JPH0717054A - 温度保持装置 - Google Patents

温度保持装置

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JPH0717054A
JPH0717054A JP6058024A JP5802494A JPH0717054A JP H0717054 A JPH0717054 A JP H0717054A JP 6058024 A JP6058024 A JP 6058024A JP 5802494 A JP5802494 A JP 5802494A JP H0717054 A JPH0717054 A JP H0717054A
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ink
heating device
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/17Ink jet characterised by ink handling
    • B41J2/175Ink supply systems ; Circuit parts therefor
    • B41J2/17593Supplying ink in a solid state

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)
  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 印刷ヘッド及びその中の相変化インク全体を
均一な温度に保持する。 【構成】 サーミスタが、電気的に温度制御回路に接続
され、熱的に印刷ヘッドに接続される。加熱装置29
は、X及びY軸の両方向に沿って配分した複数の加熱領
域を有し、電気的に温度制御回路に接続される。印刷ヘ
ッドの熱はX及びY軸に沿って配分した領域毎に異なる
速度で損失するので、加熱領域のワット数密度を対応す
る領域の熱損失速度に比例させて、領域毎に加熱量に差
を持たせている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は相変化インクを用いたイ
ンク・ジェット印刷に関し、特に複数のインク噴出口
(オリフィス)を有するインク・ジェット印刷ヘッド全
体を均一な温度に保ち、印刷ヘッド中のインクを加熱す
る加熱装置(ヒータ)を改善した印刷ヘッド用の温度保
持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来知られる装置及び方法では、複数の
インク噴射口を有するインク・ジェット印刷ヘッドに相
変化インクを供給し、所定の制御の下で熱を加えてこの
インクを溶かし、溶融したインクを選択的に印刷媒体に
噴射して画像を形成していた。相変化インクは、その利
便性、画像品質、経済性、普通の印刷媒体が使用可能で
ある点などで優れている。
【0003】米国特許第4418355号には、複数の
噴射口を有するインク・ジェット印刷ヘッドについて記
載している。これによれば、蛇行して長い加熱素子をイ
ンク室の熱輻射壁板に圧着し、インク室内の相変化イン
クを溶融している。インク室の壁板中央にあるくぼみに
はサーミスタが挿入され、インク室の温度を検出する。
インク・ジェット印刷ヘッドは印刷媒体を横切って前後
に往復運動し、圧電変換素子駆動の噴射口から選択的に
インクを噴射し画像を印刷する。
【0004】周知のように、インク・ジェット印刷ヘッ
ドがインク滴を噴射する速度は、圧電変換素子がインク
滴に与えるエネルギー、印刷ヘッドの幾何的形態、イン
クの粘性等のパラメータによって定まる。特に相変化イ
ンクの粘性は、温度によって大きく変わる。典型的な相
変化インクでは、室温で固体、融点近くの86度Cで弾
性体、約130度C〜約140度Cの噴射温度で液体で
ある。既知の代表的な印刷ヘッドで、圧電変換素子のエ
ネルギーを固定した場合では、インク滴の噴射速度が1
度C当たり2〜3%変化する。
【0005】インク・ジェット印刷ヘッドはインク滴を
噴射しながら印刷媒体に対して相対的に移動するので、
インク滴の着地点はインク滴の噴射速度の変動に比例し
て変化する。インク滴の着地精度を許容範囲内にするた
め、相変化インクを所定温度に制御し、インク・ジェッ
ト印刷ヘッドの複数の噴射口をどれもほぼ同じ温度にし
なければならない。インクの温度に3度Cよりも大きな
変動があると、インク滴の着地に明かな誤差が生じる。
【0006】各噴射口の温度が均一にならない要因とし
ては、熱が均一に伝導しないための損失、空気による対
流損失、印刷ヘッドの周辺装置への熱の輻射損失等があ
げられる。前後に往復運動する印刷ヘッドを使用したプ
リンタでは、印刷ヘッドの中央部分に比較し、その前縁
と後縁は”風に当たる”ために特に対流損失が原因で温
度が均一にならない。
【0007】印刷ヘッドを大きくして噴射口の数を増や
せば、各噴射口のインクの温度を均一に保つのはますま
す難しくなる。米国特許第5087930号(対応日本
出願特開平3−150165号)は、相変化インクを噴
射する幅95ミリ・メータ、噴射口数96の印刷ヘッド
について記載している。米国特許第5083143号
(対応日本出願特開平5−42746号)は、往復運動
するキャリッジに関して記載しており、このキャリッジ
に装着したインク室に上述の印刷ヘッド取り付けてい
る。
【0008】複数の加熱装置を使用して96個の噴射口
を熱量に差をつけて加熱すれば、印刷ヘッド全体に渡っ
てインクの温度を均一にすることができる。このとき各
加熱装置は、その加熱装置に隣接して設けた温度センサ
ーに応じて制御する。しかし、このようにすると不必要
に複雑で高価なものなってしまう。
【0009】図7は、従来の加熱装置10を示してい
る。この加熱装置は、その短い辺のへり近くの縁を中央
部分より強く加熱するように作られている。1個の加熱
薄片12が噴射口数96の印刷ヘッドの短い辺のへりで
の不均一な対流損失を補正する。加熱薄片12は、1個
の温度センサー18を採用した温度制御回路16で一定
に制御される。加熱装置10は、既知の柔軟性(フレキ
シブル)回路である。この回路中の加熱薄片12は、エ
ッチングしたインコネル(Inconel、登録商標)合金薄
片を1対のカプトン(Kapton、登録商標)製絶縁層の間
に挟んで形成している。カプトン層の一方には、熱伝導
銅薄片層を接着する。加熱装置10は、噴射口数96の
印刷ヘッドの主面の大きさに合わせて形成される。
【0010】加熱薄片12は、1対の接触端子14で温
度制御回路16に接続される。温度制御回路16は、サ
ーミスタ18で検出した温度に応じて接触端子14から
パルス変調した電圧を印加する。加熱薄片12は、11
組の隣接する加熱領域20(破線で区切って示す)を有
する。加熱薄片12に沿った電流量はどこでも同じであ
るため、ワット数の密度は各加熱領域中の加熱薄片12
の電気抵抗値に比例する。そこでサーミスタ18付近の
加熱領域20の抵抗値より、接触端子14近くの加熱領
域20の抵抗値を大きくして加熱薄片12を形成する。
加熱領域20のワット数密度は、加熱装置10中央付近
の1平方センチ当たり約2〜2.5ワットから、左右の
縁付近の1平方センチ当たり約3〜3.25ワットまで
変化する。
【0011】サーミスタ18は、噴射口数96の印刷ヘ
ッドにあるくぼみに埋め込まれる。サーミスタ18は、
加熱装置10の切り込み部分22に設けられる。サーミ
スタ18の配置位置は、制御しようとする領域から極端
に離れていなければ良い。それは、印刷ヘッドの幅
(横)方向のどこで温度を検出しても、印刷ヘッドの幅
(横)方向における他のどの場所も領域毎のワット数密
度のために同じ温度に平準化するからである。相変化イ
ンクは印刷ヘッドと密接に接触しているので、印刷ヘッ
ドの温度を平準化すれば相変化インクの温度も平準化さ
れる。
【0012】図8は、噴射口数96の印刷ヘッドの噴射
口のある主面24を加熱装置10で加熱したときの等温
度線の分布図を示している。これは、赤外線スキャン測
定によって求めている。2度Cの等温度線26から、主
面24上の温度には中央部分の高温領域から印刷ヘッド
の縁28にかけて4度Cの変化があることがわかる。こ
こで噴射口のある領域は、主面24上で傾斜して広がっ
ているので、噴射口には4度Cより大きな温度変動があ
ることに注意されたい。温度を均一に保持することによ
る他の改善点としては、紙などの印刷媒体へのインク滴
の落下時間が一定となり、よって噴射口数96の印刷ヘ
ッドにおいてもインク滴の着地が正確になることが上げ
られる。
【0013】また相変化インクのなかには、長い期間に
渡ってある一定の高温で保持しておくと生分解するもの
があることが知られている。このため、溶融温度よりわ
ずかに高く、しかし噴射温度よりはかなり低い温度で所
定量の相変化インクを溶かしインク室に備蓄する。よっ
てインク室と印刷ヘッドは、熱的に絶縁し夫々別々の加
熱装置と温度センサーを具える必要がある。
【0014】継続出願中の米国特許出願番号第9658
12号には、予(プリ)溶融室、インク室及び熱的に絶
縁された印刷ヘッドを有する印刷ヘッド構体を記載して
いる。この印刷ヘッド構体を使用したプリンタは、始
動、待機(アイドル)、準備完了及び停止の各モードが
あり、夫々にインク室と印刷ヘッドの所定温度が決めら
れている。例えば待機モードでは、印刷ヘッドはインク
室と同じ温度に保持されるが、印刷が必要になると印刷
ヘッドの温度を急速に上昇させてその中のインクを噴射
温度までもっていくようにする。印刷ヘッドとその加熱
装置、温度センサー及び温度制御回路は熱応答時間が速
く、準備完了モードに入るのに必要な時間が短くなって
いる。これによってインクの保存が良くなる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】往復運動する印刷ヘッ
ドを用いた相変化インク・ジェット・プリンタは、高品
質の画像を生成するが、画像の印刷時間が比較的長くな
ってしまう。印刷時間を短くするには、画像を印刷する
噴射口の数を増せばよい。理想的な印刷ヘッドは、噴射
口が1画素毎に配置され、その幅が印刷媒体の幅と同じ
で、1つの画像を印刷媒体に印刷するのに1回スキャン
するだけで済むことが必要である。上述してきたをまと
めると印刷ヘッドに必要な条件は、次のようなことであ
る。即ち、ほぼ印刷媒体と同じ幅であること、複数(多
数)の噴射口を有すること、そして印刷ヘッドとその中
にある相変化インクを加熱して印刷ヘッド全体に渡って
均一な温度を維持する加熱装置(ヒータ)を具えている
ことである。しかし従来は、印刷ヘッド全体に渡って均
一な温度を維持することが困難であった。
【0016】そこで本発明の目的は、その主面上にX、
Y及び斜め方向に広がる複数の噴射口(オリフィス)列
を有する相変化インク・ジェット印刷ヘッドの温度を保
持する温度保持装置を提供することである。本発明の他
の目的は、印刷媒体と同じ幅の相変化インク・ジェット
印刷ヘッド及びその中の相変化インクを加熱し、印刷ヘ
ッド全体を均一な温度にする温度保持装置を提供するこ
とである。本発明のさらに他の目的は、単一の加熱装置
及び温度センサーを有する温度制御手段でも、多数の噴
射口を有する相変化インク・ジェット印刷ヘッドを高速
に所定温度に制御できる温度保持装置を提供することで
ある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の1実施例として
は、印刷媒体と同じ幅の多色相変化インク・ジェット印
刷ヘッドのX及びY方向に配分された複数の加熱領域を
有するフレキシブル(柔軟性)混成積層型加熱装置があ
る。印刷ヘッドはその主面を斜めに横切る2つの噴射口
列を有し、各列の各噴射口のインクをほぼ同じ温度に
し、全ての噴射口の噴射速度を一定にする必要がある。
印刷ヘッドはステンレス鋼板の積層構造を成しており、
局部的な高温部が発生しやすい。輻射、伝導及び対流損
失といった熱移動機構は、印刷ヘッド全体が均一な温度
になるのを妨げる。しかし、本発明の印刷ヘッド加熱装
置の加熱領域は種々の熱移動機構を補正し、印刷ヘッド
全体を均一な温度にする。温度制御手段は、単一の温度
センサー(温度検出手段)で印刷ヘッドを所定温度に制
御できる。
【0018】本発明の他の実施例としては、印刷媒体と
同じ幅の多色相変化インク・ジェット印刷ヘッドでの使
用に適し、その噴射口の周囲のX及びY方向に配分され
た複数の加熱領域を有するフレキシブル(柔軟性)混成
積層型加熱装置がある。印刷ヘッドはその主面のY方向
に対して斜めに横切る複数のインク噴射口列を有し、各
列の各噴射口のインクをほぼ同じ温度にすることによ
り、全ての噴射口の噴射速度を一定にする必要がある。
印刷ヘッドは熱量の多い多色インク室と液状のインクで
熱的に通じているので、インク室は印刷ヘッドと接触す
る領域を介して熱を印刷ヘッドに伝導する。また回転ド
ラムは、印刷ヘッドとの間の隙間に空気を引き込んで対
流を起こし印刷ヘッドを冷却するが、このときY方向に
沿って冷却に差が生じる。加えて、輻射及び伝導も、印
刷ヘッド全体の温度を均一にするのを妨げる熱移動機構
である。しかし、本発明による印刷ヘッド加熱装置の加
熱領域は種々の熱移動機構を補正し、印刷ヘッド全体の
温度を均一にする。温度制御手段は、単一の温度センサ
ー(温度検出手段)で印刷ヘッドを所定温度に制御でき
る。
【0019】
【実施例】図1は、本発明による印刷ヘッド加熱装置2
9の1実施例の平面図である。これは、噴射口数96の
大型印刷ヘッドなどに使用する。加熱装置29は、中央
部より短い辺の縁付近の方が発熱量が多いというだけで
なく、短い辺の縁付近の下端部でも加熱量がより多くな
っている。つまり、単一の蛇行形状加熱素子(薄片)3
0は、従来の幅(X軸)方向だけでなく、噴射口数96
の印刷ヘッドの幅(X軸)と高さ(Y軸)の両方向にま
たがる不均一な熱損失を補正する。本発明は加熱装置2
9は柔軟性(フレキシブル)回路であり、加熱薄片30
は銅−ニッケル(70/30合金)薄片部材で製造す
る。銅−ニッケル合金はインコネル(登録商標)より抵
抗率が低く、よって同等のインコネル加熱薄片より断面
積を小さくできる。これによって、図7に示した従来の
加熱装置と同じ消費電力を維持しながら加熱薄片30の
トレースの幅及び長さをより巧妙なものにでき、よって
加熱装置29上で利用可能面積(領域)を広げることが
できる。利用可能面積を広げれば、加熱装置29の幅と
高さの両方向に渡る熱の分配を改善できる。
【0020】加熱装置29は、隣接する11個の加熱領
域31A〜31Kで構成される。これらは、X次元
(幅)方向及びY次元(高さ方向)に渡って割り当てら
れる。加熱薄片30中を流れる電流量はどこでも同じで
あるから、加熱領域31のワット数密度はその領域の加
熱薄片30の電気抵抗値に比例する。加熱領域31の好
適なワット数密度(1センチ平方メータ当たりのワット
数)は、例えば以下の表1で示される。
【0021】
【表1】
【0022】図2は、本発明による加熱装置29(図示
せず)で加熱した噴射口数96の印刷ヘッドの噴射口の
ある主面24の等温度線の分布図である。2度Cの等温
度線32が示すように、高温領域33が大きく広がり、
印刷ヘッドの噴射口の列34の端までの主面24の温度
変化は、約3度Cよりも小さくなっている。しかも、図
8の熱配分と異なり、ほぼすべての噴射口列34が高温
領域33に収まっている。この理由は、まず第1に複数
軸に沿ってワット数密度を変化させて割り当たことであ
り、これによって噴射口数96の印刷ヘッドの各位置か
ら噴射される相変化インクの温度の均一性が改善され
る。
【0023】図3は、本発明の第2実施例による相変化
インクを用いたオフセット式インク・ジェット・プリン
タ35の側面図である。これは、以下の順序で動作す
る。
【0024】オフセット印刷ドラム36は、回転軸37
を中心に矢印38に示す方向に回転する。印刷に先だっ
て転写液塗布ローラ40及び41は、ドラム36を転写
液39で濡らし、この後転写液塗布ローラ41は矢印4
2で示す方向に移動してドラム36から離れる。インク
・ジェット印刷ヘッド44は、ドラム36の幅と同じ幅
を有し、4つの噴射口列が垂直方向に(矢印46で示す
程度の)所定間隔で配置されている。噴射口列46は、
イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブ
ラック(K)の色の相変化インクを夫々噴射する。なお
以下の説明では、必要に応じて各構成要素の数字にイン
クの色を示すアルファベットを付して区別する。例え
ば、噴射口列46Cは、シアンのインクを噴射する噴射
口の列を示す。
【0025】各噴射口列46は、水平方向に28画素
(ピクセル)分の間隔を開けて配置され、垂直方向に2
4画素分の間隔を開けて配置される。各噴射口列46
は、回転軸37と平行に配列され、噴射口列46Y、4
6M及び46Cは隣接する噴射口列の対応するする噴射
口と垂直方向に整列される。噴射口列46Kは、他の噴
射口列と水平方向に2画素分の間隔差をもって配置され
る。カラー画像を選択的に形成するときには、カラー噴
射口列の垂直方向の配列に応じて、所定の組み合わせを
有する噴射口列46Y、46M及び46C中の噴射口か
ら噴射されるインク滴が互いに重なり合う。ブラックの
インク滴は、カラー画像とずらして使用される。
【0026】周知のようにドラム36上で完全な画像を
印刷するには、ドラムが28回転する夫々においてドラ
ム36の丈に沿った横方向に1画素づつ印刷ヘッド44
を移動することが必要である。親ねじ50に取り付けら
れ往復運動するキャリッジ48に印刷ヘッド44を装着
すれば、この必要な移動が行える。
【0027】印刷ヘッド44はインク室52に装着さ
れ、インク室52はキャリッジ48に装着される。イン
ク室52は、4つのインク予溶融室54(1つだけ図示
する)と一体になっている。インク室52とインク予溶
融室54は、150ワットの1対のカートリッジ加熱装
置56(1つだけ図示する)で加熱される。印刷ヘッド
44は、印刷ヘッド加熱装置58(図5及び図6を参
照)で加熱される。所定量の4つの相変化インクの固体
64(1色だけ図示する)を4つの漏斗66(1つだけ
図示する)を介してインク予溶融室54に供給すると、
ここで固体の相変化インク64がカートリッジ加熱装置
56からの熱で溶融する。固体の相変化インク64を溶
融した後、相変化インクはインク室52に流れ込み、さ
らには印刷ヘッド44に配給される。
【0028】印刷ヘッド44上の圧電変換素子は、柔軟
性回路62上に装着された駆動回路60から画像データ
を受ける。印刷ヘッド44は、画像データに応答してシ
アン、イエロー、マゼンタ及びブラックのインクのパタ
ーンを制御して回転するドラム36に向けて噴射し、ド
ラムの連続する28回転の間に濡れたドラム36の表面
上に完全な画像を付着させる。
【0029】印刷媒体供給ローラ68は、紙や透明フィ
ルムのような印刷媒体70を1対の印刷媒体供給ローラ
72に配給する。印刷媒体供給ローラ72で前に送られ
た印刷媒体70は印刷媒体加熱装置74を通過してドラ
ム36と転写ローラ76の間のニップ(印刷媒体はさ
み)に挿入される。転写ローラ76は矢印78で示す方
向に移動してドラム36に圧着される。ニップでの圧力
と印刷媒体からの熱が組合わさってドラムから付着した
画像が転写され、印刷媒体に溶着(インクが溶けて付
着)する。画像転写熱は、ローラ72又は76若しくは
好適にはドラム36のどれかを加熱することにより供給
しても良い。印刷された印刷媒体70は、排出経路80
に進み、印刷媒体出力トレイ82に出力される。
【0030】画像転写が完了すると転写ローラ76はド
ラム36から移動して離れ、転写液塗布ローラ41がド
ラム36方向に移動して接触し、他の画像を付着するた
めに調整を行う。
【0031】印刷品質を維持するために、印刷ヘッド4
4は印刷ヘッド保全装置84によって定期的に清掃及び
清浄する必要がある。継続中の米国特許出願第6887
58号は、印刷ヘッド保全装置について記載している。
これによって印刷ヘッドの幅を広げても印刷品質を充分
に維持できる。印刷ヘッドの保全は、通常後述する低温
始動で実施され、続いてキャリッジ48がドラム36か
ら矢印86の方向に移動して離される。印刷ヘッド44
がドラム36から充分な距離に離れたら、印刷ヘッド保
全装置84は矢印88で示す方向に移動して印刷ヘッド
44の隣接位置に配置される。
【0032】本発明に基づくプリンタ35の印刷ヘッド
44の熱移動特性は、従来の往復移動型印刷ヘッドに関
して記載したプリンタの熱移動特性とは異なる。特に印
刷ヘッド44が、その左右の短い辺の縁に風が当たって
発生する対流冷却を起こすのに充分な速度で移動しない
場合には顕著に異なる。しかし、ドラム36の回転によ
って隙間90を通って降りてくる空気は、対流により印
刷ヘッド44を冷却するが、これによって熱伝導と同様
に印刷ヘッド44の上部と下部の冷え方に差が生じる。
さらには、加熱したドラム36から熱が輻射され印刷ヘ
ッド44に移動する。熱の移動量の合計は、隙間90が
約0.51センチ・メータにまで狭まる噴射口列46M
付近で最大となる。温度測定によれば、印刷ヘッド44
の温度はドラム36が回転すると、静止している場合と
比較して約2から3度C低くなる。同様に印刷ヘッド4
4の温度は、定期的な保全のためにドラム36から移動
して離れると約5から6度C低くなる。
【0033】上述の熱移動機構に加えて、熱はインク室
52から噴射口列46の下部にある接触領域92を介し
て印刷ヘッド44に伝導する。印刷ヘッド44のインク
室52と接触していない部分は空気中に露出し、対流
(放熱)によって容易に冷却される。
【0034】往復移動型相変化インク・ジェット印刷ヘ
ッドは、その中央から左右のへり(X方向)にかけて異
なる熱量で加熱する一方で、本発明による印刷ヘッド4
4はその中央から上下のへり(Y方向)にかけても異な
る熱量で加熱する。そのため印刷ヘッド加熱装置58
は、X及びYの両方向に配分した加熱領域によって、印
刷ヘッド44全体に渡ってインクの温度を均一にし、イ
ンクの粘性及び噴射温度が均一になるのを保証してい
る。
【0035】図4は、印刷ヘッド44に対する印刷ヘッ
ド加熱装置58、柔軟回路62、インク室52、インク
予溶融室54C、54M、54Y及び54K並びにカー
トリッジ加熱装置56の配置関係を示す分解斜示図であ
る。カートリッジ加熱装置56は、熱配給バー100に
挿入される。熱配給バー100は、インク室52及びイ
ンク予溶融室54と熱的な接触があるように組み立てら
れる。熱配給バー100の温度はサーミスタ102(破
線で示す)が検出し、従来の零交差型整数サイクルの温
度制御回路と相まって、熱配給バー100、インク室5
2及びインク予溶融室54を所定温度に制御する。これ
らの熱量を合計するとかなり大きいので、温度制御回路
の熱応答時間は90秒と比較的遅いが、それでもインク
を溶融し蓄積し配給する目的としては充分である。
【0036】上述の熱移動機構、プリンタの動作モード
に関係する温度変動及び高密度のインク・パターンを噴
射することによる熱損失等の熱的変動に対し、印刷ヘッ
ド44は対照的に約3〜約7秒で応答する高速熱応答性
を具えている。印刷ヘッド44の温度は、印刷ヘッド4
4にあるくぼみに挿入されたサーミスタ104(破線で
示す)で検出され、印刷ヘッド加熱装置58に電力を供
給する温度制御回路で上述のように制御される。サーミ
スタ104には、例えば米国ベータサーム(Betather
m)社製100K6MCD型などが良い。
【0037】印刷ヘッド44は、インク室52と矩形面
の接触領域92(破線で示す)で結合する。インク室5
2上の接触領域92には4列のインク・ポート106が
あり、これを通して印刷ヘッド44は溶融したイエロ
ー、マゼンタ、シアン及びブラックのインクを受ける。
印刷ヘッド44上の接触領域92には4列の結合インク
・ポート(図示せず)があり、これらは4つの噴射口列
46の下方に離して配置される。接触領域92のどちら
かの側の熱応答時間の差によって、印刷ヘッドとインク
室に関係する温度制御ループの間における熱的な振動を
防止する。
【0038】印刷ヘッド加熱装置58は、印刷ヘッド4
4の後面の接触領域92上部の隣接する部分に後面に接
着される。印刷ヘッド加熱装置58の切り出し領域10
8は、噴射口列を駆動する圧電変換素子(図示せず)の
配置に必要な領域を確保するために設けられる。圧電変
換素子は、柔軟性回路62によって駆動回路60に電気
的に接続される。
【0039】他の実施例としては、印刷ヘッド44に面
しつつ印刷ヘッド44から離した柔軟性回路62の表面
上に印刷ヘッド加熱装置58を接着してもよい。これに
よれば、切り出し領域108をなくすことができる。こ
の実施例では、印刷ヘッド加熱装置58からの熱は柔軟
性回路62を介して伝導するとともに、圧電変換素子を
介して一部が印刷ヘッド44に入る。圧電変換素子は熱
伝導性が良くなく、印刷ヘッド44を形成するステンレ
ス鋼も熱伝導性が良くはない。この実施例では、噴射口
に接するインクへのより直接的な熱の伝導経路を提供で
きる。
【0040】図5は、本発明の第2実施例による印刷ヘ
ッド加熱装置58の平面図である。印刷ヘッド加熱装置
58は、Z1〜Z28の28個の加熱領域(破線で境界
を示す)に区分される。これら加熱領域は、切り出し領
域108の周辺でX及びY軸方向に配分される。加熱領
域Z9にはセンサー切り出し領域109があり、チップ
型の温度センサーを表面実装で必要に応じて選択的に装
着し、サーミスタ104の代わりに利用可能である。蛇
行型加熱素子110は、1対の接触端子112で温度制
御回路に電気的に接続される。蛇行型加熱素子110の
ある特定の領域の電気抵抗値は、積層構造、断面積、そ
の領域内での長さによって決まる。各領域における加熱
素子110の長さは、トレースの数の関数である。トレ
ースとは加熱素子の蛇行による反転部分のことで、その
数はトレース間を交互に隔てる加熱素子の長さ(間隔)
の関数である。
【0041】加熱素子110は、厚さ0.025ミリ・
メータのインコネル(登録商標)合金抵抗薄片をエッチ
ングして生成する。加熱素子110は、例えば表2に示
すように、各領域において適切な幅、間隔及び抵抗値に
すべくエッチングされる。合成抵抗値は、印刷ヘッド4
4の立体モデルの赤外線スキャン測定を用いたコンピュ
ータによるモデル解析で決定している。
【0042】温度制御回路は、印刷ヘッド加熱装置58
及びカートリッジ加熱装置56に零交差整数サイクルで
制御された公称120ボルトACのライン電圧を供給す
る。当業者にはわかるように、供給電圧、温度制御手段
及び印刷ヘッド加熱装置58の抵抗のパターンは、所望
の結果、即ち印刷ヘッド44全体を均一な温度にするま
で変化させることができる。
【0043】
【表2】
【0044】図6は、印刷ヘッド加熱装置58の好適な
積層構造の図5に示す破線8での断面図を示している。
厚さ約0.05ミリ・メータの熱伝達銅薄片層120
は、積層のベース(基盤)を構成している。加熱素子1
10は、厚さ約0.025ミリ・メータのインコネル
(登録商標)合金の薄片をエッチングしたもので、厚さ
約0.025ミリ・メータのカプトンの薄片112で挟
み込まれている。銅の薄片層120、加熱素子層110
及びカプトン層112は、互いに厚さ約0.023ミリ
・メータのWA(登録商標)粘着シート114で接着さ
れ、厚さ約0.20ミリ・メータの積層になる。カプト
ン及びWA型シートは、米国デュポン社が製造してい
る。印刷ヘッド加熱装置58の銅のベース層120は、
図示しない他のWA型粘着シートで印刷ヘッド44に接
着される。ただし、粘着シートは、印刷ヘッド加熱装置
58の一部にしない方が良い。
【0045】本発明における一部を変更した実施例とし
ては、例えばサーミスタや表面実装用のチップ型センサ
ー以外の温度センサーを使用したり、温度制御ループの
一部に2つ以上のセンサーを使用しても良い。温度セン
サーの配置位置は、それほど問題とならない。同様に印
刷ヘッド加熱装置についても、これに1対の接触端子又
は多数の加熱領域(第2実施例におけるZ1〜Z15及
びZ16〜Z28)に広がる間隔の離れた接触端子の対
を設けても良い。上部及び下部加熱領域は、印刷ヘッド
の周囲又は主面全体に配分しても良い。上部及び下部加
熱領域は、分離された複数の温度制御回路から異なる電
圧を供給して駆動しても良い。印刷ヘッド加熱装置は、
上述の積層構造型以外でも良い。例えば、適切なワット
数密度を有する複数の分離した加熱装置を適当に配置し
ても良く、これは適当に切り取られたハイブリット型の
薄いフィルム抵抗網でも良い。もちろんこの場合には、
ワット数密度を階段状に配分するのではなくて、先にい
くほど減少するように配分するのが良い。本発明による
印刷ヘッド加熱装置を適用する対象は、プリンタ35の
ようなインク・ジェット・プリンタに限られるものでは
なく、印刷ヘッドのX、Y又は斜め方向全体にわたって
インクを均一な温度にする必要のある相変化インク・ジ
ェット・プリンタならばどのような形式のものにでも適
用できる。
【0046】当業者には明らかなように、上述した本発
明の実施例には種種の変更を加えることができる。例え
ば、相変化インク・ジェット・プリンタ以外にも温度を
一定に保つ必要がある装置に応用可能である。
【0047】
【発明の効果】本発明の温度保持装置によれば、多数の
噴射口を有し、往復運動する印刷ヘッドのように複数軸
に沿った領域毎に異なる速度で熱が損失する場合でも、
印刷ヘッド全体及びその中の相変化インクの温度をほぼ
均一に保持することができる。また、加熱領域は複数軸
に渡って配分され、よって巧妙に温度制御できる。した
がって、印刷ヘッド周囲からの輻射熱等の熱移動機構の
影響を温度測定等により考慮した上で決定できるので、
この点からも印刷ヘッドの温度保持が精度よく行える。
これらのことから、多数ある噴射口からのインクの噴射
速度をより均一にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の加熱装置の加熱領域の配
分を示す平面図である。
【図2】図1に示す加熱装置で噴射口数96の印刷ヘッ
ドを加熱したときの等温度線の分布図である。
【図3】本発明の第2実施例に基づく相変化インクを用
いたオフセット式インク・ジェット・プリンタの側面図
である。
【図4】本発明の第2実施例に基づく印刷ヘッド、加熱
装置、印刷ヘッド及びインク予溶融室の分解斜示図であ
る。
【図5】本発明の第2実施例による加熱装置の加熱領域
の配分を示す平面図である。
【図6】フレキシブル(柔軟性)混成積層型加熱装置の
断面の拡大図である。
【図7】従来の加熱装置による加熱領域の配分を示す平
面図である。
【図8】図7に示す従来の加熱装置で噴射口数96の印
刷ヘッドを加熱したときの等温度線の分布図である。
【符号の説明】
10 従来の加熱装置 12 加熱薄片 14 接触端子 16 温度制御回路 18 温度センサー(サーミスタ) 20 加熱領域 22 切り出し領域 24 印刷ヘッドの噴射口のある主面 26 等温度線 27 局部高温領域 28 印刷ヘッドの縁 29 加熱装置 30 加熱薄片(素子) 31 加熱領域 32 等温度線 33 高温領域 34 噴射口列 35 インク・ジェット・プリンタ 36 印刷ドラム 37 回転軸 39 転写液 40、41 転写液塗布ローラ 70 印刷媒体 76 転写ローラ 44 印刷ヘッド 46 噴射口列 52 インク室 54 インク予溶融室 56 カートリッジ加熱装置 58 印刷ヘッド加熱装置 60 駆動回路 62 柔軟性回路 64 相変化インク 66 漏斗 68 印刷媒体供給ローラ 70 印刷媒体 72 印刷媒体供給ローラ 74 印刷媒体加熱装置 76 転写ローラ 80 排出経路 82 印刷媒体出力トレイ 84 印刷ヘッド保全装置 90 隙間 92 接触領域 100 熱配給バー 104 サーミスタ 106 インク・ポート 108 切り出し領域 109 センサー切り出し領域 110 蛇行型加熱素子 112 カプトン層 114 粘着シート 120 ベース層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ナッサー・アラビザデー アメリカ合衆国オレゴン州97223 ティガ ード サウス・ウェスト ワン・ハンドレ ッド・サーティー・フォース テラス 11755 (72)発明者 ダグラス・エム・スタンレー アメリカ合衆国オレゴン州97124 ヒルズ ボロ ノース・イースト シックスティー ンス・アベニュー 317 (72)発明者 ブライアン・エフ・ジョンソン アメリカ合衆国オレゴン州97007 アロハ サウス・ウェスト ベケット・コート 6748

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数軸に沿って配分した領域毎に異なる
    速度で熱が損失する相変化インクを用いた印刷ヘッドを
    所定温度に保持する温度保持装置であって、 電気的に温度制御手段に接続され熱的に上記印刷ヘッド
    に接続された温度検出手段と、 電気的に上記温度制御手段に接続された加熱装置とを具
    え、 該加熱装置は、上記印刷ヘッドの対応する上記領域に熱
    的に伝がる複数の加熱領域を有し、該加熱領域は対応す
    る上記領域の熱損失速度に比例するワット数密度を有す
    ることを特徴とする温度保持装置。
  2. 【請求項2】 上記複数軸の方向は上記印刷ヘッドの主
    面上で互いに直角であることを特徴とする請求項1記載
    の温度保持装置。
  3. 【請求項3】 上記加熱領域が上記印刷ヘッドの噴射口
    列の周囲にあることを特徴とする請求項1記載の温度保
    持装置。
  4. 【請求項4】 上記加熱領域が上記印刷ヘッドの噴射口
    列のある領域全体に広がっていることを特徴とする請求
    項1記載の温度保持装置。
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