JPH0715706Y2 - 組立ラインにおける部品過不足検出装置 - Google Patents

組立ラインにおける部品過不足検出装置

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JPH0715706Y2
JPH0715706Y2 JP354287U JP354287U JPH0715706Y2 JP H0715706 Y2 JPH0715706 Y2 JP H0715706Y2 JP 354287 U JP354287 U JP 354287U JP 354287 U JP354287 U JP 354287U JP H0715706 Y2 JPH0715706 Y2 JP H0715706Y2
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jig
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excess
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JP354287U
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JPS63113526U (ja
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由記久 建石
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エヌオーケー株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、板状の部品を複数枚層積して組み立てるライ
ンにおいて、製品不良を未然に防止するために部品の過
不足を組立前に検出する装置を提供するものである。
〔従来の技術と問題点〕
従来、たとえば第4図に示すような、2枚の皿状の金属
製リテーナ(b)(c)間に可撓性材料よりなるダイア
フラム(a)を挾持してなるダイアフラム製品などのよ
うな板状部品を層積した製品を組み立てる自動組立ライ
ンにおいて、不良チェックは組立完了後に目視で行なっ
ている。この場合、発見された不良製品は廃棄してしま
わざるを得ないためコスト高になるほか、目視検査であ
ることから、チェック漏れの可能性が残る問題もある。
また、たとえばキャリパー式厚み測定器等を用いて部品
の総厚みを計測し、該計測値から、マイクロコンピュー
タを用いた判定装置によって部品の過不足の判定を行な
う方法があるが、この場合はシステム全体が高価なもの
となってしまう。
本考案は、以上のような点に鑑み、安価な装置によっ
て、層積された部品の過不足を検出し、組立後の欠品不
良や増品不良の発生を未然に防止せんとするものであ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
すなわち本考案に係る部品過不足検出装置は、複数の部
品を層積して一体に組み立てる組立ラインに設置されて
部品の過不足を組立前に検出する装置であって、複数の
部品を層積したワーク全体をその厚さ方向一側から定位
置に支承する支持治具と、該治具によって支承されたワ
ークの他側に接離する測定治具とを備え、該測定治具に
おける測定子を有する面、および測定治具外部の定位置
のうち、一方に複数の被検知面を設けるとともに、他方
に測定子とワークの接触時における被検知面との相対位
置によりON−OFFする複数のセンサを設け、これら各被
検知面同士、または各センサ同士が、測定治具の移動方
向に互いにずれた位置関係にあり、このずれの大きさが
ワークを構成する部品の単体の厚みと略対応しているこ
とにした。
〔作用〕
上記構成によれば、測定治具の移動に伴ない、被検知面
とこれに対応するセンサとの相対位置が変化する。ここ
で、各被検知面同士または各センサ同士が、測定治具の
移動方向に対して互いにずれた位置関係にあり、かつこ
のずれの大きさがワークを構成する部品の単体の厚みと
略対応しているために、支持治具と測定治具との間にワ
ークを挟んだ状態において、部品の過不足によってワー
クの厚みに変動があったときは、各センサからの信号の
組み合わせが、部品の過不足のない適正な層積状態のと
きとは異ってくることとなり、したがって、この信号の
組み合わせに基づいて良否の判定を行なうことができ
る。
〔実施例〕
以下、本考案を、第1図ないし第3図に例示した一実施
例に基づいて説明する。
図において、(A)は搬送装置(14)によって組立ライ
ン上を順次搬送される、3枚の板状部品が層積されたワ
ークで、具体的には、既述第4図に示したダイアフラム
製品である。
(1)は図示しない駆動機構によって垂直方向に往復動
する軸(2)にリンクピン(3)を介して連結され、支
軸(4)を中心にして梃子運動する支持治具で、該治具
(1)の先端において、ワーク(A)をその下側から支
承し、定位置(一定の高さ)に保持するものである。
(5)は図示しない駆動機構により走行用レール(7)
に沿って垂直方向に往復走行するスライダ(8)から水
平方向に延びる測定治具で、その下面(5′)先端部に
は測定子(6)が突設されており、この測定子(6)の
下端面においてワーク(A)の上面に当接し、該ワーク
(A)を前記支持治具(1)との間に挾持するよう動作
するものである。また、測定治具(5)の測定子(8)
を有する面、つまり下面(5′)には高さの異なる2本
の突子(9)(10)が固着され、測定治具(5)の下方
に設けたブラケット(13)上には、前記突子(9)(1
0)の下端の被検知面(9′)(10′)の各々と対向し
て近接センサ(11)(12)(たとえば圧電効果を利用し
た送波器と受波器の組み合わせになる超音波センサ)が
固定されている。この近接センサ(11)(12)は測定治
具(5)の測定動作時、つまり測定子(6)とワーク
(A)の接触時に駆動するようにタイミングが設定され
ているもので、このときの被検知面(9′)(10′)と
の相対距離が一定値(l1)以内である場合にこれを検出
して"ON"信号を発する。前記したように、突子(9)
(10)は互いにその高さが異っていて、近接センサ(1
1)と被検知面(9′)間の相対距離が近接センサ(1
2)と被検知面(10′)間の相対距離よりも小さく、そ
の差(l2)はワーク(A)を構成する板状部品の単体の
厚みと略対応して設定されている。そして、前記両治具
(1)(5)によってワーク(A)を挟み込んだとき、
ワーク(A)の構成部品の組み合わせ(層積状態)が過
不足のない適正状態であれば、第3図に示すように、被
検知面(9′)と近接センサ(11)の相対距離は(l1
以内に達し、他方、被検知面(10′)と近接センサ(1
2)は(l1)よりも離れた状態にあるよう、互いの位置
関係が設定されている。
上記構成において、ワーク(A)が図示の位置へ搬送さ
れて来ると、第2図に示すように、支持治具(1)が軸
(2)の下降動作によって梃子動作し、ワーク(A)を
その下側から支承して一定の高さに保持するとともに、
スライダ(8)が走行用レール(7)を下方へ走行する
ことによって測定治具(5)が下降し、測定子(6)の
下端面がワーク(A)の上面に当接した時点で停止し
て、ワーク(A)は、両治具(1)(5)によって上下
方向(厚さ方向)に挟み込まれた状態となる。このと
き、近接センサ(11)(12)が駆動するが、前記したよ
うに、ワーク(A)を構成する部品の組み合わせが正常
であれば、被検知面(9′)と近接センサ(11)が
(l1)以内の距離に近接し、近接センサ(11)のみがON
状態となる。仮に、何れかの部品が欠品していた場合
は、ワーク(A)の総厚みがその分だけ減少するため、
被検知面(9′)と近接センサ(11)間は勿論、他方の
被検知面(10′)と近接センサ(12)間の距離も(l1
以内になり、両センサ(11)(12)ともON状態となる。
また逆に、ワーク(A)に余分な部品が層積されていた
場合(増品)には、ワーク(A)の総厚みがその分だけ
増大して被検知面(9′)(10′)と近接センサ(11)
(12)間は(l1)よりも大きく離隔するため、両センサ
(11)(12)ともOFF状態となる。したがって、両セン
サ(11)(12)が双方ともON、または双方ともOFFとな
ったときには、図示しない電子ブザー等の警報器や、あ
るいはワーク除去装置等が駆動するように、シーケンス
制御系を設定しておけば部品の過不足による不良品の発
生を未然に防止することができる。
なお、この実施例では、近接センサが定位置に固定さ
れ、被検知面が測定治具とともに移動する構成とした
が、その互いの位置関係が逆であってもよく、また、近
接センサの高さを互いにずらした構成であっても効果は
全く同様である。
〔考案の効果〕
以上の説明で明らかなように、本考案は、支持治具と測
定治具によってワークを挟み込み、該ワークの構成部品
の過不足による厚みの変化を、複数のセンサからの信号
の組み合わせにより、安価なシーケンス制御系で判定を
行なうことを可能としたもので、組み立て前に該良否判
定を行ない、不良コストの低減や品質の安定に大いに貢
献することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案検出装置の一実施例の概略構成を示す正
面図、第2図は同じく測定動作時における正面図、第3
図は同じく要部正面図、第4図はダイアフラム製品の一
例を示す断面斜視図である。 (1)支持治具、(2)軸、(3)リンクピン (4)支軸、(5)測定治具、(5′)下面 (6)測定子、(7)走行用レール (8)スライダ、(9)(10)突子 (9′)(10′)被検知面、(11)(12)近接センサ (13)ブラケット、(14)搬送装置、(A)ワーク

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の部品を層積して一体に組み立てる組
    立ラインに設置されて部品の過不足を組立前に検出する
    装置であって、 複数の部品を層積したワーク(A)全体をその厚さ方向
    一側から定位置に支承する支持治具(1)と、該治具
    (1)によって支承されたワーク(A)の他側に接離す
    る測定治具(5)とを備え、 該測定治具(5)における測定子(6)を有する面
    (5′)、および測定治具(5)外部の定位置のうち、
    一方に複数の被検知面(9′)(10′)を設けるととも
    に、他方に測定子(6)とワーク(A)の接触時におけ
    る被検知面(9′)(10′)との相対位置によりON−OF
    Fする複数のセンサを設け、これら各被検知面(9′)
    (10′)同士、または各センサ同士が、測定治具(5)
    の移動方向に互いにずれた位置関係にあり、このずれの
    大きさがワーク(A)を構成する部品の単体の厚みと略
    対応していることを特徴とする組立ラインにおける部品
    過不足検出装置。
  2. 【請求項2】前記センサが、前記被検知面と対向して設
    けられた近接センサ(11)(12)であることを特徴とす
    る実用新案登録請求の範囲第1項記載の組立ラインにお
    ける部品過不足検出装置。
JP354287U 1987-01-16 1987-01-16 組立ラインにおける部品過不足検出装置 Expired - Lifetime JPH0715706Y2 (ja)

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JPS63113526U JPS63113526U (ja) 1988-07-21
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