JPH0715751Y2 - 包装用積層フィルムのスリッター装置 - Google Patents

包装用積層フィルムのスリッター装置

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JPH0715751Y2
JPH0715751Y2 JP1990016759U JP1675990U JPH0715751Y2 JP H0715751 Y2 JPH0715751 Y2 JP H0715751Y2 JP 1990016759 U JP1990016759 U JP 1990016759U JP 1675990 U JP1675990 U JP 1675990U JP H0715751 Y2 JPH0715751 Y2 JP H0715751Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、広幅の包装用積層フィルムを、多くは、所
定幅の複数本の包装用積層フィルムに裁断するに用いる
スリッター装置に関し、とくには、開封容易な包装袋を
もたらすべく、広幅の包装用積層フィルムから所定幅の
包装用積層フィルムを裁断するに併せて、後者の包装用
積層フィルムの少なくとも一方の側端部分に、その積層
フィルムに貫通する引裂誘導傷を形成可能ならしめるも
のである。
(従来の技術) 包装袋の開封を容易ならしめる目的をもって提案された
従来の包装用積層フィルムとしては、たとえば、出願人
が先に、特開昭62−39465号公報に開示したものがあ
る。
これは、所要の幅を有する包装用積層フィルムの少なく
とも一方の側端部分で、フィルム側端縁から幾分離隔さ
せた位置に、積層フィルムに貫通する引裂誘導傷を、そ
の長さ方向に所定の間隔をおいて設けたものであり、こ
の積層フィルムを、たとえば、自動充填製袋機によって
ヒートシールしてなる包装袋によれば、その包装袋のヒ
ートシール部分内に位置することになる引裂誘導傷の作
用によって、包装袋を、任意の位置から極めて容易に、
かつ円滑に開封することができる。
ここで、このような包装用積層フィルムを試験的に製造
する際の、フィルム側端部分への貫通傷の形成は、針状
突起を形成した工具、切刃を形成した工具、ローレット
状回転工具などを、所要の幅を有する包装用積層フィル
ムの側端部分に、マニュアル操作で押し付けることによ
り行っていた。
(考案が解決しようとする課題) 上述したような貫通傷の形成方法は、包装用積層フィル
ムを試験的に製造する場合にはとくに問題は生じないも
のの、その積層フィルムの実用化に当たっては、作業能
率、作業精度などの点で到底容認されるべくもなく、作
業能率および精度の高い貫通傷形成方法の出現が強く望
まれていた。
なお、ここで作業精度とは、最終的には、広幅の包装用
積層フィルムから裁断された所定幅の包装用積層フィル
ムの側端縁位置に対する、貫通傷の、フィルム幅方向の
位置精度を意味するが、この作業精度の向上にために
は、通常は、図柄、文字、記号などの印刷が施される包
装用積層フィルムの、印刷模様等に対して、貫通傷が、
フィルム幅方向の所定位置に正確に形成されることが必
要である。いいかえれば、広幅包装用積層フィルムの、
所定幅包装用積層フィルムへの裁断は、蛇行修正機構の
作用下で、当然に、広幅包装用積層フィルムに施された
印刷模様等を基準とした行われることから、印刷模様等
に対する貫通傷の形成精度が低い場合には、スリッター
装置による裁断精度をいかに高めても、上述した作業精
度の向上をもたらし得べくもない。
ところで、積層フィルムへの、貫通傷の能率的な形成の
点だけを考慮するならば、積層工程を終了したそのフィ
ルムに、それの巻取り、巻返しなどの途中の適宜位置
で、既存の、または、新たに付設したガイドロールに、
刃付ロールその他を押し付けることによって、積層フィ
ルムに、貫通傷を速い速度にて形成することは可能では
ある。
しかしながら、積層工程の終了したフィルムに対し、そ
れの巻取りの手前側位置で貫通傷を形成する場合には、
フィルム巻取手段が、たとえ、従来周知の蛇行修正機構
を具えていても、第1には、その蛇行修正機構による蛇
行の修正は、巻取手段上でのフィルムの巻ずれを防止す
べく、巻取手段それ自体を水平変位させるものであっ
て、積層工程を経ることによって生じることのあるフィ
ルムの蛇行を、そのフィルム巻取手段による巻取りの手
前側の、貫通傷形成位置にては消去することができない
が故に、そして第2には、貫通傷の形成位置において、
仮に、フィルムの蛇行を十分に消去できたとしても、こ
こにおける蛇行の修正は、印刷模様等の位置とは無関係
に、積層工程の終了後のフィルムの側端縁位置を基準と
して行われるものであり、しかも、その側端縁位置は、
印刷等を施されたフィルムに対する積層層の幅その他と
の関連において変化するものであって、フィルム側端縁
位置と印刷模様等の位置との間に、常に一定の相対関係
を正確に維持することができないが故に、フィルムの巻
取りの手前で形成される貫通傷を、印刷模様等に対し
て、所期した通りの幅方向位置に確実に位置させること
が実質的に不可能である。
また、検品その他を目的として、一旦巻取った広幅包装
用積層フィルムの巻返しを行うに当って貫通傷を形成す
る場合には、これもまた多くは、積層フィルムの側端縁
位置を基準として蛇行修正機構を作動させていることか
ら、上述したと同様に、印刷模様等に対する貫通傷の形
成精度を高め得ない不都合がある。この一方において、
蛇行修正機構を、印刷模様等を基準として作動させるべ
く改善したときには、上記不都合を取り除いて、印刷模
様等に対する、貫通傷の形成精度を有効に高めることが
できる。ところが、このようにして貫通傷の形成精度を
高めても、貫通傷を形成した広幅包装用積層フィルムを
所定幅の包装用積層フィルムに裁断するに際しては、そ
の広幅包装用積層フィルムを、別途設けたスリッター装
置に適用することが必要になるため、貫通傷の形成誤差
と、スリッター装置による裁断誤差との累積が不可避で
あって、貫通傷を、所定幅の包装用積層フィルムの側端
縁位置から、初期した通りの位置に、百ミクロン単位の
オーダーをもって、常に正確に位置させることが、これ
もまた実質的に不可能であった。
この考案は、このような問題点をことごとく解決するこ
とを課題として検討した結果なされたものであり、この
考案の目的は、広幅包装用積層フィルムに対する貫通傷
の形成精度を十分に高めるとともに、スリッター装置に
よる裁断誤差を、貫通傷の形成誤差とほぼ等しくするこ
とによって、貫通孔の形成誤差に対する、スリッター装
置による裁断誤差の累積のおそれを十分に取除いて、作
業精度を大きく向上させることができる、いいかえれ
ば、印刷模様等に対する貫通孔の、高い形成精度の下
で、所定幅包装用積層フィルムの側端縁位置に対する、
貫通傷の幅方向位置精度を十分に高めることがだきるス
リッター装置を提供するにある。
(課題を解決するための手段) この考案の、包装用積層フィルムのスリッター装置は、
その積層フィルムの蛇行修正機構を設けた繰出し手段
と、巻取手段との間に、複数本のガイドロールを所定の
間隔をおいて水平に配設し、巻取手段に近づけて配設さ
れた一のガイドロールの巻取手段側に隣接する位置に、
少なくとも一枚のスリッター刃を配設するとともに、前
記ガイドロールに対して進退駆動され、かつ、そのガイ
ドロールに所要の力で押圧される刃付ロールの少なくと
も一個を、前記スリッター刃の手前側位置で、そのスリ
ッター刃に近接した位置に回転自在に配設し、その刃付
ロールに、周方向および軸線方向のそれぞれに所定の間
隔をおいて山形の切刃を形成したものである。
(作用) 複数本の水平ガイドロールを具えるスリッター装置では
一般に、繰出し手段に取りつけた広幅の包装用積層フィ
ルムの繰出し状態を、印刷模様等を基準とする蛇行修正
機構の作用に基づく、その繰出し手段の、軸線方向への
水平移動によって、積層フィルムの幅方向に、高い精度
の自動調整することにより、少なくとも、スリッターの
配設位置にては、積層フィルムの、その幅方向への蛇行
をほぼ完全消去することとしており、それ故に、広幅の
包装用積層フィルムが複数本の水平ガイドロールを経
て、巻取手段に近接する所定の位置に固定したスリッタ
ー刃に到達したときには、その広幅包装用積層フィルム
は、所期した通りの幅方向位置で、常に正確に裁断され
て所定の幅の包装用積層フィルムとされる。
これはすなわち、繰出し手段の近くに位置する水平ガイ
ドロール上では、蛇行修正機構が作用してもなお、それ
の作用時点と、広幅包装用積層フィルムへの蛇行の発生
時点との間のタイムラグにより、その広幅包装用積層フ
ィルムの蛇行を十分に消去することは困難であるとこ
ろ、その積層フィルムが複数本の水平ガイドロールを経
て、水平方向位置を固定した巻取手段の方向へ走行する
につれて、積層フィルムの、水平ガイドロールの軸線方
向への横滑りその他によって、ガイドロール上でのそれ
の蛇行が徐々に消去されることによるものであり、この
結果として、スリッター刃の配設位置では、積層フィル
ムの蛇行が無視し得るほどに小さくなることによるもの
である。
そこでこの考案の装置では、かかるスリッター装置を前
提とし、繰出された広幅包装用積層フィルムの蛇行に影
響されることになしに、積層フィルムの幅方向の所定位
置に、高い精度をもって貫通傷を形成可能ならしめるべ
く、スリッター刃に十分近接させた位置で、そのスリッ
ター刃の手前側に刃付ロールを配設する。
このことによれば、繰出し手段から繰出された広幅包装
用積層フィルムは、それが複数本の水平ガイドロールを
経て、スリッター刃の手前側位置に達するまでの間に、
前述したようにその蛇行をほぼ完全に消去されるので、
そこで、刃付ロールを、水平ガイドロールに対して進出
作動させて、広幅包装用積層フィルムを介してその水平
ガイドロールに押圧することにより、広幅包装用積層フ
ィルムには、所要の貫通傷が、その広幅包装用積層フィ
ルムの蛇行の影響を受けることなく、それの印刷模様等
に対するすぐれた幅方向位置精度をもって十分正確に形
成されることになる。
そしてその後は、スリッター刃をもって、所定幅の包装
用積層フィルムに直ちに裁断することにより、刃付ロー
ルとスリッター刃とが十分に近接しているが故に、スリ
ッター刃による裁断精度を、貫通傷の形成精度とほぼ等
しくすることができ、従って、裁断誤差と貫通傷形成誤
差との累積を十分に防止して、所定幅包装用積層フィル
ムに対する、貫通傷の幅方向位置精度をもまた大きく向
上させることができる。
かくして、スリッター刃によって裁断された後の包装用
積層フィルムは、少なくともその一方の側端縁から所定
距離だけ離隔した位置に、高い精度で形成された貫通傷
を有することになる。
(実施例) 以下にこの考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図、この考案の一実施例を示す略線側面図である。
図中1は、広幅の包装用積層フィルムの繰出し手段を、
2は、広幅の包装用積層フィルムから所定幅に裁断され
た所定幅包装用積層フィルムの巻取手段をそれぞれ示
す。ここで、前記繰出し手段1は、そこに設けられた図
示しない蛇行修正機構を具え、従来から広く一般に用い
られているこの蛇行修正機構は、繰出し手段1の図示部
分を、床面に対して紙面と直交する方向へ、フィルムの
蛇行量に応じて水平移動させるべく機能する。
そしてここでは、これらの両手段1、2間に、合計六本
のガイドロール3〜8を、水平方向および上下方向のそ
れぞれに所定の間隔をおいて水平に配設する。これらの
ロール3〜8のそれぞれは、繰出し手段1から繰出され
た広幅の包装用積層フィルム9が、それの巻ずれその他
に起因してロールの軸線方向に蛇行して走行する場合
に、繰出し手段1を、図示しない位置検出手段の作用に
基づく蛇行の検知および、繰出し手段1に設けた蛇行修
正機構の作動によって、紙面と直交する方向へ水平変位
させてその蛇行を修正したときに、積層フィルム9の、
蛇行位置と修正位置との間での幅方向変位量を次第に低
減すべく機能し、これがため、巻取手段2に近接させて
配設したガイドロール7,8などに対するその積層フィル
ム9の接触位置を、積層フィルム9の蛇行の有無にかか
わらず、常にほぼ一定位置とすることができる。
またここでは、ガイドロール3〜8のいずれか一本、好
ましくは図示例のように、巻取手段2の近くに位置する
一本のガイドロール7に対し、回転自在に支持した少な
くとも一個の刃付ロール10を進退変位可能に配置し、こ
の刃付ロール10を、例えばエアシリンダ11とすることが
できる往復駆動手段により、ガイドロール7に対して進
退駆動可能ならしめるとともに、所要の力で押圧可能な
らしめ、さらに、そのガイドロール7の巻取手段側に隣
接する位置、いいかえれば、ガイドロール7,8間の位置
に、少なくとも一枚のスリッター刃12を配設する。
ここで、刃付ロール10の、ガイドロール7への押圧位置
は、そのガイドロール7への包装用積層フィルム9の接
触領域内のいずれの個所であっても良いことはもちろん
であるが、その押圧位置を、スリッター刃12の手前側
で、それに近づけるほど、スリッター刃12による裁断精
度を貫通傷形成精度に近づけることができる利点があ
る。
ところで、この例の刃付ロール10は、第2図(a),
(b)に、幅方向および周方向断面図で示すように、山
形形状の複数個の切刃10aを、幅方向および周方向のそ
れぞれに所定の間隔をおいて設けてなり、それらの各切
刃10は、その稜線を形成する刃縁10bを、ガイドロール
7の表面に所定の力で押圧することにより、ガイドロー
ル7と刃付ロール10との間を通過する積層フィルム9に
刃縁長さに応じた貫通傷をもたらす。
このような刃付ロール10の、ガイドロール7に対する進
退変位は、刃付ロール10を回転自在に支持するフレーム
13とベースプレート14との間にガイドロール7の軸線と
直交する方向に延在する摺動ガイド15を配設することに
よって可能ならしめ、また、その刃付ロール10の進退運
動および、そのロール10の、ガイドロール7への押圧の
それぞれは、第3図に拡大側面図で示すように、ベース
プレート14に設けた垂直ブラケット16にエアシリンダ11
を取付けるとともに、そのエアシリンダ11のロッドをフ
レーム13に連結することによって可能ならしめる。
そしてさらには、刃付ロール10の、包装用積層フィルム
9の幅方向の所要位置、いいかえれば、ガイドロール7
の軸線方向の所要位置への移動と、そこへの固定とをも
たらすべく、ベースプレート14を、クロスガイド17によ
って、ガイドロール7の軸線と平行をなす方向へ摺動可
能ならしめ、また、そのベースプレート14に螺合させた
押ねじ18とスペーサ19との協働下で、ベースプレート14
とクロスガイド17との摩擦係合を可能ならしめる。
かかるスリッター装置の使用に際しては、はじめに、繰
出し手段1に取付けた広幅の包装用積層フィルム9を、
それぞれのガイドロール3〜8に、第1図に示すように
巻掛けた後、またはその巻掛け前に、一個以上の刃付ロ
ール10を、ガイドロール7の軸線方向の所要位置へ移動
させてそこに位置決めするとともに、各刃付ロール10
を、エアシリンダ11の作動によって、所要の力でカイド
ロール7に当接させ、併せて、一枚以上のスリッター刃
12をまた、所要の位置へ移動させて位置決め固定する。
その後は、引き続く巻取手段2の作動によって、また
は、積層フィルム9の、ガイドロール3〜8への所定の
巻掛けに続くその巻取手段2の作動によって、積層フィ
ルム9を所要の速度で繰出し、このことにより、積層フ
ィルム9の所要位置に、刃付ロール10の押圧回転運動の
下で、たとえば第4図に示すような貫通傷20を高い精度
で形成するとともに、その積層フィルム9を、スリッタ
ー刃12の作用によって、多くは、図に実線および一点鎖
線で示すそれぞれの位置にて裁断して、所定の幅を有す
る複数本の所定幅包装用積層フィルムとする。
このようにして得られる所定幅包装用積層フィルムは、
刃付ロール10による貫通傷20の形成および、その刃付ロ
ール10に近接して位置するスリッター刃12による所定幅
への裁断のそれぞれが、加えて、それらの相互間におい
てもまた高い精度にて行われることに基づき、前述した
ように、所期した通りの位置に正確に形成された貫通傷
を有することになる。
なおここで、スリッター刃12によって切断された所定幅
包装用積層フィルムの側端縁位置から貫通傷の形成位置
まで距離と、ほぼミシン目状をなす貫通傷の、所定幅包
装用積層フィルムの幅方向および長さ方向の間隔等と、
所要引裂力との相対関係を調べたところ、以下のように
なった。
ここでは、包装用積層フィルムを、15μm厚さの二軸延
伸ナイロンフィルム層と、25μm厚さのポリエチレン層
と、25μm厚さのエチレン−ビニルアセテートコポリマ
ー層との積層構体にて構成し、所定の幅に切断したその
包装用積層フィルムを三方シールしてなる包装袋で、そ
れの開封に要する引裂力の大きさを、刃付ロールの刃縁
位置を種々に変化させつつ測定した。各々の袋について
の平均引裂力は表1に示す通りとなり、所要の引裂力が
200g程度までは、感覚的に、開封が極めて容易であっ
た。
ここで、刃縁位置の変更は、それを所定幅の積層フィル
ムでみた場合に、第5図に示すように、フィルム側端縁
から貫通傷までの距離をA、その貫通傷の、フィルムの
長さ方向のピッチをB、フィルム幅方向の貫通傷間隔を
C、一の貫通傷の、フィルム幅方向長さをDとしたとこ
ろにおいて、距離Aを、0.2mm、0.4mm、0.6mmのそれぞ
れに、ピッチBを、0.5mm、1.0mm、1.5mmのそれぞれ
に、そして、間隔Cを0.5mm、1.0mm、1.5mmのそれぞれ
に変化させる一方、長さDを0.8mmの一定長さに維持す
ることにより行った。
(考案の効果) かくして、この考案によれば、巻取手段に近接して位置
する一のガイドロールに関連させて刃付ロールおよびス
リッターのそれぞれを配設することにより、貫通傷の形
成位置および裁断位置にては、フィルムの蛇行をほぼ完
全に消去して、印刷模様等に対する各加工の加工精度を
十分に高めることができ、しかも、刃付ロールとスリッ
ター刃とを十分に近接させて配設することにより、貫通
傷の形成精度と裁断精度とをほぼ等しくして、それぞれ
の加工の加工誤差の累積を防止し、所定幅の包装用積層
フィルムに、所期した通りの貫通傷を極めて高精度に形
成することができ、また、作業能率を大きく向上させる
こともできる。
【図面の簡単な説明】 第1図は、この考案の実施例を示す略線側面図、 第2図は、刃付ロールを例示する断面図、 第3図は、刃付ロールの支持および作動機構を示す拡大
側面図、 第4図は、貫通傷の形成状態を示す平面図、 第5図は、貫通傷の寸法緒元を示す平面図である。 1…繰出し手段、2…巻取手段 3〜8…ガイドロール、9…広幅の包装用積層フィルム 10…刃付ロール、10a…切刃 10b…刃縁、11…エアシリンダ 12…スリッター刃、13…フレーム 14…ベースプレート、15…摺動ガイド 17…クロスガイド、18…押ねじ 19…スペーサ、20…貫通傷

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】包装用積層フィルムの蛇行修正機構を設け
    た繰出し手段と、巻取手段との間に、複数本のガイドロ
    ールを所定の間隔をおいて水平に配設し、巻取手段に近
    接して位置する一のガイドロールの巻取手段側に隣接す
    る位置に、少なくとも一枚のスリッター刃を配設すると
    ともに、そのガイドロールに対して進退駆動され、か
    つ、そのガイドロールに所要の力で押圧される刃付ロー
    ルの少なくとも一個を、前記スリッター刃の手前側で、
    そのスリッター刃に近接した位置に回転自在に配設し、
    前記刃付ロールに、周方向および軸線方向に所定の間隔
    をおいて位置する複数の山形切刃を形成してなる包装用
    積層フィルムのスリッター装置。
JP1990016759U 1990-02-23 1990-02-23 包装用積層フィルムのスリッター装置 Expired - Lifetime JPH0715751Y2 (ja)

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