JPH07144435A - ドットプリンタ - Google Patents

ドットプリンタ

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JPH07144435A
JPH07144435A JP29489093A JP29489093A JPH07144435A JP H07144435 A JPH07144435 A JP H07144435A JP 29489093 A JP29489093 A JP 29489093A JP 29489093 A JP29489093 A JP 29489093A JP H07144435 A JPH07144435 A JP H07144435A
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dots
lines
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JP29489093A
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Akira Oda
晃 織田
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TEC CORP
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Abstract

(57)【要約】 【目的】両方向印字で印字高速化とともに高価なエンコ
ーダを一掃して印字高精度化を図る。 【構成】同時印字行数算出手段(31,32)と,部分
的駆動制御手段(31,32,20D)と,用紙間欠送
り制御手段(31,32,22D)とを設け、印字ヘッ
ド20の全ドット数Nと文字高さHと論理的改行幅Lと
から文字を同時に印字させることができる行数を算出
し、印字ヘッド20の全ドット20dのうち算出行数分
の文字相当ドットのみを部分的に駆動制御して往動中も
復動中にも各行数の文字を一度にかつ同時に両方向印字
することができるように構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、キャリアに搭載された
印字ヘッドを往復移動させつつ印字するドットプリンタ
に関する。
【0002】
【従来の技術】図6において、ドットプリンタ10は、
ガイドシャフト12に摺動自在に装着されたキャリア1
1に印字ヘッド20を搭載させ、かつプラテン13で用
紙Pを副走査(Y)方向に送るように形成されている。
印字ヘッド20は、紙送り方向(Y)に沿って直列配設
された複数のドット20dを有する。このドット20d
は、ワイヤドットやインクジェットドットから形成され
る。
【0003】また、図7に示す制御部30は、CPU,
ROM,RAM等を含み形成されプリンタ全体を駆動制
御する。したがって、印字ヘッド20,キャリア移動モ
ータ21,用紙送りモータ22やホームポジション検出
器15等は、この制御部30に接続されている。キャリ
ア移動モータ21は、ホームポジション検出器15が検
出動作するホームポジションを基準として主走査(X
1)方向に定量的に移動制御される。
【0004】かかるドットプリンタ10の印字運転方式
としては、キャリア11すなわち印字ヘッド20を図6
でX1方向に移動する場合にのみ印字する片方向印字
と、X1方向およびX2方向との双方ともに印字する両
方向印字とがある。一般的に、片方向印字は印字精度が
高いが印字速度は遅くなる。これに対して、両方向印字
は印字速度は早いが印字精度が低い。いずれの印字運転
方式も印字ヘッド20のドット20dの全てを駆動対象
として行われる。
【0005】すなわち、片方向印字は、図8(A)に示
す如く、印字ヘッド20をホームポジション(15)か
らX1方向に往動(X10)させて第1行目の文字C1
と第2行目の文字C2(C21+C22)の上方部分C
21とを同時に往動印字(図9のST21,ST22の
NO)する。そして、この往動印字が終了(ST23の
YES)すると、用紙PをY方向に送って改行(ST2
4)し、かつ印字ヘッド20を復動(X20)させてホ
ームポジション方向へ戻す(ST25)。しかる後に、
印字ヘッド20を図8(A)に示す2回目の往動(X1
1)をさせて(ST21)、第2行目の文字の下方部分
C22と第3行目の文字(C31+C32)の上方部分
C31とを同時に往動印字する。以下、これを繰返し
て、印字データに基づく全ての往動印字を行う(ST2
2のYES,ST26のYES)。
【0006】したがって、各行目の往動印字に際し、ホ
ームポジション(15)を基準として一方向X1に往動
(X10,X11,…)させながら印字するので、例え
ば第2行目の文字を上方部分C21と下方部分C22と
の2度に分けて印字しても、図8(A)で左右方向の位
置ずれが生じないので、高精度印字ができるわけであ
る。
【0007】これに対して、両方向印字は、図8(B)
に示す如く、X1方向に往動(X10)させて第1行目
の文字C1と第2行目の文字の上方部分C21とを同時
に往動印字(図10のST30)し、これが終了(ST
32のYES)したら改行(ST33)するとともに、
X2方向へ復動(X20)しつつ図8(B)に示す第2
行目の文字の下方部分C22と第3行目の文字の上方部
分C31とを同時に復動印字(ST34,ST36のY
ES)する。しかる後に、改行(ST37)して再び往
動印字(ST30以下)する。以下、これらを繰返し
て、印字データの全てを往復動印字する(ST31のY
ES,ST35のYES,ST38のYES)。
【0008】かくして、図11に示す片方向印字におけ
るキャリア11の移動速度モードにおいて、キャリア移
動モータ21のスローアップ時間Tu(例えば、0.1
sec)とスローダウン時間Td(例えば、0.1se
c)とを含む往動印字時間Tp1が例えば0.8sec
でかつ戻し復動時間Trが例えば0.8secであると
すれば、1行分印字時間Tl1が1.6secとなるの
に対し、図12に示す両方向印字の場合は往動印字時間
Tp2が0.8secで改行時間Tfが0.4secで
復動印字時間Tp3が0.8secであるから、実質的
な1行分印字時間T12は1.0secである。復動印
字時間における1行分印字時間Tl3も1.0secで
ある。つまり、両方向印字(図12)は、片方向印字
(図11)の1.6倍の高速で印字することができる。
【0009】しかし、高速印字を達成しつつこの両方向
印字においても印字精度を高くしたいとの要求がある。
かかる場合は、図7に2点鎖線で示したエンコーダ50
を設け、キャリア11の往復動変位量を高精度で検出し
つつ移動制御して図8(B)に示す2度に分けて印字し
た文字(例えば、C21とC22)の左右方向の位置ず
れを防止するようにしている。但し、このエンコーダ5
0は、ガイドシャフト12に沿って配設された精巧で長
大な光学スリット板とキャリア11に取付けられた光電
検出器とから構成されるので高価であり、また、レイア
ウト上の制約も多くプリンタ全体の大型化も招く要因と
なっている。
【0010】そこで、エンコーダ50を用いないで高精
度印字ができる片方向印字において、印字ヘッド20の
全ドット数を多くして複数行数分の文字を同時に印字す
れば高速化が図れると考えられる。しかしながら、この
印字方式によると、印字ヘッド20の振動によって、全
ドット20dのうちの上方側ドットと下方側ドットとの
間にX1方向の位置ずれが生じる。したがって、ある行
の文字の先に印字した下方部分と後に印字した上方部分
との間にその位置ずれが発生してしまうから、高精度印
字という片方向印字の特長が阻害されてしまうのみなら
ず、印字すべき文字高さや論理的改行幅の設定変更に対
する追従性が悪く取扱いも難しい。1つの文字を3度に
分けて印字する場合は、なおさら不利である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】このように、片方向印
字と両方向印字とには一長一短があるので、従来はコス
トを堪案しつつその使用目的等に照して高精度印字と高
速印字とのどちらを主眼とするかによって、いずれかの
印字運転方式を妥協の下に選択していたのが実情であ
る。しかして、印字の高精度化と高速化との双方を満す
印字ができるなら、その普及拡大に貢献するところ極め
て大と確信する。
【0012】本発明の目的は、エンコーダを一掃しつつ
両方向印字により印字高精度化と印字高速化との双方を
達成することのできる低コストで取扱容易なドットプリ
ンタを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】印字高速化の観点から印
字ヘッドのドットの全数を駆動対象とし、かつある行の
文字が複数部分に分けられて印字されるから、各部分ご
との往復動方向の位置ずれがその文字全体としての歪み
となって現われる結果、印字精度が低下するというドッ
トプリンタの固有的技術事項を再認識し、本発明は、し
かるもとに発想を逆転し、いずれの行の文字もその全部
を一度に印字可能に構成し、前記目的を達成するもので
ある。
【0014】すなわち、本発明に係るドットプリンタ
は、往復移動可能なキャリアに紙送り方向に沿って直列
配設された複数のドットを有する印字ヘッドを搭載さ
せ、印字ヘッドのドットを選択的に駆動して用紙上へ印
字するように形成されたドットプリンタにおいて、前記
印字ヘッドの全ドット数と文字高さと論理的改行幅とか
ら文字を同時に印字させることができる行数を算出する
同時印字行数算出手段と,前記印字ヘッドの全ドットの
うち他のドットについては休止させたまま算出された各
行数の各文字に相当するドットのみを部分的に選択駆動
して印字させる部分的駆動制御手段と,算出された行数
の同時印字が終了するごとに前記用紙を算出行数に対応
する幅だけ前記紙送り方向へ間欠送りする用紙間欠送り
制御手段とを設け、前記キャリアの往動中および復動中
に算出行数分の各文字を一度にかつ同時に印字可能に構
成としたことを特徴とする。
【0015】
【作用】上記構成による本発明によれば、印字運転開始
に先立ち、同時印字行数算出手段は、印字ヘッドの全ド
ット数と文字高さと論理的改行幅とを変数データとして
文字を一度でかつ同時に印字させることのできる行数を
算出する。すると、部分的駆動制御手段が、印字ヘッド
の全ドットのうち他のドットについては休止させ算出さ
れた各行数の各文字に相当するドットのみを部分的に選
択駆動して各行の各文字を一度でかつ同時に印字させ
る。
【0016】往動同時印字および復動同時印字が終了す
るごとに、用紙間欠送り制御手段が用紙を算出行数に対
応する幅だけ送る。したがって、往動中も復動中も算出
行数分の各文字を一度にかつ同時に印字することができ
るから、両方向印字による高速化と、部分印字の一掃に
よる高精度化とを一挙に満す印字ができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。本ドットプリンタ10は、基本的構成が従来例
(図6,図7)と同じとされかつ印字運転方式が両方向
印字とされているとともに、図1に示す如く同時印字行
数算出手段(31,32)と,部分的駆動制御手段(3
1,32,20D)と,用紙間欠送り制御手段(31,
32,22D)とを設け、印字ヘッド20の全ドット2
0dのうち算出行数分の文字相当ドットのみを駆動制御
して往動中も復動中にも算出された行数分の文字を一度
にかつ同時に両方向印字することができるように構成さ
れている。
【0018】また、この実施例では、従来の片方向印字
〔図8(A),図9,図11〕をも選択可能に形成し、
印字文字高さH,論理的改行幅Lの設定変更に容易に対
応できかつイメージデータ等の高速印字をできるように
形成してある。
【0019】図1において、制御部30は、CPU3
1,ROM32,RAM33,操作パネル(PNL)3
4,タイマー35,印字データを送信して来る上位機器
(図示省略)とのインターフェース(I/F)36,入
出力ポート(I/O)37等を含み、プリンタ全体を駆
動制御する。印字ヘッド20のヘットドライバ20D
と,キャリア移動モータ21のモータドライバ21D
と,用紙送りモータ22のモータドライバ22Dとは、
便宜的に、この制御部30内に収納されている。15
は、ホームポジション検出器である。なお、従来(図
7)の高価なエンコーダ50は一掃してある。
【0020】かかるドットプリンタ10は、上位機器か
ら印字データが伝送されるとともに、その文字高さHと
論理的行数幅Lとが、印字データとともに上位機器から
設定されまたは操作パネル34により設定入力される。
なお、印字ヘッド20の全ドット数Nは、この実施例の
場合、図2に示す128個とされている。
【0021】ここに、同時印字行数算出手段は、印字ヘ
ッド20の全ドット数N(=128)と文字高さHと論
理的改行幅Lとから文字を一度にかつ同時に印字させる
ことのできる行数を算出する手段で、算出プログラムを
格納させたROM32とCPU31とから形成され図4
のST11で実行される。なお、予め算出された同時印
字行数を記憶させたテーブル方式として、印字すべき文
字高さHと論理的改行幅Lとから当該同時印字行数を抽
出するように形成してもよい。
【0022】例えば、図2に示すように印字解像度が3
00DPIで、論理的改行幅(L)が1/6インチでか
つ文字高さHが40ドットである場合は、論理的改行幅
Lが50ドット(=300/6)となるから、一度で同
時に印字できる副走査(Y)方向の文字数は2段であ
る。つまり、2行分を同時に印字できると算出する。し
たがって、この際の駆動対象は、論理的改行幅(L=5
0)に基づく2行分の100ドット(=50+50)で
あり、その他の28ドット(=128−100)は休止
してよい。
【0023】論理的改行幅(L)と印字文字高さHとを
変えて算出した同時印字可能な行数を図3に例示する。
なお、点線で囲った左側のドット数N(=128)より
文字高さH(200ドット)の方が大きい場合(@)
と、文字高さHが論理的改行幅(L)よりも大きい場合
(*)とは、図2から明らかの通り、高さHの文字を一
度で印字できないので、片方向印字を選択すべきであ
る。また、行数割合は、各論理的行数(L)とした場合
の当該各文字高さHとした場合に、印字ヘッド20の全
ドット数N(=128)を用いて文字を何行分だけ印字
できるかの論理値で参考のために明示してある。図2の
場合(L=50,H=40)は、2.56行分である。
【0024】部分的駆動制御手段は、印字ヘッド20の
全ドット数N(=200)のうち同時印字行数算出手段
(31,32)で算出された各行数の各文字に相当する
ドットのみを部分的に選択駆動して印字データに基づく
印字を実行させる制御手段で、CPU31とROM32
とヘッドドライバ20Dとから形成され、図4のST1
2,ST16で実行される。この際、他のドットは休止
状態とする。すなわち、図2に示す場合は、2行分の1
00ドットを当該印字文字に対応させて選択的に部分駆
動しかつ残りの28ドットは不使用として、往復動印字
する。
【0025】用紙間欠送り制御手段は、算出行数分の同
時印字が終了する(図4のST14のYES,ST18
のYES)ごとに用紙Pを算出行数に対応する幅だけ紙
送り方向つまり副走査(Y)方向へ間欠送りする手段
で、間欠送りプログラムを格納させたROM32とCP
U31とモータドライバ22Dとから形成され、図4の
ST15,ST19で実行される。算出行数に対応する
幅は、論理的改行幅Lとは異なる。詳細は作用の項で説
明する。
【0026】次に、この実施例の作用を説明する。図1
に示すインターフェイス36を介して上位機器から印字
データが伝送される。と同時にまたは操作パネル34の
設定入力操作により、印字文字高さH(例えば、40ド
ット)と論理的改行幅L(例えば、50ドット)とが設
定入力され、RAM33に一時記憶される。印字ヘッド
20の全ドット数N(=128)は、固定値としてRO
M32に格納されている。
【0027】ここに、両方向印字を選択すると、同時印
字行数算出手段(31,32)がH,N,Lを読取り
(図4のST10)、文字を一度にかつ同時に印字する
ことのできる行数を算出する(ST11)。この場合
は、N=128,L=50,H=40であるから、図2
に示す如く、2行分が算出される。
【0028】すると、部分的駆動制御手段(31,3
2,20D)が働き、図2に示す2行分の100(=5
0+50)ドットを駆動対象としかつ印字データに基づ
き選択的かつ部分的に駆動制御して往動印字を行う(図
4のST12)。この際のキャリア11の移動速度モー
ドは図12に示す従来例の場合と同じである。すなわ
ち、往動印字時間Tl2(1.0sec)で、算出され
た2行分の文字を一度にかつ同時に印字することができ
る。
【0029】この往動印字が終了(ST14のYES)
すると、用紙間欠送り制御手段(31,32,22D)
が、モータドライバ22Dに信号を送り用紙送りモータ
22を回転させて、用紙Pを副走査(Y)方向へ算出行
数(2)に対応する幅だけ間欠送りして改行する(ST
15)。この幅は、論理的改行幅L(=50ドット)で
なく2行分(100ドット)である。図12に示す改行
時間Tf(=0.4sec)で行われる。
【0030】すると、部分的駆動制御手段(31,3
2,20D)が再び働き、復動印字を行う(ST1
6)。この場合も、算出された行数(2)の文字が一度
にかつ同時に印字される。キャリア11の移動速度モー
ドは、図12に示す通りであり復動印字時間Tl3も往
動印字時間Tl2と同じ1.0secである。
【0031】この復動印字が終了する(ST18のYE
S)すると、用紙間欠送り制御手段(31,32,22
D)が再び算出行数(2)に対応する幅(100ドッ
ト)だけ用紙PをY方向に送り改行する(ST19)。
【0032】以下、印字データの全てが印字されるまで
繰返される。つまり、ST13,ST17またはST2
0の各YES判別で印字終了となる。
【0033】かくして、主走査(X)方向が例えば32
00ドットで副走査(X1)方向が例えば2400ドッ
トの用紙Pの全面に印字する場合を考えると、往動印字
(ST12)と復動印字(ST16)とはともに算出行
数(2)分の100ドットを駆動対象として実行される
から、3200ドットを印字するには印字ヘッド20
(キャリア11)を32(=3200/100)回だけ
往復移動することになる。つまり、64(=32×2)
行分の文字を32sec(=32×1.0)で印字する
ことができるわけである。
【0034】これに対し、従来例〔図8(A),図9,
図11〕の場合と同じ片方向印字を選択したとすると、
印字ヘッド20の全ドット数(N=128)を駆動対象
として往復印字するのであるから、3200ドットを印
字するには印字ヘッド20を副走査(X1,X2)方向
に25回だけ往復動させればよい。ここに、図11に示
す往動印字時間Tp1と戻りのための復動時間Trはと
もに0.8secであるから、片方向印字時間Tl1は
1.6secである。よって、3200ドットを印字す
るための時間は、40(=25×1.6)secであ
る。
【0035】かくして、上記場合における3200ドッ
ト分の両方向印字は32secでよいから、片方向印字
(40sec)よりも高速となる。しかも、各算出行の
各文字が一度でかつ同時に印字されるから、高価なエン
コーダ50を除去しても、従来の片方向印字の場合と同
様に高精度で印字できること明白である。
【0036】図5に、論理的改行幅(L)〔1/1〜1
/8〕と、文字高さH〔40ドット,30ドット〕との
関係における副走査(Y)方向の3200ドット分の印
字時間を示す。いずれも*を付した片方向印字の40s
ecよりも大幅に時間短縮されている。
【0037】しかして、この実施例によれば、同時印字
行数算出手段(31,32)と,部分的駆動制御手段
(31,32,20D)と,用紙間欠送り制御手段(3
1,32,22D)とを設け、印字ヘッド20の全ドッ
ト20dのうち算出行数分の文字相当ドットのみを駆動
制御して往動中も復動中にも算出された行数分の文字を
一度にかつ同時に両方向印字することができるように構
成されているので、高価なエンコーダ50を一掃しても
従来例の片方向印字の場合と同様に高精度印字ができ、
かつ両方向印字の高速印字に加え複数行の印字が可能で
あるから一層の高速印字ができるとともに、取扱容易か
つ低コストであり全体の小型軽量化も図れる。
【0038】また、この両方向印字の他に従来例〔図8
(A),図9,図11〕の場合と同じ片方向印字が設け
られかついずれの印字運転方式も選択可能とされている
ので、文字を高速かつ高精度で印字したり、イメージデ
ータをより高速で印字したりする印字データの種別との
関係における適用性が広い。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、同時印字行数算出手段
と,部分的駆動制御手段と,用紙間欠送り制御手段とを
設け、印字ヘッドの全ドットのうち算出行数分の文字相
当ドットのみを駆動制御して往動中も復動中にも算出行
数の各文字を一度にかつ同時に両方向印字することがで
きるように構成されているので、高価なエンコーダを設
けなくとも従来例の片方向印字の場合と同様に高精度印
字ができ、かつ両方向印字の高速印字に加え複数行の印
字が可能であるから一層の高速印字ができるとともに、
取扱容易かつ低コストであり全体の小型軽量化も図れ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すブロック図である。
【図2】同じく、全ドット数と論理的改行幅と文字高さ
とから同時印字行数を算出する一例を説明するための図
である。
【図3】同じく、論理的改行幅,文字高さごとの算出同
時印字可能行数を説明するための図である。
【図4】同じく、両方向印字動作を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図5】同じく、両方向印字による印字高速化効果を片
方向印字との比較において説明するための図である。
【図6】従来例を説明するための図である。
【図7】従来例の主に制御部を説明するための図であ
る。
【図8】従来片方向印字動作と従来両方向印字動作とを
比較して説明するための図である。
【図9】従来片方向印字動作を説明するためのフローチ
ャートである。
【図10】従来両方向印字動作を説明するためのフロー
チャートである。
【図11】従来片方向印字の際のキャリア移動速度モー
ドを説明するためのタイミングチャートである。
【図12】従来両方向印字の際のキャリア移動速度モー
ドを説明するためのタイミングチャートである。
【符号の説明】
10 ドットプリンタ 11 キャリア 12 ガイドシャフト 13 プラテン 15 ホームポジション検出器 20 印字ヘッド 20d ドット 20D ヘッドドライバ(部分的駆動制御手段) 21 キャリア移動モータ 21D モータドライバ 22 用紙送りモータ 22D モータドライバ(用紙間欠送り制御手段) 30 制御部 31 CPU(同時印字行数算出手段,部分的駆動制
御手段,用紙間欠送り制御手段) 32 ROM(同時印字行数算出手段,部分的駆動制
御手段,用紙間欠送り制御手段) 33 RAM 34 操作パネル 35 タイマー 36 インターフェース 37 入出力ポート 50 エンコーダ N 全ドット数 L 論理的改行幅 H 印字文字高さ X1,X2 主走査方向 X10,X11 往動 X20 復動 Y 副走査方向(紙送り方向) Tl1 片方向印字の1行分印字時間 Tl2 両方向印字の1行分印字時間

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 往復移動可能なキャリアに紙送り方向に
    沿って直列配設された複数のドットを有する印字ヘッド
    を搭載させ、印字ヘッドのドットを選択的に駆動して用
    紙上へ印字するように形成されたドットプリンタにおい
    て、 前記印字ヘッドの全ドット数と文字高さと論理的改行幅
    とから文字を同時に印字させることができる行数を算出
    する同時印字行数算出手段と,前記印字ヘッドの全ドッ
    トのうち他のドットについては休止させたまま算出され
    た各行数の各文字に相当するドットのみを部分的に選択
    駆動して印字させる部分的駆動制御手段と,算出された
    行数の同時印字が終了するごとに前記用紙を算出行数に
    対応する幅だけ前記紙送り方向へ間欠送りする用紙間欠
    送り制御手段とを設け、前記キャリアの往動中および復
    動中に算出行数分の各文字を一度にかつ同時に印字可能
    に構成としたことを特徴とするドットプリンタ。
JP29489093A 1993-11-25 1993-11-25 ドットプリンタ Pending JPH07144435A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29489093A JPH07144435A (ja) 1993-11-25 1993-11-25 ドットプリンタ

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