JPH07147106A - 灯具の通気構造 - Google Patents

灯具の通気構造

Info

Publication number
JPH07147106A
JPH07147106A JP6186022A JP18602294A JPH07147106A JP H07147106 A JPH07147106 A JP H07147106A JP 6186022 A JP6186022 A JP 6186022A JP 18602294 A JP18602294 A JP 18602294A JP H07147106 A JPH07147106 A JP H07147106A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
filter
ventilation
housing
lamp
dust
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6186022A
Other languages
English (en)
Inventor
Tamotsu Tanaka
保 田中
Hirotoshi Tsuchida
弘利 土田
Hiroyuki Suzuki
裕之 鈴木
Tsutomu Sugito
勉 杉戸
Toshimi Araga
年美 荒賀
Masaaki Tada
雅昭 多田
Tomootsu Ishiguro
友乙 石黒
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanto Jidosha Kogyo KK
Toyota Motor Corp
Toyota Central R&D Labs Inc
Toyota Motor East Japan Inc
Original Assignee
Kanto Jidosha Kogyo KK
Toyota Motor Corp
Kanto Auto Works Ltd
Toyota Central R&D Labs Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kanto Jidosha Kogyo KK, Toyota Motor Corp, Kanto Auto Works Ltd, Toyota Central R&D Labs Inc filed Critical Kanto Jidosha Kogyo KK
Priority to JP6186022A priority Critical patent/JPH07147106A/ja
Publication of JPH07147106A publication Critical patent/JPH07147106A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)
  • Arrangement Of Elements, Cooling, Sealing, Or The Like Of Lighting Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 車両ヘッドランプ等において、優れた防塵効
果と高い結露防止効果を確保し、ランプの適正機能を維
持し得る灯具の通気構造を提供する。 【構成】 バルブを収容するハウジング1に通気孔6を
設け、この通気孔6を介して外気と連通し得るようにな
っており、通気孔6が形成されているハウジング1のボ
ス部7に、着脱自在に接続された通気管10と、この通
気管10内に装着されていて、外気側及びハウジング1
側にそれぞれ配置された第1フィルタ11及び第2フィ
ルタ15から成る2層構造のフィルタとを備え、第1フ
ィルタ11及び第2フィルタ15は、それぞれ粗・密に
形成され、且つ各々の網目が大・小に設定されている。
第1及び第2フィルタ11,15により、塵埃及び超微
細粉塵を完全に濾過し、また通気性を十分に確保する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、灯具、特に乗用車等に
おけるヘッドランプに好適なランプ内通気構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】乗用車等の車両のヘッドランプにおい
て、内部の湿気等に起因するくもり現象等(以下、結露
という)を防止すべく、そのランプ内を外気と連通させ
て空気の吸入・排気によりランプ内の換気を行う、所
謂、呼吸構造を備えている。
【0003】図6は、従来のこの種ヘッドランプの構成
例を示している。図において、1はハウジング、2はハ
ウジング1に被着したレンズ、3は発光光源であるバル
ブ、4はバルブ3のためのリフレクタ、5はハウジング
1に裏側に設けたキャップである。ハウジング1には、
上下の通気孔6が形成されており、これらの通気孔6を
介してランプ内を外気と連通させるようになっている。
バルブ3の点灯・発熱によって、ランプ内で空気対流が
形成され、これにより下側の通気孔6からハウジング1
内に空気が吸入されると共に、上側の通気孔6からハウ
ジング1外部へ空気が排出される。
【0004】ここで上記通気孔6には、図7に示される
ようにハウジング1に設けたボス部7を介して通気管8
が接続される。そして、この通気管8内にフィルタ9が
装着されており、通気孔6から空気が吸入される際、ラ
ンプ内に埃等が侵入するのを防止するようにしている。
【0005】通気管8は、例えば内径6〜8mm程度の
角筒又は円筒により形成され、この通気管8に比較的大
きめのセルを有する連続多孔質の内部濾過層、即ちフィ
ルタ9が装着される。フィルタ9の構成としては、例え
ば長さ10〜20mm,セル径0.5〜2mm及び繊維
径200〜300μmの発砲ウレタンとしている。この
ランプ通気構造によれば、フィルタ9の装着により、結
露防止のための通気孔6からの空気吸入に際して、その
空気に混在している粉塵等を濾過し、一定の防塵効果を
得ることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のヘッドランプにおける通気構造では、通気性
確保のためにフィルタ9のセルを粗く、そして繊維径を
太く設定していることから、特にディーゼルエンジン車
の排気ガス中に含まれる超微細粉塵(主に、数μm程度
の油煤塵)等を効果的に濾過することが困難であった。
このような超微細粉塵がランプ内に侵入してその内面に
付着・積層し、そしてその積層量が増加するとランプの
照明機能に著しく影響を与える。また特に夜間走行にお
いて、しかも道路が渋滞している場合、車間距離が狭く
なり、ランプの点灯/消灯が頻繁に繰り返される。この
ような状況下ではランプをとりまく環境(大気状態)が
悪化しており、油煤塵等の侵入量が増加してランプ内面
への付着が加速される結果となる。
【0007】一方、防塵効果を高めるために、フィルタ
9のセルを微小化し、例えばそのセルを20μm以下と
密にすることにより、前述した超微細粉塵に対応するこ
とは可能である。しかしながら、この場合にはランプの
通気性能が低下し、ランプ点灯時の発熱によりそのラン
プ内の水分結露が生じ易くなる。この結果、ランプの照
明機能が急激に損なわれるばかりか、ランプ構成部材の
熱変形が発生し、この場合にも適正な照明機能に著しい
影響を及ぼすことになる。
【0008】本発明は上記の点に鑑み、この種の車両ヘ
ッドランプ等において、優れた防塵効果と高い結露防止
効果を確保し、ランプの適正機能を維持し得る灯具の通
気構造を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の灯具の通気構造
は、バルブを収容するハウジングの適所に通気孔を設
け、この通気孔を介して外気と連通し得るようになって
いるが、特に上記通気孔が形成されている上記ハウジン
グの所定部位に、着脱自在に接続された通気管と、この
通気管内に装着されており、上記外気側及び上記ハウジ
ング側にそれぞれ配置された第1フィルタ及び第2フィ
ルタから成る2層構造のフィルタと、を備えている。
【0010】また特に、前記第1フィルタ及び前記第2
フィルタは、それぞれ粗・密に形成され、且つ各々の網
目が大・小に設定されている。
【0011】更に、本発明の灯具の通気構造において、
土壌粒子を除去するための第1のフィルタと微細な炭素
粒子の侵入を阻止するための第2のフィルタとを備え、
この第2のフィルタは、発泡又は不織布等の材料を用い
て形成され、その表面にて所定の粘着剤が付設される。
【0012】
【作用】本発明によれば、バルブの点灯・発熱により空
気対流が形成され、これにより通気孔を介してハウジン
グ内に空気が吸入される。その通気孔に接続された通気
管には、2層構造のフィルタが装着されている。このう
ち外気側に配置した第1のフィルタとしては、粗い網目
のものが用いられ、これは、通常の塵埃等を濾過するの
に好適に作用する。またハウジング側に配置した第2の
フィルタは、極めて細い繊維材を用いた嵩密度が高い内
部濾過層として構成される。これにより通気性を十分に
確保すると共に、表面積を大きくして特に超微細粉塵の
遮り,衝突及び拡散等を促進し、その捕集効率を高め
る。
【0013】2層構造のフィルタを用いて、これを構成
する第1フィルタ及び第2フィルタが、塵埃もしくは粉
塵等の種類に好適に対応して、それぞれの防塵機能を効
果的に発揮する。これによりフィルタ全体として高い防
塵効果を得ることができ、また、第1フィルタ及び第2
フィルタを言わば、適材適所で有効に作用させることに
より、防塵効果と共に適正な通気性を確保するこがで
き、これにより灯具の高い照明機能を維持することがで
きる。
【0014】また本発明では特に、微細な炭素粒子の侵
入を阻止する第2フィルタを備えている。この第2フィ
ルタは、好適には発泡体等により形成され、その目を若
干粗く設定して通気を確保することができる。そして特
に、第2フィルタの目の表面に粘着剤を塗布することに
より、微細な炭素粒子に対する捕捉率を高めることがで
きる。これにより、炭素粒子及び土壌粒子から成る大気
中の浮遊粒子に対して有効に対応することができる。
【0015】
【実施例】以下、図1乃至図5に基づき、従来例と同一
部材には同一符号を用いて、本発明による灯具の通気構
造の好適な実施例を説明する。なお適宜、図6及び図7
を参照するものとする。
【0016】本実施例は、本発明に係る灯具の通気構造
を前述した乗用車等のヘッドランプに適用した場合の例
とする。先ず本発明の通気構造では、図1に示すよう
に、ランプのハウジング1に設けたボス部7に対して、
通気管10が着脱自在に接続される。この通気管10
は、全体として例えばL字型の円筒状を呈し、中空構造
を有しているが、ハウジング1に対する具体的着脱方法
については後述するものとする。なおハウジング1は、
バルブ3及びリフレクタ4等を収容し、また上記ボス部
7には、通気孔6が形成されており、この通気孔6を介
してランプ内を外気と連通させるようになっており、こ
のような構成は、実質的に従来例の場合と同様である
(図6参照)。
【0017】図2及び図3は、本発明の通気構造に係る
要部構成例を示している。図において、11は通気管1
0内に且つ外気側に装着された第1のフィルタ、12は
この第1フィルタ11を固定・支持するための例えば固
定リングである。第1フィルタ11としては、比較的粗
い網目のものが使用され、例えばナイロン材料により形
成される。具体的には、「ナイロン6」を使用し、4
2.5メッシュ、オープニング(開口)400μm、直
径10mmとする。
【0018】固定リング12は、その外周部にネジ部1
2aを有しており、通気管10の外気側端部のネジ部1
3に螺合するようになっている。また第1フィルタ11
は、図3に示されるように適宜の接着剤等を用いて固定
リング12に固着するようになっており、従って両者は
一体構成されている。なお通気管10の内周面には、第
1フィルタ11の固定用の凸部14が形成されている。
【0019】更に、15は通気管10内に且つハウジン
グ1側に装着された第2のフィルタである。この第2フ
ィルタ15は、極めて細い繊維材を用いて形成され、嵩
密度が高い内部濾過層として構成される。第2フィルタ
15を形成するための繊維材は、その径30μm以下
で、特にポリエステル,ナイロン又はガラス等の耐熱性
が高いものが好適である。そして第2フィルタ15の長
さL(図3参照)は、5〜50mm程度が好ましい。な
おこの長さLは、必要に応じて長短調節することができ
る。
【0020】なお上記の場合、第1フィルタ11及び第
2フィルタ15が装着された通気管10は、通常、吸入
側に設けるが、排気側にも設けることができる。また、
1つの通気管で吸入口及び排気口として兼用することも
でき、その場合は吸入後に排気することになる。
【0021】本実施例において具体的には、第2フィル
タ15は、繊維径6デニールのポリエステル系ニイドル
パンチ不織布(目付量;300g/m2 )に対して、天
然ゴムラテックスをスプレイ塗装し(100g/
2 )、更にその乾燥後に直径9mm及び長さ20mm
に裁断することにより形成される。なお上記天然ゴムラ
テックスは、天然、合成いずれのものでもよく、その他
にシリコンゴム又はポリウレタン等の材料を用いること
が可能である。上記のように具体的に寸法設定された第
2フィルタ15は、内径8mmに設定された通気管10
内に装着される。そして装着された第2フィルタ15
は、通気管10の内面に設けた固定用の凸部16によっ
て確実に固定されるようになっている。
【0022】ところで通気管10は、上述したようにハ
ウジング1に対して着脱自在であるが、ここで図1を参
照すると、ボス部7の外周面には図示例のようなL字状
の係合溝17が形成されている。一方、通気管10の内
面には、図2及び図3に示されるようにこの係合溝17
と係合する凸部18が形成されている。通気管10をボ
ス部7に接続する場合、係合溝17及び凸部18を係合
させることにより、通気管10はボス部7、従ってハウ
ジング1に対して確実に接続・固定される。
【0023】本実施例による灯具の通気構造によれば、
バルブ3の点灯・発熱によりハウジング1内で空気対流
が形成され、これにより通気孔6を介してハウジング1
内に空気が吸入される。この空気吸入の際に、吸入空気
は、先ず通気管10に装着された第1フィルタ11を通
過するが、該第1フィルタ11は、粗い網目のもので構
成されており、これにより通常の塵埃等を濾過するのに
好適に作用する。このように本発明の通気構造では、第
1フィルタ11による第1段階のフィルタ作用によっ
て、主に比較的大きめの塵埃等に対する濾過機能を発揮
し、このような塵埃等を予め除去することができる。
【0024】第1フィルタ11を通過した吸入空気は、
次に第2フィルタ15を通過する。第2フィルタ15
は、上述のように超微細粉塵の捕集効率を高め得るよう
に、スプレー処理にて、油煤塵等を吸着し易いエラスト
マー系接着剤を含浸させ、その極めて細い繊維材表面及
び接触表面に塗布乾燥させたものである。これにより嵩
密度が高い内部濾過層として構成されるが、その通気性
を十分に確保すると共に、表面積を大きくして特に超微
細粉塵の遮り,衝突及び拡散等を促進し、その捕集効率
を高めることができる。このように第2フィルタ15に
よる第2段階のフィルタ作用によって、主に超微細粉塵
に対する濾過機能を発揮する。
【0025】上記のように網目の大小や粗・密の程度等
が、適用すべき塵埃もしくは超微細粉塵等の種類に対応
して好適に設定された第1フィルタ11及び第2フィル
タ15で成る2層構造のフィルタを用いることにより、
塵埃及び超微細粉塵等に対して、それぞれ有効且つ適正
に防塵機能を発揮し、これによりフィルタ全体として高
い防塵効果を得ることができる。そして結果的にハウジ
ング1内への塵埃等の侵入を完全に阻止することがで
き、且つまた、このような防塵効果と共に良好な通気性
を確保し、これにより高い防塵効果及び結露防止効果の
双方を確保して、ランプの高い照明機能を保証すること
ができる。
【0026】ここで、図4及び図5は、本発明の通気構
造における特に通気管10の接続構造の変形例を示して
いる。この場合、ボス部7の外周面にネジ部19を形成
すると共に、通気管10の端部内周面には、ネジ部19
と螺合するネジ部20を形成し、これらのネジ部19,
20により通気管10をハウジング1に螺着させるよう
にしたものである。なおその他の構成は上記実施例と基
本的に同様である。このように通気管10を、ネジ部1
9,20の螺合を介して、ハウジング1に着脱自在に接
続することができ、この場合においても上記実施例と同
様な作用効果を得ることができる。
【0027】ところで、大気中の浮遊粒子は地上からの
高さや地表の舗装状況によって、その構成物質と粒形に
特徴が現れる。自動車の利用地域では、場所による相違
はあるが、いずれの地域においても見られる浮遊物質と
しては、ディーゼルの排ガスを始めとする炭素粒子と土
壌粒子である。これらの一次粒子は微細なものである
が、大気中に存在する場合は二次凝集体を形成してい
る。この二次凝集体の平均粒度は、炭素粒子の場合0.
2〜0.8μmであり、また土壌粒子の場合3〜8μm
である。これら2種類以外の浮遊粒子も存在するが、量
的には極めて微量である。つまり、この種の自動車用フ
ィルタとしては、0.5μm程度のディーゼル煤と5μ
m程度の土壌粒子がその主な対象となる。
【0028】そこで、本発明の更なる態様によれば、そ
のような大気浮遊粒子に対して優れたフィルタ作用を発
揮し得る灯具の通気構造が得られる。この灯具の通気構
造によれば、5μm程度の土壌粒子を除去するための第
1段のフィルタ(第1のフィルタ)と微細な炭素粒子の
侵入を阻止するための第2段のフィルタ(第2のフィル
タ)とを備えている。第1フィルタの目は粗く設定され
る。また第2フィルタにおいては、炭素粒子に対するフ
ィルタの目は微細なものが要求されるが、その目が細か
くなり過ぎると通気性確保に影響するため、発泡又は不
織布等の材料を用いて形成し、フィルタ内部で適度な大
気の乱流を生じさせて混入粒子がその発泡体等に衝突し
易くなる構造となっている。
【0029】特に第2フィルタの発泡体等の目を若干粗
く設定して通気性を確保する一方、フィルタ捕捉率を高
める処理を施し、所望のフィルタ効果を実現する。即
ち、第2フィルタの目の表面に粘着剤(粘着性を有する
物質)を付設することにより、微細な炭素粒子に対する
捕捉率を高めることができる。この粘着剤としては、微
細な炭素粒子を捕捉し得るものであれば良く、例えば天
然ゴム,スチレン−ブタジエンゴム又はニトリルゴム等
のゴム類やアクリル酸ブチルを主成分とするアクリル系
樹脂,エチレン−酢酸ビニル樹脂等の樹脂が選定され
る。また、塩化ビニル樹脂或いはビニルブチラール樹脂
等の常温では粘着性を有しない樹脂の場合でもフタル酸
ジブチル等の可塑剤を混合することにより、粘着剤とし
て用いることができる。
【0030】このような粘着剤をフィルタに付設するに
あたっては、微粒子状に水に分散させたエマルジョンタ
イプのものや、トルエン等のベンゼン系溶剤,メチルエ
チルケトン等のケトン系溶剤又は酢酸エチル等のエステ
ル系溶剤等に溶解させた溶液タイプにして塗布する。そ
の塗布方法としては、例えば通常のスプレー法や浸漬法
等により行うことができる。
【0031】また、特殊な粘着剤として、アクリル酸ブ
チルに不飽和酸や水酸基を有するモノマーを共重合させ
た樹脂に、イソシアネートを反応させることにより架橋
結合させたものを用いることも可能である。即ち、両者
をメチルエチルケトン等の溶剤にて溶解し、速やかにフ
ィルタに塗布し、これに熱風を当てることにより溶剤を
気化させると共に、架橋結合を得ることができる。この
架橋結合を有する粘着剤は高温に曝されてもフィルタか
ら脱落することがない等の利点がある。
【0032】なお上記実施例において例示した数値等
は、必要により適宜変更可能であり、本考案は、その数
値のみに限定されるものではない。また本案通気構造
は、自動車等のヘッドランプの場合の他に、種々の灯具
に対して適用可能であり、上記実施例と同様な効果を得
ることができる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、こ
の種のヘッドランプにおいて、高い防塵効果と結露防止
効果を同時に且つ有効に実現し、その灯具の機能を適正
に維持することができる。また、灯具の耐久性を向上さ
せ、長期間の適正照明機能を確保することができ、車両
等における安全性を確保する等の利点を有している。ま
た、大気中の浮遊粒子を構成する炭素粒子及び土壌粒子
双方に対しても、優れたフィルタ作用を発揮し、これら
に有効に対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の灯具の通気構造の一実施例における要
部分解斜視図である。
【図2】本発明の灯具の通気構造における要部縦断面図
である。
【図3】本発明の灯具の通気構造における要部分解断面
図である。
【図4】本発明の灯具の通気構造の変形例における要部
分解断面図である。
【図5】本発明の灯具の通気構造の変形例における要部
分解斜視図である。
【図6】従来のヘッドランプの構成例を示す縦断面図で
ある。
【図7】従来のヘッドランプにおけるフィルタ構造例を
示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 ハウジング 2 レンズ 3 バルブ 4 リフレクタ 6 通気孔 7 ボス部 10 通気管 11 第1フィルタ 12 固定リング 15 第2フィルタ 17 係合溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 保 神奈川県横須賀市田浦港町無番地 関東自 動車工業株式会社内 (72)発明者 土田 弘利 神奈川県横須賀市田浦港町無番地 関東自 動車工業株式会社内 (72)発明者 鈴木 裕之 神奈川県横須賀市田浦港町無番地 関東自 動車工業株式会社内 (72)発明者 杉戸 勉 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 荒賀 年美 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41番 地の1 株式会社豊田中央研究所内 (72)発明者 多田 雅昭 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41番 地の1 株式会社豊田中央研究所内 (72)発明者 石黒 友乙 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41番 地の1 株式会社豊田中央研究所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バルブを収容するハウジングに通気孔を
    設け、この通気孔を介して外気と連通し得るようにした
    灯具の通気構造において、 上記通気孔が形成されている上記ハウジングの所定部位
    に、着脱自在に接続された通気管と、 この通気管内に装着されており、上記外気側及び上記ハ
    ウジング側にそれぞれ配置された第1フィルタ及び第2
    フィルタから成る2層構造のフィルタと、を備えたこと
    を特徴とする灯具の通気構造。
  2. 【請求項2】 前記第1フィルタ及び前記第2フィルタ
    は、それぞれ粗・密に形成され、且つ各々の網目が大・
    小に設定されていることを特徴とする請求項1に記載の
    灯具の通気構造。
  3. 【請求項3】 土壌粒子を除去するための第1フィルタ
    と微細な炭素粒子の侵入を阻止するための第2フィルタ
    とを備え、この第2フィルタは、発泡又は不織布等の材
    料を用いて形成され、その表面にて所定の粘着剤が付設
    されることを特徴とする請求項1に記載の灯具の通気構
    造。
JP6186022A 1993-08-18 1994-08-08 灯具の通気構造 Pending JPH07147106A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6186022A JPH07147106A (ja) 1993-08-18 1994-08-08 灯具の通気構造

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22396593 1993-08-18
JP5-223965 1993-08-18
JP6186022A JPH07147106A (ja) 1993-08-18 1994-08-08 灯具の通気構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07147106A true JPH07147106A (ja) 1995-06-06

Family

ID=26503484

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6186022A Pending JPH07147106A (ja) 1993-08-18 1994-08-08 灯具の通気構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07147106A (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003080389A1 (en) * 2002-03-27 2003-10-02 In-Seog Chung Air vent
WO2006120707A1 (en) * 2005-05-06 2006-11-16 Gvs S.P.A. Vent filter with membrane
JP2007220518A (ja) * 2006-02-17 2007-08-30 Koito Mfg Co Ltd 車輌用灯具
US7572309B2 (en) 2005-05-06 2009-08-11 Gvs S.P.A. Filter for venting enclosures, for example containing electrical equipment, such as vehicle lighting units, and exposed to moisture or atmospheric agents
US7850753B2 (en) 2005-05-06 2010-12-14 Gvs S.P.A. Vent filter with membrane
KR20120029929A (ko) * 2010-09-17 2012-03-27 현대모비스 주식회사 차량용 램프
KR200464369Y1 (ko) * 2011-02-24 2013-01-02 (주)에나인더스트리 자동차 조명등의 제습 구조
KR20160138151A (ko) 2014-03-24 2016-12-02 닛토덴코 가부시키가이샤 차량용 램프
EP3217075A1 (de) * 2016-03-04 2017-09-13 Automotive Lighting Reutlingen GmbH Belüftete kraftfahrzeugbeleuchtungseinrichtung mit einem auswechselbaren luftfilter
US11420816B2 (en) 2019-03-25 2022-08-23 Donaldson Company, Inc. Air reservoir assembly for a submergible enclosure

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003080389A1 (en) * 2002-03-27 2003-10-02 In-Seog Chung Air vent
WO2006120707A1 (en) * 2005-05-06 2006-11-16 Gvs S.P.A. Vent filter with membrane
US7572309B2 (en) 2005-05-06 2009-08-11 Gvs S.P.A. Filter for venting enclosures, for example containing electrical equipment, such as vehicle lighting units, and exposed to moisture or atmospheric agents
US7850753B2 (en) 2005-05-06 2010-12-14 Gvs S.P.A. Vent filter with membrane
JP2007220518A (ja) * 2006-02-17 2007-08-30 Koito Mfg Co Ltd 車輌用灯具
JP4597067B2 (ja) * 2006-02-17 2010-12-15 株式会社小糸製作所 車輌用灯具
KR20120029929A (ko) * 2010-09-17 2012-03-27 현대모비스 주식회사 차량용 램프
KR200464369Y1 (ko) * 2011-02-24 2013-01-02 (주)에나인더스트리 자동차 조명등의 제습 구조
KR20160138151A (ko) 2014-03-24 2016-12-02 닛토덴코 가부시키가이샤 차량용 램프
US10036524B2 (en) 2014-03-24 2018-07-31 Nitto Denko Corporation Vehicle lamp
EP3217075A1 (de) * 2016-03-04 2017-09-13 Automotive Lighting Reutlingen GmbH Belüftete kraftfahrzeugbeleuchtungseinrichtung mit einem auswechselbaren luftfilter
US11420816B2 (en) 2019-03-25 2022-08-23 Donaldson Company, Inc. Air reservoir assembly for a submergible enclosure

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7041146B2 (en) Pre-filters for engine air cleaning systems
JP4276246B2 (ja) 閉鎖されたランプハウジング内の通気装置
ES2819183T3 (es) Filtro de aire con formulación de aceite
US5004487A (en) Filter assembly for protecting motor vehicle occupants from pollution
JPH07147106A (ja) 灯具の通気構造
JPS60255127A (ja) フイルタユニツト
CA2080558A1 (en) Air Purifier Pleated Filter to Stop Pollution for Passenger Inside of the Motor Vehicle
JP2004155405A (ja) 車両用エアコンフィルターの構造
CN110103679A (zh) 一种车载空气净化器
AU2003246805A1 (en) Purification of the air in a vehicle cabin by adsorption and photocatalysis
WO2006031735A2 (en) Breather filter
US20060016340A1 (en) Filter system
WO2000047932A1 (en) Headlight assembly humidity control system
WO2000047932A9 (en) Headlight assembly humidity control system
JP2005517516A (ja) フィルタおよびフィルタの製造方法
KR102030022B1 (ko) 통풍 가능한 신호등용 갓 구조물
CN212298673U (zh) 空气净化杀菌照明灯
JPH07176201A (ja) 灯具の通気構造
CN210116361U (zh) 一种车载空气净化装置
KR200269678Y1 (ko) 공기청정 기능을 갖는 조명기구
CN210485505U (zh) 一种具有降尘功能的智慧路灯
CN211995100U (zh) 一种具有甲醛净化功能的车载空气净化器
CN213501756U (zh) 一种智能车载甲醛净化设备
CN208277798U (zh) 便于安装的车载空气净化器
CN214564496U (zh) 一种高效净化器