JPH07148276A - 放射線治療装置 - Google Patents

放射線治療装置

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Publication number
JPH07148276A
JPH07148276A JP27266593A JP27266593A JPH07148276A JP H07148276 A JPH07148276 A JP H07148276A JP 27266593 A JP27266593 A JP 27266593A JP 27266593 A JP27266593 A JP 27266593A JP H07148276 A JPH07148276 A JP H07148276A
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JP
Japan
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isocenter
radiation
radiation beam
swivel axis
gantry
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Application number
JP27266593A
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English (en)
Inventor
Masaharu Goto
正治 後藤
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 リアルタイムで放射部位を検出して、正常組
織にX線が必要以上に照射されないようにインターロッ
クをかけることができる放射線治療装置を得る。 【構成】 患部16の位置、形状、大きさをX線CT装
置等により求め、治療計画装置により照射線量等の各パ
ラメータが決められ、ラジオサージェリシステムの制御
装置31で設定が行われる。そして、患部16の中心が
アイソセンタ8に位置するように位置決めし、ガントリ
ヘッド部1に対応する位置に常にX線線量分布モニタ検
出部20が位置するように制御する。それから、制御装
置24によりX線線量分布モニタ検出部20の回転角度
及び線量分布より実際に照射している領域を算出し、治
療計画装置で決めた値との比較を行う。そして、計算値
と設定値とがずれていた場合、制御装置31は装置の運
転を停止し、X線の発生を停止する。これにより、正常
組織へのX線の必要以上の照射を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、アイソセンタに対し
て回転照射可能な放射線治療装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図16は従来の放射線治療装置(ライナ
ック)を示す側面図である。
【0003】治療室の床14には支持脚11が立設され
ており、支持脚11上には治療台10が水平に固定され
ている。そして、治療台10の一端部には、支持具12
が水平に固定されており、支持具12には、患者15の
頭部を固定するための頭部固定具13が配設されてい
る。
【0004】また、治療台10に隣接して電源部5が配
設されており、電源部5には、コ字状のガントリ筐体3
がアイソセンタ8を通る水平な旋回軸6を中心として回
転自在に支持されており、図示しない駆動部により旋回
されるようになっている。そして、ガントリ筐体3の一
翼の端部はガントリヘッド部1を構成しており、ガント
リヘッド部1には、X線源となるターゲット2が内蔵さ
れている。なお、7はターゲット2とアイソセンタ8と
を結んだ直線である。
【0005】更に、ガントリヘッド部1内部かつ直線7
上には、ターゲット2で発生するX線の線量を測定する
ためのモニタチェンバ17が配設されており、ガントリ
ヘッド部1のガントリ筐体3の他方の翼に臨む位置には
X線アプリケータ9が配設されている。なお、ガントリ
筐体3の他方の翼の端部は対向板4を構成している。そ
して、X線アプリケータ9、支持具12及び頭部固定具
13は頭部のラジオサージェリを行うための器具であ
る。
【0006】また、図17は、三次元照射用ラジオサー
ジェリシステムを示す側面図であり、図16と同一構成
部分には同一符号を付して説明を省略する。
【0007】図17において18は、矢印ψ方向にガン
トリヘッド部1を回動させるためのCアームであり、1
9は、Cアーム18の支持部である。
【0008】次に動作について説明する。
【0009】放射線治療を行う患者15は、治療台10
上に寝て、その患部16をX線CT装置やMRI装置に
よりアイソセンタ8に位置決めする。そして、ガントリ
筐体3内に内蔵された加速管(図示せず)により電子を
加速し、加速した電子をターゲット2に衝突させてX線
を発生させる。それから、このX線をガントリヘッド部
1に内蔵されたコリメータ(図示せず)によって決めら
れた照射野に照射してX線治療を行う。この際、X線ア
プリケータ9によりX線の照射野を小さく絞り、照射野
以外のX線量を小さくしている。なお、患部16が頭部
である場合、支持具12及び頭部固定具13により正確
に患部16の中心をアイソセンタ8に合わせる。
【0010】X線照射時には、ガントリ筐体3を旋回軸
6を中心にして回転し、患部16の外側の線量が小さく
なるようにしている。
【0011】なお、図17に示すラジオサージェリシス
テムでは、図18に示すように、ガントリヘッド部1を
矢印ψ方向に順次回転させながら、旋回軸6を中心にφ
方向に回転し、患部16以外の正常組織へのX線の照射
量を更に小さくしている。この際、φ方向の回転角度、
ψ方向の回転角度及びモニタチェンバ17により測定さ
れるX線発生量が常時モニタされている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】X線による治療部位、
領域は、最初の設定及び放射線治療装置の機械的精度に
委ねられており、放射線ビームが所定の治療部位、領域
に正確に照射されているか知ることができないという問
題があった。
【0013】この発明は、上記のような課題を解消する
ためになされたもので、リアルタイムで放射部位を検出
して、正常組織にX線が必要以上に照射されないように
インターロックをかけることができる放射線治療装置を
得ることを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
る放射線治療装置は、放射線ビームの照射方向を測定す
る検出手段をアイソセンタを中心として回転自在に支持
したことを特徴とするものである。
【0015】請求項2記載の発明に係る放射線治療装置
は、アイソセンタを通る水平な旋回軸を中心として旋回
可能で、かつアイソセンタを通り前記旋回軸と直交する
水平な回転軸を中心として回転可能なガントリと、前記
ガントリに装着され、前記アイソセンタに対して放射線
ビームを照射する放射線ビーム照射手段とを含む放射線
治療装置において、放射線ビームの照射方向を測定する
ための検出手段が前記旋回軸について回転自在に支持さ
れ、前記検出手段は、前記放射線ビーム照射手段の前記
旋回軸を中心とした回転に連動し、アイソセンタを挟ん
で前記放射線ビーム照射手段と対称な位置に来るように
制御されることを特徴とする。
【0016】請求項3記載の発明に係る放射線治療装置
は、アイソセンタを通る水平な旋回軸を中心として旋回
可能で、かつアイソセンタを通り前記旋回軸と直交する
水平な回転軸を中心として回転可能なガントリと、前記
ガントリに装着され、前記アイソセンタに対して放射線
ビームを照射する放射線ビーム照射手段とを含む放射線
治療装置において、放射線ビームの照射方向を測定する
ための検出手段が前記旋回軸及び回転軸の両方の軸につ
いて回転自在に支持され、前記検出手段は、前記放射線
ビーム照射手段の前記旋回軸及び回転軸の両方の軸を中
心とした回転に連動して、アイソセンタを対称中心とし
て前記放射線ビーム照射手段の対称位置に来るように制
御されることを特徴とする。
【0017】請求項4記載の発明に係る放射線治療装置
は、検出手段の検出面側に、平行な複数のスリットが放
射線ビーム照射手段とアイソセンタを結ぶ直線に平行に
厚み方向に向かって穿設された放射線遮蔽体を配設した
ことを特徴とする。
【0018】請求項5記載の発明に係る放射線治療装置
は、検出手段の検出面側に、平行な複数のスリットがア
イソセンタを焦点として放射状に厚み方向に向かって穿
設された放射線遮蔽体を配設したことを特徴とする。
【0019】請求項6記載の発明に係る放射線治療装置
は、検出手段の検出面側に、平行な複数のスリットが放
射線ビーム照射手段とアイソセンタを結ぶ直線に平行に
厚み方向に向かって穿設された2個の放射線遮蔽体を、
両放射線遮蔽体のスリットが互いに直交するように縦列
して配置したことを特徴とする。
【0020】請求項7記載の発明に係る放射線治療装置
は、検出手段の検出面側に、平行な複数のスリットがア
イソセンタを焦点として放射状に厚み方向に向かって穿
設されている2個の放射線遮蔽体を、両放射線遮蔽体の
スリットが互いに直交するように縦列して配置したこと
を特徴とする。
【0021】請求項8記載の発明に係る放射線治療装置
は、検出手段の検出面側に、複数の同心円状のスリット
が放射線ビーム照射手段とアイソセンタを結ぶ直線に平
行に厚み方向に向かって穿設された同心円スリット型放
射線遮蔽体を配設したことを特徴とする。
【0022】請求項9記載の発明に係る放射線治療装置
は、検出手段の検出面側に、複数の同心円状のスリット
がアイソセンタを焦点として放射状に厚み方向に向かっ
て穿設された同心円スリット型放射線遮蔽体を配設した
ことを特徴とする。
【0023】請求項10記載の発明に係る放射線治療装
置は、複数の放射線検出素子を直線状に一列に配列して
なる検出手段を、アイソセンタの近傍に、放射線検出素
子の配列方向を前記旋回軸と平行にして、検出面をアイ
ソセンタを向けて固定配置したことを特徴とする。
【0024】請求項11記載の発明に係る放射線治療装
置は、複数の放射線検出素子を直線状に一列に配列して
なる検出手段を複数個有し、それら複数の検出手段は、
アイソセンタ近傍の異なった位置において、それぞれ配
列方向を旋回軸と平行にして、検出面をアイソセンタを
向けて固定配置されることを特徴とする。
【0025】請求項12記載の発明に係る放射線治療装
置は、複数の放射線検出素子を縦横に面状に配列してな
る検出手段を、アイソセンタの近傍に、検出面を旋回軸
と平行にし、かつ検出面をアイソセンタを向けて固定配
置したことを特徴とする。
【0026】請求項13記載の発明に係る放射線治療装
置は、複数の放射線検出素子を縦横に面状に配列してな
る検出手段を複数個有し、前記複数の検出手段は、アイ
ソセンタ近傍の異なった位置において、それぞれ検出面
を旋回軸と平行にし、かつ検出面をアイソセンタを向け
て固定配置したことを特徴とする。
【0027】請求項14記載の発明に係る放射線治療装
置は、検出手段の検出面側に、アイソセンタと各放射線
検出素子とを結ぶ直線上にそれぞれスリットを設けた放
射線遮蔽体を配置したことを特徴とする。
【0028】請求項15記載の発明に係る放射線治療装
置は、検出手段からの信号を処理して前記検出手段にお
ける線量分布を求める線量分布測定手段と、治療計画に
基づいて前記検出手段における線量分布設定値を求める
線量分布設定手段と、前記線量分布測定値と前記線量分
布設定値とを比較する線量分布比較手段とを含むことを
特徴とする。
【0029】
【作用】この発明における放射線治療装置は、ガントリ
に装着された放射線ビーム照射手段からアイソセンタに
向けて放射線ビームを照射して放射線治療を行い、それ
と同時に、検出手段が、ガントリの回転に連動して移動
しながらアイソセンタを通過した放射線の線量分布を測
定する。この線量分布を治療計画装置で求められる理想
的な線量分布と比較することにより、放射線ビームの正
常な照射がおこなわれているかどうか判定することがで
きる。また、厚み方向に向かって平行に、またはアイソ
センタを焦点として放射状にスリットが穿設された放射
線遮蔽体を検出手段の検出面側に配設したことにより、
所定の入射方向以外から入射する放射線ビームが遮られ
るため、異常な照射をより詳しく検出することができ
る。
【0030】また、この発明における放射線治療装置
は、放射線検出素子を直線状あるいは面状に配列して成
る検出手段を、アイソセンタ周辺に、検出面を旋回軸に
平行ににして固定配置したことにより、放射線ビーム照
射手段が旋回軸に関する回転において所定の回転角にな
ったときの線量分布を測定することができる。そして、
この線量分布を治療計画装置で求められる理想的な線量
分布と比較することにより、放射線ビームの正常な照射
がおこなわれているかどうか判定することができる。
【0031】
【実施例】以下、この発明の好適な実施例を図を用いて
説明する。
【0032】実施例1.図1(a)は、本発明に係る放
射線治療装置の一実施例を示す側面図であり、図1
(b)はその要部を示す背面図である。
【0033】治療室の床14には支持脚11が立設され
ており、支持脚11上には治療台10がほぼ水平に固定
されている。そして、治療台10の一端部には、支持具
12がほぼ水平に固定されており、支持具12には、患
者15の頭部を固定するための頭部固定具13が配設さ
れている。そして、治療台10には、放射線ビームの放
射方向を測定する検出手段としてのX線線量分布モニタ
検出部20を回動自在に支持するリング状の支持枠21
が設けられており、支持枠21には、X線線量分布モニ
タ検出部20を移動する駆動機構22が配設されてい
る。
【0034】また、治療台10に隣接して電源部5が配
設されており、電源部5には、支持部19により回転フ
レームとしてのC字状のガントリ筐体18がアイソセン
タ8を通るほぼ水平な旋回軸6を中心としてφ方向回転
自在かつ軸6に直交する水平な回転軸中心としてψ方向
回転自在に支持されており、図示しない駆動部によりφ
方向及びψ方向に回転されるようになっている。そし
て、ガントリ筐体18の一翼の端部はガントリヘッド部
1を構成しており、ガントリヘッド部1には、アイソセ
ンタ8を通る垂直な軸7上にX線源となるターゲット2
が内蔵されている。更に、ガントリヘッド部1内部かつ
軸7上には、ターゲット2で発生するX線の線量を測定
するためのモニタチェンバ17が配設されており、ガン
トリヘッド部1のガントリ筐体18の他方の翼に臨む位
置にはX線アプリケータ9が配設されている。なお、ガ
ントリ筐体18の他方の翼の端部は対向板4を構成して
いる。
【0035】また、23は、治療計画装置によって決め
られたガントリヘッド部1の動きに合わせてX線線量分
布モニタ検出部20を移動する駆動機構22を制御する
制御手段であり、24はX線線量分布モニタ検出部20
の制御手段であり、25はX線線量分布モニタ検出部2
0の表示装置である。なお、26は、ターゲットの軌跡
である。
【0036】図2は、本発明に係る放射線治療装置の制
御装置を示すブロック図である。
【0037】制御装置31は制御手段23、24を内蔵
しており、制御装置31には、ガントリ筐体18をψ方
向に駆動する駆動手段32と、ガントリ筐体18をφ方
向に駆動する駆動手段33と、ガントリ筐体3内に内蔵
された電子を加速する加速管34とが接続されている。
【0038】次に、本実施例の動作について説明する。
【0039】放射線治療を行う患者15は、治療台10
上に寝て、その患部16の位置、形状、大きさはX線C
T装置やMRI装置により求め、治療計画装置により照
射線量、X線アプリケータの内径、φ方向の回転角度、
ψ方向の回転角度が決められ、ラジオサージェリシステ
ムの制御装置31で設定が行われるか、または治療計画
装置よりデータが転送されて自動設定される。そして、
患部16は位置決めを行い、患部16の中心がアイソセ
ンタ8に位置するように位置決めする。
【0040】更に、ガントリヘッド部1の駆動パラメー
タはX線線量分布モニタ駆動機構22の制御手段23に
も転送され、ガントリヘッド部1に対応する位置に常に
X線線量分布モニタ検出部20が位置するように制御す
る。それから、制御装置24によりX線線量分布モニタ
検出部20の回転角度及び線量分布より実際に照射して
いる領域を算出し、治療計画装置で決めた値との比較を
行う。そして、計算値と設定値とがずれていた場合、制
御装置31は装置の運転を停止し、加速管34による電
子を加速を止め、X線の発生を停止する。これにより、
正常組織へのX線の必要以上の照射を防止(インターロ
ック)する。
【0041】なお、上述実施例においては、X線線量分
布モニタ検出部20に配設したが、これに限らず、ガン
トリヘッド部1と干渉しない別設の支柱に配設しても同
様の効果が得られる。
【0042】実施例2.図3は、X線線量分布モニタ検
出部20の移動をψ方向にも可能とした実施例を示す側
面図である。
【0043】支持枠12には、支持体27がφ方向に回
転自在に支持されており、支持体27上にはX線線量分
布モニタ検出部20がψ方向に回転可能に支持されてい
る。従って、ガントリヘッド部1がψ方向に回動した場
合、X線線量分布モニタ検出部20も支持体27上をψ
方向に移動し、常に直線7上にX線線量分布モニタ検出
部20の中心が位置する。これにより、X線線量分布モ
ニタ検出部20は線量分布を検出し、制御装置24は、
検出した線量分布とX線線量分布モニタ検出部20の回
転角度より実際に照射している領域を算出し、治療計画
装置で決めた値との比較を行う。そして、計算値と設定
値とがずれていた場合、制御装置31は装置の運転を停
止し、加速管34による電子を加速を止め、X線の発生
を停止する。これにより、正常組織へのX線の必要以上
の照射を防止する。
【0044】実施例3.図4及び図5は、X線線量分布
モニタ検出部20の放射線検出面側に、X線の照射方向
から見て平行なスリット28が、厚み方向に向かって複
数列平行に穿設されている放射線遮蔽体29を配置した
実施例を示す図である。第1の放射線遮蔽体29は厚さ
が0.5〜1mm程度の複数の遮蔽体29aからなり、
スリット28の間隔を0.5mm程度にすることによ
り、X線の照射が患部16からずれた場合、そのずれを
検出することがより容易になる。
【0045】すなわち、X線源の位置、照射方向が所定
の位置、方向からずれた場合でも、そのずれ方によって
はX線線量分布モニタ検出部20における検出位置がた
またま治療計画装置で設定された所定の位置になるとい
う場合が考えられる。しかし、本実施例に示したような
放射線遮蔽体を用いることにより、X線線量分布モニタ
検出部20の各位置にはスリットを通ってきたX線以外
は到達できなくなるため、そのような入射方向の異常を
容易に検出することができる。
【0046】なお、複数のスリットをアイソセンタ8を
焦点とした放射状に穿設した放射線遮蔽体を用いること
もできる。この場合、アイソセンタ8を通過するビーム
以外は検出面に到達しないので、X線ビームが確実にア
イソセンタを通過しているかがわかる。
【0047】実施例4.図6は、X線線量分布モニタ検
出部20の放射線検出面側に、X線の照射方向から見て
平行なスリット28が、厚み方向に向かって複数列平行
に穿設されている2個の放射線遮蔽体29をそれぞれの
スリット28が互いに直交するように縦列して配置した
実施例を示す図である。従って、X線の照射が患部16
から何れの方向にずれても、そのずれを検出することが
より容易になる。
【0048】なお、複数のスリットをアイソセンタ8を
焦点とした放射状に穿設した2個の放射線遮蔽体をそれ
ぞれのスリット28が互いに直交するように縦列して配
置して用いることもできる。
【0049】実施例5.図7は、X線線量分布モニタ検
出部20の放射線検出面側に、X線の照射方向から見て
同心円状の複数のスリット35が、厚み方向に向かって
平行に穿設されている同心円スリット型放射線遮蔽体3
0を配設した実施例を示す図である。
【0050】この実施例では、1段の放射線遮蔽体30
で上述実施例4と同様の効果を有し、X線の照射が患部
16から何れの方向にずれても、そのずれを検出するこ
とが容易になる。
【0051】なお、複数のスリットをアイソセンタ8を
焦点とした放射状に穿設した放射線遮蔽体を用いること
もできる。
【0052】実施例6.図8は、本発明に係る放射線治
療装置の別の実施例を示す側面図である。また、図9
は、この実施例における放射線検出器の取り付け状態を
示す要部上面図であり、図10は、放射線検出器におけ
る放射線検出素子の配列状態を示す上面図である。これ
らの図において、図1に示した放射線治療装置と同一の
構成要素には同一符号を付し、その説明を省略する。
【0053】図8に示すように、放射線検出器40は、
アイソセンタ8の鉛直下方、すなわち支持具12の真下
の位置において、治療台10に固定されている。放射線
検出器40には、図10に示すように、放射線検出素子
45が複数個、直線状に一列に配列されている。このよ
うな放射線検出素子40によれば、各放射線検出素子4
5の位置における入射放射線量が計測できるので、これ
ら放射線検出素子45の検出信号を制御装置31で処理
することにより、配列方向の線量分布を求めることがで
きる。
【0054】放射線検出器40の取り付け位置および取
り付け状態は、図9に詳細に示されている。図9に示し
たように、放射線検出器40は、支持具12の鉛直下方
の位置において、放射線検出素子45の配列方向が旋回
軸6と平行になるように、検出面側をアイソセンタに向
けて、治療台10に固定されている。
【0055】図8の放射線治療装置においてラジオサー
ジェリを行う場合、治療計画に基づいて、ガントリ筐体
18を、旋回軸6、及びアイソセンタを通り旋回軸6に
直交する水平な回転軸を中心として、φ方向及びψ方向
に回転させることにより、X線源としてのターゲット2
を、アイソセンタ8を中心とする球面上に沿って動かし
ながら放射線ビームの照射を行う。
【0056】図15は、このようなラジオサージェリを
行う際の、X線源としてのターゲット2の運行軌道の一
例を説明する図である。この例では、ターゲット2を、
まずψ=0の状態で、軌道100に沿って、φ方向にφ
0 - からφ0 + まで旋回させながらアイソセンタ8に向
かって放射線ビームの照射を行う。次に、ガントリ筐体
をψ方向に回転させてψ=ψ1 にして、ψ=0の場合と
同様に、軌道110に沿ってφ1 - からφ1 + まで旋回
させながら放射線ビームの照射を行う。以下同様に、ガ
ントリ筐体を順次ψ方向に傾斜させ、ψ=ψ2 、ψ3
・・ψn のそれぞれにおいて、φ方向にそれぞれ所定角
度ずつ旋回させながらアイソセンタ8に向かって放射線
ビームの照射を行う。
【0057】本実施例では、放射線検出器40がアイソ
センタ8の鉛直下方に、放射線検出素子45の配列方向
が旋回軸6と平行になるように配置されているため、タ
ーゲット2が、ψ方向の回転角がψ=0、ψ1 、ψ2
・・・ψn のそれぞれの場合において、φ=0の点、す
なわちアイソセンタを通る垂直な軸7と旋回軸6とで定
まる平面上の点に来た時に、ターゲット2から照射され
た放射線が放射線検出器40によって検出される。この
ときの放射線検出器40の出力信号を制御装置31で処
理することにより、放射線検出器40の位置における旋
回軸6方向の線量分布が求められる。
【0058】このようにして求められた線量分布測定値
すなわち実際の線量分布と、予め治療計画装置によって
求められた、ターゲット2が同じ位置にある時の放射線
検出器40の位置における旋回軸6方向の線量分布設定
値すなわち理想的な線量分布とを、制御装置31におい
て比較する。ターゲット2の位置、すなわちψ、φ方向
の回転角が治療計画で定められた値と異なっている、あ
るいはX線アプリケータ9が機械的にずれている等の異
常が発生している場合は、線量分布測定値が線量分布設
定値と大きく異なってくるので、制御装置31での比較
の結果、線量分布測定値と線量分布設定値との差が所定
値を越える場合には、インターロックをかけて放射線ビ
ームの照射を中止する。このような制御により、誤照射
による正常組織へのX線照射を押さえることが出来る。
なお、X線の線量分布はψ方向の回転角に依存している
ので、ψ=0,ψ1 ,ψ2 ・・・ψn に対応した理想的
な線量分布は、治療計画装置によって予め求めておく。
【0059】このように本実施例では、実施例1〜5と
異なり、放射線検出器を固定して、φ=0の時の線量分
布のみを測定する構成にしたので、装置を安価に構成で
きる。
【0060】なお、本実施例では放射線検出器40を治
療台10に固定したが、患部との位置関係が固定される
ものであれば、床面に取付けた固定台に固定しても良
い。また、本実施例では、放射線検出器40をアイソセ
ンタの真下に設置し、φ方向の回転角がφ=0の時に線
量分布を求めたが、この角度は別の値でも良い。すなわ
ち、放射線検出器40を、検出面をアイソセンタに向
け、放射線検出素子45の配列方向が旋回軸6と平行に
なるように固定すれば、ターゲット2が放射線検出器4
0の検出面と対向する位置(すなわち、放射線検出器4
0と対向するようなφ方向の角度)に来たときの線量分
布が測定できる。
【0061】実施例7.図8における放射線検出器40
として、図11に示すような、放射線検出素子45を縦
横に平面状に配列したものを用いることにより、φ=0
のときの線量の2次元分布を求めることができる。これ
により、ターゲット2の位置のφ方向への微妙なずれを
検出しやくすなるため、より正確に正常か異常かを判定
できる。 実施例8.図12は、本発明の更に別の実施例を示す要
部端面図であり、ガントリから治療台の方向を見た図を
表している。本実施例では、放射線検出器40aをアイ
ソセンタの真下に、そして放射線検出器40bをアイソ
センタの真横に固定配置している。なお、放射線検出器
40a、40bは検出面をアイソセンタに向けて固定さ
れている。このような構成にすれば、ψ=0,ψ1 ,ψ
2 ・・・ψn のそれぞれの場合において、ターゲット2
がφ=0°及び90°の2点に来たときの線量分布を測
定することができる。従って、チェックの回数が増える
ので、よりきめ細かく正常、異常の判定ができるため、
安全性を高めることができる。なお、ここでは、φ=0
°及びφ=90°に対応する位置に放射線検出器を配置
した例を示したが、放射線検出器は、ラジオサージェリ
の妨げにならない限り、どのような位置に配置してよ
く、また何個配置してもよい。
【0062】実施例9.図13は、アイソセンタ8と放
射線検出器40との間に、複数のスリット55が設けら
れた放射線遮蔽体50を設置した実施例を表している。
スリット55は、それぞれ各放射線検出素子45とアイ
ソセンタ8とを結んだ直線上に設けられている。これに
より、散乱X線等のアイソセンタを通らないX線を遮蔽
できるので、各放射線検出素子45にはアイソセンタを
通ったX線のみが入射することになり、X線の照射位置
異常をより正確に判定できる。なお、この実施例では放
射線遮蔽体50は薄い板状となっているが、実施例3あ
るいは実施例5で示したような厚みをもった放射線遮蔽
体を用いてもよい。
【0063】実施例10.ここまでの実施例では、X線
照射位置の正常、異常の判定を制御装置31で自動的に
行っていたが、図14に示したように、表示装置25の
画面上に、制御装置31で求められた線量分布測定値7
0と治療計画装置60で求められた線量分布設定値72
とを表示して、これらを装置の操作者が比較して判定で
きるようにしてもよい。このようにすれば、状況に応じ
て、よりきめ細かい判定が可能となる。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、線源の回転移動に連動して移動する検出手段により
放射線ビームの照射方向および線量分布を測定すること
ができる。さらに、検出手段の検出面側にスリット構造
を有する放射線遮蔽体を配設することにより、放射線ビ
ーム照射方向の測定をより厳密に行うことができる。こ
のような放射線ビーム照射方向の測定によって、機械
的、電気的、または制御ソフト的に異常が発生したこと
が検知された場合は、正常組織にX線が必要以上に照射
されないように制御装置がインターロックをかけて放射
線ビームの放射を止めることにより、放射線治療装置の
安全性を向上することができる。また、検出手段を固定
配置し、線源が特定の位置に来た時の線量分布のみを測
定する構成にすることにより、安価な装置構成にするこ
ともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明に係る放射線治療装置を示す
側面図であり、(b)はその要部を示す背面図である。
【図2】本発明に係る放射線治療装置の制御装置を示す
ブロック図である。
【図3】本発明に係る放射線治療装置のX線線量分布モ
ニタ検出部の移動をψ方向にも可能とした実施例を示す
側面図である。
【図4】本発明に係る放射線治療装置のX線線量分布モ
ニタ検出部の検出面側に、平行なスリットが厚み方向に
複数列平行に穿設されている放射線遮蔽体を配置した実
施例を示す図である。
【図5】本発明に係る放射線治療装置のX線線量分布モ
ニタ検出部の検出面側に、平行なスリットが厚み方向に
複数列平行に穿設されている放射線遮蔽体を配置した実
施例を示す図である。
【図6】本発明に係る放射線治療装置のX線線量分布モ
ニタ検出部の検出面側に、平行なスリットが厚み方向に
複数列平行に穿設されている2個の放射線遮蔽体を、そ
れぞれのスリットが互いに直交するように縦列して配置
した実施例を示す図である。
【図7】本発明に係る放射線治療装置のX線線量分布モ
ニタ検出部の検出面側に、複数の同心円状のスリットが
厚み方向に向かって平行に穿設されている同心円スリッ
ト型放射線遮蔽体を配設した実施例を示す図である。
【図8】本発明の実施例6に係る放射線治療装置を示す
側面図である。
【図9】実施例6に係る放射線治療装置の要部上面図で
ある。
【図10】実施例6に係る放射線治療装置に用いられる
放射線検出器の上面図である。
【図11】本発明の実施例7で用いられる放射線検出器
の上面図である。
【図12】本発明の実施例8に係る放射線検出装置の要
部端面図である。
【図13】本発明の実施例9に係る放射線治療装置の要
部断面図である。
【図14】本発明の実施例10に係る放射線治療装置の
要部を示す構成図である。
【図15】ラジオサージェリ用三次元照射放射線治療装
置のX線ターゲットの動き及び照射方向を表す図であ
る。
【図16】従来の放射線治療装置(ライナック)を示す
側面図である。
【図17】従来の三次元照射用ラジオサージェリシステ
ムを示す側面図である。
【図18】従来の三次元照射用ラジオサージェリシステ
ムの動作を示す側面図である。
【符号の説明】
1 ガントリヘッド部 2 ターゲット 10 治療台 20 X線線量分布モニタ検出部 22 駆動機構 28、35 スリット 29 放射線遮蔽体 30 同心円スリット型放射線遮蔽体 31 制御装置 34 加速管 40 放射線検出器 45 放射線検出素子
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年4月7日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0056
【補正方法】変更
【補正内容】
【0056】図15は、このようなラジオサージェリを
行う際の、X線源としてのターゲット2の運行軌道の一
例を説明する図である。この例では、ターゲット2を、
まずψ=0の状態で、軌道100に沿って、φ方向にφ
0 - からφ0 + まで旋回させながらアイソセンタ8に向
かって放射線ビームの照射を行う。次に、ガントリ筐体
をψ方向に回転させてψ=ψ1 にして、ψ=0の場合と
同様に、軌道110に沿ってφ1 + からφ1 - まで旋回
させながら放射線ビームの照射を行う。以下同様に、ガ
ントリ筐体を順次ψ方向に傾斜させ、ψ=ψ2 、ψ3
・・ψn のそれぞれにおいて、φ方向にそれぞれ所定角
度ずつ旋回させながらアイソセンタ8に向かって放射線
ビームの照射を行う。

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アイソセンタに対して放射線ビームを回
    転照射可能な放射線治療装置において、 放射線ビームの照射方向を測定するための検出手段をア
    イソセンタを中心として回転自在に支持したことを特徴
    とする放射線治療装置。
  2. 【請求項2】 アイソセンタを通る水平な旋回軸を中心
    として旋回可能で、かつアイソセンタを通り前記旋回軸
    と直交する水平な回転軸を中心として回転可能なガント
    リと、 前記ガントリに装着され、前記アイソセンタに対して放
    射線ビームを照射する放射線ビーム照射手段と、 を含む放射線治療装置において、 放射線ビームの照射方向を測定するための検出手段が前
    記旋回軸について回転自在に支持され、 前記検出手段は、前記放射線ビーム照射手段の前記旋回
    軸を中心とした回転に連動し、アイソセンタを挟んで前
    記放射線ビーム照射手段と対称な位置に来るように制御
    されることを特徴とする放射線治療装置。
  3. 【請求項3】 アイソセンタを通る水平な旋回軸を中心
    として旋回可能で、かつアイソセンタを通り前記旋回軸
    と直交する水平な回転軸を中心として回転可能なガント
    リと、 前記ガントリに装着され、前記アイソセンタに対して放
    射線ビームを照射する放射線ビーム照射手段と、 を含む放射線治療装置において、 放射線ビームの照射方向を測定するための検出手段が前
    記旋回軸及び回転軸の両方の軸について回転自在に支持
    され、 前記検出手段は、前記放射線ビーム照射手段の前記旋回
    軸及び回転軸の両方の軸を中心とした回転に連動して、
    アイソセンタを対称中心として前記放射線ビーム照射手
    段の対称位置に来るように制御されることを特徴とする
    放射線治療装置。
  4. 【請求項4】 前記検出手段の検出面側に、平行な複数
    のスリットが前記放射線ビーム照射手段とアイソセンタ
    を結ぶ直線に平行に厚み方向に向かって穿設された放射
    線遮蔽体を配設したことを特徴とする請求項1または請
    求項2または請求項3記載の放射線治療装置。
  5. 【請求項5】 前記検出手段の検出面側に、平行な複数
    のスリットが前記アイソセンタを焦点として放射状に厚
    み方向に向かって穿設されている放射線遮蔽体を配設し
    たことを特徴とする請求項1または請求項2または請求
    項3記載の放射線治療装置。
  6. 【請求項6】 前記検出手段の検出面側に、平行な複数
    のスリットが前記放射線ビーム照射手段とアイソセンタ
    を結ぶ直線に平行に厚み方向に向かって穿設された2個
    の放射線遮蔽体を、両放射線遮蔽体のスリットが互いに
    直交するように縦列して配置したことを特徴とする請求
    項1または請求項2または請求項3記載の放射線治療装
    置。
  7. 【請求項7】 前記検出手段の検出面側に、平行な複数
    のスリットが前記アイソセンタを焦点として放射状に厚
    み方向に向かって穿設されている2個の放射線遮蔽体
    を、両放射線遮蔽体のスリットが互いに直交するように
    縦列して配置したことを特徴とする請求項1または請求
    項2または請求項3記載の放射線治療装置。
  8. 【請求項8】 前記検出手段の検出面側に、複数の同心
    円状のスリットが前記放射線ビーム照射手段とアイソセ
    ンタを結ぶ直線に平行に厚み方向に向かって穿設された
    同心円スリット型放射線遮蔽体を配設したことを特徴と
    する請求項1または請求項2または請求項3記載の放射
    線治療装置。
  9. 【請求項9】 前記検出手段の検出面側に、複数の同心
    円状のスリットが前記アイソセンタを焦点として放射状
    に厚み方向に向かって穿設された同心円スリット型放射
    線遮蔽体を配設したことを特徴とする請求項1または請
    求項2または請求項3記載の放射線治療装置。
  10. 【請求項10】 アイソセンタを通る水平な旋回軸を中
    心として旋回可能で、かつアイソセンタを通り前記旋回
    軸と直交する水平な回転軸を中心として回転可能なガン
    トリと、 前記ガントリに装着され、前記アイソセンタに対して放
    射線ビームを照射する放射線ビーム照射手段と、 を含む放射線治療装置において、 複数の放射線検出素子を直線状に一列に配列してなる検
    出手段を、アイソセンタの近傍に、放射線検出素子の配
    列方向を前記旋回軸と平行にして、検出面をアイソセン
    タを向けて固定配置したことを特徴とする放射線治療装
    置。
  11. 【請求項11】 アイソセンタを通る水平な旋回軸を中
    心として旋回可能で、かつアイソセンタを通り前記旋回
    軸と直交する水平な回転軸を中心として回転可能なガン
    トリと、 前記ガントリに装着され、前記アイソセンタに対して放
    射線ビームを照射する放射線ビーム照射手段と、 を含む放射線治療装置において、 更に、複数の放射線検出素子を直線状に一列に配列して
    なる検出手段を複数個有し、 それら複数の検出手段は、アイソセンタ近傍の異なった
    位置において、それぞれ配列方向を前記旋回軸と平行に
    して、検出面をアイソセンタを向けて固定配置されるこ
    とを特徴とする放射線治療装置。
  12. 【請求項12】 アイソセンタを通る水平な旋回軸を中
    心として旋回可能で、かつアイソセンタを通り前記旋回
    軸と直交する水平な回転軸を中心として回転可能なガン
    トリと、 前記ガントリに装着され、前記アイソセンタに対して放
    射線ビームを照射する放射線ビーム照射手段と、 を含む放射線治療装置において、 複数の放射線検出素子を縦横に面状に配列してなる検出
    手段を、アイソセンタの近傍に、検出面を前記旋回軸と
    平行にし、かつ検出面をアイソセンタを向けて固定配置
    したことを特徴とする放射線治療装置。
  13. 【請求項13】 アイソセンタを通る水平な旋回軸を中
    心として旋回可能で、かつアイソセンタを通り前記旋回
    軸と直交する水平な回転軸を中心として回転可能なガン
    トリと、 前記ガントリに装着され、前記アイソセンタに対して放
    射線ビームを照射する放射線ビーム照射手段と、 を含む放射線治療装置において、 更に、複数の放射線検出素子を縦横に面状に配列してな
    る検出手段を複数個有し、 前記複数の検出手段は、アイソセンタ近傍の異なった位
    置において、それぞれ検出面を前記旋回軸と平行にし、
    かつ検出面をアイソセンタを向けて固定配置されること
    を特徴とする放射線治療装置。
  14. 【請求項14】 請求項10〜13のいずれかに記載の
    放射線治療装置において、 前記検出手段の検出面側に、アイソセンタと前記各放射
    線検出素子とを結ぶ直線上にそれぞれスリットを設けた
    放射線遮蔽体を配置したことを特徴とする放射線治療装
    置。
  15. 【請求項15】 請求項1〜14のいずれかに記載の放
    射線治療装置において、 更に、前記検出手段からの信号を処理して、前記検出手
    段における線量分布を求める線量分布測定手段と、 治療計画に基づいて前記検出手段における線量分布設定
    値を求める線量分布設定手段と、 前記線量分布測定値と前記線量分布設定値とを比較する
    線量分布比較手段と、 を含むことを特徴とする放射線治療装置。
JP27266593A 1993-10-04 1993-10-29 放射線治療装置 Pending JPH07148276A (ja)

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