JPH0714797Y2 - 吊下げ式炉内マッフル - Google Patents

吊下げ式炉内マッフル

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JPH0714797Y2
JPH0714797Y2 JP3637391U JP3637391U JPH0714797Y2 JP H0714797 Y2 JPH0714797 Y2 JP H0714797Y2 JP 3637391 U JP3637391 U JP 3637391U JP 3637391 U JP3637391 U JP 3637391U JP H0714797 Y2 JPH0714797 Y2 JP H0714797Y2
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JP
Japan
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muffle
unit
furnace
plate thickness
muffles
Prior art date
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JP3637391U
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JPH04132395U (ja
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真人 永田
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Chugai Ro Co Ltd
Original Assignee
Chugai Ro Co Ltd
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Publication date
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  • Heat Treatment Of Strip Materials And Filament Materials (AREA)
  • Tunnel Furnaces (AREA)
  • Muffle Furnaces And Rotary Kilns (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は吊下げ式炉内マッフルに
関するものである。
【0002】
【従来の技術と考案が解決しようとする課題】従来、竪
型マッフル式連続熱処理炉における炉内マッフルは、そ
の上端部を固定点として吊下げ方式となっている。とこ
ろで、この炉内マッフルは、その表面がバーナあるい
は、電熱ヒータ等の加熱手段により高温に曝されること
と、上端部を固定点として吊下げられ、その重量が上端
部にかかるため、その板厚は、マッフル材における高温
クリープ制限応力内で、炉操業条件等により決定され、
全長にわたってこの決定された厚みとなっている。した
がって、炉温が1150℃であれば、重量上の制限から
マッフル長さは7〜9m程度であり、生産量の増大に対
処するために、炉の大形化(加熱帯の延長)を図るにも
制限があった。
【0003】そこで出願人は、特公平2−2073号公
報で、前記マッフルを板厚の異なる複数の単位マッフル
で構成し、最上部の単位マッフルの板厚が最大で、順
次、下方になるにしたがって板厚が減少するようにした
吊下げ式炉内マッフルを提案した。この方式では、理論
的には最上部の単位マッフルの板厚を増大すれば、マッ
フルをかなり長大化することができる。しかしながら、
マッフルは外部から熱を受け、内部に熱を与える役目が
あるが、板厚が20mmを越えると、伝熱量が制限され
たり、内外面の温度差が大となり、破損する危険性があ
るため、炉温が1150℃でマッフル長さは18m位が
限度であった。本考案は、前記公報に示される技術をさ
らに発展させて、より長大化を図ることのできる吊下げ
式炉内マッフルを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、前記目的を達
成するために、板厚の異なる複数の単位マッフルからな
る吊下げ式炉内マッフルにおいて、最小板厚の単位マッ
フルの上,下端に前記単位マッフルより板厚が大なる単
位マッフルを接続するとともに、最下部の単位マッフル
に圧縮荷重付与装置を設けた構成としたものである。
【0005】
【実施例】つぎに、本考案の一実施例を図1にしたがっ
て説明する。本考案にかかるマッフル1は、板厚の異な
る複数の単位マッフル1a,1b,1c…,1a′,1
b′…からなり、板厚は、1a>1b>1c,1a′>
1b′>1cとなっている。そして、図においては、前
記マッフル1は、最小板厚の単位マッフル1cの上,下
端に単位マッフル1b,1b′を熔接し、さらに、単位
マッフル1b,1b′の他端に最大板厚の単位マッフル
1a,1a′を熔接して一体化し、最上部単位マッフル
1aに取り付けた上フランジ2を、図示しない炉頂部に
設けた基台上に固定される。つまり、単位マッフルの上
方部は、前記公報に記載の構成である。
【0006】本考案においては、前記マッフル1の最下
部単位マッフル1a′にも下フランジ3を設け、この下
フランジ3に定滑車5、ワイヤ6、ウエイト7からなる
圧縮荷重付与装置4により、例えば、単位マッフル1c
の中央より下方の自重に等しい力を上方向に加え、マッ
フル1の上部にかかる引張力を減少させるようにしたも
のである。前記実施例では、最小板厚の単位マッフル1
cを中心に上,下に各々二つの単位マッフル1b,1
a,1b′,1a′を接続したが、単位マッフルの接続
個数はこれに限らない。また、接続する各単位マッフル
1b,1b′および1a,1a′は同一板厚である必要
はない。なお、下部圧縮域(図2参照)が大きいと、圧
縮力も大きくなりこの部分の単位マッフルが座屈を生じ
る恐れがあるため、最小板厚の単位マッフル1cは、マ
ッフル1の最下端から1/3位に配置するようにするの
が望ましい。図において、Wは金属ストリップである。
【0007】
【考案の効果】以上の説明で明らかなように、本考案
は、板厚の異なる複数の単位マッフルからなる吊下げ式
炉内マッフルにおいて、最小板厚の単位マッフルの上,
下端に前記単位マッフルより板厚が大なる単位マッフル
を接続するとともに、最下部の単位マッフルに圧縮荷重
付与装置を設けた構成であり、マッフルの最下部から上
方へ圧縮荷重を付与するため、マッフルの上端部にかか
る引張力が小さくなる。つまり、マッフル長を従来と同
一長さとすれば、最大板厚は小さく、熱的な問題は解消
される。また、一般に、炉内マッフルは、高価な高級耐
熱鋼を使用するため、同一長さの炉内マッフルでは、従
来のものより安価である。さらに、最大板厚を同じにす
れば、より長大なマッフルを得ることができる。たとえ
ば、マッフル温度1150℃、マッフル材料のクリープ
制限応力を0.07kg/mm2とし、マッフルの最上
部の単位マッフルの厚みを18mmとした場合、前記公
報のものでは全長が19.5mが限度であるが、本考案
によれば29mとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案にかかるマッフルの断面図。
【図2】 図1のマッフルにかかる引張力と圧縮力との
関係を示す図。
【符号の説明】
1…マッフル、1a,1b,1a′,1b′…単位マッ
フル、1c…最小板厚の単位マッフル、4…圧縮荷重付
与装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板厚の異なる複数の単位マッフルからな
    る吊下げ式炉内マッフルにおいて、最小板厚の単位マッ
    フルの上,下端に前記単位マッフルより板厚が大なる単
    位マッフルを接続するとともに、最下部の単位マッフル
    に圧縮荷重付与装置を設けたことを特徴とする吊下げ式
    炉内マッフル。
JP3637391U 1991-05-22 1991-05-22 吊下げ式炉内マッフル Expired - Lifetime JPH0714797Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH04132395U JPH04132395U (ja) 1992-12-08
JPH0714797Y2 true JPH0714797Y2 (ja) 1995-04-10

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