JPH07145349A - さび面用塗料組成物及びそれを用いた鋼構造物の防錆・防食方法 - Google Patents

さび面用塗料組成物及びそれを用いた鋼構造物の防錆・防食方法

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JPH07145349A
JPH07145349A JP5319152A JP31915293A JPH07145349A JP H07145349 A JPH07145349 A JP H07145349A JP 5319152 A JP5319152 A JP 5319152A JP 31915293 A JP31915293 A JP 31915293A JP H07145349 A JPH07145349 A JP H07145349A
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disulfide bond
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molecule
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Kazunori Matsumoto
和則 松本
Hiroyoshi Kuramoto
博義 蔵本
Seiichi Nose
清一 能瀬
Katsumi Ono
勝巳 大野
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Toray Thiokol Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 さびの残存している鋼板に対する密着力及び
接着力に優れたさび面用塗料組成物、及びそれを用いた
鋼構造物の防錆・防食方法を提供する。 【構成】 分子中にジサルファイド結合を有する物質を
含有するさび面用塗料組成物である。また、前記さび面
用塗料組成物を鋼構造物に塗布することによる鋼構造物
の防錆・防食方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、さび面用塗料組成物及
びそれを用いた鋼構造物の防錆・防食方法に関し、特に
さびの残存している鋼板に対する密着力及び接着力に優
れたさび面用塗料組成物、及びそれを用いた鋼構造物の
防錆・防食方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】鉄鋼製
品は、海洋構造物、港湾施設、船舶、建築・土木構造
物、自動車、機械設備、鉄道車両、発電機、大型変圧器
など広く用いられているが、自然環境に放置されると、
より安定な酸化鉄の状態に戻ろうとし、いわゆる「さ
び」が発生するという問題がある。
【0003】さびの発生による海洋構造物、港湾施設、
船舶、建築・土木構造物、自動車、機械設備、鉄道車
両、発電機、大型変圧器などの劣化を防止する目的で、
防錆・防食塗装が盛んに行われている。この防錆・防食
塗装の経時後の防食性、耐久性、密着性及び接着性は、
さび落としの程度が大きく影響する。さび落としが十分
でない場合には塗膜が密着不良となり、塗膜の剥離や錆
が非常に早く生じる。従って、防錆・防食塗装の施工で
は、できるかぎり高度のさび落としが基準化されてい
る。
【0004】しかしながら、現実には、海洋構造物、港
湾施設、船舶、建築・土木構造物、自動車、機械設備、
鉄道車両、発電機、大型変圧器などの鋼構造物の環境や
部位等の条件によっては高度のさび落とし作業そのもの
が困難であり、前処理の不備に起因する塗装のトラブル
が非常に多い。また、近年さび落とし作業に従事する作
業者の不足等により、さび落としの作業の簡略化が強く
求められるようになってきた。
【0005】したがって、本発明の目的は、さびの残存
している鋼板に対する密着力及び接着力に優れたさび面
用塗料組成物を提供することである。
【0006】また本発明のもう一つの目的は、鋼構造物
の防錆・防食方法を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的に鑑み鋭意研究
の結果、本発明者らは、分子中にジサルファイド結合を
有する物質を含有する組成物は、さびの残存している鋼
板に対する密着力及び接着力に優れていることを見出
し、本発明に想到した。
【0008】すなわち、本発明のさび面用塗料組成物
は、分子中にジサルファイド結合を有する物質を含有す
ることを特徴とする。
【0009】また、本発明の鋼構造物の防錆・防食方法
は、上記さび面用塗料組成物を鋼構造物に塗布すること
を特徴とする。
【0010】本発明を以下詳細に説明する。 〔1〕さび面用塗料組成物 本発明のさび面用塗料組成物は、分子中にジサルファイ
ド結合を有する物質を含有するものである。
【0011】(1) 分子中にジサルファイド結合を有する
物質 本発明において、分子中にジサルファイド結合を有する
物質(以下単に「ジサルファイド結合含有物質」とい
う)は、分子中にジサルファイド結合(−SS−)を1
個又は2個以上有する物質である。ジサルファイド結合
含有物質としては、例えば、ジメチルジサルファイド、
ジエチルジサルファイド、ジプロピルジサルファイド、
ジブチルジサルファイド、ジオクチルジサルファイド、
ジベンジルジサルファイド、ジヘプチルジサルファイ
ド、ジシクロヘキシルジサルファイド、ジドデシルジサ
ルファイド、ジアミルジサルファイド、2,2′−ジチ
オジ安息香酸、2,2′−ジチオジブタン酸、2,2′
−ジチオジプロピオン酸、あるいはエポキシ基末端ポリ
サルファイド化合物、メルカプタン末端ポリサルファイ
ド化合物、水酸基末端ポリサルファイド化合物、アクリ
ル末端ポリサルファイド化合物、イソシアネート末端ポ
リサルファイド化合物などが挙げられる。
【0012】上記ジサルファイド結合含有物質のなかで
も、エポキシ基末端ポリサルファイド化合物及びメルカ
プタン末端ポリサルファイド化合物が好ましい。
【0013】エポキシ基末端ポリサルファイド化合物と
は、末端にエポキシ基を有し、骨格中にジサルファイド
結合を有する物質であるが、骨格中に複数のジサルファ
イド結合を有するものが好ましい。特に好ましいエポキ
シ基末端ポリサルファイド化合物としては、分子中に
(−CH2 CH2 OCH2 OCH2 CH2 SS−)n
または(−CH2 CH2 OCH2 CH2 OCH2 CH2
SS−)n で示されるようなポリサルファイド結合含有
構造単位を2個以上有し(2≦n)、末端がエポキシ基
である物質が挙げられる。
【0014】このようなエポキシ基末端ポリサルファイ
ド化合物の市販品としては、東レチオコール(株)製の
「FLEP−10」、「FLEP−50」、「FLEP
−60」、「FLEP−80」、「FLEP−120
X」、「FVD−103X」、「FVD−105X」、
「FVD−123X」、「FLEP−125X」、「F
LEP−410C」、「FLEP−410XA」、「F
VD−423C」及び「FVD−423XA」、モート
ン・インターナショナル社製の「ELP−612」、
「ZL−1856」及び「EPOXY−LP ADDU
CTS」等を挙げることができる。
【0015】また、メルカプタン末端ポリサルファイド
化合物とは、末端にメルカプタン基を有し、骨格中に複
数のジサルファイド結合を有する物質である。好ましい
メルカプタン末端ポリサルファイド化合物としては、分
子中に−CH2 CH2 OCH2 OCH2 CH2 SS−、
または−CH2 CH2 OCH2 CH2 OCH2 CH2
S−で示されるようなポリサルファイド結合含有構造単
位を有し、末端がメルカプタン基である物質が挙げられ
る。
【0016】このようなメルカプタン末端ポリサルファ
イド化合物の市販品としては、東レチオコール(株)製
の「チオコールLP−2」、「チオコールLP−3」、
「チオコールLP−12」、「チオコールLP−3
1」、「チオコールLP−32」、「チオコールLP−
55」、「チオコールLP−56」、「チオコールLP
−70」及び「チオコールLP−72」、モートン・イ
ンターナショナル社製「ZL−2264」等を挙げるこ
とができる。
【0017】(2) ベース樹脂成分 上述したような分子中にジサルファイド結合を有する物
質は、必要に応じてエポキシ樹脂、ウレタン樹脂、ポリ
エステル樹脂、アクリル樹脂、フッ素樹脂等のベース樹
脂成分に添加して、さび面に対する接着性及び密着性が
向上した組成物とすることができる。特にエポキシ樹脂
に添加して使用するのが好ましい。
【0018】上記エポキシ樹脂としては、ビスフェノー
ルA型エポキシ樹脂、ビスフェノールAD型エポキシ樹
脂、ビスフェノールS型エポキシ樹脂、ハロゲン化ビス
フェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポ
キシ樹脂などを挙げることができる。
【0019】上記ベース樹脂成分を配合する場合、ジサ
ルファイド結合含有物質の割合は、ベース樹脂成分10
0重量部に対して、2〜200重量部、特に5〜100
重量部であるのが好ましい。ジサルファイド結合含有物
質が2重量部未満では、さび面に対する接着性の向上の
効果が十分でなく、一方200重量部を超えるとベース
樹脂の性能が発揮されなくなるおそれがある。
【0020】(3) 硬化剤 本発明のさび面用塗料組成物には、必要に応じて硬化剤
を配合することができる。例えば、エポキシ樹脂をジサ
ルファイド結合含有物質に加える場合、あるいはジサル
ファイド結合含有物質としてエポキシ基末端ポリサルフ
ァイド化合物を使用する場合には、そのエポキシ基と反
応する硬化剤を使用する。
【0021】上記エポキシ基と反応する硬化剤として
は、例えば、トリエチレンテトラミン、イソフォロンジ
アミン、m−キシレンジアミン、シクロヘキシルアミ
ン、N−シアノエチルキシリレンジアミン、N−アミノ
エチルピペラジン、N−ベンジルエチレンジアミン、ポ
リアミド・変性ポリアミドアミン(例えば、旭電化工業
(株)製の「アデカハードナーEH−355」、富士化
成工業(株)製の「トーマイド#225−E80」及び
「トーマイド#423」、三和化学工業(株)製の「サ
ンマイド390−70」及び「サンマイド305−70
X」、ヘンケル白水(株)製の「ゼナミド490」な
ど)、及び変成ポリアミン(例えば、旭電化工業(株)
製の「アデカハードナーEH−220」、「アデカハー
ドナーEH−227」及び「アデカハードナーEH−2
30」、日本チバガイギー(株)製「アラルダイドX1
101」、油化シェルエポキシ(株)製の「エピキュア
−3012」及び「エポメートN−001」、大都産業
(株)製の「ダイトクラールHD−Q」、「ダイトクラ
ールHD−801CB」、「ダイトクラールX−143
6」、「ダイトクラールX−1777A」及び「ダイト
クラールX−2392」、富士化成工業(株)製の「フ
ジキュア−#4011」、「フジキュア−#402
5」、「フジキュア−#5011」及び「フジキュア−
#5420」、三和化学工業(株)製「サンマイドE−
1000」、「サンマイドW−3000」、三洋化成工
業(株)製「リアクトCA−101」など)等が挙げら
れる。
【0022】また、エポキシ樹脂をジサルファイド結合
含有物質に加える場合、あるいはジサルファイド結合含
有物質としてエポキシ基末端ポリサルファイド化合物を
使用する場合には、以上述べた硬化剤とともに、又は硬
化剤の代わりに3級アミン類を使用することができる。
【0023】3級アミン類としては、例えば、トリエチ
ルアミン、ベンジルジメチルアミン、2,4,6−トリ
ス(ジメチルアミノメチル)フェノール、ケチミン、ベ
ンジルジメチルアミン、ジメチルシクロヘキシルアミン
等が挙げられる。
【0024】上記硬化剤及び/又は3級アミン類の配合
量は、組成物中のエポキシ基のエポキシ当量に応じて適
宜設定すればよいが、エポキシ樹脂を分子中にジサルフ
ァイド結合を有する物質に配合した場合には、エポキシ
樹脂100重量部に対して1〜100重量部とするのが
好ましい。またエポキシ基末端ポリサルファイド化合物
を使用した場合には、エポキシ基末端ポリサルファイド
化合物100重量部に対して1〜100重量部とするの
が好ましい。
【0025】(4) その他の成分 本発明のさび面用塗料組成物は、さらに必要に応じて、
相溶性あるいは親和性を有する物質(例えば反応性希釈
剤、非反応性希釈剤、溶剤)などを添加することができ
る。
【0026】反応性希釈剤、非反応性希釈剤又は溶剤を
添加する場合、その添加量は、用いる物質の種類等によ
って多少異なるが、ジサルファイド結合含有物質+ベー
ス樹脂成分の合計100重量部に対して1〜200重量
部とするのが好ましい。
【0027】本発明のさび面用塗料組成物には、上記成
分の他にさらに必要に応じて、アルミニウム粉、水酸化
アルミニウム、ステアリン酸アルミニウム、ポリリン酸
アルミニウム塩、ポリリン酸亜鉛塩、脂肪族カルボン酸
のアミン塩、グラファイト、カーボンブラック、ウォラ
ストナイト、カオリン、クレー、酸化チタン、黄色酸化
鉄、燐片状酸化鉄、雲母状酸化鉄、珪砂、シリカ、シア
ニングリーン、シアニンブルー、タルク、炭酸カルシウ
ム、ベントナイト、マイカ、有機ベントナイト、雲母
粉、黄鉛、鉛丹シアナミド鉛、クロム酸鉛、亜鉛化鉛、
アマニ油酸鉛、亜鉛末、亜鉛華、クロム酸亜鉛、弁柄、
ギルソナイト、コールタールピッチ、ナフテン酸マンガ
ン、ナフテン酸コバルト、ナフテン酸鉛、リン酸、珪酸
マグネシウム、紺青、群青、石英粉、硫酸バリウム、鉄
黒などの充填材、増量材、補強材、顔料、防錆顔料、色
剤、皮張り防止剤、分散剤、たれ止め剤などの添加剤を
配合することができる。
【0028】〔2〕鋼構造物の防錆・防食方法 本発明の鋼構造物の防錆・防食方法は、上述したさび面
用塗料組成物を鋼板等の表面に塗布するものである。鋼
板は、錆が発生・残存している状態であってもよいし、
錆のない新品の状態であってもよい。さび面用塗料組成
物は、主として下塗り用として使用するが、それに限定
されず、上塗り用又は中塗り用として使用することもで
き、1〜3000μm、特に10〜1000μmの厚さ
に塗布するのが好ましい。
【0029】
【作用】上述したように、本発明のさび面用塗料組成物
は、分子中にジサルファイド結合を有する物質を含有し
てなるので、さびの残存している状態の鋼板に対しても
良好な密着力及び接着力を発揮する。このような効果が
得られるのは、ポリサルファイド化合物中のジサルファ
イド結合が、鉄さびの主成分であるα−含水酸化鉄(α
−FeOOH)の酸素原子と化学吸着的に相互作用して
いるからであるということが明らかになりつつある。こ
のようなジサルファイド結合含有物質は、さびに対して
良好な密着力及び接着力を発揮する。
【0030】
【実施例】本発明を以下の実施例によりさらに詳細に説
明する。
【0031】実施例1 分子中にジサルファイド結合を有する物質としてエポキ
シ基末端ポリサルファイド化合物(東レチオコール
(株)製「FLEP−125X」)39.2重量部と、
添加剤としてタルク(日本タルク(株)製「SSS」)
20重量部及び酸化チタン(石原産業(株)製「タイペ
ークCR−50」)20重量部と、溶剤としてトルエン
25重量部及びイソブチルアルコール5重量部とをバッ
チ式卓上サンドミルで混合・分散した後、硬化剤として
変成ポリアミドアミン(三和化学工業(株)製「サンマ
イド390−70」)8.8重量部を加えて混合し、さ
び面用塗料組成物を得た。このようにして得られたさび
面用塗料組成物の性能を下記方法により評価した。結果
を配合物及びその配合割合とともに表1に示す。
【0032】さび面に対する密着性の測定 被着体として3.2 mm×70mm×150 mmの鋼板(SS40
0)を用意し、これを海岸部の工業地帯(千葉県市原市
千種海岸)に6カ月間屋外暴露してさびさせた。この鋼
板について、電動ワイヤーブラシで赤い浮きさびを80%
程度除去するとともに、鉄の光沢がある下地が一部見え
るまで研磨したものを2種ケレン板とした。また、手動
ワイヤーブラシで赤い浮きさびを50%程度除去し、下地
は黒さびだけが見える程度に研磨したものを3種ケレン
板とした。
【0033】このようにして得られたさびの残存してい
る鋼板に、さび面用塗料組成物を塗膜厚が50μmとなる
ように塗布し、20℃で7日間養生させた後、シーバー
ス(千葉県市原市千種海岸の東レ(株)敷地内)の海岸
から1.5 mの場所で6カ月間(平成5年3月〜9月)暴
露した。2カ月経過後及び6カ月経過後の塗膜の密着性
の評価を「塗料の一般試験方法、碁盤目テープ法」(JI
S.K.5400.8.5.2)に準拠して行った。
【0034】腐食の進行抑制効果の測定 さび面に対する密着性の測定と同様にして2種ケレン
板及び3種ケレン板を作成した。得られたケレン板に、
さび面用塗料組成物を塗膜厚が50μmとなるように塗布
し、20℃で7日間養生させた後、ケレン板の下から1/
3 の部分にクロスカットを入れ、シーバース(千葉県市
原市千種海岸の東レ(株)敷地内)の海岸から1.5 mの
場所で6カ月間(平成5年3月〜9月)暴露した。2カ
月経過後及び6カ月経過後のさびの進行度合いをクロス
カット部分及びその他の部分の塗膜状態で評価した。
【0035】比較例1 ビスフェノールA型エポキシ樹脂(油化シェルエポキシ
(株)製「エピコート1001−X−70」)42.2
重量部と、実施例1に記載の添加剤及び溶剤とを実施例
1と同様に混合・分散した後、硬化剤として変性ポリア
ミドアミン(三和化学工業(株)製「サンマイド390
−70」)12.3重量部を加えて混合し、さび面用塗
料組成物を得た。このようにして得られたさび面用塗料
組成物の性能を実施例1と同じ方法により評価した。結
果を配合物及びその配合割合とともに表1に示す。
【0036】 表 1組成(重量部) 実施例1 比較例1 分子中にジサルファイド結合を有する物質 FLEP−125X 39.2 − ビスフェノール型エポキシ樹脂 エピコート1001−X−70 − 42.2 添加剤 タルク 20 20 酸化チタン 20 20 溶剤 トルエン 25 25 イソブチルアルコール 5 5 硬化剤 サンマイド390−70 8.8 12.3性能 さび面への密着性 (1) 2種ケレン板 暴露2カ月後 25/25 23/25 暴露6カ月後 25/25 23/25 3種ケレン板 暴露2カ月後 25/25 19/25 暴露6カ月後 24/25 10/25 腐食の進行抑制の評価 (2) 2種ケレン板 暴露2カ月後 ○ ○ 暴露6カ月後 ○ ×× 3種ケレン板 暴露2カ月後 ○ ○ 暴露6カ月後 ○ ×
【0037】注)(1) :碁盤目状(2mm×2mmのます目
が25個)に切り傷を付け、この碁盤目の上に粘着テープ
を貼り、剥がした後に残ったます目の数を示した。 (2) :評価基準 ○・・・クロスカット部分はほぼ良好であり、その他の
部分は暴露前と全く変わらない状態。 △・・・クロスカット部分には膨れがかなり発生してい
るが、その他の部分は暴露前と変わらない状態。 ×・・・クロスカット部分及びその他の部分の塗膜表面
に多数の膨れが発生している状態。 ××・・・クロスカット部分及びその他の部分の塗膜表
面に多数の膨れが発生しているとともに、表面に赤錆が
発生している状態。
【0038】表1から明らかなように、本発明のさび面
用塗料組成物はケレンの程度に関係なく鋼板に対する密
着性が良好であり、経時による密着性の低下が見られな
いのに対し、比較例1では経時によってかなり密着性が
低下し、特にさびが多めに残存している3種ケレン板に
対する密着性の低下が著しい。また、本発明のさび面用
塗料組成物は、ケレンの程度が十分でなくても経時によ
る防錆・防食性能の低下がなく、腐食を抑制しているの
に対し、比較例1で得られた組成物を塗布したものは、
錆の比較的少ない2種ケレン板においても暴露6カ月後
には膨れや錆が発生し、激しく腐食が進行する。
【0039】実施例2 分子中にジサルファイド結合を有する物質としてエポキ
シ基末端ポリサルファイド化合物(東レチオコール
(株)製「FLEP−60」)30.0重量部と、添加
剤としてタルク(日本タルク(株)製「SSS」)20
重量部及び酸化チタン(石原産業(株)製「タイペーク
CR−50」)20重量部と、溶剤としてトルエン20
重量部及びイソブチルアルコール10重量部とをバッチ
式卓上サンドミルで混合・分散した後、硬化剤として変
成ポリアミン(富士化成工業(株)製「フジキュア−#
5420」)8.9重量部を加えて混合し、さび面用塗
料組成物を得た。このようにして得られたさび面用塗料
組成物の性能を下記方法により評価した。結果を配合物
及びその配合割合とともに表2に示す。
【0040】さび面に対する密着性の測定 さび面に対する密着性の測定と同様にして2種ケレン
板及び3種ケレン板を作成した。得られたケレン板に、
さび面用塗料組成物を塗膜厚が50μmとなるように塗布
し、20℃で7日間養生させた後、シーバース(千葉県
市原市千種海岸の東レ(株)敷地内)の海岸から1.5 m
の場所で6カ月間(平成5年3月〜9月)暴露した。6
カ月経過後の塗膜の密着性の評価を「塗料の一般試験方
法、碁盤目テープ法」(JIS.K.5400.8.5.2)に準拠して
行った。
【0041】比較例2 ビスフェノールA型エポキシ樹脂(油化シェルエポキシ
(株)製「エピコート828」)30.0重量部と、実
施例2に記載の添加剤及び溶剤とを実施例2と同様に混
合・分散した後、硬化剤として変性ポリアミン(富士化
成工業(株)製「フジキュア−#5420」)12.8
重量部を加えて混合し、さび面用塗料組成物を得た。こ
のようにして得られたさび面用塗料組成物の性能を実施
例2と同じ方法により評価した。結果を配合物及びその
配合割合とともに表2に示す。
【0042】比較例3 市販の変性エポキシ樹脂系さび止め塗料(A社製)の性
能を実施例2と同じ方法により評価した。結果を表2に
示す。
【0043】 表 2組成(重量部) 実施例2 比較例2 比較例3 分子中にジサルファイド結合を有する物質 FLEP−60 30.0 − − ビスフェノール型エポキシ樹脂 エピコート828 − 30.0 − 添加剤 タルク 20 20 − 酸化チタン 20 20 − 溶剤 トルエン 20 20 − イソブチルアルコール 10 10 − 硬化剤 フジキュア−#5420 8.9 12.8 − 市販の変成エポキシ樹脂系さび止め塗料 A社製 − − 100 性能 暴露6カ月後のさび面への密着性 2種ケレン板 25/25 24/25 22/25 3種ケレン板 23/25 3/25 5/25
【0044】表2から明らかなように、本発明のさび面
用塗料組成物を塗布した板は、さび取りの処理が十分で
なくても良好で安定した密着性を示す。それに対し、比
較例2及び3ではケレンの程度によって密着性がかなり
変化し、特にさびが多く残存している3種のケレン板に
対する密着性が著しく悪い。
【0045】実施例3 分子中にジサルファイド結合を有する物質としてエポキ
シ基末端ポリサルファイド化合物(東レチオコール
(株)製「FLEP−410C」)57.5重量部と、
添加剤としてタルク(日本タルク(株)製「SSS」)
20重量部及び酸化チタン(石原産業(株)製「タイペ
ークCR−50」)20重量部と、溶剤としてトルエン
10重量部及びイソブチルアルコール2重量部とをバッ
チ式卓上サンドミルで混合・分散した後、硬化剤として
変成ポリアミン(大都産業(株)製「ダイトクラールH
D−Q」)10.4重量部を加えて混合し、さび面用塗
料組成物を得た。このようにして得られたさび面用塗料
組成物の性能を下記方法により評価した。結果を配合物
及びその配合割合とともに表3に示す。
【0046】腐食の進行抑制効果の測定 さび面に対する密着性の測定と同様にして2種ケレン
板及び3種ケレン板を作成した。得られたケレン板に、
さび面用塗料組成物を塗膜厚が50μmとなるように塗布
し、20℃で7日間養生させた後、ケレン板の下から1/
3 の部分に3cm間隔のクロスカットを入れ、シーバース
(千葉県市原市千種海岸の東レ(株)敷地内)の海岸か
ら1.5 mの場所で3カ月間(平成5年6月〜9月)暴露
した。3カ月経過後のさびの進行度合いをクロスカット
部分及びその他の部分の塗膜状態で評価した。
【0047】比較例4 ビスフェノールA型エポキシ樹脂(油化シェルエポキシ
(株)製「エピコート1004」)30.0重量部をシ
クロヘキサノン20.8重量部に溶解させたものと、添
加剤としてタルク(日本タルク(株)製「SSS」)2
0重量部及び酸化チタン(石原産業(株)製「タイペー
クCR−50」)20重量部と、溶剤としてトルエン1
5重量部及びイソブチルアルコール4重量部とをバッチ
式卓上サンドミルで混合・分散した後、硬化剤として変
性ポリアミン(大都産業(株)製「ダイトクラールHD
−Q」)13.9重量部を加えて混合し、さび面用塗料
組成物を得た。このようにして得られたさび面用塗料組
成物の性能を実施例3と同じ方法により評価した。結果
を配合物及びその配合割合とともに表3に示す。
【0048】比較例5 市販の変性エポキシ樹脂系さび止め塗料(B社製)の性
能を実施例3と同じ方法により評価した。結果を表2に
示す。
【0049】 表 3組成(重量部) 実施例3 比較例4 比較例5 分子中にジサルファイド結合を有する物質 FLEP−410C 57.5 − − ビスフェノール型エポキシ樹脂 エピコート1004 − 30.0 − 添加剤 タルク 20 20 − 酸化チタン 20 20 − 溶剤 シクロヘキサノン − 20.8 − トルエン 10 15 − イソブチルアルコール 2 4 − 硬化剤 ダイトクラールHD−Q 10.4 13.9 − 市販の変成エポキシ樹脂系さび止め塗料 B社製 − − 100 性能 腐食の進行抑制の評価 2種ケレン板 暴露3カ月後 ○ △ × 3種ケレン板 暴露3カ月後 ○ △ ××
【0050】表3から明らかなように、本発明のさび面
用塗料組成物を塗布したケレン板は、飛来塩分量が多い
海岸近くで夏場に暴露されても、さび取り処理の程度に
係わりなく良好に防錆・防食されている。それに対し、
分子中にジサルファイド結合を有しない比較例4のエポ
キシ樹脂塗料、及び一般に鉄構造物補修用として市販さ
れている比較例5のさび止め塗料を塗布したさびの残存
した鋼板は、わずか3カ月の暴露により腐食が進行す
る。
【0051】
【発明の効果】以上に詳述した通り、本発明のさび面用
塗料組成物は、分子中にジサルファイド結合を有する物
質を含有してなるので、さびの残存している鋼板に対す
る密着力及び接着力が優れている。また、このような本
発明のさび面用塗料組成物をさびた鋼構造物に塗布する
ことにより、腐食の抑制効果が得られる。
【0052】本発明のさび面用塗料組成物は、高度のさ
び落とし作業が困難な用途や、さび落とし作業の簡略化
が要求される用途に特に有効である。
【0053】このような本発明のさび面用塗料組成物
は、海洋構造物用塗料、港湾施設用塗料、船舶用塗料、
プラント用塗料、橋梁用塗料、自動車用塗料、鉄道車両
用塗料、機械設備用塗料、工業用塗料及び建築・土木用
塗料などとして有効である。また、本発明のさび面用塗
料組成物は、さび面以外、例えば新品の鉄板等に用いた
場合でも、上記塗料用として良好な性能を有する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 能瀬 清一 千葉県市原市千種海岸2の3 東レチオコ ール株式会社千葉工場内 (72)発明者 大野 勝巳 千葉県市原市千種海岸2の3 東レチオコ ール株式会社千葉工場内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分子中にジサルファイド結合を有する物
    質を含有することを特徴とするさび面用塗料組成物。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のさび面用塗料組成物に
    おいて、前記組成物が分子中にジサルファイド結合を有
    する物質と、エポキシ樹脂とを含有することを特徴とす
    るさび面用塗料組成物。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のさび面用塗料組成物に
    おいて、前記分子中にジサルファイド結合を有する物質
    が、エポキシ基末端ポリサルファイド化合物またはメル
    カプタン末端ポリサルファイド化合物であることを特徴
    とするさび面用塗料組成物。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のさび面用塗料組成物に
    おいて、前記分子中にジサルファイド結合を有する物質
    が、分子中に2個以上のジサルファイド結合を有するエ
    ポキシ基末端ポリサルファイド化合物であることを特徴
    とするさび面用塗料組成物。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれかに記載のさび
    面用塗料組成物を鋼構造物に塗布することを特徴とする
    鋼構造物の防錆・防食方法。
JP5319152A 1993-11-25 1993-11-25 さび面用塗料組成物及びそれを用いた鋼構造物の防錆・防食方法 Pending JPH07145349A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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GB2463843A (en) * 2007-07-12 2010-03-31 Thor Global Entpr Ltd Undercarriage for a telescopic frame
JP2015224330A (ja) * 2014-05-29 2015-12-14 日本電化工機株式会社 機械設備の防食方法及び防食機械設備

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