JPH0716097B2 - 多層印刷配線板の製造方法 - Google Patents

多層印刷配線板の製造方法

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JPH0716097B2
JPH0716097B2 JP29855888A JP29855888A JPH0716097B2 JP H0716097 B2 JPH0716097 B2 JP H0716097B2 JP 29855888 A JP29855888 A JP 29855888A JP 29855888 A JP29855888 A JP 29855888A JP H0716097 B2 JPH0716097 B2 JP H0716097B2
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catalyst
hole
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圭祐 岡田
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  • Production Of Multi-Layered Print Wiring Board (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は多層印刷配線板の製造方法に関し、特に高密度
実装のために導体層が分割して設けられたスルホールを
一部に有する多層印刷配線板の製造方法に関する。
〔従来の技術〕
LSI,IC等の高集積化電子機器の高性能化と経済性向上の
ために多層印刷配線板(以下、多層板と記す)の高密度
化が進展している。
多層板の高密度化に対して主に2つの対応が図られてい
る。第1に導体層数の増加、すなわち高多層化であり、
第2の対応が基本格子間への多配線化である。しかしな
がら、第1の対応では、層間の導体層を接続するバイア
ホールの増加になり、第2の対応の多配線化、しいて
は、配線の収容性を著しく制限する。そのため、特に、
このバイア・ホールを多層板に貫通孔として設けた場
合、バイアホールを小径化する事で対応しているが、板
厚/孔径比(アスペクト比)が増加し多層板の製造性を
著しく阻害している。
このため、上述した欠点を解消する手段として第3図
(A)に示す様に、導体回路パターン1を形成した触媒
入り絶縁基板3の2枚1組をそれぞれ最外層に配置し、
その内側に多層板の貫通孔の直径より大なる同心円にく
り抜いた孔部16を設けた触媒なしの絶縁基板4と触媒入
りプリプレグ5とを介挿させて、第3図(B)に示す様
に、加熱,加圧して多層化基板7を形成する工程と、第
3図(C)に示す様に、多層化基板7の所定の位置に貫
通孔8を穿設する工程と、第3図(D)に示す様に、多
層化基板7の貫通孔8内壁の触媒入り絶縁基板3端面に
導体回路パターン1の端面と導通接続する導体層11を無
電解めっきにより形成する工程を経て、分割されたバイ
アホール12と通常のスルホール13とを選択的に形成する
事により高密度化を達成した例がある(特願昭61-02936
1)。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上述した従来の製造方法では、通常のス
ルーホール形成用の貫通孔の穿孔位置に貫通孔の直径よ
り大なる同心円にくり抜いた孔部を多層化基板の内側の
触媒なしの絶縁基板に設けるため、貫通孔と前記孔部間
にクリアランスを必要とし、平面方向の基本格子を小さ
くできず、平面方向の高密度化の阻害要因になるという
欠点がある。
又、先の孔部を触媒入りプリプレグに含浸された触媒入
りレジンだけで充填する必要があるため、触媒なしの絶
縁基板の厚みが厚すぎるとボイドが発生するために、厚
みの制約が起こり、多層板の電気特性とりわけインピー
ダンス特性に対する制約要因となる欠点がある。
さらに、孔部の穴数に応じて触媒入りプリプレグ層の樹
脂量を調整する必要が生じ、又、孔部の平面方向での集
中度に依って多層板の平滑性や層間厚コントロールが困
難となるという欠点がある。
本発明の目的は、高密度で、インピーダンス特性に対す
る制約がなく、平滑性や層間厚のコントロールが可能な
多層印刷配線板の製造方法を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の多層印刷配線板の製造方法は、予め導体回路パ
ターンを片面に設け、且つ、他の片面全体に導体を有す
る触媒入り絶縁基板の2枚1組をそれぞれ前記導体回路
パターンを内側にしてそれぞれ最外層に配置しその内側
に触媒なしの絶縁基板と触媒入りプリプレグとを介挿さ
せて加熱加圧して多層化基板を成型する工程と、前記多
層化基板の所定の位置に貫通孔を穿孔する工程と、前記
貫通孔の一部をマスクした後マスクされていない前記貫
通孔内壁に触媒を吸着させる工程と、前記マスクを除去
する工程と、前記貫通孔内壁の前記触媒入り絶縁基板と
前記触媒入りプリプレグとで形成された触媒入り絶縁層
及び触媒を吸着させた部分を含めて無電解めっきで導体
層を形成する工程とを含んで構成されている。
〔実施例〕
次に、本発明の実施例について図面を参照して説明す
る。
第1図(A)〜(F)は本発明の第1の実施例の製造方
法を説明する工程順に示し縦断面図である。
第1の実施例は、まず、第1図(A)に示すように、予
め導体回路パターン1をホト印刷法により片面に設け、
且つ、他の片面全体に銅箔2を有する触媒入り絶縁基板
3の2枚1組をそれぞれ導体回路パターン1を内側にし
て最外層に配置し、その内側に触媒なしの絶縁基板4と
触媒入りプリプレグ5とを介挿させてセットする。
次に、第1図(B)に示すように、加熱,加圧して触媒
入り絶縁層6及び触媒なしの絶縁基板4とを含む多層化
基板7を得る。
次に、第1図(C)に示すように、所定の位置にN/Cド
リリング装置により貫通孔8a,8bを穿孔する。
次に、第1図(D)に示すように、分割されたバイアホ
ールを形成する貫通孔8aをホト印刷法により、例えば、
デュポン社製ドライフィルムリストン1220 を用いて、
マスク9を形成した後、塩化パラジウムをベースにした
触媒液に浸漬して、マスク9が施されいない貫通孔8bの
内壁全体に触媒10を吸着させる。
次に、第1図(E)に示す様に、マスク9を有機溶剤で
除去した後(図示略)、無電解銅めっきを施すと多層化
基板7の表裏両面及び貫通孔8a,8bの内壁に導体層11が
形成される。この場合、貫通孔8aに於いては、触媒入絶
縁層6にのみ導体層11が形成され、触媒なしの絶縁基板
4には形成されないため、貫通孔8a内壁で導体層11の分
離が起こり、且つ、導体回路パターン1と外層の銅箔2
が接続され、一方、貫通孔8bに於いては、先に吸着させ
た触媒10により、内壁全体に導体層11が形成される。
次に、第1図(F)に示すように、ホト印刷法によっ
て、最外層の回路形成を行う事により、分割されたバイ
アホール12と通常のスルホール13と含む多層印刷配線板
14が得られる。
第2図(A),(B)は本発明の第2の実施例の製造方
法を説明する工程順に示した縦断面図である。
第1図の実施例に於いては、第1図(F)に示すよう
に、導体層11を無電解めっきのみで形成したが、第2の
実施例に於いては、まず第2図(A)に示すように、無
電解めっきによる導体層11を数μm程度の薄付めっきで
形成し後、例えば、ピロリン酸銅浴のような無電解めっ
きによる導体層15を厚付めっきで形成する。
次に、第2図(B)に示すように、ホト印刷法により、
分割されたバイアホール12と通常スルーホール13とを有
する多層印刷配線板14を得る。
上述した導体層11の形成方法以外の製造方法は、第1の
実施例と同様である。
一般に、印刷配線板に使用される絶縁樹脂は耐アルカリ
性に乏しいのに反し、無電解めっき浴は、高温高アルカ
リ性であり、且つ、析出速度が遅く長時間のめっきが必
要である。そのため、めっき速度が早く、高アルカリ浴
が不要な無電解めっき浴を使用する事により、分割され
たバイアホール12の導体層11の分離部に対する材料劣化
を防止できることにより高密度な基本格子設計を可能と
する利点がある。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明は、分割されたバイアホール
を選択的に多層印刷配線板に形成する場合に、従来技術
の様な基本格子配置,層間厚,特性インピーダンス設計
等の種々設計的制約要素がなく、配線収容性が大幅に向
上した高密度な多層印刷配線板が得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図(A)〜(F)は本発明の第1の実施例の製造方
法を説明する工程順に示した縦断面図、第2図(A),
(B)は本発明の第2の実施例の製造方法を説明する工
程順に示した縦断面図、第3図(A)〜(D)は従来の
多層印刷配線板の製造方法の一例を説明する工程順に示
した縦断面図である。 1……導体回路パターン、2……銅箔、3……触媒入り
絶縁基板、4……触媒なしの絶縁基板、5……触媒入り
プリプレグ、6……触媒入り絶縁層、7……多層化基
板、8,8a,8b……貫通孔、9……マスク、10……触媒、1
1……導体層、12……分割されたバイアホール、13……
通常のスルホール、14……多層印刷配線板、15……無電
解めっきによる導体層、16……孔部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】予め導体回路パターンを片面に設け、且
    つ、他の片面全体に導体を有する触媒入り絶縁基板の2
    枚1組をそれぞれ前記導体回路パターンを内側にしてそ
    れぞれ最外層に配置しその内側に触媒なしの絶縁基板と
    触媒入りプリプレグとを介挿させて加熱加圧して多層化
    基板を成型する工程と、前記多層化基板の所定の位置に
    貫通孔を穿孔する工程と、前記貫通孔の一部をマスクし
    た後マスクされていない前記貫通孔内壁に触媒を吸着さ
    せる工程と、前記マスクを除去する工程と、前記貫通孔
    内壁の前記触媒入り絶縁基板と前記触媒入りプリプレグ
    とで形成された触媒入り絶縁層及び触媒を吸着させた部
    分を含めて無電解めっきで導体層を形成する工程とを含
    む事を特徴とする多層印刷配線板の製造方法。
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JP2003204157A (ja) * 2001-12-28 2003-07-18 Toshiba Corp 多層プリント配線板、多層プリント配線板を搭載した電子機器および多層プリント配線板の製造方法
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