JPH07159546A - 雷位置標定装置 - Google Patents
雷位置標定装置Info
- Publication number
- JPH07159546A JPH07159546A JP34068093A JP34068093A JPH07159546A JP H07159546 A JPH07159546 A JP H07159546A JP 34068093 A JP34068093 A JP 34068093A JP 34068093 A JP34068093 A JP 34068093A JP H07159546 A JPH07159546 A JP H07159546A
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- thunder
- electromagnetic waves
- frequency spectrum
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 雷により発生した電磁波についての互いに異
なるＮ地点（Ｎは３以上の整数）における受信結果に基
づいてその雷の同一性を判定し、この判定結果に応じて
各地点における電磁波の受信時刻の差に基づき雷の発生
位置を標定する雷位置標定装置において、位置標定誤差
を小さくする。 【構成】 電磁波の各地点における各受信結果の周波数
スペクトルを測定する測定器３Ａ〜３Ｃを各局に設け、
この測定結果により雷の同一性を判定後、その発生位置
を標定する。 【効果】 受信信号の受信レベルによらず、周波数スペ
クトル同士の相関で雷の同一性を判定するため、位置標
定誤差をほぼ零にできる。
なるＮ地点（Ｎは３以上の整数）における受信結果に基
づいてその雷の同一性を判定し、この判定結果に応じて
各地点における電磁波の受信時刻の差に基づき雷の発生
位置を標定する雷位置標定装置において、位置標定誤差
を小さくする。 【構成】 電磁波の各地点における各受信結果の周波数
スペクトルを測定する測定器３Ａ〜３Ｃを各局に設け、
この測定結果により雷の同一性を判定後、その発生位置
を標定する。 【効果】 受信信号の受信レベルによらず、周波数スペ
クトル同士の相関で雷の同一性を判定するため、位置標
定誤差をほぼ零にできる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は雷位置標定装置に関し、
特に雷発生による電磁波を受信してその到達時間差によ
り雷発生位置を算出する雷位置標定装置に関する。
特に雷発生による電磁波を受信してその到達時間差によ
り雷発生位置を算出する雷位置標定装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の雷位置標定装置は、図２に示され
ているように、互いに適当な距離を隔てた３地点にアン
テナ１Ａ〜１Ｃ，受信機２Ａ〜２Ｃ，データ伝送制御部
４Ａ〜４Ｃ及び時刻信号発生器５Ａ〜５Ｃを有する観測
局Ａ〜Ｃと、その各観測データを収集し処理する集中デ
ータ処理計算機６とから構成されている。なお、各時刻
信号発生器５Ａ〜５Ｃからは互いに同一の時刻信号が送
出されるものとする。
ているように、互いに適当な距離を隔てた３地点にアン
テナ１Ａ〜１Ｃ，受信機２Ａ〜２Ｃ，データ伝送制御部
４Ａ〜４Ｃ及び時刻信号発生器５Ａ〜５Ｃを有する観測
局Ａ〜Ｃと、その各観測データを収集し処理する集中デ
ータ処理計算機６とから構成されている。なお、各時刻
信号発生器５Ａ〜５Ｃからは互いに同一の時刻信号が送
出されるものとする。
【０００３】かかる構成において、雷が発生すると、そ
れによる電磁波が各観測局のアンテナ１Ａ〜１Ｃ，受信
機２Ａ〜２Ｃに入力され、その受信波形が受信時刻と共
に集中データ処理計算機６に伝送される。集中データ処
理計算機６では各観測局Ａ〜Ｃからの波形レベルを比較
し同じレベルの波形を同一の雷によるものとして、その
受信時刻差により雷発生位置を算出している。なお、７
Ａ〜７Ｃはデータ回線である。
れによる電磁波が各観測局のアンテナ１Ａ〜１Ｃ，受信
機２Ａ〜２Ｃに入力され、その受信波形が受信時刻と共
に集中データ処理計算機６に伝送される。集中データ処
理計算機６では各観測局Ａ〜Ｃからの波形レベルを比較
し同じレベルの波形を同一の雷によるものとして、その
受信時刻差により雷発生位置を算出している。なお、７
Ａ〜７Ｃはデータ回線である。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】この従来の雷位置標定
装置では、受信信号の受信波レベルを比較することで雷
の同一性を判定しているので、各観測局の設置場所にお
ける受信特性の相違のため、受信波のインパルス波形が
変形してしまい、波形比較時に誤判定が多くなる。この
ため雷発生位置の標定誤差が大きくなるという欠点があ
った。
装置では、受信信号の受信波レベルを比較することで雷
の同一性を判定しているので、各観測局の設置場所にお
ける受信特性の相違のため、受信波のインパルス波形が
変形してしまい、波形比較時に誤判定が多くなる。この
ため雷発生位置の標定誤差が大きくなるという欠点があ
った。
【０００５】本発明は上述した従来の欠点を解決するた
めになされたものであり、その目的は、雷発生位置の標
定誤差を小さくすることのできる雷位置標定装置を提供
することである。
めになされたものであり、その目的は、雷発生位置の標
定誤差を小さくすることのできる雷位置標定装置を提供
することである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明による雷位置標定
装置は、雷により発生した電磁波についての互いに異な
るＮ地点（Ｎは３以上の整数）における受信結果に基づ
いて該雷の同一性を判定する判定手段を有し、この判定
結果に応じて前記Ｎ地点における該電磁波の受信時刻の
差に基づき前記雷の発生位置を標定する雷位置標定装置
であって、前記判定手段は、前記電磁波の前記Ｎ地点に
おける各受信結果の周波数スペクトルを測定する測定手
段を含み、この測定結果により前記雷の同一性を判定す
ることを特徴とする。
装置は、雷により発生した電磁波についての互いに異な
るＮ地点（Ｎは３以上の整数）における受信結果に基づ
いて該雷の同一性を判定する判定手段を有し、この判定
結果に応じて前記Ｎ地点における該電磁波の受信時刻の
差に基づき前記雷の発生位置を標定する雷位置標定装置
であって、前記判定手段は、前記電磁波の前記Ｎ地点に
おける各受信結果の周波数スペクトルを測定する測定手
段を含み、この測定結果により前記雷の同一性を判定す
ることを特徴とする。
【０００７】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。
る。
【０００８】図１は本発明による雷位置標定装置の一実
施例の構成を示すブロック図である。図において、互い
に適当な距離を隔てた観測局Ａ，Ｂ，Ｃは、アンテナ１
Ａ，１Ｂ，１Ｃと、受信機２Ａ，２Ｂ，２Ｃと、受信信
号の周波数スペクトルを測定する周波数スペクトル測定
器３Ａ，３Ｂ，３Ｃと、データ伝送制御部４Ａ，４Ｂ，
４Ｃと、時刻信号発生器５Ａ，５Ｂ，５Ｃによって構成
されており、データ回線７Ａ，７Ｂ，７Ｃを介して集中
データ処理計算機６に接続されている。すなわち、従来
の構成に周波数スペクトル測定器３Ａ〜３Ｃを加えた構
成である。
施例の構成を示すブロック図である。図において、互い
に適当な距離を隔てた観測局Ａ，Ｂ，Ｃは、アンテナ１
Ａ，１Ｂ，１Ｃと、受信機２Ａ，２Ｂ，２Ｃと、受信信
号の周波数スペクトルを測定する周波数スペクトル測定
器３Ａ，３Ｂ，３Ｃと、データ伝送制御部４Ａ，４Ｂ，
４Ｃと、時刻信号発生器５Ａ，５Ｂ，５Ｃによって構成
されており、データ回線７Ａ，７Ｂ，７Ｃを介して集中
データ処理計算機６に接続されている。すなわち、従来
の構成に周波数スペクトル測定器３Ａ〜３Ｃを加えた構
成である。
【０００９】かかる構成において、雷が発生すると、そ
れによる電磁波が各観測局Ａ〜Ｃのアンテナ１Ａ〜１Ｃ
及び受信機２Ａ〜２Ｃで夫々受信され、その受信信号の
周波数スペクトルが周波数スペクトル測定器３Ａ〜３Ｃ
により測定される。
れによる電磁波が各観測局Ａ〜Ｃのアンテナ１Ａ〜１Ｃ
及び受信機２Ａ〜２Ｃで夫々受信され、その受信信号の
周波数スペクトルが周波数スペクトル測定器３Ａ〜３Ｃ
により測定される。
【００１０】受信信号の周波数スペクトル測定結果デー
タは、信号受信時の時刻データが付加されて、集中デー
タ処理計算機６に伝送される。集中データ処理計算機６
では各観測局から伝送された周波数スペクトルデータの
相関を取る。そして、周波数スペクトルの一致する信号
の受信時刻の差を求めることにより、対応する観測局か
ら雷発生地点までの距離を計算し雷発生位置を標定する
ことができる。
タは、信号受信時の時刻データが付加されて、集中デー
タ処理計算機６に伝送される。集中データ処理計算機６
では各観測局から伝送された周波数スペクトルデータの
相関を取る。そして、周波数スペクトルの一致する信号
の受信時刻の差を求めることにより、対応する観測局か
ら雷発生地点までの距離を計算し雷発生位置を標定する
ことができる。
【００１１】すなわち、測定した周波数スペクトル同士
の相関により雷の同一性を判定し、この結果同一と判定
された周波数スペクトル測定結果データに付加された各
時刻データにより対応する観測局から雷発生地点までの
距離を計算し、その位置を標定するのである。
の相関により雷の同一性を判定し、この結果同一と判定
された周波数スペクトル測定結果データに付加された各
時刻データにより対応する観測局から雷発生地点までの
距離を計算し、その位置を標定するのである。
【００１２】なお、本実施例では観測局の数を３とした
が、それ以上の数の観測局を設けても同様に雷位置を標
定できることは明らかである。観測局数が２の場合は、
雷位置を標定できない。
が、それ以上の数の観測局を設けても同様に雷位置を標
定できることは明らかである。観測局数が２の場合は、
雷位置を標定できない。
【００１３】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、雷発生に
よる電磁波の周波数スペクトルデータに基づいて各観測
局にて受信した電磁波の同一性を判定することにより、
従来の受信波レベル同士の比較による判定に比べて誤判
定することがなく、雷位置標定の誤差がほぼ零となると
いう効果がある。
よる電磁波の周波数スペクトルデータに基づいて各観測
局にて受信した電磁波の同一性を判定することにより、
従来の受信波レベル同士の比較による判定に比べて誤判
定することがなく、雷位置標定の誤差がほぼ零となると
いう効果がある。
【図１】本発明の実施例による雷位置標定装置の構成を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図２】従来の雷標定装置の構成を示すブロック図であ
る。
る。
【符号の説明】 １Ａ〜１Ｃ アンテナ ２Ａ〜２Ｃ 受信機 ３Ａ〜３Ｃ 周波数スペクトル測定器 ４Ａ〜４Ｃ データ伝送制御部 ５Ａ〜５Ｃ 時刻発生器 ６ 集中データ処理計算機
Claims (2)
- 【請求項１】 雷により発生した電磁波についての互い
に異なるＮ地点（Ｎは３以上の整数）における受信結果
に基づいて該雷の同一性を判定する判定手段を有し、こ
の判定結果に応じて前記Ｎ地点における該電磁波の受信
時刻の差に基づき前記雷の発生位置を標定する雷位置標
定装置であって、前記判定手段は、前記電磁波の前記Ｎ
地点における各受信結果の周波数スペクトルを測定する
測定手段を含み、この測定結果により前記雷の同一性を
判定することを特徴とする雷位置標定装置。 - 【請求項２】 前記判定手段は、前記Ｎ地点における前
記測定結果同士の相関により前記雷の同一性を判定する
ことを特徴とする請求項１記載の雷位置標定装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5340680A JP2560632B2 (ja) | 1993-12-08 | 1993-12-08 | 雷位置標定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5340680A JP2560632B2 (ja) | 1993-12-08 | 1993-12-08 | 雷位置標定装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07159546A true JPH07159546A (ja) | 1995-06-23 |
| JP2560632B2 JP2560632B2 (ja) | 1996-12-04 |
Family
ID=18339287
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5340680A Expired - Lifetime JP2560632B2 (ja) | 1993-12-08 | 1993-12-08 | 雷位置標定装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2560632B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006194643A (ja) * | 2005-01-11 | 2006-07-27 | Tohoku Electric Power Co Inc | 落雷位置標定方法及びシステム |
| JP2008008748A (ja) * | 2006-06-29 | 2008-01-17 | Mitsubishi Electric Corp | 無線周波信号源の位置標定装置 |
| JP2011085596A (ja) * | 2010-12-22 | 2011-04-28 | Mitsubishi Electric Corp | 無線周波信号の同定装置 |
| CN102681034A (zh) * | 2011-03-14 | 2012-09-19 | 株式会社日立工业设备技术 | 雷发生位置标定装置以及雷发生地域推测方法 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57101773A (en) * | 1980-12-18 | 1982-06-24 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | Electric shock position detector |
| JPH03216587A (ja) * | 1990-01-22 | 1991-09-24 | Central Res Inst Of Electric Power Ind | 対地落雷判別方法および装置 |
-
1993
- 1993-12-08 JP JP5340680A patent/JP2560632B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57101773A (en) * | 1980-12-18 | 1982-06-24 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | Electric shock position detector |
| JPH03216587A (ja) * | 1990-01-22 | 1991-09-24 | Central Res Inst Of Electric Power Ind | 対地落雷判別方法および装置 |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006194643A (ja) * | 2005-01-11 | 2006-07-27 | Tohoku Electric Power Co Inc | 落雷位置標定方法及びシステム |
| JP2008008748A (ja) * | 2006-06-29 | 2008-01-17 | Mitsubishi Electric Corp | 無線周波信号源の位置標定装置 |
| JP2011085596A (ja) * | 2010-12-22 | 2011-04-28 | Mitsubishi Electric Corp | 無線周波信号の同定装置 |
| CN102681034A (zh) * | 2011-03-14 | 2012-09-19 | 株式会社日立工业设备技术 | 雷发生位置标定装置以及雷发生地域推测方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2560632B2 (ja) | 1996-12-04 |
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