JPH07144848A - リニアモータの固定子支持装置 - Google Patents
リニアモータの固定子支持装置Info
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- JPH07144848A JPH07144848A JP29586993A JP29586993A JPH07144848A JP H07144848 A JPH07144848 A JP H07144848A JP 29586993 A JP29586993 A JP 29586993A JP 29586993 A JP29586993 A JP 29586993A JP H07144848 A JPH07144848 A JP H07144848A
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- Cage And Drive Apparatuses For Elevators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 昇降路２に立設されたカラム状の固定子９
と、この固定子９に対して磁力によって相対的に摺動す
る可動子８と、この可動子８の両側に立設される一対の
ガイドレール１２，１３と、可動子８の上下両方向側に
それぞれ配設された上方支持部材１４および下方支持部
材１５と、この上方支持部材１４の上下両側に取り付け
られた上方第１，第２可動シーブ４１，４２，４３，４
４と、この上方第１，第２可動シーブにそれぞれ掛けら
れ一端力が昇降路に止着され他端が可動子に止着された
上方第１，第２ロープ４５，４６，５７，５８と、下方
支持部材の上下両側に取り付けられた下方第１，第２可
動シーブ１８，１９，２２，２３と、この下方第１，第
２可動シーブにそれぞれ掛けられ一端が昇降路に止着さ
れ他端が可動子に止着された下方第１，第２ロープ３
５，３６，３９，４０とを備えた。 【効果】 固定子９の長さは３０ｍ以上とすることがで
きる。
と、この固定子９に対して磁力によって相対的に摺動す
る可動子８と、この可動子８の両側に立設される一対の
ガイドレール１２，１３と、可動子８の上下両方向側に
それぞれ配設された上方支持部材１４および下方支持部
材１５と、この上方支持部材１４の上下両側に取り付け
られた上方第１，第２可動シーブ４１，４２，４３，４
４と、この上方第１，第２可動シーブにそれぞれ掛けら
れ一端力が昇降路に止着され他端が可動子に止着された
上方第１，第２ロープ４５，４６，５７，５８と、下方
支持部材の上下両側に取り付けられた下方第１，第２可
動シーブ１８，１９，２２，２３と、この下方第１，第
２可動シーブにそれぞれ掛けられ一端が昇降路に止着さ
れ他端が可動子に止着された下方第１，第２ロープ３
５，３６，３９，４０とを備えた。 【効果】 固定子９の長さは３０ｍ以上とすることがで
きる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、リニアモータのカラム
状の固定子を支持する装置に関する。
状の固定子を支持する装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来リニアモータを用いたものとしてリ
ニアモータ式エレベーターがあり、このようなリニアモ
ータ式エレベーターとしては、例えば図１２に示すよう
なものがある。同図において、符号１０１は昇降路１０
９内に上下移動可能に配設されたかごであり、このかご
１０１に釣り合わせるためのカウンターウェイト１０２
も配設されている。かご１０１は建物内に設けられたリ
ニアモータ１０３によって上下移動される。
ニアモータ式エレベーターがあり、このようなリニアモ
ータ式エレベーターとしては、例えば図１２に示すよう
なものがある。同図において、符号１０１は昇降路１０
９内に上下移動可能に配設されたかごであり、このかご
１０１に釣り合わせるためのカウンターウェイト１０２
も配設されている。かご１０１は建物内に設けられたリ
ニアモータ１０３によって上下移動される。
【０００３】リニアモータ１０３は貫通孔を有し、カウ
ンターウェイト１０２に取り付けられた可動子１０４
と、この貫通孔を貫通するカラム状の固定子１０５とか
らなっている。可動子１０４にはロープ１０６の一端が
止着され、この他端はシーブ１０７，１０８を介してか
ご１０１に止着されている。リニアモータ１０３に駆動
電流が供給されると、固定子１０５と可動子１０４との
間に磁力が生じ、固定子１０５に対して可動子１０４が
上下動することによってかご１０１を上下移動させてい
る。
ンターウェイト１０２に取り付けられた可動子１０４
と、この貫通孔を貫通するカラム状の固定子１０５とか
らなっている。可動子１０４にはロープ１０６の一端が
止着され、この他端はシーブ１０７，１０８を介してか
ご１０１に止着されている。リニアモータ１０３に駆動
電流が供給されると、固定子１０５と可動子１０４との
間に磁力が生じ、固定子１０５に対して可動子１０４が
上下動することによってかご１０１を上下移動させてい
る。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のリニアモータにあっては、カラム状の固定子
１０５は、可動子１０４がこの固定子１０５に沿って上
下動する関係上からこの上下両端部のみが建物に固定・
支持され、この中間部は何ら支持されることのないもの
であった。このため、固定子１０５の長さは強度上にお
いてせいぜい３０ｍ位であり、このようなリニアモータ
を超高層ビル用のエレベーターには用いることができな
いという問題点があった。
うな従来のリニアモータにあっては、カラム状の固定子
１０５は、可動子１０４がこの固定子１０５に沿って上
下動する関係上からこの上下両端部のみが建物に固定・
支持され、この中間部は何ら支持されることのないもの
であった。このため、固定子１０５の長さは強度上にお
いてせいぜい３０ｍ位であり、このようなリニアモータ
を超高層ビル用のエレベーターには用いることができな
いという問題点があった。
【０００５】本発明は、リニアモータを超高層ビル用の
エレベーターにも設けることができるようにしたリニア
モータの固定子支持装置を提供することを目的とする。
エレベーターにも設けることができるようにしたリニア
モータの固定子支持装置を提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明にあっては、昇降路に立設されたカラ
ム状の固定子と、この固定子に対して磁力によって相対
的に摺動する可動子と、この可動子の両側に立設される
ガイドレールと、前記可動子の上下両方向側にそれぞれ
配設された上方支持部材および下方支持部材と、この上
方支持部材の上下両端面にそれぞれ取り付けられた上方
第１，第２可動シーブと、この上方第１，第２可動シー
ブにそれぞれ掛けられ一端が昇降路に止着され他端が前
記可動子に止着された上方第１，第２ロープと、前記下
方支持部材の上下両端面に取り付けられたそれぞれ下方
第２，第１可動シーブと、この下方第１，第２可動シー
ブにそれぞれ掛けられ一端が昇降路に止着され他端が前
記可動子に止着された下方第１，第２ロープとを備えた
構成としている。
るために、本発明にあっては、昇降路に立設されたカラ
ム状の固定子と、この固定子に対して磁力によって相対
的に摺動する可動子と、この可動子の両側に立設される
ガイドレールと、前記可動子の上下両方向側にそれぞれ
配設された上方支持部材および下方支持部材と、この上
方支持部材の上下両端面にそれぞれ取り付けられた上方
第１，第２可動シーブと、この上方第１，第２可動シー
ブにそれぞれ掛けられ一端が昇降路に止着され他端が前
記可動子に止着された上方第１，第２ロープと、前記下
方支持部材の上下両端面に取り付けられたそれぞれ下方
第２，第１可動シーブと、この下方第１，第２可動シー
ブにそれぞれ掛けられ一端が昇降路に止着され他端が前
記可動子に止着された下方第１，第２ロープとを備えた
構成としている。
【０００７】
【作用】リニアモータに駆動電流が供給されると、固定
子と可動子との間に磁力が生じて、可動子が固定子に沿
って上方へ移動する。可動子が上方へ移動すると、下方
第２ロープが引っ張られて下方支持部材は可動子の約１
／２の速度で上方へ移動する。下方支持部材が上方へ移
動するときに下方第１ロープも引っ張るので、このこと
によってガイドレールにしっかり支持されており、ひい
ては固定子をがっしりと支持している。一方、可動子が
上方へ移動すると、上方第１ロープが引っ張られて上方
支持部材は可動子の約１／２の速度で上方へ移動する。
このとき、上方支持部材は上方第２ロープに引っ張られ
ているので、同様に固定子をがっしりと支持している。
子と可動子との間に磁力が生じて、可動子が固定子に沿
って上方へ移動する。可動子が上方へ移動すると、下方
第２ロープが引っ張られて下方支持部材は可動子の約１
／２の速度で上方へ移動する。下方支持部材が上方へ移
動するときに下方第１ロープも引っ張るので、このこと
によってガイドレールにしっかり支持されており、ひい
ては固定子をがっしりと支持している。一方、可動子が
上方へ移動すると、上方第１ロープが引っ張られて上方
支持部材は可動子の約１／２の速度で上方へ移動する。
このとき、上方支持部材は上方第２ロープに引っ張られ
ているので、同様に固定子をがっしりと支持している。
【０００８】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて説明する。図
１ないし図１１は本発明に係るリニアモータの固定子支
持装置の一実施例をリニアモータ式エレベーターに適用
した図である。
１ないし図１１は本発明に係るリニアモータの固定子支
持装置の一実施例をリニアモータ式エレベーターに適用
した図である。
【０００９】図１１において、符号１は建物の昇降路２
内に上下移動可能に配設されたかごであり、このかご１
の両側にはこれを上下方向に案内するために一対のガイ
ドレール（図示せず）が配設されている。かご１にはか
ご枠フレーム３が取り付けられ、このかご枠フレーム３
の上方にはオーバーヘッドビーム４に取り付けられたシ
ーブ５，６が位置している。
内に上下移動可能に配設されたかごであり、このかご１
の両側にはこれを上下方向に案内するために一対のガイ
ドレール（図示せず）が配設されている。かご１にはか
ご枠フレーム３が取り付けられ、このかご枠フレーム３
の上方にはオーバーヘッドビーム４に取り付けられたシ
ーブ５，６が位置している。
【００１０】また、昇降路２にはかご１を上下移動させ
るためのリニアモータ７が図１にも示すように配設され
ている。このリニアモータ７は貫通孔を有する可動子
（１次側導体）８と、この可動子８の貫通孔を貫通する
カラム状の固定子（２次側導体）９とからなっている。
固定子９の上下両端はオーバーヘッドビーム４と床面２
ａとに固定されている。
るためのリニアモータ７が図１にも示すように配設され
ている。このリニアモータ７は貫通孔を有する可動子
（１次側導体）８と、この可動子８の貫通孔を貫通する
カラム状の固定子（２次側導体）９とからなっている。
固定子９の上下両端はオーバーヘッドビーム４と床面２
ａとに固定されている。
【００１１】可動子８のフレーム８ａにはロープ１０の
一端が止着され、このロープ１０はシーブ５，６に掛け
られた後、この他端がかご枠フレーム３に止着されてい
る。可動子８のフレーム８ａにはかご１との釣り合いを
保つためのカウンターウエイト１１が取り付けられ、こ
のカウンターウエイト１１はかご１の重量と定格積載荷
重の半分の重量を合計した重量に設定されている。ま
た、可動子８の両側にはこれを固定子９に沿って上下移
動させるための一対のガイドレール１２，１３が立設さ
れている。可動子８の上下両方向側には上方支持部材１
４および下方支持部材１５が配設されている。
一端が止着され、このロープ１０はシーブ５，６に掛け
られた後、この他端がかご枠フレーム３に止着されてい
る。可動子８のフレーム８ａにはかご１との釣り合いを
保つためのカウンターウエイト１１が取り付けられ、こ
のカウンターウエイト１１はかご１の重量と定格積載荷
重の半分の重量を合計した重量に設定されている。ま
た、可動子８の両側にはこれを固定子９に沿って上下移
動させるための一対のガイドレール１２，１３が立設さ
れている。可動子８の上下両方向側には上方支持部材１
４および下方支持部材１５が配設されている。
【００１２】図２ないし図４に示すように、下方支持部
材１５は平行に配置された一対のＣ形鋼１５ａ，１５ｂ
からなり、この上端面にはＬ形鋼の支持片１６，１７を
介して一対の下方第２可動シーブ１８，１９が対角線方
向に取り付けられている。また下方支持部材１５の下端
面にはＬ形鋼の支持片２０，２１を介して一対の下方第
１可動シーブ２２，２３が前記とは逆の対角線方向に取
り付けられている。
材１５は平行に配置された一対のＣ形鋼１５ａ，１５ｂ
からなり、この上端面にはＬ形鋼の支持片１６，１７を
介して一対の下方第２可動シーブ１８，１９が対角線方
向に取り付けられている。また下方支持部材１５の下端
面にはＬ形鋼の支持片２０，２１を介して一対の下方第
１可動シーブ２２，２３が前記とは逆の対角線方向に取
り付けられている。
【００１３】一方、支持部材１５の中央部には挿通孔２
４ａを有する支持片２４が溶接され、この挿通孔２４に
は固定子９が挿通されている。下方支持部材１５の両側
にはガイドシュー２５，２６が取り付けられ、ガイドシ
ュー２５，２６はガイドレール１２，１３に摺動自在に
嵌合している。このようにして、下方支持部材１５はガ
イドレール１２，１３に支持されているので、ひいては
この下方支持部材１５は固定子９を支持していることに
なる。
４ａを有する支持片２４が溶接され、この挿通孔２４に
は固定子９が挿通されている。下方支持部材１５の両側
にはガイドシュー２５，２６が取り付けられ、ガイドシ
ュー２５，２６はガイドレール１２，１３に摺動自在に
嵌合している。このようにして、下方支持部材１５はガ
イドレール１２，１３に支持されているので、ひいては
この下方支持部材１５は固定子９を支持していることに
なる。
【００１４】昇降路２の上方側であってこの左右両側壁
には、一対の固定シーブ２７，２８が略三角形をした支
持部材２９，３０を介して固定されている。また、昇降
路１の下方側であってこの左右両側壁には、一対の固定
シーブ３１，３２が支台部材３３，３４を介して固定さ
れている。
には、一対の固定シーブ２７，２８が略三角形をした支
持部材２９，３０を介して固定されている。また、昇降
路１の下方側であってこの左右両側壁には、一対の固定
シーブ３１，３２が支台部材３３，３４を介して固定さ
れている。
【００１５】下方第２可動シーブ１８，１９には下方第
２ロープ３５，３６がそれぞれ掛けられており、この一
端は図５および図６に示すようにフレーム８ａの下端部
８ｂにＵ字ボルトを介して止着され、他端は昇降路２の
略中央（図１では作図***よりやや下方にずらしてあ
る）であってこの左右両側壁に設けられた支持片３７，
３８に止着されている。下方第１可動シーブ２２，２３
にはそれぞれ下方第１ロープ３９，４０が掛けられ、こ
の一端は支台部材３３，３４に止着され、他端側は固定
シーブ３１，３２に掛けられ、反転して上方に伸ばされ
て固定シーブ２７，２８に掛けられた後、フレーム８ａ
の下端部８ｂに止着されている。
２ロープ３５，３６がそれぞれ掛けられており、この一
端は図５および図６に示すようにフレーム８ａの下端部
８ｂにＵ字ボルトを介して止着され、他端は昇降路２の
略中央（図１では作図***よりやや下方にずらしてあ
る）であってこの左右両側壁に設けられた支持片３７，
３８に止着されている。下方第１可動シーブ２２，２３
にはそれぞれ下方第１ロープ３９，４０が掛けられ、こ
の一端は支台部材３３，３４に止着され、他端側は固定
シーブ３１，３２に掛けられ、反転して上方に伸ばされ
て固定シーブ２７，２８に掛けられた後、フレーム８ａ
の下端部８ｂに止着されている。
【００１６】図７に示すように、上方支持部材１４の上
端面には上方第１可動シーブ４１，４２が取り付けら
れ、下端面には上方第２可動シーブ４３，４４が取り付
けられている。上方支持部材３４の中央には貫通孔を有
する支持片（図示せず）が溶接され、前記挿通孔には固
定子９が挿通されている。上方支持部材１４はガイドレ
ール１２，１３に摺動自在に支持されており、上方支持
部材１４は固定子９を支持している。
端面には上方第１可動シーブ４１，４２が取り付けら
れ、下端面には上方第２可動シーブ４３，４４が取り付
けられている。上方支持部材３４の中央には貫通孔を有
する支持片（図示せず）が溶接され、前記挿通孔には固
定子９が挿通されている。上方支持部材１４はガイドレ
ール１２，１３に摺動自在に支持されており、上方支持
部材１４は固定子９を支持している。
【００１７】上方第１可動シーブ４１，４２には上方第
１ロープ４５，４６が掛けられ、この一端は昇降路２上
方の支台部材４７，４８に止着され、この他端側は支台
部材４７，４８に固定された固定シーブ５１，５２に掛
けられ、昇降路２下方の支台部材５３，５４に取り付け
られた固定シーブ５５，５６に掛けられた後、フレーム
８ａの上端部８ｃに止着されている。上方第２可動シー
ブ４３，４４には上方第２ロープ５７，５８が掛けら
れ、この上方第２ロープ５７，５８の一端は昇降路２略
中央の支持部材５９，６０に止着され、他端はフレーム
８ａの上端部８ｃに止着されている。
１ロープ４５，４６が掛けられ、この一端は昇降路２上
方の支台部材４７，４８に止着され、この他端側は支台
部材４７，４８に固定された固定シーブ５１，５２に掛
けられ、昇降路２下方の支台部材５３，５４に取り付け
られた固定シーブ５５，５６に掛けられた後、フレーム
８ａの上端部８ｃに止着されている。上方第２可動シー
ブ４３，４４には上方第２ロープ５７，５８が掛けら
れ、この上方第２ロープ５７，５８の一端は昇降路２略
中央の支持部材５９，６０に止着され、他端はフレーム
８ａの上端部８ｃに止着されている。
【００１８】かご１が最上階にあるときには、図８に示
すように可動子８は昇降路２の下方に位置している。こ
のとき、下方支持部材１５の方は昇降路２の下方に位置
し、上方支持部材１４の方は昇降路２の略中央に位置し
ている。
すように可動子８は昇降路２の下方に位置している。こ
のとき、下方支持部材１５の方は昇降路２の下方に位置
し、上方支持部材１４の方は昇降路２の略中央に位置し
ている。
【００１９】リニアモータ７に駆動電流が供給される
と、固定子９と可動子８との間に磁力が生じて、可動子
８が固定子９に沿って上方へ移動する。可動子８が上方
へ移動すると、下方第２ロープ３５，３６が引っ張られ
て下方支持部材１５は可動子８の約１／２の速度で上方
へ移動する。下方支持部材１５が上方へ移動するときに
下方第１ロープ３９，４０も引っ張るので、このことに
よってガイドレール１２，１３にしっかり支持されてお
り、ひいては固定子９をがっしりと支持している。
と、固定子９と可動子８との間に磁力が生じて、可動子
８が固定子９に沿って上方へ移動する。可動子８が上方
へ移動すると、下方第２ロープ３５，３６が引っ張られ
て下方支持部材１５は可動子８の約１／２の速度で上方
へ移動する。下方支持部材１５が上方へ移動するときに
下方第１ロープ３９，４０も引っ張るので、このことに
よってガイドレール１２，１３にしっかり支持されてお
り、ひいては固定子９をがっしりと支持している。
【００２０】一方、可動子８が上方へ移動すると、上方
第１ロープ４５，４６が引っ張られて上方支持部材１４
は可動子８の約１／２の速度で上方へ移動する。このと
き、上方支持部材１４は上方第２ロープ５７，５８に引
っ張られているので、同様に固定子８をがっしりと支持
している。このようにして、図９に示すように可動子８
が昇降路２の略中央に位置すると、下方支持部材１５の
方は昇降路２の１／４の高さに位置し、上方支持部材１
４の方は昇降路２の３／４の高さに位置している。
第１ロープ４５，４６が引っ張られて上方支持部材１４
は可動子８の約１／２の速度で上方へ移動する。このと
き、上方支持部材１４は上方第２ロープ５７，５８に引
っ張られているので、同様に固定子８をがっしりと支持
している。このようにして、図９に示すように可動子８
が昇降路２の略中央に位置すると、下方支持部材１５の
方は昇降路２の１／４の高さに位置し、上方支持部材１
４の方は昇降路２の３／４の高さに位置している。
【００２１】次に、図１０に示すように、可動子８が、
昇降路２の上方へ達すると、昇降路２の略中央に位置
し、上方支持部材１４の方は昇降路２の上方に位置して
いる。したがって、可動子８が固定子９に沿って上下移
動するときには、固定子９は上方支持部材１４、下方支
持部材１５によって最低昇降路２の１／２の間隔は確保
された状態で常時支持されている。このため、固定子９
を上・下方支持部材１４，１５の間隔の倍の長さにする
ことができる。すなわち、この固定子９は従来の固定子
の長さ（最大限，３０ｍ）の倍（最大限，６０ｍ）にす
ることができる。
昇降路２の上方へ達すると、昇降路２の略中央に位置
し、上方支持部材１４の方は昇降路２の上方に位置して
いる。したがって、可動子８が固定子９に沿って上下移
動するときには、固定子９は上方支持部材１４、下方支
持部材１５によって最低昇降路２の１／２の間隔は確保
された状態で常時支持されている。このため、固定子９
を上・下方支持部材１４，１５の間隔の倍の長さにする
ことができる。すなわち、この固定子９は従来の固定子
の長さ（最大限，３０ｍ）の倍（最大限，６０ｍ）にす
ることができる。
【００２２】なお、上下方支持部材１４，１５は可動子
８の１／２の動きで連動するので、この起動時のショッ
クは小さい。また、上下方支持部材１４，１５はトラベ
リングケーブルのガイドにも利用できる。
８の１／２の動きで連動するので、この起動時のショッ
クは小さい。また、上下方支持部材１４，１５はトラベ
リングケーブルのガイドにも利用できる。
【００２３】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
可動子の上下両方側に配された一対の上下方支持手段に
よって固定子を支持するようにしたので、この固定子は
上下両端間のみならずこの中間部も支持されることにな
り、この固定子の長さは３０ｍ以上とすることができ
る。したがって、この固定子支持装置を用いたリニアモ
ータは高層ビルのエレベーターにも用いることができ
る。
可動子の上下両方側に配された一対の上下方支持手段に
よって固定子を支持するようにしたので、この固定子は
上下両端間のみならずこの中間部も支持されることにな
り、この固定子の長さは３０ｍ以上とすることができ
る。したがって、この固定子支持装置を用いたリニアモ
ータは高層ビルのエレベーターにも用いることができ
る。
【図１】本発明に係るリニアモータの固定子支持装置の
実施例を示す正面図。
実施例を示す正面図。
【図２】このリニアモータの固定子支持装置の下半分を
示す正面図。
示す正面図。
【図３】下方支持部材の正面図。
【図４】図３中Ａ−Ａ線断面図。
【図５】フレームの下端部の正面図。
【図６】図５中Ｂ−Ｂ線断面図。
【図７】このリニアモータの固定子支持装置の上半分を
示す正面図。
示す正面図。
【図８】このリニアモータの固定子支持装置の作動を示
す図。
す図。
【図９】このリニアモータの固定子支持装置の作動を示
す図。
す図。
【図１０】このリニアモータの固定子支持装置の作動を
示す図。
示す図。
【図１１】このリニアモータの固定子支持装置が用いら
れたエレベーターの概略図。
れたエレベーターの概略図。
【図１２】従来のリニアモータ式エレベーターの概略
図。
図。
２…昇降路 ８…可動子 ９…固定子 １２，１３…ガイドレール １４…上方支持部材 １５…下方支持部材 １８，１９…下方第２可動シーブ ２２，２３…下方第１可動シーブ ３５，３６…下方第２ロープ ３９，４０…下方第１ロープ ４１，４２…上方第１可動シーブ ４３，４４…上方第２可動シーブ ４５，４６…上方第１ロープ ５７，５８…上方第２ロープ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松本 豊 神奈川県川崎市高津区坂戸３−２−１ 日 本オーチス・エレベータ株式会社 オーチ ス技術研究所内
Claims (1)
- 【請求項１】 昇降路に立設されたカラム状の固定子
と、この固定子に対して磁力によって相対的に摺動する
可動子と、この可動子の両側に立設されるガイドレール
と、前記可動子の上下両方向側にそれぞれ配設された上
方支持部材および下方支持部材と、この上方支持部材の
上下両端面にそれぞれ取り付けられた上方第１，第２可
動シーブと、この上方第１，第２可動シーブにそれぞれ
掛けられ一端が昇降路に止着され他端が前記可動子に止
着された上方第１，第２ロープと、前記下方支持部材の
上下両端面に取り付けられたそれぞれ下方第２，第１可
動シーブと、この下方第１，第２可動シーブにそれぞれ
掛けられ一端が昇降路に止着され他端が前記可動子に止
着された下方第１，第２ロープとを備えたことを特徴と
するリニアモータの固定子支持装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29586993A JPH07144848A (ja) | 1993-11-26 | 1993-11-26 | リニアモータの固定子支持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29586993A JPH07144848A (ja) | 1993-11-26 | 1993-11-26 | リニアモータの固定子支持装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07144848A true JPH07144848A (ja) | 1995-06-06 |
Family
ID=17826241
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29586993A Withdrawn JPH07144848A (ja) | 1993-11-26 | 1993-11-26 | リニアモータの固定子支持装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07144848A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006507200A (ja) * | 2002-11-25 | 2006-03-02 | オーチス エレベータ カンパニー | エレベータシステムおよびそのシーブアッセンブリ |
| JP2010137995A (ja) * | 2010-03-25 | 2010-06-24 | Otis Elevator Co | エレベータシステムおよびそのシーブアッセンブリ |
| US9434578B2 (en) | 2002-11-25 | 2016-09-06 | Otis Elevator Company | Sheave assembly and suspension system for an MRL elevator |
-
1993
- 1993-11-26 JP JP29586993A patent/JPH07144848A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006507200A (ja) * | 2002-11-25 | 2006-03-02 | オーチス エレベータ カンパニー | エレベータシステムおよびそのシーブアッセンブリ |
| US9434578B2 (en) | 2002-11-25 | 2016-09-06 | Otis Elevator Company | Sheave assembly and suspension system for an MRL elevator |
| JP2010137995A (ja) * | 2010-03-25 | 2010-06-24 | Otis Elevator Co | エレベータシステムおよびそのシーブアッセンブリ |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20010130 |