JPH0716001Y2 - スクリュ−流体機械の中空ロ−タ - Google Patents

スクリュ−流体機械の中空ロ−タ

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JPH0716001Y2
JPH0716001Y2 JP1987089615U JP8961587U JPH0716001Y2 JP H0716001 Y2 JPH0716001 Y2 JP H0716001Y2 JP 1987089615 U JP1987089615 U JP 1987089615U JP 8961587 U JP8961587 U JP 8961587U JP H0716001 Y2 JPH0716001 Y2 JP H0716001Y2
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JP
Japan
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rotor
hollow hole
hollow
end surface
screw fluid
Prior art date
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JP1987089615U
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JPS63198401U (ja
Inventor
隆太郎 松山
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Ebara Corp
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Ebara Corp
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、互いに噛み合う雌雄1対のロータによつて流
体を圧縮、圧送又は膨脹させるスクリュー流体機械の、
特にロータに関する。
〔従来の技術〕
従来、スクリュー流体機械においては、第3図(A)の
ロータ側面図に示すように、複数枚の凸形の歯肉部1aを
有する中実雄ロータ1と、該歯肉部1aと噛合う凹部2aを
有する中実雌ロータ2とが、両ロータを収容する図示し
ない断面まゆ形のケーシング内で、互いに噛み合うよう
に、適宜駆動歯車によつて矢印方向に回転し、同図
(B)の正面図に示すように、ローター端(図で右端)
の吸込側から他端(図で左端)の吐出側へ向かつて、両
ロータ外面とケーシング内面との間に形成される互いに
独立した空所に、流体を閉じ込めたまま軸方向に移送
し、吐出口部から流体を圧縮・圧送するように構成され
ている。
また、該スクリュー流体機械を膨脹機として使用すると
きは、上記吐出口部から圧縮流体を送り込み、両ロータ
を上記とは逆方向に回転させ、ケーシング内で膨脹させ
ながら逆方向に移送するようにされる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記したような従来のこの種スクリュー流体機械のロー
タは、その特徴として、ロータ、特に肉が厚く回転も速
い雄ロータの慣性モーメント、重量が大きく、例えば自
動車用スーパーチヤージヤーのような回転数変化の激し
い用途において、特に問題があつた。
そこで、押し出し、引き抜きや精密鋳造によつてロータ
を中空化することが考えられる。実際、従来からルーツ
ブロワにおいては中空化が行われている。しかし、この
ような中空化の技術がスクリュー流体機械に適用されな
いのは、該流体機械のロータがヘリカル(らせん)であ
るということも勿論であるが、スクリュー流体機械にお
いては、ロータ一端の吸込側からロータ他端の吐出側へ
向かつて軸方向に流体を移送するため、最終的に使用す
る際には吐出側端面から吸込側端面に至る貫通穴があつ
てはならないことにあつた。
本考案は、起動、停止や加減速が頻繁に行われる用途に
も耐えるだけの強度(剛性)を有し、軽量で低慣性モー
メントであり、且つ流体の一端面側から他端面側への洩
れを防止できるようにしたスクリューロータを提供する
ことを技術的課題としている。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、上記した従来技術の問題点及び技術的課題を
解決するために、互いに噛み合う雌雄1対のロータによ
って流体を圧縮、圧送又は膨張させるスクリュー流体機
械のロータにおいて、該ロータの内部に一端面から他端
面まで連通するらせん状の中空穴を形成した歯肉部のボ
ス部と、中心軸部とを一体に接続して構成し、該歯肉部
内部に形成されたらせん状中空穴の一部に、樹脂等ロー
タ材質より比重の小さい物質を充填して連通を塞いだこ
とを特徴としている。
〔作用〕
本考案は、上記のように構成されているので、スクリュ
ーロータの、特に肉が厚く回転も速い雄ロータは、内部
に一端面から他端面まで連通するらせん状の中空穴を形
成した歯肉部のボス部と、中心軸部とを一体に接続して
いるので、十分な強度(剛性)を有し、且つ該歯肉部
が、一端面から他端面に達するらせん状の中空穴の一部
に充填された、ロータ材質より比重の小さい物質によっ
て、中空穴の連通が阻止され、しかも軽量になってお
り、該比重の小さい物質の充填高さを、中空穴の連通を
阻止する範囲内でできるだけ小さくすることによって重
量が低減される。
上記のように重量の低減に伴って、該ロータの慣性モー
メントも大幅に低減されるので、上記十分な強度(剛
性)と相俟って、起動、停止や加減速が頻繁に行われる
用途に対しても、効率よく適応することができる。
〔実施例〕
次に、本考案の実施例を図面と共に説明する。
第1図は、本考案の一実施例を示す中空の雄ロータの正
面図である。図において、雄ロータ11の3枚の金属製凸
形歯肉部11aの内部には、各歯肉部11aの軸方向に沿つ
て、吸込側端面から吐出側端面まで連通するようにし
て、らせん状に中空穴12が設けられている。
上記中空穴はロータを押出し、引抜き或いは精密鋳造等
によつて中空部分を確保するようにして製造される。な
お図中、13は中心軸部であって、上記歯肉部11aのボス
部は、該中心軸部13と一体に接続されている。
第2図は、第1図に示されたような中空ロータの一端面
(図で上端面)から他端面(図で下端面)まで連通した
中空穴の内部に、樹脂等を充填する充填方法の一例を示
す実施態様の説明図であつて、図中、第1図に記載した
符号と同一の符号は同一ないし同類部分を示すものとす
る。なお、上記のように中空穴に樹脂等を充填するの
は、仮りにロータの吸込側端面から吐出側端面まで中空
穴が貫通していると、スクリュー流体機械の作動中、流
体が高圧側端面から低圧側端面へ該中空穴を通つて洩れ
るからである。
第2図に示すように、ロータ11を設置台20の上に垂直に
立て、一端面から他端面まで連通されたロータ11の中空
穴12の中へ、上方の樹脂等を入れた容器22から樹脂を流
し込む。このようにして流し込まれた樹脂は、歯肉部11
aに沿つて捩られた形状の中空穴12を塞ぎ、下方の設置
台20の上面に高さHまで溜められる。このようにして下
方に溜まつた樹脂21は冷却されて固められる。
上記樹脂の充填高さHは、ロータ11の全長Lまでとる必
要はなく、できるだけ小さくする方が重量、慣性モーメ
ントの低減に効果的である。
上記した実施例において、雄ロータ11の歯肉部11aが3
枚のものについて説明したが、歯肉部の枚数はそれ以外
でもよいことは勿論である。
また、使用される充填物質は、樹脂に限らず、ロータよ
り比重の小さいものであれば、すべて適用が可能であ
る。
また、中空穴は雄ロータのみならず、雌ロータに適用す
ることも可能である。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案によれば、スクリュー流体
機械のロータの内部に一端面から他端面まで連通するら
せん状の中空穴を形成した歯肉部のボス部と、中心軸部
とを一体に接続して構成し、該歯肉部内部に形成された
らせん状中空穴の一部に、樹脂等ロータ材質より比重の
小さい物質を充填して連通を塞ぐようにしたことによ
り、中空ロータの十分な強度(剛性)が確保されるばか
りでなく、流体の一端面側から他端面側への洩れを防止
でき、しかもロータの重量、慣性モーメントを大幅に低
減することができるので、特に、起動、停止や加減速が
頻繁に行われる用途に対して、効率よく作動することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す中空ロータの側面図、
第2図は上記中空ロータへの充填機の充填方法の一例を
示す説明図、第3図(A)及び(B)は従来例を示すロ
ータの吐出側からみた側面図及び正面図である。 11……雄ロータ、11a……歯肉部、12……中空穴、21…
…合成樹脂。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに噛み合う雌雄1対のロータによって
    流体を圧縮、圧送又は膨脹させるスクリュー流体機械の
    ロータにおいて、該ロータの内部に一端面から他端面ま
    で連通するらせん状の中空穴を形成した歯肉部のボス部
    と、中心軸部とを一体に接続して構成し、該歯肉部内部
    に形成されたらせん状中空穴の一部に、樹脂等ロータ材
    質より比重の小さい物質を充填して連通を塞いだことを
    特徴とするスクリュー流体機械の中空ロータ。
  2. 【請求項2】上記中空穴を形成したロータが雄ロータで
    ある実用新案登録請求の範囲第1項記載のスクリュー流
    体機械の中空ロータ。
JP1987089615U 1987-06-12 1987-06-12 スクリュ−流体機械の中空ロ−タ Expired - Lifetime JPH0716001Y2 (ja)

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JP1987089615U JPH0716001Y2 (ja) 1987-06-12 1987-06-12 スクリュ−流体機械の中空ロ−タ

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JPS63198401U JPS63198401U (ja) 1988-12-21
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JP1987089615U Expired - Lifetime JPH0716001Y2 (ja) 1987-06-12 1987-06-12 スクリュ−流体機械の中空ロ−タ

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