JPH07162532A - 多地点間通信会議コミュニケーション支援装置 - Google Patents

多地点間通信会議コミュニケーション支援装置

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JPH07162532A
JPH07162532A JP5306338A JP30633893A JPH07162532A JP H07162532 A JPH07162532 A JP H07162532A JP 5306338 A JP5306338 A JP 5306338A JP 30633893 A JP30633893 A JP 30633893A JP H07162532 A JPH07162532 A JP H07162532A
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Application number
JP5306338A
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English (en)
Inventor
Shunsuke Konagai
俊介 小長井
Toru Sakatani
徹 阪谷
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 端末装置の規模を増大させず、端末装置の設
置位置の自由度を低下させることなく、かつ通信網の接
続形態による伝送データ量の増加を伴わずに、会議参加
者各自のコミュニケーション上の動作情報を会議参加者
に報知することが可能な多地点間通信会議コミュニケー
ション支援装置を提供する。 【構成】 複数の端末装置間で映像および音声を送受信
し、複数の参加者が会議を行う多地点間通信会議コミュ
ニケーション支援装置であって、前記端末装置は、会議
参加者各自の動作情報を入力する動作情報入力手段と、
該動作情報を各地点の端末装置に送信する動作情報送信
手段と、該動作情報送信手段からの動作情報を受信する
動作情報受信手段と、該動作情報受信手段によって受信
された動作情報を報知する報知手段とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多地点間通信会議シス
テムにおける会議のコミュニケーション支援装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来の多地点間通信会議システムにおけ
る会議のコミュニケーション支援装置を図8に示す。図
8において、A〜Dは会議参加者、81〜84はそれぞ
れ会議参加者A〜Dの通信会議を実行するための通信会
議端末装置(以下、端末装置という)、811、82
1、831、841は会議参加者A〜Dの映像を撮影す
る映像入力装置、812、822、832、842は会
議参加者A〜Dの映像を表示する映像表示装置、81
3、823、833、843は会議参加者A〜Dの音声
を取得する音声入力装置、814、824、834、8
44は会議参加者A〜Dからの音声を出力する音声出力
装置である。
【0003】また実際には、各地点における端末装置8
1〜84は、映像音声符号化・復号化装置や通信網イン
タフェース等から構成されているが、本願における多地
点間通信会議コミュニケーション支援装置の説明上、特
に必要としていないので省略する。
【0004】また、図8においては、会議参加者は4人
としたが、これは何人であってもよい。さらに、図8に
おいては、各地点を結ぶ通信網80は、メッシュ(網
目)型としているが、これはスター(星)型あるいはリ
ング(環状)型等どのような接続形態でもよい。
【0005】図8において、例えば、端末装置81の映
像入力装置811から入力された会議参加者Aの映像が
他の端末装置82〜84に送信されて表示される。
【0006】同様に、会議参加者B〜Dの映像も各自の
端末装置82〜84の映像入力装置821〜841から
入力され、端末装置81〜84のうち自地点以外の端末
装置81〜84に送信されて他の映像表示装置822〜
842に表示される。
【0007】また、図8において、例えば、端末装置8
1の映像表示装置812にはパーソナルコンピュータや
ワークステーションで用いられているマルチウィンドウ
の手法を用いて1つの表示画面に3人の会議参加者の映
像を表示する例を示しているが、表示画面を縦横複数の
領域に分割して各々の領域に別々の会議参加者の映像を
表示する画面分割表示手法や、端末装置81〜84の使
用者がスイッチ等を用いて選択した1人の会議参加者の
映像だけを表示する選択表示手法等を用いる場合もあ
る。
【0008】図8において、例えば、端末装置81の音
声入力装置813から入力された会議参加者Aの音声が
他の端末装置82〜84に送信されて出力される。同様
に会議参加者B〜Dの音声も各自の端末装置82〜84
の音声入力装置823〜843から入力され、端末装置
81〜84のうち自地点以外の端末装置81〜84に送
信されて他の音声出力装置814〜844に出力され
る。
【0009】このようにして会議参加者は、他の参加者
(および自分)の顔・声を見聞きしながら会議を行うこ
とができる。
【0010】しかしながら、この従来の多地点間通信会
議システムにおける会議のコミュニケーション支援装置
を用いて会議を行う場合には、以下の問題点があった。
【0011】(1)通常の対面会議であれば、発言中の
会議参加者は、その発言が終了に近づいた場合、次に発
言してもらいたい参加者に視線を向けることによって発
言の引き継ぎを促すことができる。しかし図8の状況に
おいては、会議参加者Aが話しをしており、その発言が
終了に近づき、会議参加者Aが会議参加者Bに発言を引
き継いでもらいたい場合に、会議参加者Aが映像表示装
置812上の会議参加者Bの映像に視線を向けても会議
参加者Bには自分に視線が向けられていることが分から
ないという問題があった。
【0012】(2)また、通常の対面会議であれば、発
言中の会議参加者は、自分の発言に他の参加者が注意を
払っているか否かを、他の参加者の顔の向き、視線の向
き、表情などから読みとることができる。しかし図8の
状況においては、会議参加者Aが話しをしており、会議
参加者Aが会議参加者Bの反応を知りたいとしても、映
像表示装置812上の会議参加者Bの映像からは、会議
参加者Bの顔の向きや視線の向きを知ることはできな
い。また表情を読み取ることは可能ではあるが、会議参
加者Bの視線方向が分からず、会議参加者Bが会議参加
者A(の映像)に注目しているかどうかを知ることはで
きないために、会議参加者Aには、その時の会議参加者
Bの表情が、自分(会議参加者A)の話しに対する反応
かどうか分からないという問題があった。
【0013】(3)さらに、通常の対面会議であれば会
議参加者が、他の会議参加者の注意を引きたいと思った
場合(発言中の会議参加者の注意を引き、発言に割り込
もうとする場合など)、その特定の相手に向けたゼスチ
ャーや目配せなどによって相手の注意を引くことができ
る。しかし図8の状況においては、例えば、会議参加者
Bが、発言者である会議参加者Aの注意を引こうとして
何らかの仕草を行ったとしても、会議参加者Bの映像か
ら会議参加者Bが誰(の映像)に注目しているかが判別
できないため、会議参加者Aには、その時の会議参加者
Bの仕草が、自分(会議参加者A)に向けられたもので
あるかどうかを知ることはできないという問題があっ
た。
【0014】従来、このような問題を解決する技術とし
て、各端末装置ごとに複数の映像入力装置と複数の映像
表示装置とを用いて会議参加者の顔・視線の向きが他の
会議参加者に判別可能とする方法がある。
【0015】以下、図9を用いてこの方法について説明
する(参考文献1:Sellen A. Speech patterns in v
ideo-mediated conversations. Proceeding of CHI'9
2.pp.49-59)。
【0016】図9は各端末装置ごとに複数の映像入力装
置と複数の映像表示装置とを備えた多地点間通信会議コ
ミュニケーション支援装置の一例を示す図である。
【0017】図9において、A〜Dは会議参加者であ
り、91〜94はそれぞれ会議参加者A〜Dの端末装置
であり、9111〜9113は会議参加者Aの端末装置
91の映像入力装置、9121〜9123は会議参加者
Aの端末装置91の映像表示装置である。
【0018】図9において、映像入力装置9111は、
会議参加者Aの左斜め前から見た映像をとらえて、それ
を会議参加者Bの端末装置92に送信する。映像入力装
置9112は、会議参加者Aの正面から見た映像をとら
えて、それを会議参加者Cの端末装置93に送信する。
映像入力装置9113は、会議参加者Aの右斜め前から
見た映像をとらえて、それを会議参加者Dの端末装置9
4に送信する。
【0019】同様にして、会議参加者Aの端末装置91
には、会議参加者Bの右斜め前から見た映像、Cの正面
から見た映像、およびDの左斜め前から見た映像が送信
され、それぞれ映像表示装置9121〜9123に表示
される。
【0020】この構成は会議参加者Aから見た場合、他
の会議参加者B〜Dとの間にそれぞれ1組ずつの2地点
間通信会議システムを用いて、対面会議を行った場合に
会議参加者B〜Dが座る位置に、各々の会議参加者B〜
Dと通信を行う端末装置92〜94を設置したごとく、
前記映像表示装置9121〜9123を端末装置91に
配置したものである。
【0021】ここで、音声入出力装置等は前記のコミュ
ニケーション上の問題点(1)〜(3)の解消には特に
関係がないので図示していない。
【0022】また、図8と同様に、映像音声符号化・復
号化装置や通信網インタフェース等も多地点間通信会議
コミュニケーション支援装置としての説明上、特に必要
としていないので図示していない。
【0023】図9において、例えば、映像入力装置91
11と映像表示装置9223とを接続している矢印90
は通信回線であり、同様に、他の各装置を接続している
矢印も通信回線である。
【0024】ここでは、通信網の接続形態をメッシュ
(網目)型としているが、これは論理的な接続であっ
て、物理的な接続はスター(星)型あるいはリング(環
状)型等どのような接続形態でもよい。
【0025】図9に示す構成において、いま、会議参加
者Aが話しをしており、その発言が終了に近づき、会議
参加者Aが会議参加者Bに発言を引き継いでもらいたい
場合に、会議参加者Aが映像表示装置9121上の会議
参加者Bの映像に顔(または視線)を向けると、映像入
力装置9111は会議参加者Aの正面から見た顔(また
は視線)をとらえ、会議参加者Bの端末装置92に送信
する。
【0026】従って、会議参加者Bには、会議参加者A
から発言の引き継ぎを促されていることがわかる。これ
により、前記問題点(1)が解決される。
【0027】また、図9において、会議参加者Aが話し
をしており、会議参加者Aが会議参加者Bの反応を知り
たい場合、映像表示装置9121上の会議参加者Bの映
像を見ることにより、その顔の向きから会議参加者Bが
会議参加者A(の映像)に注目しているかどうかを知る
ことができる。これにより、前記問題点(2)が解決さ
れる。
【0028】同様に、例えば、会議参加者Bが会議参加
者Aの注意を引こうとして何らかの仕草を行った場合、
会議参加者Aには、その仕草が自分(会議参加者A)に
向けられたものであるかどうかを、自分の端末装置92
に表示された会議参加者Bの映像の顔の向きから知るこ
とができる。これにより、前記問題点(3)が解決され
る。
【0029】このように、各端末装置ごとに複数の映像
入力装置と複数の映像表示装置とを備えた図9に示す多
地点間通信会議コミュニケーション支援装置を用いるこ
とによって、図8に示す多地点間通信会議コミュニケー
ション支援装置で問題となっていた前記(1)〜(3)
に示されるコミュニケーション上の問題を解決すること
ができる。
【0030】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図9に
示す前記多地点間通信会議コミュニケーション支援装置
においては、複数の映像入力装置と複数の映像表示装置
とを備えるために端末装置の規模が大きくなるという問
題点があった。
【0031】また、図9に示す前記多地点間通信会議コ
ミュニケーション支援装置においては、各接続対地に別
々の映像を伝送するため、通信網をスター(星)型やリ
ング(環状)型とした場合に、伝送するデータ量が対地
数に比例して増大するという問題点があった。
【0032】また、このように各接続対地に別々の映像
を伝送するためには、各端末装置が接続対地の数だけの
映像符号化装置を持たなければならないという問題点が
あった(全ての接続対地に同じ映像を伝送する場合に
は、映像符号化装置は各端末装置が1つずつ備えていれ
ばよい)。
【0033】また、前記端末装置の規模が大きくなるの
で、接続地点数をあまり多くできないという問題点があ
った。
【0034】さらに、図9に示す前記多地点間通信会議
コミュニケーション支援装置においては、通信会議参加
者が複数の映像入力装置の画角に収まらなくてはならな
いため、端末装置を設置する位置および会議参加者の座
る位置が限定され(端末装置の設置位置の自由度が低
い)、また、会議参加者が、会議中に動ける範囲が狭く
なるという問題点があった。この問題点について図10
を用いて説明する。
【0035】図10(A)は1個の映像入力装置を用い
た端末装置における映像入力装置の画角と会議参加者の
位置関係を示す模式図である。
【0036】図10(A)において、101は映像入力
装置、102は映像入力装置101の画角内に収まった
領域、103は会議参加者である。
【0037】図10(A)に示した1個の映像入力装置
101を用いた端末装置を使用する会議参加者103
は、領域102内であればどこにいても映像入力装置1
01によって自分の映像を他の通信会議参加者に送信す
ることが可能である。
【0038】図10(B)は3個の映像入力装置を用い
た端末装置における映像入力装置の画角と会議参加者と
の位置関係を示す模式図である。
【0039】図10(B)において、104〜106は
映像入力装置、107〜109は各々映像入力装置10
4〜106の画角内に収まった領域、110は会議参加
者である。
【0040】図10(B)に示した3個の映像入力装置
104〜106を用いた端末装置を使用する会議参加者
110は、領域107〜109の3つの領域が重なった
重複領域111内に存在しなければ、自分の映像を他の
全ての通信会議参加者に送信することができない。
【0041】すなわち、図10(B)の重複領域111
は、図10(A)の領域102と比較して狭くなってし
まうという問題があった。
【0042】本発明は、前記問題点を解決するためにな
されたものであり、本発明の目的は、端末装置の規模を
増大させず、端末装置の設置位置の自由度を低下させる
ことなく、かつ通信網の接続形態による伝送データ量の
増加を伴わずに、会議参加者各自のコミュニケーション
上の動作情報を会議参加者に報知することが可能な多地
点間通信会議システムにおける会議のコミュニケーショ
ン支援装置を提供することにある。
【0043】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面によって明ら
かにする。
【0044】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明は、複数の端末装置間で映像および音声を送受
信し、複数の参加者が会議を行う多地点間通信会議シス
テムにおける会議のコミュニケーション支援装置であっ
て、前記端末装置は、会議参加者各自の動作情報を入力
する動作情報入力手段と、該動作情報を各地点の端末装
置に送信する動作情報送信手段と、該動作情報送信手段
からの動作情報を受信する動作情報受信手段と、該動作
情報受信手段によって受信された動作情報を報知する報
知手段とを備えたものである。
【0045】
【作用】前記手段によれば、各端末装置が、会議参加者
各自の動作情報を入力し、該動作情報を各地点の端末装
置に送信し、該送信されてきた動作情報を各地点の端末
装置で受信し、該受信された動作情報を報知するので、
端末装置の規模を増大させず、端末装置の設置位置の自
由度を低下させることなく、かつ通信網の接続形態によ
る伝送データ量の増加を伴わずに、会議参加者各自のコ
ミュニケーション上の動作情報を会議参加者に報知する
ことができる。
【0046】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例について
詳細に説明する。
【0047】〔実施例1〕図1は本発明を適用した多地
点間通信会議コミュニケーション支援装置の実施例1の
構成を示す全体構成図である。
【0048】図1において、A、B、C、Dは会議参加
者、11〜14は端末装置、15、16は通信回線、1
11は映像入力装置、112は映像表示装置、113は
音声入力装置、114は音声出力装置、115はデータ
入力装置、116はデータ送信装置、117はデータ通
知装置、1121〜1123は画像ウィンドウ、115
1はポインタ、1152はマウス、1153はポインタ
移動処理部、1154はポインタ表示部、1155はポ
インタ位置判定部、1161は注目対象記憶部、116
2はデータ送信部、1171はデータ受信部、1172
はマルチウィンドウ枠表示部である。
【0049】図1において、本実施例1の多地点間通信
会議システムにおける会議のコミュニケーション支援装
置は、図1に示すように、会議参加者A〜Dの注目対象
を入力するための動作情報入力手段として、映像表示装
置112上に表示するポインタ1151とマウス115
2(ポインティングデバイス)と、データ入力装置11
5のポインタ位置判定部1155とを用い、送信された
データをもとに会議参加者間の注目関係を報知する報知
手段(通知手段)として会議参加者の映像の表示枠の変
化を用いたものである。
【0050】端末装置11は、会議参加者Aの映像を撮
影する映像入力装置111と、他の会議参加者B〜Dの
映像を表示する映像表示装置112と、会議参加者Aの
音声を入力する音声入力装置113と、他の会議参加者
B〜Dの音声を出力する音声出力装置114と、会議参
加者Aの注目対象を特定するためのデータ入力装置11
5と、会議参加者Aがデータ入力装置115を用いて入
力したデータを他の会議参加者の端末装置12〜14に
送信するためのデータ送信装置116と、他の端末装置
12〜14から送信されたデータを受信し、他の会議参
加者B〜Dのデータを会議参加者Aに映像表示装置11
2を介して通知するデータ通知装置117とから構成さ
れている。
【0051】映像表示装置112に表示されている画像
ウィンドウ1121〜1123は、会議参加者B〜Dそ
れぞれの映像を表示したものであり、マルチウィンドウ
手法を用いている。
【0052】また、データ入力装置115は、映像表示
装置112上に表示されるポインタ1151を操作する
ためのマウス1152と、マウス1152の動きからポ
インタ1151を映像表示装置112上のどこに表示す
るかを決定するポインタ移動処理部1153と、ポイン
タ移動処理部1153によって決定された場所にポイン
タ1151を表示するポインタ表示部1154と、ポイ
ンタ移動処理部1153によって決定された場所が画像
ウィンドウ1121〜1123上であるか否か、またそ
うであった場合、どの画像ウィンドウ(1121〜11
23のいずれか)上にポインタ1151があるかを判定
するポインタ位置判定部1155とから構成される。
【0053】また、データ送信装置116は、データ入
力装置115から入力された会議参加者Aの注目対象を
記憶しておき、新たな入力があった際に、どの会議参加
地点にどのようなデータを送信すべきかを決定する注目
対象記憶部1161と、注目対象記憶部1161からの
指示により他の端末装置12〜14にデータを送信する
データ送信部1162とから構成される。
【0054】さらに、データ通知装置117は、他の端
末装置12〜14からのデータを受信するデータ受信部
1171と、受信したデータに基づいて画像ウィンドウ
1121〜1123の枠を表示するマルチウィンドウ枠
表示部1172とから構成される。
【0055】他の会議参加者B〜Dの端末装置12〜1
4も、同様の構成となっている。
【0056】また、矢印15は、会議参加者Aが、会議
参加者B〜Dのうちの誰に注目しているかというデータ
を端末装置12〜14に伝達する通信回線であり、矢印
16は、会議参加者B〜Dのうち誰が、会議参加者Aに
注目しているかというデータを端末装置11に伝達する
通信回線である。
【0057】図1においては、端末装置11と他の端末
装置12〜14の間の通信回線15および16のみを図
示したが、他の端末装置12〜14相互の間にも同様の
通信回線が存在する。
【0058】また、本実施例1では、各地点を結ぶ通信
網はメッシュ(網)型としているが、これはスター
(星)型およびリング(環状)型等どのような接続形態
でもよい。
【0059】さらに、図1においては、会議参加者は4
人としたが、これは何人であってもよい。
【0060】また実際には、各地点の端末装置の構成の
中には、当然、映像音声符号化・復号化装置や通信網イ
ンタフェース等を必要とするが、通信会議システムとし
ての説明上、特に必要としていないので省略している。
【0061】これらは、以降に示す実施例の全てにおい
て同様である。
【0062】また、図1においては省略したが、映像及
び音声信号を伝達する通信回線は図7に示すものと同様
に存在し、この装置構成においても従来型の多地点間通
信会議システムにおけるものと同様に、映像および音声
信号が送信される。
【0063】通信回線15、16や、ここでは省略した
映像および音声信号用の通信回線は論理的なものであ
り、物理的な実態として、データを多重化するなどして
同一の通信回線を用いてもよい。
【0064】以下、図1に示す本実施例1の動作につい
て説明する。
【0065】図1において、いま、会議参加者Aが、会
議参加者Bに注目する場合、会議参加者Aは次の操作を
行うことによって、自分(会議参加者A)が、会議参加
者Bに注目したことを明示的に入力する。
【0066】まず、会議参加者Aは、マウス1152を
用いてデータ入力装置115に指示を与え、ポインタ1
151を会議参加者Bの映像が表示されている画像ウィ
ンドウ1121上に移動する。
【0067】すると、マウス1152は、会議参加者A
の操作による移動量をポインタ移動処理部1153に通
知する。
【0068】この通知を受けたポインタ移動処理部11
53は、現在のポインタ1151の映像表示装置112
上における表示座標とマウス1152から通知された移
動量からポインタ1151の新しい表示座標を決定し、
ポインタ表示部1154およびポインタ位置判定部11
55に通知する。
【0069】ポインタ表示部1154は、ポインタ移動
処理部1153での決定に従い、映像表示装置112上
にポインタ1151を表示する。
【0070】ポインタ位置判定部1155は、ポインタ
移動処理部1153によって決定された座標が画像ウィ
ンドウ1121〜1123上であるか否か、またそうで
あった場合どの画像ウィンドウ(1121〜1123の
いずれか)上であるかを判定し、その結果をデータ送信
装置116に通知する。ここではデータとして「B」が
通知される。
【0071】データ送信装置116は、データ入力装置
115からの通知を受けて次に示す処理を行う。
【0072】まず、注目対象記憶部1161は、データ
入力装置115から通知された会議参加者Aの注目対象
を記憶しており、新たにデータ入力装置115から通知
があった際に、当該データと記憶しているデータとを比
較して、同じであれば処理を終了する。
【0073】もし、その2つのデータに相違がある場
合、古いデータが「B〜D」であれば、データ送信部1
162に、古いデータの端末装置12〜14に対して、
会議参加者Aが注目をやめたことを伝えるよう指示す
る。
【0074】また、新しいデータが「B〜D」であれ
ば、データ送信部1162に新しいデータの端末装置1
2〜14に対して、会議参加者Aが注目していることを
伝えるよう指示する。
【0075】ここで、データすなわち注目対象が「B〜
D」でない場合とは、ポインタ1151が、映像表示装
置112上の画像ウィンドウ1121〜1123上以外
の領域にある場合である。
【0076】データ送信部1162は、注目対象記憶部
1161からの指示に従って、他の端末装置12〜14
にデータを送信する。
【0077】データ通知装置117は、他の端末装置1
2〜14から送信されたデータを受信し、それを次に示
す手順に従って、会議参加者Aにわかるように通知す
る。
【0078】まず、データ受信部1171が他の端末装
置12〜14から送信されたデータを受信し、マルチウ
ィンドウ枠表示部1172に通知する。マルチウィンド
ウ枠表示部1172は、受信したデータが注目している
ことを知らせるものである場合、そのデータの発信元の
会議参加者B〜Dの映像を表示している画像ウィンドウ
(1121〜1123のいずれか)の枠を特別な形式
(または特別な色)で表示する。
【0079】また、データが注目をやめたことを示すも
のである場合には、そのデータの発信元の映像表示装置
112に表示されている会議参加者B〜Dの画像ウィン
ドウ(1121〜1123のいずれか)の枠を標準の形
式に戻して表示する。
【0080】このようにして表示された画像ウィンドウ
1121〜1123の枠の形式は、新たなデータがデー
タ受信部1171から通知されるまで保持される。
【0081】図1に示す実施例1において、会議参加者
Aの端末装置11で会議参加者Cの映像を表示している
画像ウィンドウ1122の枠が画像ウィンドウ1121
および1123の枠より太く表示されているのは、会議
参加者Cが会議参加者Aに注目しており、会議参加者B
およびDは、会議参加者Aに注目していないことを表し
ている。
【0082】また、図1において、会議参加者Aの端末
装置11で、ポインタ1151は会議参加者Bの映像を
表示している画像ウィンドウ1121上に位置してお
り、これは会議参加者Aが会議参加者Bに注目している
ことを表している。
【0083】このようにして、会議参加者A〜Dは、マ
ウス1152を操作して自分の注目対象を特定すること
で、自分が注目していることを他の会議参加者に伝える
ことが可能となる。
【0084】〔実施例2〕図2は本発明を適用した多地
点間通信会議コミュニケーション支援装置の実施例2を
説明するための説明図である。本実施例2においては、
会議参加者の注目対象を特定するためのデータ入力手段
として画像ウィンドウの大きさの変化を用いたものであ
る。
【0085】なお、本実施例2において、通知を受けた
側の動作は、前記実施例1と同様であるので、その説明
は省略し、異なる場合のみ説明する。
【0086】図2において、A〜Dは会議参加者であり
(会議参加者B〜Dは、画面内に表示されている)、2
1は会議参加者Aの通信会議端末装置(以下、端末装置
という)であり、212は会議参加者Aの端末装置21
の映像表示装置、2151はワークステーション等にお
いて様々なGUI(グラフィカルユーザインタフェー
ス)操作を行うためのポインタであり、2152はポイ
ンタ2151を映像表示装置212上で移動するための
マウスである。
【0087】また、2121〜2123はマルチウィン
ドウ手法によって表示された画像ウィンドウであり、そ
れぞれ会議参加者B〜Dの映像を表示している。215
3は画像ウィンドウ2121〜2123の拡大縮小を検
出する拡大縮小検出装置である。
【0088】図2においては、4地点間の通信会議シス
テムの内の1地点のみを示したが、図1に示したように
他の3地点にも同様の構成の端末装置が存在するものと
する。これは、これ以後に示す実施例においても同様で
ある。
【0089】ここでは映像入力装置および音声入出力装
置は、説明上特に必要としないので省略してある。
【0090】図2において、いま、会議参加者Aが、会
議参加者Bに注目したとすると、会議参加者Aは通常の
マルチウィンドウ方式に見られるように、マウス215
2を用いる等して会議参加者Bの映像が表示された画像
ウィンドウ2121を拡大する。
【0091】すると、拡大縮小検出装置2153は、マ
ウス2152の操作を検出し、会議参加者Bの端末装置
(図示していない)に通知する。
【0092】通知を受けた側の動作は前記実施例1と同
様である。
【0093】図2において、会議参加者Aの端末装置2
1で、会議参加者Bの映像を表示している画像ウィンド
ウ2121が画像ウィンドウ2122および2123よ
り大きく表示されているのは、会議参加者Aが会議参加
者Bに注目していることを示している。
【0094】また、この状況で会議参加者Aが、注目対
象を会議参加者Bから会議参加者Cに変える場合、会議
参加者Aはマウス2152を用いる等して会議参加者C
の映像が表示された画像ウィンドウ2122を拡大す
る。
【0095】拡大縮小検出装置2153は、この拡大操
作を検出し、会議参加者Cの端末装置(図示していな
い)に会議参加者Aが注目を始めたことを表すデータを
送信する。
【0096】また、会議参加者Bの映像が表示された画
像ウィンドウ2121を拡大される前の大きさに戻し、
会議参加者Bの端末装置(図示していない)に会議参加
者Aが注目をやめたことを表すデータを送信する。
【0097】〔実施例3〕図3は本発明を適用した多地
点間通信会議コミュニケーション支援装置の実施例3を
説明するための説明図である。本実施例3においては、
会議参加者の注目対象を特定するためのデータ入力手段
として会議参加者の音声信号の音量の変化を用いたもの
である。
【0098】なお、本実施例3において、通知を受けた
側の動作は、前記実施例1と同様であるので、その説明
は省略し、異なる場合のみ説明する。
【0099】図3において、会議参加者A〜Dの4人が
通信会議に参加している。31は会議参加者Aの端末装
置の音声出力系の模式図であり、311〜313は各々
会議参加者B〜Dの音声信号を会議参加者Aの端末装置
に伝達する通信回線であり、315〜317は各々会議
参加者B〜Dの音声信号をスピーカに出力する際の音量
を調節するためのボリュームであり、318はボリュー
ム315〜317のレベルを検出する音量レベル検出装
置であり、319は会議参加者B〜Dの音声信号を1つ
のスピーカに出力するための音声信号加算器であり、3
14は会議参加者Aの端末装置の音声出力装置である。
【0100】図3において、いま、会議参加者Aが、会
議参加者Bに注目したとすると、会議参加者Aはボリュ
ーム315を調整して、会議参加者Bからの音声の音量
を拡大する。
【0101】すると、音量レベル検出装置318が、そ
の音量拡大操作を検出し、ボリューム315〜317の
うちで最大音量に設定されたものが、会議参加者Bから
の音声信号用のボリューム315になった時点で会議参
加者Bの端末装置(図示していない)に通知する。
【0102】通知を受けた側の動作は前記実施例1と同
様である。
【0103】〔実施例4〕図4は本発明を適用した多地
点間通信会議コミュニケーション支援装置の実施例4を
説明するための説明図である。本実施例4においては、
会議参加者の注目対象を特定するためのデータ入力手段
として視線検出装置419を用いたものである。
【0104】なお、本実施例4において、通知を受けた
側の動作は、前記実施例1と同様であるので、その説明
は省略し、異なる場合のみ説明する。
【0105】図4において、A〜Dは会議参加者であ
り、41は会議参加者Aの端末装置であり、412は会
議参加者Aの端末装置41の映像表示装置、419は視
線検出装置である。
【0106】また、4121〜4123はマルチウィン
ドウ手法によって表示された画像ウィンドウであり、そ
れぞれ会議参加者B〜Dの映像を表示している。
【0107】図4において、映像入力装置および音声の
入出力装置は、説明上特に必要ないので省略している。
【0108】図4において、いま、会議参加者Aが、表
示装置412上の会議参加者Bの映像が表示されている
画像ウィンドウ4121に注目したとすると、視線検出
装置419が、会議参加者Aの視線の向きを検出し、会
議参加者Bの端末装置(図示していない)に通知する。
【0109】前記視線検出装置419には、一般に用い
られている角膜と強膜の反射特性の違いを利用したもの
や、眼球電位を利用したものを用いてもよいし、さらに
簡便には、会議参加者A〜Dに赤外線や超音波に対する
特徴的な反射特性を有する眼鏡やヘアピースなどを装着
させ、視線検出装置419から放射した赤外線や超音波
の装着具からの反射波を検出することにより、会議参加
者A〜Dの顔の向きを検出する装置を用いてもよい。
【0110】通知を受けた側の動作は前記実施例1と同
様である。
【0111】〔実施例5〕図5は本発明を適用した多地
点間通信会議コミュニケーション支援装置の実施例5を
説明するための説明図である。本実施例5においては、
会議参加者の注目対象を特定するためのデータ入力手段
としてポインタ5151とマウス5152およびポイン
タ位置判定部1155(図示していない)と会議参加者
のシンボル表示51541〜51544とを用いたもの
である。
【0112】なお、本実施例5において、通知を受けた
側の動作は、前記実施例1と同様であるので、その説明
は省略し、異なる場合のみ説明する。
【0113】図5において、A〜Dは会議参加者であ
り、51は会議参加者Aの端末装置であり、512は会
議参加者Aの端末装置51の映像表示装置である。51
51は会議参加者Aの注目対象を特定するためのポイン
タであり、5152はポインタ5151を映像表示装置
512上で移動するためのマウスである。5153はポ
インタ5151の映像表示装置512上における位置を
検出するポインタ位置検出装置である。
【0114】また、5121〜5123はマルチウィン
ドウ手法によって表示された画像ウィンドウであり、そ
れぞれ会議参加者B〜Dの映像を表示している。515
4は会議参加者を一覧可能とする会議状況表示ウィンド
ウであり、51541〜51544は各々会議参加者A
〜Dを表す会議参加者のシンボル表示である。
【0115】図5において、映像入力装置および音声の
入出力装置は、説明上特に必要ないので省略している。
【0116】図5において、いま、会議参加者Aが、会
議参加者Bに注目したとすると、会議参加者Aは、マウ
ス5152を用いてポインタ5151を、会議参加者B
を表す会議参加者のシンボル表示51542上に移動す
る。ポインタ位置検出装置5153は、マウス5152
の移動操作を検出し、会議参加者Bの端末装置(図示し
ていない)に通知する。
【0117】通知を受けた側の動作は前記実施例1と同
様である。
【0118】〔実施例6〕図6は本発明を適用した多地
点間通信会議コミュニケーション支援装置の実施例6を
説明するための説明図である。本実施例6においては、
送信されたデータをもとに会議参加者間の注目関係を通
知する機能として、データ受信部6171と会議状況表
示部6172と会議参加者のシンボル表示61541〜
61544とを用いたものである。
【0119】図6において、A〜Dは会議参加者であ
り、61は会議参加者Aの端末装置であり、612は会
議参加者Aの端末装置61の映像表示装置である。61
21〜6123はマルチウィンドウ手法によって表示さ
れた画像ウィンドウであり、それぞれ会議参加者B〜D
の映像を表示している。6154は会議参加者を一覧可
能とする会議状況表示ウィンドウであり、61541〜
61544は各々会議参加者A〜Dを表す会議参加者の
シンボル表示である。
【0120】また、図6において、617は、他の端末
装置(図示していない)からデータを受信し、この受信
したデータを会議参加者Aに通知するデータ通知装置で
あり、6171は、他の端末装置(図示していない)か
らのデータを受信するデータ受信部であり、6172
は、受信したデータに基づいて会議参加者を表すシンボ
ル表示61541〜61544を含む会議状況表示ウィ
ンドウ6154を表示する会議状況表示部である。
【0121】なお、図6において、映像入力装置および
音声の入出力装置は、説明上特に必要ないので省略して
いる。
【0122】図6において、データ通知装置617は、
他の端末装置(図示していない)から送信されたデータ
を受信し、この受信したデータを次に示す手順に従っ
て、会議参加者Aに分かるように通知する。
【0123】まず、データ受信部6171が他の端末装
置(図示していない)から送信されたデータを受信し、
会議状況表示部6172に通知する。
【0124】すると、会議状況表示部6172は、ま
ず、この通知されたデータが、他の会議参加者(B〜
D)のうちのいずれかが会議参加者Aに注目しているこ
とを知らせるデータであった場合、そのデータの発信元
の会議参加者(B〜Dのいずれか)を表すシンボル表示
(61542〜61544のいずれか)を特別な形式
(または特別な色)で表示する。
【0125】また、受信したデータが、他の会議参加者
(B〜D)が会議参加者Aに対する注目をやめたことを
知らせるデータであった場合、そのデータの発信元の会
議参加者(B〜Dのいずれか)を表すシンボル表示(6
1542〜61544のいずれか)を標準の形式(また
は標準色)で表示する。
【0126】このようにして、表示された会議参加者
(A〜D)のシンボル表示61541〜61544の形
式(または色)は、新たなデータがデータ受信部617
1から会議状況表示部6172に通知されるまで保持さ
れる。
【0127】なお、シンボル表示(61541〜615
44)を前記特別な形式(または特別な色)や前記標準
の形式(または標準色)で表示する方法は、WS(ワー
クステーション)やPC(パーソナルコンピュータ)な
どで一般的に用いられている画像表示方法を用いること
により実現されるものである。
【0128】図6において、いま、会議参加者Bが、会
議参加者Aに注目したとすると、会議参加者Bの端末装
置(図示していない)は、実施例1〜5に示したよう
に、何らかのデータ入力手段によって、データを入力
し、入力された当該データを検出して、会議参加者Aの
端末装置61に通知する。
【0129】会議参加者Aの端末装置61は、この通知
を受けて、映像表示装置612上にマルチウィンドウ方
式で表示した会議状況表示ウィンドウ6154中の会議
参加者Bを表す会議参加者のシンボル表示61542を
特別な形式(または特別な色)に変更することによっ
て、会議参加者Bが、会議参加者A(自分)に注目して
いることを会議参加者Aに通知する。
【0130】図6において、会議参加者Aの端末装置6
1上で会議状況表示ウィンドウ6154に表示された会
議参加者のシンボル表示61541〜61544のうち
の会議参加者Bを表すシンボル表示61542が強調表
示されているのは、会議参加者Bが会議参加者Aに注目
していることを示している。
【0131】〔実施例7〕図7は本発明を適用した多地
点間通信会議コミュニケーション支援装置の実施例7を
説明するための説明図である。本実施例7においては、
伝達されたデータをもとに会議参加者間の注目関係を通
知する機能として、会議参加者とその注目関係のシンボ
ル表示72541〜72544を用いたものであり、前
記図6と同様の構成のシステムのうちの会議状況表示ウ
ィンドウ6154に相当するものだけを示している。
【0132】図7において、7254は会議参加者を一
覧可能とする会議状況表示ウィンドウであり、7254
1〜72544は各々会議参加者A〜Dを表す会議参加
者のシンボル表示である。72545〜72547は会
議参加者の注目対象を特定するための関係シンボルであ
る図7において、いま、会議参加者Aが、会議参加者B
に注目したとすると、会議参加者Aは、前記実施例1〜
5に示したように何らかのデータ入力手段によって、デ
ータを入力し、入力された当該データを検出して、会議
参加者Bおよび他の会議参加者C、Dの端末装置(図示
していない)に通知する。
【0133】会議参加者B〜Dの端末装置(図示してい
ない)は、この通知を受取り、映像表示装置(図示して
いない)上にマルチウィンドウ方式で表示した会議状況
表示ウィンドウ7254中の会議参加者Aを表す会議参
加者シンボル表示72541と、会議参加者Bを表す会
議参加者シンボル表示72542との間に、会議参加者
Aが会議参加者Bに注目していることを表す関係シンボ
ル72545を表示することで、会議参加者Aが会議参
加者Bに注目していることを各会議参加者B〜Dに通知
する。
【0134】図7において、会議状況表示ウィンドウ7
254に表示された会議参加者B〜Dのシンボル表示7
1541〜71544と、関係シンボル71545〜7
1547は各々、会議参加者Aが会議参加者Bに注目し
ていること、会議参加者Bが会議参加者Cに注目してい
ること、会議参加者Cと会議参加者Dとは相互に注目し
あっていることを表している。
【0135】以上、本発明に係る多地点間通信会議シス
テムにおける会議のコミュニケーション支援装置の7つ
の実施例を示したが、前記実施例1〜実施例5に示した
「会議参加者の注目対象を特定するためのデータ入力手
段」と、前記実施例1および前記実施例6、7に示した
「会議参加者間の注目関係を通知する機能」とをどのよ
うに組み合わせて用いてもよい。
【0136】また、「会議参加者の注目対象を特定する
ためのデータ入力手段」や「会議参加者間の注目関係を
通知する機能」は各々単独で用いてもよいし、複数を組
み合わせて用いてもよい。
【0137】例えば、「会議参加者の注目対象を特定す
るためのデータ入力手段」として、前記実施例1の画像
ウィンドウに対するポインティングを用いる方法と、前
記実施例2の画像ウィンドウの大きさを用いる方法とを
組み合わせるとすると次のような方法が実現可能であ
る。
【0138】会議参加者Aは、会議参加者Bの映像が表
示されている画像ウィンドウを拡大することで、会議参
加者Bに注目していることを入力するが、一時的にそれ
以外の参加者Cに注目した場合には、ポインタを会議参
加者Cの映像が表示されている画像ウィンドウ上に移動
させることで会議参加者Cへの注目を入力する。
【0139】そして、会議参加者Cから会議参加者Bに
注意を戻した時にポインタを画像ウィンドウ以外の場所
に移動させる。
【0140】以上、本発明の実施例を「会議参加者の注
目対象を特定するためのデータ入力手段」および「会議
参加者間の注目関係を通知する機能」に主眼をおいて、
具体的に説明したが、本発明の要件は多地点間通信会議
システムの参加者が「会議参加者の注目対象を特定する
ためのデータ入力手段」によって入力したデータを、他
の会議参加者の端末装置に伝達し、それを「会議参加者
間の注目関係を通知する機能」によって会議参加者に通
知することにより多地点間通信会議システムにおける会
議参加者間のコミュニケーションを支援することにある
ので、「会議参加者の注目対象を特定するためのデータ
入力手段」や「会議参加者間の注目関係を通知する機
能」は実施例に示した以外の方法で実現しても差し支え
ない。
【0141】以上、本発明者によってなされた発明を、
前記実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は、前
記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱し
ない範囲において種々変更可能であることは勿論であ
る。
【0142】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、各端末装置が、会議参加者各自の動作情報を入力
し、該動作情報を各地点の端末装置に送信し、送信され
てきた動作情報を各地点の端末装置で受信し、受信され
た動作情報を報知するので、端末装置の規模を増大させ
ず、端末装置の設置位置の自由度を低下させることな
く、かつ通信網の接続形態による伝送データ量の増加を
伴わずに、会議参加者各自のコミュニケーション上の動
作情報を会議参加者に報知することができる。
【0143】これにより、多地点間通信会議システムで
あっても、会議参加者各自の注目対象を他の会議参加者
に伝達・通知することができる。
【0144】これにより、通常の対面会議に、より一層
近い会議環境を提供することが可能となり、人に優しい
ヒューマンインタフェースの実現が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用した多地点間通信会議コミュニ
ケーション支援装置の実施例1の構成を示す全体構成図
である。
【図2】 本発明を適用した多地点間通信会議コミュニ
ケーション支援装置の実施例2を説明するための説明図
である。
【図3】 本発明を適用した多地点間通信会議コミュニ
ケーション支援装置の実施例3を説明するための説明図
である。
【図4】 本発明を適用した多地点間通信会議コミュニ
ケーション支援装置の実施例4を説明するための説明図
である。
【図5】 本発明を適用した多地点間通信会議コミュニ
ケーション支援装置の実施例5を説明するための説明図
である。
【図6】 本発明を適用した多地点間通信会議コミュニ
ケーション支援装置の実施例6を説明するための説明図
である。
【図7】 本発明を適用した多地点間通信会議コミュニ
ケーション支援装置の実施例7を説明するための説明図
である。
【図8】 従来の多地点間通信会議システムを説明する
ための説明図である。
【図9】 図8の多地点間通信会議システムの問題点を
解決するシステムを説明するための説明図である。
【図10】 映像入力装置の画角と会議参加者の位置関
係を示す模式図である。
【符号の説明】
A、B、C、D…会議参加者、11、12、13、14
…実施例1における端末装置、15、16…通信回線、
111…実施例1における映像入力装置、112…実施
例1における映像表示装置、113…実施例1における
音声入力装置、114…実施例1における音声出力装
置、115…実施例1におけるデータ入力装置、116
…実施例1におけるデータ送信装置、117…実施例1
におけるデータ通知装置、1151…実施例1における
ポインタ、1152…実施例1におけるマウス(ポイン
ティングデバイス)、1153…ポインタ移動処理部、
1154…ポインタ表示部、1155…ポインタ位置判
定部、1161…注目対象記憶部、1162…データ送
信部、1171…データ受信部、1172…マルチウィ
ンドウ枠表示部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の端末装置間で映像および音声を送
    受信し、複数の参加者が会議を行う多地点間通信会議シ
    ステムにおける会議のコミュニケーション支援装置であ
    って、 前記端末装置は、会議参加者各自の動作情報を入力する
    動作情報入力手段と、該動作情報を各地点の端末装置に
    送信する動作情報送信手段と、該動作情報送信手段から
    の動作情報を受信する動作情報受信手段と、該動作情報
    受信手段によって受信された動作情報を報知する報知手
    段とを備えることを特徴とする多地点間通信会議コミュ
    ニケーション支援装置。
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