JPH07146125A - 真直度測定装置 - Google Patents

真直度測定装置

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JPH07146125A
JPH07146125A JP29583093A JP29583093A JPH07146125A JP H07146125 A JPH07146125 A JP H07146125A JP 29583093 A JP29583093 A JP 29583093A JP 29583093 A JP29583093 A JP 29583093A JP H07146125 A JPH07146125 A JP H07146125A
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JP
Japan
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distance
sensors
moving body
straightness
face
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Application number
JP29583093A
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English (en)
Inventor
Toshio Takitani
俊夫 滝谷
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Hitachi Zosen Corp
Original Assignee
Hitachi Zosen Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 対象面の物性値の影響を無くし、厳密な測定
を可能とした真直度測定装置を提供する。 【構成】 水平方向に移動自在な移動体5’に、測定面
までの距離を測定する3台の光学式センサ4’を等間隔
で同じ高さ位置で配置し、3台のセンサ4’と測定面間
の距離を変動するために移動体5’に水平溝6を設けて
ピエゾ素子7を配設し、初期状態において、ピエゾ素子
7を駆動して3台のセンサ4’の距離検出信号を入力
し、以後移動体5’のセンサ間隔移動毎に距離検出信号
を入力し、この間隔毎に逐次多点法により測定面と移動
体の基準水平面との距離を演算して記憶し、真直度を測
定・評価する演算装置を設けて構成する。 【効果】 光学式センサ4’が受ける対象面の反射率の
影響を受けずに、真直度を測定・評価することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、工作機械や形状測定機
における直線案内面の真直度評価や直線運動機構の直線
性評価に使用される真直度測定装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の真直度測定装置の一例を図3に示
す。図示するように、左右一対の第1ガイド体1と、こ
れら両ガイド体1に案内される第2ガイド体2と、この
第2ガイド体2に案内されて第1ガイド体1と直交する
方向(X方向)に移動自在にされるとともに両第1ガイ
ド体1間に載置された被測定物3の測定対象面Lまでの
距離(ギャップ)を測定する変位センサ4を有する移動
体5と、移動体5を移動させ、変位センサ4の距離測定
信号を入力して順次記憶し、真直度を評価する演算装置
(図示せず)とから構成されている。また、要求される
測定精度としては、変位センサ4の移動体5の走査機構
の誤差が被測定物3の測定対象面Lの形状精度(真直
度)と同じオーダーとなっていることが多く、このよう
な場合、図示するように変位センサ4を移動体5の進行
方向Xに同じ高さ位置で2台並べて配置し、演算装置
に、アルゴリズムとして逐次2点法が適用される。
【0003】この遂次2点法について図4により説明す
る。この方法は、2台の変位センサ4間隔毎に被測定物
3の遂次対象面Lとの距離を測っていくことにより、移
動体5の基準水平面と対象面Lとの距離(対象面の形
状、すなわち真直度に相当する)と、移動体5の上下方
向の移動時のずれ(変位センサ4の走査誤差)がその都
度得られるものである。
【0004】今、時間の進行をi、空間の配列をjで表
わし、基準水平面から対象面Lまでの距離をXj 、変位
センサ4の固定基準面の基準水平面からのずれ(変位セ
ンサ4の走査誤差)をYi 、各時刻での各変位センサ4
からの信号をそれぞれSa (i ) ,Sb (i) とすると、 Sa (i) =Xj +Yib (i) =Xj+1 +Yi の関係がある。初期状態、すなわち Sa (0) =X0 +Y0b (0) =X1 +Y0 において、Y0 を基点としてその後の変化量だけがわか
ればよいから、Y0 =0とすれば、X0 ,X1 はただち
に求められる。そこで、次のステップ、時間i=1では
移動体5をX方向に△Xだけ進めて、 Sa (1) =X1 +Y1b (1) =X2 +Y1 の信号が得られる。この時、 X2 =X1 +(Sb (1) −Sa (1) ) Y1 =Sa (1) −X1 =Y0 +(Sa (1) −Sb (0) ) が得られる。一般には、 Xj+1 =Xj +(Sb (i) −Sa (i) ) Yi =Yi-1 +(Sa (i) −Sb (i-1) ) に従ってXj ,Yi が遂次求められ、順次Xj を記憶
し、△X毎にXj をプロットすることにより測定対象面
Lの凹凸形状が求められ、真直度が評価される。
【0005】そして、第2ガイド体2を第1ガイド体1
に案内されて方向Yに移動させて、次の測定対象面Lの
真直度を評価する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記真直度測
定装置では、被測定物3が液晶ガラスやシリコンウェハ
など表面損傷が起こりやすく非接触測定が必要条件とさ
れる場合には、変位センサ4として、非接触の光学式
(光反射式)センサが多く使用されている。
【0007】このように変位センサ4に光学式センサを
用いるものとすると、得られる信号は対象面Lの表面反
射率αi の分布を含んで次のように書きかえられる。 Sa (i) =αj (Xj +Yi ) Sb (i) =αj+1 (Xj+1 +Yi ) このように、対象面Lからの距離信号には表面反射率α
i が比例定数としてかかった形となり、これらの信号か
ら表面反射率αi を分離できないため、距離X j だけの
情報は得られないという問題があった。
【0008】本発明は上記問題を解決するものであり、
光学式センサに対する測定面の反射率の如く、比例的に
受ける対象面の物性値の影響を無くし、厳密な測定を可
能とした真直度測定装置を提供することを目的とするも
のである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の真直度測定装置は、被測定物の測定面に対
向して水平方向に移動自在な移動体を設け、この移動体
に、前記測定面までの距離を測定する3台の非接触式セ
ンサを前記水平方向に等間隔で同じ高さ位置で配置し、
前記移動体の3台のセンサと前記測定面間の距離を変動
する変動手段を設け、初期状態において、前記変動手段
を駆動して前記3台のセンサの距離検出信号を入力し、
以後前記移動体のセンサ間隔移動毎に3台のセンサの距
離検出信号を入力し、この間隔毎に逐次多点法により前
記測定面と前記移動体の基準水平面との距離を演算して
記憶し、その距離の推移により真直度を評価する演算装
置を設けたことを特徴とするものである。
【0010】
【作用】上記構成によると、3台のセンサの距離検出信
号による逐次多点法により、対象面の物性値の影響を受
けずに、測定面と移動体の基準水平面との距離、および
移動体の走査機構の誤差(直線性)が遂次算出され、測
定面の凹凸形状が求められ、真直度の評価が行われる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。なお、従来例の図3の構成と同一の構成には同
一の符号を付して説明を省略する。
【0012】図1は本発明の一実施例における真直度測
定装置の要部斜視図である。移動体5’の先端にX方向
に水平溝6を設け、この水平溝6にピエゾ素子7を嵌合
し、また移動体5’の先端下部に等間隔で同じ高さ位置
でX方向に、対象面Lまでの距離を測定する光学式セン
サ4’を3台設けている。なお、ピエゾ素子7に交番電
圧を印加することにより、後述する初期状態(i=0)
での基準変位△Yが発生される。
【0013】本発明では、3台の光学式センサ4’の距
離検出信号を入力する演算装置に下記の遂次多点方式の
アルゴリズムを使用することにより、表面反射率を分離
測定することができる。図2により説明する。
【0014】3本の光学式センサ4’を進行方向Xに並
べると、 Sa (i) =αj (Xj +Yi ) Sb (i) =αj+1 (Xj+1 +Yi ) Sc (i) =αj+2 (Xj+2 +Yi ) …(1) という信号が得られる。初期状態、i=0ではY0 =0
としてよいから Sa (0) =α0 0 b (0) =α1 1 c (0) =α2 2 …(2) この時、ピエゾ素子7に交番電圧を印加することによっ
て、光学式センサ4’を上方に△Yだけ動かして、信号
の増分△Sa ,△Sb および△Sc が得られたとする。
このとき、 Sa (0) +△Sa =α0 (X0 +△Y) Sb (0) +△Sb =α1 (X1 +△Y) Sc (0) +△Sc =α2 (X2 +△Y) …(3) となる。これより、直ちに、 α0 =△Sa /△Y α1 =△Sb /△Y α2 =△Sc /△Y …(4) が得られる。(4)を(2)に代入すると、X0
1 ,X2 が得られる。すなわち、 X0 =(Sa (0) /△Sa )△Y X1 =(Sb (0) /△Sb )△Y X2 =(Sc (0) /△Sc )△Y …(5) となる。次に、1ステップ進んでi=1となった時、 Sa (1) =α1 (X1 +Y1 ) Sb (1) =α2 (X2 +Y1 ) Sc (1) =α3 (X3 +Y1 ) …(6) これより、 Y1 =Sa (1) /α1 −X1 あるいは、 Y1 =Sb (1) /α2 −X2 …(7) によりY1 が求まる。さらに1ステップ進んでi=2と
なった時、 Sa (2) =α2 (X2 +Y2 ) Sb (2) =α3 (X3 +Y2 ) Sc (2) =α4 (X4 +Y2 ) …(8) が得られ、(8)の第1式より、 Y2 =Sa (2) /α2 −X2 …(9) が求まる。また、(6)の第3式と(8)の第2式よ
り、 α3 =(Sb (2) −Sc (1) )/(Y2 −Y1 ) …(10) X3 =Sb (2) /α3 −Y2 …(11) が得られる。これを一般的に書くと、(1)の Sa (i) =αj (Xj +Yi ) Sb (i) =αj+1 (Xj+1 +Yi ) Sc (i) =αj+2 (Xj+2 +Yi ) およびi+1において Sa (i+1) =αj+1 (Xj+1 +Yi+1 ) Sb (i+1) =αj+2 (Xj+2 +Yi+1 ) Sc (i+1) =αj+3 (Xj+3 +Yi+1 ) …(12) (1)において一般に、αj ,Xj ,αj+1 ,Xj+1
i は既知であって、(12)より、 Yi+1 =Sa (i+1) /αj+1 −Xj+1 …(13) (1)の第3式と(12)の第2式より、 αj+2 =(Sb (i+1) −Sc (i) )/(Yi+1 −Yi ) …(14) Xj+2 =Sb (i+1) /αj+2 −Yi+1 …(15) が得られる。(13),(14),(15)によりαj
j ,Yi が遂次に得られる。
【0015】したがって、この方法によれば、基準水平
面から対象面Lまでの距離Xj (j=0…n+1)、対
象面Lの反射率分布αj (j=0…n+1),センサ
4’の走査軌跡Yi (i=0…n)が求められる。
【0016】このように、光学式センサ4’が受ける対
象面Lの反射率αj の影響を受けずに、基準水平面から
対象面Lまでの距離Xj を測定でき、距離Xj を順次記
憶し、△X毎にプロットすることにより、対象面Lの凹
凸形状を検出でき、真直度を測定・評価することができ
る。また、同時に対象面Lの反射率分布αj と,センサ
4’の走査軌跡(移動体5’の移動ずれ)Yi を測定で
きる。
【0017】なお、本発明は、光学式センサ4’の表面
反射率αj の依存性に限らず、他のセンサが比例的に対
象面Lの物性値の影響を受ける場合に同様に適用でき
る。また、本実施例では、初期状態(i=0)での基準
変位△Yの発生に、ピエゾ素子7に交番電圧を印加して
いるが、何らかのアクチュエータによって、センサと対
象面L間の距離を上下に△Yだけ変動することができれ
ばよい。
【0018】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、対象面の
物性値の影響を受けることなく、基準水平面から対象面
までの距離およびセンサの走査軌跡(移動体の誤差)を
遂次多点方式により遂次算出でき、より厳密な真直度の
測定・評価を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における真直度測定装置の要
部斜視図である。
【図2】同真直度測定装置における真直度測定方法の説
明図である。
【図3】従来の真直度測定装置の概略斜視図である。
【図4】従来の真直度測定装置における真直度測定方法
の説明図である。
【符号の説明】
1 第1ガイド体 2 第2ガイド体 3 測定対象物 4’ 光学式センサ(非接触センサ) 5’ 移動体 6 水平溝 7 ピエゾ素子 L 対象面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被測定物の測定面に対向して水平方向に
    移動自在な移動体を設け、この移動体に、前記測定面ま
    での距離を測定する3台の非接触式センサを前記水平方
    向に等間隔で同じ高さ位置で配置し、前記移動体の3台
    のセンサと前記測定面間の距離を変動する変動手段を設
    け、初期状態において、前記変動手段を駆動して前記3
    台のセンサの距離検出信号を入力し、以後前記移動体の
    センサ間隔移動毎に3台のセンサの距離検出信号を入力
    し、この間隔毎に逐次多点法により前記測定面と前記移
    動体の基準水平面との距離を演算して記憶し、その距離
    の推移により真直度を評価する演算装置を設けたことを
    特徴とする真直度測定装置。
JP29583093A 1993-11-26 1993-11-26 真直度測定装置 Pending JPH07146125A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009526068A (ja) * 2006-02-08 2009-07-16 シコール インコーポレイティド シクレソニド結晶形
KR101104174B1 (ko) * 2008-10-29 2012-01-12 스미도모쥬기가이고교 가부시키가이샤 진직도 측정 방법 및 진직도 측정 장치
CN113587883A (zh) * 2021-07-27 2021-11-02 联想新视界(江苏)设备服务有限公司 一种电梯主轨安装检测装置

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