JPH07145197A - Ets転写因子 - Google Patents

Ets転写因子

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JPH07145197A
JPH07145197A JP5295393A JP29539393A JPH07145197A JP H07145197 A JPH07145197 A JP H07145197A JP 5295393 A JP5295393 A JP 5295393A JP 29539393 A JP29539393 A JP 29539393A JP H07145197 A JPH07145197 A JP H07145197A
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JP
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pro
leu
glu
gln
ser
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JP5295393A
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English (en)
Inventor
Toshio Hirano
俊夫 平野
Koichi Nakajima
弘一 中嶋
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Eisai Co Ltd
Original Assignee
Eisai Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 遺伝子の転写活性を促進する新規なETS転
写因子を提供することにある。 【構成】 Etsファミリー転写因子群の塩基配列をも
とに、よく保存されている部位をプライマーとして使用
し、HepG2細胞より調製したmRNAをもとに合成
したcDNAをもとにPCR反応を利用し遺伝子増幅を
行う。PCR産物の塩基配列を解析し、新規なETS転
写因子を得た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はRasにより活性化され
る新規なETS転写因子、それをコードするDNAおよ
び該ETS転写因子に対する抗体に関するもので医学の
分野で利用される。
【0002】
【従来の技術】癌遺伝子Etsはトリの赤芽球症を起こ
すレトロウイルスE26に見い出されたものである(Nun
n, M.F., et al., Nature, 306, 391, 1983)。Ets
癌原遺伝子をクローニングする過程で多くの遺伝子がE
tsと類似した塩基配列をもつことがわかり、Etsフ
ァミリーと呼ばれ、Ets-1、GABPα、PU1、P
EA-3など十数種類のものが知られている。これらEt
s遺伝子は、それぞれ発現される組織が異なっているこ
とから組織特異的な機能をもつことが予想され、またヒ
トの特定の腫瘍に見い出される染色体転座の切断部位近
傍に座位することから、これら腫瘍の発症メカニズムと
の関連性に強い関心が払われた(Rao, V.N.et al., Sci
ence, 244, 66, 1989)。
【0003】その後の研究によって、モロニイマウス肉
腫ウイルスの転写活性を調節する機能を有すること(Gu
nther, C.V. et al., Genes Development, 4, 667, 199
0 )、Tリンパ球抗原受容体を構成するα鎖遺伝子のエ
ンハンサー領域に Ets-1が特異的に結合して、転写を活
性化することが見い出され(Leiden, J.M., Science,25
0, 814, 1990 )、新しい転写因子として注目された。
【0004】Etsファミリー蛋白質のアミノ酸配列の
特徴は、myb癌遺伝子産物と同じく、トリプトファン
クラスターが存在し、この領域はETSドメインと呼ば
れDNA結合部位であることがわかっている。このドメ
インを介し、IL-2エンハンサー、ポリオーマウイルス
エンハンサー、HTLV-1などが保存するGGAA/T
コアモチーフを認識する。このようにEtsファミリー
は細胞の外からのシグナル、またfmsやsrcなどの
癌遺伝子のシグナルに応じて、多くの遺伝子の転写活性
を促進し細胞の機能に深く関与していることがわかって
きたが、これらEtsファミリーの役割については、い
まだ不明の点が多い。
【0005】ファイブロブラストをv−rafやc−H
a−rasでトランスフォームすると、ポリオーマウイ
ルスエンハンサーのEts結合部位、PEA3エレメン
トに結合する蛋白質(Etsファミリーと考えられる)
が増加することが知られていた。この蛋白質は蛋白合成
阻害剤存在下においても増加が観察されることから、r
asの下流に位置するraf−1 Kinase か、またはそ
の下流のMAP Kinase により直接または間接的にリン
酸化され、活性されたものであろうと考えられた。新規
なEts転写因子の解明は、細胞のシグナル伝達機構解
明の道を開くことから、癌細胞の増殖メカニズムを理解
する上でもさらなる解明が望まれている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明はRasにより
活性化される新規なETS転写因子、該転写因子をコー
ドするDNAおよび抗体の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記現状に鑑み、本発明
者らは新規なETS転写因子を探究すべく鋭意研究を行
った。まずこれまで知られているEtsファミリー転写
因子の構造を解析し、よく保存されている塩基配列部位
をプライマーとして選択する。mRNAより合成した単
鎖cDNAを鋳型としてRT−PCRを行い、得られた
PCR産物の塩基配列を構造解析の結果、公知のEts
ファミリーの他に新規なETS転写因子(以下、PEA
3βと称す)を確認し、本発明を完成するに至った。す
なわち、本発明は、配列番号1記載のアミノ酸配列を含
有してなる新規なETS転写因子PEA3β、配列番号
2記載のPEA3βをコードするDNAを含有してなる
DNAおよびPEA3βを抗原とする抗体、に関するも
のである。
【0008】本発明のPEA3βはHa−RasやRa
f−1により活性の増大がみられることから、上記のR
asまたはRasの下流因子で活性化されるEtsファ
ミリーのひとつであり、MAP Kinase の基質となりう
る部位が3ケ所、転写活性化部位のプロリンに富む領域
に存在する。Etsファミリー転写因子のなかで、広汎
な組織に発現し、かつRas、Rafで活性化される因
子はなく、本発明により初めて見い出されたものであ
り、癌細胞の増殖メカニズムの解明、ポリオーマウイル
スのトランスフォームメカニズム解明上重要である。
【0009】本発明の構成は次の通りである。PEA3
βをコードするcDNAは、例えば、(1)Etsファ
ミリー転写因子を産生する細胞からmRNAを分離し、
(2)該mRNAから単鎖のcDNAを合成し、(3)
Etsファミリー転写因子群のcDNA構造からよく保
存された部分をプライマーとして選択し、上記単鎖cD
NAを鋳型としてRT−PCRを行う、(4)得られた
PCR産物を適切なプラスミドに組み込み、それで宿主
を形質転換し、(5)得られたコロニーのDNA解析を
行って、新規なEts転写因子をコードするDNAを選
択し、(6)これをもとに、ヒトcDNAライブラリー
をスクリーニングすることにより全長のPEA3βcD
NAを含むクローンを得ることができる。
【0010】mRNA調製用原料としては、Etsファ
ミリー転写因子を産生している細胞、例えばヒト肝細胞
変異株HepG2を使用することができる。HepG2
からRNAを調製する方法としてはグアニジンチオシア
ネート法(Chirgwin J.M. etal., Biochemistry, 18, 5
294, 1979)などが挙げられる。抽出したRNAをオリ
ゴ(dT)セルロースカラムを用いてmRNAを調製す
ることができる。このようにして得られたmRNAを鋳
型とし、逆転写酵素を用いて、例えばグブラーらの方法
(Gubler, U. at el., Gene, 25, 263, 1983)を用いて
単鎖cDNAを合成する。次にEtsファミリー転写因
子群のcDNA配列をもとに、よく保存されているDN
A配列部位をプライマーとして選択し、先に得た一本鎖
cDNAとプライマーをセットしてPCR法による遺伝
子増幅を行う。
【0011】選択されるプライマーとしては、Etsフ
ァミリー間でよく保存されている部分であればいずれで
も使用可能であるが、EtsのDNA結合ドメインがよ
く保存されている。そのなかで、さらによく保存されて
いる部分の塩基配列をもとにPCR用プライマーを作製
することが好ましく、さらに好ましくは、 5’プライマー(アミノ酸QLWQFLに対応) CGGATCCA (A/G) CT (A/G) TGGCA (G/A) TT (T/C) (T/C)
T 3’プライマー(アミノ酸MNY D/E T/K L/M に対応) GGAATTCA (G/T) C (T/G) T (C/A/G) TC (G/A) TA (G/A)
TTCAT が挙げられる。
【0012】得られたPCR産物を適当なベクター、例
えばpBluescript IIに組み込み、これで宿主大腸菌をト
ランスフォームすることによりPCR産物の部分ライブ
ラリーを得ることができる。PCR産物を組込むベクタ
ーとしては大腸菌由来のもの、枯草菌由来のものおよび
ファージなど、宿主細胞内に保持されて複製、増幅され
るものであれば、いずれも用いることができる。プラス
ミドに組み込む方法としては、例えば Maniatis T らの
Molecular Cloning, Cold Spring Harbor Laboratory,
p239, 1982 に記載の方法などが挙げられる。このよう
にして得られたプラスミドは適当な宿主、例えば大腸菌
に導入する方法としては塩化カルシウム法あるいは塩化
カルシウム/塩化ルビジウム法(Molecular Cloning, C
old Spring Harbor Laboratory, p249, 1982)などが挙
げられる。
【0013】得られたPCR産物の部分ライブラリーは
Etsファミリー因子群を保持するものであるゆえ、例
えば得られた大腸菌コロニーそれぞれについてプラスミ
ドを単離し、塩基配列を解析することにより、公知のE
tsファミリー因子かまたは新規な因子であるかを確認
することができる。塩基配列の解析はマキサムギルバー
ト法(Maxam A.M. and Gilbert W., Proc. Natl. Acad.
Sci. USA, 74, 560、1977)、あるいはジデオキシ法(M
essing J. et al., Nucl. Acids Res., 9, 309, 1981
)などが挙げられる。
【0014】新規な塩基配列を有するクローンについ
て、この段階では全長の塩基を保有してないが、全構造
解析はこのクローンをもとにしてヒトcDNAライブラ
リーをスクリーニングすることにより解析することがで
きる。ヒトcDNAライブラリーはEtsファミリー転
写因子群を産生している組織または細胞、例えばヒト胎
盤cDNAライブラリー、ヒト肝細胞株HepG2cD
NAライブラリーなどを使用することができる。
【0015】HepG2のcDNAライブラリーの作製
は常法に準ずればよく、例えば上記の方法でHepG2
よりmRNAを調製し、逆転写酵素を用いて一本鎖DN
A、次いで二本鎖DNAを合成する。このcDNAをフ
ァージベクターとしてλgt11にHyunthの方法(DNA Cl
oning, A Practical Approach, 1, 49, 1985)などの方
法により組み込む。次いで、このファージベクターを増
殖させた大腸菌にインビトロパッケージング法を用いて
導入し、HepG2λgt11ライブラリーを得ることが
できる。
【0016】前記の方法で得られた、新規Ets転写因
子部分塩基を保有するクローンからcDNAを分離し、
それをプローブとして、ヒトcDNAライブラリーをコ
ロニーハイブリダイゼーション法(Gene, 10, 63, 198
0)またはプラークハイブリダイゼーション法(Scienc
e, 196, 180, 1977 )などの方法により、目的とする新
規Ets転写因子PEA3βのcDNAクローンを釣り
上げることができる。これらクローンの塩基配列を前記
と同様の方法により解析し、さらに必要があれば、塩基
配列の決定されたcDNAの一部を合成し、それをプラ
イマーとして用い、プライマーエクステンション法(Pr
oc. Natl. Acad. Sci. USA, 76, 731, 1979 )などの方
法によって新しくcDNAを合成、前記と同様の方法に
より組換cDNAのクローニング、塩基配列の解析によ
り新規Ets転写因子の全長cDNAを決定確認するこ
とができる。本発明のPEA3βのcDNA配列は配列
番号2に、アミノ酸配列は配列番号1に示した。
【0017】520 個のアミノ酸からなる本発明のPEA
3βの構造的特徴は下記のとうりである。Etsファミ
リ−転写因子群との構造を比較すると、マウスER8
1、マウスPEA3及びヒトEF−1とそれぞれ59
%、48%、48%のホモロジ−を有する。PEA3β
のETSドメインは配列番号1記載のアミノ酸番号 364
-448位に相当し、ER81及びPEA3と96%のホモ
ロジ−を有する。プロリンに富む領域はアミノ酸番号 1
27-269位にあり、酸性領域( 36-67位)とともに転写活
性に関与するものと予想される。組織での本因子の発現
について、ヒトのほとんどの組織において 4.0 kb のm
RNAの発現が確認された。
【0018】本発明のPEA3βcDNAは配列番号2
記載の塩基配列に限定されず、配列番号1記載のアミノ
酸をコードするものであればよく、部分的削除、アミノ
酸の交換体、部分的追加なども本発明に含まれる。ま
た、これら塩基配列に基づくアンチセンス体も含まれる
ことは言うまでもない。アミノ酸配列に関しても同様で
ある。
【0019】新規PEA3β組換発現ベクターとその形
質転換体 上記記載の方法により得られたPEA3βcDNAを適
切なベクターに組み込み、該ベクターを適切な宿主細胞
に移入することにより形質転換体を得ることができる。
これを常法により培養し培養物よりPEA3βを大量に
生産することができる。PEA3βをコードするcDN
AをPEA3βの発現に適したベクターのプロモーター
下流に制限酵素とDNAリガーゼを用いる公知の方法に
より再結合して組換発現ベクターを作成することができ
る。使用できるベクターとしては、大腸菌由来のプラス
ミドpBR322 、pUC18、枯草菌由来のプラスミドp
UB110、酵母由来のプラスミドpSH15、バクテリオ
ファージλgt10、λgt11あるいはSV40などが挙げ
られるが、宿主内で複製、増幅可能なベクターであれば
特に限定されない。プロモーターおよびターミネーター
に関してもPEA3βをコードする塩基配列の発現に用
いられる宿主に対応したものであれば特に限定されず、
宿主に応じて適切な組み合わせも可能である。
【0020】このようにして得られた組換発現ベクター
はコンビテント細胞法(J. Mol. Biol., 53, 154, 197
0)、プロトプラスト法(Proc. Natl. Acad. Sci. USA,
75,1929, 1978)、リン酸カルシウム法(Science, 22
1, 551, 1983 )、インビトロパッケージング法(Proc.
Natl, Acad. Sci. USA, 72, 581, 1975 )、ウイルス
ベクター法(Cell, 37, 1053, 1984)などにより宿主に
導入し、形質転換体が作製される。宿主としては大腸
菌、枯草菌、酵母および動物細胞などが用いられ、得ら
れた形質転換体はその宿主に応じた適切な培地中で培養
される。培養は通常20℃〜45℃、pH5〜8の範囲で行わ
れ、必要に応じて通気、撹拌が行われる。培養物からの
PEA3βの分離・精製は公知の分離・精製法を適宜組
み合わせて実施すれば良い。これらの公知の方法として
は塩析、溶媒沈殿法、透析ゲル炉過法、電気泳動法、イ
オン交換クロマトグラフィ、アフィニティクロマトグラ
フィー、逆相高速液体クロマトグラフィなどが挙げられ
る。
【0021】抗体の作成について PEA3βを抗原として抗体を作成するポリクローナル
抗体は常法に従い例えばマウス、モルモット、ウサギ等
の動物の皮下、筋肉内、腹腔内、静脈に複数回接種し十
分に免疫した後、斯かる動物から採血、血清分離し抗P
EA3β抗体を作製する。なお、市販のアジュバンドも
使用できる。モノクローナル抗体は公知の方法により作
製しえる。たとえば、PEA3βで免疫したマウスの脾
細胞と市販のマウスミエローマ細胞との細胞融合により
得られるハイブリドーマを作成後、該ハイブリドーマ培
養上清、または該ハイブリドーマ投与マウス腹水から抗
PEA3βモノクローナル抗体を調製することができ
る。抗原とするPEA3βは全アミノ酸構造を有する必
要はなく、部分構造を有するペプチドであってもよく、
またグルタチオントランスフェラ−ゼなどとの融合蛋白
質でもよい。調製法は生物学的手法、化学合成手法いず
れでもよい。これら抗体はヒト生体試料中のPEA3β
の同定や定量を可能とし、癌を含む疾患の診断への利用
が期待される。PEA3βの免疫学的測定法は、公知の
方法に準ずればよく、たとえば蛍光抗体法、受身凝集反
応法、酵素抗体法などいずれの方法においても実施でき
る。
【0022】
【実施例】以下の実施例により本発明を詳細に且つ具体
的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定される
ものではない。
【0023】実施例1 (1)mRNAの調製 1.5×108 個のHepG2細胞より Invitrogen 社
の Fast Track mRNAisolation kit を用いて polyA RNA
約 10 μg を得た。
【0024】(2)部分PEA3βcDNAの合成 部分PEA3βcDNAをRT−PCR法により合成し
た。Etsファミリー転写因子においてはEts DN
A結合ドメインがよく保存されており、その中でさらに
よく保存されている部分の塩基配列をもとに下記のプラ
イマーを合成し使用した。 5’プライマー(アミノ酸QLWQFLに対応) CGGATCCA (A/G) CT (A/G) TGGCA (G/A) TT (T/C) (T/C)
T 3’プライマー(アミノ酸MNY D/E T/K L/M に対応) GGAATTCA (G/T) C (T/G) T (C/A/G) TC (G/A) TA (G/A)
TTCAT 方法は 0.1μg のヒト肝mRNAとPCRバッファー、
dNTPs、DTTそして 25 pmolのオリゴdTを合わ
せ、65℃、5分インキュベーションし、その後RNAsi
n 40 unit, M−MLV−RT(moloney murine leuke
mia virus-reverse transcriptase :BRL)200 unit
を加え全量25μl とし42℃90分インキュベーションす
る。次いでこの反応物にPCRバッファー、dNTP
s,100 pmolの3’オリゴヌクレオチドプライマー、10
0 pmolの5’オリゴヌクレオチドプライマーをさらに加
えて全量 100μl としPCRを行う。 PCRの条件は
aneal温度37℃で 30 秒、extention 温度72℃で2分、d
enature温度94℃で1分を30サイクルを行い、DNAを
増幅し、PCRプロダクトを得た。このPCR産物を3
% Nu sieve GTG ゲルにて電気泳動を行い、約 170-200
bp のバンドを切り取り、その一部(1/10)をテン
プレ−トとして再びPCRを行った。
【0025】(3)pBSKIIへの組み込みと形質転換 上記の2回目のPCRプロダクトを、フェノ−ル/クロ
ロホルムで蛋白質を除き、エタノ−ル沈殿した後、制限
酵素 EcoRI, BamHI で切断した。この EcoRI /BamHI フ
ラグメントを低融点アガロ−スで分離し、あらかじめ E
coRI, BamHI で開裂、BAP 処理した pBluescriptII SK
(+)ベクタ−とT4 ligase を用いて結合させた。この
プラスミドで大腸菌 E. coli XL-1 Blueを形質転換し
て、約 300個のクローンを得た。これらクローンをジデ
オキシ法(ファルマシア、T7 sequencing kit )にて
塩基配列を決定したところ、公知のEtsファミリー転
写因子GABPα、Ets−2の他に、新しい塩基配列
を有するクローンを確認した。この塩基配列は配列番号
2記載のPEA3βcDNAの1105-1266 位に相当する
ものであった。
【0026】(4)PEA3βcDNAクローンの同定 ・プローブの作製 上記の新規の塩基配列を有するクローンをBam H1、Hi
nd IIIで開裂し、 1.2%アガロースゲルよりDNA断片
を回収した。このDNA断片を常法に従い、Klenow enz
yme を用いてα−32P−dCTPを導入しプローブとし
て使用した。 ・cDNAクローンの同定 HepG2cDNAライブラリーよりファージDNAを
トランスファーしたフィルターを作製し(約 3.5×105
クローン)、上記プローブを用いてDNAハイブリダイ
ゼーション法によりスクリーニングしたところ、2つの
陽性クローンを得た。この2つのcDNAの塩基配列を
決定し、PEA3β全cDNAを確認した。PEA3β
全cDNA配列は配列番号2に示す。このcDNAを組
み込んだ pBluescript II SK(+)により形質転換さ
れたEscherichia coli XL-1 PEA3βは工業技術院生命工
学工業技術研究所に平成5年11月25日付で委託され
ている(委託番号FERM P-13982)。
【0027】実施例2 cDNAのCOS7細胞による発現 pcDベクター(Okayama, H. and P. Berg., Mol. Cel
l. Biol., 3, 280, 1983)はSV40ウイルスのDNA複
製開始点と初期プロモーターを持ち、このプロモーター
下流にcDNAを組み込み、SV40の T antigenを産生
する細胞株COS7(Y. Glutzman, Cell., 23, 175, 1
981 )に導入すると、この組換えプラスミドの増幅が起
こり、一過性にcDNAの強い発現が起こる。Full-Len
gth cDNAを含むクローンであるpBSPEA3βよ
りコーディング領域すべてを含む Bam HI-Xho I 断片を
切り出し、Xho I +Hind III で開裂したpcDV1
クター(F. Sanger et al., Proc. Natl. Acad. Sci.,
74, 5463, 1977)とDNAリガーゼと結合してpcDP
EA3βを作製した。この操作によりcDNAがプロモ
ーター下流に正しい向きに組み込まれた。pcDPEA
3βのプラスミドDNAを調製し、DEAE−dextren
法(T. Yokota et al., Proc. Natl. Acad. Sci., 82,
68, 1985)により、COS7細胞にトランスフェクトし
た形質転換細胞は約1日後よりその培養細胞中にPEA
3βを産生した。
【0028】
【発明の効果】本発明の新規ETS転写因子PEA3β
はrasにより活性化される性質をもつ特異性のある因
子である。癌細胞の増殖メカニズムの解明、ポリオ−マ
ウイルスのトランスフォ−ムメカニズム解明の研究の試
薬として有用である。また該因子の抗体を用いることに
より組織での発現の有無の検定、さらに該因子塩基配列
をもとにしたプロ−ブを持ちいる遺伝子解析への利用
は、臨床の場において診断薬としての応用が期待され
る。
【0029】
【配列表】
配列番号:1 配列の長さ:520 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 起源 生物名:human 細胞の種類:肝臓細胞 セルライン:Hep G2 配列 Met Asp Gly Phe Tyr Asp Gln Gln Val Pro Phe Met Val Pro Gly Lys 1 5 10 15 Ser Arg Ser Glu Glu Cys Arg Gly Arg Pro Val Ile Asp Arg Lys Arg 20 25 30 Lys Phe Leu Asp Thr Asp Leu Ala His Asp Ser Glu Glu Leu Phe Gln 35 40 45 Asp Leu Ser Gln Leu Gln Glu Ala Trp Leu Ala Glu Ala Gln Val Pro 50 55 60 Asp Asp Glu Gln Phe Val Pro Asp Phe Gln Ser Asp Asn Leu Val Leu 65 70 75 80 His Ala Pro Pro Pro Thr Lys Ile Lys Arg Glu Leu His Ser Pro Ser 85 90 95 Ser Glu Leu Ser Ser Cys Ser His Glu Gln Ala Phe Gly Ala Asn Tyr 100 105 110 Gly Glu Lys Cys Leu Tyr Asn Tyr Cys Ala Tyr Asp Arg Lys Pro Pro 115 120 125 Ser Gly Phe Lys Pro Leu Thr Pro Pro Thr Thr Pro Leu Ser Pro Thr 130 135 140 His Gln Asn Pro Leu Phe Pro Pro Pro Gln Ala Thr Leu Pro Thr Ser 145 150 155 160 Gly His Ala Pro Ala Ala Gly Pro Val Gln Gly Val Gly Pro Ala Pro 165 170 175 Ala Pro His Ser Leu Pro Glu Pro Gly Pro Gln Gln Gln Thr Phe Ala 180 185 190 Val Pro Arg Pro Pro His Gln Pro Leu Gln Met Pro Lys Met Met Pro 195 200 205 Glu Asn Gln Tyr Pro Ser Glu Gln Arg Phe Gln Arg Gln Leu Ser Glu 210 215 220 Pro Cys His Pro Phe Pro Pro Gln Pro Gly Val Pro Gly Asp Asn Arg 225 230 235 240 Pro Ser Tyr His Arg Gln Met Ser Glu Pro Ile Val Pro Ala Ala Pro 245 250 255 Pro Pro Pro Gln Gly Phe Lys Gln Glu Tyr His Asp Pro Leu Tyr Glu 260 265 270 His Gly Val Pro Gly Met Pro Gly Pro Pro Ala His Gly Phe Gln Ser 275 280 285 Pro Met Gly Ile Lys Gln Glu Pro Arg Asp Tyr Cys Val Asp Ser Glu 290 295 300 Val Pro Asn Cys Gln Ser Ser Tyr Met Arg Gly Gly Tyr Phe Ser Ser 305 310 315 320 Ser His Glu Gly Phe Ser Tyr Glu Lys Asp Pro Arg Leu Tyr Phe Asp 325 330 335 Asp Thr Cys Val Val Pro Glu Arg Leu Glu Gly Lys Val Lys Gln Glu 340 345 350 Pro Thr Met Tyr Arg Glu Gly Pro Pro Tyr Gln Arg Arg Gly Ser Leu 355 360 365 Gln Leu Trp Gln Phe Leu Val Thr Leu Leu Asp Asp Pro Ala Asn Ala 370 375 380 His Phe Ile Ala Trp Thr Gly Arg Gly Met Glu Phe Lys Leu Ile Glu 385 390 395 400 Pro Glu Glu Val Ala Arg Arg Trp Gly Ile Gln Lys Asn Arg Pro Ala 405 410 415 Met Asn Tyr Asp Lys Leu Ser Arg Ser Leu Arg Tyr Tyr Tyr Glu Lys 420 425 430 Gly Ile Met Gln Lys Val Ala Gly Glu Arg Tyr Val Tyr Lys Phe Val 435 440 445 Cys Asp Pro Asp Ala Leu Phe Ser Met Ala Phe Pro Asp Asn Gln Arg 450 455 460 Pro Phe Leu Lys Ala Glu Ser Glu Cys His Leu Ser Glu Glu Asp Thr 465 470 475 480 Leu Pro Leu Thr His Phe Glu Asp Ser Pro Ala Tyr Leu Leu Asp Met 485 490 495 Asp Arg Cys Ser Ser Leu Pro Tyr Ala Glu Val Leu Leu Thr Lys Phe 500 505 510 Leu Ser Gly Gly Val Ala Lys Pro 515 520 。
【0030】配列番号:2 配列の長さ:1800 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:cDNA to mRNA 起源 生物名:human 細胞の種類:肝臓細胞 セルライン:Hep G2 配列 ATG GAC GGC TTT TAT GAT CAG CAA GTC CCT TTT ATG GTC CCA GGG AAA 48 Met Asp Gly Phe Tyr Asp Gln Gln Val Pro Phe Met Val Pro Gly Lys 1 5 10 15 TCT CGA TCT GAG GAA TGC AGA GGG CGG CCT GTG ATT GAC AGA AAG AGG 96 Ser Arg Ser Glu Glu Cys Arg Gly Arg Pro Val Ile Asp Arg Lys Arg 20 25 30 AAG TTT TTG GAC ACA GAT CTG GCT CAC GAT TCT GAA GAG CTA TTT CAG 144 Lys Phe Leu Asp Thr Asp Leu Ala His Asp Ser Glu Glu Leu Phe Gln 35 40 45 GAT CTC AGT CAA CTT CAA GAG GCT TGG TTA GCT GAA GCA CAA GTT CCT 192 Asp Leu Ser Gln Leu Gln Glu Ala Trp Leu Ala Glu Ala Gln Val Pro 50 55 60 GAT GAT GAA CAG TTT GTC CCA GAT TTT CAG TCT GAT AAC CTG GTG CTT 240 Asp Asp Glu Gln Phe Val Pro Asp Phe Gln Ser Asp Asn Leu Val Leu 65 70 75 80 CAT GCC CCA CTC CCA ACC AAG ATC AAA CGG GAG CTG CAC AGC CCC TCC 288 His Ala Pro Pro Pro Thr Lys Ile Lys Arg Glu Leu His Ser Pro Ser 85 90 95 TCT GAG CTG TCG TCT TGT AGC CAT GAG CAG GCT TTT GGT GCT AAC TAT 336 Ser Glu Leu Ser Ser Cys Ser His Glu Gln Ala Phe Gly Ala Asn Tyr 100 105 110 GGA GAA AAG TGC CTC TAC AAC TAT TGT GCC TAT GAT AGG AAC CCT CCC 384 Gly Glu Lys Cys Leu Tyr Asn Tyr Cys Ala Tyr Asp Arg Lys Pro Pro 115 120 125 TCT GGG TTC AAG CCA TTA ACC CCT CCT ACA ACC CCC CTC TCA CCC ACC 432 Ser Gly Phe Lys Pro Leu Thr Pro Pro Thr Thr Pro Leu Ser Pro Thr 130 135 140 CAT CAG AAT CCC CTA TTT CCC CCA CCT CAG GCA ACT CTG CCC ACC TCA 480 His Gln Asn Pro Leu Phe Pro Pro Pro Gln Ala Thr Leu Pro Thr Ser 145 150 155 160 GGG CAT GCC CCT GCA GCT GGC CCA GTT CAA GGT GTG GGC CCC GCC CCC 528 Gly His Ala Pro Ala Ala Gly Pro Val Gln Gly Val Gly Pro Ala Pro 165 170 175 GCC CCC CAT TCG CTT CCA GAG CCT GGA CCA CAG CAG CAA ACA TTT GCG 576 Ala Pro His Ser Leu Pro Glu Pro Gly Pro Gln Gln Gln Thr Phe Ala 180 185 190 GTC CCC CGA CCA CCA CAT CAG CCC CTG CAG ATG CCA AAG ATG ATG CCT 624 Val Pro Arg Pro Pro His Gln Pro Leu Gln Met Pro Lys Met Met Pro 195 200 205 GAA AAC CAG TAT CCA TCA GAA CAG AGA TTT CAG AGA CAA CTG TCT GAA 672 Glu Asn Gln Tyr Pro Ser Glu Gln Arg Phe Gln Arg Gln Leu Ser Glu 210 215 220 CCC TGC CAC CCC TTC CCT CCT CAG CCA GGA GTT CCT GGA GAT AAT CGC 720 Pro Cys His Pro Phe Pro Pro Gln Pro Gly Val Pro Gly Asp Asn Arg 225 230 235 240 CCC AGT TAC CAT CGG CAA ATG TCA GAA CCT ATT GTC CCT GCA GCT CCC 768 Pro Ser Tyr His Arg Gln Met Ser Glu Pro Ile Val Pro Ala Ala Pro 245 250 255 CCG CCC CCT CAG GGA TTC AAA CAA GAA TAC CAT GAC CCA CTC TAT GAA 816 Pro Pro Pro Gln Gly Phe Lys Gln Glu Tyr His Asp Pro Leu Tyr Glu 260 265 270 CAT GGG GTC CCG GGC ATG CCA GGG CCC CCA GCA CAC GGG TTC CAG TCA 864 His Gly Val Pro Gly Met Pro Gly Pro Pro Ala His Gly Phe Gln Ser 275 280 285 CCA ATG GGA ATC AAG CAG GAG CCT CGG GAT TAC TGC GTC GAT TCA GAA 912 Pro Met Gly Ile Lys Gln Glu Pro Arg Asp Tyr Cys Val Asp Ser Glu 290 295 300 GTG CCT AAC TGC CAG TCA TCC TAC ATG AGA GGG GGT TAT TTC TCC AGC 960 Val Pro Asn Cys Gln Ser Ser Tyr Met Arg Gly Gly Tyr Phe Ser Ser 305 310 315 320 AGC CAT GAA GGT TTT TCA TAT GAA AAA GAT CCC CGA TTA TAC TTT GAC 1008 Ser His Glu Gly Phe Ser Tyr Glu Lys Asp Pro Arg Leu Tyr Phe Asp 325 330 335 GAC ACT TGT GTT GTG CCT GAG AGA CTG GAA GGC AAA GTC AAA CAG GAG 1056 Asp Thr Cys Val Val Pro Glu Arg Leu Glu Gly Lys Val Lys Gln Glu 340 345 350 CCT ACC ATG TAT CGA GAG GGG CCC CCT TAC CAG AGG CGA GGT TCC CTT 1104 Pro Thr Met Tyr Arg Glu Gly Pro Pro Tyr Gln Arg Arg Gly Ser Leu 355 360 365 CAG CTG TGG CAG TTC CTG GTC ACC CTT CTT GAT GAC CCA GCC AAT GCC 1152 Gln Leu Trp Gln Phe Leu Val Thr Leu Leu Asp Asp Pro Ala Asn Ala 370 375 380 CAC TTC ATT GCC TGG ACA GGT CGA GGC ATG GAG TTC AAG CTG ATA GAA 1200 His Phe Ile Ala Trp Thr Gly Arg Gly Met Glu Phe Lys Leu Ile Glu 385 390 395 400 CCG GAA GAG GTT GCT CGG CGC TGG GGC ATC CAG AAG AAC CGG CCA GCC 1248 Pro Glu Glu Val Ala Arg Arg Trp Gly Ile Gln Lys Asn Arg Pro Ala 405 410 415 ATG AAC TAT GAC AAG CTG AGC CGC TCT CTC CGC TAT TAC TAT GAA AAG 1296 Met Asn Tyr Asp Lys Leu Ser Arg Ser Leu Arg Tyr Tyr Tyr Glu Lys 420 425 430 GGC ATC ATG CAG AAG GTG GCT GGA GAG CGA TAC GTC TAC AAA TTT GTC 1344 Gly Ile Met Gln Lys Val Ala Gly Glu Arg Tyr Val Tyr Lys Phe Val 435 440 445 TGT GAC CCA GAT GCC CTC TTC TCC ATG GCT TTC CCG GAT AAC CAG CGT 1392 Cys Asp Pro Asp Ala Leu Phe Ser Met Ala Phe Pro Asp Asn Gln Arg 450 455 460 CCG TTC CTG AAG GCA GAG TCC GAG TGC CAC CTC AGC GAG GAG GAC ACC 1440 Pro Phe Leu Lys Ala Glu Ser Glu Cys His Leu Ser Glu Glu Asp Thr 465 470 475 480 CTG CCG CTG ACC CAC TTT GAA GAC AGC CCC GCT TAC CTC CTG GAC ATG 1488 Leu Pro Leu Thr His Phe Glu Asp Ser Pro Ala Tyr Leu Leu Asp Met 485 490 495 GAC CGC TGC ACC AGC CTC CCC TAT GCC GAA GTT TTG CTT ACT AAG TTT 1536 Asp Arg Cys Ser Ser Leu Pro Tyr Ala Glu Val Leu Leu Thr Lys Phe 500 505 510 CTG AGT GGC GGA GTG GCC AAA CCC TAGAGCTAGC AGTTCCCATT CAGGCAAACA 1590 Leu Ser Gly Gly Val Ala Lys Pro 515 520 AGGGCAGTGG TTTTGTTTGT GTTTTTGGTT GTTCCTAAAG CTTGCCCTTT GAGTATTATC 1650 TGGAGAACCC AAGCTGTCTC TGGATTGGCA CCCTTAAAGA CAGATACATT GGCTGGGGAG 1710 TGGGAACAGG GAGGGGCAGA AAACCACCAA AACNAGTGCC TCAACTCTTG ATTCTGATGA 1770 GGTTTCTGGG AAGAGATCAA AATGGAGTCT 18
00
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // C12P 21/02 C 9282−4B G01N 33/53 D 33/574 Z (C12P 21/02 C12R 1:19) (C12P 21/02 C12R 1:91)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配列番号1で表わされるアミノ酸配列を
    含有してなるETS転写因子
  2. 【請求項2】 請求項1記載のETS転写因子をコ−ド
    する、配列番号2記載の塩基配列を含有しているETS
    転写因子cDNA
  3. 【請求項3】 請求項1記載のETS転写因子、または
    その部分ペプチドを抗原とする抗体
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN103003294A (zh) * 2010-02-19 2013-03-27 密执安大学评议会 基因融合靶向治疗

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