JPH07151707A - 撚り線の破断を検出するシステムおよび方法 - Google Patents

撚り線の破断を検出するシステムおよび方法

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JPH07151707A
JPH07151707A JP5316895A JP31689593A JPH07151707A JP H07151707 A JPH07151707 A JP H07151707A JP 5316895 A JP5316895 A JP 5316895A JP 31689593 A JP31689593 A JP 31689593A JP H07151707 A JPH07151707 A JP H07151707A
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JP5316895A
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Paul H Morris
ハワード モリス ポール
Jr Joseph L Krause
リー クラウス ジュニアー ジョーゼフ
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Goodyear Tire and Rubber Co
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Goodyear Tire and Rubber Co
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    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H63/00Warning or safety devices, e.g. automatic fault detectors, stop-motions ; Quality control of the package
    • B65H63/02Warning or safety devices, e.g. automatic fault detectors, stop-motions ; Quality control of the package responsive to reduction in material tension, failure of supply, or breakage, of material
    • B65H63/024Warning or safety devices, e.g. automatic fault detectors, stop-motions ; Quality control of the package responsive to reduction in material tension, failure of supply, or breakage, of material responsive to breakage of materials
    • B65H63/028Warning or safety devices, e.g. automatic fault detectors, stop-motions ; Quality control of the package responsive to reduction in material tension, failure of supply, or breakage, of material responsive to breakage of materials characterised by the detecting or sensing element
    • B65H63/032Warning or safety devices, e.g. automatic fault detectors, stop-motions ; Quality control of the package responsive to reduction in material tension, failure of supply, or breakage, of material responsive to breakage of materials characterised by the detecting or sensing element electrical or pneumatic
    • B65H63/0321Warning or safety devices, e.g. automatic fault detectors, stop-motions ; Quality control of the package responsive to reduction in material tension, failure of supply, or breakage, of material responsive to breakage of materials characterised by the detecting or sensing element electrical or pneumatic using electronic actuators
    • B65H63/0324Warning or safety devices, e.g. automatic fault detectors, stop-motions ; Quality control of the package responsive to reduction in material tension, failure of supply, or breakage, of material responsive to breakage of materials characterised by the detecting or sensing element electrical or pneumatic using electronic actuators using photo-electric sensing means, i.e. the defect signal is a variation of light energy
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 軸線のまわりにアレイ状に配置され、回転す
る供給経路に沿って、同じ歩調で供給される複数の撚り
線の単一または複数の破断を検出する。 【構成】 各供給経路(112,114,116,11
8)に配置され、供給経路のアレイとともにほぼ円形の
経路(610)をとって回転する表示器組立体(20
0)が1回転する間に少なくとも1回は光学的検出器
(600)を通過する。表示器組立体に旋回可能に取り
付けられたアーム(400)が、撚り線(102,10
4,106,108)の到達区間(290)に係合さ
れ、到達区間の緊張した存在が失われたときに破断を検
知する。回転する表示器組立体のいずれかが撚り線の破
断を検知するとアームが旋回し、アームに保持された表
示器フラッグ(500)が通常の引っ込んだ位置から突
出した位置に急速に回転され、突出した位置にあるフラ
ッグは光学的検出器によって検出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般的には、アレイ状
の供給経路(すなわち供給経路のアレイ)がそれら供給
経路のほぼ中心を延びる仮想の軸線の回りで回転させら
れている間に、アレイをなす個別の供給経路に沿って供
給されている複数の撚り線のうちの1本または複数本の
破断を迅速に検知するためのシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】複数の撚り線を個別の供給経路に沿って
作業部所または類似の所に同時的に供給することを要す
る装置と共に用いるための、様々の撚り線破断検出シス
テムが提案されて来たが、それら従来の提案の多くのも
のは、複数の撚り線が供給経路のアレイに沿って同じ歩
調で供給され、そのアレイが比較的に高い回転速度(例
えば約600〜約1400 rpmの範囲内、またはより高速度)
で回転させられることを要する装置と共に用いるには適
していない。
【0003】供給経路のアレイを規定する構造が1400 r
pmといった高速で回転させられるときに起こる一つの重
要な問題は、そのような構造の各部分が、比較的に高い
遠心力の負荷に耐えなければならないだけでなく、その
ような負荷の存在の下で適切に機能しなければならない
ことにある。1400 rpmにおいては、回転の軸線からほん
の数インチ離れてある部品が、容易にその部品の重量の
数百倍の力の負荷にさらされることがあり得る。そのよ
うな環境の中では、電気スイッチ部品は容易に誤作動
し、または所期のようには働かないようになり易い。同
様に、可動部品を用い、静的環境の中で用いられたとき
には高度に信頼性があると実証された簡単な機械的デバ
イスでも、高速回転の環境にさらされるときは、しばし
ば誤作動し、または所期のようには働かないことがあ
る。
【0004】典型的には、強化ゴムホースの形成におい
て、ゴムホースの内層回りに延びる編まれた補強材料の
層を作るために用いられるタイプの市販の編み機類にお
いては、しばしば、編み機(knitter)として知られてい
る組立体(すなわち、機械的カム駆動システムによって
動かされ、編まれるべき複数の撚り線と共に供給される
必要がある編み針を用いる市販のユニット)を、編み機
に同じ歩調で供給される複数の撚り線が通る供給経路の
アレイを規定するような構造と共に比較的に高い回転速
度で回転させることが望まれる。撚り線のアレイを編み
機に適切に供給しているときに、編み機、および組み合
う撚り線の供給経路を規定する構造が速く回転されるほ
ど、所与の時間の間に生産され得る強化ホースの長さが
長くなる。しかし、撚り線供給の構造が回転させられる
のが速ければ速いほど、付属している撚り線破断検知用
部品に課せられる遠心力が大きくなり、もし従来のタイ
プの撚り線破断検出器デバイスが用いられたときは、そ
れらが被害を受ける可能性が大きくなる。そのような環
境の中で長期間使われ得るような、適度に簡単で高度に
信頼性のある撚り線破断検出システムは、当業者にいま
だ知られていない。
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記および
その他のニーズや従来技術の欠点に対処するものとし
て、一つの新奇であって改善された撚り線破断検出シス
テムを提供するものであり、その検出システムは、高度
に信頼性があり、複数の撚り線を個別供給経路のアレイ
に沿って同じ歩調で市販の編み機装置や同様のものに供
給する場合のような比較的に高速の回転の環境の中であ
っても適正に機能するように設計された各構成部分の装
備を用いると同時に、みごとな簡単化の程度を特徴とし
ている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の撚り線の破断を
検出するシステムは、複数の個別供給経路のアレイがそ
れら供給経路のほぼ中心を延びる回転の軸線の回りに回
転する間に、個別供給経路のアレイに沿ってほぼ同じ歩
調で供給される複数の撚り線の単一または複数の破断を
検出するためのシステムにおいて、 a)撚り線を供給経路に沿って移動するように案内する
ため、それぞれ個別供給経路の1つに沿って配置された
案内手段を有する複数の表示器組立体を有し、表示器組
立体は回転の軸線の回りにほぼ同心的なほぼ円形のアレ
イ状に広がりそれにより、表示器組立体のアレイが供給
経路のアレイと共に回転の軸線の回りに回転するとき、
各表示器組立体は回転の軸線の回りにほぼ同心的な共通
の円形の経路に沿って移動することになる、単一または
複数の撚り線の破断検出のための表示器手段と、 b)共通の円形の経路の横側に配置され、表示器組立体
のアレイが回転の軸線の回りに回転するとき、各表示器
組立体はその回転の1回転の間に少なくとも1回は通過
して移動することとなる検出器手段を有し、および c)各表示器組立体は、撚り線の破断が検知されたこと
に応答し、相対的に入り込んだ位置から突出した位置へ
動くように案内手段と結合された表示器フラッグを含む
フラッグ手段を有し、表示器フラッグのいずれかがその
突出した位置にあることが検出器手段によって検出され
ると、検出器手段は、表示器フラッグのいずれかがその
突出した位置にあることを検出したことに応答して撚り
線の破断の検知を示す信号を発する。
【0006】ここにおいて、検出器が急速作動のもので
あると説明されたときにそれが意味するのは、検出器
は、検出器を通過するように回転させられている突出し
た表示器フラッグによって提供されることになる時間よ
りも僅かに少ない、突出した表示器フラッグの存在にさ
らされる時間内に、通過している突出した表示器フラッ
グの存在を検知する能力がある、ということである。つ
まり、複数の表示器組立体を取り付けた回転する構造体
が 60 rpm(すなわち1秒に1回)で回転しているなら
ば、突出した表示器フラッグが検出器によって“見られ
る”のは、それが1回転を完了するために要する1秒間
のほんの一部の時間に過ぎない故に、静止している検出
器が通過している表示器組立体の突出した表示器フラッ
グを“見られる”のは、1秒のうちの一部、恐らくは1
秒の 1/30から 1/60という少ない時間でしかない、とい
うことを当業者は直ちに理解するであろう もし、表示器組立体を取り付けて回転する構造体が、例
えば 1200 rpmというような、ずっと高い回転速度で回
転しているならば、当業者には直ちに明らかになるであ
ろうように、検出器の反応時間が、 60 rpmで検出器を
通過している突出した表示器フラッグの通過を検知する
ために必要であつたよりもかなり速い(すなわち20倍
速い)ことが必要である。
【0007】急速作動の光電池の形での、急速作動のソ
リッドステートの光学的タイプの市販のセンサが、本発
明を実施するときに用いられるべき望ましいセンサの形
態であるが、他のタイプの、高度に信頼性のある急速作
動のセンサも、市販されており、上記の単一の急速作動
の光電池のタイプの市販のセンサの代わりに、またはそ
れの作動を強化するために、用いられてよい。
【0008】本発明の他の態様によれば、回転する複数
の供給経路のアレイのほぼ中心を延びるように位置する
仮想の回転の軸線の回りを回転する装置によって規定さ
れる複数の個別供給経路のアレイに沿って、ほぼ同じ歩
調で供給される複数の撚り線の単一または複数の破断を
迅速に検知する方法であって、 a)仮想の回転の軸線の回りに回転する回転手段と、回
転手段が回転の軸線の回りで回転している間に、回転手
段に近接して位置する非回転手段とを含む装置を設け、 b)回転手段に結合され、個別の供給経路のアレイの、
複数の撚り線が通るべき到達部分を規定するための案内
手段を設け、その案内手段は、回転の軸線の回りにほぼ
同心的に延びるほぼ円形のアレイに配置された複数の個
別の案内部材を有し、各案内部材は個別の撚り線の到達
部分を畧円形のアレイにおいて間隔をとって延びるよう
に位置決めする働きをし、 c) 各案内部材に運動可能に結合される複数の個別の
撚り線係合部材を含む撚り線到達部分係合手段を設け、
各撚り線係合部材は、撚り線係合部材が撚り線の到達部
分に係合する検知の位置から、回転の軸線の回りにほぼ
同心的に延びるほぼ円形のアレイ状に延びる表示の位置
へ移動可能であり、 d)複数の片寄せデバイスを含む片寄せ手段を設け、各
片寄せデバイスは、個別の案内部材と撚り線係合部材と
の間に介在し、もし撚り線の破断のため到達部分が存在
しないときは、撚り線係合部材が検知の位置を経て表示
の位置へ動く方向で撚り線係合部材を到達部分に係合す
るように片寄せし、 e)非回転手段に結合され、回転手段が回転の軸線の回
りで回転するとき、案内部材と撚り線係合部材が通るほ
ぼ円形の経路の近傍に延びる検知手段を設け、検知手段
は発信器手段と受信器手段を含み、発信器手段は電磁放
射のようなエネルギーを発信器手段から受信器手段へビ
ーム経路に沿って伝達する働きをし、受信器手段はビー
ム経路に沿うエネルギーの伝達において遮断が何時起こ
ったかを示す出力信号を発する働きをし、ビーム経路は
すべての撚り線係合部材が検知の位置にあるときには撚
り線係合部材のどれによっても遮断されないが、撚り線
係合部材の少なくとも一つが表示の位置に動くときは、
その動いた撚り線係合部材の部分によって遮断され、そ
れにより、受信器手段は、ビーム経路に沿うエネルギー
の伝達の遮断を検知し、供給経路に沿って供給されてい
る撚り線の単一または複数の破断の表示として前記出力
信号を発し、 f)複数の撚り線を前記複数の個別の供給経路に沿って
供給し、 g)前記の検知手段を利用し、前記撚り線の単一または
複数の破断を検知し、それへの応答として出力信号を発
する。
【0009】
【実施例】本発明の種々の特徴やより深い理解は、添付
の図面と関連させて以降の実施例の説明と特許請求の範
囲の記述を参照することによって得られる。
【0010】図1を見るに、概ね管状の形の回転部材1
00が、仮想の回転の軸線110の回りで同心的に延び
ていることが示されている。回転部材100は、適当な
静止した支持構造物(それの一部は参照番号150で示
されている)に、適当な市販のベアリングまたは同様の
もの(図示せず)を部材100と静止の支持構造物15
0の間に介在させることによって結合されているので、
回転部材100は、静止の支持構造物150と相対的
に、回転の軸線110の回りで、矢印130で示されて
いる時計方向に回転できる。
【0011】複数の、同形の撚り線破断表示器組立体2
00が、回転部材100の周囲120の回りに、それと
共に軸線110の回りの同心的な円形の運動経路に沿っ
て回転するように、取り付けられている。図1におい
て、全部で4個の表示器組立体200が、回転部材10
0に、回転部材100の周囲120の回りにほぼ相等し
い間隔をもって取り付けられているように描かれている
が、実質上どんな所望の数の表示器組立体200でも、
相当する数の個別の供給経路に沿って延びる相当する数
の撚り線を扱うために、回転部材100の周囲120の
回りに取り付けられ得ることが理解されよう。
【0012】このように、図1において、全部で4つの
個々の供給経路112,114,116,118から成
る供給経路のアレイに沿って延びている全部で4本の撚
り線102,104,106,108を扱う全部で4個
の表示器組立体200を描いていることは、本発明の特
徴が、特定の数の個別供給経路から成る供給経路アレイ
を扱うために特定の数の表示器組立体200を用いるこ
とに限定されていることの表れであると解釈されるべき
ではない。
【0013】表示器組立体200は、個々の供給経路1
12,114,116,118の、少なくとも各々での
部分に沿って4本の撚り線10,104,106,10
8の適切な供給を案内することと、検出することの、二
つの目的に役立つ。表示器組立体200は、回転部材1
00の外面120(すなわち周囲)で定まる仮想の円
に、回転の軸線110の回りに同心的に延びるように配
列されたアレイをなしている。
【0014】4個すべての表示器組立体200は構造上
同一であるから、図1の図面以外の図面においては、一
つだけの表示器組立体200が描かれている。図2〜
7、9および10において描かれている表示器組立体2
00は、供給経路116に沿って延びている撚り線10
6を扱う表示器組立体200(つまり、図1に描かれて
いる4つの表示器組立体200のうちの最も上のもの)
である。
【0015】図1と関係づけて図2〜5を見るに、各供
給経路112,114,116,118が、表示器組立
体200の柱状の案内部材250の横側を延びているこ
とが理解されよう(正に、図2と3において、撚り線1
06が柱状の案内部材250の傍らを延びていると描か
れているとおり)。また、各供給経路112,114,
116,118が、表示器組立体200の、はと目状の
案内部材260,270で限界されている揃った通路2
63,273を通って延びていることが理解されよう
(正に、図2と3において、撚り線106が、はと目状
の案内部材260,270の揃った通路263,273
を通って延びていると描かれているとおり)。
【0016】代表的な撚り線106が代表的な供給経路
116に沿って延びていると描かれているところの図2
と3を見るに、撚り線102,104,106,108
の各々のものは、揃った通路263と273のセットを
通って延びているので、破断していない撚り線の到達区
間290が、普通には、セットになった相互間に間隔を
おいたはと目状の案内部材260と270の間において
規定されることが理解されよう。撚り線が破断しておら
ず、供給経路に沿って適正な状態で供給されていること
の特徴的な表れは、到達区間290が破断していないだ
けでなく、比較的に緊張した状態にあることである。撚
り線が破断し、または供給経路に沿って不適正に供給さ
れていることの特性的な表れは、到達区間290が破断
し、または比較的に緊張した状態にはないことである。
このように、表示器組立体200が、撚り線の破断、ま
たは撚り線の供給上の問題を検出すべく試験しているの
は、このような識別特性の故である。そして、何らかの
このような望ましくない特性の存在が検出されたなら
ば、そのことは、再度の線通しが必要ならそれが行われ
得るように、また、その他の目立った撚り線供給の問題
が対処され得るように供給経路112,114,11
6,118に沿っての撚り線102,104,106,
108の供給を止めるための十分な理由になる、という
ことが理解されよう。
【0017】図1において、上方にある3本の撚り線1
04,106,108は、供給経路114,116,1
18に沿って緊張して延びている、と描かれているが、
最も下方の撚り線102は、セットになったはと目状の
案内部材260と270の間の、供給経路112に沿っ
て延びる緊張した到達区間290を有していない、と描
かれている。より詳しくは後述するように、本発明のシ
ステムが検出し、それを表示する信号を発するに特に適
しているのが、撚り線102に関して図1に(また、撚
り線106に関して図4に)描かれているような状態で
ある。
【0018】概観するに、表示器組立体200は回転部
材100と共に回転の軸線110の回りを回転する。そ
のような回転の間に、撚り線102,104,106,
108は、それぞれ、供給経路112,114,11
6,118のアレイに沿って、典型的には同じ歩調で動
く(つまり、正に、図2と3において、動いている撚り
線106が描かれているとおりに)。撚り線102,1
04,106,108の各々のものは、典型的には、柱
状の案内部材250の一つの横側を通過する。その柱状
の案内部材は、ある場合には、撚り線102,104,
106,108のうちの特定のものが、はと目状の案内
部材260,270に自分自身をよりよく揃えることを
助ける。撚り線102,104,106,108の各々
のものは、柱状の案内部材250の一つの近傍から、セ
ットになった案内部材260,270によって規定され
ている揃った通路263,273を通って延びており、
それから先は、撚り線102,104,106,108
の各々のものは、それぞれ、供給経路112,114,
116,118に沿って動き続ける。
【0019】セットになった相互間に間隔をおいたはと
目状の案内部材260,270によって遂行される一つ
の機能は、ある特定の利用分野の場合に、撚り線10
2,104,106,108を所望の移動経路から外れ
ないようにするために供給経路112,114,11
6,118に沿っての上流または下流に設けることが望
ましいかもしれないような他の案内構造(図示せず)を
助ける案内部材として働くことである。しかし、相互間
に間隔をおいたセットになった案内部材260,270
の、本発明の実施にとってもっと重要な機能は、表示器
フラッグ500を選択的に、入り込んだ位置または突出
した位置に位置決めするように旋回する表示器アーム4
00が係合できるように、撚り線の安定した到達区間2
90を設立/位置決めするという、案内部材260,2
70の各セットによって遂行される働きに関している。
典型的な表示器フラッグ500の入り込んだ位置決め
と、関連の表示器アーム400は、図2,3,5,7,
および9に描かれている。同じフラッグ500の突出し
た位置決めと、関連の表示器アーム400は、図4と6
に(仮想線でならば図10においても)描かれている。
【0020】ねじりコイルばね475が、各表示器組立
体200の構成部分として設けられている。ばね475
の各々は、表示器アーム400を、入り込んだ位置、す
なわちアーム400が撚り線の到達区間290に係合す
る位置に向けて旋回するように片寄せ(bias)する働きを
する。普通の場合、撚り線の到達区間290の緊張した
性質が、ねじりコイルばね475の片寄せの働きに反抗
するように働くので、ねじりコイルばね475の影響下
にあるアーム400の旋回運動は、図2と3において描
かれているように、入り込んだ位置にあるアーム400
と表示器フラッグ500によって止められている。しか
し、もし撚り線の到達区間290が緊張しておらず、ま
たは、そこに存在しないならば、ねじりコイルばね47
5の影響下にあるアーム400の旋回運動が継続するこ
ととなるので、図4で描かれているように、アーム40
0は入り込んだ位置から突出した位置へ動かされ、それ
により、フラッグ500が上昇すなわち突出させられ
る。
【0021】再び図1を見るに、表示器組立体200と
組み合って働く光学的検出器が、全体としては参照番号
600で示されている。その検出器は、光のような電磁
的エネルギーの源602を含んでいて、その源602
は、そのようなエネルギーのビームを、源602から急
速作動型のセンサー606に至るビーム経路604に沿
って投射する働きをする。望ましい実施態様において
は、センサー606は、市販されており、源602から
センサー606に至るビーム経路604に沿うエネルギ
ーの伝達における瞬間的でしかない遮断に応答して適当
な信号を発するような、適当に急速作動するソリッドス
テートのデバイスの、種々あるうちの何らかのものを含
んで成っている。
【0022】ビーム経路604は、図1で描かれている
ように、回転部材100の下方で延び、そして、表示器
フラッグ500がその突出すなわち上昇させられた位置
にあるときに、表示器フラッグ500の各々が通る仮想
の円(参照番号610で示されている)を正確に遮るよ
うに配置されている。ビーム経路604は、表示器組立
体200の、ビーム経路604に沿う光の伝達を遮断で
きる唯一の部分が突出した表示器フラッグ500である
ように、注意深くその方向が設定される。表示器フラッ
グ500の各々は、軸線110の回りで表示器組立体2
00が1回転するごとにビーム経路604を通過するの
で、フラッグ500のうちの一つがその突出した位置へ
動いたならば、その突出した表示器フラッグ500がビ
ーム経路604に沿うエネルギーの伝達を遮断し、それ
により、撚り線の破断を表示する信号が急速作動型のセ
ンサー606によって発せられるまでには、軸線110
の回りでの表示器組立体200の1回転未満の動きを必
要とする。
【0023】望ましい実施態様においては、センサー6
06は“撚り線破断”の電気的信号を発し、その信号
が、従来の方法で、人に聞こえる警報装置(図示せず)
の音を発生させ、または、撚り線102,104,10
6,108の、それら関連供給経路112,114,1
16,118に沿っての供給だけでなく、表示器組体2
00が取り付けられた回転部材100の回転をも止める
ことに利用される。そのような運転停止の間には、種々
ある撚り線102,104,106,108の線の通り
を安全に点検し、破断した撚り線を修理し、目立った供
給上の問題があればそれに対処することが可能である。
次により詳細に説明される他の特徴としては、表示器ア
ーム400が一片のワイヤから形成されることと、表示
器アーム400が、アーム400の部分を、ベース組立
体210のエンドキャップ320によって閉じられるベ
ース組立体210のメインボディ部分220に形成され
たノッチの中に挿入することによってベース組立体21
0に旋回可能に結合される様式と、アーム400が、軸
線110の回りでの表示器組立体200の回転の遠心力
や速度変化の影響を受けないようにすることを助けるた
めにアーム400に平衡おもり450がついていること
と、表示器フラッグ500が形成され表示器アーム40
0に剛性的に取り付けられている望ましい様式と、種々
ある供給経路に沿った撚り線の再度の線通しの間に表示
器アーム400と表示器フラッグ500が押し込まれて
ロックされるようにするために設けられたラッチ550
の性質とである。
【0024】ここで、表示器組立体200の各々を形成
している種々の部分品の特徴のより詳細な説明に入るこ
ととし、図2と3で描かれている典型的な、最も上部の
撚り線104の平常の供給の間の表示器組立体200を
見るに、各表示器組立体200は、全体的に参照番号2
10で示されているベース組立体を含んでいる。ベース
組立体210の各々は、剛性的に相互結合されたメイン
ボディ部材220とエンドキャップ部材320を含んで
いる。
【0025】メインボディ部材220は、比較的に平ら
なベース部分222を有している。ベース部分222
は、大きくされた前方端部領域224と、直立している
後方端部領域226と、前方と後方の両端部領域22
4,226の間を延びてそれら領域を一体的に結合して
いる比較的に平らで細長い形の中央領域228を含んで
いる。比較的に平らで細長い形の頂上面230が、中央
領域228によって限界されている。両端部と中央の領
域224,226,228の相対する辺に沿って、相対
する直立の側面232,234が延びている。相対する
直立の前方と後方の端面236,238が、それぞれ、
前方と後方の端部領域224,226によって限界され
ている。面232,234,236,238は、組み合
うことによってベース部分222に概して長方形の形を
与えている。領域224,226,228は、ほぼ一様
な幅(相対する側面232と234の間の距離として測
定される)を有していて、その幅は、頂上面230の長
さの約1/3である。
【0026】比較的に高い形状部261と比較的に短い
形状部271が、ベース部分222と一体に形成され
て、それの中央領域228の頂上面230から上方に延
びている。比較的に高い形状部261は、相対する直立
の側面262、264と、相対する直立の前方と後方の
面266,268を有していて、それにより、その比較
的に高い形状部261にほぼ長方形の断面形を与えてい
る。比較的に短い形状部271は、上方部分275を有
していて、その上方部分は、ほぼ長方形の断面形のもの
であって、相対する直立の側面272,274と、相対
する前方と後方の面276,278で囲まれている。
【0027】比較的に高い形状部261は、頂上面23
0から上方に、比較的に短い形状部271の最大高さの
約2倍の高さまで延びている。比較的に高い形状部26
1と、比較的に短い形状部271の上方部分275の幅
(それらの相対する側面262と264、272と27
4の間の測定での)は、ベース222の幅の約半分であ
る。上方に延びている側面262、272は、ベース2
22の側面232の連結した延長部として形成されてい
る。
【0028】比較的に短い形状部271は、複雑な形を
した下方部分277を有していて、その下方部分は、上
方部分275の下にあって、後方に行くと幅が広くな
り、ボディ部材220の大きくされた後方端部領域22
6の諸部分に滑らかに繋がり、そこを限界している。図
10において最もよく見られるように、アーム400が
それの突出した位置へ旋回するときの平衡おもり450
の旋回運動のためのスペースを設けるため、中央に位置
し下方と後方が開いている一つのスペース280が後方
端部領域226によって限界されている。傾斜したスト
ップ面279がスペース280の前方の端を限界してい
て、平衡おもりがそこに当たることによって、片寄せ用
ばね475の影響下にある表示器アーム400の、それ
の“突出した”位置として知られる位置を超える旋回運
動を制限するように形状を決められている。
【0029】図9と10を参照して、三つの案内部材2
50,260,270に関する幾つかの詳細を追加とし
て述べたい。案内部材250は、一方に長いセラミック
のスリーブ252を含んでいて、そのスリーブは、その
頂部に頭つきボルト254の頭を載せ、頭付きボルト2
54のねじのある下端領域258にねじ込まれた六角ナ
ット256の上面に載っている。ねじのある下端領域2
58は、図10で最もよく見られるように、ベース組立
体210のメインボディ部材220を貫通するように形
成された穴の中にねじ込まれている。
【0030】はと目状の案内部材260,270は、そ
れぞれ、直立した形状部261,271を貫通するよう
に形成された穴の中でエポキシ接着剤によって保持され
るセラミックのはと目状体である。はと目状体260,
270を通して延びている開口263,273は、それ
らの前方の端においては周方向に延びているリム形状部
259,269を経て開口している 図10を見るに、全体として参照番号281で示されて
いるスロットが、傾斜した面279が後方端面238と
繋がる所よりも上方の位置において、メインボディ部材
220の後方端面238を通して開いている。スロット
281は、後方端面238の幅全体にわたっていて、後
述するように、表示器アーム400の旋回可能な取り付
けを行うために利用される。
【0031】図10を見るに、メインボディ部材220
の大きくされた後方端部領域226には、スロット28
1の位置よりも少し下方で少し前方の位置において、ね
じ付きの穴282が形成されている。ねじ付きの取り付
け用植込みボルト284が、穴282の中にねじ込まれ
ている。図6,7,および9を見るに、ねじ付きの植込
みボルト284は、ねじのある外側端部領域286を有
していて、その領域にノブ480がねじ込まれている。
ノブ480は、表示器アーム400をその突出した位置
へ片寄せするねじりコイルばね475の一方の端部領域
477を受入れてそれと駆動可能に結合するような形に
なっている。ねじりコイルばね475の他方の端部領域
479には、すぐ後で説明されるワイヤ形状の表示器ア
ーム400の一部分と結合するフック形の形状部482
が設けられている。ノブ480の内ねじと外側端部領域
286の外ねじが組み合って働くことによるノブ480
の嵌め合いは比較的にきつくしてあるが、ねじりコイル
ばね475によって表示器アーム400に及ぼされるね
じりの力を選択的に調整するための手段としての働きを
するように、ねじのある外側端部領域286の上でのノ
ブ480の位置を調整することは可能である。
【0032】図6,7,および9を見るに、大きくされ
た後方端部領域226を貫通するように穴290が、図
8に描かれている止め用の各部品、すなわち、一端にお
いては丸みのある形状部292、他端においては頭形状
部293を有する止めピン291と、圧縮型のコイルば
ね294と、穴290の前方端部領域の中にねじ込まれ
る短くて径の小さい止めねじ296を取り付けるために
形成されている。止めピン291の丸みのある形状部2
92は、図8に描かれているラッチピン552と係合す
るために、穴290の後方端(つまり、穴290がメイ
ンボディ部分220の後側壁226を通して開口してい
る所)を通して突出している。ばね294は、止めピン
291の丸みのある端部292を後方に向けて片寄せし
てラッチピンのステム558に係合させるために、止め
ねじ296と頭形状部293の間に介在している。ばね
で片寄せされた止めピン291は、ラッチピン552が
動くことを、それに力が及ぼされない限り阻止する。止
めピン291の丸みのある端部292が、ラッチピン5
52の角型のステム部分558の一つの側に形成されて
いる二つのディンプル状の凹部554,556のどちら
かの中に収容されたときには、ピン291は、ラッチピ
ン552を、それのラッチ掛りとラッチ外れの位置のど
ちらかにおいて選択的に引き止める働きをする。
【0033】図2,5,および9を見るに、ねじ付きの
穴290の前側の端は、直立の形状部271の前側の面
を通して開口していることが知られよう。止めねじ29
6を穴290の前側端部領域の中にねじ込むためにアレ
ンレンチが便利に用いられ得るように、比較的に径の大
きい工具用(access)穴298が、穴290と揃う位置で
直立の形状部261を貫通するように形成されている。
【0034】図9と10を見るに、表示器組立体200
を回転する部材100に剛性的に結合するべく適当なね
じ付きファスナー(図示せず)を収容するために、メイ
ンボディ部材220のベース部分222を貫通するよう
に1対の取り付け用穴299が形成されている。ここ
で、メインボディ部材220と組み合って働いてベース
組立体210を形成しているエンドキャップ部材320
の特徴の簡単な説明に入ることとして、主としては図1
〜3、および5を見るに、エンドキャップ部材320
は、特徴として、1対のほぼ長方形の、左側と右側のブ
ロック状の側方部分322,324を有していて、それ
ら側方部分は、繋ぎ(bridging)部分326によって、メ
インボディ部材220の後側の壁の一部に沿って相互に
結合されている。図9を見るに、ねじ付きのファスナー
332,334が、それぞれ、ブロック状の側方部分3
22,324に形成されている穴342,344を通し
て延びて、メインボディ部材220の後側の面226を
通して開口している揃った穴(図示せず)の中にねじ込
まれている。ファスナー332,334は、エンドキャ
ップ部材320をメインボディ部材220に剛性的に結
合するために適当であるように確実に締め付けられてい
る。
【0035】図2を見るに、ブロック状の側方部分32
2,324は、外見上ほぼ同一形状をなしているが、例
外的に、左側のブロック状の側方部分322において
は、角形の通路336が形成されていて、それは、エン
ドキャップ部材320がメインボディ部材220に剛性
的に結合されたときに、ラッチピン552のステム55
8(図8に示されている)が滑り嵌め合いで通路336
の中に収容されることを可能にするためである。図8を
見るに、ラッチピン552は、それの外側端においては
手で掴まれるテーパー付きの頭形状部560を有し、内
側端の近くにおいてはそれのステムを貫通するように穿
孔された穴562を有し、なお、頭形状部560と穴5
62の間のステム558に沿って相互に間隔をおいた位
置において二つのディンプル状の止め凹所554,55
6を備えている。穴562の中にはロールピン564が
押し込まれているが、これは完全に穴562の中に挿入
されるには長すぎる。それにより、ロールピン564の
突出した端が残り、それが、ラッチピン552のステム
558が通路336から完全に抜け出すことを防止する
ストップの役をする。
【0036】図2と6においては、ラッチピン552
が、通路336に対して比較的に遠く外側に突出してい
るように示されており、それは、ラッチピン552の
“ラッチ外れ”の位置を表すものである。このラッチ外
れの位置においては、ラッチピン552は、表示器アー
ム400が表示器フラッグ500を入り込んだ位置から
突出した位置まで動かすために旋回するときに、表示器
アームの諸部分が通過する経路から完全に引き出されて
いる。しかし、図5,7,および9においては、ラッチ
ピン552は、通路336の中に比較的に深くまで挿入
されているように示されていて、それは、ラッチピン5
52の“ラッチ掛り”の位置を表すものである。ラッチ
ピン552は、そのラッチ掛りの位置にあるときには、
表示器アーム400を形成しているワイヤ形状構造の諸
部分の下に入っているので、相互に間隔をおいてあるブ
ロック状の側方部分322と324の間の位置、ただ
し、平衡おもり450の位置に対して前方の位置におい
てアーム400に係合している(図7において最もよく
見られるように)。ラッチピン552が“ラッチ掛り”
になっているときには、表示器アーム400と表示器フ
ラッグ500は“押し込みラッチ”されるので、表示器
アーム400のすべての部分が、撚り線106を供給経
路116に沿うように“線通し”する間に、はと目状の
案内部材260,270を通して挿入される撚り線が通
るべき経路の下で保持される。
【0037】ラッチピン552が主として用いられるの
は、表示器アーム400と表示器フラッグ500を押し
込みラッチすることによってそれら部材が供給経路11
6に沿っての撚り線106の線通しの邪魔にならないよ
うにするためであるが、ラッチピン552には他の用途
もあって、それは、使われ得る供給経路のうちの選択さ
れたものに沿って限定された数の撚り線を供給すること
のために、整列された表示器組立体200のうちの一つ
またはより多くのものが使用されず、表示器組立体20
0のうちの他のものは使用されるという場合に、表示器
アーム400と表示器フラッグ500を、後退した(入
り込んだ)位置において確実に保持することである。も
し使用されない表示器組立体200が押し込みラッチさ
れていないならば、それらでの表示器フラッグ500
が、誤った“撚り線破断”の信号を静止の検出器600
に与えることになる。
【0038】主としては図3と9を見るならば、表示器
アーム400は、ある長さのワイヤに形を与えることに
よって形成されて、概して長方形のループ402をなし
ているが、その(ある長さの)ワイヤの相反する両端部
領域404(図9参照)は、ループ402から離れるよ
うに曲げられ、隣り合う関係で相互に突き当たって延び
て、平衡おもり450を貫通するように穿孔された相互
に隣り合う穴452(図9と10参照)に入るように位
置決めされている。相互に隣り合う穴452と交差する
ねじ付きの通路457の中にきつくねじ込まれた止めね
じ455(図10参照)を用いることによって、平衡お
もりと相互に隣り合った端部領域404との間に、確実
な結合が確立される。
【0039】再び図3と9を見るに、概ね長方形のルー
プ402は、端部領域404に接続していてメインボデ
ィ部材220の後側の壁226の全幅にわたって横方向
に延びている前述のスロット281の中に収容されてい
る、1対の、相互に揃って横方向に延びている区間41
2,414を有している。前述したようにエンドキャッ
ブ部材320がメインボディ部材220に剛性的に結合
されたときには、エンドキャップ部材320の諸部分
は、区間412,414がスロット281から外れるこ
とを防止するので、このような構造によって、表示器ア
ーム400は、ベース組立体210に、確実に旋回可能
に取り付けられる。
【0040】概ね長方形のループ402を完成させてい
るのは、直線に揃っている区間412,414とは間隔
をおいて平行な関係を保って延びている区間416と、
1対の、左と右の区間422,424である。左の区間
422は、区間416の左側端部領域から区間412の
左側端部領域へ延びている。右の区間424は、区間4
16の右側端部領域から区間414の右側端部領域へ延
びている。
【0041】区間416は、表示器アーム400の“撚
り線係合部分”と言われる。何故ならば、撚り線106
が破断しておらず、それが組み合う供給経路116に沿
って正常に適当な緊張度合をもって供給されているとき
に、ねじりコイルばね475によって片寄せされて撚り
線106の到達区間290と係合しているのは区間41
6であるからである。
【0042】区間416,422,424の各々は、ル
ープ402の滑かな曲線の接続隅部を有する真直なワイ
ヤの部分で成っている。しかし、区間424に沿って
は、その区間414との接続部に比較的に近い位置にお
いて、小さいU字形のベンド部が、ねじりコイルばね4
75の端部領域479が係合する相手になる形状部43
4になっている。端部領域479が形状部434と係合
していることは、ねじりコイルばね475からワイヤ形
状の表示器アーム400に片寄せ力を伝達することを容
易にしている。
【0043】図3と9を見るに、表示器フラッグ500
は、表示器アーム400のワイヤ形状ループ402に、
区間416と424の間の接続部を形成している隅部領
域425の近傍の範囲内で剛性的に結合されている。表
示器フラッグ500は、隅部領域425を収容するため
の通路508が貫通して形成されている単一体で比較的
に軽量な成形されたプラスチックの部材として形成され
ているか、または、軽量なプラスチックの材料から成形
されていて適当な接着剤でもって一緒にされて相互に適
切に固定されるときに隅部領域425を取り込むような
1対の左と右の部材として形成されているのが望まし
い。もし表示器フラッグ500が一体物として形成され
るのであれば、隅部領域425は図3に示されているよ
うなその適切な位置に挿入されることを可能にするため
にスリット(図示せず)を切らなければならない。隅部
領域が挿入された後に、そのスリット部は、適当な接着
剤によって再結合される。
【0044】表示器フラッグ500が一体物として形成
されるか、接着剤で複数の部分品を結合して形成される
かにかかわらず、表示器フラッグ500の望ましい最終
の形は、比較的に大きいほぼ四角形の側壁510と、そ
の反対側の比較的に小さいほぼ四角形の側壁520と、
相対する両側壁510と520の揃ったエッジ同志を繋
げるように協力して働く四つの台形の形をなした壁51
2,514,516,518によって限界されている。
【0045】表示器フラッグは、台形の面で囲まれた一
種の立体の形にされた比較的に軽量で柔軟性の材料で形
成されている、と説明し図示したが、本発明の理念から
はずれることなしに、他の材料で形成され、他の多くの
様々の形状を有するフラッグが用いられ得ることを、当
業者は直ちに理解するであろう。
【0046】図10で最もよく見られるように、平衡お
もりは、前述した穴452と通路457があるほかは、
単に、概して長方形の鋼のブロックで成っているが、そ
の鋼のブロックは、平衡おもり450が表示器アーム4
00と共に、ループ402の一直線に揃った区間41
2,414が旋回運動し得るようにジャーナル支持され
ているところのスロット281の軸線の回りで自由に旋
回することを可能にするために、それの一つの隅部で少
しく面取りされている。一方、平衡おもり450の質量
は、平衡おもり450がその所期の機能、すなわち、表
示器アーム400が、供給経路116に沿って正常で望
ましい形で供給されている撚り線106と正常に係合し
ているときに、旋回可能に取り付けられた表示器アーム
400と、表示器フラッグ500と、平衡おもり450
と、止めねじ455で成る組立体が、遠心力の影響や回
転速度の変化に実質上不感性であるようにするという機
能を適切に果たすために正確でなければならない。
【0047】望ましい実施態様においては、平衡おもり
を取り付けるためにスロット281の軸線から離れるよ
うに延びている表示器アームの区間404の質量と、平
衡おもり450を区間404に結合する止めねじ455
の質量を一緒にした平衡おもり450の質量が、スロッ
ト281の軸線から反対の方へ延びている表示器アーム
400の諸部分の質量を一緒にした表示器フラッグ50
0の質量とほぼ等しくなっているべきである。この平衡
が得られた上で、表示器アーム400と表示器フラッグ
500を旋回させるために必要な片寄せ力が、ねじりコ
イルばね475を利用して表示器アーム400に適当に
片寄せ力を付与するためのノブ480を調整することに
よって得られる。
【0048】表示器組立体200の個々のものでの、は
と目260,270を通って延びている個々の供給経路
に沿っての撚り線の正常な供給の間には、ラッチが掛か
っていない表示器アーム400の撚り線係合部分は、片
寄せされ、撚り線の到達区間290に係合しており、ア
ーム400によって係合された撚り線の到達区間290
の緊張している性質が、ねじりコイルばね475が表示
器アーム400をそれらの突出した位置へ旋回させよう
とすることに反抗する。しかし、もし、供給経路に沿っ
て供給されている撚り線のうちの一つのものが、破断す
るか、または別の理由で、その正常の緊張の度合いを失
うことになったならば、表示器アーム400の撚り線の
到達区間290との係合は、もはや存在し続けなくなる
か、または、ねじりコイルばね475が表示器アーム4
00をその突出した位置へ旋回させようとすることに反
抗するためには不十分となり、それにより、表示器アー
ム400のそれの突出した位置への動きが、破断した撚
り線、または、他のタイプの供給上の問題が対処される
までは撚り線の供給が止まるということを知らせる。
【0049】もし、フラッグを担持している表示器アー
ム400の一つでも、その突出した位置へ動いたなら
ば、フラッグ500が光源602と光検出器606の間
で延びるように位置決めされるので、源602によって
検出器606に伝達されている光のビーム604の連続
性の短時間の中断が結果として起こり、適当な信号が発
せられることになる。そのような信号は、警報装置の音
を出させ、または、供給経路に沿う撚り線の供給の自動
的な停止を行わせるので、検出された問題は迅速に対処
され得るし、それにより、システムは、可能な限り迅速
に操業状態に戻され得る。
【0050】表示器組立体のアレイが仮想の回転の軸線
110の回りを回転し、かつ光学的検出器606は、光
のビームの伝達における中断が起こったときに撚り線の
破断を表す信号をほぼ瞬間的に発するために、源602
から発射される光ビームの検出が1回より多く中断され
ることを要求しないので、本発明のシステムが撚り線の
破断を表す信号を発生するために必要とする最大の時間
の大きさは、回転している表示器組立体200のアレイ
が回転の軸線110の回りで1回転を遂行するために必
要な時間の大きさにほぼ等しい。そのような最大の時間
の大きさを必要とするということは、表示器は、撚り線
の破断の直後にフラッグ500が引っ込んだ状態で光学
的センサー600の近傍を通過し、フラッグ担持アーム
400は突出した位置へ動き、その結果、フラッグ50
0が次に光学的センサー600の近傍に来たときにそれ
が光のビーム604を中断し、それによりほぼ瞬間的に
撚り線破断の信号が発せられることを意味する。
【0051】もし、表示器組立体200のアレイの回転
速度が、たったの 60 rpm(すなわち1秒に1回転)で
あるならば、破断が起って後、光学的センサーがフラッ
グが突出した表示器組立体の通過によって光ビームを中
断されるまで1秒より多くを必要としないはずである。
破断信号発生の時間は、回転速度の増加に応じて減少す
るので、供給される撚り線のアレイが、1200 rpm(すな
わち1秒に20回転)のような、ずっと高い回転速度で回
転しているときは、破断信号が発せられるのに約 1/20
秒より多くを必要としないはずである。
【0052】作動の際には、ばね475によってフラッ
グ担持アーム400に及ぼされるねじりの力を制御する
ノブ480を、大体においては、供給経路に沿う撚り線
の供給を何らかの形で邪魔することがない限り、なるべ
く高く設定するのが望ましい。それは何故かというと、
フラッグ担持アームを突出した位置の方に片寄せする力
は、アームが通常の入り込んだ位置から突出した位置へ
動く速度に影響を及ぼすことがあり、そして、可能な限
り速い破断信号を得るためには、フラッグ担持アーム
が、入り込んだ位置から突出した位置への動きを可能な
限り少ない時間で遂行するようにするのが有利であるか
らである。
【0053】本発明の望ましい実施態様において用いら
れているフラッグ担持アームの設計の一つの特徴は、各
フラッグ担持アーム400が釣り合わされていること、
つまり、各アームがそれの常時の入り込んだ位置(すな
わち、その撚り線に係合する部分が、対をなすはと目2
60,270の間に延びている撚り線の緊張した到達区
間に係合している位置)にあるとき、回転による遠心力
がアームに及ぼす効果が中和され、したがって、釣り合
わされたフラッグ担持アーム400に及ぶ遠心力の作用
の結果として、アームが動いたり、撚り線に不当な力を
及ぼしたりすることがないということである。
【0054】本発明の望ましい実施態様の、さらにある
特徴は、上記のタイプの表示器組立体を用いることによ
って得られる融通性の程度にある。もし、全能力よりも
少ない数の撚り線が供給されるときは、表示器組立体2
00のうちの用いられないもののフラッグ担持アームを
押さえるためにラッチピン552を用いればよく、した
がって、システムによって決まっている供給経路の最大
の数まで(それを含む)の、どんな数の撚り線の供給で
も可能になっている。もし、以前に供給されていた撚り
線とは特性が異なる撚り線が供給されるときは、フラッ
グ担持アームが新しい撚り線のセットに係合する力が適
当になることを確実にするために、ノブ480が簡単に
調整され得る。
【0055】図面で図示され、以上において説明された
配置は、表示器組立体200のすべてのものが、回転の
軸線の回りで同心的な一つの共通な円上に配列されてい
るという配置であり、また、一つだけの光学的検出器が
示されたが、本発明の理念と範囲から外れることなし
に、表示器組立体の各々の円で一つより多くの光学的検
出器(または他のタイプの検出器)が用いられてよい
し、実質上どんな数の検出器で扱われてもよい混ざり合
った供給経路のアレイに沿っての実質上どんな数の撚り
線の供給にでも利用され得るように、表示器組立体の複
数の円が用いられてもよいということを当業者は直ちに
理解し、評価するであろう。
【0056】表示器組立体200は、本発明の望ましい
実施態様に従った形(撚り線が、はと目260,270
を貫通するより前に直立の柱状の案内250を経て動き
つつ供給される)で示されたが、撚り線が、柱状の案内
250の傍らを通過するより前にはと目270,260
を貫通するように、表示器組立体を逆にしても、表示器
組立体200は全く良好に機能することが判明してい
る。
【0057】以上で説明した構造とそれの部分品の幾つ
かのものは、図面においては、ほぼ垂直、ほぼ水平、ま
たは幾つかの他の方向で描かれているが、本発明のシス
テムの一つの特徴は、それが、実質的にどんな考えられ
る方向に延びる撚り線供給経路のアレイでも用いられ得
ることにある、ということを覚えておべきである。した
がって、水平に延びる、垂直に延びる、左、右、などの
ような言葉がここで用いられているが、そのような言葉
は、単に、それぞれの方向で添付の図面に描かれている
諸特徴点を参照することにおいて読む人を助けるために
用いられているのであって、特許請求の範囲を限定する
と解釈するべきでないということは理解されるであろ
う。
【0058】以上で本発明を、ある程度特定的なことを
含めて説明したが、ここでの望ましい実施例の開示は、
単に、例としてなされたものであり、構造の詳細や、要
素の組み合わせ/配置における多くの変更がなされ得る
ということは理解されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】周囲に合計4個の均等間隔で配置された撚り線
破断表示器組立体が取り付けられた回転する管状部材の
遠近法的斜視図であって、各組立体は4つの供給経路の
アレイの1つに沿って延び、撚り線は供給経路に沿って
移動し、急速作動型の検出器を取り付けるための管状部
材の下方に延びる静止の構造物が示され、検出器は、表
示器フラッグがその突出した位置にあるときに、表示器
組立体の表示器フラッグが沿って移動する円形の経路の
最も下の部分を監視するように方向づけられており、4
個の表示器組立体のうちの最も下のものでは表示器フラ
ッグが突出しており、他の見えている表示器フラッグは
入り込んだ位置にある。
【図2】図1で描かれた4個の撚り線破断表示器組立体
のうちの最も上にあるものの拡大した左側斜視図であっ
て、それを通して撚り線が供給経路に沿って延びてお
り、描かれた表示器組立体の表示器アームと表示器フラ
ッグは、撚り線が緊張して保持され、破断してはいない
平常運転の間に占める位置、すなわち入り込んだ位置に
あり、表示器組立体のボディの諸部分が、さもなくば隠
れている特徴点が見られるように取り払われている図で
ある。
【図3】図2の表示器組立体の右側斜視図であって、各
部分品は図2で示されたのと同じ関係位置にある。
【図4】図3に似た右側斜視図であるが、撚り線が破断
したか、またはその他の原因で、供給経路に沿って延び
るときに緊張して保持されていないときに表示器アーム
と表示器フラッグが占める位置、すなわち突出した位置
にあることを示す図である。
【図5】図2に似た左側斜視図であるが、典型的には供
給経路に沿う撚り線の線通しの間に、表示器アームと表
示器フラッグを押さえ込むためにラッチピンが内方に押
し込まれたときに表示器アームと表示器フラッグが占め
る位置、すなわち押し込みラッチの位置にあることを示
す図である。
【図6】部分品の位置が図4の場合と同じである表示器
組立体の下面図であって、表示器組立体ののボディの諸
部分が、さもなくば隠れているラッチピン止め具の特徴
が見られるように取り払われている図である。
【図7】図6に似た下面図であるが、表示器組立体の部
分品の位置が図5のようである図である。
【図8】ラッチピンの各部分品と、ラッチピンと相互作
用する止め部品の、拡大された分解斜視図である。
【図9】部分品の位置が図5のようである表示器組立体
の上面図であって、表示器組立体のボディの諸部分が、
さもなくば隠れている特徴点が見られるように取り払わ
れている図である
【図10】図9の10−10矢視の断面図である。
【符号の説明】
100 回転する部材 102,104,106,108 撚り線 110 回転の軸線 112,114,116,118 供給経路 120 周囲 130 矢印 150 支持構造物 200 表示器組立体 210 ベース組立体 220 メインボディ部分 222 ベース部分 224 前方端部領域 226 後方端部領域 228 中央領域 230 頂上面 232,234 側面 236,238 端面 250 柱状の案内部材 252 スリーブ 254 頭付きボルト 256 六角ナット 258 下端領域 259 リム形状部 260 はと目状の案内部材 261 形状部 262,264 側面 263,273 通路 266,268 前後の面 269 リム形状部 270 はと目状の案内部材 271 形状部 272,274 側面 273 通路 275 上方部分 276,278 277 下方部分 279 ストップ面 280 スペース 281 スロット 282 穴 284 植込みボルト 286 外側端部領域 290 撚り線の到達区間 290 穴 291 止めピン 292,293 端部 294 コイルばね 296 止めねじ 298 工具用穴 299 取り付け用穴 320 エンドキャップ 322,324 ブロック状の側方部分 326 繋ぎ部分 332,334 ,ねじ付きのファスナー 336 角形の通路 342,344 穴 400 表示器アーム、撚り線到達区間係合手段 402 長方形のループ 404 端部領域(400の) 412,414,416 区間 416 撚り線保合部分 422,424 区間 425 隅部領域 434 形状部 450 平衡おもり 452 穴 455 止めねじ 457 ねじ付きの通路 475 ねじりコイルばね、片寄せ手段 477,479 端部領域 480 ノブ 482 フック形の形状部 500 表示器フラッグ 508 通路 510,520 側壁 512,514,516,518 壁 550 ラッチ 552 ラッチピン 554,556 ディンプル状の凹部 558 ステム 560 頭形状部 562 穴 564 ロールピン 600 光学的検出器 602 光源 604 ビーム経路 606 センサー 610 仮想の円、円形の経路
フロントページの続き (72)発明者 ジョーゼフ リー クラウス ジュニアー アメリカ合衆国 68501 ネブラスカ州 リンカーン ピー オー ボックス 80322

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の個別供給経路(112,114,
    116,118)のアレイがそれら供給経路(112,
    114,116,118)のほぼ中心を延びる回転の軸
    線(110)の回りに回転する間に、個別供給経路(1
    12,114,116,118)のアレイに沿ってほぼ
    同じ歩調で供給される複数の撚り線(102,104,
    106,108)の単一または複数の破断を検出するた
    めのシステムにおいて、 a)撚り線(102,104,106,108)を供給
    経路(112,114,116,118)に沿って移動
    するように案内するため、それぞれ個別供給経路(11
    2,114,116,118)の1つに沿って配置され
    た案内手段(260,270)を有する複数の表示器組
    立体(200)を有し、該表示器組立体(200)は回
    転の軸線(110)の回りにほぼ同心的なほぼ円形のア
    レイ状に広がり、それにより、表示器組立体(200)
    のアレイが供給経路(112,114,116,11
    8)のアレイと共に回転の軸線(110)の回りに回転
    するとき、各表示器組立体(200)は回転の軸線(1
    10)の回りにほぼ同心的な共通の円形の経路(61
    0)に沿って移動することになる、単一または複数の撚
    り線(102,104,106,108)の破断検出の
    ための表示器手段と、 b)共通の円形の経路(610)の横側に配置され、表
    示器組立体(200)のアレイが回転の軸線(110)
    の回りに回転するとき、各表示器組立体(200)はそ
    の回転の1回転の間に少なくとも1回は通過して移動す
    ることとなる検出器手段(600)を有し、および c)各表示器組立体(200)は、撚り線(102,1
    04,106,108)の破断が検知されたことに応答
    し、相対的に入り込んだ位置から突出した位置へ動くよ
    うに案内手段(260,270)と結合された表示器フ
    ラッグ(500)を含むフラッグ手段(500)を有
    し、表示器フラッグ(500)のいずれかがその突出し
    た位置にあることが検出器手段(600)によって検出
    されると、検出器手段(600)は、表示器フラッグ
    (500)のいずれかがその突出した位置にあることを
    検出したことに応答して撚り線の破断の検知を示す信号
    を発することを特徴とする撚り線の破断を検出するシス
    テム。
  2. 【請求項2】 検出器手段(600)は、表示器組立体
    (200)が共通の円形の経路(610)に沿い検出器
    手段(600)を通過して回転する間に、表示器フラッ
    グ(500)のいずれかがその突出した位置にあること
    を光学的に検出したことに応答して前記信号を発するた
    めの光学的検出器手段(600)を有する請求項1記載
    のシステム。
  3. 【請求項3】 検出器手段(600)は、ビーム経路
    (604)に沿って電磁的エネルギーを指向するための
    源手段(602)と、源手段(602)によってビーム
    経路(604)に沿って指向された電磁的エネルギーを
    受信し、源手段(602)によってビーム経路(60
    4)に沿って指向された電磁的エネルギーの受信が瞬間
    的にでも遮断したことに応答して前記信号を発するため
    の受信器手段(606)を含んでおり、源手段(60
    2)と受信器手段(606)は、ビーム経路(604)
    に沿って間隔をおいた位置に配置され、ビーム経路(6
    04)は、表示器組立体(200)が共通の円形の経路
    (610)に沿って回転する間に、突出した位置にある
    いずれかの表示器フラッグ(500)が源手段(60
    2)と受信器手段(606)の間を通過することによっ
    て遮られるような方向にある請求項1記載のシステム。
  4. 【請求項4】 源手段(602)によってビーム経路
    (604)に沿って指向される電磁的エネルギーが光で
    あり、受信器手段(606)は、源手段(602)によ
    ってビーム経路(604)に沿って指向された光ビーム
    の受信が遮断したことに応答して前記の信号を迅速に発
    する働きをし、各表示器フラッグ(500)は、その突
    出した位置にあって源手段(602)と受信器手段(6
    06)の間を移動するときに、源手段(602)によっ
    てビーム経路(604)に沿って指向された光の受信器
    手段による受信を遮る働きをする請求項3記載のシステ
    ム。
  5. 【請求項5】 各表示器組立体(200)は、表示器フ
    ラッグ(500)に剛性的に結合され、ボディ(22
    0)にはピボット軸線の回りに旋回運動するようにピボ
    ット式に結合され、それにより、表示器フラッグ(50
    0)が入り込んだ位置と突出した位置の間を動くように
    するためのアーム手段(400)を有する、請求項1な
    いし4のいずれか1項に記載のシステム。
  6. 【請求項6】 各アーム手段(400)は、a)ピボッ
    ト軸線に沿って延びるピボット部分(412,414)
    と、b)ピボット軸線の一方の側に間隔をおいてある取
    り付け部分(416)を有するワイヤ形状部材(40
    0)を含み、各表示器フラッグ(500)は、取り付け
    部分(416)に剛性的に結合され、入り込んだ位置と
    突出した位置の間で運動するようにピボット軸線の回り
    に旋回運動をするアーム組立体手段(400)を形成す
    る請求項5記載のシステム。
  7. 【請求項7】 各表示器組立体(200)の各アーム組
    立体手段(400)は、さらに、アーム組立体手段(4
    00)が表示器フラッグ(500)をその入り込んだ位
    置におくような方向にあるとき、回転の軸線(110)
    の回りでの表示器組立体(200)の回転に起因する力
    が表示器フラッグ(500)を入り込んだ位置から外へ
    動かそうとする効果を最小にしてアーム組立体手段(4
    00)を平衡させるために、ワイヤ形状部材(400)
    と結合させるための平衡手段(450)を含んでいる請
    求項6記載のシステム。
  8. 【請求項8】 各ワイヤ形状部材(400)は、ピボッ
    ト軸線の一方の側に延び、取り付け部分(416)をピ
    ボット部(412,414)に結合する部分と、ピボッ
    ト軸線のほぼ反対の側に延び、平衡手段(450)と結
    合しそれを取り付ける他方の部分(404)を有し、平
    衡手段(450)の質量は、平衡手段(450)がワイ
    ヤ形状部材(400)に結合されアーム組立体手段(4
    00)の一部を形成するとき、アーム組立体手段(40
    0)のピボット軸線の前記一方の側に延びる部分の質量
    が、アーム組立体手段(400)のピボット軸線の前記
    他方の側に延びる部分(404)の質量によって平衡さ
    せられるように選定される請求項7記載のシステム。
  9. 【請求項9】 各表示器組立体(200)は、さらに、
    フラッグ手段(500)を突出した位置に向けて片寄せ
    しておくための、案内手段(260,270)に結合さ
    れた個別の片寄せ手段(475)を有する請求項1ない
    し8のいずれか1項に記載のシステム。
  10. 【請求項10】 各個別の片寄せ手段は、案内手段(2
    60,270)に結合された一端の領域(477)と、
    フラッグ手段(500)に結合された他端の領域(47
    9)を有する個別のねじりコイルばね(475)を有す
    る請求項9記載のシステム。
  11. 【請求項11】 各個別の片寄せ手段(475)は関連
    の案内手段(260,270)とフラッグ手段(50
    0)の間に介在する片寄せ力を制御するために調節され
    る調節手段(480)を有する請求項10記載のシステ
    ム。
  12. 【請求項12】 各表示器組立体(200)は、さら
    に、案内手段(260,270)に結合され、選択的に
    ラッチ掛りの位置とラッチ外れの位置の間を動かし得る
    個別のラッチ手段(550)を有し、そのラッチ手段
    は、フラッグ手段(500)が入り込んだ位置から突出
    した位置へ向かう動きを選択的に阻止したり許容したり
    する働きをする請求項1ないし11のいずれか1項に記
    載のシステム。
  13. 【請求項13】 各案内手段(260,270)に結合
    された個別ラッチ手段(550)は、ラッチ掛りの位置
    とラッチ外れの位置の間を動くように案内手段(26
    0,270)に滑り自由に取り付けられている一方に長
    い形のラッチピン部材(552)を有し、かつ、ラッチ
    ピン部材(552)をラッチ掛りとラッチ外れの両位置
    の選定された一方において離脱可能に保持することを助
    けるために、ラッチピン部材(552)と案内手段(2
    60,270)の間に止め手段が介在している請求項1
    2記載のシステム。
  14. 【請求項14】 各案内手段(260,270)は、撚
    り線(102,104,106,108)の供給経路を
    囲む貫通路を供給経路に沿って間隔をおいた位置におい
    て規定する1対の案内形状部(260,270)を有
    し、かつ、フラッグ手段(500)は、両案内形状部
    (260,270)の間隔をおいた配置の中間の位置に
    おける、供給経路(112,114,116,118)
    に沿って延びる撚り線(102,104,106,10
    8)の緊張した到達区間に係合するためにフラッグ手段
    に結合される撚り線係合形成手段(416)を有し、前
    記撚り線係合形成手段(416)が撚り線(102,1
    04,106,108)の緊張した到達部分と係合して
    いることは、フラッグ手段(500)が入り込んだ位置
    から突出した位置へ動くことを阻止するように働き、両
    案内形状部(260,270)の間隔をおいた配置の中
    間の前記の位置において、供給経路に沿って延びる撚り
    線(102,104,106,108)の緊張した到達
    区間がないことは、フラッグ手段(500)が入り込ん
    だ位置から突出した位置へ動くことを許す働きをする請
    求項1ないし13のいずれか1項に記載のシステム。
  15. 【請求項15】 回転する複数の供給経路(112,1
    14,116,118)のアレイのほぼ中心を延びるよ
    うに位置する仮想の回転の軸線(110)の回りを回転
    する装置によって規定される複数の個別供給経路(11
    2,114,116,118)のアレイに沿って、ほぼ
    同じ歩調で供給される複数の撚り線(102,104,
    106,108)の単一または複数の破断を迅速に検知
    する方法であって、 a)仮想の回転の軸線(110)の回りに回転する回転
    手段(100)と、回転手段(100)が回転の軸線
    (110)の回りで回転している間に、回転手段(10
    0)に近接して位置する非回転手段(150)とを含む
    装置を設け、 b)回転手段(100)に結合され、個別の供給経路
    (112,114,116,118)のアレイの、複数
    の撚り線(102,104,106,108)が通るべ
    き到達部分を規定するための案内手段(260,27
    0)を設け、その案内手段(260,270)は、回転
    の軸線(110)の回りにほぼ同心的に延びるほぼ円形
    のアレイに配置された複数の個別の案内部材(260,
    270)を有し、各案内部材(260,270)は個別
    の撚り線(102,104,106,108)の到達部
    分を、前記畧円形のアレイにおいて間隔をとって延びる
    ように位置決めする働きをし、 c) 各案内部材(260,270)に運動可能に結合
    される複数の個別の撚り線係合部材(416)を含む撚
    り線到達部分係合手段(400)を設け、各撚り線係合
    部材(416)は、撚り線係合部材(416)が撚り線
    (102,104,106,108)の到達部分に係合
    する検知の位置から、回転の軸線(110)の回りにほ
    ぼ同心的に延びるほぼ円形のアレイ状に延びる表示の位
    置へ移動可能であり、 d)複数の片寄せデバイス(475)を含む片寄せ手段
    (475)を設け、各片寄せデバイスは、個別の案内部
    材(260,270)と撚り線係合部材(416)との
    間に介在し、もし撚り線(102,104,106,1
    08)の破断のため到達部分が存在しないときは、撚り
    線係合部材(416)が検知の位置を経て表示の位置へ
    動く方向で撚り線係合部材(416)を到達部分に係合
    するように片寄せし、 e)非回転手段(150)に結合され、回転手段(10
    0)が回転の軸線(110)の回りで回転するとき、案
    内部材(260,270)と撚り線係合部材(416)
    が通るほぼ円形の経路(610)の近傍に延びる検知手
    段(600)を設け、検知手段は発信器手段(602)
    と受信器手段(606)を含み、発信器手段(602)
    は電磁放射のようなエネルギーを発信器手段(602)
    から受信器手段(606)へビーム経路(604)に沿
    って伝達する働きをし、受信器手段(606)はビーム
    経路(604)に沿うエネルギーの伝達において遮断が
    何時起こったかを示す出力信号を発する働きをし、ビー
    ム経路(604)はすべての撚り線係合部材(416)
    が検知の位置にあるときには撚り線係合部材(416)
    のどれによっても遮断されないが、撚り線係合部材(4
    16)の少なくとも一つが表示の位置に動くときは、そ
    の動いた撚り線係合部材(416)の部分によって遮断
    され、それにより、受信器手段(606)は、ビーム経
    路(604)に沿うエネルギーの伝達の遮断を検知し、
    供給経路(112,114,116,118)に沿って
    供給されている撚り線(102,104,106,10
    8)の単一または複数の破断の表示として前記出力信号
    を発し、 f)複数の撚り線(102,104,106,108)
    を前記複数の個別の供給経路(112,114,11
    6,118)に沿って供給し、 g)前記検知手段(600)を利用し、前記撚り線(1
    02,104,106,108)の単一または複数の破
    断を検知し、それへの応答として前記出力信号を発する
    ステップを有する複数の撚り線の単一または複数の破断
    を迅速に検出する方法。
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