JPH07171114A - 看護計画作成支援装置 - Google Patents

看護計画作成支援装置

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JPH07171114A
JPH07171114A JP32075893A JP32075893A JPH07171114A JP H07171114 A JPH07171114 A JP H07171114A JP 32075893 A JP32075893 A JP 32075893A JP 32075893 A JP32075893 A JP 32075893A JP H07171114 A JPH07171114 A JP H07171114A
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JP
Japan
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file
information
nursing care
patient
care plan
Prior art date
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Application number
JP32075893A
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English (en)
Inventor
Michiko Miyanishi
道子 宮西
Noriko Tai
紀子 田井
Naomi Ayada
直美 綾田
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】病院などにおいて看護計画を作成する際に用い
られる看護計画作成支援装置に関し、経験の少ない看護
婦であっても少ない労力と時間で高水準の看護計画を作
成することができるとともに、看護計画の作成を通じて
看護婦に必要な知識やノウハウを学ぶことを可能とする
ことを目的とする。 【構成】患者マスタファイル21、診断名マスタファイ
ル22、問題点マスタファイル23、個人問題点ファイ
ル26、画像データなどを格納した参照情報ファイル2
7,28、診断名を指定することにより問題点マスタフ
ァイル23を参照して診断名に対応する問題点を表示す
るための問題点処理手段33、表示された問題点の中か
ら選択された問題点を、指定された患者の個人問題点フ
ァイル26に記録する編集処理手段32、問題点マスタ
ファイル23に格納された特定の情報を指定することに
より、その特定の情報に関連した参照情報を出力させる
ための参照情報処理手段34を有して構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、病院などにおいて看護
計画を作成する際に用いられる看護計画作成支援装置に
関する。
【0002】基準に定められた所定の病院においては、
入院患者についての看護計画を作成して都道府県に提出
することとされている。看護計画の作成には多くの時間
と労力を要しており、また経験の浅い新人看護婦にとっ
ては負担が極めて大きいので、それらの労力を軽減して
高水準の看護計画を作成することのできる支援装置の開
発が望まれていた。
【0003】
【従来の技術】通常、看護計画の作成は、その患者を担
当する主看護婦(プライマリナース)が行うが、従来に
おいて看護計画は次のようにして作成されている。
【0004】すなわち、例えば医師による来院患者の診
察の結果、患者の入院が必要と判断されると、病名など
を記録したカルテが主看護婦の元に送られてくる。主看
護婦は、カルテを見ながら患者に対する問診を行い、問
診表に記録する。
【0005】その後、カルテ及び問診表に基づいて、ま
た必要に応じてその患者の過去の看護計画や専門書籍を
参考にして、診断名を決定し、診断名に対応する患者の
問題点をいくつか決定する。そして、それら問題点に対
する目標(目的)を決定するとともに、観察項目、処置
項目、教育項目について決定し、これらのリストを作成
する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】看護の現場では、看護
婦の経験にかかわらず常に一律の高水準の看護を提供す
ることが要求されている。しかし、看護計画の作成に
は、検査、治療、処置、与薬などの治療活動に関する多
くの知識と経験を要するので、新人看護婦にとっては、
多くの書籍を参考にしたり熟練看護婦から教えてもらっ
たりして経験不足を補わなければならず、高水準の看護
計画を作成するために多大な労力を強いられているのが
現状である。
【0007】また、例えば心臓に異常がある場合の心拍
音や動作に関する知識は、書籍から得たものだけでは不
十分であり、実際に目で見、耳で聞いて経験をしないこ
とには習得することは難しいが、そのような臨床現場に
立ち会うことは稀である。このことが新人看護婦に対し
て一層の負担を与えている。
【0008】本発明は、上述の問題に鑑みてなされたも
ので、経験の少ない看護婦であっても少ない労力と時間
で高水準の看護計画を作成することができるとともに、
看護計画の作成を通じて看護婦に必要な知識やノウハウ
を学んでいくことのできる看護計画作成支援装置を提供
することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る装
置は、入力手段17,18と、画像情報又は音声情報の
少なくとも一方を出力する出力手段14,15と、看護
計画に関する標準的な情報を格納した標準看護計画マス
タファイル22,23と、音声データ又は画像データに
よる参照情報を格納した参照情報ファイル27,28
と、前記標準看護計画マスタファイル22,23から、
前記入力手段17,18により指定された患者に関連す
る情報を抽出して個人看護計画ファイル26を作成する
ための抽出処理手段32aと、前記個人看護計画ファイ
ル26を修正するための修正処理手段32bと、前記個
人看護計画ファイル26を作成し又は修正するに当た
り、前記標準看護計画マスタファイル22,23又は前
記個人看護計画ファイル26に格納された特定の情報を
指定することにより、その特定の情報に関連した参照情
報を前記出力手段14,15から出力させるための参照
情報処理手段34と、を有して構成される。
【0010】請求項2の発明に係る装置は、入力手段1
7,18と、出力手段14,15と、患者についての情
報を格納した患者マスタファイル21と、診断名につい
ての情報を格納した診断名マスタファイル22と、診断
名に対応する問題点についての情報を格納した問題点マ
スタファイル23と、患者毎の問題点についての情報を
格納した個人問題点ファイル26と、音声データ又は画
像データによる参照情報を格納した参照情報ファイル2
7,28と、診断名を指定することにより、前記問題点
マスタファイル23を参照して当該診断名に対応する問
題点を前記出力手段14に表示するための問題点処理手
段33と、表示された問題点の中から選択された問題点
を、指定された患者の個人問題点ファイル26に記録す
る編集処理手段32と、前記個人問題点ファイル26を
生成し又は修正するに当たり、前記問題点マスタファイ
ル23又は個人問題点ファイル26に格納された特定の
情報を指定することにより、その特定の情報に関連した
参照情報を前記出力手段14に出力させるための参照情
報処理手段34と、を有して構成される。
【0011】請求項3の発明に係る装置は、前記問題点
処理手段33は、前記参照情報が表示されたときに、前
記問題点マスタファイル23を参照して当該参照情報に
関連する問題点を前記出力手段14に表示するように構
成される。
【0012】請求項4の発明に係る装置は、前記特定の
情報に関連する前記参照情報ファイル27,28を検索
するための参照情報インデックスファイル24,25を
有し、前記参照情報インデックスファイル24,25に
は、参照情報毎に、当該参照情報に関連する問題点マス
タファイル23を指定するための問題点コード情報CP
Rが格納されて構成される。
【0013】請求項5の発明に係る装置は、前記問題点
マスタファイル23の各レコードは、診断名に対応する
問題点PR、目標AM、観察項目OB、処置項目TR、
又は教育項目EDに関する情報、及びそれらを識別する
ためのデータ種別情報SDを有して構成される。
【0014】
【作用】図10〜18を参照して看護計画作成支援装置
1における看護計画の作成の手順例について説明する。
【0015】診断名マスタファイル22による診断名選
択画面HG3において、疾患部位を選択すると診断名一
覧画面HG4が表示され、その画面HG4において診断
名を選択すると、問題点マスタファイル23から診断名
に対応する問題点が検索され、問題点一覧画面HG5と
して表示される。
【0016】問題点一覧画面HG5において、当該患者
に該当する問題点を選択すると、その問題点に関連する
目標AM、観察項目OB、処置項目TR、及び教育項目
EDが問題点マスタファイル23から検索され、看護計
画編集画面HG6として表示される。
【0017】看護計画編集画面HG6において、内容の
修正、追加、削除などを行うことにより、当該患者に最
適と考えられる看護計画を作成する。作成された看護計
画のデータは、個人問題点ファイル26に格納される。
個人問題点ファイル26の内容は、必要に応じて画面H
Gに表示し、又は看護計画表LNPとしてプリントす
る。
【0018】画面HGに強調表示された特定の語句を選
択することにより、それに関する参照情報が出力され
る。参照情報が出力されたときに、それに関連する問題
点PRが関連問題点一覧画面HG8として表示される。
この中から問題点PRを選択することにより、それが当
該患者の看護計画に追加される。
【0019】
【実施例】まず、本実施例によって作成される看護計画
表LNPについて説明する。図18は看護計画表LNP
の例を示す図である。
【0020】看護計画表LNPには、患者PTの氏名、
入院日、主治医名、看護婦名、主病名、病室番号などの
書志的事項を始めとして、問題点PR、目標AM、観察
項目OB、処置項目TR、教育項目EDがそれぞれいく
つか記録されている。主病名に基づいて1つ又は複数の
診断名が看護婦によって決定されるが、それぞれの診断
名に対応して、当該患者PTについて看護婦から見た問
題点PRが記録されている。目標AMとは、問題点PR
に記載された問題の解決に役立つ事項、その問題の発生
を抑制するための事項、又はその問題が発生したときの
対処方法などである。
【0021】図1は本発明に係る看護計画作成支援装置
1のハード構成を示すブロック図である。看護計画作成
支援装置1は、処理装置11、CD−ROM12、磁気
ディスク装置13、表示装置14、音声出力装置15、
プリンタ装置16、キーボード17、マウス18などか
ら構成されている。看護計画作成支援装置1は、例えば
マルチメディア対応のパーソナルコンピュータ又はワー
クステーションなどによって実現される。それらのネッ
トワークシステムによっても実現可能である。
【0022】図2は看護計画作成支援装置1を機能的に
示すブロック図である。図2において、看護計画作成支
援装置1は、磁気ディスク装置13に格納された患者マ
スタファイル21、診断名マスタファイル22、問題点
マスタファイル23、画像インデックスファイル24、
音声インデックスファイル25、及び個人問題点ファイ
ル26、CD−ROM12に格納された画像情報ファイ
ル27及び音声情報ファイル28、抽出処理部11にお
いて実現される入力処理部31、編集処理部32、問題
点処理部33、参照情報処理部34、及び出力処理部3
5などを有している。
【0023】図3は患者マスタファイル21の構成を示
す図である。患者マスタファイル21は、多数の患者P
Tについて、患者番号NPT、患者氏名、生年月日、診
断名コードCDA、及び診断名NDAなどを患者PT毎
に格納したファイルである。患者マスタファイル21へ
の書き込みは、表示装置14に患者情報画面HG2を表
示させた状態で、所定の患者情報をキーボード17から
入力することによって行われる。
【0024】図4は診断名マスタファイル22の構成を
示す図である。診断名マスタファイル22は、多数の診
断名NDAについて、診断名コードCDA、部位コード
CSE、及び診断名NDAを格納したファイルである。
診断名マスタファイル22、及び以下に説明する問題点
マスタファイル23、画像インデックスファイル24、
及び画像情報ファイル27などは、熟練看護婦又は医師
などの専門家の助言によって予め作成されている。
【0025】図5は問題点マスタファイル23の構成を
示す図である。問題点マスタファイル23は、診断名N
DAに対応する問題点PR、目標AM、観察項目OB、
処置項目TR、又は教育項目EDに関するいずれかの情
報(内容CT)を格納するファイルであり、問題点コー
ドCPR、データ種別SD、項目番号NIT、内容C
T、音声コードCAU、及び画像コードCVSを格納す
る。
【0026】問題点コードCPRは、対応する診断名N
DAの診断名コードCDAと、レコード毎にユニークな
コードとによって構成されている。データ種別SDは、
当該レコードが、問題点PR、目標AM、観察項目O
B、処置項目TR、教育項目EDの内のいずれに関する
ものであるかを示す情報であり、例えばそれぞれ1〜5
のコードで示される。項目番号NITは、同一の診断名
コードCDA及び同一のデータ種別SDについて複数の
レコードがある場合に、それらに順に付されたコード番
号である。但し、データ種別SDが問題点PR又は目標
AMである場合には、それらのレコードは1つの診断名
NDAに対して1つのみであるから、項目番号NITは
常に「1」である。
【0027】内容CTには、図5(B)に一例を示すよ
うに、日本語の文章が格納されている。この文章は、所
定の処理によって表示装置14の問題点一覧画面HG5
などに表示されるが、そのときに、数字の「2」と
「0」で挟まれた「薬物療法」の語句は異なる色で強調
表示される。このように強調表示された語句は、その語
句に関連した画像情報が用意されていることを示すもの
であり、その語句をマウス18などで選択することによ
り、対応する画像情報がCD−ROM12の画像情報フ
ァイル27から読み出されて画面HGに表示される。図
には示されていないが、数字の「1」と「0」で挟まれ
た語句については、音声情報が用意されている。
【0028】音声コードCAUは、内容CTにおいて音
声情報が用意された語句について、その音声情報を音声
情報ファイル28から取り出すために、音声インデック
スファイル25を検索するためのものである。画像コー
ドCVSは、同様に、画像インデックスファイル24を
検索するためのものである。音声コードCAU及び画像
コードCVSは、それぞれ5つずつ用意されている。
【0029】図6は個人問題点ファイル26の構成を示
す図である。個人問題点ファイル26は、キーボード1
7又はマウス18からの入力によって指示又は選択され
た患者PTについて、その患者PTに固有の問題点PR
などを問題点マスタファイル23から抽出して作成され
るファイルである。個人問題点ファイル26の各レコー
ドは、問題点マスタファイル23から抽出されたレコー
ドの先頭に患者番号NPTを付すことによって作成され
る。
【0030】図7は画像インデックスファイル24の構
成を示す図、図8は音声インデックスファイル25の構
成を示す図である。図7において、画像インデックスフ
ァイル24には、画像コードCVS、ファイル名NF
V、部位コードCSE、診断名コードCDA、問題点コ
ードCPR、関連音声コードCAU、及び関連画像コー
ドCVSが格納されている。ファイル名NFVは、CD
−ROM12の画像情報ファイル27の中の1つのファ
イルを指定するためのものである。診断名コードCDA
及び問題点コードCPRは、当該画像コードCVSによ
って検索される画像情報に関連した診断名NDA又は問
題点PRを示す。ここに記録された診断名NDA又は問
題点PRの内容の一部は、画像情報が画面HGに表示さ
れたときに、それと同時に又は指示入力によって画面H
Gに表示され、表示された診断名NDA又は問題点PR
を選択して入力することが可能となっている。また、関
連音声コードCAU又は関連画像コードCVSに記録さ
れた音声情報又は画像情報も、指示によって出力するこ
とが可能となっている。図8に示す音声インデックスフ
ァイル25についても同様である。このように、画像情
報、音声情報、診断名NDA、問題点PRの相互間にお
いて、連鎖的に検索することが可能となっている。
【0031】画像情報ファイル27及び音声情報ファイ
ル28は、それぞれ1つの画像情報DVD又は音声情報
を1つのファイルに格納したものであり、したがってそ
れら情報の数だけファイルが存在する。
【0032】図2に戻って、入力処理部31は、キーボ
ード17又はマウス18から入力されたデータに基づい
て、各ファイルの内容を修正し、又は他の処理部に必要
な指令を与えるための処理を行う。
【0033】編集処理部32は、問題点マスタファイル
23から必要なレコードを抽出して患者毎の個人問題点
ファイル26を作成するための抽出処理部32a、及び
作成された個人問題点ファイル26を修正するための修
正処理部32bを有している。作成及び修正などの処理
を編集処理ということがある。問題点マスタファイル2
3からのレコードの抽出に当たって、例えば、問題点一
覧画面HG5に表示された問題点PRの中から必要な問
題点PRをマウス18で選択すると、その問題点PRの
記録されたレコードが複写され、その先頭に患者番号N
PTが付されて個人問題点ファイル26に格納される。
【0034】問題点処理部33は、診断名NDAを指定
することにより、その診断名NDAに対応する診断名コ
ードCDAを診断名マスタファイル22から検索し、検
索された診断名コードCDAを含んだ問題点コードCP
Rを有し且つデータ種別SDが「1」であるレコードを
問題点マスタファイル23から検索し、その内容CT
(問題点PR)を図14に示すような問題点一覧画面H
G5として一覧表示する。また、選択された1つの問題
点PRに対する標準的な看護計画を表示させるための指
示が与えられると、当該問題点コードCPRを有する全
てのレコードを問題点マスタファイル23の中から検索
し、図15に示すような看護計画編集画面HG6として
表示する。
【0035】また、問題点処理部33は、画像情報が画
面HGに表示されたときに、オペレータである看護婦が
問題点表示のための指定を行うことによって、当該画像
情報に関連して記録されている問題点コードCPRをキ
ーとして問題点マスタファイル23から検索し、検索さ
れた内容CTを画面HG8にウインドウ表示する。
【0036】参照情報処理部34は、画面HGに強調表
示された語句をマウス18などで選択することによっ
て、その語句に対応する画像情報又は音声情報を、CD
−ROM12の画像情報ファイル27又は音声情報ファ
イル28から読み出して表示装置14に表示し又は音声
出力装置15に出力する。画像情報及び/又は音声情報
を参照情報という。
【0037】すなわち、上述したように、個人問題点フ
ァイル26の編集に当たっては、問題点マスタファイル
23又は個人問題点ファイル26に格納された内容CT
が読み出され、画面HGに表示される。参照情報が用意
されている語句は強調表示されるので、強調表示された
語句が選択されると、その語句に対応する画像コードC
VS又は音声コードCAUをキーとして、画像インデッ
クスファイル24又は音声インデックスファイル25を
検索してファイル名NFV又はファイル名NFAを取得
し、そのファイルのデータを画像情報ファイル27又は
音声情報ファイル28から読み出して出力する。
【0038】出力処理部35は、各ファイル及び各処理
部で処理された内容を、表示装置14、音声出力装置1
5、又はプリンタ装置16に実際に出力するに必要な処
理を行う。
【0039】次に、看護計画作成支援装置1における看
護計画の作成の手順について、図9に示すフローチャー
トを参照しながら説明する。以下の例では、心臓病で入
院してきた60歳の男性(金山銀助)を例にとって説明
する。
【0040】まず、看護計画作成支援装置1を立ち上げ
ると、初期画面である患者一覧画面HG1が表示される
(図10参照、但し「金山銀助」は表示されない)。患
者が新規であり、患者一覧画面HG1に表示されていな
い場合、つまり未登録の場合には、画面HG1の右上部
に表示されている「患者情報」を選択すると、患者情報
画面HG2が表示される(図11参照)。患者情報画面
HG2において、オペレータが患者情報を入力する(#
11)。患者情報の入力を終えると、患者一覧画面HG
1に戻る。
【0041】患者一覧画面HG1において、表示されて
いる患者PTを選択し、上部に表示されている「看護計
画」を選択すると、その患者PTについての診断名ND
Aを選択するための診断名選択画面HG3が表示される
(#12、図12参照)。
【0042】診断名選択画面HG3には、患者の性別及
び年齢別に身体のイラストが表示され、イラスト中に疾
患部位名NDPが表示される。イラストで表示されない
疾患は画面HG3の右側にまとめて表示される。この画
面HG3において、該当する疾患部位名NDPを選択す
る(#13)。ここでは「心臓」を選択すると、その部
位コードCSEをキーとして診断名マスタファイル22
が検索され、「心臓」に関する1つ又は複数の診断名N
DAが取得され、これによって診断名一覧画面HG4が
表示される(#14、図13参照)。
【0043】診断名一覧画面HG4において、1つ又は
複数の診断名NDAを選択すると、診断名コードCDA
を含んだ問題点コードCPRによって問題点マスタファ
イル23が検索され、その中のデータ種別SDが「1」
である問題点PRが問題点一覧画面HG5として表示さ
れる(#16、図14参照)。
【0044】問題点一覧画面HG5において、当該患者
に該当する問題点PRを選択する(#17)。問題点P
Rが選択されると、その問題点コードCPRをキーとし
て問題点マスタファイル23が検索され、目標AM、観
察項目OB、処置項目TR、教育項目EDを含んだ標準
的な看護計画が抽出される。抽出された内容CTは、看
護計画編集画面HG6として表示される(#18、図1
5参照)。
【0045】看護計画編集画面HG6において、内容の
修正、追加、削除などを行うことにより、当該患者に最
適と考えられる看護計画を作成する(#19)。作成さ
れた看護計画のデータは、個人問題点ファイル26に格
納される。個人問題点ファイル26の内容は、必要に応
じて画面HGに表示し、又はプリンタ装置16によって
看護計画表LNPとしてプリントする(#20)。な
お、看護計画表LNPをプリントするときには、個人問
題点ファイル26に格納された各レコードのデータが合
成され、図18に示すような所定の書式で出力される。
【0046】ところで、疾患部位名NDP、診断名ND
A、又は問題点PRの選択、又は看護計画の編集の際
に、画面HGに強調表示された語句を選択することによ
り、それに関する参照情報が出力される。例えば、図1
3の診断名一覧画面HG4において、強調表示されてい
る「狭心症」の語句を選択すると、図16の画像情報表
示画面HG7に示されるように、期外収縮の起こった時
の心拍動のリズムの様子などを示す画像情報DVDが表
示される。画像情報表示画面HG7において、例えば強
調表示されている「発作性頻拍」を選択すると、その心
拍音が音声出力装置15から出力される。複数の心拍音
がある場合には、その患者に該当すると思われる音を選
択すると、その音から導かれる観察項目OB、処置項目
TR、及び教育項目EDが看護計画に追加され、当該患
者の個人問題点ファイル26に格納される。
【0047】また、「発作性頻拍」を選択したときに
は、図17に示すようにそれに関連する問題点PRが関
連問題点一覧画面HG8として表示される。この中から
問題点PRを選択することにより、それが当該患者の看
護計画に追加される。したがって、患者の病名からは得
ることが困難な問題点PR、観察項目OBなどの情報を
別の観点から連鎖的に得ることができるので、患者をあ
らゆる側面から見た高水準の看護計画を作成することが
できる。
【0048】上述したように、本実施例の看護計画作成
支援装置1によると、熟練看護婦の知識やノウハウの所
産である問題点マスタファイル23、画像情報ファイル
27や音声情報ファイル28などの内容を、看護計画の
作成に当たって参照し必要に応じて繰り返し見たり聞い
たりすることとなるので、経験の如何にかかわらず一律
の高水準の看護計画を作成することができる。また、新
人看護婦が看護計画作成支援装置1を使用することによ
り、日々の看護計画作成業務を通じて高品質な看護の知
識やノウハウを身につけることができる。さらに、身に
ついた知識やノウハウが次の看護計画の作成に反映され
るという好循環が繰り返される。
【0049】また、従来のように多くの専門書籍などを
参照する必要がなく、看護計画の作成に要する時間を大
幅に短縮することができるので、看護婦が本来の看護業
務に専念することができ、看護業務そのものの高水準化
に寄与するという効果もある。
【0050】さらに、オペレータである看護婦は、画像
情報や音声情報による生の情報を見たり聞いたりしなが
ら看護計画を編集することができ、臨床経験が少ない場
合であっても高水準の看護計画を作成することができる
とともに、看護計画の作成過程において現場に必要な知
識やノウハウを習得することができる。
【0051】プリントされた看護計画表LNPは、患者
や家族への看護方法、注意点等の確認に使用され、看護
項目の見落としが防止される。また、看護中に発見され
た患者の状態の変化や家族の状態は、看護計画表LNP
に書き留めて持ち帰り、それを看護計画の編集にフィー
ドバックすることによって、看護計画をさらによりよい
ものとすることができる。看護計画表LNPは、患者が
退院する場合や病棟を移動する場合において、情報の伝
達に使用できる。例えば、看護計画表LNPをファイル
に閉じておくことにより、入院患者の管理を行うのに役
立つ。退院した患者の患者情報を磁気ディスク装置13
又はフレキシブルディスクなどに保存しておくことによ
り、その患者が再入院してきたときに以前の看護計画を
利用することができるので、再び入力し直す必要がな
い。各病棟に設置した看護計画作成支援装置1をLAN
で接続することにより、患者が病棟を移った場合など
に、以前の病棟の看護計画のデータを転送し、そのまま
利用することもできる。
【0052】また、作成した看護計画(個人問題点ファ
イル26)を図示しない一時ファイルに格納しておき、
その内容が優れたものであり標準的又は汎用的に利用で
きるものを、問題点マスタファイル23などに反映させ
るようにしてもよい。このようにすることによって、問
題点マスタファイル23などの標準的な看護計画に学習
機能を持たせることができ、看護計画作成支援装置1の
水準の維持及び向上を図ることができる。
【0053】上述の実施例において、画像情報DVDと
して動画を使用することもできる。例えば、処置項目T
Rで「リハビリのために腕をゆっくりと動かす」という
内容があった場合に、そのような腕の動きを動画として
画面HGに表示することができる。その他、各ファイル
の構成、内容、処理及び操作の手順、内容、看護計画作
成支援装置1の全体又は各部の構成などは、本発明の主
旨に沿って種々変更することができる。
【0054】
【発明の効果】本発明によると、経験の少ない看護婦で
あっても少ない労力と時間で高水準の看護計画を作成す
ることができるとともに、看護計画の作成を通じて看護
婦に必要な知識やノウハウを学ぶことができる。
【0055】請求項3及び請求項4の発明によると、患
者の病名から直接的に得ることが困難な問題点、観察項
目などの情報を、別の観点から連鎖的に得ることができ
るので、患者をあらゆる側面から見た高水準の看護計画
を作成することができる。
【0056】請求項5の発明によると、簡単な構造の個
人問題点ファイルによって多種類の情報を格納すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る看護計画作成支援装置のハード構
成を示すブロック図である。
【図2】看護計画作成支援装置を機能的に示すブロック
図である。
【図3】患者マスタファイルの構成を示す図である。
【図4】診断名マスタファイルの構成を示す図である。
【図5】問題点マスタファイルの構成を示す図である。
【図6】個人問題点ファイルの構成を示す図である。
【図7】画像インデックスファイルの構成を示す図であ
る。
【図8】音声インデックスファイルの構成を示す図であ
る。
【図9】看護計画の作成の手順を示すフローチャートで
ある。
【図10】患者一覧画面を示す図である。
【図11】患者情報画面を示す図である。
【図12】診断名選択画面を示す図である。
【図13】診断名一覧画面を示す図である。
【図14】問題点一覧画面を示す図である。
【図15】看護計画編集画面を示す図である。
【図16】画像情報表示画面Hを示す図である。
【図17】関連問題点一覧画面を示す図である。
【図18】看護計画表の例を示す図である。
【符号の説明】
1 看護計画作成支援装置 14 表示装置(出力手段) 15 音声出力装置(出力手段) 17 キーボード(入力手段) 18 マウス(入力手段) 21 患者マスタファイル 22 診断名マスタファイル(標準看護計画マスタファ
イル) 23 問題点マスタファイル(標準看護計画マスタファ
イル) 24 画像インデックスファイル(参照情報インデック
スファイル) 25 音声インデックスファイル(参照情報インデック
スファイル) 26 個人問題点ファイル(個人看護計画ファイル) 27 画像情報ファイル(参照情報ファイル) 28 音声情報ファイル(参照情報ファイル) 32 編集処理部(編集処理手段) 32a 抽出処理部(抽出処理手段) 32b 修正処理部(修正処理手段) 33 問題点処理部(問題点処理手段) 34 参照情報処理部(参照情報処理手段) PR 問題点 CPR 問題点コード(問題点コード情報) AM 目標 OB 観察項目 TR 処置項目 ED 教育項目 SD データ種別(データ種別情報)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力手段(17)(18)と、 画像情報又は音声情報の少なくとも一方を出力する出力
    手段(14)(15)と、 看護計画に関する標準的な情報を格納した標準看護計画
    マスタファイル(22)(23)と、 音声データ又は画像データによる参照情報を格納した参
    照情報ファイル(27)(28)と、 前記標準看護計画マスタファイル(22)(23)か
    ら、前記入力手段(17)(18)により指定された患
    者に関連する情報を抽出して個人看護計画ファイル(2
    6)を作成するための抽出処理手段(32a)と、 前記個人看護計画ファイル(26)を修正するための修
    正処理手段(32b)と、 前記個人看護計画ファイル(26)を作成し又は修正す
    るに当たり、前記標準看護計画マスタファイル(22)
    (23)又は前記個人看護計画ファイル(26)に格納
    された特定の情報を指定することにより、その特定の情
    報に関連した参照情報を前記出力手段(14)(15)
    から出力させるための参照情報処理手段(34)と、 を有してなることを特徴とする看護計画作成支援装置。
  2. 【請求項2】入力手段(17)(18)と、 出力手段(14)(15)と、 患者についての情報を格納した患者マスタファイル(2
    1)と、 診断名についての情報を格納した診断名マスタファイル
    (22)と、 診断名に対応する問題点についての情報を格納した問題
    点マスタファイル(23)と、 患者毎の問題点についての情報を格納した個人問題点フ
    ァイル(26)と、 音声データ又は画像データによる参照情報を格納した参
    照情報ファイル(27)(28)と、 診断名を指定することにより、前記問題点マスタファイ
    ル(23)を参照して当該診断名に対応する問題点を前
    記出力手段(14)に表示するための問題点処理手段
    (33)と、 表示された問題点の中から選択された問題点を、指定さ
    れた患者の個人問題点ファイル(26)に記録する編集
    処理手段(32)と、 前記個人問題点ファイル(26)を生成し又は修正する
    に当たり、前記問題点マスタファイル(23)又は個人
    問題点ファイル(26)に格納された特定の情報を指定
    することにより、その特定の情報に関連した参照情報を
    前記出力手段(14)に出力させるための参照情報処理
    手段(34)と、 を有してなることを特徴とする看護計画作成支援装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の看護計画作成支援装置
    (1)であって、 前記問題点処理手段(33)は、前記参照情報が表示さ
    れたときに、前記問題点マスタファイル(23)を参照
    して当該参照情報に関連する問題点を前記出力手段(1
    4)に表示する、 ことを特徴とする看護計画作成支援装置。
  4. 【請求項4】請求項3記載の看護計画作成支援装置
    (1)であって、 前記特定の情報に関連する前記参照情報ファイル(2
    7)(28)を検索するための参照情報インデックスフ
    ァイル(24)(25)を有し、 前記参照情報インデックスファイル(24)(25)に
    は、参照情報毎に、当該参照情報に関連する問題点マス
    タファイル(23)を指定するための問題点コード情報
    (CPR)が格納されてなることを特徴とする看護計画
    作成支援装置。
  5. 【請求項5】請求項2乃至請求項4のいずれかに記載の
    看護計画作成支援装置(1)であって、 前記問題点マスタファイル(23)の各レコードは、診
    断名に対応する問題点(PR)、目標(AM)、観察項
    目(OB)、処置項目(TR)、又は教育項目(ED)
    に関する情報、及びそれらを識別するためのデータ種別
    情報(SD)を有してなることを特徴とする看護計画作
    成支援装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006106922A (ja) * 2004-10-01 2006-04-20 Resource One Co Ltd 医療情報管理システム
JP2006133907A (ja) * 2004-11-02 2006-05-25 Olympus Corp 看護計画作成方法およびそれを利用した看護情報管理装置、看護情報管理システム
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JP2017076245A (ja) * 2015-10-14 2017-04-20 日本メディカルソリューションズ株式会社 診療支援システム
JP2018077751A (ja) * 2016-11-11 2018-05-17 株式会社ビットエイジ トリアージ支援プログラム及びトリアージ支援システム

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