JPH07156222A - 流体供給装置 - Google Patents

流体供給装置

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Publication number
JPH07156222A
JPH07156222A JP5310435A JP31043593A JPH07156222A JP H07156222 A JPH07156222 A JP H07156222A JP 5310435 A JP5310435 A JP 5310435A JP 31043593 A JP31043593 A JP 31043593A JP H07156222 A JPH07156222 A JP H07156222A
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JP
Japan
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pump
fluid
injection
micro
supply
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Application number
JP5310435A
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English (en)
Inventor
Teruo Maruyama
照雄 丸山
Yoshihiro Hara
芳宏 原
Ryoichi Abe
良一 阿部
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/18Feeding the material into the injection moulding apparatus, i.e. feeding the non-plastified material into the injection unit
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/76Measuring, controlling or regulating

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 流体吐出量の高精度な制御が必要とされる射
出成形機、描画装置等を対象とし、高精度成形、材料ロ
ス低減、生産タクトアップ、設備のシンプル化、コンパ
クト化を図る。 【構成】 流体の吸入口74及び供給ポンプ52と、こ
の供給ポンプを駆動する手段59と、この供給ポンプと
流体の射出部の間に設けられたマイクロ・ポンプ67
と、このマイクロ・ポンプの吐出量を調整するためのポ
ンプ回転角制御機能を備えたマイクロ・ポンプ駆動手段
61より構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、射出成形あるいは描画
装置等の流体供給装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】OA・AV商品の普及にともない、レン
ズ、レーザービームプリンタのポリゴンミラー、VTR
の回転シリンダ等の精密基幹部品のコストダウンを目的
として、従来の研磨仕上等の機械加工に代わり、量産性
の優れたプラスチックによる射出成形の適用が試みられ
ている。精密部品を射出成形で製作した場合、十分な加
工精度が得られないため、通常なんらかの後加工が必要
であった。しかし成形後の後工程に、例えば再度研磨工
程を入れたのでは、生産能率が悪くとてもコスト的に満
足できない。そこで、研磨工程を省略できる高精度の精
密成形技術が要請されている。
【0003】図7はスクリュー・プリプラ方式と呼ばれ
る射出成形装置を示すもので、500はホッパー501
に収納された樹脂の成形材料、502は樹脂を可塑化
し、供給するためのスクリュー、503はスクリュー及
びプランジャー504を収納する可塑化シリンダ部、5
05はヒーター、506はプランジャーの先端部に設け
られた逆止弁、507はシリンダ室、508はこのシリ
ンダ室507の金型側に設けられたシャットオフ弁、5
09は射出ノズル、510は金型511のキャビティ
ー、511はピストンロッド、512は圧力センサーで
ある歪ゲージ、513はボールネジ、514はACサー
ボモータである。
【0004】この方式における射出成形プロセスの概要
は次の様である。ホッパー501から供給された成形材
料500は、スクリュー502によって溶融、可塑化さ
れ、一度プランジャー504の前部にあるシリンダ室5
07に貯えられる。
【0005】このときシリンダ室507に成形材料50
0が流入できる様に、プランジャーは矢印A方向へ後退
移動する。
【0006】シリンダ室507への成形材料の充填が終
了すると、次にプランジャー504が矢印Bの方向へ前
進移動する。この段階ではシャットオフ弁509はまだ
閉じられており、金型キャビティー510内への成形材
料500の流入はない。
【0007】密閉空間であるシリンダ室507の成形材
料500の圧縮によって、圧力が設定値にまで上昇する
と、シャットオフ弁509が開放状態となり、成形材料
は金型キャビティー510内に充填される。この間、プ
ランジャー504は前進移動を続けており、歪ゲージ5
12から検出されたシリンダ室507内の成形機の圧力
が設定値を保つ様に、プランジャー504の移動量がA
Cサーボモータ514によって制御される。
【0008】金型キャビティー511への材料の充填が
完了すると、プランジャー504が後退することによ
り、シリンダ室507の圧力が降下するため、シャット
オフ弁509は閉じられる。この後、金型は冷却工程に
入り、ゲート部の樹脂は冷却によってゲートシールされ
た状態となり、シリンダ室の樹脂溶融部とは完全に遮断
される。冷却工程の終了後、成形品の取り出しが行われ
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】さて、現在最も高精度
成形が図れると思われる前述したスクリュー・プリプラ
方式を用いても、寸法精度はせいぜいプラスマイナス
0.05%が限界であり、OA・AV商品の基幹部品に
要求される例えばプラスマイナス0.01%の精度には
遠く及ばなかった。その理由は、このプリプラ方式を用
いて、ACサーボモータにより射出圧力、射出速度を精
妙にコントロールしたとしても、成形品の充填量にばら
つきを生じ、これが成形品の形状精度のばらつきとなる
からである。
【0010】従来技術の問題点を明らかにするために、
射出成形機をモデル化すると図8の様になる。100は
モータ、101はボールネジ部、102は圧力センサー
(歪ゲージ)、103シリンダ室、104はピストン、
105は射出ノズル、106はスプレーとランナー、1
07はゲートノズル、108はキャビティー、109は
樹脂供給スクリュー、110は逆止弁である。また2点
鎖線で囲まれる部分は金型111を示す。また各室10
3、106、108の圧力をP1、P2、P3とする。従
来、射出成形機においては、キャビティー108内の樹
脂の総充填量の制御は次の様な信号伝達のメカニズムを
経てなされる。制御開始直前において、ピストンは等速
で下降しており、P1>P2>P3であり、ノズル105
を通過して流量Q、ノズル107を通過して流量Q2
溶融樹脂が流入しているものとする。 駆動軸に直結した歪ゲージ102がシリンダ室10
3の圧力P1を検知すると、このP1を設定値に合わせる
様にサーボモータ100を駆動し、ピストン104を△
X移動させる。 ピストンの移動△Xにより、圧力P1は△P1、P2
は△P2だけ変化する。 その結果、各ノズルの流量は△Q1、△Q2変化する
ことにより、キャビティー106内の圧力P3は△P3
け変化する。
【0011】上記において圧力検出からピストン10
4の移動には、モータのアマチャー、ボールネジ、ピス
トン等慣性効果により制御系の応答の遅れが発生する。
【0012】上記において、制御系はノズル105の
流体抵抗R1と、スプルー部106の容積C1、で決まる
時定数を持ち、圧力P1の変化→圧力P2の変化の間に応
答遅れを伴う。
【0013】また上記においても同様に、制御系は、
ノズル107の流体抵抗R2と、キャビティー108の
容積C2で決まる時定数を持ち、P2の変化→P3の変化
の間にはやはり応答遅れをともなう。すなわち、元来制
御したいキャビティー内圧力P3は、上流側の圧力P1
よって間接的にしか制御されない。
【0014】上述した様な複雑な信号伝達のメカニズム
を持つ従来射出成形機においては、応答性の遅れを補償
するフィード・フォーワード制御等の方策を施したとし
ても、樹脂充填量のばらつきを例えば0.01%以下に
押さえるには多くの課題があった。
【0015】射出圧縮成形とは別の加工分野である押出
成形において、ギヤポンプを用いた成形品の高精度化の
試みが従来からなされており、たとえば文献(プラスチ
ックエージ、1993,10月号)に紹介されている。
【0016】図9において、150は樹脂供給スクリュ
ー、151はスクリューの吐出部に設けられたギヤポン
プである。ギヤポンプは本質的に定容量吐出特性を持つ
ために、スクリューの圧力・流量変動の影響を受けず、
成形品の均質な押出成形が可能である。ただし、押出成
形は元来シート、フィルム、パイプ等を連続的に成形す
ることを目的としており、ギヤポンプは常に定速回転を
保てばよい。
【0017】したがって、樹脂の流動と駆動メカニズム
の過渡的な応答特性が、最終のキャビティ内への樹脂充
填量精度(すなわち成形精度)に重大な影響を与える射
出成形機とは本質的に課題が異なり、ギヤポンプの押出
し成形システムはこのままでは射出成形機に適用できな
い。
【0018】本発明は射出成形機の高精度化に伴う上述
した課題に応えるものである。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、この発明にかかる流体供給装置では流体の吸入口及
び供給ポンプと、この供給ポンプを駆動する手段と、こ
の供給ポンプと流体の射出部の間に設けられたマイクロ
ポンプと、このマイクロポンプの吐出量を調節するため
のポンプ回転角制御機能を備えたマイクロポンプ駆動手
段より構成される射出成形機を提供するものである。
【0020】
【作用】本発明の原理を図1のモデル図を用いて説明す
る。
【0021】1は流体の供給ポンプである樹脂供給スク
リュー、2はシリンダ室、3は射出ノズル(射出部)、
4はこの射出ノズル3内部に収納されたマイクロ・ポン
プ、5は金型のキャビティー、6はマイクロポンプ4の
駆動軸、7はマイクロポンプ4を駆動しかつポンプ回転
角制御機能を備えたエンコーダ付ACサーボモータ、8
はマイクロポンプ4の吐出側に設けられた圧力センサ
ー、9は射出ノズル3とキャビティー5を継ぐ細径部、
10は流体の吸入孔である。また2点鎖線で囲まれる部
分が金型11を示す。
【0022】以下本発明において、マイクロポンプ3に
容積式ポンプを適用した場合について、その作用を説明
する。
【0023】容積式ポンプは、周知の様に、ねじ溝等の
組み合せで形成される密閉空間の移動により吸入側から
吐出側へ一定容積の流体を輸送させる機能を持ち、たと
えばスクリュー式、クロー式、ベーン式、後述するIM
O式ポンプ等が知られている。
【0024】本発明にこの容積式を用いた場合、回転角
θに比例して着実に樹脂の一定量Wをキャビティー5内
に供給することができる。従って、樹脂の一定量供給→
キャビティー内圧力P3(すなわち密度)の変化のプロ
セスには、時間の遅れを伴わない。一方従来射出成形機
においては、前述した様に圧力P1の変化→流量Q1の変
化→圧力P2の変化流量Q2の変化→圧力P3の変化のプ
ロセスを必要とするため、各ノズルの流体抵抗とスプル
ー、キャビティー部の容積で決まる時間遅れを伴う。こ
の点が制御性の大幅な改良が図れる本発明と根本的に異
なる点である。
【0025】マイクロポンプ4をシリンダ室2とキャビ
ティー5の中継部である径少の射出部の中心部に形成す
ることにより、次の改良が図られる。
【0026】容積型のマイクロポンプ4は、ポンプの回
転を停止させてもキャビティー5からシリンダ室2への
溶融樹脂の逆流はない。したがってマイクロポンプは逆
止弁の効果も兼ねることができ、従来射出成形機に設け
られた射出ノズル105及びゲートノズル107(図
1)を省略できる。
【0027】マイクロポンプ4の外径及び射出部の外径
dを十分に径小にすれば、射出部の先端を金型内に奥深
く挿入できる。そのためスプルー部、ランナー部等、従
来射出成形機において発生していた材料のロス分(図1
の寸法L相当)を極力小さくできる。
【0028】マイクロポンプに一ロータ型のねじ溝ポン
プである容積型スネイクポンプ(モイノポンプ:一軸偏
心ねじ溝ポンプ)を用いれば、射出部の外径を極力小さ
くできる。その結果、射出ノズルを金型内に一層深く挿
入できるため、成形品直前での樹脂の供給開始・停止等
の操作及び供給量制御ができる。
【0029】また本発明を用いれば、射出行程終了後も
溶融樹脂の充填量補給制御が可能となる。従来の射出成
形機では、ゲートシールが完了すると溶融樹脂のキャビ
ティーへの補給は不可能であった。その理由は、冷却開
始後はゲートシール部の流路が縮小化し、流体抵抗が増
加するため、圧力による流量制御が困難となるからであ
る。本発明では、たとえば容積式のマイクロポンプを用
いれば、射出ノズルとキャビティー間の流体抵抗及び圧
力差に関係なく、溶融樹脂の供給を続けることができ
る。
【0030】またポンプの回転軸5を樹脂供給スクリュ
ー1の中心部を貫通する様に構成すれば、シリンダ室2
からマイクロポンプ3への溶融樹脂の流路は軸対称とな
る。そのため極めてスムーズな軸方向の樹脂の流れが実
現できる。
【0031】
【実施例】以下本発明の第1の実施例について説明す
る。
【0032】図2は本発明の一実施例である射出成形機
と成形金型を示す成形システムの全体図、図3は射出ユ
ニット部のみの拡大図である。図2において、50はホ
ッパー51に収納された樹脂材料、52は樹脂を可塑化
し、後述するマイクロポンプに供給するためのスクリュ
ー(流体供給ポンプ)、53はこのスクリューを収納す
るシリンダ、54はホッパー51とシリンダ53を連絡
する流通路、55はヒーターである。スクリュー52の
内部に後述するマイクロポンプ・ユニット57が収納さ
れている。
【0033】またこのマイクロポンプ・ユニットの射出
ノズル(射出部)58が、シリンダ53の下端部から下
方へ突出した形でシリンダ53に装着されている。この
射出ノズル58が、成形時に図2で示す様に、金型内に
挿入される。
【0034】59はスクリュー52を伝達ギヤ59、6
0を介して駆動するモータ、61はマイクロポンプ・ユ
ニット57を駆動するエンコーダ付ACサーボモータ、
62は金型63のキャビティーである。
【0035】図3において、64はスクリュー52内部
に収納された上部固定スリーブ、65は下部固定スリー
ブ、66はマイクロポンプの駆動軸、67は射出ノズル
58の中心部に収納されたマイクロポンプのロータ、6
8は射出ノズル部58の内壁に形成されたネジ溝、69
はロータ67に偏心運動を与える連結部分が収納された
中継部、70、71はこの中継部を支持する軸受であ
る。マイクロポンプ・ユニット57のモータ回転軸72
と入力駆動軸66は、軸方向の熱膨脹を吸収し回転のみ
を伝達するために、スプライン73によって連結されて
いる。74はノズル部58に形成された樹脂の吸入口、
75は溶融樹脂が部材69、70、71、等が収納され
た上下の固定スリーブ64、65の内部空間76へ侵入
するのを防止するためのシール部である。
【0036】ロータ67の揺動状態でのシールを可能と
するために、摺動シール部77はロータ67の上部に形
成された球面部78、この球面部78を収納し、かつ径
方向に微小移動可能な球面スリーブ79、この球面スリ
ーブ79の押え板80より構成される。
【0037】81はシリンダ53と射出ノズル部68間
のシールである。図4にノズル開孔部82の近傍の拡大
図を示す。
【0038】射出ノズル58は先端部に別部品でノズル
ヘッド84が、ネジ83によって装着されている。射出
ノズル58とノズルヘッド84の間には、空隙部85が
形成されており、この空隙部85を利用して、射出ノズ
ル58の薄肉部86の外表面に圧力センサー87が装着
されている。
【0039】空隙部85はノズルヘッド84と射出ノズ
ル58内部に形成された流通路88、89を通して大気
と連絡している。
【0040】したがって空隙部85の圧力は常に大気圧
の状態を維持している。90、91はシール、92は射
出ノズル59先端に形成されたテーパ部である。なを、
マイクロポンプのロータ67を2点鎖線で示す。
【0041】実施例で用いた圧力センサーは、耐熱性、
圧力範囲、圧力検出精度等を考慮して選定したもので、
感歪抵抗体として酸化ルテニウムを用いたものである。
【0042】また上記実施例で用いたマイクロポンプ
は、Moynoポンプ、あるいはスネイクポンプと呼ば
れるネジ溝型の容積式ポンプであり、公知のものであ
る。
【0043】なお実施例では、流体の供給ポンプである
スクリュー52とマイクロポンプ66はそれぞれ別々の
モータで駆動しているが、この供給ポンプとマイクロポ
ンプを一軸上で一体化した構造にして、モータ1個で駆
動してもよい。(図示せず) またこれとは逆に、樹脂を溶融、可塑化する供給ポンプ
と、マイクロポンプはそれぞれ別ユニットで構成しても
よい。(図示せず) 図5に本発明の第2の実施例を示す。
【0044】この実施例では、マイクロ・ポンプに容積
型ではなく、単軸の粘性ポンプを用いている。200は
樹脂供給スクリュー、201はシリンダ室、202はス
クリュー200内部を貫通して設けられたマイクロ・ポ
ンプの駆動軸、203は固定スリーブ、204、205
は固定スリーブ203とスクリューの間に設けられた軸
受、206はマイクロ・ポンプを駆動するパルスモー
タ、207はスラスト玉軸受、208は歪ゲージ、20
9は歪みゲージ208を収納するハウジング、210は
スクリュー200を収納するシリンダ、211は射出ノ
ズル、212はこの射出ノズルの中心部で駆動軸202
に形成されたマイクロポンプの樹脂供給溝、213はシ
ール溝である。
【0045】また214はスクリュー200を回転駆動
するためのモータ、215、216は伝達ギヤ、217
は吸入口である。この実施例では、マイクロポンプに単
軸ロータによる粘性ポンプを用いているため、単軸ロー
タのスラスト荷重を検出すれば容易にキャビティー内の
圧力が測定できる。
【0046】このとき圧力センサーは高温零囲気を保た
ねばならない金型近傍から十分に遠方の部分、すなわち
図5に示す様に、駆動軸202の射出ノズル211側と
は反対側の部分に設けることができる。この部分では、
圧力センサーの空冷、水冷が容易となり、したがって安
価な歪ゲージを用いることができると共に、広範囲の種
類の中からセンサーの選定ができる。
【0047】図6に本発明を描画装置に適用した第3の
実施例を示す。300は本発明の樹脂供給ユニット、3
01は部材302に形成されているシール溝、303は
シール溝301に封入された溶融樹脂である。従来の圧
力制御による描画装置では、射出ノズルとその対向面の
間隔Hが変わると、ノズルの流体抵抗が変化するため、
吐出両がばらつくという問題点があった。
【0048】本発明の樹脂供給ユニット300は、流体
の供給流量は回転数を一定にすればマイクロポンプ30
4の機械的寸法で決まる吐出容積のみで決まるため、間
隔Hの変化に無関係に一定流量を供給することができ
る。
【0049】また圧力、温度等の環境条件が変化して
も、吐出流量を一定に保つことができる。したがって従
来の圧力制御による描画装置と比べても、大幅に描画精
度の向上が図れる。
【0050】図6で示す様なシール材のシール溝への封
入作業は、元来自動化のネックとなっていたものであ
る。本発明の適用により、均一な量のシール材をシール
溝に封入できるため、組立工程中での自動化による射出
工程の導入が可能となる。
【0051】
【発明の効果】流体供給ポンプと、流体供給量を高精度
に制御するマイクロポンプの組合せからなる本発明を、
例えば射出成形機に適用することにより、以下述べる射
出成形機の飛躍的な改善が図れる。 1.高精度成形ができる。
【0052】従来射出成形機が樹脂の充填量を圧力制御
で行っていたのに対し、本発明では流量制御、あるいは
容量制御を行うことができる。そのため本発明を用いて
射出成形システムを構成すると、時間遅れの少ない制御
系を構成でき、システムの制御応答性を大幅に向上でき
る。その結果キャビティ内の溶融樹脂の最終充填量を高
精度に管理できる。
【0053】また、射出部の内部にマイクロポンプの流
体輸送部分(例えばねじ溝)を収納すれば、従来射出成
形機で必要とされていた流路径を絞った射出ノズル、ゲ
ートシールを省略できるため、射出ノズルからキャビテ
ィーに至る流通路の流体抵抗を極力小さくできる。その
結果、成形品内部の圧力を均一化でき、成形品の高品質
化が図れる。 2.材料ロスの低減が図れる。
【0054】本発明では、成形品直前での樹脂供給開始
・停止ができるため、スプルー、ランナー等を省略でき
る。 3.加工設備のシンプル化とメンテナンス性の向上が図
れる。
【0055】従来射出形成機で用いていたプランジャー
及びその制御メカニズム及び逆止弁、シャットオフ弁等
を省略できる。樹脂の流通路に設けられていたこれらの
複雑なメカニズム部分は、樹脂が残留し、この残留樹脂
が後になって排出する等から成形品の品質を劣化させる
要因となっていた。
【0056】本発明の射出成形機では、これらの複雑な
メカニズムを一切省略でき、メンテナンス性の大幅な改
善が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を示すモデル図
【図2】本発明を用いた射出成形機の金型を含む成形シ
ステム全体図
【図3】本発明の第1の実施例である射出成形機の射出
ユニット部分を示す正面断面図
【図4】上記ノズル部の拡大図
【図5】本発明の第2の実施例の正面断面図
【図6】本発明の第3の実施例の正面断面図
【図7】従来の射出成形機の一例を示す正面断面図
【図8】従来の射出成形機の原理を示すモデル図
【図9】従来の押出成形機の正面断面図

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体の吸入口及び供給ポンプと、この供
    給ポンプを駆動する手段と、この供給ポンプと流体の射
    出部の間に設けられたマイクロ・ポンプと、このマイク
    ロ・ポンプの吐出量を調節するためのポンプ回転角制御
    機能を備えたマイクロ・ポンプ駆動手段より構成される
    ことを特徴とする流体供給装置。
  2. 【請求項2】 溶融樹脂を供給流体とする射出成形機で
    あることを特徴とする請求項1記載の流体供給装置。
  3. 【請求項3】 射出部の中心部に、マイクロポンプの流
    体輸送部分を収納したことを特徴とする請求項1記載の
    流体供給装置。
  4. 【請求項4】 マイクロポンプは、スネイクポンプ、あ
    るいはモイノポンプであることを特徴とする請求項3記
    載の流体供給装置。
  5. 【請求項5】 射出部の開口端近傍に圧力センサーを配
    置し、かつこの圧力センサーの信号により回転角制御機
    能を用いて吐出圧あるいは流体の吐出総量を制御する開
    ループシステムが構成されていることを特徴とする請求
    項1記載の流体供給装置。
  6. 【請求項6】 高粘度流体を供給流体とする描画装置で
    あることを特徴とする請求項1記載の流体供給装置。
JP5310435A 1993-12-10 1993-12-10 流体供給装置 Pending JPH07156222A (ja)

Priority Applications (3)

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JP5310435A JPH07156222A (ja) 1993-12-10 1993-12-10 流体供給装置
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