JPH07160084A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH07160084A
JPH07160084A JP5304122A JP30412293A JPH07160084A JP H07160084 A JPH07160084 A JP H07160084A JP 5304122 A JP5304122 A JP 5304122A JP 30412293 A JP30412293 A JP 30412293A JP H07160084 A JPH07160084 A JP H07160084A
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signal
write timing
timing signal
count
polygon mirror
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Atsushi Kamei
淳 亀井
Harutaka Sudo
晴孝 須藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 回転多面鏡駆動装置モータの位相変動によっ
て生ずる副走査書込みタイミング信号のずれを除いてカ
ウントミスを防止し、副走査方向の書込みタイミング信
号を1画素以下の精度で安定して生成する。 【構成】 複数のROSユニット10a〜10dを備え
た画像形成装置において、ROSユニットの回転多面鏡
駆動モータの位相比較信号と主走査方向の書込みタイミ
ング信号とを発生する位置検出手段6a〜6dと、基準
周波数信号を供給するクロック発生手段11aと、基準
周波数信号と同周波数で位相の違う基準周波数信号を切
り替えて所定の位相の基準周波数信号を設定する基準周
波数信号設定手段13b〜13dと、基準周波数信号に
基づくカウントイネーブル信号よりカウントを許可し、
走査装置の副走査方向の画像書込みタイミング信号を発
生するカウンタ手段11b〜11dと、ペーパーの先端
を検出してカウンタ手段11b〜11dのカウント開始
信号を発生するペーパー先端検知手段100により画像
形成装置を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像形成装置に関し、
特に複数個の走査装置を備えた多色レーザプリンタ等に
適用される画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の複数個の走査装置を備えた多色
レーザプリンタ等の画像形成装置においては、走査装置
の各色間のレジストずれが問題になる。このレジストず
れを解消して高精度の多色プリントを得るためには、副
走査方向のレジストずれを1画素以下の精度で補正する
ことが要求される。
【0003】従来、この種のレジストずれを補正する技
術として、特開昭62−242969号公報、特開昭6
2−242909号公報、特開昭64−73369号公
報が知られている。この従来技術のうち、特開昭62−
242969号公報には、各感光体ごとに書き込んだレ
ジマークの相対的位置ずれを測定するレジストずれ測定
手段と書込みタイミング補正手段を設ける技術が記載さ
れている。また、特開昭62−242909号公報に
は、副走査方向のレジストを合わせるために感材、転
写、回転多面鏡の回転を共通基準周波数信号によりPL
L制御する技術が記載されている。また、特開昭64−
73369号公報には、一つの感光体の水平同期信号と
他の感光体の水平同期信号のタイミング差をPLL基準
周波数信号に基づいて計測するタイミング計測手段と、
基準周波数信号の位相を制御する位相調整手段により副
走査方向のレジストずれを1画素以下に調整する技術が
記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
従来の画像形成装置においては、以下の問題点を有して
いる。
【0005】副走査方向の色ずれ等のレジストずれを1
画素以下に補正する前記従来のレジストずれを補正する
技術は、共通基準周波数信号による回転多面鏡駆動モー
タの絶対位相制御と、同周波数で位相の違う基準周波数
信号を切り替えて回転多面鏡の位相を制御するものであ
るが、この前記従来技術には、この制御方法を具体化す
る技術については開示されていない。そこで、前記従来
技術を具体化するものとして以下の画像形成装置の構成
が考えられる。
【0006】(回転多面鏡駆動モータの制御)従来の走
査装置(以下、ROSユニットという)を4個備えた多
色レーザプリンタにおいて、副走査方向のレジストずれ
補正を1画素以下で行うための回転多面鏡駆動モータの
制御回路について、図19、図9に考えられる概略図を
示す。
【0007】図19の(a)において、各ROSユニッ
トの回転多面鏡3を回転させるモータ7は、モータドラ
イブ回路8によって駆動される。このモータドライブ回
路8は、水晶振動子と分周器からなる基準信号発生器1
03から出力されるマスタクロック信号F0と、位置検
出センサ6から出力される水平同期信号である主走査書
込みタイミング信号(以下、SOS信号という)をコン
トロール部8−1に入力し、その比較信号を用いてドラ
イブ段8−2によりモータ7を制御する。
【0008】(レジストずれ補正の動作)次に、前記回
転多面鏡駆動モータの制御回路の概略構成に基づいて、
図9の回転多面鏡駆動モータの制御ブロック構成図によ
り副走査方向のレジストずれ補正を1/4画素単位で行
う場合を説明する。ここで、回転多面鏡を8面とし、基
準信号発生器103から出力するマスタクロック信号F
0の周波数を2.5KHzとすると、回転多面鏡の一面
の走査に要する時間Tは400μsec(T=1/2.
5KHz=400μsec)であり、モータ7の回転数
は、18750rpm(=2.5KHz/8×60)と
なる。ディレイ回路104は、マスタクロック信号F0
を遅延して1/4周期(=100μsec)ずつ遅延し
た複数個のディレイ信号F0〜F3を形成し(図20の
(a)に示す)、マルチプレクサ9b〜9dに出力す
る。このマルチプレクサ9b〜9dは、レジストレーシ
ョンコントロール部105からの補正値に応じて複数個
のディレイ信号F0〜F3から一つのディレイ信号を選
択する。レジストレーションコントロール部105は、
各色のレジストずれを計測する手段とそれに応じた補正
値を算出して出力する手段を有している。
【0009】モータ7aは常にマスタクロック信号F0
により同期回転制御され、またモータ7b〜7dはマル
チプレクサ9b〜9dからのディレイ信号により同期回
転制御される。例えば、主走査書込みタイミング信号S
OSaと主走査書込みタイミング信号SOSbの位相関
係が図20(b)のようにT/4ずれている場合には、
マルチプレクサ9bにおいてディレイ信号F1を選択す
ることによって、1/4画素単位のレジストずれの補正
が可能である。
【0010】次に、1/4画素単位のレジストずれの補
正の動作について図11を用いて説明する。図11の
(a)において、主走査方向の一走査の時間をTとする
と、周期Tごとに副走査方向に1画素の長さ分だけ移動
する。ここで、図11の(b)において周期Tを有する
マスタクロック信号F0により回転多面鏡駆動モータを
駆動すると、太い実線のタイミング及び右上がりの斜線
で示される画素の走査が行なわれる。また、マスタクロ
ック信号F0に対して位相がT/4だけずれたクロック
信号F1により回転多面鏡駆動モータを駆動すると、破
線のタイミング及び右下がりの斜線で示される画素の走
査が行なわれ、この二つの走査の副走査方向のずれ量は
1/4画素となる。したがって、クロック信号の位相を
T/4ずらすことによって、1/4画素分の副走査方向
のレジストのずれを補正することが可能である。
【0011】(従来技術を具体化した画像形成装置の構
成)図12は各ROSユニットの副走査方向の書込みタ
イミング信号生成のブロック図であり、図13は書込み
タイミング信号のタイミングチャートである。
【0012】図12及び図13において、ペーパー先端
検出センサ100はペーパーを検出すると、カウント開
始信号TR0を発生する。カウンタ11aは、カウント
開始信号TR0によりラッチ12aがセットされると、
位置検出センサ6aより入力される主走査書込みタイミ
ング信号SOSaのカウントを開始し、所定のカウント
数aになるとROSユニット10aに対し副走査書込み
タイミング信号RSaを出力する。ROSユニット10
aは副走査書込みタイミング信号RSaと同期して画像
信号を出力する。
【0013】カウンタ11aは引続き位置検出センサ6
aより入力される主走査書込みタイミング信号SOSa
のカウントを継続して所定のカウント数nになると、カ
ウント開始信号TR0bをラッチ12bに出力する。カ
ウンタ11bは、カウント開始信号TR0bでラッチ1
2bがセットされると、位置検出センサ6bより入力さ
れる主走査書込みタイミング信号SOSbのカウントを
開始し、所定のカウント数bになると、ROSユニット
10bに対し副走査書込みタイミング信号RSbを出力
する。ROSユニット10bはタイミング信号RSbと
同期して画像信号を出力する。
【0014】カウンタ11aは引続き位置検出センサ6
aより入力される主走査書込みタイミング信号SOSa
のカウントを継続し、所定のカウント数nになると、カ
ウント開始信号TROcをラッチ12cに出力する。カ
ウンタ11cはカウント開始信号TR0c信号でラッチ
12cがセットされると、位置検出センサ6cより入力
される主走査書込みタイミング信号SOScのカウント
を開始し、所定のカウント数cになるとROSユニット
10cに対し副走査書込みタイミング信号RScを出力
する。ROSユニット10cは副走査書込みタイミング
信号RScと同期して画像信号を出力する。
【0015】カウンタ11aは引続き位置検出センサ6
aより入力される主走査書込みタイミング信号SOSa
のカウントを継続し、所定のカウント数nになるとカウ
ント開始信号TR0dをラッチ12dに出力する。カウ
ンタ11dはカウント開始信号TR0dでラッチ12d
がセットされると、位置検出センサ6dより入力される
SOSdのカウントを開始し、所定のカウント数dにな
ると、ROSユニット10dに対し副走査書込みタイミ
ング信号RSdを出力する。ROSユニット10dは副
走査書込みタイミング信号RSdと同期して画像信号を
出力する。
【0016】以上の手順で4個のROSユニット10a
〜10dにおいて副走査方向の画像書込みが行われる。
【0017】(従来技術を具体化した画像形成装置の構
成の問題点)前記従来技術を具体化した画像形成装置の
構成には、回転多面鏡駆動モータの位相変動によって副
走査書込みタイミング信号がずれるという問題点があ
る。例えば、主走査書込みタイミング信号SOSa〜S
OSdのタイミングが図14に示す関係にあるとする。
このようなタイミングの関係の場合、主走査書込みタイ
ミング信号SOSaに対して主走査書込みタイミング信
号SOSb及びSOScの絶対位相は、それぞれの位相
変動(AC成分)に対して十分ずれているためカウンタ
11b及び11cにおいてカウント開始ポイントがずれ
ることはなく、カウントミスは発生しない。
【0018】これに対して、主走査書込みタイミング信
号SOSdの場合は主走査書込みタイミング信号SOS
aと信号の立ち上がりタイミングがほぼ一致しており、
それぞれの位相変動の交流変動成分によりカウンタ11
dにおいて、カウント開始の位置が変動する場合があ
る。例えば、図15の(a)及び(b)において、主走
査書込みタイミング信号SOSa及びSOSdは、正方
向及び負方向にそれぞれT/16位相変動を起こすとす
る。このとき、主走査書込みタイミング信号SOSaが
図15の(c)に示すように負方向にT/16位相変動
し、主走査書込みタイミング信号SOSdが図15の
(d)に示すように正方向にT/16位相変動した場合
には、主走査書込みタイミング信号SOSdによるカウ
ント開始ポイントのずれはなく、カウントミスは発生し
ない。一方、主走査書込みタイミング信号SOSaが図
15の(f)に示すように正方向にT/16位相変動
し、主走査書込みタイミング信号SOSdが図15の
(g)に示すように負方向にT/16位相変動した場合
には、主走査書込みタイミング信号SOSdによるカウ
ント開始ポイントのずれが生じ、カウントミスが発生す
る。
【0019】本発明は上記の問題点を除去し、回転多面
鏡駆動の位相変動によって生ずる副走査書込みタイミン
グ信号のずれを除いてカウントミスを防止し、副走査方
向の書込みタイミング信号を1画素以下の精度で安定し
て生成することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、複数の走査装置を備えた画像形成装置
において、主走査方向の書込みタイミング信号を発生す
る位置検出手段と、回転多面鏡駆動装置に位相比較制御
を行うための基準周波数信号を供給する基準クロック発
生手段と、基準周波数信号と同じ周波数で位相の違う基
準周波数信号を切り替えることによって所定の位相の基
準周波数信号を設定する基準周波数信号設定手段と、任
意の前記主走査方向の書き込みタイミング信号をクロッ
ク手段とし、各走査装置の副走査方向の書き込みタイミ
ング信号のカウントイネーブル信号を発生させる手段
と、各走査装置において設定された前記基準周波数信号
に基づいて前記カウントイネーブル信号のディレイ時間
を切り替えて出力する手段と、各走査装置の前記主走査
方向の書き込みタイミング信号をクロック手段とし、前
記走査装置の副走査方向の画像書き込みタイミング信号
を発生するカウント手段と、ペーパーの先端を検出して
カウンタ手段のカウント開始信号を発生するペーパー先
端検知手段とにより画像形成装置を構成する。
【0021】また、カウントイネーブル発生手段のクロ
ック手段を、基準信号発生器とすることができる。
【0022】また、回転多面鏡駆動装置の位相比較信号
とそのディレイ時間を切り替えて出力する手段を設ける
ことができる。
【0023】また、回転多面鏡駆動装置において、調整
回路手段を設け、所定の位相設定を可能とすることがで
きる。
【0024】また、回転多面鏡駆動装置の位相比較信号
として、回転多面鏡の面数をmとした時に、多面鏡一回
転当たりのパルス数PnをPn≦m(Pn:正の整数)
とする回転検出手段を使用することができる。
【0025】
【作用】本発明によれば、複数の走査装置を備えた画像
形成装置において、位置検出手段により主走査方向の書
込みタイミング信号を発生させ、また、基準クロック発
生手段から回転多面鏡駆動装置に位相比較制御を行うた
めの基準周波数信号を供給する。そして、基準周波数信
号設定手段によって前記基準周波数信号と同じ周波数で
位相の違う基準周波数信号を切り替えることにより所定
の位相の基準周波数信号を設定する。また、基準信号発
生器等により構成することができるカウントイネーブル
信号を発生させる手段からは、任意の前記主走査方向の
書き込みタイミング信号をクロック手段として各走査装
置の副走査方向の書き込みタイミング信号のカウントイ
ネーブル信号を発生させ、その前記カウントイネーブル
信号のディレイ時間を各走査装置において設定された前
記基準周波数信号に基づいて切り替えて出力する。ま
た、カウント手段は、各走査装置の前記主走査方向の書
き込みタイミング信号をクロック手段として前記走査装
置の副走査方向の画像書き込みタイミング信号を発生す
る。そして、ペーパー先端検知手段は、ペーパーの先端
を検出して前記カウンタ手段のカウント開始信号を発生
する。
【0026】これにより、任意の走査装置に対する各走
査装置のレジストずれの補正データに基づいて、回転多
面鏡駆動装置の基準周波数の位相を変化させると同時
に、副走査方向の書き込みタイミング信号を発生するカ
ウンタ手段に入力されるカウントイネーブル信号のディ
レイ時間を切り替えることによって、副走査方向の書き
込みタイミング信号のカウントミスを防止し、各走査装
置のレジストずれを補正する。
【0027】また、回転多面鏡駆動装置の位相比較信号
とそのディレイ時間を切り替えて出力ることができる。
また、調整回路手段により所定の位相設定を可能とする
ことができる。
【0028】また、回転検出手段により検出する多面鏡
一回転当たりのパルス数Pnを回転多面鏡の面数m以下
として、回転多面鏡駆動装置の位相比較信号とすること
ができる。
【0029】
【実施例】以下、本発明の実施例について図を参照しな
がら詳細に説明する。
【0030】〔実施例1〕はじめに、図2の本発明の画
像形成装置が適用されるROSユニットの構成図によっ
て、一般的なレーザプリンタの走査装置について説明す
る。レーザ光源1より出射したレーザビームはコリメー
タレンズ2により並行光線にしたのち、回転多面鏡3で
走査し、f/θレンズ4を通して走査速度補正を行い、
感光体5の表面を軸方向に対して等速度で水平走査し、
画像信号に応じた潜像を形成する。さらに、感光体5上
で主走査方向の画像信号の書込みのタイミングをとるた
めの主走査書込みタイミング信号(SOS)を検出する
ために、レーザビーム走査領域で感光体5の領域外に位
置検出センサ6を設置する。この主走査書込みタイミン
グ信号(SOS)は回転多面鏡駆動モータの回転動作と
同期しており、直流変動成分と交流変動成分を持ってい
る。ここで、直流変動成分は温度等の環境変化による周
期の長い回転速度の変動成分であり、交流変動成分はジ
ッタ等の周期の短い回転速度の変動成分である。
【0031】図8,9は本実施例において使用される回
転多面鏡駆動装置の制御回路についての概略図である。
図8において、各ROSユニットの回転多面鏡3を回転
させるモータ7は、モータドライブ回路8によって駆動
される。このモータドライブ回路8は、水晶振動子と分
周器からなる基準信号発生器103から出力されるマス
タークロック信号F0と位置検出センサ6から出力され
るSOS信号を、コントロール部8−1に入力し、その
比較信号を用いてドライブ段8−2によりモータ7を制
御する。なお、ドライブ段8−2には、位相調整回路8
−3が接続され、図8の(b)に示すようにマスターク
ロック信号F0の立ち上がりとSOS信号の立ち上がり
が一致するようにモータ7を単体の状態で初期調整す
る。この初期調整を行うことにより、各ROSユニット
間の回転多面鏡の位相関係を測定せずに、確定すること
ができる。例えば、図9において、レジストレーション
コントロール部105が、マルチプレクサ9bでマスタ
ークロック信号F0を選択すると、モータ7a、7b共
に、F0で位相制御されるため、図10のように、SO
Sa、SOSbはほぼ同位相で出力される。
【0032】図3はROSユニットを4個備えた多色レ
ーザプリンタの構成図である。各ROSユニットA〜D
は、ベルト102に沿って間隔を開けて設置され、ベル
ト102によって搬送されるペーパー101に順次像を
形成する。この像の形成においては、マゼンタ、シア
ン、イエロー及びブラックに各色ごとに分けられたRO
SユニットA〜Dの感光体5a〜5dに形成された潜像
を各現像器で現像し、現像されたトナー像を順次ペーパ
ー101に転写していく。最終的には4色全てについて
転写した後、図示しない定着器により定着する。
【0033】この潜像を感光体5a〜5d上に形成する
際のタイミングは、ペーパー101が最初のROSユニ
ットAの感光体5aへの到達を検知するペーパー先端検
出センサ100からのトリガ信号によって行われる。
【0034】(実施例1の構成)次に、副走査方向のレ
ジストずれを1画素以下の精度で補正する本発明の画像
形成装置の構成について図1を用いて説明する。
【0035】図1は本発明の画像形成装置の副走査方向
の書き込みタイミング信号形成回路のブロック構成図で
あり、図4〜7は副走査方向のレジストずれ補正を1/
4画素単位で行う場合のタイミングチャートである。
各ROSユニット10a〜10dには、副走査方向の書
込みを開始するタイミングを得るための装置を有してい
る。例えばROSユニット10aの副走査方向の書込み
を開始するタイミングを得るためには、位置検出センサ
6aとカウンタ11aとラッチ12aからなる構成が設
けられ、位置検出センサ6aの出力をカウントして副走
査書込み信号RSaを出力している。また、ROSユニ
ット10b〜10dは、各副走査方向の書込みを開始す
るタイミングを得るために、位置検出センサ6b〜6
d、カウンタ11b〜11d、ラッチ12b〜12d、
マルチプレクサ13b〜13d、ディレイ回路14b〜
14dからなる構成が設けられ、位置検出センサ6aの
出力をカウンタ11aにおいてカウントして得られる信
号を位相補正した後、カウンタ11b〜11dのイネー
ブル信号として出力し、カウンタ11b〜11dにおい
ては位置検出センサ6b〜6dの出力をカウントし、副
走査書き込み信号RSb〜RSdとして出力している。
【0036】前記補正は、レジストレーションコントロ
ール部105の出力をマルチプレクサ13b〜13dに
入力することによって、ディレイ回路14b〜14dの
ディレイ信号を選択することにより行われる。
【0037】なお、レジストレーションコントロール部
105は、各ROSユニット10b〜10dのレジスト
のずれ量を検出し、そのずれ量を補正する補正量をあら
かじめ求めておくものである。したがって、前記した本
発明の画像形成装置は、レジストレーションコントロー
ル部105によりあらかじめ求められているレジスト補
正量に基づいて、副走査方向の書込みタイミング信号を
1画素以下の精度で安定して生成するものである。
【0038】(実施例1の作用) (a)ROSユニット10aへ副走査書込みタイミング
信号RSaを出力する場合:はじめに、ペーパー先端検
出センサ100がペーパー101を検出すると、カウン
ト開始信号TR0をラッチ12aに出力してセットす
る。カウンタ11aは、ラッチ12aのセット後、位置
検出センサ6aより入力される主走査書込みタイミング
信号SOSaのカウントを開始し、所定のカウント数a
になるとROSユニット10aに対し副走査書込みタイ
ミング信号RSaを出力する。
【0039】ROSユニット10aはタイミング信号R
Saと同期して画像信号を出力する。
【0040】(b)ROSユニット10bへ副走査書込
みタイミング信号RSbを出力する場合:次に、カウン
タ11aは、引続き位置検出センサ6aより入力される
主走査書込みタイミング信号SOSaのカウントを継続
し、所定のカウント数nになるとカウント開始信号TR
0bをディレイ回路14bに出力する。ここで、カウン
ト開始信号TR0bは主走査書込みタイミング信号SO
Saと同期しており、回転多面鏡駆動モータ7aの直流
変動成分、交流変動成分を含んでいる。
【0041】カウント開始信号TR0bはディレイ回路
14bに入力され、遅延時間の異なる複数のディレイ信
号を形成しマルチプレクサ13bに入力する。マルチプ
レクサ13bは、レジストレーションコントロール部1
05からあらかじめ求められているレジスト補正量に基
づいた補正信号を得て、前記複数のディレイ信号の中か
ら一つのディレイ信号を選択しラッチ回路12bをセッ
トする。カウンタ11bは、ラッチ12bのセット後、
位置検出センサ6bより入力される主走査書込みタイミ
ング信号SOSbのカウントを開始し、所定のカウント
数bになるとROSユニット10bに対し副走査書込み
タイミング信号RSbを出力する。
【0042】ここで、図9において、レジストレーショ
ンコントロール部105が、マルチプレクサ9bでマス
タークロックF0を選択した場合についての動作を説明
する。このとき、位置検出センサ6aの主走査書込みタ
イミング信号SOSaと位置検出センサ6bの主走査書
込みタイミング信号SOSb0が、図4に示すように位
相がほぼ一致していることになる。なお、主走査書込み
タイミング信号SOSaの一周期をTとする。この場合
にはレジストレーションコントロール部105は、マル
チプレクサ13bに対してカウント開始信号TR0bを
T/2だけ遅延させたカウント開始信号TR0b0を選
択する。このカウント開始信号TR0b0によりセット
されたラッチ12bの出力Qb0は、主走査書込みタイ
ミング信号を発生させるカウンタのカウントイネーブル
信号となり、このQb0以後に入力される主走査書込み
タイミング信号SOSb0をカウントする。カウンタ1
1bは、この主走査書込みタイミング信号SOSb0を
カウントして所定のカウント数bになると、ROSユニ
ット10bに対し副走査書込みタイミング信号RSbを
出力する。ROSユニット10bはタイミング信号RS
bと同期して画像信号を出力する。
【0043】(c)ROSユニット10cへ副走査書込
みタイミング信号RScを出力する場合:カウンタ11
aは、引続き位置検出センサ6aより入力される主走査
書込みタイミング信号SOSaのカウントを継続し、所
定のカウント数nになるとカウント開始信号TR0cを
ディレイ回路14cに出力する。カウント開始信号TR
0cも主走査書込みタイミング信号SOSaと同期して
おり、回転多面鏡駆動モータ7aの直流変動成分、交流
変動成分を含んでいる。
【0044】ROSユニット10cへ副走査書込みタイ
ミング信号RScを入力する構成は、前記(b)に示し
たROSユニット10bへ副走査書込みタイミング信号
RSbを入力する構成と類似しており、前記(b)の説
明における符号bを符合cに置き換えることにより同様
に説明することができ、レジストレーションコントロー
ル部105であらかじめ求められている補正量により適
当な遅延時間を有するディレイ信号が選択され、このデ
ィレイ信号により主走査書込みタイミング信号SOSc
のカウントを開始を制御するカウントイネーブル信号を
ラッチ12cより発生させ、カウントずれを防止してい
る。
【0045】(d)ROSユニット10dへ副走査書込
みタイミング信号RSdを出力する場合:カウンタ11
aは、引続き位置検出センサ6aより入力される主走査
書込みタイミング信号SOSaのカウントを継続し、所
定のカウント数nになるとカウント開始信号TR0dを
ディレイ回路14dに出力する。カウント開始信号TR
0dも主走査書込みタイミング信号SOSaと同期して
おり、回転多面鏡駆動モータ7の直流変動成分、交流変
動成分を含んでいる。
【0046】ROSユニット10dへ副走査書込みタイ
ミング信号RSdを入力する構成は、前記(b),
(c)に示したROSユニット10b,10cへ副走査
書込みタイミング信号RSb,RScを入力する構成と
類似しており、前記(b),(c)の説明における符号
b,cを符合dに置き換えることにより同様に説明する
ことができ、レジストレーションコントロール部105
であらかじめ求められている補正信号により適当な遅延
時間を有するディレイ信号が選択され、このディレイ信
号により主走査書込みタイミング信号SOSdのカウン
トを開始を制御するカウントイネーブル信号をラッチ1
2dより発生させ、カウントずれを防止している。
【0047】(カウントイネーブル信号の動作1)次
に、カウントイネーブル信号による動作について、基準
となる主走査書込みタイミング信号SOSaとその他の
主走査書込みタイミング信号SOSとの種々の位相関係
の場合について、符号bで示される構成を例として説明
する。
【0048】はじめに、図7において、レジストレーシ
ョンコントロール部105が、マルチプレクサ9bでマ
スタークロックF0を選択した場合についての動作を説
明する。このとき、位置検出センサ6aの主走査書込み
タイミング信号SOSaと位置検出センサ6bの主走査
書込みタイミング信号SOSb0が、図4に示すように
位相がほぼ一致していることになる。なお、主走査書込
みタイミング信号SOSaの一周期をTとする。
【0049】この場合には、レジストレーションコント
ロール部105は、マルチプレクサ13bに対してカウ
ント開始信号TR0bをT/2だけ遅延させたカウント
開始信号TR0b0を選択する。このカウント開始信号
TR0b0によりセットされたラッチ12bの出力Qb
0はT/2だけ遅延されて、主走査書込みタイミング信
号を発生させるカウンタのカウントイネーブル信号とな
り、カウンタ11bはこの信号Qb0以後に入力される
主走査書込みタイミング信号SOSb0をカウントす
る。カウンタ11bは、この主走査書込みタイミング信
号SOSb0をカウントして所定のカウント数bになる
と、ROSユニット10bに対し副走査書込みタイミン
グ信号RSbを出力する。ROSユニット10bはタイ
ミング信号RSbと同期して画像信号を出力する。
【0050】次に、このカウント開始信号TR0bの遅
延操作により、回転多面鏡駆動モータの位相変動による
副走査書込みタイミング信号のずれが生じないことを説
明する。回転多面鏡駆動モータの位相変動による副走査
書込みタイミング信号のずれは、カウント開始信号TR
0b0と主走査書込みタイミング信号SOSb0とがそ
れぞれの変動によって位相の順序に変動が生じる場合に
起こる。この位相の順序が最も変動する可能性の高いの
は、図4に示すように、主走査書き込みタイミング信号
SOSa0が正方向にT/4変動することにより、カウ
ント開始信号TR0b0が正方向にT/4変動し、主走
査書込みタイミング信号SOSb0が負方向にT/4変
動する場合である。しかしながら、カウント開始信号T
R0b0は、主走査書込みタイミング信号SOSb0に
対してT/2の位相差が生じるように遅延させられてい
るため、それぞれT/4変動した場合においても、位相
の順序に変動は生じず、回転多面鏡駆動モータの位相変
動による副走査書込みタイミング信号のずれが生じない
ことになる。
【0051】(カウントイネーブル信号の動作2)次
に、図9において、レジストレーションコントロール部
105が、マルチプレクサ9bでマスタークロックF1
を選択した場合の動作を説明する。このとき、位置検出
センサ6aの主走査書込みタイミング信号SOSaと位
置検出センサ6bの主走査書込みタイミング信号SOS
b1が、図5に示すように位相がT/4ずれていること
になる。なお、主走査書込みタイミング信号SOSaの
一周期をTとする。
【0052】この場合には、レジストレーションコント
ロール部105は、マルチプレクサ13bに対してカウ
ント開始信号TR0bを(T/4+T/2)だけ遅延さ
せたカウント開始信号TR0b1を選択する。このカウ
ント開始信号TR0b1によりセットされたラッチ12
bの出力Qb1は(T/4+T/2)だけ遅延されて、
主走査書込みタイミング信号を発生させるカウンタのカ
ウントイネーブル信号となり、カウンタ11bはこのQ
b1以後に入力される主走査書込みタイミング信号SO
Sb1をカウントする。カウンタ11bは、この主走査
書込みタイミング信号SOSb1をカウントして所定の
カウント数bになると、ROSユニット10bに対し副
走査書込みタイミング信号RSbを出力する。ROSユ
ニット10bはタイミング信号RSbと同期して画像信
号を出力する。
【0053】次に、このカウント開始信号TR0bの遅
延操作により、回転多面鏡駆動モータの位相変動による
副走査書込みタイミング信号のずれが生じないことを説
明する。回転多面鏡駆動モータの位相変動による副走査
書込みタイミング信号のずれは、カウント開始信号TR
0b1と主走査書込みタイミング信号SOSb1とがそ
れぞれの変動によって位相の順序に変動が生じる場合に
起こる。この位相の順序が最も変動する可能性の高いの
は、図5に示すように、カウント開始信号TR0b1が
正方向にT/4変動し、主走査書込みタイミング信号S
OSb0が負方向にT/4変動する場合である。しかし
ながら、カウント開始信号TR0b1は、主走査書込み
タイミング信号SOSb1に対してT/2の位相差が生
じるように遅延させられているため、それぞれT/4変
動した場合においても、位相の順序に変動は生じず、回
転多面鏡駆動モータの位相変動による副走査書込みタイ
ミング信号のずれが生じないことになる。
【0054】(カウントイネーブル信号の動作3)次
に、図9において、レジストレーションコントロール部
105が、マルチプレクサ9bでマスタークロックF2
を選択した場合の動作について説明する。このとき、位
置検出センサ6aの主走査書込みタイミング信号SOS
aと位置検出センサ6bの主走査書込みタイミング信号
SOSb2が、図6に示すように位相がT/2ずれてい
ることになる。なお、主走査書込みタイミング信号SO
Saの一周期をTとする。
【0055】この場合には、レジストレーションコント
ロール部105は、マルチプレクサ13bに対してカウ
ント開始信号TR0bを(T/2+T/2)だけ遅延さ
せたカウント開始信号TR0b2を選択する。このカウ
ント開始信号TR0b2によりセットされたラッチ12
bの出力Qb2はTだけ遅延されて、主走査書込みタイ
ミング信号を発生させるカウンタのカウントイネーブル
信号となり、カウンタ11bはこのQb2以後に入力さ
れる主走査書込みタイミング信号SOSb2をカウント
する。カウンタ11bは、この主走査書込みタイミング
信号SOSb2をカウントして所定のカウント数bにな
ると、ROSユニット10bに対し副走査書込みタイミ
ング信号RSbを出力する。ROSユニット10bはタ
イミング信号RSbと同期して画像信号を出力する。
【0056】次に、このカウント開始信号TR0bの遅
延操作により、回転多面鏡駆動モータの位相変動による
副走査書込みタイミング信号のずれが生じないことを説
明する。回転多面鏡駆動モータの位相変動による副走査
書込みタイミング信号のずれは、カウント開始信号TR
0b2と主走査書込みタイミング信号SOSb2がそれ
ぞれの変動によって位相の順序に変動が生じる場合に起
こる。この位相の順序が最も変動する可能性の高いの
は、図6の(a)に示すように、カウント開始信号TR
0b2が正方向にT/4変動し、主走査書込みタイミン
グ信号SOSb0が負方向にT/4変動する場合であ
る。しかしながら、カウント開始信号TR0b2は、主
走査書込みタイミング信号SOSb2に対してT/2の
位相差が生じるように遅延させられているため、それぞ
れT/4変動した場合においても、位相の順序に変動は
生じず、回転多面鏡駆動モータの位相変動による副走査
書込みタイミング信号のずれは生じないことになる。
【0057】また、レジストレーションコントロール部
105は、マルチプレクサ13bに対してカウント開始
信号TR0bを遅延させずにカウント開始信号TR0b
を選択することもできる。図6(b)にその例を示す。
ただし、このとき、カウント開始位置が、1画素分ずれ
るためカウント数を+1する必要がある。また、逆にこ
の位相関係から、別の位相状態に移行する場合、カンウ
ト数を逆に−1する必要がある。このことは、レジスト
レーションコントロール部105における演算を複雑に
するデメリットがある。
【0058】(カウントイネーブル信号の動作4)次
に、図9において、レジストレーションコントロール部
105が、マルチプレクサ9bでマスタークロックF3
を選択した場合の動作について説明する。このとき、位
置検出センサ6aの主走査書込みタイミング信号SOS
aと位置検出センサ6bの主走査書込みタイミング信号
SOSb3が、図7に示すように位相が3T/4ずれて
いることになる。なお、主走査書込みタイミング信号S
OSaの一周期をTとする。
【0059】この場合には、レジストレーションコント
ロール部105は、マルチプレクサ13bに対してカウ
ント開始信号TR0bを(3T/4+T/2)だけ遅延
させたカウント開始信号TR0b3を選択する。このカ
ウント開始信号TR0b3によりセットされたラッチ1
2bのQb3は(3T/4+T/2)だけ遅延されて、
主走査書込みタイミング信号を発生させるカウンタのカ
ウントイネーブル信号となり、カウンタ11bはこの信
号Qb3以後に入力される主走査書込みタイミング信号
SOSb3をカウントする。カウンタ11bは、この主
走査書込みタイミング信号SOSb3をカウントして所
定のカウント数になると、ROSユニット10bに対し
副走査書込みタイミング信号RSbを出力する。ROS
ユニット10bはタイミング信号RSbと同期して画像
信号を出力する。
【0060】次に、このカウント開始信号TR0bの遅
延操作により、回転多面鏡駆動モータの位相変動による
副走査書込みタイミング信号のずれが生じないことを説
明する。回転多面鏡駆動モータの位相変動による副走査
書込みタイミング信号のずれは、カウント開始信号TR
0b3と主走査書込みタイミング信号SOSb3がそれ
ぞれの変動によって位相の順序に変動が生じる場合に起
こる。この位相の順序が最も変動する可能性の高いの
は、図7に示すように、カウント開始信号TR0b3が
正方向にT/4変動し、主走査書込みタイミング信号S
OSb3が負方向にT/4変動する場合である。しかし
ながら、カウント開始信号TR0b3は、主走査書込み
タイミング信号SOSb3に対してT/2の位相差が生
じるように遅延させられているため、それぞれT/4変
動した場合においても、位相の順序に変動は生じず、回
転多面鏡駆動モータの位相変動による副走査書込みタイ
ミング信号のずれは生じないことになる。
【0061】(実施例1の数値例)ここで、回転多面鏡
3を8面とし、基準信号発生器103から出力するマス
タクロック信号F0の周波数を2.5KHzとすると、
回転多面鏡3の一面の走査に要する時間Tは400μs
ec(T=1/2.5KHz=400μsec)とな
る。したがって、図4に示すカウント開始信号TR0b
0は、200μsec(T/2=400μsec/2)
遅延され、図5に示すカウント開始信号TR0b1は、
300μsec(T/4+T/2=400μsec/4
+400μsec/2)遅延され、図6に示す遅延され
るカウント開始信号TR0b2は、400μsec(T
=400μsec)遅延され、図7に示すカウント開始
信号TR0b3は、500μsec(3T/4+T/2
=3×400μsec/4+400μsec/2)遅延
される。
【0062】(実施例1の効果)各回転多面鏡駆動モー
タの位相変動が、±T/4以内であるかぎり、カウント
の開始ポイントが変化することはない。
【0063】〔実施例2〕次に、本発明の実施例2につ
いて説明する。この実施例2の画像形成装置が適用され
るROSユニットの構成、及び多色レーザプリンタの構
成は、前記実施例1と同様であるので説明を省略する。
【0064】(実施例2の構成)実施例2の画像形成装
置の構成は、ディレイ回路の構成の点以外はほぼ実施例
1の画像形成装置の構成と同様である。そこで、ここで
は相違しているディレイ回路の構成についてのみ説明す
る。なお、図16は、実施例2の副走査方向のレジスト
ずれ補正を1/4画素単位で行う場合のタイミングチャ
ートである。
【0065】実施例2のディレイ回路は、図1に示す実
施例1におけるディレイ回路14b〜14d中の4種類
の遅延時間を2種類とするものである。これによってマ
ルチプレクサ13b〜13dにおいて選択するカウント
開始信号は図16に示すようにカウント開始信号TR0
b01とカウント開始信号TR0b23の2種類の信号
となる。そして、このカウント開始信号TR0b01に
より形成されるカウントイネーブル信号Qb01は、主
走査書込みタイミング信号SOSb0、及びSOSb1
のカウント開始を制御し、また、カウント開始信号TR
0b23により形成されるカウントイネーブル信号Qb
23は、主走査書込みタイミング信号SOSb2、及び
SOSb3のカウント開始を制御する。
【0066】ディレイ回路14b〜14d中の遅延時間
は、その遅延時間と正方向及び負方向の変動部分の和が
一周期Tに等しいという関係と、T/4と正方向及び負
方向の変動部分の和が遅延時間に等しいという関係から
5T/8となり、またそのときの正方向及び負方向の変
動部分は3T/16となる。
【0067】(実施例2の作用) (a)ROSユニット10aへ副走査書込みタイミング
信号RSaを出力する場合:この場合は、前記実施例1
の作用の説明(a)と同様であり、ペーパー先端検出セ
ンサ100の出力によるカウント開始信号TR0でラッ
チ12aをセットし、カウンタ11aにおいて主走査書
込みタイミング信号SOSaのカウントを開始し、RO
Sユニット10aに対し副走査書込みタイミング信号R
Saを出力し、タイミング信号RSaと同期して画像信
号を出力する。
【0068】(b)ROSユニット10bへ副走査書込
みタイミング信号RSbを出力する場合:カウンタ11
aは、引続き位置検出センサ6aより入力される主走査
書込みタイミング信号SOSaのカウントを継続し、所
定のカウント数nになるとカウント開始信号TR0bを
ディレイ回路14bに出力する。カウント開始信号TR
0bはディレイ回路14bに入力され、遅延時間の異な
る2種のディレイ信号を形成しマルチプレクサ13bに
する。マルチプレクサ13bは、レジストレーションコ
ントロール部105からあらかじめ求められているレジ
スト補正量に基づいた補正信号を得て、前記2種のディ
レイ信号の中から一つのディレイ信号を選択しラッチ回
路12bをセットする。カウンタ11bは、ラッチ12
bのセット後、位置検出センサ6bより入力される主走
査書込みタイミング信号SOSbのカウントを開始し、
所定のカウント数になるとROSユニット10bに対し
副走査書込みタイミング信号RSbを出力する。
【0069】(c)ROSユニット10cへ副走査書込
みタイミング信号RScを出力する場合:カウンタ11
aは、引続き位置検出センサ6aより入力される主走査
書込みタイミング信号SOSaのカウントを継続し、所
定のカウント数nになるとカウント開始信号TR0cを
ディレイ回路14cに出力し、レジストレーションコン
トロール部105からの補正信号により適当な遅延時間
を有するディレイ信号が選択され、このディレイ信号に
より主走査書込みタイミング信号SOScのカウントを
開始を制御するカウントイネーブル信号を発生させる。
【0070】(d)ROSユニット10dへ副走査書込
みタイミング信号RSdを出力する場合:カウンタ11
aは、引続き位置検出センサ6aより入力される主走査
書込みタイミング信号SOSaのカウントを継続し、所
定のカウント数になるとカウント開始信号TR0dをデ
ィレイ回路14dに出力し、レジストレーションコント
ロール部105からの補正信号により適当な遅延時間を
有するディレイ信号が選択され、このディレイ信号によ
り主走査書込みタイミング信号SOSdのカウント開始
を制御するカウントイネーブル信号を発生させる。
【0071】(カウントイネーブル信号の動作1)次
に、カウントイネーブル信号による動作について、符号
bで示される構成を例として説明する。図9において、
レジストレーションコントロール部105が、マルチプ
サクサ9bでマスタークロックF0を選択した場合、及
びF1を選択した場合の動作を説明する。このとき、位
置検出センサ6aの主走査書込みタイミング信号SOS
aと位置検出センサ6bの主走査書込みタイミング信号
SOSb0、及びSOSb1が、図16に示すように位
相が一致しているか、及びT/4だけずれていることに
なる。なお、主走査書込みタイミング信号SOSaの一
周期をTとする。
【0072】この場合には、レジストレーションコント
ロール部105は、マルチプレクサ13bに対してカウ
ント開始信号TR0bを5T/8だけ遅延させたカウン
ト開始信号TR0b01を選択する。このカウント開始
信号TR0b01によりセットされたラッチ12bの出
力Qb01は5T/8だけ遅延されて、主走査書込みタ
イミング信号を発生させるカウンタのカウントイネーブ
ル信号となり、カウンタ11bはこの信号Qb01以後
に入力される主走査書込みタイミング信号SOSb0、
あるいはSOSb1をカウントする。カウンタ11b
は、この主走査書込みタイミング信号SOSb0、ある
いはSOSb1をカウントして所定のカウント数になる
と、ROSユニット10bに対し副走査書込みタイミン
グ信号RSbを出力する。ROSユニット10bはタイ
ミング信号RSbと同期して画像信号を出力する。
【0073】この場合、カウント開始信号TR0b01
は、主走査書込みタイミング信号SOSb0に対して3
T/8の位相差が生じるよう、また主走査書込みタイミ
ング信号SOSb1に対して9T/16の位相差が生じ
るように遅延させられているため、それぞれ3T/16
変動した場合においても、位相の順序に変動は生じず、
回転多面鏡駆動モータの位相変動による副走査書込みタ
イミング信号のずれが生じないことになる。
【0074】(カウントイネーブル信号の動作2)次
に、図9において、レジストレーションコントロール部
105が、マルチプサクサ9bでマスタークロックF0
を選択した場合、及びF1を選択した場合の動作を説明
する。このとき、位置検出センサ6aの主走査書込みタ
イミング信号SOSaと位置検出センサ6bの主走査書
込みタイミング信号SOSb2、及びSOSb3が、図
16に示すように位相がT/2ずれているか、及び3T
/4ずれていることになる。なお、主走査書込みタイミ
ング信号SOSaの一周期をTとする。
【0075】この場合には、レジストレーションコント
ロール部105は、マルチプレクサ13bに対してカウ
ント開始信号TR0bを(T/2+5T/8)だけ遅延
させたカウント開始信号TR0b23を選択する。この
カウント開始信号TR0b23によりセットされたラッ
チ12bの出力Qb23は(T/2+5T/8)だけ遅
延されて、主走査書込みタイミング信号を発生させるカ
ウンタのカウントイネーブル信号となり、カウンタ11
bはこの信号Qb23以後に入力される主走査書込みタ
イミング信号SOSb2、あるいはSOSb3をカウン
トする。カウンタ11bは、この主走査書込みタイミン
グ信号SOSb2、あるいはSOSb3をカウントして
所定のカウント数になると、ROSユニット10bに対
し副走査書込みタイミング信号RSbを出力する。RO
Sユニット10bはタイミング信号RSbと同期して画
像信号を出力する。
【0076】この場合、カウント開始信号TR0b23
は、主走査書込みタイミング信号SOSb2に対して3
T/8の位相差が生じるように、また主走査書込みタイ
ミング信号SOSb3に対して9T/16の位相差が生
じるように遅延させられているため、それぞれ3T/1
6変動した場合においても、位相の順序に変動は生じ
ず、回転多面鏡駆動モータの位相変動による副走査書込
みタイミング信号のずれが生じないことになる。
【0077】(実施例2の効果)ディレイ回路を2個と
することによって回路を簡素化することができ、各回転
多面鏡駆動モータの位相変動が、±3T/16以内であ
るかぎり、カウントの開始ポイントが変化することはな
い。
【0078】〔実施例3〕次に、本発明の実施例3につ
いて説明する。この実施例3の画像形成装置が適用され
るROSユニットの構成、及び多色レーザプリンタの構
成は、前記実施例1、2と同様であるので説明を省略す
る。
【0079】(実施例3の構成)実施例3の画像形成装
置の構成は、実施例1及び実施例2の構成とはディレイ
回路の点で相違している。実施例3においては、図17
に示すようにディレイ回路15b〜15dを位置検出セ
ンサ6b〜6dとマルチプレクサ9b〜9dの間に設置
し、位置検出センサ6b〜6dの出力である主走査書込
みタイミング信号SOSb〜SOSdに遅延時間を加え
ることによって前記実施例1、実施例2と同様の作用を
行わせるものである。
【0080】ディレイ回路15b〜15dによって、種
々の遅延時間が加えられたディレイ信号はマルチプレク
サ13b〜13dにおいて、レジストレーションコント
ロール部105からの制御信号により選択され、モータ
ドライブ回路8b〜8dに入力される。
【0081】(実施例3の作用)回転多面鏡駆動装置に
おいて、基準周波数信号をを遅延させる代わりに、主走
査書込みタイミング信号SOSb〜SOSdを遅延させ
ることによって相対的な位相関係を前記実施例と同様と
する。
【0082】〔実施例4〕次に、本発明の実施例4につ
いて説明する。この実施例4の画像形成装置が適用され
るROSユニットの構成、及び多色レーザプリンタの構
成は、前記実施例1、2と同様であるので説明を省略す
る。
【0083】(実施例4の構成)実施例4の画像形成装
置の構成は、実施例1及び実施例2の構成とはカウンタ
回路の点で相違している。実施例4においては、図18
に示すようにディレイ回路14b〜14dに入力するカ
ウント開始信号TR0として、基準信号発生器103か
らの基準クロックF0を用いることができる。各ディレ
イ回路14b〜14dには、基準クロックF0をカウン
トするカウンタ11の出力であるカウント開始信号TR
0a,TR0b,TR0c,TR0dが入力され、その
ディレイ回路14b〜14dの出力は、前記実施例1及
び実施例2と同様にレジストレーションコントロール部
105により出力制御されるマルチプレクサ13b〜1
3dに入力される。
【0084】(実施例4の作用)前記構成によれば、カ
ウンタ11は基準信号発生器103からの基準クロック
F0をカウントして、順次カウント開始信号TR0a,
TR0b,TR0c,TR0dをそれぞれラッチ12
a、及びディレイ回路14b〜14dに出力する。ラッ
チ12aは、カウント開始信号TR0aによってセット
される。カウンタ11aは、ラッチ12aの出力をカン
ウトイネーブル信号として主走査書込みタイミング信号
SOSaのカウントを開始する。また、ディレイ回路1
4b〜14dは、カウント開始信号TR0b〜TR0d
を遅延した遅延時間のことなる複数種のディレイ信号に
変換する。マルチプレクサ13b〜13dは、レジスト
レーションコントロール部105からの制御信号に基づ
いて、前記複数種のディレイ信号から一つを選択し、ラ
ッチ12b〜12dに入力する。この後は、前記実施例
1と同様に動作する。
【0085】(実施例4の効果)カウント開始信号TR
0を基準信号発生器を基にして形成するため、カウント
開始信号TR0の変動量を小さくすることができ、回転
多面鏡駆動モータの位相変動の許容量を大きくして、位
相変動範囲が±T/2まで許される。
【0086】また、前記実施例に比べて各ROSユニッ
トを独立に動作可能とすることができる。各回転多面鏡
駆動モータの位相変動範囲が±1/2Tまで許される点
などの利点がある。
【0087】〔実施例5〕次に、本発明の実施例5につ
いて説明する。この実施例5の画像形成装置が適用され
るROSユニットの構成、及び多色レーザプリンタの構
成は、前記実施例1、2と同様であるので説明を省略す
る。
【0088】(実施例5の構成)本発明の実施例1〜4
においては、図8,図9に示すように位置検出センサ6
の出力である主走査書き込みタイミング信号(SOS信
号)を回転多面鏡駆動装置の位相比較信号としても使用
し、かつモータ制御回路において位相調整回路を持つこ
とにより、各ROSユニット間の位相差を測定する装置
及びシーケンスを省略している。
【0089】図21,図22に実施例5の回転多面鏡駆
動装置の制御回路るついての概略図を示す。ここで、図
8,図9との相違点は、回転多面鏡駆動装置の位相比較
信号としてSOS信号でなく任意の回転検出器16を使
用していることである。ここでいう回転検出器16とし
ては、エンコーダやホール素子等が考えられるが、条件
として回転多面鏡の面数をmとしたときに、モータ一回
転当たりの回転検出器16の出力パルス数PnをPn≦
m(Pn:正の整数)とする必要がある。
【0090】(実施例5の作用)次に、前記回転多面鏡
駆動装置の制御回路の概略構成に基づいて、副走査方向
のレジストずれ補正を1/4画素単位で行う場合を説明
する。ここで、回転多面鏡を8面、多面鏡一回転当たり
の回転検出器16の出力信号のパルス数pn=6とし
て、回転多面鏡の一面の走査に要する時間Tを400μ
secとすると、モータ制御回路に入力されるマスター
クロックFp0は、1875Hzとなる。ディレイ回路
104は、マスタークロックFp0を回転多面鏡の一面
の走査に要する時間Tの1/4周期(=100μse
c)ずつ遅延した複数個のディレイ信号Fp0〜Fp3
を形成し、マルチプレクサ9b〜9dに出力する。この
マルチプレクサ9b〜9dは、レジストレーションコン
トロール部105からの補正値に応じて複数個のディレ
イ信号Fp0〜Fp3から一つのディレイ信号を選択す
る。図23にディレイ信号Fp0〜Fp3を示す。
【0091】(実施例5の効果)回転多面鏡駆動装置の
位相比較信号としてSOS信号でなく、エンコーダやホ
ール素子等の回転検出器を使用しているため、回路が簡
略化できることや、モータ単体での動作確認が可能にな
る等の利点がある。
【0092】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形が可能で
あり、それらを本発明の範囲から排除するものではな
い。
【0093】(本発明の変更例1)前記実施例1におい
ては、1/4画素単位の補正の場合を示しているが、補
正量を1/n画素単位(n=2〜 )の場合も同様に±
T/4の変動までカウントの開始ポイントの変動を防止
することができる。この場合のそれぞれ遅延時間は、m
T/n+T/2(m=0〜n−1)となる。
【0094】(本発明の変更例2)前記実施例において
は、基準周波数信号と同周波数で位相の違う基準周波数
信号の形成、及び切り替えをディレイ回路とマルチプレ
クサの構成によって行っているが、このディレイ回路と
マルチプレクサの構成に代えて、入力トリガパルスによ
って遅延時間が設定されるディジタル・タイムディレイ
回路を用いることも可能である。
【0095】(本発明の変更例3)図24,図25に本
発明の変更例3におけるタイミングチャートを示す。こ
の図において、レジストレーションコントロール部10
5からのレジストずれの補正値が0T/4のときを考え
ると、マルチプレクサ9bにおいて、マスタークロック
F0を2T/4遅延したディレイ信号F00が選択さ
れ、同時にマルチプレクサ13bにおいてはカウント開
始信号TR0bと同じタイミングのTR0b00が選択
される。同様に、レジストレーションコントロール部1
05からのレジストずれの補正値が1T/4、2T/
4、3T/4のときには、マルチプレクサ9bにおい
て、マスタークロック信号F0を3T/4、0、T/4
遅延したディレイ信号F01、F02、F03がそれぞ
れ選択され、同時にマルチプレクサ13bにおいてはカ
ウント開始信号TR0bをT/4、2T/4、3T/4
だけ遅延させた信号TR0b01、TR0b02、TR
0b03がそれぞれ選択される。このように、本発明の
変更例3により、ディレイ回路14b〜14dにおいて
T/2分のディレイ回路を省略することができる。
【0096】(本発明の変更例4)本発明の実施例にお
いては、回転多面鏡駆動装置において位相調整回路を保
持しており、単体の状態じ指定の位相に調整だ可能にな
っているため、各ROSユニット間の位相差を測定する
装置及びシーケンスを使用しない形で説明している。し
かしながら、回転多面鏡駆動装置において位相調整回路
を持たず、各ROSユニット間の位相差を測定する装置
及びシーケンスを保持しているシステムにおいても、本
発明は同様な効果を得ることができる。図26にその例
を示す。この図で、マクチプレクサ9bにおいて、マス
タークロックF0が選択されているとする。この状態
で、各ROSユニット間の位相差を測定すると、SOS
aに対してのSOSbの位相遅れがαという結果が出
る。今、仮にα=T/4とすると、マクチプレクサ9b
においてはマスタークロックF0を選択し、同時にマク
チプレクサ13bにおいてはカウント開始信号TROb
をT/2+T/4だけ遅延させた信号を選択する。次
に、この状態で、各ROSユニット間のレジストずれを
測定する。このとき、レジストレーションコントロール
部105において、補正値が2T/4とするとマクチプ
レクサ9bにおいてはマスタークロックF2を選択し、
同時にマクチプレクサ13bにおいてカウント開始信号
TRObをT/2+T/4+2T/4だけ遅延させた信
号を選択すればよい。
【0097】一般的に、補正量が1/n(n=2〜)画
素単位の場合は、マクチプレクサ9bにおいてはマスタ
ークロックF0をα+mT/n(m=0〜n−1)遅延
した信号を選択し、同時にマクチプレクサ13bにおい
てはカウント開始信号TRObをT/2+α+mT/n
(m=0〜n−1)だけ遅延させた信号を選択する。
【0098】図27に、別の方法を示す。前記図26の
例と同じ場合を考えると、まず、マクチプレクサ9bに
おいて、マスタークロックF0が選択される。この状態
で各ROSユニット間の位相差を測定すると、SOSa
に対してのSOSbの位相遅れがα=T/4となる。こ
の後、マクチプレクサ9bにおいてはマスタークロック
F3を選択し、同時にマクチプレクサ13bにおいては
カウント開始信号TRObをT/2だけ遅延させた信号
を選択する。次に、この状態で、各ROSユニット間の
レジストずれを測定すると、レジストレーションコント
ロール部105において、補正値が3T/4となる。こ
の結果から、マクチプレクサ9bにおいてはマスターク
ロックF2を選択し、同時にマクチプレクサ13bにお
いてカウント開始信号TRObをT/2+3T/4だけ
遅延させた信号を選択すれば図26と同じ結果になる。
【0099】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、独立に動作する各走査装置において、各回転
多面鏡駆動モータの位相制御の状態に応じて、各走査装
置間の同期回路を構成し、副走査方向の書込みタイミン
グ信号を1画素以下の精度で安定して生成することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1の画像形成装置のブロック
構成図である。
【図2】 本発明の画像形成装置が適用されるROSユ
ニットの構成図である。
【図3】 ROSユニットを4個備えた多色レーザプリ
ンタの構成図である。
【図4】 副走査方向のレジストずれ補正を1/4画素
単位で行う場合のタイミングチャートである。
【図5】 副走査方向のレジストずれ補正を1/4画素
単位で行う場合のタイミングチャートである。
【図6】 副走査方向のレジストずれ補正を1/4画素
単位で行う場合のタイミングチャートである。
【図7】 副走査方向のレジストずれ補正を1/4画素
単位で行う場合のタイミングチャートである。
【図8】 本発明における画像形成装置のブロック構成
図である。
【図9】 本発明における画像形成装置のブロック構成
図である。
【図10】 本発明における画像形成装置のタイミング
チャートである。
【図11】 1/4画素単位のレジストの補正を説明す
る図である。
【図12】 従来技術を具体化した画像形成装置のRO
Sユニットの副走査方向の書込みタイミング信号生成の
ブロック図である。
【図13】 従来技術を具体化した画像形成装置の書込
みタイミング信号のタイミングチャートである。
【図14】 主走査書込みタイミング信号SOSa〜S
OSdのタイミングを説明するタイミングチャートであ
る。
【図15】 主走査書込みタイミング信号SOSa〜S
OSdのタイミングを説明するタイミングチャートであ
る。
【図16】 本発明の実施例2の画像形成装置のタイミ
ングチャートである。
【図17】 本発明の実施例3の画像形成装置のブロッ
ク構成図である。
【図18】 本発明の実施例4の画像形成装置のブロッ
ク構成図である。
【図19】 従来技術を具体化した画像形成装置のブロ
ック構成図である。
【図20】 従来技術を具体化した画像形成装置のタイ
ミングチャートである。
【図21】 本発明の実施例5の画像形成装置のブロッ
ク構成図てある。
【図22】 本発明の実施例5の画像形成装置のブロッ
ク構成図てある。
【図23】 本発明の実施例5の画像形成装置のタイミ
ングチャートである。
【図24】 本発明の変更例3の画像形成装置のタイミ
ングチャートである。
【図25】 本発明の変更例3の画像形成装置のタイミ
ングチャートである。
【図26】 本発明の変更例4の画像形成装置のタイミ
ングチャートである。
【図27】 本発明の変更例4の画像形成装置のタイミ
ングチャートである。
【符号の説明】
1…レーザ光源、2…コリメータレンズ、3,3a〜3
d…回転多面鏡、4,4a〜4d…f/θレンズ、5,
5a〜5d…感光体、6…位置検出センサ、6a〜6d
…位置検出センサ、7a〜7d…モータ、8b〜8d…
モータドライブ回路、9a〜9d,13a〜13d…マ
ルチプレクサ、10a〜10d…ROSユニット、1
1,11a〜11d…カウンタ、12a〜12d…ラッ
チ、14a〜14d,15a〜15d,104…ディレ
イ回路、16a〜16d…回転検出器、100…ペーパ
ー先端検出センサ、101…ペーパー、102…ベル
ト、103…基準信号発生器、105…レジストレーシ
ョンコントロール部、A〜D…ROSユニット。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 21/14

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の走査装置を備えた画像形成装置に
    おいて、 (a)主走査方向の書込みタイミング信号を発生する位
    置検出手段と、 (b)回転多面鏡駆動装置に位相比較制御を行うための
    基準周波数信号を供給する基準クロック発生手段と、 (c)前記基準周波数信号と同周波数で位相の違う基準
    周波数信号を切り替えることによって所定の位相の基準
    周波数信号を設定する基準周波数信号設定手段と、 (d)任意の前記主走査方向の書き込みタイミング信号
    をクロック手段とし、各走査装置の副走査方向の書き込
    みタイミング信号のカウントイネーブル信号を発生させ
    る手段と、 (e)各走査装置において設定された前記基準周波数信
    号に基づいて前記カウントイネーブル信号のディレイ時
    間を切り替えて出力する手段と、 (f)各走査装置の前記主走査方向の書き込みタイミン
    グ信号をクロック手段とし、前記走査装置の副走査方向
    の画像書き込みタイミング信号を発生するカウント手段
    と、 (g)ペーパーの先端を検出して前記カウンタ手段のカ
    ウント開始信号を発生するペーパー先端検知手段とを具
    備したことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記カウントイネーブル発生手段のクロ
    ック手段は、基準信号発生器である請求項1記載の画像
    形成装置。
  3. 【請求項3】 回転多面鏡駆動装置の位相比較信号とそ
    のディレイ時間を切り替えて出力する手段を具備したこ
    とを特徴とする請求項1、又は2記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 回転多面鏡駆動装置において、調整回路
    手段を具備し、所定の位相設定を可能としたことを特徴
    とする請求項1、2、又は3記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 回転多面鏡駆動装置の位相比較信号とし
    て、回転多面鏡の面数をmとした時に、多面鏡一回転当
    たりのパルス数PnをPn≦m(Pn:正の整数)とす
    る回転検出手段を使用することを特徴とする請求項1、
    2、3、又は4記載の画像形成装置。
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