JPH07152303A - カラー画像形成装置 - Google Patents

カラー画像形成装置

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JPH07152303A
JPH07152303A JP5298367A JP29836793A JPH07152303A JP H07152303 A JPH07152303 A JP H07152303A JP 5298367 A JP5298367 A JP 5298367A JP 29836793 A JP29836793 A JP 29836793A JP H07152303 A JPH07152303 A JP H07152303A
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developing
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drum
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JP5298367A
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English (en)
Inventor
Keiichi Ikunami
慶一 幾波
Takashi Tamura
高志 田村
Yozo Fujii
洋三 藤井
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 画像形成部を構成する各機材を装置内で移動
するのみでジャム処理を可能とし、さらに各機材を汚損
することなく簡易な操作をもって装置に着脱出来る構造
にすることを目的とする。 【構成】 感光体ドラム10、クリーニング装置22等を収
めるドラムカートリッジ40と、Y,M,Cの各現像剤を
内蔵する各現像器14を収める現像カートリッジ50とさら
にKの現像剤を内蔵する現像器14Aとをそれぞれ装置内
のレール部材に沿って移動可能のドラム架台30に個別に
着脱可能とし、ジャム処理に際してはカバー部材Cの開
放により、ドラム架台30の下部に位置する転写部の支持
部材100を下方に移動退避させて前記ドラム架台30を水
平方向にスライド可能としたことを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、像形成体の周面に複数
の現像器を配し、単色のトナー像を重ね合わせることに
よってカラーのトナー像を形成するカラー画像形成装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】画像形成装置の内、中でも事務用として
使用される電子写真複写機にはジャム処理やメンテナン
スの作業を容易にする目的で、装置本体の側面扉を開放
することによって感光体や現像器を収めるカートリッジ
を取り出すことによって転写材の搬送面を開放するよう
にした装置があり、また装置を上部本体と下部本体とに
分割して上部本体を開蓋することによって搬送面を開放
するようにしたいわゆるクラムシェル形式の装置も知ら
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし感光体や現像器
は、それ等を装置より取り出せる構造とすると手や他の
器物等に触れて汚損する危険が生じ、特に現像器の場合
異物が現像スリーブに付着して画像劣化を来たすおそれ
がある。
【0004】またクラムシェル形式の装置に関しては、
記録紙の搬送路を分割線として開閉がなされるが、通常
ジャム処理性向上のため、感光体と転写装置の間を開放
させる必要があり、その結果、感光体の転写装置と対向
する部位が大きく露出することとなり、操作者の手が触
れやすく、感光体面を汚損するおそれがある。また、カ
ラー画像形成装置の場合複数の現像器が上部本体側に組
み込まれることから上部本体の重量が増大し、そのため
操作性が悪くなると共に装置全体の強度、剛性が低下し
て画像形成に当り振動による影響を受け易くなると言う
問題が生ずる。
【0005】本発明はこの点を解決して改良した結果、
感光体や現像器を、手や器物に触れることなく転写材の
搬送面を開放し、それによってジャム処理等や機械のメ
ンテナンスを安全かつ容易に実施することの出来るカラ
ー画像形成装置の提供を目的としたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的は、像形成体、
前記像形成体を帯電するための帯電手段、前記像形成体
上に潜像を形成するための露光手段、前記潜像を現像し
てトナー像を得るための複数の現像手段、前記トナー像
を転写体に転写するための転写手段、前記トナー像を転
写体に転写した後に前記像形成体をクリーニングするた
めのクリーニング手段及び前記現像手段の位置する側の
装置本体前面を開放するための手段を有するカラー画像
形成装置において、前記装置の外装部材の開放により前
記転写手段もしくは前記像形成体の何れか一方を画像転
写面に対し略垂直方向に移動退避させることを特徴とす
るカラー画像形成装置によって達成される。
【0007】
【実施例】本発明の実施例の説明に先立って、本発明の
カラー画像形成装置の構成とその作用を図1ないし図8
によって説明する。
【0008】図において10は像形成体である感光体ドラ
ムで、OPC感光体をドラム上に塗布したもので接地さ
れて時計方向に駆動回転される。12はスコロトロン帯電
器で、感光体ドラム10周面に対しVHの一様な帯電をVG
に電位保持されたグリッドとコロナ放電ワイヤによるコ
ロナ放電によって与えられる。このスコロトロン帯電器
12による帯電に先だって、前プリントまでの感光体の履
歴をなくすために発光ダイオード等を用いたPCL11に
よる露光を行って感光体周面の除電をしておく。
【0009】感光体への一様帯電ののち像露光手段13に
より画像信号に基づいた像露光が行われる。像露光手段
13は図示しないレーザダイオードを発光光源とし回転す
るポリゴンミラー131、fθレンズ等を経て反射ミラー1
32により光路を曲げられ走査がなされるもので、感光体
ドラム10の回転(副走査)によって潜像が形成される。
本実施例では文字部に対して露光を行ない、文字部の方
が低電位VLとなるような反転潜像を形成する。
【0010】感光体ドラム10周縁にはイエロー(Y)、
マゼンタ(M)、シアン(C)、黒色(K)等のトナー
とキャリアとから成る現像剤をそれぞれ内蔵した現像器
14が設けられていて、先ず1色目の現像がマグネットを
内蔵し現像剤を保持して回転する現像スリーブ141によ
って行われる。現像剤はフェライトをコアとしてそのま
わりに絶縁性樹脂をコーティングしたキャリアと、ポリ
エステルを主材料として色に応じた顔料と荷電制御剤、
シリカ、酸化チタン等を加えたトナーとからなるもの
で、現像剤は層形成手段によって現像スリーブ141上に1
00〜600μmの層厚(現像剤)に規制されて現像域へと搬
送される。
【0011】現像域における現像スリーブ141と感光体
ドラム10との間隙は層厚(現像剤)よりも大きい0.2〜
1.0mmとして、この間にVACのACバアイスとVDCのD
Cバイアスが重畳して印加される。VDCとVH、トナー
の帯電は同極性であるため、VACによってキャリアから
離脱するきっかけを与えられたトナーはVDCより電位の
高いVHの部分には付着せず、VDCより電位の低いVL
分に付着し顕像化(反転現像)が行われる。
【0012】1色目の顕像化が終った後2色目の画像形
成行程にはいり、再びスコロトロン帯電器12による一様
帯電が行われ、2色目の画像データによる潜像が像露光
手段13によって形成される。このとき1色目の画像形成
行程で行われたPCL11による除電は、1色目の画像部
に付着したトナーがまわりの電位の急激な低下により飛
び散るため行わない。
【0013】再び感光体ドラム10周面の全面に亘ってV
Hの電位となった感光体のうち、1色目の画像のない部
分に対しては1色目と同様の潜像がつくられ現像が行わ
れるが、1色目の画像がある部分に対し再び現像を行う
部分では、1色目の付着したトナーにより遮光とトナー
自身のもつ電荷によってVM′の潜像が形成され、VDC
とVM′の電位差に応じた現像が行われる。この1色目
と2色目の画像の重なりの部分では1色目の現像をVL
の潜像をつくって行うと、1色目と2色目とのバランス
が崩れるため、1色目の露光量を減らしてVH>VM>V
Lとなる中間電位とすることもある。
【0014】3色目、4色目についても2色目と同様の
画像形成行程が行われ、感光体ドラム10周面上には4色
の顕像が形成される。
【0015】一方給紙カセット15より半月ローラ16を介
して搬出された記録紙Pは一旦停止し、転写のタイミン
グの整った時点で給紙ローラ17の回転作動により転写域
へと給紙される。
【0016】転写域においては転写のタイミングに同期
して感光体ドラム10の周面に転写ローラ18が圧接され、
給紙された記録紙Pを挟着して多色像が一括して転写さ
れる。
【0017】次いで記録紙Pはほぼ同時に圧接状態とさ
れた分離ブラシ19によって除電され感光体ドラム10の周
面により分離して定着装置20に搬送され、熱ローラ201
と圧着ローラ202の加熱、加圧によってトナーを溶着し
たのち排紙ローラ21を介して装置外部に排出される。な
お前記の転写ローラ18および分離ブラシ19は記録紙Pの
通過後感光体ドラム10の周面より退避離間して次なるト
ナー像の形成に備える。
【0018】一方記録紙Pを分離した感光体ドラム10
は、クリーニング装置22のブレード221の圧接により残
留トナーを除去・清掃し、再びPCL11による除電と帯
電器12による帯電を受けて次なる画像形成のプロセスに
入る。なお前記のブレード221は感光体面のクリーニン
グ後直ちに移動して感光体ドラム10の周面より退避す
る。
【0019】図2は前記装置を構成する各ユニットの平
面のレイアウトを示したもので、矢示Aにて示す側が装
置の前面すなわち操作側の側面に相当する。
【0020】装置の本体は直立した2枚の側面パネル1
と側面パネル2とを有していて、これ等の側面パネルの
間に前記の像露光手段13である書込みユニットと、感光
体ドラム10と、複数の現像器14を収める現像ユニットと
さらに定着装置20のユニットと、DC電源ユニットが組
み込まれ、一方側面パネル1の外側には駆動系とプリン
ターコマンドを解読するフォーマッターと機械の動作シ
ーケンス制御用の制御基板類が収められ、また側面パネ
ル2の外側には現像ユニット内の各現像器14に接続する
トナーボックスが収容される。
【0021】前記の感光体ドラム10および現像ユニット
は装置の操作側面の近くに位置しているので、簡単な操
作によって装置の前面に引き出せる構造とすることが可
能であり、さらに本体の上部を開放出来るようにするこ
とで、感光体ドラム10や現像ユニットを本体より取り出
すことなくドラム架台を引出位置まで引出すことによっ
て転写位置でのジャム処理を行うことも可能である。
【0022】さらに給紙部でのジャム処理は、感光体ド
ラム10や現像ユニットの下部に装填される給紙カセット
15を装置外部に取出すことによって可能であり、また排
紙部でのジャム処理も装置の背側面を開放する構造とす
ることによって実現される。
【0023】以下前記装置の画像形成部を構成する各機
材の機能,性能の特徴について説明する。
【0024】(感光体)図3は感光体ドラム10に対する
回転動力の伝達方法を示したもので、ドラム周面を支持
する両フランジ101,102は駆動軸103と回転自在にして
おき、駆動軸103に固定した固定部材104と一方のフラン
ジ101との間にばね部材105を設けて互いを連結したもの
である。このようにすると、感光体ドラム10と駆動軸10
3とからなる駆動系の剛性を低くしたのと同等の効果が
得られ、固有振動数を下げて駆動歯車Gからの振動の変
動と共振しないようにすることができる。そして、駆動
軸103に入力された回転速度の変動を低剛性部材によっ
て吸収させ、感光体ドラム10を回転速度の変動を生じさ
せずに回転させることができる。
【0025】感光体ドラム10は安定した回転作動により
周面のOPC感光体に前記のスコロトロン帯電器12によ
る均一な帯電作用が実現される。帯電に際しグリッド電
位が制御されて帯電電位の安定が図られる。感光体の仕
様ならびにその帯電条件は一例として次のように設定さ
れる。
【0026】 感 光 体: OPC φ120 線速 100mm/sec 負帯電 帯電条件: 帯電ワイヤ:白金線(クラッド又はアロ
イ)が好ましく用いられる。VH−850V,VL−50V (像露光)図4(a)は像露光手段13のレイアウトの平
面と側面を、また図4(b)は前記像露光手段13に使用
される半導体レーザユニット135の説明図である。
【0027】感光体ドラム10周面のOPC感光体は帯電
器12により負帯電されたあと、像露光手段13の半導体レ
ーザユニット135の発光による露光を受けて静電潜像を
形成する。
【0028】前記のフォーマッタからの画像データはレ
ーザダイオード(LD)変調回路に送られて、変調され
た画像信号により半導体レーザユニット135のLDが発
光すると、そのビーム光はミラーを介しビームインデッ
クス136により各走査線の同期が図られてポリゴンミラ
ー131に投射される。
【0029】ポリゴンミラー131はその多面体でビーム
光を反射して走査し、その走査光はfθレンズ133、シ
リンドリカルレンズ134によりビーム形が補正されたあ
と反射ミラー132を介して感光体を露光して主走査を行
い、静電画像を形成する。
【0030】レーザ光は光学系により600DPI相当に
ビーム系が絞られる。従って高品質画像を得るためには
トナーの粒径も小さくする必要がある。本実施例では各
色とも8μmのサイズのトナーを使用している。ただし
ユーザにとって最も重要なのは黒色の文字品質であり、
黒色トナーは小粒径トナー(7μm〜11μm)が好適であ
る。
【0031】像露光の光学系としては例えば次に記す構
成のものが使用される。
【0032】ポリゴンミラー: 6面、回転数23600rpm エアーベアリング採用 レンズ焦点距離: f=140mm ドットクロック: 20MHZ ビ ー ム 径: 約60×80μm (現像)図5は現像器14の構成を示したもので、前記の
トナーボックスより供給されたトナーは現像器の右端部
に落下され、相反する方向に回転する一対の撹拌スクリ
ュ142によってキャリアと撹拌混合され、所定の帯電量
(Q/M)に設定される。
【0033】一方トナー濃度は磁気的検知方式により検
知され、この出力周波数にもとづいてトナーの供給量を
制御して5ないし7%程度のトナー濃度値に設定制御さ
れる。
【0034】撹拌された二成分現像剤は供給ローラ143
を介して現像スリーブ141に搬送され、層厚規制部材144
によって薄層とされて感光体ドラム10の現像域に搬送さ
れ、次に記す現像条件によって静電潜像の反転現像を行
う。
【0035】現 像 間 隙: 0.5mm ト ナ ー 搬 送 量 : 20〜30mg/cm2 現像バイアス(AC): 2KV,8KHZ (DC): −750V 現像スリーブ回転方向: 感光体ドラムに対し正転 画 像 濃 度 調 整 : 現像スリーブ回転数制御また
は現像バイアス制御(レーザビームにより感光体に標準
票板を形成し、現像後反射濃度を測定し画像濃度調整を
行う) ト ナ ー 濃 度 制 御: 磁気的検知方式 なお図示しないが前記のトナーボックスに装填するトナ
ーボトルをそのままトナーホッパとして使用することに
よりトナーの供給装置を小型簡略化すると同時に、トナ
ーボトルを半透明の材料で成形することで残量を容易に
視認出来るようにすることも可能である。
【0036】(給紙)図6は記録紙Pの給紙部を示した
もので、記録紙Pは給紙カセット15内に片側基準で格納
されており、従ってさばき爪151は記録紙Pの基準面側
にのみ設けられさらに半月ローラ16も片持ち構造とされ
て記録紙Pの基準面側に片寄って位置されている。
【0037】給紙部は、専用のモータを有しており、半
月ローラ16が矢示方向に回転して押上げ板152上に積載
した記録紙Pをさばき爪151の作用によりその最上層の
1枚のみを搬出する。
【0038】給紙カセット15より搬出された記録紙Pは
搬送系路に入ってUターンし、先端が給紙ローラ17を通
過したすぐ後に図示しない給紙センサの検知によってモ
ータを一旦停止したのち、転写のタイミングが整った段
階で再びモータが回転を始め、感光体面に対し所定の角
度を保ってその転写域に給紙される。
【0039】一方手差しによる給紙は装置本体の前面に
位置する手差し給紙台Mを図1の一点鎖線にて示す位置
より実線にて示す位置に回動してセットして行う。
【0040】手差しされた紙はピックアップローラ153
の回転により搬送され、前述した給紙カセット15からの
給紙と同様のプロセスを経て転写域に給紙される。
【0041】手差し給紙の対象とする紙は通常用いられ
る16lbsないし24lbsの一般の記録紙Pの他、36lbsの厚
紙やOHP用のトランスペアレンシ等である。また手差
し給紙台Mを取り外し、オプションとして専用のフィー
ダを装着することで封筒の給紙も可能である。
【0042】(転写)転写ローラ18は感光体ドラム10の
周面に対する位置が可変であって、単色画像のプリント
時には図7に示す如く常に圧接状態に置かれるが、カラ
ー画像の形成中には退避して離間した位置に保たれ転写
時にのみ圧接される。一方分離ブラシ19も転写ローラ18
の位置変動にほぼ同期して感光体ドラム10の周面に圧接
ならびに離間の作動をする。
【0043】本実施例の装置には、印加電圧が+3ない
し4KVDCで、ブレードによってローラ面をクリーニン
グする形式の転写ローラ18が使用され、また分離ブラシ
19にはDCとACを重畳したバイアス電圧を印加して使
用される。
【0044】(定着)本実施例の装置の備える定着装置
20は図8に示す如く一対のローラから成るいわゆる熱ロ
ーラ方式の定着装置であって、ヒータHを内蔵し時計方
向に駆動回転する上ローラ201と該上ローラ201に圧接し
て従動回転する下ローラ202との間に形成されたニップ
部により記録紙Pを加熱搬送してトナー像の溶着を行
う。
【0045】上下の各ローラは共に耐熱チューブを被覆
されていて、圧接によりニップ部が直線状に形成される
ことにより、封筒等が搬送される際に生じ易い紙面のシ
ワが防止される。
【0046】前記上ローラ201の周面温度は温度センサ
Sに検知されることによって制御されて所定の温度範囲
内に保たれ、またトナーの溶着によって付着した汚れは
クリーニングローラ203の圧接によって除去清掃され
る。このクリーニングローラ203はプリント枚数4万枚
程度で新規のものに交換される。また、定着ヒータは使
用しない時間が所定時間を越えるとSLEEPモードと
なり、省エネ制御される。
【0047】さらにOHPに使用されるトランスペアレ
ンシを転写材として使用する場合、カラーのトナー像の
透過率を向上するべくトナー像面を平滑化して乱反射を
防止する目的から、上ローラ201の周面のオイルパッド2
04によりローラ表面にシリコンオイルが塗布される。
【0048】従って本実施例の装置は転写材の搬送速度
を100mm/sec,50mm/secおよび12.5mm/secの3段階に
切換可能とすることにより、普通紙,封筒およびトラン
スペアレンシの3種の転写材を使用出来るモードを備え
て幅広い用途に対応して利用される。
【0049】なお上ローラ201の設定温度は、低温度で
溶融するトナーを用いることにより約180℃前後と低温
度化することが可能であり、またオイルパッド204にス
ポンジ材(多孔質PTFE被覆)を用いることにより押
圧ムラが解消されて均一なオイル塗布が実現される。
【0050】次に前述した各機材の装置本体に対する着
脱構造とその操作手順を図9ないし図14によって説明す
る。
【0051】前述した各機材の内、感光体ドラム10とそ
の周面に配置されるPCL11、帯電器12ならびに各現像
器14とクリーニング装置22はドラム架台30に収められて
一体とされている。
【0052】前記ドラム架台30は図9に示す如くその両
側面に備えるそれぞれ一対のコロ部材31を装置本体内に
架設したレール部材32に係合して載置され、図示しない
解除可能の係止装置によって所定の設定位置に固定され
る。
【0053】前記ドラム架台30は、前述した手差し給紙
台Mを開放して給紙位置にセットした上で装置本体の上
部を覆うカバー部材Cを支軸H1を介して開放すること
により、取手を介して前記のレール部材32の上を右方向
に移動し一点鎖線をもって示す位置に迄引き出すことが
出来る。
【0054】その結果画像の転写域やそれに続く搬送路
が広く開放されて装置本体の上部から直接手を挿入する
ことが出来るようになり、従ってドラム架台30内の各機
材に全く手や器物を触れずにジャム処理を行うことが可
能となる。なお給紙部のジャム処理は給紙カセット15を
図の右側すなわち機械の正面側に引き出すことによって
行われる。
【0055】ドラム架台30に収められる前記の各機材
は、図10に示す如く感光体ドラム10その他を組込むドラ
ムカートリッジ40とY,M,Cの現像剤を内蔵する各現
像器14を組込む現像カートリッジ50とさらにKの現像剤
を内蔵する現像器14Aのみを組込む現像カートリッジ50
Aとに区分されて収容される。
【0056】前記ドラムカートリッジ40は感光体ドラム
10の他にPCL11、帯電器12とさらにクリーニング装置
22を組み込んでいて、感光体面の露光,現像および転写
の各領域に対応する各開口部40A,40Bおよび40C以外
の感光体面をすべて覆っている。
【0057】前記ドラムカートリッジ40は、感光体ドラ
ム10の軸受部41をドラム架台30の縦溝30Aへの係合によ
り、また底部をドラム架台30の両内側面に設けたそれぞ
れ一対の位置規制ピンP1に当接することによって回動
を阻止した上で水平方向ならびに垂直方向の位置を規制
されて収容する各機材を所定の画像形成位置に設定す
る。
【0058】なおドラムカートリッジ40の露光領域40A
は、書き込みのビームが充分通過できる程度の幅の細長
いスリット穴にスライド式の遮蔽板42を設けていて、感
光体面に手が入らない様になっている。
【0059】以上の様に構成することにより、ジャム紙
の取り出しのため、ドラム架台30を右方向に移動させて
も、そのすぐ直下に給紙部もしくは、マルチフィーダー
トレイがあるため、感光体面には、実質的に露出部が生
ぜず、手が触れて汚損することがない。
【0060】一方前記現像カートリッジ50および50A
は、それぞれの両側面の長穴に各現像器の突設する位置
規制ピンP2を係合した状態で圧縮バネ52によって付勢
している。
【0061】前記現像カートリッジ50および50Aは、ド
ラム架台30の右側面を形成する側面扉34あるいは35の備
える押圧ピンP3あるいはP4によって左方向に押圧さ
れ、各現像スリーブ141と同軸上の突当コロ(図示せ
ず)を感光体ドラム10上の周縁面に圧接させて感光体面
に対する各現像スリーブ141の周面の間隙すなわち現像
間隙値を設定する。
【0062】さらに前記のカラー画像形成装置は、図11
に示す如く前述した転写ローラ18と分離ブラシ19ならび
にそれ等に前後して配設される記録紙Pの搬送ガイド部
材を一体化された枠状の支持部材100の間に収めて保持
する構造がとられている。
【0063】前記支持部材100は左端の支持軸100Aを支
点として回動可能であり、前記支持軸100Aに取付けら
れた捩りバネ101により反時計方向に付勢されストップ
ピン102に当接した位置で前記の転写ローラ18、分離ブ
ラシ19および各搬送ガイド部材を感光体ドラム10の周面
に対する所定の位置に設定させる。
【0064】一方装置本体には一対の長穴110Aを介し
て上下に摺動可能の押圧部材110が設けられ、装置本体
との間に張架した引張バネ111により常に上方に付勢さ
れている。
【0065】前記押圧部材110は、上端部か装置本体の
外装部材たるカバー部材Cの回転中心に固定した偏心カ
ム112に、一方下端部が前記支持部材100の固定する押圧
ピン103にそれぞれ相対されている。
【0066】カバー部材Cが装置本体に対し閉止されて
いる場合には図11に示す如く前記の押圧部材110の上端
部と下端部が前記の偏心カム112と押圧ピン103に対しそ
れぞれ若干の間隔を距てた位置にあって、従って前記の
支持部材100は自由の状態にあってストップピン102に当
接する位置に保たれている。
【0067】カバー部材Cが開放されると図12に示す如
く前記の偏心カム112が押圧部材110の上端部に当接しさ
らに引張バネ111の付勢に抗して押圧部材110を押し下げ
る。従って押圧部材110の下端部が前記の支持部材100の
押圧ピン103に当接しさらに捩りバネ101の付勢に抗して
支持部材100を時計方向に回動する。
【0068】その結果前記の転写ローラ18、分離ブラシ
19および各搬送ガイド部材は図12に示す如く下方に移動
して感光体ドラム10の周面より退避離間し、それによっ
て前述したドラム架台30の引き出しが支障なく行われ
る。
【0069】なお本実施例においてはカバー部材Cの開
蓋により転写部側を移動退避する例について説明した
が、同様の手段によって像形成体側すなわちドラム架台
30を上方に移動退避させ、その状態から引き出すように
構成することも出来る。
【0070】引出位置に移動されたドラム架台30からは
前記の側面扉34および35の開放によって先ず現像カート
リッジ50および50Aが図上右方向の装置本体前面から取
り出され、次いでドラムカートリッジ40が同方向に取り
外され、装着に際してはその逆の順序で取り付け収容さ
れる。
【0071】なお前記の各側面扉34および35は、閉止位
置にあっては図示しない解除可能の係止位置によって前
記の圧縮バネ52の反力に耐えるよう固定される。
【0072】図13はドラムカートリッジ40の外観を示し
たもので、ドラムカートリッジ40は後述する現像カート
リッジ50の取出し後、取手43を介して取出した現像カー
トリッジと同方向に引出すことによりドラム架台30より
容易に取り出される。
【0073】また図14(a)および図14(b)はそれぞ
れ現像カートリッジ50および50Aの外観を示したもの
で、各現像カートリッジは共通の支軸H2を介して取付
られた側面扉34あるいは35をそれぞれの取手34Aあるい
は35Aを介して開放することによりそれぞれ単独にドラ
ム架台30より引き出して取り出される。
【0074】それによって使用頻度の特に高いKの現像
剤を内蔵する現像器14Aのみを単独に点検したり交換し
たりすることが可能となる。
【0075】なお各現像カートリッジを付勢する前記の
押圧ピンP3およびP4は、それぞれのカートリッジに
収容する現像器をバランス良く感光体面に付勢するよう
図示の点Q3およびQ4に対応するようそれぞれ水平方
向に一対宛設けられる。
【0076】
【発明の効果】本発明により、感光体や現像手段等の画
像形成機材に直接手や器物を触れず装置内を一体で移動
する簡易な操作のみによって転写材のジャム処理が可能
となり、またさらに前記の各画像形成機材の汚れや損傷
を受けないようそれぞれカートリッジに収容した状態で
装置本体に着脱することも出来る保守管理上極めて有用
なカラー画像形成装置が提供されることとなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカラー画像形成装置の断面構成図。
【図2】前記装置内における各機材のレイアウトを示す
説明図。
【図3】感光体ドラムの駆動形式を示す要部図。
【図4】像露光手段の光学系を示す説明図。
【図5】現像器の断面構成図。
【図6】給紙部の要部図。
【図7】転写部の要部図。
【図8】定着装置の要部図。
【図9】ドラム架台の設定位置と移動位置を示す説明
図。
【図10】ドラム架台の断面構成図。
【図11】設定位置における転写部の要部図。
【図12】移動位置における転写部の要部図。
【図13】ドラムカートリッジの外観斜視図。
【図14】現像カートリッジの外観斜視図。
【符号の説明】
10 感光体ドラム 11 PCL 12 スコロトロン帯電器 13 像露光手段 14,14A 現像器 141 現像スリーブ 15 給紙カセット 16 半月ローラ 17 給紙ローラ 18 転写ローラ 19 分離ブラシ 20 定着装置 22 クリーニング装置 30 ドラム架台 31 コロ部材 32 レール部材 34,35 側面扉 40 ドラムカートリッジ 42 シャッタ部材 50,50A 現像カートリッジ 52 圧縮バネ 100 支持部材 101 捩りバネ 102 ストップピン 103 押圧ピン 110 押圧部材 111 引張バネ 112 偏心カム C カバー部材 M 手差し給紙台

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像形成体、前記像形成体を帯電するため
    の帯電手段、前記像形成体上に潜像を形成するための露
    光手段、前記潜像を現像してトナー像を得るための、複
    数の現像手段、前記トナー像を転写体に転写するための
    転写手段、前記トナー像を転写体に転写した後に前記像
    形成体をクリーニングするためのクリーニング手段及び
    前記現像手段の位置する側の装置本体前面を開放するた
    めの手段を有するカラー画像形成装置において、前記装
    置の外装部材の開放により前記転写手段もしくは前記像
    形成体の何れか一方を画像転写面に対し略垂直方向に移
    動退避させることを特徴とするカラー画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記像形成体、帯電手段、クリーニング
    手段と前記複数の現像手段をそれぞれのカートリッジに
    収めて一体化し、前記複数の現像手段を収めるカートリ
    ッジの取り出し後に前記像形成体を収めるカートリッジ
    を取り出し可能としたことを特徴とする請求項1のカラ
    ー画像形成装置。
JP5298367A 1993-07-14 1993-11-29 カラー画像形成装置 Pending JPH07152303A (ja)

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