JPH0715253U - 研磨・軽研削サンダー - Google Patents
研磨・軽研削サンダーInfo
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- JPH0715253U JPH0715253U JP4984893U JP4984893U JPH0715253U JP H0715253 U JPH0715253 U JP H0715253U JP 4984893 U JP4984893 U JP 4984893U JP 4984893 U JP4984893 U JP 4984893U JP H0715253 U JPH0715253 U JP H0715253U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 サンドペーパーの繊維のほつれ等が発生する
ことなく、手持ち式グラインダに取付けて使い勝手よく
研磨・軽研削ができるようにする。 【構成】 円板状のサンドペーパー、砥粒を含浸させ焼
成してなる長繊維不織布、短繊維不織布又は皮革を、粘
着剤にてほぼ同径の可撓性取付円板のほぼ全面に貼着
し、全体として可撓性を有するが、手持ち式グラインダ
に直接取付可能となした。
ことなく、手持ち式グラインダに取付けて使い勝手よく
研磨・軽研削ができるようにする。 【構成】 円板状のサンドペーパー、砥粒を含浸させ焼
成してなる長繊維不織布、短繊維不織布又は皮革を、粘
着剤にてほぼ同径の可撓性取付円板のほぼ全面に貼着
し、全体として可撓性を有するが、手持ち式グラインダ
に直接取付可能となした。
Description
【0001】
この考案は、手持ち式グラインダに取付けて使用される研磨・軽研削サンダー に関する。
【0002】
従来、錆落とし等を行う場合、サンドペーパーを手に持って擦って錆を除去す ることがよく行われていたが、サンドペーパーによる場合には手作業に頼らざる を得ず、作業が煩雑である。
【0003】 他方、重研削には手持ち式グラインダに研削サンダーを取付け、これを回転さ せつつ研削箇所に押し付けることがよく行われている。
【0004】
そこで錆落とし等を行う場合に、円形状のサンドペーパーをゴムパッドで挟持 して手持ち式グラインダに取付け、機械的に錆落としを行うことが提案されるが 、かかる方法ではサンドペーパーが柔らか過ぎて使い勝手が悪く、又サンドペー パーの繊維がほつれてきて作業の邪魔になるという問題がある。
【0005】 この考案は、かかる問題点に鑑み、手持ち式グラインダにて使い勝手よく研磨 ・軽研削ができ、しかもサンドペーパーの繊維のほつれ等が発生しないようにし た研磨・軽研削サンダーを提供することを課題とする。
【0006】
そこで本考案に係る研磨・軽研削サンダーは、手持ち式グラインダにて回転さ れ、被研磨研削面に対して斜めに押し付けられ、撓んで面接触しつつ研磨・軽研 削を行うサンダーであって、可撓性を有する取付円板にはそのほぼ全面に粘着剤 が塗布され、その上には取付円板とほぼ同径円板状をなすサンドペーパー、砥粒 を含浸させ焼成してなる長繊維不織布、短繊維不織布又は皮革が貼着されており 、全体として可撓性を有するとともに手持ち式グラインダに取付可能となしたこ とを特徴とする。
【0007】 取付円板は可撓性を有するものであればよく、例えば東洋ファイバー社製ファ イバー(商品名)を使用できる。軽研削にはサンドペーパー、砥粒、例えば金剛 砂を含浸させ焼成してなる長繊維不織布を使用するが、研磨、特に軽研磨の場合 には短繊維不織布(フェルト)や皮革を使用することもできる。この研磨・軽研 削円板は取付円板の一面にのみ貼着してもよいが、使用効率を考慮すると、表裏 両面に貼着するのがよい。粘着剤は取付円板に直接塗布するようにしてもよいが 、市販の両面接着テープ(例えば、日東テープ社製両面接着テープ)を使用して もよい。粘着剤には両面接着テープの粘着剤と同様の材料を使用できるが、非硬 化型の接着剤を使用してもよい。手持ち式グラインダはモータ駆動式、エアー駆 動式(商品名:エアーサンダ)のいずれも使用できる。
【0008】
本考案によれば、円板状をなすサンドペーパー、砥粒を含浸させ焼成してなる 長繊維不織布を粘着剤にて軟質の取付円板に貼着し、全体として可撓性を付与し たので、サンドペーパーを単体で使用する場合と同様に、錆落とし等の研磨・軽 研削が可能である。また、サンドペーパーを取付円板にて支持しているので、可 撓性を有するものの、手持ち式グラインダーの駆動軸にロックナット等を用いて 直接取付けることができる。
【0009】 しかも、サンドペーパー等のほぼ全面を取付円板に貼着しているので、繊維の ほつれ等は発生せず、円滑に研磨・軽研削ができて使い勝手がよく、又研磨研削 時の荷重は取付円板の全面に分散されてサンドペーパー等が剥がれるのを防止で きるので、安全性が高く、又サンドペーパーに代えて短繊維不織布(フェルト) や皮革を貼着し、手持ち式グラインダで研磨・軽研削を行うことが可能となり、 その有用性は非常に大である。
【0010】
以下、本考案を図面に示す具体例に基づいて詳細に説明する。図1ないし図3 は本考案の一実施例による研磨・軽研削サンダーを示す。図において、研磨・軽 研削サンダー1は取付円板2の表裏両面に円板状サンドペーパ3を固着して構成 されている。取付円板2は40〜200mm、例えば直径100mmのボール紙 に樹脂を含浸させて製作され、又取付円板2及びサンドペーパー3の中央には取 付穴3a(但し、取付円板2の取付穴は現れていない)が形成され、該取付穴3 aに手持ち式グラインダGの回転軸G1が挿通されてロックナットNで固定でき る。この取付円板2には例えば東洋ファイバー社の製品(商品名:ファイバー) を使用できる。なお、ゴムパッドで挟持してグラインダGに取付けることもでき る。また、取付方法はサンダー1の取付穴周縁にスリットを入れ、皿状のロック ナットを使用してオフセット式に取付けてもよい(図3にはオフセット式に取付 けた状態を示す)。
【0011】 他方、サンドペーパ3は基布表面に金剛砂(他の砥粒、例えばダイヤモンド砥 粒、セラミックス砥粒でもよい)と合成樹脂バインダーとの混合物を吹きつけ焼 付けて製作され、金剛砂の粒度は被研磨材の種類によって適宜設定される。また 、取付円板2の表裏両面には全面に同径の両面接着テープ4が貼着され、該両面 接着テープ4には上記円板状サンドペーパー3が貼着されている。両面接着テー プ4はテープ表裏面に粘着剤を塗布しその上に剥離紙を貼着したもので、剥離紙 を貼着した状態にて円形に切り抜き、一方の剥離紙を剥がして取付円板2に貼着 し、他方を剥がしてサンドペーパー3を貼着することができる。
【0012】 本例の研磨・軽研削サンダー1を使用する場合、図2に示すように、取付円板 2及びサンドペーパー3の取付穴3aに手持ち式グラインダGの回転軸G1を挿 通しこれにロックナットNを螺合させるが、取付円板2にてサンドペーパー3が 支持されるので、研磨・軽研削サンダー1をグラインダGに直接セットできる。
【0013】 研磨又は軽研削に際してはグラインダGを手に持って先端側を下方に傾斜させ 、内蔵モータを作動させてサンドペーパ3を回転させつつ、サンドペーパー3の 先端側が接触するように被研磨研削面Wに軽く押し付ける。すると、図3に示す ように、研磨・軽研削サンダー1が全体として可撓性を有しているので、研磨・ 軽研削サンダー1の外周縁部分が撓んで被研磨研削面Wと軟らかく面接触し、グ ラインダGを前後左右に移動させて効率よく研磨・軽研削を行うことができる。 また、グラインダGを持つ手に力が入っても研磨・軽研削サンダー1が変形して 入り過ぎた力を吸収するので、使い勝手がよい。なお、本件考案者らの実験によ れば、サンドペーパー3の場合には研磨・軽研削の他に、重研削に使用しても十 分使用に耐えることが分かった。また、研磨・軽研削の作業中に摩擦熱が発生し 、サンダー1は軟らかくなったが、剥離等の発生は見られず、所望の研磨・軽研 削性能が得られることが分かった。
【0014】 また、取付円板2の両面にサンドペーパー3を貼着しているので、片面のサン ドペーパー3の外周縁が磨滅すると、サンダー1を裏返してグランダーGに取付 け、その外周縁が磨滅すると、所定の寸法で基布を切り取り、新しい外周縁を使 用して研磨・軽研削を行うことができる。その時、基布の外端面をエンドレスベ ルト式の研磨機等に押し付けて磨滅した部分を除去する、即ちドレッシングする こともできるが、その場合には基布の厚みが大きくなってより一層使い勝手がよ くなる。
【0015】 また、サンドペーパー3の全面を取付円板2に貼着しているので、研磨・軽研 削中にサンドペーパー3の剥がれや基布の繊維のほつれが発生することはなく、 作業中の安全性を保証できる。
【0016】 図4は本考案の第2の実施例を示す。本実施例では、サンドペーパー3に代え 、金剛砂を含浸させ焼成してなる長繊維不織布5を使用している。
【図1】 本考案の一実施例による研磨・軽研削用サン
ダーを示す分解斜視図である。
ダーを示す分解斜視図である。
【図2】 上記研磨・軽研削用サンダーをグラインダG
に取付けた状態を示す斜視図である。
に取付けた状態を示す斜視図である。
【図3】 上記研磨・軽研削サンダーの使用状態を示す
図である。
図である。
【図4】 本考案の他の実施例による研磨・軽研削用サ
ンダーを示す斜視図である。
ンダーを示す斜視図である。
1 研磨・軽研削サンダー 2 取付円板 3 サンドペーパ 4 両面接着テープ(粘着剤) 5 金剛砂含浸焼成の長繊維不織布 G グラインダー
Claims (1)
- 【請求項1】 手持ち式グラインダにて回転され、被研
磨研削面に対して斜めに押し付けられ、撓んで面接触し
つつ研磨・軽研削を行うサンダーであって、 可撓性を有する取付円板にはそのほぼ全面に粘着剤が塗
布され、その上には取付円板とほぼ同径円板状をなすサ
ンドペーパー、砥粒を含浸させ焼成してなる長繊維不織
布、短繊維不織布又は皮革が貼着されており、全体とし
て可撓性を有するとともに手持ち式グラインダに直接取
付可能となっていることを特徴とする研磨・軽研削サン
ダー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993049848U JP2567255Y2 (ja) | 1993-08-19 | 1993-08-19 | 研磨・軽研削サンダー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993049848U JP2567255Y2 (ja) | 1993-08-19 | 1993-08-19 | 研磨・軽研削サンダー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0715253U true JPH0715253U (ja) | 1995-03-14 |
JP2567255Y2 JP2567255Y2 (ja) | 1998-04-02 |
Family
ID=12842488
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993049848U Expired - Lifetime JP2567255Y2 (ja) | 1993-08-19 | 1993-08-19 | 研磨・軽研削サンダー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2567255Y2 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5934954U (ja) * | 1982-08-30 | 1984-03-05 | トヨタ自動車株式会社 | バリ除去装置 |
JPS6146150U (ja) * | 1984-08-25 | 1986-03-27 | 株式会社 新大和 | 研摩機 |
JPH01166060U (ja) * | 1988-05-12 | 1989-11-21 |
-
1993
- 1993-08-19 JP JP1993049848U patent/JP2567255Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5934954U (ja) * | 1982-08-30 | 1984-03-05 | トヨタ自動車株式会社 | バリ除去装置 |
JPS6146150U (ja) * | 1984-08-25 | 1986-03-27 | 株式会社 新大和 | 研摩機 |
JPH01166060U (ja) * | 1988-05-12 | 1989-11-21 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2567255Y2 (ja) | 1998-04-02 |
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