JPH07169510A - Ni−MHバッテリの残容量検出装置 - Google Patents

Ni−MHバッテリの残容量検出装置

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JPH07169510A
JPH07169510A JP5316605A JP31660593A JPH07169510A JP H07169510 A JPH07169510 A JP H07169510A JP 5316605 A JP5316605 A JP 5316605A JP 31660593 A JP31660593 A JP 31660593A JP H07169510 A JPH07169510 A JP H07169510A
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JP
Japan
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battery
capacity
output power
deterioration
amount
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JP5316605A
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English (en)
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Naoki Kinoshita
直樹 木下
Kazuhiro Hara
一広 原
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Honda Motor Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

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  • Tests Of Electric Status Of Batteries (AREA)
  • Secondary Cells (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】Ni−MHバッテリの残容量を、その劣化度や
放電時の出力電力を考慮して的確且つ容易にリアルタイ
ムで検出することができる残容量検出装置を提供する。 【構成】Ni−MHバッテリ1の充電時の内部抵抗値に
よりバッテリ1の劣化度を把握する手段20と、劣化度
に応じた容量減少分CL を求める手段13と、放電開始
時から現在までの放電量ΣCD の検出する手段22と、
バッテリ1の現在の出力電力に応じた容量減少分CO
求める手段15と、放電量ΣCD 及び容量減少分CL
O を用いてバッテリ1の現在の残容量CR を次式によ
り求める手段17とを備える。 CR =(CI −CO ・L−CL )・TC −ΣCD 上式において、CI は放電開始時の初期容量、Lは容量
減少分CO を劣化度に応じて補正するための補正係数、
C は上式の括弧内の項をバッテリ温度に応じて補正す
るための補正係数である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気自動車等に搭載さ
れるNi−MH(ニッケル−メタルハイドライド)バッ
テリの残容量を検出する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、充電可能な二次電池の一つである
Ni−MHバッテリは、高容量である、充放電性能がよ
い、クリーンである等の理由により、電気自動車等、各
種機器の二次電池として注目されている。
【0003】この種の二次電池(以下、バッテリとい
う)をエネルギー源とする機器、例えば電気自動車にあ
っては、バッテリの時々刻々の残容量(放電し得る電気
量)を何等かの手法によりリアルタイムで検出すること
が重要である。そして、その検出手法としては、従来、
バッテリの放電開始時から放電電流を時々刻々検出し
て、これを積算していくことにより現時点までの放電量
を検出し、これをバッテリの放電開始時の初期容量から
減じることにより、現在の残容量を類推的に検出するも
のが一般的に知られている。また、このような検出をす
るに際して、バッテリの温度に応じた適宜の補正を行
い、残容量の検出精度の向上を図ったものも一般的に知
られている。
【0004】一方、本発明者等の知見によれば、バッテ
リの実質上の残容量は、その放電時の出力電力によって
も変化し、出力電力が大きい程、実質上の残容量は低下
する。そこで、本願出願人は、前述の検出手法を基礎と
してバッテリの残容量を検出すると共に、それをバッテ
リの出力電力に応じて補正することにより、バッテリの
実質上の残容量を精度よく検出するようにしたものを先
に提案した(特願平5−137734号参照)。
【0005】ところで、本発明者等のさらなる知見によ
れば、バッテリの実質上の残容量は、該バッテリが新品
状態に近い状態(充放電の繰り返し回数が比較的少ない
状態)では、上記のようにバッテリの出力電力に応じた
補正を行うことで、比較的精度よくバッテリの残容量を
検出することができるものの、充放電を繰り返し、バッ
テリの劣化がある程度進行すると、その劣化の進行に伴
ってバッテリの実質上の残容量が低下する。
【0006】このため、バッテリの実質上の残容量を、
より精度よく検出するためには、バッテリの劣化度を考
慮した検出を行うことが好ましい。
【0007】しかしながら、従来は、バッテリの劣化度
を的確に把握することができる手法がなかったため、上
記のように劣化度を考慮した残容量の検出を行うことが
困難なものとなっていた。
【0008】一方、本発明等は、前記Ni−MHバッテ
リにおいては、バッテリの充電時の電圧変化量と充電電
流値とから該バッテリの内部抵抗値を検出すると、その
内部抵抗値と、該充電時におけるバッテリの劣化状態と
は密接に関連し、該内部抵抗値からバッテリの劣化度を
把握することができるということを知見し、これを先に
提案した(特願平5−157170号参照)。
【0009】そこで、本発明者等は、このような背景に
鑑み、種々の検討を行った結果、Ni−MHバッテリに
おいては、該バッテリの充電時における内部抵抗値から
該バッテリの劣化度を把握し、該劣化度や出力電量等に
応じた的確な処理を行うことで、バッテリの実質上の残
容量をより精度よく検出することができるということを
知見した。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる背景に
鑑み、Ni−MHバッテリの残容量を、その劣化度や放
電時の出力電力を考慮して的確且つ容易にリアルタイム
で検出することができる残容量検出装置を提供すること
を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者等の種々の検討
に基づく知見によれば、Ni−MHバッテリの放電時の
実質上の残容量は、該バッテリの劣化度が大きくなる
と、放電開始時の初期容量から現在までの放電量を減じ
てなる値よりも減少し、その容量減少分はバッテリの劣
化度との間に一定の相関関係がある。そして、上記実質
上の残容量は、バッテリの出力電力が大きくなると放電
開始時の初期容量から現在までの放電量を減じてなる値
よりも減少し、その容量減少分もバッテリの出力電力と
の間に一定の相関関係があり、また、該出力電力による
容量減少分は、バッテリの劣化度の影響を受ける。
【0012】そこで、本発明は前記の目的を達成するた
めに、Ni−MHバッテリの充電時の電圧の変化量と充
電電流値とから該バッテリの内部抵抗値を検出し、該内
部抵抗値を基に該バッテリの現在の劣化度を把握する劣
化度把握手段と、該バッテリの充電後における放電時の
出力電力を検出する出力電力検出手段と、該放電の開始
時からの該バッテリの放電量を検出する放電量検出手段
と、前記バッテリの劣化度と該バッテリの容量減少分と
のあらかじめ定められた相関関係に基づき、前記劣化度
把握手段により把握された現在の劣化度における該バッ
テリの容量減少分を求める劣化容量把握手段と、前記バ
ッテリの放電時の出力電力と該バッテリの容量減少分と
のあらかじめ定められた相関関係に基づき、前記出力電
力検出手段により検出された現在の出力電力における該
バッテリの容量減少分を求める出力容量把握手段と、該
バッテリの出力電力に応じた容量減少分と前記バッテリ
の劣化度とのあらかじめ定められた相関関係に基づき、
前記出力容量把握手段により求められた容量減少分を前
記劣化度把握手段により求められたバッテリの現在の劣
化度に応じて補正する出力容量補正手段と、前記バッテ
リの放電開始時における初期容量から前記放電量検出手
段により検出された前記放電量と、前記劣化容量把握手
段により求められた前記容量減少分と、前記出力容量補
正手段により補正された前記出力電力に応じた容量減少
分とを減じる演算手段とを備え、該演算手段により得ら
れた値を現在のバッテリの残容量として検出することを
特徴とする。
【0013】さらに、前記バッテリの放電時の温度を検
出する温度検出手段と、前記バッテリの初期容量から前
記出力容量補正手段により補正された前記出力電力に応
じた容量減少分と前記劣化容量把握手段により求められ
た前記容量減少分とを減じて成る値を該温度検出手段に
より検出された温度に応じて補正する温度補正手段とを
備え、前記演算手段は、該温度補正手段により得られた
値から前記放電量検出手段により検出された前記放電量
を減じることにより前記バッテリの現在の残容量を求め
ることを特徴とする。
【0014】また、前記演算手段により求められた前記
バッテリの残容量をバーグラフにより表示する残容量表
示手段を備えたことを特徴とする。
【0015】さらに、前記残容量表示手段は、前記出力
容量補正手段により補正された前記出力電力に応じた容
量減少分と前記劣化容量把握手段により求められた前記
容量減少分とを加算して成る容量減少分を前記残容量と
共にバーグラフにより表示する手段を備えることを特徴
とする。
【0016】
【作用】本発明によれば、前記Ni−MHバッテリの放
電開始時における初期容量から前記放電量検出手段によ
り検出された放電量と、バッテリの放電開始前の充電時
に把握されたバッテリの劣化度に応じて前記劣化容量把
握手段により求められた容量減少分と、バッテリの放電
時の出力電力に応じて前記出力容量把握手段により求め
られた容量減少分をバッテリの劣化度に応じて補正して
なる容量減少分とを減じ、それにより得られる値をバッ
テリの現在の残容量とすることで、バッテリの劣化度や
出力電力による影響を考慮したバッテリの実質上の残容
量を容易に精度よく検出することが可能となる。
【0017】そして、バッテリの初期容量から出力電力
に応じた容量減少分を劣化度に応じて補正してなる容量
減少分と、劣化度に応じた容量減少分とを減じてなる値
をバッテリの温度に応じて補正し、その補正により得ら
れた値から前記放電量を減じてバッテリの残容量を検出
することで、バッテリの温度の影響を考慮した残容量の
検出が可能となり、該残容量の検出精度を向上させるこ
とが可能となる。
【0018】また、検出されたバッテリの残容量をバー
グラフにより表示することで、該バッテリの残容量を視
覚的に容易に認識することが可能となる。
【0019】さらに、前記出力容量補正手段により補正
された前記出力電力に応じた容量減少分と前記劣化容量
把握手段により求められた前記容量減少分とを加算して
成る容量減少分を前記残容量と共にバーグラフにより表
示することで、バッテリの実質上の残容量だけでなく、
出力電力や劣化度に応じた容量減少分を視覚的に容易に
認識することが可能となり、それに応じたバッテリの出
力電力の調整や、バッテリの交換やメンテナンスの時期
等の認識が可能となる。
【0020】
【実施例】本発明の一実施例を図1乃至図7を参照して
説明する。図1は本実施例の残容量検出装置のシステム
構成図、図2は乃至図7は図1の装置の作動を説明する
ための説明図である。
【0021】図1を参照して、本実施例の残容量検出装
置は、例えば電気自動車に備えたものであり、1はNi
−MHバッテリ(以下、単にバッテリという)、2はバ
ッテリ1の出力電圧Vを検出する電圧センサ、3はバッ
テリ1の充放電電流Iを検出する電流センサ、4はバッ
テリ1の温度T(以下、バッテリ温度Tという)を検出
する温度センサ(温度検出手段)、5は各センサ2〜4
の検出信号等を基にバッテリ1の放電時の残容量をリア
ルタイムで検出するコントロールユニット、6はバッテ
リ1の充電時に接続コネクタ7を介して着脱自在に接続
される充電器、8はバッテリ1の残容量を表示する残容
量表示器(残容量表示手段)、9は走行用電動機、10
は走行用電動機9を駆動・制御する電動機駆動制御ユニ
ット、11はアクセル操作量Aをポテンショメータ等に
より検出するアクセルセンサである。本実施例において
は、バッテリ1は例えば新品状態における満充電容量が
25Ahのものである。また、充電器6は、例えば定電
流充電型のものを使用する。
【0022】電動機駆動制御ユニット10はバッテリ1
から走行用電動機9に給電してこれを駆動するものであ
り、基本的には、アクルセンサ11により検出されるア
クセル操作量Aが大きい程、バッテリ1から走行用電動
機9への入力電力(バッテリ1の出力電力)を大きくし
て、該電動機9の出力を大きくするように該電動機9を
制御する。尚、走行用電動機9の駆動力は、図示しない
動力伝達系を介して駆動示輪(図示しない)に伝達され
る。
【0023】コントロールユニット5は、マイクロコン
ピュータ等を含む電子回路により構成されたものであ
り、その機能的構成として、劣化度把握部12、劣化容
量把握部(劣化容量把握手段)13、出力電力検出部1
4、出力容量把握部(出力容量把握手段)15、放電量
検出部16、演算部(演算手段)17、出力容量補正部
(出力容量補正手段)18、温度補正部(温度補正手
段)19及び表示器駆動部20を備えている。ここで、
劣化度把握部12は、前記各センサ2〜4と併せて劣化
度把握手段20を構成するものであり、出力電力検出部
14は、電圧センサ2及び電流センサ3と併せて出力電
力検出手段21を構成するものであり、放電量検出部1
6は、電流センサ3と併せて放電量検出手段22を構成
するものである。
【0024】尚、残容量表示器8は、バッテリ1の放電
時の残容量を液晶等を用いたバーグラフにより表示する
ものである。
【0025】次に、本実施例の残容量検出装置の作動を
説明する。
【0026】まず、本実施例の装置においては、充電器
6によるバッテリ1の充電時に、本願出願人が特願平5
−157170号に提案したように、バッテリ1の劣化
度がコントロールユニット5の劣化度把握部12により
把握される。
【0027】すなわち、その概要を説明すると、電気自
動車の駐停車時等、走行用電動機9の駆動を停止した状
態で、充電器6をコネクタ7を介してバッテリ1に接続
し、この状態で、充電器6を商用電源等を用いて起動す
ると、充電器6からバッテリ1に定電流が通電され、該
バッテリ1の充電が行われる。この時、電圧センサ2に
より検出されるバッテリ1の出力電圧Vは、充電の開始
と同時に図2に示すように上昇する。そして、コントロ
ールユニット5の劣化度把握部12は、充電開始時にお
ける出力電圧Vの変化量ΔVを電圧センサ2を介して検
出すると共に、バッテリ1に流れる充電電流Iを電流セ
ンサ2を介して検出し、このように検出された出力電圧
Vの変化量ΔVと充電電流Iとの比ΔV/Iを求める。
この比ΔV/Iの値は、充電開始時におけるバッテリ1
の内部抵抗値を示すものであり、基本的には、バッテリ
1の充電時における劣化度のみに依存して変化する。但
し、該内部抵抗値(=ΔV/I)は、バッテリ温度Tが
低い場合等に、バッテリ1の劣化度のみならず、バッテ
リ温度Tに応じても若干変化するため、本実施例におい
ては、劣化度把握部12は、温度センサ4を介して検出
されるバッテリ温度Tに応じた適宜の補正を上記比ΔV
/Iの値に施すことで、バッテリ1の劣化度のみに応じ
て変化する内部抵抗値Rを求め、これをバッテリ1の充
電時における劣化度を示すパラメータとして劣化容量把
握部13に出力する。そして、劣化容量把握部13は、
劣化度把握部12により求められた内部抵抗値R(劣化
度)から、それに応じたバッテリ1の容量減少分を求め
る。
【0028】ここで、図3を参照して、バッテリ1の充
放電を所定の条件下で繰り返し、その繰り返しの適当な
サイクル数毎に、バッテリ1の満充電容量(満充電状態
から放電し得る電気量)を実測すると共に、上記内部抵
抗値Rを求めると、バッテリ1の充放電サイクル数(充
放電の繰り返し回数)が増加し、バッテリ1の劣化があ
る程度進行すると、同図の上側に示すようにバッテリ1
の実際の容量(実際にバッテリ1から放電し得る電気
量)は減少していき、これに呼応して、上記内部抵抗値
Rは同図の下側に示すように上昇していく。
【0029】本実施例においては、劣化容量把握部13
は、図3に示したようなデータを、内部抵抗値Rとバッ
テリ1の劣化度との相関関係を示すデータとして、マッ
プやテーブル等により備えており、前述したようにバッ
テリ1の充電時に劣化度把握部12により求められた内
部抵抗値Rから、その内部抵抗値R(劣化度)に対応す
るバッテリ1の容量減少分CL を求める。例えば、図3
を参照して、バッテリ1の充電時に劣化度把握部12に
より求められた内部抵抗値Rが16mΩであるとする
と、劣化容量把握部13により求められるバッテリ1の
容量減少分CL は5Ahであり、このことは、R=16
mΩの劣化度で、バッテリ1をバッテリ温度30°C、
単位重量当たりの出力電力10W/kgの条件下で放電
させると、その全放電量は新品状態のバッテリ1に較べ
て5Ahだけ減少することを意味する。劣化容量把握部
13は、このように求めたバッテリ1の劣化度に応じた
容量減少分CL を図示しないRAM等の記憶素子に記憶
保持し、これをバッテリ1の充電が行われる毎に更新す
る。尚、本実施例においては、バッテリ1の新品状態に
おける満充電状態からの放電を、例えばバッテリ温度3
0°Cの温度条件下で、放電時の出力電力を走行用電動
機9の駆動に必要な最低電力(本実施例では、バッテリ
1の単位重量当たりの出力電力10W/kgとなる電
力)として行った場合に、バッテリ1の出力電圧が所定
のカットオフ電圧(例えば1V)となるまでに放電し得
る電気量(放電電流の時間的積算値)を基準として、バ
ッテリ1の容量を把握する。従って、上記容量減少分C
L は、バッテリ1をその満充電状態から上記の条件下で
放電させた場合に、放電することができない電気量を示
すものである。
【0030】次に、電気自動車の走行を開始し、バッテ
リ1の放電が開始すると、コントロールユニット5は、
充分短いサンプリングタイム毎に前記各センサ2〜4を
介してバッテリ1の出力電圧V、放電電流I及びバッテ
リ温度Tを検出し、これらの検出データ等を基に、バッ
テリ1の時々刻々の残容量を次のように検出する。
【0031】すなわち、コントロールユニット5の放電
量検出部16は、上記サンプリングタイム毎に電流セン
サ3を介して検出される放電電流Iを次式(1)により
積算し、バッテリ1の放電開始時から現時点までの放電
量ΣCD を求める。
【0032】
【数1】
【0033】ここで、式(1)において、Δtはサンプ
リングタイムである。
【0034】また、コントロールユニット5の出力電力
検出部14は、上記サンプリングタイム毎に電圧センサ
2及び電流センサ3を介して検出される出力電圧V及び
放電電流Iから次式(2)によりバッテリ1の現在の出
力電力を求める。
【0035】出力電力=V・I ……(2) そして、コントロールユニット5の出力容量把握部15
は、出力電力検出部14により求められたバッテリ1の
現在の出力電力を基に、図4に示すようにあらかじめ設
定されたデータテーブルに従って、現在の出力電力に応
じたバッテリ1の容量減少分CO を求める。
【0036】ここで、図4に示したデータテーブルは、
前記劣化度に応じた容量減少分CLと同様に、新品のバ
ッテリ1の満充電状態から、バッテリ温度30°Cの温
度条件下で単位重量当たりの出力電力を10W/kgと
して放電させた場合に得られる全放電量を基準とし、同
じ温度条件下で出力電力を各種の値として放電させた場
合に得られる全放電量の減少分を実測して得られたもの
である。そして、その基本的傾向としては、バッテリ1
の出力電力が大きくなる程(電気自動車のアクセル操作
量Aが大きくなる程)、該出力電力に応じたバッテリ1
の容量減少分C O が増加する。具体的には、バッテリ1
の現在の出力電力が単位重量当たり60W/kgである
とすると、その出力電力に応じた容量減少分CO は2.
6Ahであり、これは、満充電状態のバッテリ1をバッ
テリ温度30°C、単位重量当たりの出力電力60W/
kgの条件下で放電させると、その全放電量は、出力電
力10W/kgで放電させた場合に較べて2.6Ahだ
け減少することを意味する。
【0037】前述したように、放電量検出部16により
求められた現在までの放電量ΣCDと、出力容量把握部
15により求められた現在の出力電力に応じた容量減少
分C O と、バッテリ1の放電開始前の最後の充電時に前
記劣化容量把握部13により求められたバッテリ1の劣
化度(内部抵抗値R)に応じた容量減少分CL とはコン
トロールユニット5の演算部17に出力され、該演算部
17は、次式(3)によりバッテリ1の現在の残容量C
R を求める。
【0038】 CR =(CI −CO ・L−CL )・TC −ΣCD ……(3) ここで、式(3)において、CI はバッテリ1の放電開
始時における初期容量、Lは現在の出力電力に応じたバ
ッテリ1の容量減少分CO を現在のバッテリ1の劣化度
(内部抵抗値R)に応じて補正するための出力劣化補正
係数、TC は初期容量CI から、容量減少分CO を出力
劣化補正係数Lにより補正してなる値と容量減少分CL
とを減じてなる値を現在のバッテリ温度Tに応じて補正
するための温度補正係数であり、これらの初期容量
I 、出力劣化補正係数L及び温度補正係数TC は次の
ように設定される。
【0039】すなわち、初期容量CI は、バッテリ1
が、その放電開始時に満充電状態である場合には、新品
状態におけるバッテリ1の満充電容量、すなわち、満充
電状態とされた新品のバッテリ1をバッテリ温度30°
C、単位重量当たりの出力電力10W/kgの条件下で
放電させた場合に得られる総放電量が設定される。ま
た、バッテリ1の今回の放電と前回の放電との間でバッ
テリ1の充電が行われていない場合には、例えば前回の
バッテリの放電の終了時(電気自動車の走行終了時)に
おいて式(3)により検出された残容量CR とその時の
バッテリ1の劣化度に応じた容量減少分CL とを加算し
てなる値を初期容量CI として設定する。また、バッテ
リ1の今回の放電と前回の放電との間でバッテリ1の充
電が行われた場合には、例えば前回のバッテリの放電の
終了時(電気自動車の走行終了時)において式(3)に
より検出された残容量CR とその時のバッテリ1の劣化
度に応じた容量減少分CL とを加算してなる値に、充電
時の充電電流を時間的に積算してなる充電量をあらかじ
め定めた充電効率により補正してなる値を加算すること
により得られる値を初期容量CI として設定する。尚、
初期容量CI は、例えば放電開始時のバッテリ1の端子
電圧等を基に設定するようにしてもよく、また、電気自
動車の駐車時等における自己放電による放電量を考慮し
て設定するようにしてもよい。
【0040】前記出力補正係数Lは、コントロールユニ
ット5の出力容量補正部18により、現在のバッテリ1
の劣化度(内部抵抗値R)と、現在のバッテリ1の出力
電力とを基に、図5に示すようなデータテーブルに従っ
て求められ、その求められたLの値が演算部17に付与
される。
【0041】ここで、図5に示したデータテーブルは、
バッテリ1の劣化度を示す内部抵抗値Rの種々の値のも
とで、出力電力を種々の値として満充電状態から放電さ
せた場合に得られる総放電量の実測データに基づいて設
定したものである。すなわち、図5のデータテーブルに
より与えられるLの値と、前記図4のデータテーブルに
より与えられる容量減少分CO とを乗算してなる値が、
内部抵抗値R及び出力電力の種々の値の基で実測された
容量減少分であり、バッテリ1の新品状態(本実施例で
は内部抵抗値R=2mΩの状態)では、任意の出力電力
の値に対してLの値は“1”であり、この時、出力電力
の各種の値において、実測される容量減少分は図4のデ
ータテーブルに示した通りとなる。そして、例えば内部
抵抗値R=4mΩの劣化度で、出力電力を100W/k
gとした場合のLの値は図5を参照して4.2であり、
このことは、内部抵抗値R=4mΩの劣化度で、出力電
力を100W/kgとしてバッテリ1を満充電状態から
放電させた場合に得られる容量減少分が、新品のバッテ
リ1を出力電力100W/kgとして満充電状態から放
電させた場合に得られる容量減少分CO (これは図4を
参照して2.7Ahである)の4.2倍となることを意
味する。このようなLの値の基本的傾向としては、バッ
テリ1の劣化が進行するに従って(内部抵抗値Rが大き
くなるに従って)増加し、その増加度合いは出力電力が
大きくなる程、大きくなる。尚、このようなLの値を設
定するに際しては、出力電力を10W/kgとした場合
を基準(L=1)としている。
【0042】また、温度補正係数TC は、コントロール
ユニット5の温度補正部19により、現在のバッテリ温
度T(これは温度センサ4により検出される)を基に、
図6に示すようなデータテーブルに従って求められ、そ
の求められたTC の値が演算部17に付与される。
【0043】ここで、図6に示すデータテーブルは、新
品状態のバッテリ1を、種々の温度条件の基で、満充電
状態から出力電力を10W/kgとして放電させた場合
に得られる総放電量を実測し、それをバッテリ温度30
°Cの場合を基準(TC =1)として表したものであ
る。例えば、バッテリ温度Tを0°Cとすると、TC
0.93であり、これは、バッテリ温度0°Cの温度条
件の基で、バッテリ1を放電させた場合に得られる総放
電量は、バッテリ温度30°Cの場合の0.93倍とな
ることを意味する。尚、図6に示したデータテーブルの
基本的傾向としては、バッテリ温度Tの低温域におい
て、バッテリ温度Tの低下に伴って温度補正係数TC
減少していく、すなわち、バッテリ1の実質上の容量が
低下していく傾向となる。
【0044】前記演算部17は、上記のように設定され
た初期容量CI 、出力劣化補正係数L、温度補正係数T
C を用いて、前記式(3)に従って、現在のバッテリ1
の残容量CR を求める。そして、このように求められた
残容量CR は、前述したように実際の実測データを基
に、バッテリ1の現在の劣化度(内部抵抗値R)、出力
電力、バッテリ温度Tを考慮して求めたものであるの
で、精度の高いものとなる。
【0045】次に、残容量表示器8による残容量の表示
について説明する。
【0046】本実施例の装置においては、前記演算部1
7により前述したように求められた残容量CR 等は、表
示器駆動部20を介して残容量表示器8に表示され、こ
のとき、残容量表示器8は、図7(a),(b)の細長
方形枠23内で液晶等によりバッテリ1の現在の残容量
R 等をバーグラフにより表示する。尚、以下の説明に
おいては、説明の便宜上、バッテリ温度Tが30°C前
後の場合(温度補正係数TC ≒1の場合)を想定して説
明する。
【0047】すなわち、まず、図7(a)を参照して、
電気自動車の走行開始前(バッテリ1の放電開始前)に
おいて、方形枠23の長手方向における一端(図7
(a)では右端)をバッテリ1の全放電状態を示す“E
MPTY”位置、他端(図7(a)では左端)をバッテ
リ1の満充電状態を示す“FULL”位置とし、“EM
PTY”位置から“ FULL”位置に向かってバッテ
リ1の現在の劣化度(内部抵抗値R)に応じた前記容量
減少分CL に対応する長さを有するバーグラフBL(図
中、点描部分)を方形枠23内で例えば液晶の点灯表示
等により表示する。さらに、バーグラフBL の先端位置
から“ FULL”位置に向かって前記式(3)により
求められたバッテリ1の現在の残容量CR に対応する長
さを有するバーグラフBR (図中、斜線部分)が上記バ
ーグラフBL とは異なる形式(例えば液晶の色違いによ
る点灯表示等)で表示される。尚、バーグラフBL の表
示は、例えば液晶の消灯により表示するようにしてもよ
い。
【0048】この場合、方形枠23の全長は、新品のバ
ッテリ1の満充電容量、すなわち、新品のバッテリ1を
満充電状態からバッテリ温度30°C、単位重量当たり
の出力電力10W/kgの条件下でバッテリ1の端子電
圧が所定のカットオフ電圧(例えば1V)となるまで放
電させた場合に得られる総放電量(放電電流の時間的積
算値)に対応し、電気自動車の走行開始前においてバッ
テリ1が例えば満充電状態であれば、残容量CR に対応
するバーグラフBR は、バーグラフBL の先端位置から
“ FULL”位置までの全領域にわたって表示され
る。そして、バッテリ1の劣化による容量減少分CL
対応するバーグラフBL の“EMPTY”位置からの長
さは、バッテリ1の現在の劣化度に応じて変化し、例え
ばバッテリ1が新品状態である場合には、容量減少分C
L は“0”(図3参照)であるので、バーグラフBL
表示されず、従って、残容量CR に対応するバーグラフ
Rのみが“EMPTY”位置から表示されることとな
る。尚、前記温度補正係数T C ≒1の場合、電気自動車
の走行開始前においては、出力電力=0で、それに応じ
た容量減少分CO も“0”であり(図4参照)、また、
放電量ΣCD =0であるので、前記式(3)から明らか
なように、バーグラフBL ,BR の長さを併せてなる長
さ、すなわち、“EMPTY”位置からバーグラフBR
の先端位置までの長さは、バッテリ1の初期容量CI
合致する。
【0049】次に、図7(b)を参照して、電気自動車
が走行を開始し、バッテリ1の放電が開始すると、その
放電時のある時点において、残容量CR を示すバーグラ
フB R の先端位置は、前記式(1)により求められた放
電量ΣCD に相当する長さだけ“EMPTY”位置側に
移動する。そして、“EMPTY”位置側においては、
現在のバッテリ1の劣化度に応じた容量減少分CL と、
現在のバッテリ1の出力電力に応じた容量減少分CO
前記劣化容量補正係数Lにより補正してなる値CO ・L
とを併せた量に相当する長さを有するバーグラフB
OL(図中、点描部分)が表示され、該バーグラフBOL
先端位置から残容量CR を示すバーグラフB R が表示さ
れる。この場合、バーグラフBR の長さは、バッテリ1
の出力電力の変化に応じて、換言すれば、アクセル操作
量Aの変化に応じて変化し、例えば電気自動車の一時的
な停車時においては、出力電力=0で、それに応じた容
量減少分CO が“0”であるので、バーグラフBOLの長
さは、現時点におけるバッテリ1の劣化による容量減少
分CL に相当する長さとなる。また、この時、残容量C
R を示すバーグラフBR は、バーグラフBOLが短くなっ
た分だけ、“EMPTY”位置側に長くなる。
【0050】尚、以上の説明は、温度補正係数TC ≒1
の場合について説明したが、バッテリ温度Tが比較的低
い場合等、TC ≠1である場合には、前記式(3)から
明らかなように、例えば電気自動車の走行前において
は、バッテリ1の劣化による容量減少分CL を示すバー
グラフBL の長さが図7(a)の長さのTC 倍の長さと
なり、該バーグラフBL と残容量CR を示すバーグラフ
R とを併せてなる長さが図7(a)の長さのTC 倍の
長さとなる。また、電気自動車の走行時においては、バ
ッテリ1の劣化と出力電力との両者に応じた容量減少分
を示すバーグラフBOLの長さが図7(b)の長さのTC
倍の長さとなり、該バーグラフBOLと残容量CR を示す
バーグラフBR とを併せてなる長さが図7(a)の長さ
のTC 倍の長さとなる。
【0051】このような表示を行うことで、電気自動車
の運転者は、バッテリ1の実質上の残容量CR を視覚的
に容易に認識することができ、また、バッテリ1の出力
電力、換言すればアクセル操作量Aに応じた実質上の残
容量CR を把握することができるので、それに応じたア
クセル操作量Aの調整や、現在の走行状態における航続
可能距離の予測を容易に行うことができる。また、電気
自動車の停車時等には、バッテリ1の劣化による容量減
少分CL がバーグラフBOLまたはBL により表示される
ので、該バーグラフBOLまたはBL の長さを把握するこ
とで、バッテリ1の交換の必要性やメンテナンスの必要
性を容易に認識することができる。
【0052】
【発明の効果】上記の説明から明らかなように、本発明
によれば、Ni−MHバッテリの放電時に、その開始時
における初期容量から、現在までの放電量と、バッテリ
の放電開始前の充電時に把握されたバッテリの劣化度に
応じた容量減少分と、バッテリの放電時の出力電力に応
じた容量減少分をバッテリの劣化度に応じて補正してな
る容量減少分とを減じ、それにより得られる値をバッテ
リの現在の残容量とすることで、バッテリの劣化度や出
力電力による影響を考慮したバッテリの実質上の残容量
を的確且つ容易にリアルタイムで精度よく検出すること
ができる。
【0053】そして、バッテリの初期容量から、出力電
力に応じた容量減少分を劣化度に応じて補正してなる容
量減少分と、劣化度に応じた容量減少分とを減じてなる
値をバッテリの温度に応じて補正し、その補正により得
られた値から前記放電量を減じてバッテリの残容量を検
出することにより、バッテリの温度の影響を考慮した残
容量の検出を行うことができ、該残容量の検出精度を向
上させることができる。
【0054】また、検出されたバッテリの残容量をバー
グラフにより表示することにより、バッテリの現在の作
動状況に応じた残容量を視覚的に容易に認識することが
できる。
【0055】さらに、出力電力に応じた容量減少分を劣
化度に応じて補正してなる容量減少分と劣化度に応じた
容量減少分とを加算して成る容量減少分を前記残容量と
共にバーグラフにより表示することにより、バッテリの
実質上の残容量だけでなく、出力電力や劣化度に応じた
容量減少分を視覚的に容易に認識することができ、それ
により、バッテリの出力電力の調整や、バッテリの交換
やメンテナンスの時期等の認識を容易に行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の残容量検出装置の一例のシステム構成
図。
【図2】図1の装置の作動を説明するための説明図。
【図3】図1の装置の作動を説明するための説明図。
【図4】図1の装置の作動を説明するための説明図。
【図5】図1の装置の作動を説明するための説明図。
【図6】図1の装置の作動を説明するための説明図。
【図7】図1の装置の作動を説明するための説明図。
【符号の説明】
1…バッテリ、4…温度センサ(温度検出手段)、8…
残容量表示器(残容量表示手段)、13…劣化容量把握
部(劣化容量把握手段)、15…出力容量把握部(出力
容量把握手段)、17…演算部(演算手段)、18…出
力容量補正部(出力容量補正手段)、19…温度補正部
(温度補正手段)、20…劣化度把握手段、21…出力
電力検出手段、22…放電量検出手段。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】Ni−MHバッテリの充電時の電圧の変化
    量と充電電流値とから該バッテリの内部抵抗値を検出
    し、該内部抵抗値を基に該バッテリの現在の劣化度を把
    握する劣化度把握手段と、該バッテリの充電後における
    放電時の出力電力を検出する出力電力検出手段と、該放
    電の開始時からの該バッテリの放電量を検出する放電量
    検出手段と、前記バッテリの劣化度と該バッテリの容量
    減少分とのあらかじめ定められた相関関係に基づき、前
    記劣化度把握手段により把握された現在の劣化度におけ
    る該バッテリの容量減少分を求める劣化容量把握手段
    と、前記バッテリの放電時の出力電力と該バッテリの容
    量減少分とのあらかじめ定められた相関関係に基づき、
    前記出力電力検出手段により検出された現在の出力電力
    における該バッテリの容量減少分を求める出力容量把握
    手段と、該バッテリの出力電力に応じた容量減少分と前
    記バッテリの劣化度とのあらかじめ定められた相関関係
    に基づき、前記出力容量把握手段により求められた容量
    減少分を前記劣化度把握手段により求められたバッテリ
    の現在の劣化度に応じて補正する出力容量補正手段と、
    前記バッテリの放電開始時における初期容量から前記放
    電量検出手段により検出された前記放電量と、前記劣化
    容量把握手段により求められた前記容量減少分と、前記
    出力容量補正手段により補正された前記出力電力に応じ
    た容量減少分とを減じる演算手段とを備え、該演算手段
    により得られた値を現在のバッテリの残容量として検出
    することを特徴とするNi−MHバッテリの残容量検出
    装置。
  2. 【請求項2】前記バッテリの放電時の温度を検出する温
    度検出手段と、前記バッテリの初期容量から前記出力容
    量補正手段により補正された前記出力電力に応じた容量
    減少分と前記劣化容量把握手段により求められた前記容
    量減少分とを減じて成る値を該温度検出手段により検出
    された温度に応じて補正する温度補正手段とを備え、前
    記演算手段は、該温度補正手段により得られた値から前
    記放電量検出手段により検出された前記放電量を減じる
    ことにより前記バッテリの現在の残容量を求めることを
    特徴とする請求項1記載のNi−MHバッテリの残容量
    検出装置。
  3. 【請求項3】前記演算手段により求められた前記バッテ
    リの残容量をバーグラフにより表示する残容量表示手段
    を備えたことを特徴とする請求項1記載のNi−MHバ
    ッテリの残容量検出装置。
  4. 【請求項4】前記残容量表示手段は、前記出力容量補正
    手段により補正された前記出力電力に応じた容量減少分
    と前記劣化容量把握手段により求められた前記容量減少
    分とを加算して成る容量減少分を前記残容量と共にバー
    グラフにより表示する手段を備えることを特徴とする請
    求項3記載のNi−MHバッテリの残容量検出装置。
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