JPH07154503A - 呼出信号変換装置及び同装置を用いた通信システム - Google Patents

呼出信号変換装置及び同装置を用いた通信システム

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JPH07154503A
JPH07154503A JP29870993A JP29870993A JPH07154503A JP H07154503 A JPH07154503 A JP H07154503A JP 29870993 A JP29870993 A JP 29870993A JP 29870993 A JP29870993 A JP 29870993A JP H07154503 A JPH07154503 A JP H07154503A
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JP
Japan
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signal
base station
data communication
mobile station
call
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JP29870993A
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English (en)
Inventor
Koichi Kobayashi
浩一 小林
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、自動着信機能を公衆回線からの呼出
信号によって実行させることを可能とする。 【構成】公衆回線70に接続され、呼出信号が着信され
たことを示す制御信号を無線通信によって送出するコー
ドレス親機50と、コードレス親機50と無線通信を行
なうものであって、コードレス親機50から送出された
制御信号に応じたDTMF信号を発生して出力するコー
ドレス子機40と、コードレス子機40から出力された
DTMF信号に応じてコードレス親機50に着信された
呼出信号と同一の呼出信号を生成する呼出信号変換装置
30と、呼出信号変換装置30によって生成された呼出
信号を検出する呼出信号検出機能が設けられたデータ通
信用モデム20と、データ通信用モデム20を用いてデ
ータ通信を行なうパソコン10とを具備して構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、移動体通信機器を用い
たデータ通信を行なう通信システムに好適な呼出信号変
換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、パーソナルコンピュータ等の情
報処理装置を、データ通信用モデムを介して公衆回線に
接続することによって、公衆回線に接続された相手先
(ホスト局等)との間でパソコン通信等のデータ通信を
行なうことができる。
【0003】この構成では、データ通信モデムを直接公
衆回線に接続しているので、自動発着信機能の実行が可
能となっている。つまり、データ通信用モデムの電源が
オンされていれば、自動着信は、公衆回線を介して送信
されてきた呼び出し信号を、データ通信用モデムに内蔵
されたNCU(ネットワークコントロールユニット)に
よって電気的に検出することによって行なわれる。ま
た、自動発信は、データ通信用モデム及び情報処理装置
の電源がオンされて、通信用アプリケーションのオート
ダイヤル機能を実行することによって、データ通信用モ
デム内のマイコンを制御してNCUを動作させることに
より実現される。
【0004】ところで、前述した構成に対して、移動体
通信の移動局、例えば携帯電話やコードレス電話機の子
機に、データ通信用モデムを介してパーソナルコンピュ
ータを接続し、データ通信する構成も考えられる。
【0005】通常、移動体通信の移動局と基地局との
間、例えばコードレス電話機の子機と親機の間は、親子
機間で定められた特別なプロトコルに基づく制御信号
(ローカルコマンド)を送受することにより通信チャン
ネルが確立される。具体的には、例えば子機から公衆回
線に接続された相手に電話をかける場合、まず子機の
「外線ボタン」が押される。「外線ボタン」が押される
と、子機から発呼信号が送出れ、この信号に応じて親機
から通話チャネル指定を含む発呼応答信号が送出される
ことによりコードレス親子機間の通信チャンネルを確立
する。また、親機は、公衆回線に対して発呼して、ダイ
ヤルトーンが入力された状態となる。
【0006】自動発信は、前述のように手動操作によっ
て一度通信チャンネルが確立されると、前述と同様に、
情報処理装置で動作する通信用アプリケーションのオー
トダイヤル機能を実行させることにより実現できる。つ
まり、コードレス電話機の親子機間の通信プロトコル
は、音声通話を目的として設計されているため音声帯域
で通信が可能となっている。このため、公衆回線がトー
ン回線であって、データ通信用モデムの出力信号がDT
MF(Dual Tone Multi Frequency )信号であれば、D
TMF信号が音声帯域の信号であるため、親子機間の通
信チャンネルを通って、直接、トーン回線(公衆回線)
につながり、オートダイヤル機能を実行することはでき
る。
【0007】しかしながら、一般的なコードレス電話機
は、通信チャンネルが確立された後、ダイヤルボタンが
押されることによる電話番号の入力操作がなければチャ
ンネルを強制的に切断してしまう構成となっているた
め、結局は自動発信によるデータ通信を行なうことがで
きない。
【0008】また、自動着信は、子機(移動局)が公衆
回線と有線接続されていないため、子機と接続されてい
るデータ通信用モデムに内蔵されたNCUには公衆回線
網からの電気的な呼出信号が伝達されず(親子機間のプ
ロトコルに基ずく制御信号が送受されるため)、NCU
の呼出信号検出機能が動作しない。
【0009】このため従来では、着信について、子機が
親機からの呼出しを示す制御信号(疑似呼出信号)を受
信することにより発生する例えばビープ音を判断して、
手動でデータ通信モデム、及び情報処理装置を起動する
操作が行なわれている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このように従来では、
移動体通信の移動局(子機)が公衆回線と有線によって
接続されていないので、公衆回線からの電気的な呼出信
号が移動局に伝達されない。このため、移動局に接続さ
れているデータ通信用モデムに内蔵されたNCUによる
呼出信号検出機能が動作せず自動着信ができなかった。
【0011】本発明は前記のような事情を考慮してなさ
れたもので、自動着信機能を公衆回線からの呼出信号に
よって実行させることが可能な呼出信号変換装置を提供
することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、公衆回線に接
続され、呼出信号が着信されたことを示す信号を所定の
プロトコルに基づいて無線通信によって送出する基地局
と、前記基地局と所定のプロトコルに基づいて無線通信
を行なうものであって、前記基地局から送出された信号
に応じたDTMF(Dual Tone Multi Frequency )信号
を発生して出力する移動局と、前記移動局と接続され、
前記移動局から出力された呼出信号が着信されたことを
示すDTMF信号に応じて、前記基地局に着信された前
記呼出信号と同一の呼出信号を生成する呼出信号変換装
置と、前記呼出信号変換装置によって生成された呼出信
号を検出する呼出信号検出機能が設けられたデータ通信
用モデムと、前記データ通信用モデムに接続されて、前
記呼出信号変換装置、前記移動局、前記基地局及び前記
公衆回線を介して相手先とデータ通信を行なう情報処理
機器とを具備したことを特徴とする。
【0013】また本発明は、公衆回線に接続された基地
局と所定のプロトコルに基づいて無線通信を行なう移動
局の音声信号経路に接続するための移動局接続用端子
と、情報処理機器がデータ通信を行なうために用いられ
る、前記基地局に着信される呼出信号を検出する呼出信
号検出機能が設けられたデータ通信用モデムを接続する
ためのデータ通信用モデム用端子と、前記移動局接続用
端子と前記データ通信用モデム用端子との間に接続され
た絶縁トランスと、前記移動局接続用端子と接続され、
前記移動局から送出されるDTMF信号を検出し、同D
TMF信号が示す内容を解読するDTMF解読手段と、
前記DTMF解読手段による解読結果が、前記基地局に
呼出信号が着信されたことを示す際に呼出信号の生成を
指示する呼出信号生成制御手段と、前記呼出信号生成制
御手段からの指示に応じて、前記基地局に着信された前
記呼出信号と同一の呼出信号を生成し、前記データ通信
用モデム用端子と前記絶縁トランスとを接続する経路に
送出する呼出信号生成手段と、を具備したことを特徴と
する。
【0014】また本発明は、公衆回線に接続され、呼出
信号が着信されたことを示す信号を所定のプロトコルに
基づいて無線通信によって送出する基地局と、前記基地
局と所定のプロトコルに基づいて無線通信を行なうもの
であって、前記基地局から送出された信号に応じて呼出
音を出力する移動局と、前記移動局と接続され、前記移
動局から出力された呼出音を検出し、この検出に応じて
前記基地局に着信された前記呼出信号と同一の呼出信号
を生成する呼出信号変換装置と、前記呼出信号変換装置
によって生成された呼出信号を検出する呼出信号検出機
能が設けられたデータ通信用モデムと、前記データ通信
用モデムに接続されて、前記呼出信号変換装置、前記移
動局、前記基地局及び前記公衆回線を介して相手先とデ
ータ通信を行なう情報処理機器とを具備したことを特徴
とする。
【0015】また本発明は、公衆回線に接続された基地
局と所定のプロトコルに基づいて無線通信を行なう移動
局の音声信号経路に接続するための移動局接続用端子
と、情報処理機器がデータ通信を行なうために用いられ
る、前記基地局に着信される呼出信号を検出する呼出信
号検出機能が設けられたデータ通信用モデムを接続する
ためのデータ通信用モデム用端子と、前記移動局接続用
端子と前記データ通信用モデム用端子との間に接続され
た絶縁トランスと、前記移動局から出力される前記基地
局に呼出信号が着信されたことを示す呼出音を検出する
呼出音検出手段と、前記呼出音検出手段によって呼出音
が検出された際に呼出信号の生成を指示する呼出信号生
成制御手段と、前記呼出信号生成制御手段からの指示に
応じて、前記基地局に着信された前記呼出信号と同一の
呼出信号を生成し、前記データ通信用モデム用端子と前
記絶縁トランスとを接続する経路に送出する呼出信号生
成手段とを具備したことを特徴とする。
【0016】また本発明は、公衆回線に接続され、呼出
信号が着信されたことを示す信号を無線通信用の変復調
手段を用いて所定のプロトコルに基づいて無線通信によ
って送出する基地局と、前記基地局と所定のプロトコル
に基づいて無線通信用の変復調手段を用いて、前記基地
局から送出された信号を受信する移動局と、前記移動局
と接続され、前記移動局に受信された前記基地局から出
力された呼出信号が着信されたことを示す信号を前記移
動局を介して入力し、前記移動局に設けられた無線通信
用の変復調手段と同一の変復調手段を用いて内容を検出
し、この検出に応じて前記基地局に着信された前記呼出
信号と同一の呼出信号を生成する呼出信号変換装置と、
前記呼出信号変換装置によって生成された呼出信号を検
出する呼出信号検出機能が設けられたデータ通信用モデ
ムと、前記データ通信用モデムに接続されて、前記呼出
信号変換装置、前記移動局、前記基地局及び前記公衆回
線を介して相手先とデータ通信を行なう情報処理機器と
を具備したことを特徴とする。
【0017】また本発明は、公衆回線に接続された基地
局と所定のプロトコルに基づいて無線通信を行なう移動
局の音声信号経路に接続するための移動局接続用端子
と、情報処理機器がデータ通信を行なうために用いられ
る、前記基地局に着信される呼出信号を検出する呼出信
号検出機能が設けられたデータ通信用モデムを接続する
ためのデータ通信用モデム用端子と、前記移動局接続用
端子と前記データ通信用モデム用端子との間に接続され
た絶縁トランスと、前記移動局接続用端子と接続され、
前記移動局の音声信号経路を伝達される前記基地局から
の前記移動局に対する無線通信用の制御信号を検出し、
その内容を解読する変復調手段と、前記変復調手段によ
る解読結果が、前記基地局に呼出信号が着信されたこと
を示す際に呼出信号の生成を指示する呼出信号生成制御
手段と、前記呼出信号生成制御手段からの指示に応じ
て、前記基地局に着信された前記呼出信号と同一の呼出
信号を生成し、前記データ通信用モデム用端子と前記絶
縁トランスとを接続する経路に送出する呼出信号生成手
段とを具備したことを特徴とする。
【0018】また本発明は、公衆回線に接続され、呼出
信号が着信されたことを示す信号を所定のプロトコルに
基づいて無線通信によって送出する基地局と、前記基地
局と所定のプロトコルに基づいて無線通信を行なうもの
であって前記基地局から送出された前記信号を検出する
移動局手段、前記移動局手段が前記基地局から送出され
た信号を検出した際にデータ通信を行なうために用いら
れるデータ通信用モデム手段、及び前記移動局手段と前
記データ通信用モデム手段とを外部機器に接続するため
のインタフェースを備えた一体型呼出信号変換装置と、
前記インタフェースを介して前記一体型呼出信号変換装
置に接続されて、前記一体型呼出信号変換装置、前記基
地局及び前記公衆回線を介して相手先とデータ通信を行
なう情報処理機器とを具備したことを特徴とする。
【0019】また本発明は、公衆回線に接続された基地
局と所定のプロトコルに基づいて無線通信を行なうもの
であって、前記基地局に呼出信号が着信されたことを示
す信号を含む制御信号の送受を行なう通信手段と、前記
通信手段によって受信された制御信号から前記基地局に
呼出信号が着信されたことを示す信号を検出する検出手
段と、前記検出手段によって前記信号が検出された際
に、通信手段を介して外部の情報処理機器の制御のもと
に動作するデータ通信用モデム手段と、前記データ通信
用モデム手段を外部の情報処理機器に接続するためのイ
ンタフェースとを具備したことを特徴とする。また、前
記情報処理機器に設けられたICカードスロットにより
結合可能なICカード型に構成されたことを特徴とす
る。
【0020】
【作用】このような構成によれば、基地局に公衆回線を
介して呼出信号が着信された場合、基地局と移動局との
間は、所定のプロトコルに基づいて制御信号を用いて着
信が通知される。また、移動局からは呼出信号の着信を
示すDTMF信号を用いて信号変換装置に対して通知す
る。呼出信号変換装置は、DTMF信号を解読し、基地
局に着信されると同じ呼出信号を発生(信号変換)し、
データ通信用モデムに送出する。従って、データ通信用
モデムは、公衆回線に接続された場合と同様に呼出信号
を受信でき、自動受信機能を動作させることができる。
【0021】呼出信号変換装置は、DTMF信号を入力
し、信号が持つ内容を解読する機能が設けられている。
DTMF信号が基地局に呼出信号が着信されたことを示
す内容であった場合、呼出信号を発生して出力する(信
号変換する)。
【0022】また、基地局に公衆回線を介して呼出信号
が着信された場合、一般的に移動局において着信を示す
ビープ音が発生される。呼出信号変換装置は、このビー
プ音を検出すると、基地局に着信されると同じ呼出信号
を発生(信号変換)し、データ通信用モデムに送出す
る。従って、データ通信用モデムは、公衆回線に接続さ
れた場合と同様に呼出信号を受信でき、自動受信機能を
動作させることができる。
【0023】呼出信号変換装置は、移動局で出力される
ビープ音を検出する機能が設けられている。ビープ音が
検出された場合、呼出信号を発生して出力する。また、
基地局に公衆回線を介して呼出信号が着信された場合、
基地局と移動局との間は、所定のプロトコルに基づいて
制御信号を用いて着信が通知される。呼出信号変換装置
は、移動局を介して基地局から出力された制御信号を受
信し、移動局と同様にして制御信号を解読する。呼出信
号変換装置は、解読結果が呼出信号の着信を示す場合、
基地局に着信されると同じ呼出信号を発生(信号変換)
し、データ通信用モデムに送出する。従って、データ通
信用モデムは、公衆回線に接続された場合と同様に呼出
信号を受信でき、自動受信機能を動作させることができ
る。
【0024】呼出信号変換装置は、移動局に設けられた
基地局との通信のために設けられる変復調手段(親子機
間用モデム)と同一の変復調手段を備え、制御信号の内
容が呼出信号の着信を示す場合、呼出信号を発生して出
力する。
【0025】また、移動局とデータ通信用モデムの機能
を一体化させた構成とすることにより、基地局に公衆回
線を介して呼出信号が着信されたことを示す制御信号を
受信すると、データ通信用モデムをデータ通信の実行可
能とすると共に、外部の情報処理機器に通知する。従っ
て、基地局に着信される呼出信号によらなくても、自動
着信機能を実現させることができる。
【0026】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1及び図2は本発明の第1実施例に係わる通信
システムの構成を示すブロック図である。第1実施例で
は、移動体通信機器として無線通信機能付き電話機(コ
ードレス電話機)のコードレス子機を介してデータ通信
を行なう通信システムの例を示している。
【0027】図1及び図2に示すように、第1実施例に
おける通信システムは、パーソナルコンピュータ10
(以下、パソコンと称する)、データ通信用モデム2
0、呼出信号変換装置30、コードレス電話機(コード
レス子機40及びコードレス親機50)によって構成さ
れている。パソコン10とデータ通信用モデム20とは
シリアルデータ転送用のケーブル60によって接続さ
れ、データ通信用モデム20と呼出信号変換装置30と
は2芯または4芯の電話線であるケーブル62によって
接続され、呼出信号変換装置30とコードレス子機40
とはケーブル64によって接続されている。また、コー
ドレス親機50は、公衆回線70に接続されている。
【0028】パソコン10は、RS−232Cインタフ
ェース(I/F)が設けられ、データ通信用モデム20
との間で、ケーブル60を介してシリアルデータの送受
信が可能である。
【0029】データ通信用モデム20は、一般的な構成
をもつパソコン10によるデータ通信用のもので、MP
U(micro processor unit)200、メモリ202、シ
リアルデータ制御用論理回路204(以下、SIOと略
称する)、AFE(analog front end)208、ネット
ワークコントロールユニット(NCU:Network contro
l unit)210、コネクタ214、モジュラージャック
216が設けられている。
【0030】MPU200は、データ通信用モデム20
の制御を司るもので、メモリ202に記憶されたプログ
ラムに従って、各部の制御を行なうものである。メモリ
202は、MPU200の動作を制御するプログラムや
データ等を記憶するためのものである。SIO204
は、MPU200とコネクタ214と接続されており、
外部(パソコン10)との間でシリアルデータの送受信
を行なうものである。AFE208は、MPU200と
NCU210との間に接続されたもので、アナログ回路
とディジタル回路とのインタフェースである。AFE2
08には、アンサートーン検出、RBT(リングバック
トーン)検出、変調等を行なう機能が設けられている。
NCU210は、通常、公衆回線に接続された状態で入
力可能な呼出信号を検出する呼出信号検出機能が設けら
れている。コネクタ214は、パソコン10とケーブル
60を介して接続するためのインタフェースである。モ
ジュラージャック216は、呼出信号変換装置30とケ
ーブル62を介して接続するためのインタフェースであ
る。
【0031】呼出信号変換装置30は、MPU300、
メモリ301、呼出信号生成部302、DTMFデコー
ダ304、絶縁トランス306、電源部308、ACコ
ンセント310、ジャック312,314が設けられて
いる。
【0032】MPU300は、呼出信号変換装置30の
制御を司るもので、メモリ301に記憶されたプログラ
ムに従って、各部の制御を行なうものである。メモリ3
01は、MPU300の動作を制御するプログラムやデ
ータ等を記憶するためのものであり、コードレス子機4
0から送出されるDTMF信号(詳細については後述す
る)に応じた処理に関するプログラムが含まれている。
呼出信号生成部302は、MPU300による制御のも
とに、データ通信用モデム20のNCU210に設けら
れた呼出信号検出機能によって検出可能な呼出信号(一
般には公衆回線を介して入力される呼出信号と同一)を
発生させて、ジャック312を介して送出するものであ
る。DTMFデコーダ304は、ジャック314と接続
されており、コードレス子機40から送出されるDTM
F信号をデコードして解読するものである。絶縁トラン
ス306は、プロセッシング312,314の間に設け
られたもので、呼出信号発生部302によって発生され
る呼出信号が、コードレス子機40に流れないようにす
るものである。電源部308は、呼出信号生成部302
が呼出信号を発生するために必要な電力を供給するもの
である。ACコンセント310は、電源部308への電
力を外部から取得するために用いる。ジャック312
は、データ通信用モデム20と接続するためのケーブル
62に設けられたプラグが差し込まれる。ジャック31
4は、コードレス子機40と接続するためのケーブル6
4に設けられたプラグが差し込まれる。
【0033】コードレス子機40は、無線ユニット40
0、親子機間用モデム401、マイコン402、ダイヤ
ルボタン403、DTMF信号発生部404、マイク4
06、スピーカ407、マイク・イヤホンジャック40
8、及びアンテナ409によって構成されている。
【0034】無線ユニット400は、コードレス親機5
0に設けられた無線ユニット20との間で、所定のプロ
トコルによってデータの送受信を行なう。親子機間用モ
デム401は、コードレス親機50との間で信号(コマ
ンド)の送受を行なうためのもので、無線ユニット40
0を介して得られたコードレス親機50からの信号の復
調や、マイコン402から出力されるコードレス親機5
0に送出すべき信号(コマンド)の変調を行なう。
【0035】マイコン402は、親子機間用モデム40
1による復調によって得られたコードレス親機50から
の制御信号(コマンド)の解読、ダイヤルボタン403
のボタンが押されることによって発生する信号の検出、
制御信号の受信に応じたDTMF信号生成のための制御
等を行なう。
【0036】ダイヤルボタン403は、コードレス子機
40からダイヤルする際に用いられるもので、0〜9ま
での数字ボタン、「*」「#」ボタンの他に、外線(公
衆回線14)か内線(コードレス子機40)の何れにダ
イヤルするかなどの各種機能ボタンを含んでいる。
【0037】DTMF信号発生部404は、無線ユニッ
ト400、マイク・イヤホンジャック408、マイコン
402と接続されており、マイコン402の制御のもと
に所定のDTMF信号を発生し出力する。
【0038】マイク406は、無線ユニット400に接
続されており、通話相手(コードレス親機50または公
衆回線70を介して)に送出する音声を入力するもので
ある。
【0039】スピーカ407は、無線ユニット400に
接続されており、通話相手からの音声を出力するもので
ある。マイク・イヤホンジャック408は、マイクまた
はイヤホンジャックを接続するため、さらにデータ通信
用モデム20を接続するためのものである。マイク・イ
ヤホンジャック408は、無線ユニット400、親子機
間用モデム401、及びDTMF信号発生部404と接
続されている。
【0040】コードレス親機50は、無線ユニット50
0、スピーチネットワーク501、親子機間用モデム5
02、マイクロコンピュータ503(以下、マイコンと
称する)、ダイヤルボタン504、マイク505、スピ
ーカ506、及びアンテナ507が設けられている。
【0041】無線ユニット500は、コードレス子機4
0に設けられた無線ユニット400との間で、所定のプ
ロトコルによってデータの送受信を行なう。本実施例で
は、MCA(Multi channel access)方式によって通信
を行なうものとする。すなわち、制御チャンネルを通し
て送られる発呼信号に応じて、複数の通話チャンネルか
ら通話に使用すべき通話チャンネルを指定することによ
り、通信チャンネルが確立される。
【0042】スピーチネットワーク501は、呼出信号
の検出機能を含む電話機能を実現するための基本的な機
能が設けられた公衆回線60とのインタフェースであ
り、無線ユニット500を介したコードレス子機40に
よる通話(データ通信)や、マイク505及びスピーカ
506を用いたコードレス親機50による通話を介する
ものである。
【0043】スピーチネットワーク501は、マイコン
503によって制御されており、所定のコマンドに応じ
て公衆回線14に対してダイヤルパルス信号またはトー
ン信号を送出することができる。
【0044】親子機間用モデム502は、コードレス子
機40との間で信号の送受を行なうためのもので、無線
ユニット500を介して得られたコードレス子機40か
らのデータの復調や、マイコン503から出力されるコ
ードレス子機40に送出すべきデータの変調を行なう。
【0045】マイコン503は、親子機間用モデム50
2による復調によって得られたコードレス子機40から
の制御信号(後述する)の解読、ダイヤルボタン504
のボタンが押されることによって発生する信号の検出、
スピーチネットワーク501との各種情報の授受(各種
コマンドの送出、呼び出しの通知等)等を行なう。
【0046】制御信号は、コードレス電話機に設けられ
た機能を実現するための、コードレス親機50とコード
レス子機40との間で送受されるコマンドである。ダイ
ヤルボタン504は、コードレス親機50からダイヤル
する際に用いられるもので、0〜9までの数字ボタン、
「*」「#」ボタンの他に、外線(公衆回線14)か内
線(コードレス子機40)の何れにダイヤルするかなど
の各種機能ボタンを含んでいる。
【0047】マイク505は、スピーチネットワーク5
01に接続されており、通話相手に送出する音声を入力
するものである。スピーカ506は、スピーチネットワ
ーク501に接続されており、通話相手からの音声を出
力するものである。
【0048】次に、第1実施例の動作について説明す
る。ここで、パソコン10では、通信用アプリケーショ
ンが起動されており、外部(公衆回線70を介して)か
らのデータ通信要求を受信可能な状態となっているもの
とする。
【0049】まず、公衆回線70を介して呼出信号がコ
ードレス親機50に受信されると、スピーチネットワー
ク501において検出され、マイコン503に通知され
る。マイコン503は、コードレス子機40に対する呼
出コマンドを親子機間用モデム502に出力する。親子
機間用モデム502は、親子機間で定められた専用プロ
トコルに基づいて、無線ユニット500を介して(制御
チャンネルを用いて)コードレス子機40に呼出コマン
ド信号(着呼信号、通話チャンネル指定を含む)を送出
する。
【0050】コードレス子機40は、無線ユニット40
0を介してコードレス親機50からの呼出コマンド信号
を受信する。親子機間用モデム401は、呼出コマンド
信号を復調し、その結果得られた呼出コマンドをマイコ
ン402に出力する。マイコン402は、呼出コマンド
の受信に応じて、応答コマンドを出力する。親子機間用
モデム401は、応答コマンドに応じて着呼応答信号を
無線ユニット400を介してコードレス親機50に送出
する。また、指定通話チャンネルに切換えることによ
り、親子機間で通話チャンネルが確立される。
【0051】また、コードレス子機40のマイコン40
2は、呼出コマンドを受信すると、DTMF信号発生部
404に対して、呼出信号が着信されたことを示す所定
のDTMF信号を送出するように指示する。
【0052】DTMF信号発生部404は、マイコン4
02からの指示に応じて、呼出信号変換装置30に対す
る所定のDTMF信号を送出する。このDTMF信号
は、接続ケーブル64を介して呼出信号変換装置30に
受信される。
【0053】呼出信号変換装置30のDTMFデコーダ
304は、DTMF信号を検出し、DTMF信号が示す
内容を解読する。DTMFデコーダ304は、DTMF
信号を解読した結果、すなわち呼出信号が着信されたこ
とを示す呼出制御信号をMPU300に出力する。MP
U300は、呼出制御信号をDTMFデコーダ304か
ら受信すると、呼出信号生成部302に対して呼出信号
の発生を指示する。
【0054】呼出信号生成部302は、MPU300か
らの指示に応じて、データ通信用モデム20のNCU2
10に設けられた呼出信号検出機能が動作可能な呼出信
号を発生する。呼出信号の電源は、電源部308から供
給する。
【0055】呼出信号生成部302により発生された呼
出信号は、絶縁トランス306によりコードレス子機4
0には流れず、接続ケーブル62を介してデータ通信用
モデム20のNCU210に入力される。
【0056】データ通信用モデム20のNCU210
は、呼出信号を検出し、AFE208を介してMPU2
00に通知する。データ通信用モデム20は、一般に用
いられているものであり、以下、直接、公衆回線70に
接続されている場合と同様に、MPU200がパソコン
10(通信用アプリケーション)に呼出信号の着信(デ
ータ通信要求)があったことを通知する。
【0057】通信用アプリケーションが自動着信モード
にセットされている場合、データ通信用モデム20のM
PU200は、NCU210からの呼出信号を検出した
ことを示す通知を受けると通信状態に移行する。MPU
200は、通信状態に移行すると、呼出信号変換装置3
0、コードレス子機40、コードレス親機50、及び公
衆回線70を介して、通信相手とプロトコルのやり取り
を行ない、データ通信を実行できるように環境を整え
る。その後、相手先とデータ通信を実行する。
【0058】なお、呼出信号変換装置30は、呼出信号
検出後は、何も動作せず、コードレス子機40とデータ
通信用モデム20とが回線的(物理的)に接続された状
態となっている。また、コードレス子機40とコードレ
ス親機50との間は、親子機間用の所定のプロトコルに
基づいて制御信号が送受信されるので、特別な制御の必
要がない。
【0059】また、呼出信号が検出された際、通信用ア
プリケーションが自動着信モードにセットされていない
場合、呼出信号に応じた呼出音を聞いたユーザによっ
て、パソコン10が操作され、データ通信用モデム20
のMPU200に対して、受信動作に移行するように指
示するATコマンド等によって直接指示する。その後の
動作は、前述した受信モードと同様にして、データ通信
を実行する。
【0060】次に、第2実施例について説明する。図3
は本発明の第2実施例に係わる通信システムの構成を示
すブロック図である。第2実施例では、移動体通信機器
として無線通信機能付き電話機(コードレス電話機)の
コードレス子機を介してデータ通信を行なう通信システ
ムの例を示している。
【0061】図3に示すように、第2実施例における通
信システムは、パソコン10、データ通信用モデム2
0、呼出信号変換装置32、コードレス電話機(コード
レス子機42及びコードレス親機50)によって構成さ
れている。第1実施例と構成が同一の部分については同
一符号を付して説明を省略する。
【0062】呼出信号変換装置32は、MPU300、
メモリ321、呼出信号生成部302、絶縁トランス3
06、電源部308、ACコンセント310、ジャック
312,314、マイク322、音信号処理部324が
設けられている。第1実施例における呼出信号変換装置
30と同一の機能部分については同一符号を付して説明
を省略する。
【0063】メモリ321は、MPU300の動作を制
御するプログラムやデータ等を記憶するためのものであ
り、マイク322による集音で得られた音声信号に基づ
く処理に関するプログラムが含まれている。マイク32
2は、コードレス子機40によって発せられるビープ音
を集音するために用いられ、音信号を音信号処理部32
4に出力する。音信号処理部324は、マイク322か
らの音信号から、コードレス子機40によって発せられ
たビープ音に対応する音信号を検出し、MPU300に
通知する。
【0064】次に、第2実施例の動作について説明す
る。ここで、パソコン10では、通信用アプリケーショ
ンが起動されており、外部(公衆回線70を介して)か
らのデータ通信要求を受信可能な状態となっているもの
とする。
【0065】まず、公衆回線70を介して呼出信号がコ
ードレス親機50に受信されると、第1実施例の説明と
同様にして、呼出コマンドがコードレス子機40に送出
される。
【0066】コードレス子機42は、呼出コマンド信号
に応じてスピーカ(図示せず)から呼出信号の着信があ
ったことを示すビープ音を出力する。呼出信号変換装置
32のマイク322は、コードレス子機42から呼出コ
マンド信号に応じて発せられたビープ音を集音し、その
音信号を音信号処理部324に出力する。
【0067】音信号処理部324は、音信号がビープ音
によるものかを検出し、該当する信号であればMPU3
00に、呼出信号が受信されたことを示す呼出制御信号
を出力する。従って、音声等のビープ音以外の音を集音
しても、MPU300には誤った呼出制御信号が出力さ
れない。
【0068】MPU300は、呼出制御信号を音信号処
理部324から受信すると、呼出信号生成部302に対
して呼出信号の発生を指示する。呼出信号生成部302
は、MPU300からの指示に応じて、データ通信用モ
デム20のNCU210に設けられた呼出信号検出機能
が動作可能な呼出信号を発生する。呼出信号の電源は、
電源部308から供給する。以下、前述した第1実施例
と同様にして動作する。
【0069】次に、第3実施例について説明する。図4
は本発明の第3実施例に係わる通信システムの構成を示
すブロック図である。第3実施例では、移動体通信機器
として無線通信機能付き電話機(コードレス電話機)の
コードレス子機を介してデータ通信を行なう通信システ
ムの例を示している。
【0070】図4に示すように、第3実施例における通
信システムは、パソコン10、データ通信用モデム2
0、呼出信号変換装置34、コードレス電話機(コード
レス子機42及びコードレス親機50)によって構成さ
れている。第1実施例と構成が同一の部分については同
一符号を付して説明を省略する。
【0071】呼出信号変換装置34は、MPU300、
メモリ341、呼出信号生成部302、絶縁トランス3
06、電源部308、ACコンセント310、ジャック
312,314、親子機間用モデム342が設けられて
いる。第1実施例における呼出信号変換装置30と同一
の機能部分については同一符号を付して説明を省略す
る。
【0072】メモリ341は、MPU300の動作を制
御するプログラムやデータ等を記憶するためのものであ
り、親子機間用モデム342から出力される呼出コマン
ドに応じた処理に関するプログラムが含まれている。
【0073】親子機間用モデム342は、コードレス子
機40に設けられた親子機間用モデム401と同一の構
成をもち、ジャック314と接続されている。親子機間
用モデム342は、コードレス子機42を介して、コー
ドレス親機50から送出された信号(コマンド)を受信
し、信号の復調やマイコン402から出力されるコード
レス親機50に送出すべき信号(コマンド)の変調を行
なう。
【0074】次に、第3実施例の動作について説明す
る。ここで、パソコン10では、通信用アプリケーショ
ンが起動されており、外部(公衆回線70を介して)か
らのデータ通信要求を受信可能な状態となっているもの
とする。
【0075】まず、公衆回線70を介して呼出信号がコ
ードレス親機50に受信されると、第1実施例の説明と
同様にして、呼出コマンド信号がコードレス子機40に
送出される。
【0076】コードレス子機42によって受信された呼
出コマンド信号は、無線ユニット400、接続ケーブル
64を介して呼出信号変換装置34に伝達される。呼出
信号変換装置34に伝達された呼出コマンド信号は、親
子機間用モデム342によって検出される。親子機間用
モデム342は、コードレス子機42内の親子機間用モ
デム401と同様に呼出コマンド信号を復調し、その結
果得られた呼出制御信号をMPU300に出力する。
【0077】MPU300は、呼出制御信号を親子機間
用モデム342から受信すると、呼出信号生成部302
に対して呼出信号の発生を指示する。以下、前述した第
1実施例と同様にして動作する。
【0078】次に、第4実施例について説明する。図5
は本発明の第4実施例に係わる通信システムの構成を示
すブロック図である。第4実施例では、移動体通信機器
として無線通信機能付き電話機(コードレス電話機)の
コードレス子機の機能とデータ通信用モデムの機能を備
えた一体型呼出信号変換装置80を介してデータ通信を
行なう通信システムの例を示している。
【0079】図5に示すように、第4実施例における通
信システムは、パソコン10、一体型呼出信号変換装置
80、コードレス親機50によって構成されている。パ
ソコン10と一体型呼出信号変換装置80は、シリアル
データ転送用のケーブル60と、データ送信用のケーブ
ル66によって接続されている。なお、第1実施例と構
成が同一の部分については同一符号を付して説明を省略
する。
【0080】一体型呼出信号変換装置80は、コードレ
ス子機機能とデータ通信用モデム機能とが設けられたも
ので、無線ユニット400、親子機間用モデム401、
マイコン800、ダイヤルボタン403、アンテナ40
9、新NCU802、インタフェース(I/F)ロジッ
ク回路804、MPU806によって構成されている。
【0081】データ通信用モデム機能は、新NCU80
2、MPU806、SIO204、AFE208によっ
て実現される。新NCU802は、無線ユニット400
に接続され、コードレス親機50からの信号(コマン
ド)を受信する。コードレス子機機能を制御するマイコ
ン800とデータ通信用モデム機能を制御するMPU8
06とは接続されており、制御データが送受される。新
NCU802は、呼出信号検出機能が設けられていない
点で一般のNCUと異なっている。I/Fロジック回路
804は、パソコン10とマイコン800との間でデー
タやコマンドを送受するためのインタフェースである。
【0082】次に、第4実施例の動作について説明す
る。ここで、パソコン10では、通信用アプリケーショ
ンが起動されており、外部(公衆回線70を介して)か
らのデータ通信要求を受信可能な状態となっているもの
とする。
【0083】まず、公衆回線70を介して呼出信号がコ
ードレス親機50に受信されると、第1実施例の説明と
同様にして、呼出コマンド信号が一体型呼出信号変換装
置80に送出される。一体型呼出信号変換装置80は、
コードレス子機機能によって、前述した第1実施例と同
様にして呼出コマンド信号を受信し、親子機間用モデム
401において復調する。
【0084】マイコン800は、親子機間用モデム40
1での復調によって得られた呼出コマンドを入力する
と、データ通信用モデム機能を制御するMPU806
に、呼出信号が入力されたことを示す制御信号(呼出制
御信号)を出力する。
【0085】MPU806は、本来、NCUの呼出信号
検出機能からの制御信号の代わりにマイコン800から
の制御信号を受けて、呼出信号が入力されたことを検出
する。MPU806は、SIO204、ケーブル60を
介して、パソコン10(通信用アプリケーション)に呼
出信号の着信(データ通信要求)があったことを通知す
る。以下、前述のようにしてデータ通信を行なう。
【0086】なお、図5に示す一体型呼出信号変換装置
80は、ダイヤルボタン403が設けられ、一般のコー
ドレス子機の機能を有するものとして説明したが、パソ
コン10で動作する通信アプリケーションによって動作
制御可能な、図6に示すようなICカード型に構成する
こともできる。すなわち、実装体積が大きい部品(ダイ
ヤルボタン403等)を取り除き、例えばJEIDA
(Japan Electronic Industry Development Associatio
n )/PCMCIA(Personal Computer MemoryCard I
nternational Association )に準拠した、68ピンの
インタフェースを有するICカード型に構成する。従っ
て、パソコン10には、JEIDA/PCMCIAに準
拠したカードインタフェース(68ピンのICカードス
ロット)を設け、一体型呼出信号変換装置80接続可能
とする。データ通信用モデム機能、及びコードレス子機
機能は、パソコン10(通信アプリケーション)によっ
て直接制御する。
【0087】また、一般の通話を行なうために、マイク
・イヤホンジャックを設け、外部より接続可能なヘッド
セット(マイクとスピーカを有する)を接続して用いる
ようにしても良い。
【0088】このようにして、第1乃至第3実施例で
は、公衆回線からの電気的な呼出信号がコードレス親機
50に受信されると、呼出信号の受信を示す制御信号に
よってコードレス子機40,42に通知し、コードレス
子機40,42から呼出信号の発生を指示することによ
り、呼出信号変換装置30,32,34からコードレス
親機50に受信されると同じ呼出信号を発生させてデー
タ通信用モデム20に送出することができる。従って、
データ通信用モデム20のNCU210による呼出信号
検出機能を動作させることができ、自動着信が可能とな
る。
【0089】また、第4実施例では、コードレス親機5
0からの呼出信号の受信を示す制御信号に応じて、一体
型呼出信号変換装置80のコードレス子機機能がデータ
通信用モデム機能に通知することにより、自動着信が可
能となる。
【0090】なお、前記第1乃至第4実施例ではコード
レス電話機を用いて説明したが、コードレス電話機以外
の移動体通信である例えば、携帯電話、自動車電話等の
無線通信機能付き電話機に応用することができる。
【0091】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、データ通
信用モデムにおける自動着信機能を公衆回線からの呼出
信号によって実行させることが可能となるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係わる通信システムの構
成の一部を示すブロック図。
【図2】本発明の第1実施例に係わる通信システムの構
成の一部を示すブロック図。
【図3】本発明の第2実施例に係わる通信システムの構
成を示すブロック図。
【図4】本発明の第3実施例に係わる通信システムの構
成を示すブロック図。
【図5】本発明の第4実施例に係わる通信システムの構
成を示すブロック図。
【図6】本発明の第4実施例における一体型呼出信号変
換装置の構成を示す図。
【符号の説明】
10…パーソナルコンピュータ、20…データ通信用モ
デム、30,32,34…呼出信号変換装置、40,4
2…コードレス子機、50…コードレス親機、60,6
2,64,66…接続ケーブル、70…公衆回線、80
…一体型呼出信号変換装置、200,300…MPU、
202,301…メモリ、204…シリアルデータ制御
用論理回路(SIO)、208…AFE、210…ネッ
トワークコントロールユニット(NCU)、302…呼
出信号生成部、304…DTMFデコーダ、306…絶
縁トランス、308…電源部、310…ACコンセン
ト、312,314…ジャック、322,406,50
5…マイク、324…音信号処理部、400,500…
無線ユニット、401,502…親子機間用モデム、4
02,503,800…マイクロコンピュータ、40
3,504…ダイヤルボタン、404…DTMF信号発
生部、407,506…スピーカ、408…マイク・イ
ヤホンジャック、409,507…アンテナ、501…
スピーチネットワーク、802…新NCU、804…イ
ンタフェースロジック回路。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 公衆回線に接続され、呼出信号が着信さ
    れたことを示す信号を所定のプロトコルに基づいて無線
    通信によって送出する基地局と、 前記基地局と所定のプロトコルに基づいて無線通信を行
    なうものであって、前記基地局から送出された信号に応
    じたDTMF(Dual Tone Multi Frequency )信号を発
    生して出力する移動局と、 前記移動局と接続され、前記移動局から出力された、呼
    出信号が着信されたことを示すDTMF信号に応じて、
    前記基地局に着信された前記呼出信号と同一の呼出信号
    を生成する呼出信号変換装置と、 前記呼出信号変換装置によって生成された呼出信号を検
    出する呼出信号検出機能が設けられたデータ通信用モデ
    ムと、 前記データ通信用モデムに接続されて、前記呼出信号変
    換装置、前記移動局、前記基地局及び前記公衆回線を介
    して相手先とデータ通信を行なう情報処理機器と、 を具備したことを特徴とする通信システム。
  2. 【請求項2】 公衆回線に接続された基地局と所定のプ
    ロトコルに基づいて無線通信を行なう移動局の音声信号
    経路に接続するための移動局接続用端子と、 情報処理機器がデータ通信を行なうために用いられる、
    前記基地局に着信される呼出信号を検出する呼出信号検
    出機能が設けられたデータ通信用モデムを接続するため
    のデータ通信用モデム用端子と、 前記移動局接続用端子と前記データ通信用モデム用端子
    との間に接続された絶縁トランスと、 前記移動局接続用端子と接続され、前記移動局から送出
    されるDTMF信号を検出し、同DTMF信号が示す内
    容を解読するDTMF解読手段と、 前記DTMF解読手段による解読結果が、前記基地局に
    呼出信号が着信されたことを示す際に呼出信号の生成を
    指示する呼出信号生成制御手段と、 前記呼出信号生成制御手段からの指示に応じて、前記基
    地局に着信された前記呼出信号と同一の呼出信号を生成
    し、前記データ通信用モデム用端子と前記絶縁トランス
    とを接続する経路に送出する呼出信号生成手段と、 を具備したことを特徴とする呼出信号変換装置。
  3. 【請求項3】 公衆回線に接続され、呼出信号が着信さ
    れたことを示す信号を所定のプロトコルに基づいて無線
    通信によって送出する基地局と、 前記基地局と所定のプロトコルに基づいて無線通信を行
    なうものであって、前記基地局から送出された信号に応
    じて呼出音を出力する移動局と、 前記移動局と接続され、前記移動局から出力された呼出
    音を検出し、この検出に応じて前記基地局に着信された
    前記呼出信号と同一の呼出信号を生成する呼出信号変換
    装置と、 前記呼出信号変換装置によって生成された呼出信号を検
    出する呼出信号検出機能が設けられたデータ通信用モデ
    ムと、 前記データ通信用モデムに接続されて、前記呼出信号変
    換装置、前記移動局、前記基地局及び前記公衆回線を介
    して相手先とデータ通信を行なう情報処理機器と、 を具備したことを特徴とする通信システム。
  4. 【請求項4】 公衆回線に接続された基地局と所定のプ
    ロトコルに基づいて無線通信を行なう移動局の音声信号
    経路に接続するための移動局接続用端子と、 情報処理機器がデータ通信を行なうために用いられる、
    前記基地局に着信される呼出信号を検出する呼出信号検
    出機能が設けられたデータ通信用モデムを接続するため
    のデータ通信用モデム用端子と、 前記移動局接続用端子と前記データ通信用モデム用端子
    との間に接続された絶縁トランスと、 前記移動局から出力される前記基地局に呼出信号が着信
    されたことを示す呼出音を検出する呼出音検出手段と、 前記呼出音検出手段によって呼出音が検出された際に呼
    出信号の生成を指示する呼出信号生成制御手段と、 前記呼出信号生成制御手段からの指示に応じて、前記基
    地局に着信された前記呼出信号と同一の呼出信号を生成
    し、前記データ通信用モデム用端子と前記絶縁トランス
    とを接続する経路に送出する呼出信号生成手段と、 を具備したことを特徴とする呼出信号変換装置。
  5. 【請求項5】 公衆回線に接続され、呼出信号が着信さ
    れたことを示す信号を無線通信用の変復調手段を用いて
    所定のプロトコルに基づいて無線通信によって送出する
    基地局と、 前記基地局と所定のプロトコルに基づいて無線通信用の
    変復調手段を用いて、前記基地局から送出された信号を
    受信する移動局と、 前記移動局と接続され、前記移動局に受信された前記基
    地局から出力された呼出信号が着信されたことを示す信
    号を前記移動局を介して入力し、前記移動局に設けられ
    た無線通信用の変復調手段と同一の変復調手段を用いて
    内容を検出し、この検出に応じて前記基地局に着信され
    た前記呼出信号と同一の呼出信号を生成する呼出信号変
    換装置と、 前記呼出信号変換装置によって生成された呼出信号を検
    出する呼出信号検出機能が設けられたデータ通信用モデ
    ムと、 前記データ通信用モデムに接続されて、前記呼出信号変
    換装置、前記移動局、前記基地局及び前記公衆回線を介
    して相手先とデータ通信を行なう情報処理機器と、 を具備したことを特徴とする通信システム。
  6. 【請求項6】 公衆回線に接続された基地局と所定のプ
    ロトコルに基づいて無線通信を行なう移動局の音声信号
    経路に接続するための移動局接続用端子と、 情報処理機器がデータ通信を行なうために用いられる、
    前記基地局に着信される呼出信号を検出する呼出信号検
    出機能が設けられたデータ通信用モデムを接続するため
    のデータ通信用モデム用端子と、 前記移動局接続用端子と前記データ通信用モデム用端子
    との間に接続された絶縁トランスと、 前記移動局接続用端子と接続され、前記移動局の音声信
    号経路を伝達される前記基地局からの前記移動局に対す
    る無線通信用の制御信号を検出し、その内容を解読する
    変復調手段と、 前記変復調手段による解読結果が、前記基地局に呼出信
    号が着信されたことを示す際に呼出信号の生成を指示す
    る呼出信号生成制御手段と、 前記呼出信号生成制御手段からの指示に応じて、前記基
    地局に着信された前記呼出信号と同一の呼出信号を生成
    し、前記データ通信用モデム用端子と前記絶縁トランス
    とを接続する経路に送出する呼出信号生成手段と、 を具備したことを特徴とする呼出信号変換装置。
  7. 【請求項7】 公衆回線に接続され、呼出信号が着信さ
    れたことを示す信号を所定のプロトコルに基づいて無線
    通信によって送出する基地局と、 前記基地局と所定のプロトコルに基づいて無線通信を行
    なうものであって前記基地局から送出された前記信号を
    検出する移動局手段、前記移動局手段が前記基地局から
    送出された信号を検出した際にデータ通信を行なうため
    に用いられるデータ通信用モデム手段、及び前記移動局
    手段と前記データ通信用モデム手段とを外部機器に接続
    するためのインタフェースを備えた一体型呼出信号変換
    装置と、 前記インタフェースを介して前記一体型呼出信号変換装
    置に接続されて、前記一体型呼出信号変換装置、前記基
    地局及び前記公衆回線を介して相手先とデータ通信を行
    なう情報処理機器と、 を具備したことを特徴とする通信システム。
  8. 【請求項8】 公衆回線に接続された基地局と所定のプ
    ロトコルに基づいて無線通信を行なうものであって、前
    記基地局に呼出信号が着信されたことを示す信号を含む
    制御信号の送受を行なう通信手段と、 前記通信手段によって受信された制御信号から前記基地
    局に呼出信号が着信されたことを示す信号を検出する検
    出手段と、 前記検出手段によって前記信号が検出された際に、通信
    手段を介して外部の情報処理機器の制御のもとに動作す
    るデータ通信用モデム手段と、 前記データ通信用モデム手段を外部の情報処理機器に接
    続するためのインタフェースと、 を具備したことを特徴とする呼出信号変換装置。
  9. 【請求項9】 前記情報処理機器に設けられたICカー
    ドスロットにより結合可能なICカード型に構成された
    ことを特徴とする請求項8記載の呼出信号変換装置。
JP29870993A 1993-11-29 1993-11-29 呼出信号変換装置及び同装置を用いた通信システム Pending JPH07154503A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998044687A1 (fr) * 1997-03-31 1998-10-08 Hitachi, Ltd. Modem utilisant une barriere isolante capacitive et un coupleur insolant, et circuit integre utilise par ce modem

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WO1998044687A1 (fr) * 1997-03-31 1998-10-08 Hitachi, Ltd. Modem utilisant une barriere isolante capacitive et un coupleur insolant, et circuit integre utilise par ce modem

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