JPH0715850A - 給電線路 - Google Patents

給電線路

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Publication number
JPH0715850A
JPH0715850A JP5185432A JP18543293A JPH0715850A JP H0715850 A JPH0715850 A JP H0715850A JP 5185432 A JP5185432 A JP 5185432A JP 18543293 A JP18543293 A JP 18543293A JP H0715850 A JPH0715850 A JP H0715850A
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JP
Japan
Prior art keywords
shielding layer
cable shielding
power supply
phase
cable
Prior art date
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Pending
Application number
JP5185432A
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English (en)
Inventor
由勝 ▲高▼橋
Yoshikatsu Takahashi
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SWCC Corp
Original Assignee
Showa Electric Wire and Cable Co
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Publication date
Application filed by Showa Electric Wire and Cable Co filed Critical Showa Electric Wire and Cable Co
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 この給電線路は、機器に給電を行うために布
設されており、給電線および中性線のケーブル遮蔽層8
u,8v,8w,6の少なくとも一端は、大地に一括電
気接続される。この場合に、給電線のケーブル遮蔽層8
u,8v,8wがいわゆるクロスボンド接続されている
ため、そのクロスボンドされた区間毎に誘起電圧が相殺
される。 【効果】 ケーブルの遮蔽層の充電電流は三相分が合成
されて循環電流が低減され、また、ケーブル遮蔽層の電
位上昇が低減される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多相給電線路の布設路
上に多数の機器が配置されている場合に、その給電線に
より給電を行い、ケーブル遮蔽層に誘起される誘起電圧
に対する対策を施した給電線路に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、リニアモータカーの軌道には、
多数の推進用コイルが配置される。リニアモータカー
は、この推進用コイルの磁力によって推進力を与えられ
る。このような推進用コイルに給電を行うために、軌道
上には三相給電線路が布設される。図7に推進用コイル
への給電線路結線図を示す。図において、三相用電源1
は、U相,V相,W相の各電源1u,1v,1wからな
る。そして、この三相用電源1に接続される給電線2
は、それぞれU相給電線2u、V相給電線2v、W相給
電線2wから構成されている。推進用コイル3は、この
給電線2の布設路である軌道上に並べて配置されてお
り、これらの推進用コイル3の1番目にU相、2番目に
V相、3番目にW相、4番目にU相、5番目にV相、6
番目にW相といった順に給電を行う。また、給電線2の
終端は中性点接続部4において、導体接続用電極5に一
括電気接続される。この導体接続用電極5は、中性線1
0を介して三相用電源1の中性点に電気接続されてい
る。この中性線10も給電線2の布設路に沿って並設さ
れている。
【0003】図8に上記のような給電線路外観要部正面
図を示す。図のように推進用コイル3は、例えばコンク
リートのパネルに取付けられている。そして、その下面
には一方に短い寸法のコネクタ7Sが接続され、他方に
長い寸法のコネクタ7Lが接続されている。給電線2は
いずれも、長いコネクタ7Lと短いコネクタ7Sの間で
斜めに直線的に布設されている。従って、各推進用コイ
ル3を相互に電気接続する複数の給電線2は、互いに平
行に整然と布設される。もちろんこれは給電線の布設方
法の一例であって、この他にも各種の布設方法がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な給電線は比較的高い電圧を扱うことから、絶縁特性を
保証する為と安全性を確保する為に、ケーブル遮蔽層が
接地される。図9に、上記のような従来のケーブル遮蔽
層の結線図を示す。図において、U相のケーブル遮蔽層
8uと、V相のケーブル遮蔽層8v、およびW相のケー
ブル遮蔽層8wは、それぞれ各推進用コイルの遮蔽層1
6と電気接続されて、電源側及び終端側で一括して中性
線の遮蔽層6に電気接続されている。また、推進用コイ
ルの遮蔽層16は長くなり電気抵抗が高くなるため、図
10に示すように、リード線8−1を用いて推進用コイ
ルの遮蔽層16との接続点でケーブル遮蔽層8u,8
v,8wを相互に短絡することもある。しかしながら、
上記のようなケーブル遮蔽層8の接続を行うと、従来次
のような問題が生じていた。
【0005】図11に、上記ケーブル遮蔽層の片端開放
片端接地の場合の等価回路を示す。図のように各相のケ
ーブル遮蔽層8u,8v,8wを片端で接地し、片端を
開放すると、その接地線9を介して充電電流が非常に多
く流れる。従って、各相のケーブル遮蔽層8u,8v,
8wに流れるケーブル及びコイルの充電電流が、接地線
9に近づくほど増大し遮蔽層の発熱による許容電流値の
低減を来たす。また、ケーブル遮蔽層間は、コイルへの
接続点で相互にジャンパー接続線を介して接続するの
で、接続点の数が多い。その場合に各遮蔽層の電気的連
続性を保つには、接続の信頼性が重要である。即ち、途
中1ヶ所でも接続忘れミスや、断線トラブルが生じた場
合には、非接地側の遮蔽層の電位が上昇し、断線箇所で
放電が生じてケーブルの絶縁破壊に発展するトラブルの
原因となる。また、各ケーブル遮蔽層8u,8v,8w
は、接地線9から遠く離れるほど電位が上昇し安全性の
面で問題がある。さらに、地絡事故や落雷事故の際のサ
ージ電流がケーブル遮蔽層に流れるといった問題もあ
る。
【0006】図12に、上記ケーブル遮蔽層の両端接続
片端接地の場合の等価回路を示す。図の例は、図11に
示したケーブル遮蔽層8u,8v,8wの両端を一括電
気接続した構成のものである。この例の場合、接地線9
から遠く離れたケーブル遮蔽層の終端を一括して電気接
続するため、各層の遮蔽層8u,8v,8wに誘起され
る誘起電圧が相殺され、電位上昇が押さえられるという
利点がある。しかし、このような結線を行うと、ケーブ
ル遮蔽層のループが形成され、循環電流I−2が流れ
る。この循環電流は、ケーブルの発熱や電力損失を招く
ため、できるだけ抑制しなければならない。
【0007】図13に、ケーブル遮蔽層の両端接続両端
接地の場合の等価回路を示す。図の例は、図12に示し
たケーブル遮蔽層の両端を接地線9を介して接地したも
のである。図の例の場合、遮蔽層の両端を接地すること
によって電位上昇を押え、さらにサージ電流を逃がしや
すくする利点がある。しかしながら、図13の例では図
12の例と同様に循環電流I−2が流れ、また、図12
の例に比べて接地線9をケーブル遮蔽層両端に設けたこ
とによって充電電流の集中を抑制できる半面、大地から
迷走電流が流入し、給電線路の故障を検出するためのシ
ステムを動作させる上で不利になる。本発明は以上の点
に着目してなされたもので、給電線のケーブル遮蔽層に
流れる電流の抑制と誘起電圧の低下等を図った給電線路
を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の給電線路は、布
設路上に配置された機器に給電を行う多相給電線路から
成り、前記多相給電線路を構成する各給電線及び中性線
のケーブル遮蔽層の少なくとも一端は、前記布設路端
で、大地に一括電気接続されるとともに、各給電線のケ
ーブル遮蔽層が所定区間毎にその長手方向に切り分けら
れて、クロスボンドにより長手方向の充電電流と誘起電
圧を相殺するよう相互に電気接続されていることを特徴
とするものである。
【0009】
【作用】この給電線路は、機器に給電を行うために布設
されており、その給電線および中性線のケーブル遮蔽層
の少なくとも一端は、大地に一括電気接続される。この
場合に給電線のケーブル遮蔽層がいわゆるクロスボンド
接続されているため、そのクロスボンドされた区間毎に
誘起電圧が相殺される。これによりケーブル遮蔽層の電
位上昇が低減され、循環電流が抑制される。
【0010】
【実施例】以下、本発明を図の実施例を用いて詳細に説
明する。図1は、本発明の給電線路におけるケーブル遮
蔽層の結線図実施例を示している。図において、この給
電線路自体は、先に図7を用いて説明した給電線路と同
一の構成のものである。そして、その遮蔽層8は、U相
のケーブル遮蔽層8uとV相のケーブル遮蔽層8vとW
相のケーブル遮蔽層8wとから構成され、その電源側の
一端は接地線9を介して接地されている。各ケーブル遮
蔽層8u,8v,8wは、いずれも給電対象となる機器
15の遮蔽層とはコネクタの半導電ゴムモールド層によ
り電気的には比較的高い抵抗値で接続されている。従っ
て、実質的にはこの嵌合部を電気的な縁切り部と考える
と、この縁切り部13によって各ケーブル遮蔽層は一定
区間毎に長手方向に切り分けられる。こうして切り分け
られたケーブル遮蔽層は、相互にボンド線11によって
長手方向に電気接続される。また、ケーブル遮蔽層はそ
の終端側において、中性線の遮蔽層6の端に一括電気接
続されている。
【0011】図2に、図1に示した結線図の等価回路を
示す。図2に示すように、図1の給電線路のケーブル遮
蔽層8u,8v,8wは、いわゆるクロスボンドを形成
している。即ち、各層のケーブル遮蔽層がその長手方向
に切り分けられ、適当な間隔毎にU相のケーブル遮蔽層
8uと、V相のケーブル遮蔽層8vと、W相のケーブル
遮蔽層8wとが相互に直列に電気接続されながら終端側
に向かう。このため、ケーブル遮蔽層に誘起される三相
の誘起電圧が相互に相殺しあい、循環電流が十分に抑制
されるとともに三相の充電電流は合成されて低減される
効果がある。図3に、本発明の給電線路の他の実施例結
線図を示す。この図も、ケーブル遮蔽層の結線図のみを
表したものである。ここで、この実施例では、布設路の
適当な位置に各相のケーブル遮蔽層を相互に短絡する短
絡線12が設けられている。
【0012】図4に、図3に示す給電線路の等価回路を
示す。この等価回路は、図2に示したものに短絡線12
を追加した構成のものである。このように短絡線12を
設けることによって、万一ケーブル遮蔽層の接続が一相
分切れたような場合、上記のような誘起電圧の相殺効果
がなくなって異常電圧を発生するといった問題を防止で
きる。図5に本発明の給電線路の他の実施例結線図を示
す。この実施例は、図1に示した実施例の終端側におい
て、各ケーブル遮蔽層の縁切りを行ったものである。
【0013】図6に、図5の実施例の等価回路を示す。
図に示すように、各相のケーブル遮蔽層8u,8v,8
wは、その終端側において縁切り部14により中性線の
遮蔽層6との電気接続が切り離されている。一般に、ク
ロスボンドを理想的な状態で行うと、その誘起電圧は相
殺される。しかしながら、多相給電線路を構成する各給
電線の布設状態は必ずしもまったく同一ではなく、誘起
電圧のアンバランスによって、ある程度の誘起電圧が生
じることは防げない。この誘起電圧によって大きな循環
電流が流れるのを防止するため、図6に示すような縁切
り部14を設けた。ここで本発明の場合には、上記のよ
うなクロスボンドを施しているため、縁切り部14を設
けたとしても、この終端側に誘起される電圧は、先に図
11で説明した場合に比べて十分低い電圧となり、作業
者にとっては安全な状態で循環電流の抑制を図ることが
できる。
【0014】本発明は、以上の実施例に限定されない。
上記実施例では給電線をリニアモータカーの推進用コイ
ルに給電を行うものとして説明したが、このような推進
用コイルのほか、各種の機器に給電を行う多相給電線路
について、本発明は広く活用することができる。
【0015】
【発明の効果】以上説明した本発明の給電線路は、給電
線のケーブル遮蔽層の少なくとも一端が大地に一括電気
接続され、さらにケーブル遮蔽層がいわゆるクロスボン
ド接続されているため、ケーブル遮蔽層に流れる三相の
充電電流が合成されて低減される。また、そのケーブル
遮蔽層に生じる誘起電圧が相殺され、ケーブル遮蔽層の
電位上昇や循環電流が十分に抑制される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の給電線路のケーブル遮蔽層結線図であ
る。
【図2】図1の等価回路である。
【図3】本発明の他の実施例を示すケーブル遮蔽層結線
図である。
【図4】図3の等価回路である。
【図5】本発明のさらに別の実施例を示すケーブル遮蔽
層結線図である。
【図6】図5の等価回路である。
【図7】推進用コイルへの給電線路結線図である。
【図8】給電線路外観要部正面図である。
【図9】従来のケーブル遮蔽層結線図である。
【図10】従来の別のケーブル遮蔽層結線図である。
【図11】ケーブル遮蔽層の片端解放片端接地の場合の
等価回路である。
【図12】ケーブル遮蔽層の両端接続片端接地の場合の
等価回路である。
【図13】ケーブル遮蔽層の両端接続両端接地の場合の
等価回路である。
【符号の説明】
1 多相電源 2 給電線 3 推進用コイル 4 中性点接続部 6 中性線の遮蔽層 8 ケーブル遮蔽層 9 接地線 13 縁切り部 15 機器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 布設路上に配置された機器に給電を行う
    多相給電線路から成り、 前記多相給電線路を構成する各給電線及び中性線のケー
    ブル遮蔽層の少なくとも一端は、前記布設路端で、大地
    に一括電気接続されるとともに、 各給電線のケーブル遮蔽層が所定区間毎にその長手方向
    に切り分けられて、クロスボンドにより長手方向の充電
    電流と誘起電圧を相殺するよう相互に電気接続されてい
    ることを特徴とする給電線路。
JP5185432A 1993-06-29 1993-06-29 給電線路 Pending JPH0715850A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5185432A JPH0715850A (ja) 1993-06-29 1993-06-29 給電線路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5185432A JPH0715850A (ja) 1993-06-29 1993-06-29 給電線路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0715850A true JPH0715850A (ja) 1995-01-17

Family

ID=16170689

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5185432A Pending JPH0715850A (ja) 1993-06-29 1993-06-29 給電線路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0715850A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7439448B2 (en) 2003-06-19 2008-10-21 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Phase split structure of multiphase superconducting cable

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7439448B2 (en) 2003-06-19 2008-10-21 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Phase split structure of multiphase superconducting cable

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