JPH07147721A - 電線用雨切りリング - Google Patents
電線用雨切りリングInfo
- Publication number
- JPH07147721A JPH07147721A JP5319018A JP31901893A JPH07147721A JP H07147721 A JPH07147721 A JP H07147721A JP 5319018 A JP5319018 A JP 5319018A JP 31901893 A JP31901893 A JP 31901893A JP H07147721 A JPH07147721 A JP H07147721A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ring
- rain
- ring body
- electric wire
- ring unit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Suspension Of Electric Lines Or Cables (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 電柱間に張設された電線から滴下する両滴が
一個所に集中することなく、複数個所に分散して滴下す
るようにする。 【構成】 リング体1の頂部を肉薄に形成してヒンジ部
2を設けると共に、該リング体1をヒンジ部2と対向す
る下方位置で切り離して切り離した両端部3a,3bに
相互に係脱自在に係合する係止爪5a,5bを対設し、
さらにリング体1のヒンジ部2を除く外周面の中央に突
条7を周設して構成される。なお、リング体1の内周面
に横断方向の突畝をほぼ等間隔に複数設ける。
一個所に集中することなく、複数個所に分散して滴下す
るようにする。 【構成】 リング体1の頂部を肉薄に形成してヒンジ部
2を設けると共に、該リング体1をヒンジ部2と対向す
る下方位置で切り離して切り離した両端部3a,3bに
相互に係脱自在に係合する係止爪5a,5bを対設し、
さらにリング体1のヒンジ部2を除く外周面の中央に突
条7を周設して構成される。なお、リング体1の内周面
に横断方向の突畝をほぼ等間隔に複数設ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電柱間に架設された電
線に間隔を置いて複数個装着して、電線を伝って落下す
る雨水を分散して滴下させる雨水切りリングに関するも
のである。
線に間隔を置いて複数個装着して、電線を伝って落下す
る雨水を分散して滴下させる雨水切りリングに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】一般に、配電線、架空地線等のように電
柱間に架設される電線は、適度に弛度を持たせて、全体
が大きい円弧を描くように弛ませ張設されている。従っ
て、このような電線では雨降りに際して電線に降り掛か
った雨水は、電柱間の中央の最も低い個所に集中して滴
下する。
柱間に架設される電線は、適度に弛度を持たせて、全体
が大きい円弧を描くように弛ませ張設されている。従っ
て、このような電線では雨降りに際して電線に降り掛か
った雨水は、電柱間の中央の最も低い個所に集中して滴
下する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように電柱間の長
い電線に降り掛かった雨水が集中して滴下することによ
り直下の地面に孔が穿たれ、そこが田畑であれば作物に
被害をもたらし、また、そこに家屋の屋根があると瓦等
を傷めたり、トタン板張りの屋根では激しく騒音を発生
するといったように問題がある。それ故に本発明の目的
は、電線から滴下する雨水を分散させることによってこ
のような課題を解決することができる、電線用雨切りリ
ングを提供することにある。
い電線に降り掛かった雨水が集中して滴下することによ
り直下の地面に孔が穿たれ、そこが田畑であれば作物に
被害をもたらし、また、そこに家屋の屋根があると瓦等
を傷めたり、トタン板張りの屋根では激しく騒音を発生
するといったように問題がある。それ故に本発明の目的
は、電線から滴下する雨水を分散させることによってこ
のような課題を解決することができる、電線用雨切りリ
ングを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに本発明は、リング体の円周方向の頂部を肉薄に形成
してヒンジ部を設けると共に、該リング体をヒンジ部と
対向する下方位置で切り離し、切り離した両端部に相互
に係脱自在に係合する係止爪を対設し、さらにリング体
のヒンジ部を除く外周面の中央に突条を周設すると共に
リング体の内周面に横断方向の突畝をほぼ等間隔に複数
設けて電線用雨切りリングを構成する。
めに本発明は、リング体の円周方向の頂部を肉薄に形成
してヒンジ部を設けると共に、該リング体をヒンジ部と
対向する下方位置で切り離し、切り離した両端部に相互
に係脱自在に係合する係止爪を対設し、さらにリング体
のヒンジ部を除く外周面の中央に突条を周設すると共に
リング体の内周面に横断方向の突畝をほぼ等間隔に複数
設けて電線用雨切りリングを構成する。
【0005】
【作用】このように構成される雨切りリングのリング体
を、係止爪を互いに離脱させ、切り離し端部で拡開さ
せ、適当な間隔を隔てて電線に被着して係止爪を互いに
係合させて位置を固定し、電柱間に複数個装着する。こ
のようにして電線に複数装着された各雨切りリングはそ
れぞれ、隣接する雨切りリングのうちの下部に位置する
雨切りリングの突条で電線に降り掛かった雨水を衝止し
て滴下させる。このため、電柱間で電線に降り掛かった
雨水は装着された雨切りリングの数に分散され滴下する
ことになる。
を、係止爪を互いに離脱させ、切り離し端部で拡開さ
せ、適当な間隔を隔てて電線に被着して係止爪を互いに
係合させて位置を固定し、電柱間に複数個装着する。こ
のようにして電線に複数装着された各雨切りリングはそ
れぞれ、隣接する雨切りリングのうちの下部に位置する
雨切りリングの突条で電線に降り掛かった雨水を衝止し
て滴下させる。このため、電柱間で電線に降り掛かった
雨水は装着された雨切りリングの数に分散され滴下する
ことになる。
【0006】
【実施例】以下に本発明の一実施例を図面と共に説明す
る。図において1は所要の巾を持たせて形成されるリン
グ体であり、該リング体1の内径は被着させる電線の外
径に合致する寸法が選ばれる。該リング体1の頂部を肉
薄に形成して弾発性を備えるヒンジ部2を設けると共
に、このヒンジ部2に対向する下方の位置で切り離し、
切り離した両端3a,3bの間をヒンジ部2を起点に拡
開可能としている。
る。図において1は所要の巾を持たせて形成されるリン
グ体であり、該リング体1の内径は被着させる電線の外
径に合致する寸法が選ばれる。該リング体1の頂部を肉
薄に形成して弾発性を備えるヒンジ部2を設けると共
に、このヒンジ部2に対向する下方の位置で切り離し、
切り離した両端3a,3bの間をヒンジ部2を起点に拡
開可能としている。
【0007】そして、一方の切り離し端3aは内周側に
肉薄の係合片4を突設して、その先端下面に係止爪5a
を形成している。また、他方の切り離し端3bには巾方
向の中央に前記係合片4の下面を支承する受止片6を突
設すると共に、この受止片6の基部上面に前記係止爪5
aに径脱自在に係合する上向きの係止爪5bを形成して
いる。さらに、リング体1の外周面の巾方向中央にヒン
ジ部2を除く全体に水切り用の突条7を周設している。
肉薄の係合片4を突設して、その先端下面に係止爪5a
を形成している。また、他方の切り離し端3bには巾方
向の中央に前記係合片4の下面を支承する受止片6を突
設すると共に、この受止片6の基部上面に前記係止爪5
aに径脱自在に係合する上向きの係止爪5bを形成して
いる。さらに、リング体1の外周面の巾方向中央にヒン
ジ部2を除く全体に水切り用の突条7を周設している。
【0008】このように構成した雨切りリングAは、リ
ング体1の切り離し端3a,3b寄り位置を外側から挟
み付けるように押圧することで、切り離し端3a,3b
の先端に突設した係止爪5a,5bが互いに係合して図
1のように結合された状態になる。このように環状に結
合させたリング体1を図2に示すように開環させるに
は、リング体1の切り離し端3a,3b寄りの位置を左
手と右手の指でそれぞれつかんで、互いに逆の方向に摺
動させると一方の係止爪5bが他方の係止爪5aより巾
を狭めて形成してあるため、容易に係合を外すことがで
き、切り離し端3a,3bを互いに外方へ引張るとヒン
ジ部2を起点にして左右が図2のように拡開される。
ング体1の切り離し端3a,3b寄り位置を外側から挟
み付けるように押圧することで、切り離し端3a,3b
の先端に突設した係止爪5a,5bが互いに係合して図
1のように結合された状態になる。このように環状に結
合させたリング体1を図2に示すように開環させるに
は、リング体1の切り離し端3a,3b寄りの位置を左
手と右手の指でそれぞれつかんで、互いに逆の方向に摺
動させると一方の係止爪5bが他方の係止爪5aより巾
を狭めて形成してあるため、容易に係合を外すことがで
き、切り離し端3a,3bを互いに外方へ引張るとヒン
ジ部2を起点にして左右が図2のように拡開される。
【0009】そこで、このようにして左右を拡開させた
雨切りリングAを図5に示すように電線Wに被せ、リン
グ体1の両側下部を押圧するワンタッチ動作で係止爪5
a,5bを係合させることができて、雨切りリングAを
電線Wに固定させることができる。
雨切りリングAを図5に示すように電線Wに被せ、リン
グ体1の両側下部を押圧するワンタッチ動作で係止爪5
a,5bを係合させることができて、雨切りリングAを
電線Wに固定させることができる。
【0010】この要領で雨切りリングAを図6に示すよ
うに電柱P,P間に張設された電線Wに、適当間隔にて
複数個装着する。このようにして電線Wに複数装着され
た雨切りリングAは、隣接する雨切りリングA,A間で
電線Wに降り掛かった雨水は、雨切りリングA,Aのう
ち、電線Wが弛んで低い位置に位置する雨切りリングA
の方に集まり、雨切りリングAの外周面に周設した突条
7を伝って下方へ滴下する。このため、電柱P,P間で
電線Wに振り掛かった雨水は、複数個装着した各雨切り
リングA,A…間の位置で互に分断され、しかもそれぞ
れの雨切りリングAの突条7を伝って分散して滴下する
こととなる。
うに電柱P,P間に張設された電線Wに、適当間隔にて
複数個装着する。このようにして電線Wに複数装着され
た雨切りリングAは、隣接する雨切りリングA,A間で
電線Wに降り掛かった雨水は、雨切りリングA,Aのう
ち、電線Wが弛んで低い位置に位置する雨切りリングA
の方に集まり、雨切りリングAの外周面に周設した突条
7を伝って下方へ滴下する。このため、電柱P,P間で
電線Wに振り掛かった雨水は、複数個装着した各雨切り
リングA,A…間の位置で互に分断され、しかもそれぞ
れの雨切りリングAの突条7を伝って分散して滴下する
こととなる。
【0011】また、本発明の雨切りリングAは図1ない
し図4に示すように、リング体1の内周面に横断方向に
突畝8をほぼ等間隔に複数突設している。これらの突畝
8は、雨切りリングAを電線Wに装着した状態で、電線
W表面の絶縁被覆層に密着して、雨切りリングAは電線
Aに対する固定を強化することができる。
し図4に示すように、リング体1の内周面に横断方向に
突畝8をほぼ等間隔に複数突設している。これらの突畝
8は、雨切りリングAを電線Wに装着した状態で、電線
W表面の絶縁被覆層に密着して、雨切りリングAは電線
Aに対する固定を強化することができる。
【0012】
【発明の効果】以上に述べたように本発明の雨切りリン
グは、電柱間に張設された電線に、間隔をおいて複数個
装着して使用することで、電線に降り掛かった雨水を装
着した雨切りリングの位置で、分散滴下させることがで
きるから、一個所に滴下する雨水の量が減少する。この
ために従来見受けられた雨滴によって地面に孔が穿たれ
たり、雨滴によって屋根を傷めたり、騒音を発するとい
った課題を完全解消することができる。
グは、電柱間に張設された電線に、間隔をおいて複数個
装着して使用することで、電線に降り掛かった雨水を装
着した雨切りリングの位置で、分散滴下させることがで
きるから、一個所に滴下する雨水の量が減少する。この
ために従来見受けられた雨滴によって地面に孔が穿たれ
たり、雨滴によって屋根を傷めたり、騒音を発するとい
った課題を完全解消することができる。
【図1】本発明に係わる雨切りリングの斜視図。
【図2】雨切りリングの切り離し端を拡開した状態の斜
視図。
視図。
【図3】雨切りリングの正面図。
【図4】同側面図。
【図5】雨切りリングを電線に被着する状態を示す斜視
図。
図。
【図6】雨切りリングを電線に複数個装着した使用状態
の斜視図。
の斜視図。
1 リング体 2 ヒンジ部 3a,3b 切り離し端 5a,5b 係止爪 7 突条 8 突畝
Claims (2)
- 【請求項1】 リング体の頂部を肉薄に形成してヒンジ
部を設けると共に、該リング体をヒンジ部と対向する下
方位置で切り離して切り離した両端部に相互に係脱自在
に係合する係止爪を対設し、さらにリング体のヒンジ部
を除く外周面の中央に突条を周設して構成した電線用雨
切りリング。 - 【請求項2】 リング体の内周面に横断方向の突畝をほ
ぼ等間隔に複数設けた請求項1記載の電線用雨切りリン
グ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5319018A JPH07147721A (ja) | 1993-11-24 | 1993-11-24 | 電線用雨切りリング |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5319018A JPH07147721A (ja) | 1993-11-24 | 1993-11-24 | 電線用雨切りリング |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07147721A true JPH07147721A (ja) | 1995-06-06 |
Family
ID=18105591
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5319018A Pending JPH07147721A (ja) | 1993-11-24 | 1993-11-24 | 電線用雨切りリング |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07147721A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011183828A (ja) * | 2010-03-04 | 2011-09-22 | Hino Motors Ltd | 車両用ミラー構造 |
CN102214901A (zh) * | 2010-04-04 | 2011-10-12 | 江苏天南电力器材有限公司 | 一种防结冰装置 |
JP2018029629A (ja) * | 2016-08-22 | 2018-03-01 | 能美防災株式会社 | 消火栓装置 |
CN109672130A (zh) * | 2018-12-13 | 2019-04-23 | 程坤 | 一种基于多跨防振***的高空电力线缆防电晕装置 |
-
1993
- 1993-11-24 JP JP5319018A patent/JPH07147721A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011183828A (ja) * | 2010-03-04 | 2011-09-22 | Hino Motors Ltd | 車両用ミラー構造 |
CN102214901A (zh) * | 2010-04-04 | 2011-10-12 | 江苏天南电力器材有限公司 | 一种防结冰装置 |
JP2018029629A (ja) * | 2016-08-22 | 2018-03-01 | 能美防災株式会社 | 消火栓装置 |
CN109672130A (zh) * | 2018-12-13 | 2019-04-23 | 程坤 | 一种基于多跨防振***的高空电力线缆防电晕装置 |
CN109672130B (zh) * | 2018-12-13 | 2020-11-10 | 山东光明电力科技有限公司 | 一种基于多跨防振***的高空电力线缆防电晕装置 |
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