JPH07131636A - 特定画像検出方法及び特定画像複製防止装置 - Google Patents

特定画像検出方法及び特定画像複製防止装置

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JPH07131636A
JPH07131636A JP5271411A JP27141193A JPH07131636A JP H07131636 A JPH07131636 A JP H07131636A JP 5271411 A JP5271411 A JP 5271411A JP 27141193 A JP27141193 A JP 27141193A JP H07131636 A JPH07131636 A JP H07131636A
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JP5271411A
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Hideaki Yamagata
秀明 山形
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 特定画像を精度よく検出する。紙幣等の特定
画像を検出し、その画像データを加工することによっ
て、カラーコピー機等を悪用した紙幣等の偽造を防止す
る。 【構成】 装置100からの入力画像の各画素のR色度
をブロック102で算出する。ブロック104で、R色
度データをもとに特定画像の候補となる小領域を抽出
し、この小領域に関してブロック106でR色度ヒスト
グラムを作成する。作成したR色度ヒストグラムと辞書
109に格納された特定画像のR色度ヒストグラムとの
マッチングをブロック108で行ない、特定画像の検出
判定を行なう。特定画像が検出された場合、入力画像の
RGBデータはブロック500で変換されて出力される
が、検出されない場合はそのまま出力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カラースキャナ等によ
り入力されたカラー画像中の特定の画像を検出する技
術、及び、カラーコピー機等を悪用した紙幣等の偽造を
防止する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】画像認識の分野に限らず、画像データベ
ース、カラーコピー機、カラープリンタといった画像を
扱う機器の分野においても、しばしば特定の画像を検出
する必要がある。
【0003】例えば、近年のカラーコピー機やカラース
キャナ、カラープリンタ等の機器の飛躍的な性能向上に
より、それを悪用した紙幣や有価証券等の偽造の防止策
を講じる必要性が高まっているが、その実現のために
は、紙幣等の特定画像を検出する必要がある。
【0004】従来、カラーの特定画像を検出する場合、
特開平4−207465号公報に示されているような、
色空間上での広がり(同公報の第4図及び第5図の斜線
部分)の一致度を用いる方法等が用いられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記方法のよ
うに、検出に必要な色情報が存在するか否かのみを問題
とし、色の存在する位置の情報を全く考慮しない方法で
は、検出しようとしている特定画像と似た色合いの画像
が入力された場合に、これを特定画像として誤検出する
危険性が高い。
【0006】また、上記方法では、特定画像の辞書が示
す色空間の広がりのみを特徴として検出処理を行なうた
め(色空間上での重なりがどの程度一致するかで、類似
度を定めている)、色空間中での広がりが同じ画像であ
ると、その内部での色の分布が特定画像と異なっても、
特定画像として誤検出してしまう。
【0007】本発明の目的は、色空間中での広がりが重
なる画像と特定画像とを識別し、特定画像を精度よく検
出するための方法を提供することにある。
【0008】本発明のもう一つの目的は、色空間中での
広がりが近い複数の特定画像をも精度よく検出する方法
を提供することにある。
【0009】本発明の他の目的は、カラースキャナやカ
ラーコピー機を悪用した紙幣等の偽造を防止するための
装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、色情
報を用いて入力画像中の特定画像を検出する場合に、入
力画像を小領域に分割し、各小領域毎に特定画像が含ま
れている可能性があるか否かを判定し、可能性があると
判定された小領域から色情報を抽出し、抽出された色情
報を特定画像の検出判定に用いることを特徴とするもの
である。
【0011】請求項2の発明は、請求項1の発明の方法
において、小領域毎に色情報の最大値と最小値の差を算
出し、この差とあるしきい値との大小関係に基づき、特
定画像が含まれている可能性の有無を判定することを特
徴とするものである。
【0012】請求項3の発明は、請求項2の発明の方法
において、しきい値、及び、色情報の最大値と最小値と
の差が該しきい値以上、しきい値以下のいずれの場合に
特定画像が含まれている可能性があると判定すべきか
を、検出対象である特定画像に関連付けて制御すること
を特徴とするものである。
【0013】請求項4の発明は、請求項3の発明の方法
において、しきい値の情報、及び、色情報の最大値と最
小値との差が該しきい値以上、しきい値以下のいずれの
場合に特定画像が含まれている可能性があると判定すべ
きかを指定する情報を、検出の対象である各特定画像毎
に用意することを特徴とするものである。
【0014】請求項5の発明は、請求項3の発明の方法
において、検出対象の特定画像をグループ化し、各グル
ープ毎に、しきい値の情報、及び、色情報の最大値と最
小値との差が該しきい値以上、しきい値以下のいずれの
場合に特定画像が含まれている可能性があると判定すべ
きかを指定する情報を用意することを特徴とするもので
ある。
【0015】請求項6の発明は、請求項1の発明の方法
において、小領域毎に、特定画像中に含まれない色情報
が存在するか否かを確認し、その色情報が存在しない小
領域を、特定画像が含まれている可能性があると判定す
ることを特徴とするものである。
【0016】請求項7の発明は、紙幣等の特定画像の複
製を防止する装置であって、請求項1乃至6のいずれか
1項の発明の方法によって、入力画像に対して複写を禁
止された紙幣等の特定画像の検出処理を行なう手段と、
該手段によって特定画像が検出された場合に入力画像の
データを加工してから出力する手段とを具備することを
特徴とするものである。
【0017】
【作用】色の分布を用いて特定画像の検出を行なう場
合、特定画像でない部分の色情報は検出処理に悪影響を
及ぼす。
【0018】請求項1乃至6の発明の方法によれば、検
出しようとする特定画像である可能性のある領域の色情
報だけを抽出して、特定画像の検出に利用する。すなわ
ち本発明によれば、色情報の存在する位置の情報をも考
慮して抽出した色情報を特定画像の検出に利用する。し
たがって、上記の如き余分な色情報による悪影響を排除
し、特定画像と色合いの類似した画像や、色空間上での
広がりが類似していて内部の色分布が特定画像とは異な
る画像を、特定画像と峻別し、精度よく特定画像を検出
することができる。
【0019】小領域内の色情報の最大値と最小値の差の
分布は、後記実施例において具体的に示すように、ベタ
部分の多い画像では小さい側に偏っており、逆に細かい
テスクチャの多い特定画像では大きい側に偏っていると
いうように、画像の性質によって相当に異なる。したが
って、請求項2乃至5各項の発明によれば、検出しよう
とする特定画像の性質に応じて、色情報の最大値と最小
値の差に関するしきい値と、その大小関係による判定条
件を適切に制御することによって、特定画像が含まれて
いる可能性の有る小領域を精度よく判定することがで
き、結果として特定画像の検出精度を上げることができ
る。
【0020】特に、請求項4の発明によれば、個々の特
定画像毎に、上記制御のための情報を保有するので、性
質の異なる様々な特定画像について、その領域を高精度
に抽出して、各特定画像を精度よく検出できる。
【0021】一方、請求項5の発明によれば、特定画像
の含まれている可能性のある領域の抽出条件が類似した
2つ以上の特定画像を1つのグループとし、その領域抽
出の条件を制御するための情報を共通化することによっ
て、その情報を保存するためのメモリ容量を削減し、ま
た、その参照のための時間を減らし処理時間を短縮でき
る。
【0022】また、請求項6の発明によれば、1つの特
定画像、あるいは性質の似た複数の特定画像の場合に、
その検出精度を落とすことなく、特定画像の領域抽出の
制御のための情報を減らすことができるため、その保存
のためのメモリ容量の削減と処理の高速化を達成でき
る。
【0023】他方、請求項7の発明によれば、イメージ
スキャナやカラー複写機のスキャナ部等によって紙幣や
有価証券等の複製が禁止された特定画像を入力して複写
しようとしても、入力画像のデータは、元の画像と異な
った画像のデータに加工されてから出力される。したが
って、この発明をイメージスキャナ、カラーコピー機等
に応用するならば、紙幣等の偽造を確実に防止できる。
【0024】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を用い説
明する。
【0025】<実施例1>図1は、本実施例で用いる装
置構成を示す。図1において、カラー画像入力装置(カ
ラースキャナ)100によって、カラー画像がRGBデ
ータとして入力される。
【0026】本実施例では、画像識別のための情報量と
して、Rの色度ヒストグラムを用いる。これは説明を簡
略にするためであって、複数次元の特徴量(例えばRと
Gの色度ヒストグラム)を用いることもできる。
【0027】R色度算出部102では、入力したRGB
データより、画素毎にRの色度rを次式によって算出す
る。 r=256×R/(R+G+B) したがって、Rの色度は0から256までの値をとるこ
とになる。算出されたR色度のデータは有効小領域抽出
部104及び有効小領域内R色度ヒストグラム作成部1
06へ入力される。
【0028】有効小領域抽出部104では、処理対象画
像つまり入力画像を小領域、ここでは64×64画素の
小領域に分割し、各小領域毎に、特定画像が含まれてい
る可能性のある領域(有効小領域)であるか否かを判定
し、判定結果を有効小領域内R色度ヒストグラム作成部
106へ通知する。なお、有効小領域の判定方法につい
ては後述する。
【0029】有効小領域内R色度ヒストグラム作成部1
06は、有効小領域と判定された小領域内のR色度デー
タより、有効小領域内R色度ヒストグラムを作成し、そ
のデータをマッチング部108へ出力する。マッチング
部108は、有効小領域内Rヒストグラムと特定画像用
辞書109とのマッチングを行なうことにより、特定画
像の検出判定を行なう。
【0030】図2に、本実施例で処理対象とする画像の
一例を示す。この画像中には、検出すべき2つの特定画
像A,Bが含まれている。
【0031】図3に、本実施例で用いる特定画像用辞書
109の内容の一例を示す。ここに示す辞書は、5つの
フィールド110,112,114,116,118か
らなる。以下、各フィールドの内容を説明する。
【0032】フィールド110(第1バイト)は、有効
小領域の判定のための有効小領域抽出部104で用いら
れる小領域内R色度差分しきい値が格納されている。本
例では、この値は10に定められている。
【0033】フィールド112には、小領域内R色度差
分(後述)がR色度差分しきい値に対してどのような大
小関係の場合に、有効小領域と判定するかを指定するフ
ラグである小領域内R差分有効方向が格納されている。
本例では、このフラグは0に定められているので、小領
域内R色度差分が小領域内R色度差分しきい値以下のと
きに、小領域は有効小領域と判定される。もし当該フラ
グが1に設定された場合、小領域内R色度差分が小領域
内R色度差分しきい値以下のときに、有効領域と判定さ
れる。
【0034】一般的に、ベタ部分の多い特定画像を検出
する場合には、小領域内R色度差分有効方向を0に設定
したほうが、効率よく有効小領域を抽出できる。一方、
細かいテクスチャなどが多い特定画像を検出する場合に
は、小領域内R色度差分有効方向を1に設定するほう
が、有効小領域を効率よく抽出できる。
【0035】フィールド116,118にはそれぞれ予
め求められた特定画像A,BのR色度ヒストグラムが格
納されている。各ヒストグラムの例を、図4に示す。
【0036】フィールド144には特定画像検出距離し
きい値が格納されている。マッチング部108は、フィ
ールド116または118内の特定画像AまたはBのR
色度ヒストグラムに対する、処理対象画像から作成され
たR色度ヒストグラムの各値毎の頻度の不足(相違度)
が、この特定画像検出距離しきい値より小さいときに特
定画像AまたはBを検出したと判定する。
【0037】以下、処理内容をより具体的に説明する。
有効小領域抽出部104において、図6に示すように、
処理対象画像を64×64画素の小領域131に分割
し、各小領域毎に8画素おきに64個の代表画素133
を選ぶ。この64個の代表画素のR色度の最大値と最小
値の差を算出し、これを小領域内R色度差分値とする。
そして、この小領域内R色度差分値と特定画像用辞書1
09のフィールド110中の小領域内R色度差分しきい
値との大小関係及びフィールド112中の小領域内R色
度差分有効方向によって、有効小領域であるか否かを判
定する。本実施例では、フィールド110の値は10、
フィールド112の値は0であるので、小領域内R色度
差分値が10以下であれば有効小領域と判定し、そうで
なければ無効小領域と判定することになる。
【0038】図2の処理対象画像に対する有効小領域の
抽出結果を図7に示す。なお、色の付いている部分が有
効小領域、色のついていない部分が無効小領域を表わし
ている。画像の背景部分は、薄いテクスチャが付いてい
るため、小領域内R色度差分が10以下にならないので
無効小領域になる。
【0039】このようにして抽出された各有効小領域に
ついて、有効小領域内R色度ヒストグラム作成部106
において、当該領域内の各画素のR色度データを用いて
R色度ヒストグラムを作成してマッチング部108へ入
力する。
【0040】マッチング部108では、入力された有効
小領域内R色度ヒストグラムの、特定画像A,BのR色
度ヒストグラムに対する各次元の頻度の不足(相違度)
を計算する。数式的には、この計算は次式で表わされ
る。
【0041】
【数1】
【0042】そして、特定画像AまたはBに関して算出
した相違度Destが特定画像用辞書109のフィールド
114中の特定画像検出距離しきい値、ここでは64よ
り小さいときに、特定画像AまたはBが検出されたと判
定する。
【0043】図8は、このマッチングの説明図である。
図8の上段に処理対象画像より作成された有効小領域内
R色度ヒストグラムの例を示している。中段及び下段
は、特定画像A及びBのR色度ヒストグラム(斜線部
分)と上段のヒストグラムとを重ね合わせて示してい
る。中段に示した説明文のように、特定画像Aとの相違
度が33(画素)であれば、これは64より小さいの
で、特定画像Aが検出されたと判定されることになる。
一方、下段に示した説明分のように、特定画像Bとの相
違度が58であれば、これは64より小さいので、特定
画像Bが検出されたと判定されることになる。
【0044】以上のようにして、図2に示す画像を処理
した場合、図7に示すような特定画像の候補領域である
有効小領域が検出され、その領域内の色情報の分布を用
いて特定画像A,Bが検出される。色の分布を用いて特
定画像を検出する場合、特定画像の領域であり得ない部
分についての余分な色情報は検出精度に悪影響を及ぼ
す。本実施例によれば、そのような余分な色情報を用い
ないので、その悪影響を排除し、精度よく特定画像を検
出できる。
【0045】なお、小領域内R色度差分しきい値及び小
領域内R色度差分有効方向については前述したが、その
具体的な決定方法について図5を参照し説明する。
【0046】特定画像A,Bそれぞれについて、有効小
領域抽出部104におけると同様の処理によって、64
×64画素の小領域に分割し、小領域内のR色度差分を
検出し、そのヒストグラムを作成する。このようにして
特定画像A及びBについて、図5の上段及び下段に示す
ような小領域内R色度差分ヒストグラムが得られたとす
る。
【0047】各ヒストグラム中の網掛けされた領域は、
頻度が0以外の連続する領域でその内部の小領域数が一
番多い領域である。これを「最大連続領域(RSUBHIST)
と呼ぶ。そして、小領域内R色度差分しきい値RTH及
び小領域内R色度差分有効方向RDは、次のようにして
定めることができる。
【0048】(1)(256−max(RSUBHIST))<min(RS
UBHIST)の条件が成立する場合には、 RTH=min(RSUBHIST) RD=1 (2) 上記条件が成立しない場合には、 RTH=max(RSUBHIST) RD=0 図5に示す例では、最大連続領域の最大のR色度差分ma
x(RSUBHIST)は10、最小のR色度差分min(RSUBHIS
T)は0であるので、上記条件は成立しない。よって、
(2)によって、RTH=10、RD=0と設定される
ことになる。
【0049】<実施例2>本実施例においても前記実施
例1と同様に図1に示す装置構成を用いるので、その説
明を省略する。また、特定画像検出のために用いる特徴
量も前記実施例1と同様である。前記実施例1との相違
点は、各特定画像毎に別個に、小領域内R色度差分しき
い値及び小領域内R色度差分有効方向を特定画像用辞書
109に持っていることである。
【0050】図9に本実施例における特定画像用辞書1
09の内容を例示する。図9において、200は特定画
像検出距離しきい値が格納されるフィールドである。2
02,204及び206は、特定画像A(図2参照)用
の小領域内R色度差分しきい値、小領域内R色度差分有
効方向及びR色度ヒストグラムがそれぞれ格納されるフ
ィールドである。また、208,210及び212は、
特定画像C(図2参照)用の小領域内R色度差分しきい
値、小領域内R色度差分有効方向及びR色度ヒストグラ
ムがそれぞれ格納されるフィールドである。
【0051】図10に、特定画像A,Cそれぞれの小領
域内R色度差分のヒストグラムを示す。図10の上段に
示す特定画像Aのヒストグラムと、下段に示す特定画像
Cのヒストグラムとから分かるように、それぞれのヒス
トグラムの偏り具合が大きく異なる。すなわち、特定画
像Aはベタの部分が多い画像であるので、そのR色度差
分ヒストグラムはR色度差分の小さい側に偏っている。
このことは、R色度差分の大きい小領域を無効小領域と
判断できるということである。一方、特定画像Cは細か
いテクスチャの部分が多い画像であるので、R色度差分
ヒストグラムはR色度差分の大きい側に偏っており、R
色度差分の小さい小領域を無効小領域と判断することが
できる。
【0052】この場合、特定画像用辞書109の容量は
増加するが、本実施例のように、それぞれの特定画像毎
に、小領域内R色度差分しきい値及び小領域内R色度差
分有効方向を別個に定めて特定画像用辞書109に保存
したほうが、それらを共通化した場合に比べ、精度よく
特定画像を検出できる。
【0053】さて、この例の場合、前記実施例1におい
て説明した方法にしたがって、特定画像Aに関しては、
小領域内R色度差分しきい値が10(図10上段のヒス
トグラムの網掛けした最大連続領域の最大のR色度差
分)、小領域内R色度差分有効方向が0(小領域内R色
度差分が小領域内R色度差分しきい値以下のときに有効
小領域とする方向)に、それぞれ設定される。一方、特
定画像Cに関しては、小領域内R色度差分しきい値が2
00(図10下段のヒストグラムの網掛けした最大連続
領域の最小のR色度差分)、小領域内R色度差分有効方
向が1(小領域内R色度差分が小領域内R色度差分しき
い値以上のときに有効小領域とする方向)に、それぞれ
設定される。
【0054】特定画像検出処理は次のとおりである。有
効小領域抽出部104は、前記実施例1と同様に処理対
象画像(図2)を64×64画素の小領域に分割し、各
小領域毎に8画素おきに64個の代表画素を選択し、こ
れら代表画素のR色度の最大値と最小値の差を小領域内
R色度差分として算出する。そして、特定画像用辞書1
09のフィールド202の値が10、フィールド204
の値が0であるので、小領域内R色度差分が10以下の
小領域を特定画像Aの有効小領域と判定する。また、特
定画像用辞書109のフィールド208の値が200、
フィールド210の値が1であるので、小領域内R色度
差分が200以上の小領域を特定画像Cの有効小領域と
判定する。
【0055】図2の処理対象画像より抽出された特定画
像Cの有効小領域を図11に示す。色のついた格子が有
効小領域、白の格子が無効小領域である。特定画像Aの
有効小領域については、図7を参照されたい。
【0056】有効小領域内R色度ヒストグラム作成部1
06では、特定画像A,Cそれぞれについて、その有効
小領域中の画素のR色度データ(R色度算出部102よ
り入力する)から小領域内のR色度ヒストグラムを作成
してマッチング部108へ与える。マッチング部108
では、特定画像AのR色度ヒストグラムと特定画像用辞
書109のフィールド206内のR色度ヒストグラムと
の相違度を求め、これが特定画像検出距離しきい値(こ
こでは64)より小さいときに、特定画像Aが検出され
たと判定する。また、特定画像のR色度ヒストグラムと
特定画像用辞書109のフィールド212内のR色度ヒ
ストグラムとの相違度を求め、これが特定画像検出距離
しきい値(ここでは64)より小さいときに、特定画像
Cが検出されたと判定する。
【0057】図12は、このマッチングの説明図であ
る。図12の上段に、処理対象画像より作成された特定
画像Cの有効小領域内のR色度ヒストグラムを示す。特
定画像Aの有効小領域内R色度ヒストグラムは、図8上
段に示されているので、本図面には示されていない。中
段に、特定画像用辞書109に格納されている特定画像
A用R色度ヒストグラム(斜線部分)を、作成された特
定画像Aの有効小領域内のR色度ヒストグラムと重ね合
わせて示している。また、下段に、辞書の特定画像C用
R色度ヒストグラム(斜線部分)を、上段に示した特定
画像Cの有効小領域内R色度ヒストグラムと重ね合わせ
て示している。
【0058】中段の説明文のように、特定画像Aに関す
る相違度は33(画素)で、これは特定画像検出距離し
きい値64より小さいので、特定画像Aが検出されたと
判断される。一方、下段の説明文のように、特定画像C
に関する相違度は0であり、これは64より小さいた
め、特定画像Cも検出されたと判定される。
【0059】<実施例3>本実施例においても前記実施
例1と同様に図1に示す装置構成を用いるので、その説
明を省略する。特定画像検出のために用いる特徴量も前
記実施例1と同様である。
【0060】本実施例では3種類の特定画像A,B,C
(図2参照)を検出の対象とし、特定画像用辞書109
は図13に示すような内容である。前記実施例1との辞
書内容の相違点は、小領域内R色度差分しきい値と小領
域内R色度差分有効方向を、小領域内R色度差分の分布
状況が似ている特定画像毎に持っている点である。
【0061】ここで、図14により説明する。図14に
は、特定画像A,B,Cそれぞれの小領域内R色度差分
のヒストグラムが示されている。網掛けされた領域は最
大連続領域である。
【0062】図14の上段に示した特定画像CのR色度
差分ヒストグラムと、中段に示した特定画像AのR色度
差分ヒストグラムとでは、その偏り具合が大きく異なっ
ていることが理解される。特定画像Aはベタ部分が多い
画像であるので、そのR色度差分ヒストグラムはR色度
差分の小さい側に偏っており、したがって、R色度差分
の大きい小領域を無効小領域と判断できる。一方、特定
画像Cは細かいテクスチャの部分が多い画像であるの
で、R色度差分ヒストグラムはR色度差分の大きい側に
偏っており、したがって、R色度差分の小さい小領域を
無効小領域と判断することができる。
【0063】このような特定画像の場合、辞書容量が増
大し処理時間も遅くなるが、それぞれの特定画素毎に、
小領域内R色度差分しきい値及び小領域内R色度差分有
効方向を別々に辞書に持つほうが、それらの特定画像を
精度よく検出できる。
【0064】他方、特定画像A,Bの場合、図14の中
段及び下段にそれぞれ示したR色度差分ヒストグラムの
偏り具合が非常に類似しており、それぞの小領域内R色
度差分しきい値及び小領域内R色度差分有効方向は同じ
値になる。このような特定画像については、有効小領域
内のR色度ヒストグラムの作成では共通の処理を行なう
ことができるので、小領域内R色度差分しきい値及び小
領域内R色度差分有効方向を辞書中に共通して持つほう
が合理的であることが分かる。
【0065】このような観点から特定画像用辞書109
の内容が構成されている。以下、図13において、特定
画像用辞書109の内容について説明する。
【0066】300は特定画像検出距離しきい値のフィ
ールドで、その値は前記各実施例と同様に64である。
【0067】302〜308は特定画像Cに関連したフ
ィールドである。フィールド302には、共通の小領域
内R色度差分しきい値及び小領域内R色度差分有効方向
が適用される特定画像の個数が格納され、ここでは特定
画像Cだけが該当するので、1が格納される。フィール
ド304及びフィールド306には、特定画像Cに対す
る小領域内R色度差分しきい値及びR色度差分有効方向
が格納され、この例では図14上段のヒストグラム及び
前記各実施例の説明から理解されるように、それぞれの
値は200と1である。フィールド308には、特定画
像Cの小領域内R色度ヒストグラムが格納される。
【0068】310〜317は特定画像A,Bに関連し
たフィールドである。フィールド261には、共通の小
領域内R色度差分しきい値及び小領域内R色度差分有効
方向が適用される特定画像、ここでは特定画像A,Bの
個数、つまり、2が格納される。フィールド312とフ
ィールド314には、特定画像A,Bに共通に適用され
る小領域内R色度差分しきい値と小領域内R色度差分有
効方向が格納され、ここでは図14の中段及び下段に示
したヒストグラムより理解されるように、10と0の値
がそれぞれ格納される。そして、フィールド316には
特定画像Aの、フィールド318には特定画像Bの、小
領域内R色度ヒストグラムがそれぞれ格納される。
【0069】有効小領域抽出部104においては、前記
実施例1の場合と同様に、処理対象の画像を64×64
画素の小領域に分割し、各小領域毎に、8画素おきに6
4個の代表画素を選び、そのR色度の最大値と最小値の
差を小領域内R色度差分とする。そして、特定画像用辞
書109の内容に従って、特定画像Cについては、フィ
ールド304,306の値が200と1であるので、小
領域内R色度差分が200以上であると特定画像Cの有
効小領域と判定する。また、特定画像A,Bについて
は、フィールド312,314の値が10と0であるの
で、小領域内R色度差分が10以下のときに、特定画像
A,Bの有効小領域であると判定する。この有効小領域
の抽出結果は、特定画像Cについては図11を、特定画
像A,Bについては図7を参照されたい。
【0070】そして、それぞれの特定画像の有効小領域
内のR色度ヒストグラムを有効小領域内R色度ヒストグ
ラム作成部106で作成し、それをマッチング部108
へ与える。マッチング部108では、与えられた特定画
像C及び特定画像A,Cの有効小領域内のR色度ヒスト
グラムと、特定画像用辞書109の対応したフィールド
308及びフィールド316または318内のR色度ヒ
ストグラムに対する相違度をそれぞれ算出し、相違度が
フィールド300の値より小さいときに、それぞれの特
定画像が検出されたと判定する。なお、相違度について
は図8及び図12を参照されたい。
【0071】<実施例4>本実施例においても前記実施
例1と同様に図1に示す装置構成を用いるので、その説
明を省略する。特定画像検出のために用いる特徴量も前
記実施例1と同様である。
【0072】本実施例では1種類の特定画像C(図2参
照)だけを検出の対象とし、特定画像用辞書109は図
15に示すような内容である。前記実施例1との辞書内
容の相違点は、小領域内R色度差分しきい値と小領域内
R色度差分有効方向を持たない点である(本実施例では
不要である)。すなわち、特定画像検出距離しきい値
(ここでは64)のフィールド400と、特定画像Cの
小領域内R色度ヒストグラムのフィールド402だけか
ら構成される。検出対象としている特定画像Cの小領域
内R色度ヒストグラムを図16に示す。
【0073】特定画像検出処理は次のとおりである。有
効小領域抽出部104では、前記実施例1と同様に64
×64画素の小領域毎に64個の代表点を選ぶ。そし
て、代表画素中に、図16に示すヒストグラムの頻度
(画素数)が0であるR色度を持つものが1画素でも含
まれているときには、その小領域を無効小領域と判定
し、そのような代表画素が全く含まれていないときには
有効小領域と判定する。したがって、図2の処理対象画
像の場合、有効小領域抽出の結果は図17に示すように
なる。図17にかいて、白の格子は無効小領域である。
【0074】有効小領域内R色度ヒストグラム作成部1
06では、有効小領域と判定された小領域内の画素のR
色度データよりR色度ヒストグラムを作成する。マッチ
ング部108では、この作成されたR色度ヒストグラム
の特定画像用辞書109のフィールド402に格納され
ているヒストグラムに対する相違度を算出し、それがフ
ィールド400の値つまり64より小さい場合に、特定
画像Cが検出されたと判定する。
【0075】<実施例5>本実施例は、紙幣や有価証券
等の複製が禁止された特定画像の電子的な複写を防止し
ようとするものである。その装置構成の一例を図18に
示す。図18において、図1と同一の符号は同等部を意
味する。追加されたものは、画像変換部500のみであ
る。
【0076】すなわち、R色度算出部102から特定画
像用辞書109までの構成部分で、前記実施例1,2,
3または4に述べた処理によって、カラー画像入力装置
100より入力された画像を対象に、紙幣等の複製禁止
の特定画像の検出を行なう。例えば、図19に示すよう
な紙幣の画像D(特定画像)を含む画像が入力された場
合、マッチング部108より紙幣画像Dの検出通知が出
される。当然、この特定画像Dに対する情報は辞書10
9に保存されている。
【0077】この検出通知が出ると、画像変換部500
は、カラー画像入力装置100より入力された画像のR
GBデータに画像変換を施し、出力する。例えば、RG
B各色毎に特定の変換を施す。その結果、入力画像と色
合いが異なった例えば図20に示すような画像のRGB
データが出力される。したがって、この出力データをカ
ラープリンタ等によって印刷しても、紙幣を複製できな
い。
【0078】一方、マッチング部108より検出通知が
出されない場合には、画像変換部500は、入力画像の
RGBデータをそのまま出力するので、入力画像の忠実
な再現が可能である。
【0079】このように、本実施例をカラーコピー機、
カラースキャナ、カラープリンタ等に応用するならば、
これらを悪用した紙幣等の偽造を防止できる。
【0080】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、次のような効果を得られる。
【0081】請求項1乃至6の発明の方法によれば、検
出しようとする特定画像である可能性のある領域の色情
報だけを抽出して、特定画像の検出に利用する。すなわ
ち本発明によれば、色情報の存在する位置の情報をも考
慮して抽出した色情報を特定画像の検出に利用する。し
たがって、特定画像以外の部分の余分な色情報による悪
影響を排除し、特定画像と色合いの類似した画像や、色
空間上での広がりが類似していて内部の色分布が特定画
像とは異なる画像を、特定画像と峻別し、精度よく特定
画像を検出することができる。
【0082】小領域内の色情報の最大値と最小値の差の
分布は、ベタ部分の多い画像では小さい側に偏ってお
り、逆に細かいテスクチャの多い特定画像では大きい側
に偏っているというように、画像の性質によって相当に
異なる。
【0083】したがって、請求項2乃至5各項の発明に
よれば、検出しようとする特定画像の性質に応じて、色
情報の最大値と最小値の差に関するしきい値と、その大
小関係による判定条件を適切に制御することによって、
特定画像が含まれている可能性の有る小領域を精度よく
判定することができ、結果として特定画像の検出精度を
上げることができる。
【0084】請求項4の発明によれば、個々の特定画像
毎に、上記制御のための情報を保有するので、性質の異
なる様々な特定画像について、その領域を高精度に抽出
して、各特定画像を精度よく検出できる。また、請求項
5の発明によれば、特定画像の含まれている可能性のあ
る領域の抽出条件が類似した2つ以上の特定画像を1つ
のグループとし、その領域抽出の条件を制御するための
情報を共通化することによって、その情報を保存するた
めのメモリ容量を削減し、また、その参照のための時間
を減らし処理時間を短縮できる。
【0085】請求項6の発明によれば、1つの特定画
像、あるいは性質の似た複数の特定画像の場合に、その
検出精度を落とすことなく、特定画像の領域抽出の制御
のための情報を減らすことができるため、その保存のた
めのメモリ容量の削減と処理の高速化を達成できる。
【0086】請求項7の発明によれば、イメージスキャ
ナやカラー複写機のスキャナ部等によって紙幣や有価証
券等の複製が禁止された特定画像を入力して複写しよう
としても、入力画像のデータは、元の画像と異なった画
像のデータに加工されてから出力される。したがって、
この発明をイメージスキャナ、カラーコピー機等に応用
するならば、紙幣等の偽造を確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1乃至実施例4に係る装置構成の一例を
示す。
【図2】実施例1乃至実施例4の処理対象となる入力画
像の一例を示す。
【図3】実施例1における特定画像用辞書の内容の一例
を示す。
【図4】実施例1の説明のための特定画像A,BのR色
度ヒストグラムを示す。
【図5】実施例1の説明のための特定画像A,Bの小領
域内R色度差分ヒストグラムを示す。
【図6】小領域の分割と小領域内の代表画素の説明図で
ある。
【図7】実施例1の説明のための特定画像A,Bの有効
小領域の抽出結果を示す。
【図8】実施例1における小領域内R色度ヒストグラム
のマッチングの説明図である。
【図9】実施例2における特定画像用辞書の内容の一例
を示す。
【図10】実施例2の説明のための特定画像A,Cの小
領域内R色度差分ヒストグラムを示す。
【図11】実施例2の説明のための特定画像Cの有効小
領域の抽出結果を示す。
【図12】実施例2における小領域内R色度ヒストグラ
ムのマッチングの説明図である。
【図13】実施例3の説明のための特定画像用辞書の内
容の一例を示す。
【図14】実施例3の説明のための特定画像A,B,C
の小領域内R色度差分ヒストグラムを示す。
【図15】実施例4を説明するための特定画像用辞書の
内容の一例を示す。
【図16】実施例4の説明のための特定画像Cの小領域
内R色度ヒストグラムを示す。
【図17】実施例4の説明のための有効小領域の抽出結
果を示す。
【図18】実施例5に係る装置構成の一例を示す。
【図19】実施例5の説明のための入力画像の一例を示
す。
【図20】実施例5の説明のための出力画像の一例を示
す。
【符号の説明】
100 カラー画像入力装置(カラースキャナ) 102 R色度算出部 104 有効小領域抽出部 106 有効小領域内R色度ヒストグラム作成部 108 マッチング部 109 特定画像用辞書 110 小領域内R色度差分しきい値のフィールド 112 小領域内R色度差分有効方向のフィールド 114 特定画像検出距離しきい値のフィールド 116 特定画像AのR色度ヒストグラムのフィールド 118 特定画像BのR色度ヒストグラムのフィールド 131 小領域 133 小領域内の代表画素 200 特定画像検出距離しきい値のフィールド 202 特定画像Aの小領域内R色度差分しきい値のフ
ィールド 204 特定画像Aの小領域内R色度差分有効方向のフ
ィールド 206 特定画像AのR色度ヒストグラムのフィールド 208 特定画像Cの小領域内R色度差分しきい値のフ
ィールド 210 特定画像Cの小領域内R色度差分有効方向のフ
ィールド 212 特定画像CのR色度ヒストグラムのフィールド 300 特定画像検出距離しきい値のフィールド 302,310 同一R色度差分しきい値特定画像数の
フィールド 304 特定画像Cの小領域内R色度差分しきい値のフ
ィールド 306 特定画像Cの小領域内R色度差分有効方向のフ
ィールド 308 特定画像CのR色度ヒストグラムのフィールド 312 特定画像A,Bの小領域内R色度差分しきい値
のフィールド 314 特定画像A,Bの小領域内R色度差分有効方向
のフィールド 316 特定画像AのR色度ヒストグラムのフィールド 318 特定画像BのR色度ヒストグラムのフィールド 400 特定画像検出距離しきい値のフィールド 402 特定画像CのR色度ヒストグラムのフィールド 500 画像変換部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 色情報を用いて入力画像中の特定画像を
    検出する方法であって、入力画像を小領域に分割し、各
    小領域毎に特定画像が含まれてい可能性があるか否かを
    判定し、可能性があると判定された小領域から色情報を
    抽出し、抽出された色情報を特定画像の検出判定に用い
    ることを特徴とする特定画像検出方法。
  2. 【請求項2】 小領域毎に色情報の最大値と最小値の差
    を算出し、この差とあるしきい値との大小関係に基づ
    き、特定画像が含まれている可能性の有無を判定するこ
    とを特徴とする請求項1記載の特定画像検出方法。
  3. 【請求項3】 しきい値、及び、色情報の最大値と最小
    値との差が該しきい値以上、しきい値以下のいずれの場
    合に特定画像が含まれている可能性があると判定すべき
    かを、検出の対象である特定画像に関連付けて制御する
    ことを特徴とする請求項2記載の特定画像検出方法。
  4. 【請求項4】 しきい値の情報、及び、色情報の最大値
    と最小値との差が該しきい値以上、しきい値以下のいず
    れの場合に特定画像が含まれている可能性があると判定
    すべきかを指定する情報を、検出の対象である各特定画
    像毎に用意することを特徴とする請求項3記載の特定画
    像検出方法。
  5. 【請求項5】 検出対象の特定画像をグループ化し、各
    グループ毎に、しきい値の情報、及び、色情報の最大値
    と最小値との差が該しきい値以上、しきい値以下のいず
    れの場合に特定画像が含まれている可能性があると判定
    すべきかを指定する情報を用意することを特徴とする請
    求項3記載の特定画像検出方法。
  6. 【請求項6】 小領域毎に、特定画像中に含まれない色
    情報が存在するか否かを確認し、その色情報が存在しな
    い小領域を、特定画像が含まれている可能性があると判
    定することを特徴とする請求項1記載の特定画像検出方
    法。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6のいずれか1項に記載の
    方法によって、入力画像に対して複写を禁止された紙幣
    等の特定画像の検出処理を行なう手段と、該手段によっ
    て特定画像が検出された場合に入力画像のデータを加工
    してから出力する手段とを具備することを特徴とする特
    定画像複製防止装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997001444A1 (fr) * 1995-06-27 1997-01-16 Datacard Corporation Imprimante a transfert thermique de colorants, a ruban multistandard
US6307963B1 (en) 1997-06-02 2001-10-23 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Image detection method, image detection apparatus, image processing method, image processing apparatus, and medium
US6493462B1 (en) 1998-10-21 2002-12-10 Murata Kikai Kabushiki Kaisha Image processing apparatus
US7738125B2 (en) 2005-03-18 2010-06-15 Ricoh Company, Ltd. Image processing apparatus, image forming apparatus, and computer product

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