JPH0713475A - ホログラムの製造方法 - Google Patents

ホログラムの製造方法

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JPH0713475A
JPH0713475A JP15924093A JP15924093A JPH0713475A JP H0713475 A JPH0713475 A JP H0713475A JP 15924093 A JP15924093 A JP 15924093A JP 15924093 A JP15924093 A JP 15924093A JP H0713475 A JPH0713475 A JP H0713475A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
hologram
lens array
lens
small lenses
Prior art date
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Pending
Application number
JP15924093A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazutoshi Koie
和俊 鯉江
Yoshikatsu Ichikawa
吉克 市川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0713475A publication Critical patent/JPH0713475A/ja
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  • Diffracting Gratings Or Hologram Optical Elements (AREA)
  • Holo Graphy (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】多数の小レンズを平板状に集合・配置したレン
ズアレイを、ノイズなしに良好に記録することができる
ホログラムの製造方法を提供する。 【構成】このホログラムの製造方法は、多数の小レンズ
を平板状に集合・配置したレンズアレイ5を通過した光
を、物体光としてホログラム記録材料1に入射させ、反
対側から参照光をホログラム記録材料1に入射させて露
光する。レンズアレイ5の各小レンズの一部に遮光膜を
付して小レンズの一部をマスクし、小レンズを通過した
光と他の小レンズを通過した光との重なり部分が生じな
いように露光する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レンズアレイを記録す
るホログラムの製造方法に関し、そのホログラムは、例
えば自動車のハイマウント式ストップランプ等に使用さ
れる。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車のハイマウント式ストップ
ランプに使用されるホログラムにおいて、多数の小レン
ズを平板状に集合・配置したレンズアレイを記録して製
造されるホログラムの製造技術が、特開平4−2283
2号公報等により提案されている。
【0003】このホログラムは、透明基板上に形成した
ホログラム記録材料の表面と裏面にプリズムを重ね合せ
て配置し、その裏面側に、多数の小レンズを平板状に集
合・配置してなるレンズアレイを配置し、光源から出射
された単波長のレーザ光を、ビームスプリッター等によ
り参照光と物体光に分離し、参照光をプリズムを介して
表面側からホログラム記録材料に入射させ、物体光をレ
ンズアレイを通してホログラム記録材料に入射させるよ
うに、一定時間露光して製作されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような多
数の小レンズを集合・配置したレンズアレイをホログラ
ムに記録する際、露光時に、各小レンズを通過し屈折し
た物体光がホログラム記録材料に入射するが、小レンズ
を通過して屈折した光が他の小レンズを通して屈折した
光と重なり、その重なり部分がホログラム記録材料に入
射し、それがノイズとして記録されてしまう問題があっ
た。
【0005】このため、レンズアレイを良好にホログラ
ムに記録することができず、このようなホログラムをハ
イマウント式ストップランプに使用した場合、太陽光な
どの外乱光がホログラムに特定の角度で入射した際、運
転者にグレアを与える等の問題があった。
【0006】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
で、多数の小レンズを平板状に集合・配置したレンズア
レイを、ノイズなしに良好に記録することができるホロ
グラムの製造方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のホログラムの製造方法は、多数の小レンズ
を平板状に集合・配置したレンズアレイを通過した光
を、物体光としてホログラム記録材料に入射させ、反対
側から参照光をホログラム記録材料に入射させて露光す
るホログラムの製造方法において、レンズアレイの各小
レンズの一部に遮光膜を付して小レンズの一部をマスク
し、小レンズを通過した光と他の小レンズを通過した光
との重なり部分が生じないように露光する構成とした。
【0008】
【作用・効果】このようなホログラムの製造方法では、
ホログラム記録材料に対し、レンズアレイを通過した物
体光を一方から入射させ、その反対側から参照光をホロ
グラム記録材料に入射させて露光する。
【0009】このような露光時、レンズアレイの各小レ
ンズの一部に遮光膜を付して小レンズの一部がマスクさ
れているため、小レンズを通過した光と他の小レンズを
通過した光との重なり部分が生じず、良好に露光が行わ
れる。このため、このため、重合光や散乱光等のノイズ
がホログラムに記録されることは防止され、レンズアレ
イの各小レンズのみが良好にホログラム記録材料に記録
される。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0011】図1は、自動車用のハイマウント式ストッ
プランプに使用するホログラムの露光用光学系の概略図
を示している。1はホログラム記録材料であり、ソーダ
ガラス等の透明基板2の表面に、例えば重クロム酸ゼラ
チンを約25μmの厚さに付着して形成される。さら
に、ホログラム記録材料1と透明基板2を両側から挟む
ように、入射角調整用のプリズム3とプリズム4が屈折
率調整液を介して重ね合せられる。
【0012】プリズム4側には、ホログラムに記録され
るレンズアレイ5が、空間をあけてプリズム4の入射面
と平行に配置される。レンズアレイ5は、図2、図3、
図4に示すように、透明基板5a上に多数の小レンズ
(円筒状凸レンズ)5bを縦横に並べて配置した形状に
形成され、透明基板5a上の小レンズを除く表面と小レ
ンズ5bの外周部が遮光膜5cによってマスクされる。
また、小レンズ5bの上面の一部も遮光膜5dによって
マスクされている。この小レンズ5b上の遮光膜5d
は、後述の物体光がレンズアレイ5に入射する際、その
入射光がレンズアレイの平面に対し傾斜する側の一部上
面に設けられる。
【0013】この遮光膜5c,5dは、黒色塗料、合成
樹脂被膜、蒸着膜等により形成されるが、この遮光膜5
cによって、各小レンズ5bを通過した物体光のみがホ
ログラム記録材料1に入射し、遮光膜5dによって、小
レンズ5bを通過した物体光が隣接した他の小レンズ5
bを通過した物体光と重なることを防止する。
【0014】図1において、6は特定の単波長(例えば
赤色単色光)のレーザ光を放出する光源、7は光源6の
前に配置されたハーフミラー、8,9,10はミラー、
11,12は対物レンズ、13,14は平行光を形成す
るためのレンズである。
【0015】このホログラム露光用の光学系は、光源6
から放出されたレーザ光が、ハーフミラー7で一部が反
射され、一部が通過し、反射光はミラー8とミラー9で
反射され、対物レンズ11とレンズ13を通って平行光
となり、物体光としてレンズアレイ5に入射し、一方、
ハーフミラー7を通過した光が、ミラー10で反射さ
れ、対物レンズ12とレンズ14を通って平行光とな
り、参照光としてプリズム3に入射するように構成され
る。
【0016】また、露光時の物体光と参照光(レーザ
光)の波長、物体光と参照光のホログラム記録材料への
入射角(プリズム3とプリズム4の角度)は、製作され
るホログラムが、ストップランプにおいて使用される再
生時、特定波長(赤色)の再生光を特定の出射角度で出
射する回折特性を有するように、所定の演算式により決
定される。
【0017】上記のような光学系を使用しての露光時、
光源6から放射されたレーザ光は、ハーフミラー7で一
部が反射され、さらにミラー8、ミラー9で反射され、
対物レンズ11、レンズ13を通り、平行光となり、物
体光としてレンズアレイ5に照射され、そこを通過した
物体光が、プリズム4によって決定された所定の入射角
でホログラム記録材料1に入射する。
【0018】一方、ハーフミラー7を通過したレーザ光
は、ミラー10で反射され、対物レンズ12、レンズ1
4を通り、平行光となり、参照光としてプリズム3に入
射され、そこを通過した参照光が、プリズム3によって
決定された所定の入射角でホログラム記録材料1に入射
する。2系統のレーザ光がホログラム記録材料上で干渉
することにより干渉縞が生じ、レンズアレイ5が干渉縞
としてホログラム記録材料1中に記録される。
【0019】このような露光時、上記のようにレンズア
レイ5には、小レンズ5b以外の部分に遮光膜5cが設
けられ、また各小レンズ5bにおける入射光がレンズア
レイの平面に対し傾斜する側の一部上面に、遮光膜5d
が設けられるため、図4に示すように、小レンズ5bを
通過した物体光が隣接した他の小レンズ5bを通過した
物体光と重なることはない。このため、重合光や散乱光
等のノイズが記録されることは防止され、レンズアレイ
5の各小レンズ5bのみが良好にホログラム記録材料1
に記録される。
【0020】しかし、仮に、上記のような遮光膜が付さ
れていないレンズアレイ50を使用して露光した場合、
図5に示すように、レンズアレイ50の小レンズを通過
した物体光が、隣接した他の小レンズを通過した物体光
と、ホログラム記録材料1上で重なり合う結果となり、
このため、重なり合った部分がノイズとしてホログラム
に記録されてしまう。
【0021】前記のように露光された後のホログラム記
録材料1は、所定の現像・定着処理を施した後、高温乾
燥され、シール処理されて、反射型のリップマンホログ
ラムが完成する。
【0022】製作されたホログラム20は、図6に示す
ように、自動車のリヤウインドウガラス21の内部に封
入され或は内側に接着される。さらに、リヤウインドウ
ガラス21の下部には三角プリズム22がその一方の垂
直面を接着して固定され、三角プリズム22の傾斜面に
は、光源23が、フィルター24を介して赤色光を、三
角プリズム22を通してリヤウインドウガラス21内に
入射させるように取付けられる。
【0023】このように構成されたハイマウント式スト
ップランプは、ブレーキ操作が行われ、光源23が点灯
すると、光源23から放出されフィルター24を通過し
た赤色光が、三角プリズム22を通って、リヤウインド
ウガラス21に入り、ガラス内で全反射を繰り返しなが
ら上方に進み、ホログラム20に達する。
【0024】ホログラム20では、特定の入射角で入射
した特定波長(赤色)の光のみが回折・反射され、自動
車の後方に赤色光が放射される。しかし、ホログラム2
0は特定の入射角で入射した特定波長(赤色)の光のみ
を回折・反射し、外界からの自然光はホログラム20を
透過するため、運転者の後方視界を妨げることはない。
また、ホログラム20には、レンズアレイ5の各小レン
ズ5aが良好な状態でノイズを含まずに記録されるた
め、太陽光が上方からホログラム20に入射したような
場合でも、運転者にグレアを生じさせることはない。
【0025】なお、上記実施例では、レンズアレイとし
て、透明基板上に多数の円筒状凸レンズの小レンズを縦
横に並べて配置したものを使用したが、図7に示すよう
に、矩形筒状凸レンズの小レンズ25bを透明基板上
に、縦横に配置したレンズアレイ25でもよく、また、
図8に示すように、円筒状凸レンズの小レンズ35bを
透明基板上に、交互に密着して配置したレンズアレ35
でもよく、それらの小レンズ25b,35bには、遮光
膜25d,35dを上記レンズアレイ5と同様に各レン
ズの上側縁部に付しておく。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す露光時の光学系の概略
説明図である。
【図2】レンズアレイの正面図である
【図3】レンズアレイの側面図である。
【図4】露光時の物体光の状態を示す拡大説明図であ
る。
【図5】レンズアレイに遮光膜を設けずに露光した場合
の拡大説明図である。
【図6】ホログラムを使用したハイマウント式ストップ
ランプの断面図である。
【図7】他の実施例のレンズアレイの正面図である。
【図8】他の実施例のレンズアレイの正面図である。
【符号の説明】
1−ホログラム記録材料、 5−レンズアレイ、 5b−小レンズ、 5d−遮光膜。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の小レンズを平板状に集合・配置し
    たレンズアレイを通過した光を、物体光としてホログラ
    ム記録材料に入射させ、反対側から参照光を該ホログラ
    ム記録材料に入射させて露光するホログラムの製造方法
    において、 前記レンズアレイの各小レンズの一部に遮光膜を付して
    該小レンズの一部をマスクし、該小レンズを通過した光
    と他の小レンズを通過した光との重なり部分が生じない
    ように露光することを特徴とするホログラムの製造方
    法。
JP15924093A 1993-06-29 1993-06-29 ホログラムの製造方法 Pending JPH0713475A (ja)

Priority Applications (1)

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JP15924093A JPH0713475A (ja) 1993-06-29 1993-06-29 ホログラムの製造方法

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JP15924093A JPH0713475A (ja) 1993-06-29 1993-06-29 ホログラムの製造方法

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JP15924093A Pending JPH0713475A (ja) 1993-06-29 1993-06-29 ホログラムの製造方法

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JP (1) JPH0713475A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999024852A1 (fr) * 1997-10-16 1999-05-20 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Dispositif de separation de la polarisation d'elements d'hologramme, dispositif d'eclairage par polarisation et affichage d'image
WO2000075732A1 (fr) * 1999-06-09 2000-12-14 Asahi Glass Company, Limited Etiquette holographique et procede de fabrication correspondant
CN103488035A (zh) * 2013-08-30 2014-01-01 浙江大学 一种全息定向散射屏及其制作方法和装置
JP2022530159A (ja) * 2019-09-27 2022-06-27 エルジー・ケム・リミテッド ディスプレイレンズの製造装置、方法およびこれにより製造されたディスプレイレンズを含む頭部装着型ディスプレイ装置の製造方法

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