JPH07167299A - 波紋形ダイヤフラム用容器 - Google Patents

波紋形ダイヤフラム用容器

Info

Publication number
JPH07167299A
JPH07167299A JP5342757A JP34275793A JPH07167299A JP H07167299 A JPH07167299 A JP H07167299A JP 5342757 A JP5342757 A JP 5342757A JP 34275793 A JP34275793 A JP 34275793A JP H07167299 A JPH07167299 A JP H07167299A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
diaphragm
shape
recess
recessed
ripple
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP5342757A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3040299B2 (ja
Inventor
Kazuo Sugimura
一夫 杉村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP5342757A priority Critical patent/JP3040299B2/ja
Publication of JPH07167299A publication Critical patent/JPH07167299A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3040299B2 publication Critical patent/JP3040299B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L55/00Devices or appurtenances for use in, or in connection with, pipes or pipe systems
    • F16L55/04Devices damping pulsations or vibrations in fluids

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Pipe Accessories (AREA)
  • Supply Devices, Intensifiers, Converters, And Telemotors (AREA)
  • Diaphragms And Bellows (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、略椀状の凹所を有する二つの容器
によってダイヤフラムが挟持されるタイプのダイヤフラ
ム容器において、ダイヤフラムの変形を拘束して規則的
なものとし、ダイヤフラムの移動中における局部的な曲
げ方向の反転による疲労を小さくし、ダイヤフラムの耐
久性を高め、寿命を長くすることを課題とする。また、
本発明は前記のダイヤフラムをダイヤフラム容器に適用
し、ダイヤフラムがダイヤフラム容器の2つの壁面の内
のいずれかの壁面に接触した場合の、ダイヤフラムの局
部的な曲げ方向の反転による疲労を少なくし、ダイヤフ
ラムの耐久性を高め、寿命を長くすることを課題とす
る。 【構成】 波紋形ダイヤフラム用容器において、中央部
が略円形平板状で、略同心円状の凸部及び凹部が交互に
連続して形成された波形ダイヤフラムが略椀状の凹所を
有する二つの容器によって挟持され、前記容器の凹所の
一方の壁面形状が、伸長したダイヤフラムと相対する波
紋形状に形成された。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ダイヤフラム式アキュ
ムレータ、ダイヤフラムポンプ、ダイヤフラム弁等に用
いられる波紋形ダイヤフラム用容器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のダイヤフラム式アキュムレータに
おいては、例えば、球形の本体(シェル)内周面に対し
てダイヤフラム(ブラダ)の周縁部外周面を当接せしめ
て周縁部内周面に形成された弾性取付部を取付部材によ
って固定することにより、ダイヤフラムの内部空間をガ
ス室と液体室とに区画している。そして、弾性取付部か
ら同一距離上の本体の内周面に内側へ向かう突出部を形
成することにより、ダイヤフラムの弾性材料層の湾曲反
転部の内側変曲点及び外側変曲点のうち少なくとも内側
変曲点と本体内周面との間の距離を削減し、ダイヤフラ
ムの湾曲反転部の内側変曲点及び外側変曲点のうち少な
くとも内側変曲点における弾性材料層の座屈応力を増大
せしめて破断応力に接近せしめ弾性材料層に座屈が発生
することを抑制することが知られている。(例えば、実
開平4−101801号公報参照)
【0003】従来のダイヤフラム式アキュムレータにお
いて、液体室の圧力が低下し、ダイヤフラムが液体室の
前記突出部に向かい突出部に沿って移動する場合には、
ダイヤフラムが本体の内面に接触しつつ規則的に変形す
る。しかし、ダイヤフラムが突出部を経過して移動した
後は、ダイヤフラムが不規則な変形をする。また、液体
室の圧力が増加し、ダイヤフラムがガス室に向かって移
動するときには、ダイヤフラムが本体に接触することが
なく、不規則に変形する。不規則な変形として、例えば
移動中のダイヤフラムの局部的な曲げ方向の反転があ
る。局部的な曲げ方向の反転は、ダイヤフラムが全体と
してガス室又は液体室の方向に移動しているときに、ダ
イヤフラムの局部において凸状から凹状に反転し又はそ
の反対の反転をすることである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の球形の本体を有
するダイヤフラム式アキュムレータのダイヤフラムは、
前記のダイヤフラムの不規則な変形、とりわけダイヤフ
ラムの局部的な曲げ方向の反転が生じ、局部的な曲げ方
向の反転を繰り返すことにより反転箇所が疲労し、反転
箇所の強度が早期に低下し、破壊し易くなる。本発明
は、略椀状の凹所を有する二つの容器によってダイヤフ
ラムが挟持されるタイプのダイヤフラム容器において、
ダイヤフラムの変形を拘束して規則的なものとし、ダイ
ヤフラムの移動中における局部的な曲げ方向の反転によ
る疲労を小さくし、ダイヤフラムの耐久性を高め、寿命
を長くすることを課題とする。また、本発明は前記のダ
イヤフラムをダイヤフラム式アキュムレータ、ダイヤフ
ラム式ポンプ、ダイヤフラム弁等のダイヤフラム容器に
適用し、ダイヤフラムがダイヤフラム容器の2つの壁面
の内のいずれかの壁面に接触した場合の、ダイヤフラム
の局部的な曲げ方向の反転による疲労を少なくし、ダイ
ヤフラムの耐久性を高め、寿命を長くすることを課題と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するために、波紋形ダイヤフラム用容器において、中
央部が略円形平板状で、略同心円状の凸部及び凹部が交
互に連続して形成された波形ダイヤフラムが略椀状の凹
所を有する二つの容器によって挟持され、前記容器の凹
所の一方の壁面形状が、伸長したダイヤフラムと相対す
る波紋形状に形成されたことを技術的手段とする。ま
た、本発明は、前記容器の凹所の一方の壁面形状が、伸
長したダイヤフラムの略同心円状の凸部及び凹部の対向
部分と対応した対称的な形状又は、凹所の一方の壁面形
状が伸長したダイヤフラムと相対する波紋形状に形成さ
れ、他の一方の一部形状が対称的な形状に形成されたこ
とを技術的手段とする。なお、波紋形ダイヤフラム用容
器とは、略椀状の凹所を有し波紋形ダイヤフラムを挟持
することのできる部材をいい、ここに略椀状とはあらゆ
る形状の窪みを意味する。前記中央部には、各種の部材
を取り付けるために、取着用の穴等が形成されたものを
包含する。略円形平板状とは、略円形であって、しかも
略平ら(製造後に湾曲等の変形をしたものを含む。)で
ある形状をいう。ダイヤフラムの材質は、合成樹脂(例
えば、四ふっかエチレン樹脂(商品名はテフロン)、ゴ
ム)、金属(例えば、銅、ステンレス)等とすることが
できる。
【0006】
【作用】本発明のダイヤフラムは、中央部が略円形平板
状とされ、略同心円状の凸部及び凹部が交互に連続して
形成されているので、ダイヤフラムが全体として一方の
凹所又は他方の凹所の方向に移動しているときに、略同
心円状に形成された凸部及び凹部はその曲げ方向を変え
ることがなく、凸部は常に凸部の形状を維持し、凹部も
同様にその形状を維持する。そして、本発明の波紋形ダ
イヤフラム用波型容器は、前記ダイヤフラムが略椀状の
凹所を有する二つの容器によって挟持され、前記ダイヤ
フラムが伸びたとき、それと相対する容器の凹所の一方
を略同一形状に形成したので、ダイヤフラムの凸部及び
凹部がその形状を維持しつつ、一方の凹所の対向部分に
ぴったりと嵌合する。
【0007】
【実施例】図1及び図2には、本発明の波紋形ダイヤフ
ラム用容器をダイヤフラム式アキュムレータに適用した
第1実施例が示されている。波紋形ダイヤフラム1は全
体として略円形板状であって、中央部2は略円形平板状
とされがあり、その外周に略同心円状(輪状)の凸部3
及び凹部4が交互に連続して円形波状に形成される。凸
部3及び凹部4の形状は、正弦波を基本とする曲線であ
るが、実験により種々に変形させる。ダイヤフラムの材
質として、ここでは耐薬品性に優れた四ふっかエチレン
樹脂(商品名はテフロン)を使用し、0.3 mm又は0.5 mm
の四ふっかエチレン樹脂板を加工して用いる。
【0008】ダイヤフラム式アキュムレータには本体6
と側板7とがあり、本体6と側板7との対向面には、凹
所8(本体6側)及び凹所10(側板7側)が形成され、
その外側に環状の挟持部67(本体6側)及び挟持部68
(側板7側)がそれぞれ形成される。挟持部67には第1
環状溝17が形成され、挟持部67の第1環状溝17と対向し
た位置に第2環状溝18が形成され、第1環状溝17及び第
2環状溝18には第1シール材11及び第2シール材12がそ
れぞれ嵌合される。波紋形ダイヤフラム1の外周部が挟
持部67,68によって挟持され、本体6及び側板7に形成
された複数のボルト孔19,20に複数のボルト22が挿通さ
れ、複数のボルト22に複数のナット23がねじ込まれる。
こうして、ダイヤフラム1の外周部が挟持部67,68によ
って挟持され、第1シール材11及び第2シール材12によ
ってダイヤフラム1の上下の空間(凹所8及び凹所10)
の間が密封される。側板7の凹所10とダイヤフラム1と
の間の空間はガス室13とされ、ガス室13には側板7の連
結口28に連結された給気口27を介してガスが封入され
る。同様に、本体6の凹所8とダイヤフラム1との間の
空間は流体室14とされ、流体室14には本体6の給排口2
5、接続口26を介して外部の流体が導入される。このダ
イヤフラム式アキュムレータは、流体の脈動吸収、サー
ジ圧吸収等に使用され、例えば塗料液を吹きつけする場
合に、脈動を吸収して塗料液の圧力を一定にするために
用いられる。
【0009】そして、波紋形ダイヤフラム1は、液体室
14内の圧力変動に応じてガス室13側又は流体室14側に移
動し、凹所8には接触するが、凹所10には接触する可能
性が存在しないことを前提としている。こうした前提が
あるので、凹所8の壁面形状は波紋形ダイヤフラム1が
この壁面に押し付けられて接触するときの変形形状に合
致した形状であるのに対して、凹所10の壁面形状は図1
に示すように滑らかな曲面であり、ダイヤフラム1がこ
の壁面に押し付けられて接触するときの変形形状に合致
した形状ではない。流体室14内の圧力変動に応じて、ダ
イヤフラム1がガス室13側へは少しだけ、そして流体室
14側には大きく移動し、このダイヤフラム1の移動によ
り、ダイヤフラム1は凹所8には接触するが、凹所10に
は接触しない。そして、波紋形ダイヤフラム1が接触す
る凹所8の表面の接触箇所は、伸長したダイヤフラム1
の略同心円状の凸部3、凹部4等の凸部及び凹部の対向
部分と対応した対称的な形状で、略同心円状の凹部82、
凸部81等の凸部及び凹部が交互に連続した形状とされ
る。例えば、ダイヤフラム1が流体室14側に伸長して、
ダイヤフラム1が凹所8の表面と全面的に接触すると
き、ダイヤフラム1の略同心円状の凸部3及び凹部4等
の凸部及び凹部の裏面は、凹所10に形成された凹部82、
凸部81等の凹部及び凸部に、それぞれぴったりと接触し
嵌合するように形成される。
【0010】図2は、図1に示すものに較べ、凹所8及
び凹所10を深くし、波紋形ダイヤフラム1 の凸部及び凹
部の高さ、深さが大きく、凹凸の数が少ないダイヤフラ
ム式アキュムレータについて、実験により流体室14の圧
力を変化させ、そのときの波紋形ダイヤフラム1の位置
を測定した結果を図示したものである。図2において、
通常の使用状態で流体室14の圧力を上昇させると、位置
Aまで上昇し、稀には位置F、位置Gまで移動するが、
それ以上の上昇は予定されない。次に、流体室14の圧力
を下降させると、ダイヤフラム1が流体室14側に伸長
し、順次に位置Aから位置B、位置C、位置Dへと移動
し、ついにダイヤフラム1が凹所8と全面的に接触する
位置Eに至る。ダイヤフラム1が移動するとき、ダイヤ
フラム1の弾性及び剛性と、略同心円状の凸部及び凹部
が交互に連続して形成されていることとにより、その変
形が拘束され、ダイヤフラム1は図2に示すように規則
的に伸縮し、局部的な曲げ方向の反転は生じない。
【0011】図3には、本発明の波紋形ダイヤフラム用
容器をダイヤフラム弁に適用した第2実施例の要部が示
されている。第2実施例のダイヤフラム弁に用いられる
波紋形ダイヤフラム1は、金属製であるが、形状は第1
実施例に用いられるものと同様である。図3に示すよう
に、本発明の第2実施例のダイヤフラム弁には、弁箱70
と弁蓋71とがあり、弁箱70と弁蓋71との対向面には凹所
72(弁箱70側)及び凹所73(弁蓋71側)がある。凹所72
と凹所73との間に金属製の波紋形ダイヤフラム1が配置
される。そして、第1実施例の場合と同様に、凹所73の
壁面形状は、金属製の波紋形ダイヤフラム1の弾性力に
よってダイヤフラム1がこの壁面に押し付けられて接触
するときの変形形状(概ねダイヤフラム1と同形の波紋
状)に合致した形状である。凹所73の中央部にはシリン
ダ孔65が開口され、シリンダ孔65には弁棒の機能を持つ
ピストン66が摺動自在に嵌合されている。これに対し
て、凹所72の中央部には流入通路77が開口され、流入通
路77の開口の外周部に環状の弁シート78が突設される。
弁シート78の外周には環状の窪み80が形成され、窪み80
に流出通路79が開口している。そして、弁シート78の一
部は伸長したダイヤフラム1と相対する波紋形状に形成
されている。しかし、凹所72の壁面形状は、波紋形ダイ
ヤフラム1がこの壁面に押し付けられて接触するときの
変形形状には合致しない。ダイヤフラム1の外周部が挟
持部74とダイィフラム押え75によって挟持され、ダイヤ
フラム1によって凹所72側の第1室76と凹所73側の第2
室とに区画される。なお、弁シート78はピストン66の直
径よりも大きく設定されている。
【0012】図3には、波紋形金属製ダイヤフラム1の
弾性力によって、波紋形ダイヤフラム1が凹所73の壁面
に押しつけられた状態が示されている。このとき、ダイ
ヤフラム1が弁シート78から最も離れた全開位置にある
ので、最大量の流体が流入通路77から弁シート78とダイ
ヤフラム1との間隙、第1室76、流出通路79を通って流
出する。ピストン66を弁シート78の方向に移動させる
と、ピストン66の先端部がダイヤフラム1の中央部2を
押圧し、ダイヤフラム1が弁シート78に近づき、弁シー
ト78とダイヤフラム1との間隙が減少し、第1室76を通
る流体の流量が減少する。ピストン66を弁シート78の方
向に更に移動させると、ダイヤフラム1の中央部2が弁
シート78に押圧され、第1室76を通る流体の流量がゼロ
になる。この時伸長したダイヤフラム1の一部が弁シー
ト78とぴったりと接触する。ピストン66を弁蓋71の方向
(図3で上方)に移動させると、ダイヤフラム1はそれ
自体の弾性力とダイヤフラム1の第1室76側に作用する
流体の力とにより、弁蓋71の方向に移動する。ダイヤフ
ラム1の移動に応じて、第1室76を通過する流体の流量
が増加し、ダイヤフラム1の移動によりダイヤフラム1
が凹所73に接触するに至る。そして、ダイヤフラム1が
接触する凹所73の表面の接触箇所は、伸長した波紋形ダ
イヤフラム1の略同心円状の凸部、凹部等の対向部分と
対応した対称的な形状で、波紋の凹部、凸部等が交互に
連続した形状とされる。ダイヤフラム1が弁蓋71側に移
動して、ダイヤフラム1が凹所73の表面と全面的に接触
するとき、ダイヤフラム1の略同心円状の凸部及び凹部
等は、凹所73に形成された凹部、凸部等に、それぞれぴ
ったりと接触し嵌合し合致するように形成される。
【0013】図4は、第1実施例に使用されるダイヤフ
ラム1の部分拡大図である。このダイヤフラム1はゴム
等の弾性材料からなる弾性材料層61と、弾性材料層6
1の内部又は一側に配設されたガス遮断層62を有す
る。ガス遮断層62は、織布または不織布などの補強材
の少なくとも一面に、ポリビニルアルコール樹脂、ポリ
フッカビニル樹脂、塩化ビニリデン樹脂等からできたガ
ス透過性の低い樹脂膜或いは金属箔からなるガス遮蔽膜
を接着することにより形成される。しかし、補強材を省
略して、少なくとも一層のガス遮蔽膜によりガス遮断層
62を形成することができる。ガス遮断層62の直径は
弾性材料層61の直径よりも小さく、ガス遮断層62の
外周部分のダイヤフラムは弾性材料層61のみによって
構成される。ガス遮断層62は、その周縁部の両面の接
着部63で弾性材料層61に接着され、かつ流体室側で
弾性材料層61に全面的に接着されている。図4に示す
ダイヤフラムを波紋形ダイヤフラム用容器に適用したと
き、ガス室からガス室側の弾性材料層61に侵入したガ
スは、ガス遮断層62に達した後にそのガス遮断層62
の表面に沿って周縁部まで移動しても、接着部63によ
って表面に沿った移動が阻止される。接着部63に到達
したガスが漏洩するためには、ガス室側の弾性材料層6
1の内部及びガス遮断層62の外周部の弾性材料層61
の分子間を通過する必要があり、そうしたガスの通過量
は極めて少ない。
【0014】
【発明の効果】本発明のダイヤフラムは、中央部が略円
形平板状とされ、略同心円状の凸部及び凹部が交互に連
続して形成されている。ダイヤフラムのこうした形状と
弾性及び剛性により、ダイヤフラムの変形が拘束され、
ダイヤフラムが全体としてガス室又は液体室の方向に移
動しているときに、略同心円状に形成された凸部及び凹
部はその曲げ(湾曲)方向を変えることがない。従っ
て、移動中のダイヤフラムは規則的に変形し、ダイヤフ
ラムの移動中における局部的な曲げ方向の反転がなく、
ダイヤフラムの耐久性が高く、寿命が長い。また、本発
明の波紋形ダイヤフラム用波型容器は、前記ダイヤフラ
ムが略椀状の凹所を有する二つの容器によって挟持さ
れ、前記容器の凹所の一方の壁面形状が、伸長したダイ
ヤフラムと相対する波紋形状に形成されたので、前記ダ
イヤフラムが一方の凹所へ伸びたとき、ダイヤフラムの
略同心円状の凸部及び凹部がその形状を維持しつつ、一
方の凹所の対向部分にぴったりと嵌合する。従って、ダ
イヤフラムがダイヤフラム装置の壁面に接触した場合
の、ダイヤフラムの局部的な曲げ方向の反転をなく、ダ
イヤフラムの耐久性が高く、寿命も長い。また、凹所の
一方の壁面形状が伸長したダイヤフラムと相対する波紋
形状に形成され、他の一方の一部形状を伸長したダイヤ
フラムと相対する波紋形状に形成し、前記内容と同じ効
果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の断面を示す図である。
【図2】本発明の第1実施例の実験結果を示す図であ
る。
【図3】本発明の第2実施例の要部の断面を示す図であ
る。
【図4】本発明の第1実施例に使用されるダイヤフラム
の部分断面図である。
【符号の説明】
1 ダイヤフラム 2 中央部 3 凸部 4 凹部 6 本体 7 側板 8 凹所 9 凹所 70 弁箱 71 弁蓋 72 凹所 73 凹所 81 凸部 82 凹部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央部が略円形平板状で、略同心円状の
    凸部及び凹部が交互に連続して形成された波形ダイヤフ
    ラムが略椀状の凹所を有する二つの容器によって挟持さ
    れ、前記容器の凹所の一方の壁面形状が、伸長したダイ
    ヤフラムと相対する波紋形状に形成された波紋形ダイヤ
    フラム用容器。
  2. 【請求項2】 中央部が略円形平板状で、略同心円状の
    凸部及び凹部が交互に連続して形成された波形ダイヤフ
    ラムが略椀状の凹所を有する二つの容器により挟持さ
    れ、前記容器の凹所の一方の壁面形状が伸長したダイヤ
    フラムと相対する波紋形状に形成され、他の一方の一部
    形状が伸長したダイヤフラムと相対する波紋形状に形成
    された波紋形ダイヤフラム用容器。
JP5342757A 1993-12-16 1993-12-16 波紋形ダイヤフラム式アキュムレータ Expired - Lifetime JP3040299B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5342757A JP3040299B2 (ja) 1993-12-16 1993-12-16 波紋形ダイヤフラム式アキュムレータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5342757A JP3040299B2 (ja) 1993-12-16 1993-12-16 波紋形ダイヤフラム式アキュムレータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07167299A true JPH07167299A (ja) 1995-07-04
JP3040299B2 JP3040299B2 (ja) 2000-05-15

Family

ID=18356264

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5342757A Expired - Lifetime JP3040299B2 (ja) 1993-12-16 1993-12-16 波紋形ダイヤフラム式アキュムレータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3040299B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19631081C1 (de) * 1996-08-01 1997-10-09 Helmut Heidrich Membrane mit großer Haltbarkeit
EP1342911A2 (en) 2002-03-04 2003-09-10 Hitachi, Ltd. Fuel feed system
EP1411236B1 (de) * 2002-10-19 2012-10-10 Robert Bosch Gmbh Vorrichtung zum Dämpfen von Druckpulsationen in einem Fluidsystem, insbesondere in einem Kraftstoffsystem einer Brennkraftmaschine

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19631081C1 (de) * 1996-08-01 1997-10-09 Helmut Heidrich Membrane mit großer Haltbarkeit
EP1342911A2 (en) 2002-03-04 2003-09-10 Hitachi, Ltd. Fuel feed system
EP1342911A3 (en) * 2002-03-04 2008-04-09 Hitachi, Ltd. Fuel feed system
US7513240B2 (en) 2002-03-04 2009-04-07 Hitachi, Ltd. High pressure fuel pump provided with damper
EP1411236B1 (de) * 2002-10-19 2012-10-10 Robert Bosch Gmbh Vorrichtung zum Dämpfen von Druckpulsationen in einem Fluidsystem, insbesondere in einem Kraftstoffsystem einer Brennkraftmaschine

Also Published As

Publication number Publication date
JP3040299B2 (ja) 2000-05-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5449003A (en) Undulated container for undulated diaphragm and diaphragm device
US5246761A (en) Bladder for an accumulator
US3442293A (en) Hydraulic accumulator with composite elastic diaphragm
CA2500806A1 (en) Diaphragm valve and open/close element for said valve
JP4744319B2 (ja) ダイヤフラム弁
US20040021272A1 (en) Gasket
JPH07151101A (ja) ダイヤフラム接触面が渦巻状の容器
GB2452047A (en) Diaphragm for use in a fluid pump comprising a disc of resilient material whose curvature is formed from a plurality of steps
JP7377009B2 (ja) ピンチバルブ
JPH07167299A (ja) 波紋形ダイヤフラム用容器
US4265274A (en) Pulsation dampener for low output systems
EP3805619A1 (en) Pinch valve
JP4538238B2 (ja) ガスケット
US20140175759A1 (en) Gasket and sealing structure
US20110304106A1 (en) Press in place seal
KR101260739B1 (ko) 댐퍼
JPH06200901A (ja) 波紋形ダイヤフラム用波型容器
JPH0417844Y2 (ja)
JPH11101343A (ja) アキュムレータ
US5083746A (en) Diaphragm valve with mechanically linked diaphragm
CN214617962U (zh) 外连接式气动隔膜阀
CN204357676U (zh) 薄膜泵组件
CN216279597U (zh) 一种可调压式安全阀
CN213575504U (zh) 一种耐腐蚀密封圈
CN214466287U (zh) 内连接式气动隔膜阀

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090303

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100303

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100303

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110303

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140303

Year of fee payment: 14

EXPY Cancellation because of completion of term