JPH0714780A - 珪素薄膜の成膜方法 - Google Patents

珪素薄膜の成膜方法

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JPH0714780A
JPH0714780A JP15311793A JP15311793A JPH0714780A JP H0714780 A JPH0714780 A JP H0714780A JP 15311793 A JP15311793 A JP 15311793A JP 15311793 A JP15311793 A JP 15311793A JP H0714780 A JPH0714780 A JP H0714780A
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JP
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thin film
silicon thin
gas
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JP15311793A
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Kazuhiro Nakajima
和博 中島
Toshio Ando
敏夫 安藤
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 珪素薄膜の濃度および厚さを精度良く形成し
する。 【構成】 基板(1)主面の材質を半導体及び絶縁体、
若しくは金属及び絶縁体とし、半導体又は金属で覆われ
た基板(1)主面の終端を水素原子とする処理を基板に
施し、前記基板(1)を加熱し、珪素原子を含んだソー
スガスを前記基板(1)主面に供給する珪素薄膜の成膜
方法であって、前記ソースガスは、SiH2(C
n2n+12(5)「nは自然数」若しくはSi(Cn
2n+14(6)「nは自然数」及びSiH4(7)を用い
たことを特徴とする珪素薄膜の成膜方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、珪素薄膜の成膜方法に
関し、厚さ及び濃度を高精度に形成する必要のある珪素
薄膜の成膜方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路装置は、半導体基板主面
にバイポーラトランジスタやMESFET等の半導体素
子が形成されている。バイポーラトランジスタは、エミ
ッタ領域、ベース領域及びコレクタ領域で構成されてい
る。例えば、該バイポーラトランジスタのベース領域
は、半導体基板主面に不純物をイオン打込みし、加熱処
理することにより形成されていた。
【0003】半導体集積回路装置の高速化に伴い、前記
バイポーラトランジスタのベース領域は、薄膜化の傾向
にあり、不純物濃度や厚さ等を高精度に形成する必要が
出てきた。しかし、前述したイオン打込み及び加熱処理
により形成されたベース領域は、その厚さ方向で、不純
物濃度が均一ではない。このため、ベース領域は、シリ
コンを含むガスをソースガスとする気相成長法により形
成するようになった。
【0004】気相成長法による珪素薄膜の成膜は、半導
体(シリコン)又は、金属(CoSixやAl等)を基
板とし、基板主面にフッ酸(HF)処理を施し、基板主
面の最終端を水素原子とする(以下、この水素原子を終
端水素原子と記す)。そして、この基板を気相成長装置
のチャンバ内にセットする。
【0005】そして、基板を1000℃〜1400℃に
加熱し、ソースガスを流入し、珪素薄膜を形成する。
【0006】ソースガスは、例えば、モノシラン(Si
4)及び塩化水素(HCl)、若しくはジクロルシラ
ン(SiH2Cl2)を使用する。
【0007】モノシラン及び塩化水素をソースガスとし
た場合、塩化水素が触媒の役割を果たし、基板表面の終
端水素原子とモノシランを構成している水素原子とを、
それぞれ取外し、水素分子が生成される。この時、基板
表面には水素原子が取りはずされたあとにダングリング
ボンドができ、モノシランは水素と結合していた結合の
手が1つ余った状態となる。この2つの結合の手が結び
つき、基板表面にシリコン原子が化学吸着する。基板表
面は、モノシランを構成していた水素原子が終端水素原
子となり、更に成膜が続いていく。
【0008】ジクロルシランをソースガスとした場合、
基板主面の終端水素原子と、ジクロルシランの塩素原子
とが反応し、塩化水素が生成される。この時、基板表面
では、水素原子と結合していた結合の手がダングリング
ボンドとなる。一方、ジクロルシランは、塩素原子と結
合していた結合の手が1つ余った状態となる。この2つ
が結び付き、基板表面にシリコン原子が化学吸着する。
基板表面では、ジクロルシランを構成していた水素原子
が終端水素原子となり、再び、ジクロルシランが反応
し、成膜が続いていく。
【0009】また、ソースガスにPH3ガス、AsH3
ス(B26ガス)等のドーパントガスを混ぜて成膜する
ことにより、成膜した珪素薄膜は、n型(p型)半導体
になる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、本発明
者は前記従来技術を検討した結果、以下の問題点がある
ことを見出した。
【0011】(イ)基板表面上の終端水素原子と、ソー
スガスに含まれる塩素原子とを反応させるため、基板を
1000℃〜1400℃に加熱し、活性化エネルギーを
与えている。この基板加熱の温度では、珪素薄膜と、基
板との界面において、ドーパントが拡散し、界面の境界
がぼけてしまう。この結果、珪素薄膜の厚さ及び濃度を
精度良く形成できず、薄膜化が困難になるという問題が
あった。
【0012】(ロ)モノシラン及び塩化水素を用いた珪
素薄膜の成膜方法では、ソースガスとして、塩化水素を
供給している。また、ジクロルシランを用いた珪素薄膜
の成膜方法では、珪素原子と結合した塩素原子が基板主
面の終端水素原子と反応し、塩化水素が発生する。この
ように、従来の珪素薄膜の成膜方法では、化学反応に塩
化水素が介在している。塩化水素ガスは、腐食性を有す
るガスであり、成膜装置の内壁等を腐食する。このた
め、腐食された内壁は、チャンバ内を浮遊し、成膜装置
内を汚染するばかりか、予期せぬ不純物として珪素薄膜
や基板に取り込まれる。
【0013】(ハ)珪素薄膜の成膜の際に発生した塩化
水素は、装置の内壁を腐食するため、度々、装置のメン
テナンスをする必要があるばかりでなく、腐食のため、
装置の寿命が短くなるという問題があった。また、装置
の周辺設備には、塩化水素による腐食を防止する対策を
施さなければならず、成膜装置の周辺設備が複雑になる
という問題があった。
【0014】本発明の目的は、珪素薄膜の濃度および厚
さを精度良く形成できる技術を提供することにある。
【0015】本発明の他の目的は、珪素薄膜に予期せぬ
不純物が入らない技術を提供することにある。
【0016】本発明の他の目的は、成膜装置の周辺設備
の簡略化が可能な技術を提供することにある。
【0017】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述及び添付図面によって明らか
になるであろう。
【0018】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
下記のとおりである。
【0019】(1) 基板主面の材質を半導体又は金属
とし、水素原子を基板主面の終端とする処理を前記基板
に施し、該基板を加熱し、珪素原子を含んだソースガス
を前記基板主面に供給する珪素薄膜の成膜方法であっ
て、前記ソースガスとしてSiH2(Cn2n+12「n
は自然数」を用いる。
【0020】(2) 基板主面の材質を半導体又は金属
とし、水素原子を基板主面の終端とする処理を前記基板
に施し、該基板を加熱し、珪素原子を含んだソースガス
を前記基板主面に供給する珪素薄膜の成膜方法であっ
て、前記ソースガスとしてSiH4及びSi(C
n2n+14「nは自然数」を用いる。
【0021】(3) 前記(2)記載の珪素薄膜の成膜
方法であって、前記基板にSi(Cn2n+14「nは自
然数」とSiH4とを交互に供給する。
【0022】(4) 基板主面の材質を半導体及び絶縁
体、若しくは金属及び絶縁体とし、半導体又は金属で覆
われた基板主面の終端を水素原子とする処理を基板に施
し、前記基板を加熱し、珪素原子を含んだソースガスを
前記基板主面に供給する珪素薄膜の成膜方法であって、
前記ソースガスは、SiH2(Cn2n+12「nは自然
数」若しくはSi(Cn2n+14「nは自然数」及びS
iH4を用いる。
【0023】
【作用】上述した手段(1)によれば、以下の作用効果
が得られる。
【0024】ソースガスとして、SiH2(Cn2n+1
2を用いている。これにより、SiH2(Cn2n+12
基板主面に供給することにより、基板主面の終端水素原
子と、SiH2(Cn2n+12の(Cn2n+1)基とが反
応し、(Cn2n+2)が副生成ガスとして生成される。
このとき、基板主面には、珪素原子が結合し、基板の最
終端に水素原子が結合した状態となる。更に供給された
SiH2(Cn2n+12が反応し、基板主面に珪素薄膜
が堆積される。SiH2(Cn2n+12における、珪素
原子と(Cn2n+1)基との結合は、珪素原子と塩素原
子との結合に比べて、はずれやすい。このため、この反
応に必要な活性化エネルギーを与えるための基板温度
は、例えば、ソースガスにジメチルシラン(SiH
2(CH32)を用いた場合、室温〜1000℃(好ま
しくは300℃〜850℃)である。この基板温度は、
従来の終端水素原子と、塩素原子との反応に必要な基板
温度1000℃〜1400℃よりも低い。つまり、ソー
スガスとして、SiH2(Cn2n+12を用いた珪素薄
膜の成膜方法は、従来の塩素原子が介在する珪素薄膜の
成膜方法に比べて、成膜時の基板温度は低温である。こ
のため、基板と珪素薄膜との界面で起こる不純物の拡散
が低減される。この結果、界面の境界がぼけず、珪素薄
膜の厚さ及び濃度を精度良く形成できる。
【0025】また、ソースガスとしてSiH2(Cn
2n+12を用いるので、珪素薄膜形成時に(Cn2n+2
が副生成ガスとして生成される。例えば、ソースガスと
してジメチルシランSiH2(CH32を用いた場合
は、副生成ガスとしてメタン(CH4)が生成される。
つまり、SiH2(Cn2n+12は、塩素原子を含んで
いないため、従来の珪素薄膜の成膜時に副生成ガスとし
て生成されていた塩化水素ガスが生成されない。これに
より、腐食性を有する塩化水素ガスが生成されないの
で、成膜装置の内壁等が腐食されない。この結果、成膜
装置内が汚染されず、予期せぬ不純物が珪素薄膜や基板
に取り込まれない。
【0026】また、塩化水素ガスが生成されないため、
装置の内壁を腐食されない。このため、装置のメンテナ
ンスが簡単になり、成膜装置の寿命も伸びる。また、成
膜装置の周辺設備に塩化水素ガスによる腐食の防止対策
を施さなくても良い。この結果、成膜装置の周辺設備を
簡略化できる。
【0027】上述した手段(2)によれば、以下の作用
効果が得られる。
【0028】ソースガスとして、Si(Cn2n+14
びSiH4を用いる。Si(Cn2n +14及びSiH4
基板主面に供給することにより、まず、基板主面の最終
水素原子と、Si(Cn2n+14の(Cn2n+1)基と
が反応し、副生成ガスとして、(Cn2n+2)が生成さ
れ、基板主面には、珪素原子が結合する。このとき、基
板の最終端に(Cn2n+1)基が結合した状態となる。
そして、最終端の(Cn2n+1)基と、SiH4ガスの水
素原子とが反応し、副生成ガスとして(Cn2n+2)を
生成され、基板主面に珪素原子が結合する。このとき、
基板主面の最終端にはす水素原子が結合した状態とな
る。更に供給されたSi(Cn2n+14とSiH4とが
反応し、基板主面に珪素薄膜が堆積される。Si(Cn
2n+14における、珪素原子と(Cn2n+1)基との結
合は、珪素原子と塩素原子との結合に比べて、はずれや
すい。このため、この反応に必要な活性化エネルギーを
与えるための基板温度は、例えば、ソースガスにテトラ
メチルシラン(Si(CH34)を用いた場合、室温〜
1000℃(好ましくは300℃〜850℃)である。
この基板温度は、従来の珪素薄膜の成膜方法における、
終端水素原子と、塩素原子との反応に必要な基板温度1
000℃〜1400℃よりも低い。また、ジメチルシラ
ン(SiH2(CH32)の(CH3)基と、SiH4
水素原子との反応も、この基板温度(室温〜1000
℃)で起こる。つまり、ソースガスとして、Si(Cn
2n+14及びSiH4を用いた珪素薄膜の成膜方法は、
従来の塩素原子が介在する珪素薄膜の成膜方法に比べ
て、成膜時の基板温度は低温である。このため、基板と
珪素薄膜との界面で起こる不純物の拡散が低減され、こ
の結果、界面の境界がぼけず、珪素薄膜の厚さ及び濃度
を精度良く形成できる。
【0029】また、ソースガスとしてSi(C
n2n+14及びSiH4を用いると、珪素薄膜形成時に
(Cn2n+2)ガスが副生成ガスとして生成される。例
えば、ソースガスとしてテトラメチルシランSi(CH
34及びSiH4を用いた場合は、副生成ガスとしてメ
タン(CH4)が生成される。つまり、SiH2(Cn
2n+12ガス及びSiH4ガスは、塩素原子を含んでいな
いため、従来の珪素薄膜の成膜時に副生成ガスとして生
成されていた塩化水素ガスが生成されない。これによ
り、腐食性を有する塩化水素ガスが生成されないので、
成膜装置の内壁等が腐食されない。この結果、成膜装置
内が汚染されず、予期せぬ不純物が珪素薄膜や基板に取
り込まれない。
【0030】また、珪素薄膜の成膜において、塩化水素
ガスが生成されないため、装置の内壁が腐食されない。
このため、装置のメンテナンスが簡単になり、成膜装置
の寿命も伸びる。また、成膜装置の周辺設備に塩化水素
ガスによる腐食の防止対策を施さなくても良い。この結
果、成膜装置の周辺設備を簡略化できる。
【0031】上述した手段(3)によれば、以下の作用
効果が得られる。
【0032】基板にSi(Cn2n+14とSiH4とを
交互に供給する。つまり、終端を水素原子とした基板主
面に、Si(Cn2n+14を供給し、前記最終水素原子
と、Si(Cn2n+14の(Cn2n+1)基とを反応さ
せる。基板主面には、珪素原子が結合し、最終端には、
(Cn2n+1)基が結合した状態となる。
【0033】この最終端の(Cn2n+1)基は、Si
(Cn2n+14の(Cn2n+1)基とは反応しない。ま
た、このとき、基板主面には、SiH4が供給されてい
ないので、基板主面上に珪素一原子層だけ成膜された状
態となる。そして、Si(Cn2n+ 14ガスの供給を停
止し、基板主面にSiH4ガスを供給し、最終端である
(Cn2n+1)基と、SiH4の水素原子とを反応させ
る。基板主面には、珪素原子が結合し、最終端には、水
素原子が結合した状態となる。この最終水素原子と、S
iH4の水素原子とは反応しない。また、このとき、基
板主面には、Si(Cn2n+14が供給されていないの
で、基板主面上に珪素一原子層だけ成膜された状態とな
る。この結果、珪素薄膜の成膜において、膜厚を一原子
層単位で制御することができる。
【0034】上述した手段(4)によれば、以下の作用
効果が得られる。
【0035】基板主面の材質を半導体及び絶縁体、若し
くは金属及び絶縁体とし、半導体又は金属で覆われた基
板主面の終端を水素原子とするための処理を基板に施
し、前記基板を加熱し、ソースガスとして、SiH
2(Cn2n+12、若しくはSi(Cn2n+14及びS
iH4を用いる。このため、水素原子を終端としている
半導体若しくは金属の領域にのみ珪素原子が堆積され、
絶縁膜上には珪素原子は堆積しない。つまり、絶縁膜で
覆われた領域以外に珪素薄膜を選択的に成長させること
ができる。また、この選択成長時に、副生成ガスとして
(Cn2n+2)が生成される。この(Cn2n+2)は、腐
食性のガスではない。この結果、珪素薄膜の選択成長時
において、成膜装置の内壁等が腐食されないので、成膜
装置内が汚染されず、予期せぬ不純物が珪素薄膜や基板
に取り込まれない。
【0036】以下、図面を参照して本発明の実施例につ
いて詳細に説明する。
【0037】なお、実施例を説明するための全図におい
て、同一機能を有するものは同一符号を付け、繰り返し
の説明は省略する。
【0038】
【実施例】(実施例1)図1は、本発明の珪素薄膜の成
膜方法である実施例1の珪素薄膜の成膜過程を説明する
ための図である。
【0039】図1を用いて、ソースガスをジメチルシラ
ン5(SiH2(CH34)とした珪素薄膜の成膜方法
を説明する。
【0040】まず、主面が半導体又は金属からなる基板
1を用意する。前記半導体は、例えば珪素である。前記
金属は、例えば珪化コバルト(CoSix)やアルミニ
ウム(Al)である。
【0041】次に、基板1をフッ酸溶液(HF+H
2O)に浸し、基板1主面の最終端に水素原子を結合さ
せ、終端水素原子2とする。そして、基板1を成膜装置
のチャンバ内にセットする。
【0042】次に、前記チャンバ内にキャリアガスを流
す。このキャリアガスは、ヘリウムやアルゴン等の不活
性ガスである。
【0043】次に、成膜に必要な活性化エネルギーを与
えるため、キャリアガスを流したまま、基板1を加熱す
る。成膜時の基板1の温度は、室温〜1000℃(好ま
しくは300℃〜850℃)である。
【0044】次に、ジメチルシラン5を前記キャリアガ
スに混ぜて、チャンバ内に流入する。ジメチルシラン5
は、珪素原子に水素原子が2つ、メチル基が2つ結合し
たものである。チャンバ内に流入されたジメチルシラン
5は、図1(a)に示すように、基板1主面に供給され
る。なお、珪素薄膜の導電型や不純物濃度を設定するた
めに、ソースガスとともに、フォスフィン(PH3)、
アルシン(AsH3)、ジボラン(B26)を流入す
る。
【0045】次に、図1(b)に示すように、基板1主
面の終端水素原子2とジメチルシラン5のメチル基3と
反応し、メタン4が生成される。このメタン4は基板1
主面から離れ、前記チャンバ内を浮遊し、成膜装置に設
けられた排気手段により、成膜装置の外部に排出され
る。
【0046】また、メタン4が生成される際、基板1主
面には、終端水素原子2がはずれたあとにダングリング
ボンドができる。一方、ジメチルシラン5は、メチル基
3がはずれ、結合の手が余った状態となる。このジメチ
ルシラン5の結合の手は、前記ダングリングボンドと結
び付く。
【0047】そして、図1(c)に示すように、基板1
主面上に珪素原子が堆積される。また、ジメチルシラン
5の水素原子が基板1の最終端に結合した状態になり、
終端水素原子2となる。
【0048】基板1には、ジメチルシランガス5が供給
されているので、基板1主面上には、珪素薄膜が成膜さ
れる。
【0049】以上の説明からわかるように実施例1の珪
素薄膜の成膜方法によれば、ソースガスにジメチルシラ
ン5を用いている。これにより、成膜温度は室温〜10
00℃であり、従来の塩素原子が反応に介する珪素薄膜
の成膜方法に比べて低い。このため、基板1と珪素薄膜
との界面で起こる不純物の拡散が低減される。この結
果、界面の境界がぼけず、珪素薄膜の厚さ及び濃度を精
度良く形成できる。
【0050】また、珪素薄膜の成膜にジメチルシラン5
を用いると、副生成ガスとしてメタン4が生成される。
メタン4は、腐食性のガスではないので、成膜装置の内
壁等が腐食されない。この結果、成膜装置内が汚染され
ず、予期せぬ不純物が珪素薄膜や基板に取り込まれな
い。
【0051】本発明者によれば、ジクロルシラン5をソ
ースガスとして、厚さ60μmの珪素薄膜を成膜し、そ
の珪素薄膜の重金属による汚染をライトエッチ法により
調べたところ、シャローピットは106ケ/cm2であっ
た。一方、ジメチルシラン5をソースガスとして成膜し
た珪素薄膜には、シャローピットは1ケ/cm2であ
り、重金属による汚染は、格段に低減された。
【0052】また、腐食性を有するガスが反応に介しな
いので、成膜装置の内壁を腐食されない。このため、成
膜装置のメンテナンスが簡単になり、成膜装置の寿命も
伸びる。また、成膜装置の周辺設備に塩化水素ガスによ
る腐食の防止対策を施さなくても良い。この結果、成膜
装置の周辺設備を簡略化できる。
【0053】(実施例2)図2は、本発明の実施例2の
珪素薄膜の成膜過程を説明するための図である。
【0054】図2を用いて、ソースガスをテトラメチル
シラン6(Si(CH34)及びモノシラン(Si
4)7とした珪素薄膜の成膜方法を説明する。
【0055】まず、主面が半導体又は金属からなる基板
1を用意する。前記半導体は、例えば珪素である。前記
金属は、例えば珪化コバルト(CoSix)やアルミニ
ウム(Al)である。
【0056】次に、基板1をフッ酸溶液(HF+H
2O)に浸し、基板1主面の最終端に水素原子を結合さ
せ、終端水素原子2とする。そして、基板1を成膜装置
のチャンバ内にセットする。
【0057】次に、前記チャンバ内にキャリアガスを流
す。このキャリアガスは、ヘリウムやアルゴン等の不活
性ガスである。
【0058】次に、キャリアガスを流したまま、基板1
を室温〜1000℃(好ましくは300℃〜850℃)
に加熱する。これは、成膜に必要な活性化エネルギーを
熱により与えるためである。
【0059】次に、テトラメチルシラン6及びモノシラ
ン7を前記キャリアガスに混ぜてチャンバ内に流入す
る。テトラメチルシラン6は、珪素原子にメチル基が4
つ結合したものであり、モノシラン7は、珪素原子に水
素原子が4つ結合したものである。チャンバ内に流入さ
れたテトラメチルシラン6及びモノシラン7は、図2
(a)に示すように、基板1主面に供給される。なお、
珪素薄膜の導電型や不純物濃度を設定するために、ソー
スガスとともに、フォスフィン(PH3)、アルシン
(AsH3)、ジボラン(B26)を流入する。
【0060】次に、図2(b)に示すように、基板1主
面の終端水素原子2とテトラメチルシラン5のメチル基
3とが反応し、メタン4が生成される。このメタン4は
基板1主面から離れ、前記チャンバ内を浮遊し、成膜装
置に設けられた排気手段により、成膜装置の外部に排出
される。
【0061】メタン4が生成される際、基板1主面に
は、終端水素原子2がはずれたあとにダングリングボン
ドができる。一方、テトラメチルシラン6は、メチル基
3がはずれ、結合の手が余った状態となる。このテトラ
メチルシラン6の結合の手は、前記ダングリングボンド
と結び付く。このとき、モノシラン7は、終端水素原子
2と反応できず、基板1の前記チャンバ内を浮遊してい
る。
【0062】そして、図2(c)に示すように、基板1
主面上に珪素原子が堆積され、テトラメチルシラン6の
メチル基3が基板1の最終端に結合した状態となる。
【0063】次に、図2(d)に示すように、基板1の
最終端となっているメチル基3と、モノシラン7の水素
原子とが反応し、副生成ガスとしてメタン4が生成され
る。そして、メチル基3がはずれたあとのダングリング
ボンドと、水素原子がはずれたあとのモノシラン7の結
合の手とが結合する。
【0064】図2(e)に示すように、基板1の主面に
は珪素原子が堆積され、モノシラン7の水素原子が基板
1の最終端に結合した状態になり、終端水素原子2とな
る。
【0065】基板1の主面にはテトラメチルシラン6及
びモノシラン7が供給されているので、前述の反応が進
み、珪素薄膜が成膜される。
【0066】以上の説明からわかるように実施例2の珪
素薄膜の成膜方法によれば、ソースガスとしてテトラメ
チルシラン6及びモノシラン7を用いている。これによ
り、成膜温度は室温〜1000℃であり、従来の塩素原
子が反応に介する珪素薄膜の成膜方法に比べて低い。ま
た、副生成ガスとして腐食性を有しないメタン4が生成
される。このため、実施例1と同様の効果を奏すること
ができる。
【0067】(実施例3)図3は、本発明の実施例3の
珪素薄膜の成膜過程を説明するための図である。
【0068】図3を用いて、ソースガスであるテトラメ
チルシラン6(Si(CH34)及びモノシラン7(S
iH4)を交互に供給する珪素薄膜の成膜方法を説明す
る。
【0069】まず、主面が半導体又は金属からなる基板
1を用意する。前記半導体は、例えば珪素である。前記
金属は、例えば珪化コバルト(CoSix)やアルミニ
ウム(Al)である。
【0070】次に、基板1をフッ酸溶液(HF+H
2O)に浸し、基板1主面の最終端に水素原子を結合さ
せ、終端水素原子2とする。そして、基板1を成膜装置
のチャンバ内にセットする。
【0071】次に、前記チャンバ内にキャリアガスを流
す。このキャリアガスは、ヘリウムやアルゴン等の不活
性ガスである。
【0072】次に、キャリアガスを流したまま、基板1
を室温〜1000℃(好ましくは300℃〜850℃)
に加熱する。これは、成膜に必要な活性化エネルギーを
熱により与えるためである。
【0073】次に、前記キャリアガスにテトラメチルシ
ラン6を混ぜて、チャンバ内に流入させ、図3(a)に
示すように、基板1の主面にテトラメチルシラン6が供
給される。
【0074】次に、図3(b)に示すように、基板1の
主面では、終端水素原子2と、テトラメチルシラン6の
メチル基3とが反応し、副生成ガスとしてメタン4が生
成される。
【0075】そして、図3(c)に示すように、基板1
の主面上には珪素原子が結合し、メチル基3が最終端と
なっている。このメチル基3とテトラメチルシラン6と
は反応しないため、基板1の主面上には珪素原子が一原
子層だけ堆積される。
【0076】次に、テトラメチルシラン6の供給を止め
て、キャリアガスのみを前記チャンバ内に流す。これ
は、前記チャンバ内からテトラメチルシラン6を排出す
るためである。この排出時間は、例えば一分間である。
なお、成膜装置に高速排気装置を設けた場合、前記排出
時間は二秒程度である。
【0077】次に、図3(d)に示すように、前記キャ
リアガスにモノシラン7を混ぜて、チャンバ内に流入さ
せ、基板1に供給する。
【0078】このとき、図3(e)に示すように、基板
1の主面では、終端となっているメチル基3と、モノシ
ラン7の水素原子とが反応し、副生成ガスとしてメタン
4を生成される。
【0079】そして、基板1の主面上は、珪素原子が結
合し、最終端は水素原子となっている。この終端水素原
子2とモノシラン7とは反応しないため、基板1の主面
上には珪素原子が一原子層だけ堆積される。これで、図
3(f)に示すように、前述のテトラメチルシラン6に
より堆積された珪素原子と合わせて、図3(f)に示す
ように、二原子層の珪素薄膜が成膜されたことになる。
【0080】次に、モノシラン7の供給を止めて、キャ
リアガスのみを前記チャンバ内に流し、モノシラン7を
排出させる。
【0081】そして、テトラメチルシラン6及びモノシ
ラン7の交互供給を繰り返し、一原子単位で珪素薄膜を
成膜していく。
【0082】なお、珪素薄膜の導電型や不純物濃度を設
定するために、フォスフィン(PH3)、アルシン(A
sH3)、ジボラン(B26)等のドーパントを含むガ
スを前記キャリアガスに混ぜて流入する。
【0083】以上の説明からわかるように実施例3の珪
素薄膜の成膜方法によれば、ソースガスとしてテトラメ
チルシラン6及びモノシラン7を用いている。これによ
り、成膜温度は室温〜1000℃であり、従来の塩素原
子が反応に介する珪素薄膜の成膜方法に比べて低い。ま
た、副生成ガスとして腐食性を有しないメタン4が生成
される。このため、実施例2と同様の効果を奏すること
ができる。また、テトラメチルシラン6のメチル基3
は、基板終端のメチル基3とは反応せず、モノシラン7
の水素原子は、終端水素原子2とは反応しない。この結
果、基板1主面上に成膜する珪素薄膜を一原子層単位で
制御することができる。
【0084】(実施例4)図4は、本発明の実施例4の
珪素薄膜の成膜過程を説明するための図である。
【0085】図4を用いて、主面の材質が半導体及び絶
縁体、若しくは金属及び絶縁膜である基板1に、テトラ
メチルシラン6及びモノシラン7を交互に供給する珪素
薄膜の成膜方法を説明する。
【0086】まず、主面の一部が半導体又は金属からな
る成膜領域8と、他の一部が絶縁膜からなる非成膜領域
9とを有する基板1を用意する。前記半導体は、例えば
珪素である。前記金属は、例えば珪化コバルト(CoS
x)やアルミニウム(Al)である。前記絶縁膜は、
例えば、酸化珪素膜(SiOx)や窒化珪素膜(Si3
4)である。
【0087】基板1をフッ酸(HF+H2O)溶液に浸
し、基板1の成膜領域8の最終端に水素原子を結合さ
せ、終端水素原子2とする。この処理では、非成膜領域
9の最終端には水素原子が結合されない。そして、基板
1を成膜装置のチャンバ内にセットする。
【0088】次に、前記チャンバ内にキャリアガスを流
す。このキャリアガスは、ヘリウムやアルゴン等の不活
性ガスである。
【0089】次に、成膜に必要な活性化エネルギーを与
えるため、キャリアガスを流したまま、基板1を加熱す
る。成膜時の基板1の温度は、室温〜1000℃(好ま
しくは300℃〜850℃)である。
【0090】まず、基板1をフッ酸(HF+H2O)溶
液に浸し、成膜領域8主面の最終端に水素原子を結合さ
せ、終端水素原子2とする。このとき、非成膜領域9上
に水素原子は結合しない。そして、基板1を成膜装置の
チャンバ内にセットする。
【0091】次に、前記チャンバ内にキャリアガスを流
す。このキャリアガスは、ヘリウムやアルゴン等の不活
性ガスである。
【0092】次に、前記キャリアガスを流したまま、基
板1を室温〜1000℃(好ましくは300℃〜850
℃)に加熱する。これは、成膜に必要な活性化エネルギ
ーを熱により与えるためである。
【0093】次に、前記キャリアガスにテトラメチルシ
ラン6を混ぜて、チャンバ内に流入させる。これによ
り、図4(a)に示すように、基板1の主面にテトラメ
チルシラン6を供給する。
【0094】非成膜領域9主面には、終端水素原子2が
無いので、テトラメチルシラン6が反応せず、珪素原子
は結合しない。
【0095】そして、図4(b)に示すように、成膜領
域8上に、珪素原子が一原子層だけ堆積される。この
時、成膜領域8の最終端はメチル基3となり、副生成ガ
スとしてメタン4が生成される。
【0096】次に、テトラメチルシラン6の供給を止め
て、キャリアガスのみを前記チャンバ内に流す。これ
は、前記チャンバ内からテトラメチルシラン6を排出す
るためである。この排出時間は、例えば一分間である。
なお、成膜装置に高速排気装置を設けた場合、前記排出
時間は二秒程度である。
【0097】次に、図4(c)に示すように、前記キャ
リアガスにモノシラン7を混ぜて、チャンバ内に流入さ
せ、基板1にモノシラン7を供給する。
【0098】そして、図4(d)に示すように、成膜領
域8主面上に、珪素原子が一原子層だけ堆積される。こ
の時、成膜領域8の最終端は水素原子となり、副生成ガ
スとしてメタン4が生成される。
【0099】非成膜領域9主面には、終端水素原子2が
無いので、モノシラン7が反応せず、珪素原子は結合し
ない。
【0100】次に、モノシラン7の供給を止めて、キャ
リアガスのみを前記チャンバ内に流し、モノシラン7を
排出させる。
【0101】そして、テトラメチルシラン6及びモノシ
ラン7の交互供給を繰り返し、成膜領域8に一原子層単
位で、珪素薄膜を成膜していく。
【0102】なお、珪素薄膜の導電型や不純物濃度を設
定するために、フォスフィン(PH3)、アルシン(A
sH3)、ジボラン(B26)等のドーパントを含むガ
スを前記キャリアガスに混ぜて流入する。
【0103】本実施例4において、ソースガスは、ジメ
チルシラン5でも良く、テトラメチルシラン6及びモノ
シラン7を同時に供給しても良い。
【0104】以上の説明からわかるように実施例4の珪
素薄膜の成膜方法によれば、基板主面の材質を半導体及
び絶縁膜、若しくは金属及び絶縁膜としているので、成
膜領域8上にのみ、珪素薄膜を選択的に成長することが
できる。
【0105】また、実施例4の成膜方法によれば、実施
例3と同様の効果を奏することができる。
【0106】以上発明者によってなされた発明を実施例
にもとづき具体的に説明したが、本発明は上記実施例に
限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で
種々変更可能であることはいうまでもない。
【0107】例えば、本実施例4において、ソースガス
は、ジメチルシラン5、若しくは、テトラメチルシラン
6及びモノシラン7の同時に供給しても良い。
【0108】また、実施例1及び実施例4で用いたソー
スガスはジメチルシランに限定されず、メチル基のかわ
りにエチル基が結合したジエチルシランガス等の、珪素
原子に2つの水素原子と、2つのアルキル基とが結合し
たものであれば良い。
【0109】また、実施例2、実施例3、及び実施例4
で用いた、ソースガスはテトラメチルシランガスに限定
されず、テトラエチルシラン等の珪素原子に4つのアル
キル基が結合したものであれば良い。
【0110】また、基板1主面の最終端を水素原子とす
るための処理は、基板1を成膜装置のチャンバ内にセッ
トしたのち、水素ガスを流入し、基板1主面に終端水素
原子2を結合しても良い。
【0111】また、成膜に必要な活性化エネルギーを与
える手段は、基板1を成膜装置のチャンバ内にセットし
た後、所望の温度に加熱するとともに、紫外線等を照射
することによってもよい。
【0112】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記のとおりである。
【0113】1.珪素薄膜の濃度および厚さを精度良く
形成できる。
【0114】2.珪素薄膜に予期せぬ不純物が入らな
い。
【0115】3.成膜装置の周辺設備の簡略化ができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の珪素薄膜の成膜方法である実施例1
の珪素薄膜の成膜過程を説明するための図、
【図2】 本発明の実施例2の珪素薄膜の成膜過程を説
明するための図、
【図3】 本発明の実施例3の珪素薄膜の成膜過程を説
明するための図、
【図4】 本発明の実施例4の珪素薄膜の成膜過程を説
明するための図。
【符号の説明】
1…基板、2…終端水素原子、3…メチル基、4…メタ
ン、5…ジメチルシラン、6…テトラメチルシラン、7
…モノシラン、8…成膜領域、9…非成膜領域。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板主面の材質を半導体又は金属とし、
    水素原子を基板主面の終端とする処理を前記基板に施
    し、該基板にエネルギーを与え、珪素原子を含んだソー
    スガスを前記基板主面に供給する珪素薄膜の成膜方法で
    あって、 前記ソースガスとしてSiH2(Cn2n+12「nは自
    然数」を用いることを特徴とする珪素薄膜の成膜方法。
  2. 【請求項2】 基板主面の材質を半導体又は金属とし、
    水素原子を基板主面の終端とする処理を前記基板に施
    し、該基板にエネルギーを与え、珪素原子を含んだソー
    スガスを前記基板主面に供給する珪素薄膜の成膜方法で
    あって、前記ソースガスとしてSiH4及びSi(Cn
    2n+14「nは自然数」を用いることを特徴とする珪素
    薄膜の成膜方法。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の珪素薄膜の成膜方法であ
    って、前記基板にSi(Cn2n+14「nは自然数」と
    SiH4とを交互に供給することを特徴とする珪素薄膜
    の成膜方法。
  4. 【請求項4】 基板主面の材質を半導体及び絶縁体、若
    しくは金属及び絶縁体とし、半導体又は金属で覆われた
    基板主面の終端を水素原子とする処理を基板に施し、前
    記基板にエネルギーを与え、珪素原子を含んだソースガ
    スを前記基板主面に供給する珪素薄膜の成膜方法であっ
    て、前記ソースガスは、SiH2(Cn2n+12「nは
    自然数」若しくはSi(Cn2n+14「nは自然数」及
    びSiH4を用いたことを特徴とする珪素薄膜の成膜方
    法。
JP15311793A 1993-06-24 1993-06-24 珪素薄膜の成膜方法 Pending JPH0714780A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013508563A (ja) * 2009-10-27 2013-03-07 シルコテック コーポレイション 化学気相成長コーティング、物品、及び方法
JP2014060228A (ja) * 2012-09-14 2014-04-03 Hitachi Kokusai Electric Inc 半導体装置の製造方法、基板処理方法、基板処理装置およびプログラム

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