 제동장치
JPH10225096A (ja) リターダ
JPH04295242A (ja) ブラシレスモータ用ロータマグネット
JPS6138392Y2 (ja)
JPS627759U (ja)
JPH0533679U (ja) 渦電流式ブレーキの回転体