JPH07136289A - マティオリブリッジ付プロスタスコープ - Google Patents

マティオリブリッジ付プロスタスコープ

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JPH07136289A
JPH07136289A JP5286974A JP28697493A JPH07136289A JP H07136289 A JPH07136289 A JP H07136289A JP 5286974 A JP5286974 A JP 5286974A JP 28697493 A JP28697493 A JP 28697493A JP H07136289 A JPH07136289 A JP H07136289A
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bridge
laser
tip
telescope
glass fiber
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Mateiori Sutefuano
マティオリ ステファノ
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    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P10/00Technologies related to metal processing
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  • Radiation-Therapy Devices (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】外部から患部や治療箇所を視認して照射治療状
況も時々刻々確認できるとともに各部材を分解可能とし
て保守点検整備を容易とし、反射鏡を交換自在、表面磨
き処理自在なマティオリブリッジ付プロスタスコープを
提供する。 【構成】マティオリブリッジBの軸心に沿ってレーザー
用グラスファイバーとテレスコープDを内挿する一方、
マティオリブリッジBの先端に反射角度調整自在に枢支
した反射鏡2面にレーザー用グラスファイバー3′先端
3a′を直面し、かつテレスコープD斜截先端11aを
レーザー用グラスファイバー3′先端3a′から出射し
たレーザー光αが照射する患部Fが全て一望に視認可能
な少許引下がった位置に反射鏡2に対しレーザー用グラ
スファイバー3′先端3a′を中に挟んで配置し、他方
マティオリブリッジBの先端を基端から軸心に沿って内
挿して外管E先端部下向に開設延在した作用開口4b内
に監視治療自在に臨ませたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主に前立腺肥大症の前
立腺切除手術等の、経尿道的に挿入され膀胱及び尿道の
レーザー治療に供される、マティオリブリッジ(MAT
TIOLIBRIDGE)付プロスタスコープに関す
る。
【0002】
【従来の技術】株式会社南山堂発行の「南山堂 医学大
辞典」によれば、前立腺肥大症とは、男子が加齢すると
ともに前立腺が肥大し、後部尿道,膀胱頚部を圧迫して
排尿障害を来す、頻度の多い病態である。その症状は、
頻尿,尿閉を含む排尿困難が普通であり、膀胱炎、膀胱
拡張、肉柱形成、膀胱結石、膀胱憩室、血尿、小腎症、
***、高血圧、菌血症等を続発し得る。
【0003】その解剖学的所見は、通常、尿道上皮下の
いわゆる内腺の部分に多発性の線維腺腫性の結節を生
じ、このため正常な前立腺組織である外腺は前立腺被膜
へと圧迫されて、いわゆる外科的被膜になってしまうも
のである。その診断は、尿道内視鏡により直接確認を
し、尿道内へカテーテルを挿入することにより残尿、尿
道狭窄の有無を知り得る。
【0004】前立腺肥大症の治療としては内科的治療と
外科的治療があり、内科的治療としては、投薬を主体と
する方法が主であり、外科的治療としては、前立腺摘
(切)除術[以下、単に「前立腺切除術」とする]が主
要なものである。
【0005】前立腺切除術の内、尿道内視鏡と電気メス
を一体に組み合わせたレゼクトスコープ(Resectoscop
e)を用いる経尿道式の術式がある。当該経尿道式は、
手術侵襲が最も軽度であるが、特殊な器具及び技術を要
する。
【0006】レゼクトスコープ(Resectoscope)とは切
除用内視鏡のことで、前立腺や膀胱腫瘍などの組織を切
除するための光学機械であり、その構造は、内視鏡の部
分と先端に取り付けられた電気メスたる切除ループを手
元のところで作動させることのできる本体とが、プラス
チックの外筒に覆われたもので、光源及び切除電流と凝
固電流を受ける差し込み部が取り付けられている。
【0007】そして、灌流液の通る細管が内蔵されてい
るとともに、光源としてグラスファイバーを用いるもの
が増えている。その用法は、目的とする組織の所に灌流
液を流しながら、内視鏡下で確認し、切除ループを動作
させることにより掻き取るように前記組織を切除し、あ
るいは凝固させる。ループの作動部分には、Nesbi
t型のスプリング型バネや、Iglesias型の板状
バネが用いられているものや、挺子を利用したものや、
ナイロンのボールベアリングを用いたものなど種々存在
する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、内科的治療
法としての投薬療法は、有効な薬物も数種開発されては
いるが、薬効が続く間だけ有効で、習慣常用性により免
疫状態となって次第に薬効の効能が弱まって行く、所謂
薬物依存の問題もあり、現在のところ、前立腺肥大症治
療の主流たりえない。
【0009】また、前記従来のレゼクトスコープを用い
た場合、内視鏡を通して患部たる前立腺に直接当てて痛
みの伴う切除手術を行う高度な技術を要し、その際、灌
流液中に飛び散る血液や尿や内分泌液等の付着により内
視鏡が早期に曇って内視鏡の映りが悪くなった段階で他
部分が十分使用に耐えるものでも、各機材が分離不能な
一体構造のため、破棄せざるを得ず、不経済であった。
【0010】以上の観点から、無接触手術の簡易性にお
いて、最近レーザー照射により出血と痛みを伴わずに患
部を迅速に焼結凝固し、瘡蓋状に剥離切除する治療が注
目を浴び、実用化されている。
【0011】この種従来のレーザー照射による治療具と
しては俗に言うレーザーメスがあり、当該レーザーメス
は、図6に示すよう、尿道経管1の先端に反射鏡2を取
付け、尿道経管1に内挿したレーザー導光用グラスファ
イバー3の先端3aを反射鏡2に臨ませ、先端3aから
の出射レーザー光αを反射鏡2で反射して患部に照射す
るものである。図中、aは膀胱、bは前立腺、cは尿
道、dは尿道球膜である。
【0012】ところが、当該治療具は、内視鏡を具備し
ていないので外部からの大体の見当で照射治療を行って
いるため、外部からは照射治療箇所を視認できず、レン
トゲンや超音波を通して事後的に漠然と確かめる他に術
がなく、患部以外の正常な前立腺をも焼結凝固せしめる
こともたびたびあった。
【0013】また、図6に示すよう、その構造は、尿道
経管1、反射鏡2、レーザー導光用グラスファイバー
3、尿道経管1に内蔵された図示しない灌流液給排水管
が分離不能に一体形成されているので、前記レゼクトス
コープ同様、反射鏡2の曇りは、レーザー光の集束に悪
影響を及ぼし乱反射を生起するため、製品寿命は最短寿
命の反射鏡2の1回使用の曇り発生に依存し、高価な1
回限りの使い捨てとならざるを得ず、製品価格が1回の
治療費を上回ってしまい、実用的価値を減殺してしま
う。
【0014】ここにおいて、本発明は、前記従来の欠点
に鑑み、外部から患部や治療箇所を視認して照射治療状
況をも時々刻々確認できるとともに各機材を分解可能と
して保守点検整備を容易とし、特に反射鏡を交換自在、
表面磨き処理自在なマティオリブリッジ付プロスタスコ
ープを提供せんとするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】前記課題の解決は、本発
明が次に列挙する新規な特徴的構成手段を採用すること
により達成される。すなわち、本発明の第1の特徴は、
マティオリブリッジの横脇と基端からそれぞれ軸心に沿
ってレーザー用グラスファイバーとテレスコープを内挿
する一方、前記マティオリブリッジの先端に反射角度調
整自在に枢支した反射鏡面に前記レーザー用グラスファ
イバー先端を直面し、かつ前記テレスコープ先端を、前
記レーザー用グラスファイバー先端から出射したレーザ
ー光が照射する患部が全て一望に視認可能な少許引下が
った位置に前記反射鏡に対し前記レーザー用グラスファ
イバー先端を中に挟んで配置し、他方前記マティオリブ
リッジの先端を基端から軸心に沿って内挿して外管先端
部片側に開設延在した作用開口内に監視治療自在に臨ま
せてなるマティオリブリッジ付プロスタスコープであ
る。
【0016】本発明の第2の特徴は、前記第1の特徴に
おける外管が、活栓を介設した洗水,排水及び処置具等
挿通短管を両側に内部と連通自在に張出し突設するマテ
ィオリブリッジ挿嵌固定筒体を基端に固設した尿道経管
部の反り上り先端部下側に沿って作用開口を切欠延在し
てなるマティオリブリッジ付プロスタスコープである。
【0017】本発明の第3の特徴は、前記第2の特徴に
おけるマティオリブリッジが、マティオリブリッジ管体
部中間部に前部を外管のマティオリブリッジ挿嵌固定筒
体に抜挿自在にかつ固定自在に形成するとともにフラン
ジ後端にレーザー用グラスファイバー挿入ガイド管を分
岐突出する一方、先端反射鏡の操作線を連結して当該反
射鏡の反射角を制御する回転抓みを付設したテレスコー
プ嵌挿固定筒体を前記マティオリブリッジ管体部の基端
に固設してなるマティオリブリッジ付プロスタスコープ
である。
【0018】本発明の第4の特徴は、前記第1,第2又
は第3の特徴における反射鏡が、表面を金メッキ鏡面仕
上げ処理するとともに、マティオリブリッジ先端に取外
し自在に嵌合又は螺合取付けてなるマティオリブリッジ
付プロスタスコープである。
【0019】本発明の第5の特徴は、前記第1,第2,
第3又は第4の特徴におけるテレスコープが、接眼ロー
トを後端に連設しかつ外周一側に光導入部を突設した接
続筒のテレスコープ管体部基端を嵌通結合する前端をマ
ティオリブリッジのテレスコープ嵌挿固定筒体に抜挿自
在かつ固定自在に形成してなるマティオリブリッジ付プ
ロスタスコープである。
【0020】本発明の第6の特徴は、前記第1,第2,
第3,第4又は第5の特徴における外管が、内挿したマ
ンドリンのロッド先端に固設した填塞片が装填自在な内
部形状の作用開口にかつ前記ロッド後端に固設するとと
もに握持部を連続後設した封栓が閉嵌自在な内部形状の
マティオリブリッジ挿嵌固定筒体にそれぞれ形成してな
るマティオリブリッジ付プロスタスコープである。
【0021】
【作用】本発明は、前記のような手段を採用するので、
従来例のレーザーメスのような一体構成ではないから、
反射鏡面が曇った際には、随時内部のマティオリブリッ
ジ部分を抜去して、反射鏡面を磨くか交換して再度挿入
固定することが可能である。また、一部分に劣化した部
材があれば、その部材の存在する部位だけ交換すればよ
い。
【0022】
【実施例】本発明の実施例を図面につき説明する。図1
(a)は本実施例のマティオリブリッジ付プロスタスコ
ープの側面図,図1(b)は先端の外管を除去した部分
拡大図、図2(a)は外管の正面図,図2(b)は外管
の中間省略側面図、図3は体内挿入時外管にセットして
外管先端開口部を塞ぐマンドリンの中間省略側面図、図
4(a)はロッドレンズテレスコープの中間省略外観側
面図,図4(b)はロッドレンズテレスコープの中間省
略断面図、図5(a)はマティオリブリッジの中間省略
平面図、図5(b)はマティオリブリッジの中間省略側
面図である。
【0023】図中、Aは本実施例のマティオリブリッジ
付プロスタスコープ、Bはマティオリブリッジ、Cはグ
ラスファイバーにより治療用レーザー光を導くレーザー
用グラスファイバーを内部に挿通するレーザー用グラス
ファイバー挿入ガイド管、DはマティオリブリッジB内
部に挿通されるロッドレンズテレスコープ、Eは外管、
Fは患部、Gはマンドリンである。
【0024】3′はグラスファイバーにより治療用レー
ザー光を導くレーザー用グラスファイバー、4は尿道内
に挿入する尿道経管部、4aは反り上り先端部、4bは
反り上り先端部4a下側に沿って切欠開設した下向作用
開口、5はマティオリブリッジBを嵌口5aから内挿固
定するマティオリブリッジ挿嵌固定筒体、6,6′は洗
水や排水及び処置具等挿通短管、7,7′は灌流液の注
排水及び処置具等の挿通用コックである活栓、7a,7
a′は開閉抓み、8は尿道内挿入時外管Eにセットして
外管Eの先端の作用開口4bを塞ぐ填塞片、9はマンド
リンGの把持部9aを連続後設し前端部9bを嵌口5a
に内嵌自在な封栓、10は外管E内に挿通されるマンド
リンGのロッドである。
【0025】11は内部にレンズ及び診察用の導光用グ
ラスファイバー3″が内蔵されているロッドレンズテレ
スコープDのテレスコープ管体部、11aは斜截先端、
12は診察用の導光用グラスファイバー3″を接続する
光導入部12aを上側に突立しかつロッドレンズテレス
コープDのテレスコープ管体部11基端を口金12cを
介して前端12bに嵌通結合する接続筒である。
【0026】13は接眼用アイピースである接眼ロー
ト、14はレンズ、14′は接眼レンズ、14″は対物
レンズ、15はプリズム、16は外管Eに内挿する内挿
管体部16aとロッドレンズテレスコープDに外挿する
外挿管体部16bとを前部17aが嵌口5aに閉嵌自在
な中継封栓17を介して一貫連接したマティオリブリッ
ジ管体部、17bは後端面上側傾斜面17b′からレー
ザー用グラスファイバー挿入ガイド管Cを分岐突出した
中継封栓17のフランジである。
【0027】18はロッドレンズテレスコープDのテレ
スコープ管体部11を内挿し先端を斜截開口18aした
鞘管、19は鞘管18の背部全長に沿って延在し先端1
9aを延長突出したレーザー用グラスファイバー3′と
反射鏡2操作線(図示せず)を内通するオペ管、20は
下側に切開溝19bを下向開設したオペ管19先端19
aに取り外し自在に嵌合又は螺合突出し操作線端を結合
した反射鏡2を反射角調整自在に枢支する反射鏡枢支取
付片、21は表面金メッキ鏡面仕上げ処理の反射鏡2を
操作線(図示せず)を介して手元で操作する回転抓み、
22は外挿管体部16b基端に固着し嵌口22a内にロ
ッドレンズテレスコープDの接続筒12前端12bを内
嵌固定するテレスコープ挿嵌固定筒体、23はテレスコ
ープ挿嵌固定筒体22の上側に直交した軸受管で結合す
る操作線端を巻き取り繰り出し自在として可逆転設定自
在なドラム軸24を貫通し両端に回転抓み21を取り付
けてある。
【0028】ロッドレンズテレスコープDのテレスコー
プ管体部11先端11aは斜めにカットされており、プ
リズム15となって、視野角βを確保し、その中で治療
視野領域γが確保される。マンドリンGは、治療開始時
に尿道等が閉鎖されている際に使用されたり、治療を開
始してから反射鏡2が曇ったりした時に一度マティオリ
ブリッジBを抜去する際に治療領域に外管Eの作用開口
4bを固定しておくためのものである。
【0029】また、マティオリブリッジBのマティオリ
ブリッジ管体部16のオペ管19内部には図示しない操
作線が内通されており、治療時には手元の回転抓み21
で当該操作線をドラム軸24に巻き取り又は繰り出させ
ることにより先端の作用開口4bに位置する反射鏡2を
揺動操作し反射角を調整することが可能となる。
【0030】本実施例の仕様は前記のような具体的実施
態様を呈するが、次にその前立腺肥大症治療における操
作につき説明する。まず、前もって尿道閉鎖がないかど
うか、患者に対し、各種診断や問診により確認する。も
し、尿道閉鎖があれば、前記したように外管Eにマンド
リンGを挿入して固定して、マンドリンGの先端部填塞
片8及び外管Eの尿道経管部4外表面にキシロカインゼ
リーを塗布した後に尿道へ挿入し、尿道閉鎖を解除す
る。なお、挿入される機器へのキシロカインゼリーの塗
布は、以後の手順においても行われるものとする。
【0031】次に、ロッドレンズテレスコープDをマテ
ィオリブリッジBの内部へ挿入して図1(b)に示すよ
う反射鏡2面にレーザー用グラスファイバー3′先端3
a′を直面し、かつロッドレンズテレスコープDのテレ
スコープ管体部11斜截先端11aを、レーザー用グラ
スファイバー3′先端3a′から出射したレーザー光α
が照射する患部Fが全て一望に視認可能な少許引き下が
った位置に反射鏡2に対し、レーザー用グラスファイバ
ー3′先端3a′を中に挟んで配置セットし、接続筒1
2前端12bをテレスコープ挿嵌固定筒体22の嵌口2
2aへ閉嵌固定する。
【0032】そして、ロッドレンズテレスコープDを挿
嵌したマティオリブリッジBを外管Eへ挿入して、反射
鏡2と先端3a′と斜截先端11aが作用開口4bに臨
む向きに設定し中継封栓17の前部17aをマティオリ
ブリッジ挿嵌固定部5嵌口5aへ閉嵌固定する。これ
で、マティオリブリッジ付プロスタスコープAが組み上
がる。なお、病態によっては事前に本実施例Aを組み上
げた上で尿道cに外管Eの尿道経管部4を挿入してもよ
い。
【0033】次に、組み上がったマティオリブリッジ付
プロスタスコープAを尿道c口から挿入し、ロッドレン
ズテレスコープDで確認しながら、前立腺が肥大してい
る患部Fへ作用開口4bの開口した先端部を到達させ
る。そして,反射鏡2面を回転抓み21により操作しな
がら所望の治療視野領域γを見つける。
【0034】次に、操作抓み7a,7a′を操作して活
栓7,7′を開栓し、短管6,6′から灌流液を前立腺
bに囲繞された尿道c中に循環させながら、レーザー用
グラスファイバー挿入ガイド管Cから挿入したレーザー
用グラスファイバー3′の先端3a′からの出射レーザ
ー光αによるレーザー照射治療を開始する。治療中は、
回転抓み21を回転操作して反射鏡2の反射角を調整し
ながらレーザー治療点を患部Fに亙って移動する。
【0035】照射治療の途中で反射鏡2面が曇った際に
は、マティオリブリッジ挿嵌固定部5の嵌口5aと中継
封栓17前部17aとの閉嵌固定を解除し、当該マティ
オリブリッジ挿嵌固定部5に固定されているマティオリ
ブリッジBを抜去し、替わってマンドリンGを挿入して
マティオリブリッジ挿嵌固定部5の嵌口5aに封栓9の
前端部9bを閉嵌固定し、尿道c内の外管Eの作用開口
4b位置を患部Fに固定し、反射鏡2面を磨くか取り換
えた後、再びマンドリンGに代えてマティオリブリッジ
Bを挿入する。
【0034】患部Fにおけるレーザー照射治療の効果
を、治療視野領域γ内を確認できるロッドレンズテレス
コープDで確認する。その後、マティオリブリッジ付プ
ロスタスコープAを尿道cから抜去し、レーザー照射治
療を終了する。
【0035】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、レーザー
照射時には、ファイバースコープにより視認可能である
ので、照射治療部位を間違えたりすることがない等優れ
た安全性を発揮する。また、簡易に分解組立自在なた
め、従来のレーザーメスと相違して、反射鏡が曇ったの
みでプロスタスコープを廃棄することをせずに、反射鏡
を磨くか又は交換しての再度の使用が可能であり、しか
も使用不能な部材のみを補修出来るので、長期使用に充
分耐え非常に経済的である等優れた有用性、経済性、至
便性を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の実施例を示すマティオリブリ
ッジ付プロスタスコープの側面図,(b)は先端の外管
を除去した部分拡大図である。
【図2】本発明の実施例における、(a)は外管の背面
図、(b)は外管の中間省略側面図である。
【図3】同上、体内挿入時外管にセットして外管先端開
口部を填塞片で塞ぐマンドリンの中間省略側面図であ
る。
【図4】同上、(a)はロッドレンズテレスコープの中
間省略外観側面図、(b)はロッドレンズテレスコープ
の中間省略断面図である。
【図5】同上、(a)はマティオリブリッジの中間省略
平面図、(b)はマティオリブリッジの中間省略側面図
である。
【図6】従来から前立腺肥大症の外科的療法に用いられ
ている、レーザーメスの治療の様子を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
α…出射レーザー光 A…マティオリブリッジ付プロスタスコープ B…マティオリブリッジ C…レーザー用グラスファイバー挿入ガイド管 D…ロッドレンズテレスコープ E…外管 F…患部 G…マンドリン a…膀胱 b…前立腺 c…尿道 d…尿道球膜 1…尿道経管 2…反射鏡 3…レーザー導光用グラスファイバー 3′…レーザー用グラスファイバー 3″…導光用グラスファイバー 3a,3a′…先端 4…尿道経管部 5…マティオリブリッジ挿嵌固定部 5a…嵌口 6,6′…短管 7,7′…活栓 7a,7a′…開閉抓み 8…填塞片 9…封栓 9a…把持部 9b…前端部 10…ロッド 11…テレスコープ管体部 11a…斜截先端 12…接続筒 12a…光導入部 12b…前端 13…接眼ロート 14…レンズ 14′…接眼レンズ 14″…対物レンズ 15…プリズム 16…マティオリブリッジ管体部 16a…内挿管体部 16b…外挿嵌体部 17…中継封栓 17a…前部 17b…フランジ 17b′…傾斜面 18…鞘管 19…オペ管 19b′…傾斜面 20…反射鏡枢支取付片 21…回転抓み 22…テレスコープ挿嵌固定筒体 22a…嵌口 23…軸受管 24…ドラム軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61B 17/36 350

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】マティオリブリッジの横脇と基端からそれ
    ぞれ軸心に沿ってレーザー用グラスファイバーとテレス
    コープを内挿する一方、前記マティオリブリッジの先端
    に反射角度調整自在に枢支した反射鏡面に前記レーザー
    用グラスファイバー先端を直面し、かつ前記テレスコー
    プ先端を、前記レーザー用グラスファイバー先端から出
    射したレーザー光が照射する患部が全て一望に視認可能
    な少許引下がった位置に前記反射鏡に対し前記レーザー
    用グラスファイバー先端を中に挟んで配置し、他方前記
    マティオリブリッジの先端を基端から軸心に沿って内挿
    して外管先端部片側に開設延在した作用開口内に監視治
    療自在に臨ませたことを特徴とするマティオリブリッジ
    付プロスタスコープ。
  2. 【請求項2】外管は、活栓を介設した洗水,排水及び処
    置具等挿通短管を両側に内部と連通自在に張出し突設す
    るマティオリブリッジ挿嵌固定筒体を基端に固設した尿
    道経管部の反り上り先端部下側に沿って作用開口を切欠
    延在することを特徴とする請求項1記載のマティオリブ
    リッジ付プロスタスコープ。
  3. 【請求項3】マティオリブリッジは、マティオリブリッ
    ジ管体部中間部に前部を外管のマティオリブリッジ挿嵌
    固定筒体に抜挿自在にかつ固定自在に形成するとともに
    フランジ後端にレーザー用グラスファイバー挿入ガイド
    管を分岐突出する一方、先端反射鏡の操作線を連結して
    当該反射鏡の反射角を制御する回転抓みを付設したテレ
    スコープ嵌挿固定筒体を前記マティオリブリッジ管体部
    の基端に固設することを特徴とする請求項2記載のマテ
    ィオリブリッジ付プロスタスコープ。
  4. 【請求項4】反射鏡は、表面を金メッキ鏡面仕上げ処理
    するとともに、マティオリブリッジ先端に取外し自在に
    嵌合又は螺合取付けることを特徴とする請求項1,2又
    は3記載のマティオリブリッジ付プロスタスコープ。
  5. 【請求項5】テレスコープは、接眼ロートを後端に連設
    しかつ外周一側に光導入部を突設した接続筒のテレスコ
    ープ管体部基端を嵌通結合する前端をマティオリブリッ
    ジのテレスコープ嵌挿固定筒体に抜挿自在かつ固定自在
    に形成することを特徴とする請求項1,2,3又は4記
    載のマティオリブリッジ付プロスタスコープ。
  6. 【請求項6】外管は、内挿したマンドリンのロッド先端
    に固設した填塞片が装填自在な内部形状の作用開口にか
    つ前記ロッド後端に固設するとともに握持部を連続後設
    した封栓が閉嵌自在な内部形状のマティオリブリッジ挿
    嵌固定筒体にそれぞれ形成することを特徴とする請求項
    1,2,3,4又は5記載のマティオリブリッジ付プロ
    スタスコープ。
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