JPH0713119A - 立体表示装置 - Google Patents

立体表示装置

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Publication number
JPH0713119A
JPH0713119A JP15171093A JP15171093A JPH0713119A JP H0713119 A JPH0713119 A JP H0713119A JP 15171093 A JP15171093 A JP 15171093A JP 15171093 A JP15171093 A JP 15171093A JP H0713119 A JPH0713119 A JP H0713119A
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JP
Japan
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primary color
image data
display
lenticular lens
eye
Prior art date
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Pending
Application number
JP15171093A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Murakami
浩 村上
Takayuki Hoshiya
隆之 星屋
Masashi Itokazu
昌史 糸数
Kenichi Nakabayashi
謙一 中林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP15171093A priority Critical patent/JPH0713119A/ja
Publication of JPH0713119A publication Critical patent/JPH0713119A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02FOPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
    • G02F1/00Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
    • G02F1/01Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour 
    • G02F1/13Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour  based on liquid crystals, e.g. single liquid crystal display cells
    • G02F1/133Constructional arrangements; Operation of liquid crystal cells; Circuit arrangements
    • G02F1/1333Constructional arrangements; Manufacturing methods
    • G02F1/1335Structural association of cells with optical devices, e.g. polarisers or reflectors
    • G02F1/133526Lenses, e.g. microlenses or Fresnel lenses

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Nonlinear Science (AREA)
  • Mathematical Physics (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Liquid Crystal (AREA)
  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 立体表示装置に関し、レンチキュラー・レン
ズとカラー表示体の原色セルとの対応関係を考慮するこ
とで、簡単且つ容易にカラー立体画像の表示を実現しよ
うとする。 【構成】 原色セル11R,11G,11Bなどが左右
方向に配列され且つ連続した複数の原色セルをもって一
画素分として表示を行なう表示体1と、表示体1の前面
に偶数の原色セル毎に一本のレンチキュラー・レンズ2
Zが対応すると共にレンチキュラー・レンズ2Zの軸と
表示体1の上下方向とが一致するよう配設されたレンチ
キュラー・レンズ板2とを備え、一本のレンチキュラー
・レンズ2Zに対応する複数の原色セルのうち右半分に
位置するものが左目用画像データを表示し且つ左半分に
位置するものが右目用画像データを表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、表示体とレンチキュラ
ー・レンズとを組み合わせて立体表示を行なうのに好適
な装置に関する。
【0002】近年、表示装置に依る表現力を向上させる
為、立体表示を行なうことが重要視され、種々な立体表
示方式が提案されている。それ等の殆どの方式は、右目
と左目で異なる画像、即ち、主として左右方向にずれた
画像を見て立体的に感じる旨の人間の特性を利用したも
のである。
【0003】そこで、左右の画像を左右の目に届ける方
式の如何に依って分類され、そのうち、レンチキュラー
・レンズを用いる方式(以下、レンチキュラー方式と呼
ぶ)は眼鏡などを装着する必要がないことから、進歩が
期待されているところであるが、未だ解決すべき問題を
多く抱えている。
【0004】
【従来の技術】図7はレンチキュラー方式の原理を解説
する為の表示装置近傍を上面から見た要部平面説明図で
ある。
【0005】図に於いて、1は表示体、1Rは右目用デ
ータ表示セル、1Lは左目用データ表示セル、2はレン
チキュラー・レンズ板、2Zはレンチキュラー・レン
ズ、3は立体画像観測領域、3Lは左目観測領域、3R
は右目観測領域をそれぞれ示している。
【0006】レンチキュラー・レンズ板2は、横断面が
カマボコ状をなすと共に縦方向が柱状をなしているシリ
ンドリカル・レンズであるレンチキュラー・レンズ2Z
を配列したものであって、その軸を表示体1の上下方向
に一致させて前面に配置してある。
【0007】一本のレンチキュラー・レンズ2Zは偶数
個の表示セル毎に、即ち、図7では表示セル1R並びに
1Lの二個毎に配設されていて、ここでは、表示セル1
Rが右目用の画像を構成する画素として、また、表示セ
ル1Lは左目用の画像を構成する画素として、それぞれ
表示を行なうようになっている。
【0008】表示セル1R及び1Lからの画素の光は、
図示されているように、表示セル1Rがレンチキュラー
・レンズ2Zの左側に、そして、表示セル1Lがレンチ
キュラー・レンズ2Zの右側に配置されている為、それ
ぞれ右と左に分離して立体画像観測領域3に到達する。
【0009】そこで、立体画像観測領域3に於ける右目
観測領域3Rに右目を、また、左目観測領域3Lに左目
をぞれぞれ置くことに依って、右目には、表示セル1R
からの画素の光のみ、また、左目には、表示セル1Lか
らの画素の光のみがそれぞれ届くので、観測者に対して
は立体的な画像を表示することができるのである。
【0010】ところで、表示体1にカラー表示体を用
い、カラー立体画像の表示を行なおうとすると前記のよ
うに簡単ではないし、また、多くの問題が起こる。
【0011】例えば、陰極線管(cathode−ra
y tube:CRT)や液晶ディスプレイ(liqu
id crystal display:LCD)で
は、R即ち赤(以下、単にRのみの記号は赤を指すもの
とする)、G即ち緑(以下、単にGのみの記号は緑を指
すものとする)、B即ち青(以下、単にBのみの記号は
青を指すものとする)などの原色セルが左右方向に並ん
で配設された構成になっている為、原色分離の問題が生
ずる。
【0012】図8は原色分離の問題を解説する為の表示
装置近傍を上面から見た要部平面説明図であり、図7に
於いて用いた記号と同記号は同部分を表すか或いは同じ
意味を持つものとする。
【0013】図に於いて、11Rは赤の原色セル、11
Gは緑の原色セル、11Bは青の原色セルをそれぞれ示
している。
【0014】右目用データ表示セル1Rは赤の原色セル
11Rと緑の原色セル11Gと青の原色セル11Bとで
構成され、また、左目用データ表示セル1Lも赤の原色
セル11Rと緑の原色セル11Gと青の原色セル11B
とで構成されている。
【0015】このような構成になっていることから、表
示セル1R或いは1Lの略中央に在る緑の原色セル11
Gから出た光は立体画像観測領域3に於ける右目観測領
域3Rの略中央、及び、左目観測領域3Lの略中央に集
まって、他の部分には届かない状態となる。
【0016】また、前記のようなことは、赤の原色セル
11Rから出た光、或いは、青の原色セル11Bから出
た光についても同様に起こり、その結果、立体画像観測
領域3に於いては、混色が起こらず、R,G,Bの各原
色が分離して表示され、従って、図8に見られるよう
に、立体画像観測領域3に於ける右目観測領域3Rの略
中央、及び、左目観測領域3Lの略中央に目を置いた場
合には、緑色のモノクローム(monochrome)
の画像が表示されることになる。
【0017】因に、前記の問題は、カラー立体画像の表
示を行なう場合のみでなく、画素内の表示面積を変えて
階調表示を行なう、所謂、面積階調表示を行なう場合、
その画素の配列が左右方向であれば、同様に生起する。
【0018】前記原色分離の問題を解消しようとして、
原色セル11R,11G,11Bが上下方向に並ぶよう
に表示体1を設計し直すこと、或いは、従来の構造をも
つ表示体1を90°回転し、原色セル11R,11G,
11Bが上下方向に並ぶようにして使用する縦置き方式
などが提案されている。図9は縦置き方式を説明する表
示体の説明図であり、図7及び図8に於いて用いた記号
と同記号は同部分を表すか或いは同じ意味を持つものと
する。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】原色分離の問題を解消
する為の前記従来の技術のうち、原色セル11R,11
G,11Bが上下方向に並ぶように表示体を設計し直す
ことは、通常の表示装置で用いているものとは異なる表
示体を設計・製造することが必要となるから、コストの
上昇を回避することはできない。
【0020】同じく、横置き方式では、新たな表示体は
必要としないが、通常は横長である表示体を回転し、縦
長にして使用することになるので、通常の表示装置との
互換性がなく、また、用途が限られてしまう旨の問題が
ある。
【0021】本発明は、レンチキュラー・レンズとカラ
ー表示体の原色セルとの対応関係を考慮することで、簡
単且つ容易にカラー立体画像の表示を実現しようとす
る。
【0022】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理を解
説する為の表示装置近傍を上面から見た要部平面説明図
であり、図7及び図8に於いて用いた記号と同記号は同
部分を表すか或いは同じ意味を持つものとする。
【0023】本発明では、原色セルが11R,11G,
11Bの順に配列されている表示体1に於いて、その原
色セルの偶数個に対してレンチキュラー・レンズ2Zの
一本を対応させて設け、その偶数個の原色セルのうち、
右半分に位置する原色セルを左目用データ表示セル1L
とし、また、左半分に位置する原色セルを右目用データ
表示セル1Rとして、立体画像を表示させるのである。
【0024】図1では、原色セル二個毎にレンチキュラ
ー・レンズ2Zの一本が対応している。即ち、左目用デ
ータ表示セル1L及び右目用データ表示セル1Rはそれ
ぞれ一個の原色セルから成り立っている。
【0025】ここで、表示装置に於ける中心Yに近い側
を取り上げ、その動作について説明する。
【0026】中心Yから左方に並ぶ原色セル11B及び
原色セル11Gに一本のレンチキュラー・レンズ2Zが
対応し、その右半分である原色セル11Bは左目用デー
タ表示セル1Lとして左目用画像データが入力されて対
応する光を出力し、そして、左半分である原色セル11
Gは右目用データ表示セル1Rとして右目用画像データ
が入力されて対応する光を出力するようになっている。
【0027】従って、左目用データ表示セル1Lの原色
セル11Bから出た画素の光は立体画像観測領域3に於
ける左目観測領域3Lに到達してBの画像を表示し、ま
た、右目用データ表示セル1Rの原色セル11Gから出
た画素の光は立体画像観測領域3に於ける右目観測領域
3Rに到達してGの画像を表示する。
【0028】中心Yから右方に並ぶ原色セル11R及び
原色セル11Gにも一本のレンチキュラー・レンズ2Z
が対応し、その左半分である原色セル11Rは右目用デ
ータ表示セル1Rとして右目用画像データが入力されて
対応する光を出力し、また、右半分である原色セル11
Gは左目用データ表示セル1Lとして左目用画像データ
が入力されて対応する光を出力するようになっている。
【0029】従って、右目用データ表示セル1Rの原色
セル11Rから出た画素の光は立体画像観測領域3に於
ける右目観測領域3Rに到達してRの画像を表示し、ま
た、左目用データ表示セル1Lの原色セル11Gから出
た画素の光は立体画像観測領域3に於ける左目観測領域
3Lに到達してGの画像を表示する。
【0030】前記と全く同様にして、他の原色セルも二
個毎にレンチキュラー・レンズ一本を対応付け、左半分
を右目用データ表示セル1Rとして、そして、右半分を
左目用データ表示セル1Lとして動作させ、立体画像観
測領域3に於ける右目観測領域3R及び左目観測領域3
Rのそれぞれに万遍なく各原色セルからのR,G,B各
原色の画素の光を振り分けるようにしてあるので、そこ
に表示された画像は混色されて自然色を呈することにな
る。
【0031】前記したところから、本発明に依る立体表
示装置に於いては、 (1)正面から見て原色セルが左右方向に配列され且つ
連続した複数の原色セルをもって一画素分として表示を
行なう表示体(例えば表示体1)と、前記表示体の前面
に偶数の原色セル毎に一本のレンチキュラー・レンズ
(例えばレンチキュラー・レンズ2Z)が対応すると共
にレンチキュラー・レンズの軸と前記表示体の上下方向
とが一致するよう配設されたレンチキュラー・レンズ板
(例えばレンチキュラー・レンズ板2)とを備え、前記
一本のレンチキュラー・レンズに対応する複数の原色セ
ルのうち右半分に位置するものが左目用画像データを表
示し且つ左半分に位置するものが右目用画像データを表
示するものであることを特徴とするか、
【0032】(2)前記(1)に於いて、レンチキュラ
ー・レンズの一本が原色セルの二個に対応するレンチキ
ュラー・レンズ板を備えてなることを特徴とするか、或
いは、
【0033】(3)前記(1)に於いて、右目用画像デ
ータ及び左目用画像データが入力され且つ一本のレンチ
キュラー・レンズに対応する複数の原色セルのうち右半
分に位置するものが左目用画像データを表示し且つ左半
分に位置するものが右目用画像データを表示するよう前
記右目用画像データ及び左目用画像データの配列を原色
単位で操作して表示用画像データを作成し表示体に送り
込む表示データ操作手段(例えば表示データ操作手段2
3)を備えてなることを特徴とするか、或いは、
【0034】(4)正面から見て原色セルが左右方向に
配列されると共に連続した複数の原色セルをもって一画
素分として表示を行ない且つ左右方向の奇数番目の原色
セルの画像データが入力されるデータ入力端及び偶数番
目の原色セルの画像データが入力されるデータ入力端を
備えた表示体と、前記表示体の前面に二個の原色セル毎
に一本のレンチキュラー・レンズが対応すると共にレン
チキュラー・レンズの軸と前記表示体の上下方向とが一
致するよう配設されたレンチキュラー・レンズ板と、右
目用画像データ及び左目用画像データが入力され且つ一
本のレンチキュラー・レンズに対応する二個の原色セル
のうち左半分に位置するものが奇数番目の原色セルであ
る場合に前記奇数番目用のデータ入力端に右目用画像デ
ータを入力すると共に前記偶数番目用のデータ入力端に
左目用画像データを入力し、また、一本のレンチキュラ
ー・レンズに対応する二個の原色セルのうち右半分に位
置するものが奇数番目の原色セルである場合に前記奇数
番目用のデータ入力端に左目用画像データを入力すると
共に前記偶数番目用のデータ入力端に右目用画像データ
を入力する表示データ操作手段とを備えてなることを特
徴とする。
【0035】
【作用】前記手段を採ることに依り、表示体に於いて
は、右目或いは左目に対応する原色セルがレンチキュラ
ー・レンズの半分を占有し、各原色セルから出た光が右
目観測領域或いは左目観測領域の全体に届くようにな
る。従って、各観測領域ではR,G,Bの光が重なり、
混色されて目に映ずるようになるから、良好なカラー立
体表示画像が得られ、しかも、表示体は従来のものを変
更することなく使用できるので、横長の表示画像を低コ
ストで実現することができ、また、通常の表示装置との
互換性もあり、広い分野で使用することができる。
【0036】
【実施例】図2は本発明に於ける一実施例を解説する為
の表示装置を表す要部平面図であり、図1に於いて用い
た記号と同記号は同部分を表すか或いは同じ意味を持つ
ものとする。
【0037】図に於いて、21は左目用撮像装置、22
は右目用撮像装置、23は表示データ操作手段を示し、
また、Rn−L,Gn−L,Bn−Lは左目用画像のn
番目の画素に於けるR,G,Bデータ、Rn−R,Gn
−R,Bn−Rは右目用画像のn番目の画素に於ける
R,G,Bデータを指すものとし、n=1,2,・・・
・とする。
【0038】左目用撮像装置21及び右目用撮像装置2
2は通常のテレビジョン・カメラを用いて良い。
【0039】本実施例では、表示体1としては、R,
G,Bの各原色セル11R,11G,11Bが左右方向
に配列されたLCDを用いている。
【0040】表示データ操作手段23は、左目用撮像装
置21で得た左目用画像データ及び右目用撮像装置22
で得た右目用画像データを導入し、原色セル単位で画像
データの順序を入れ替えると共に左目用画像データと右
目用画像データとを交互に配列し、表示用画像データと
して出力する。
【0041】レンチキュラー・レンズ板2は複数のレン
チキュラー・レンズ2Zを並べて構成してあり、表示体
1の前面に配置されている。
【0042】レンチキュラー・レンズ2Zは原色セル二
個毎、例えば、11R及び11G、11B及び11R、
11G及び11Bにそれぞれ一本が対応するように配設
してあり、また、その軸の方向は表示体1の上下方向に
一致させてある。
【0043】表示データ操作手段23に依って、前記し
たような原色セル単位で画像データの順序を入れ替える
こと及び左目用画像データと右目用画像データとを交互
に配列することなどのデータ操作を行なうことは容易で
ある。
【0044】図3は図2に見られる表示装置の一部を詳
細に表した要部回路説明図であり、図2に於いて用いた
記号と同記号は同部分を表すか或いは同じ意味を持つも
のとする。
【0045】図に於いて、31は左目用撮像装置21に
内蔵されたA/Dコンバータ、32は右目用撮像装置2
2に内蔵されたA/Dコンバータ、33は水平・垂直同
期信号や種々なクロック信号を発生する同期信号発生手
段、34は表示データ操作手段23内のマルチプレック
ス・カウンタ、35はD−フリップ・フロップ回路から
なるラッチ手段、36はマルチ・プレクサ、37はシリ
アル/パラレル変換手段、DCKはドット・クロック、
MCKはマルチ・プレクス・クロック、MUXはマルチ
・プレクス・カウントをそれぞれ示している。尚、シリ
アル/パラレル変換手段37は必要に応じて設ければ良
い。
【0046】図4は図3に見られる表示データ操作手段
の動作を説明する為のタイミング・チャートであり、図
3に於いて用いた記号と同記号は同部分を表すか或いは
同じ意味を持つものとする。
【0047】図3及び図4を参照しつつ、表示データ操
作手段23の回路動作について説明する。
【0048】まず、撮像装置21及び22は、同期信号
発生手段33が出力する水平・垂直同期信号に同期して
動作し、画面上の或る位置の撮像情報、例えば画面の左
上隅の撮像情報から始まって、次々と撮像と同じタイミ
ングで出力する。
【0049】撮像情報は、A/Dコンバータ31及び3
2でディジタル変換され、左目用画像データ或いは右目
用画像データをドット・クロックDCKに同期して出力
される。
【0050】ディジタルの画像データは、ラッチ手段3
5に依ってドット・クロックDCKに同期して取り込ま
れ、マルチ・プレクサ36に与えられる。
【0051】このとき、画像データRn−Lはマルチ・
プレクサ36に於けるS=3入力に接続されている為、
選択入力Sに3が入力されたときに選択して出力され
る。以下、同様に、画像データGn−LはS=1、画像
データBn−LはS=5、画像データRn−RはS=
0、Gn−RはS=4、Bn−RはS=2の各入力にそ
れぞれ接続される。
【0052】また、マルチ・プレクサ36はマルチ・プ
レクス・カウンタ34が出力するマルチ・プレクス・カ
ウントMUXを選択入力Sに入力することで制御され
る。このマルチ・プレクス・カウントMUXは、図4に
見られるように、マルチ・プレクス・クロックMCKに
同期してドット・クロックDCKの1周期の間に0から
5まで変化する。
【0053】前記したように、撮像装置21及び22に
依って得られるアナログの撮像情報をA/Dコンバータ
31及び32でディジタル化されて画像データとなり、
その画像データは一斉に取り込まれ、マルチ・プレクス
・クロックMCKに同期して順次に選択され且つ出力さ
れる。
【0054】このようにして、6種類の画像データが、
マルチ・プレクサ36に依って並べられ、R,G,Bの
配列で、しかも、右目用と左目用の各画像データが交互
に並んだシリアルの画像データが出力される。
【0055】図5は図3及び図4について説明した表示
データ操作手段の動作に依って全ての画像データについ
てデータ操作を行なう場合を解説するのに必要な説明図
である。
【0056】図の上段には、左目用撮像装置31に依っ
て得られた原色セル単位の画像データR1−L,G1−
L,B1−L,R2−L,G2−L,B2−L・・・・
Rn−L,Gn−L,Bn−L及び右目用撮像装置32
に依って得られた原色セル単位の画像データR1−R,
G1−R,B1−R,R2−R,G2−R,B2−R・
・・・Rn−R,Gn−R,Bn−Rが示され、これ等
原色セル単位の画像データは、R,G,Bの一組が一画
素分になっている。
【0057】前記図の上段に見られる画像データは表示
データ操作手段23に於いて順序の入れ替え及び左目用
画像データと右目用画像データとの交互の配列を行な
い、図の中段に見られるような表示用画像データとして
表示体1に入力する。
【0058】表示データ操作手段23に於いては、図か
ら明らかであるが、例えば左目用画像データのR1−
L,G1−L,B1−Lと右目用画像データR1−R,
G1−R,B1−Rとを取り上げて見ると、各データを
一緒に纏め、例えばR,G,Bの順にするのであるが、
その際、左目用画像データと常に右目用画像データとは
常に隣接するように配列する。
【0059】従って、図示されているように、左目用画
像データR1−Lの次には右目用画像データG1−R、
その次には左目用画像データB1−L、その次には右目
用画像データR1−R、その次に左目用画像データG1
−L、その次に右目用画像データB1−Rのそれぞれを
配列してある。尚、ここでは、R,B,Gの順序にして
あるが、これに限定されるものではない。
【0060】前記のように、表示データ操作手段23で
操作された表示用画像データが表示体1に入力された場
合、表示用画像データと全く同じ画像、即ち、図の中段
に見られるような画像が表示体1に表示される。
【0061】図の中段に見られるような画像を表示して
いる表示体1の前面には、図2について説明したレンチ
キュラー・レンズ2Zをもつレンチキュラー・レンズ板
2が配設されているので、一本のレンチキュラー・レン
ズ2Zの左側には右目用画像の原色セル・データが、ま
た、右側には左目用画像の原色セル・データがそれぞれ
表示されているので、立体画像観測領域には、図の下段
に見られる立体画像P1,P2・・・・Pnが得られ
る。
【0062】立体画像P1は、(R1+G1+B1)−
Lと(R1+G1+B1)−Rとで構成され、−Lは左
目に、また、−Rは右目にそれぞれ届き、各々混色され
ている。これは、他の立体画像P2・・・・Pnに於い
ても同じであるから、人間の目には、自然色のカラー立
体画像が届くことになる。
【0063】図6は本発明に於ける他の実施例を解説す
る為の表示装置を表す要部平面図であり、図1乃至図5
に於いて用いた記号と同記号は同部分を表すか或いは同
じ意味を持つものとする。
【0064】図に於いて、41は表示体、42は上側駆
動回路(データ・ドライバ)、43は下側駆動回路(デ
ータ・ドライバ)をそれぞれ示している。
【0065】ここで用いる表示体41は、データを送り
込む電極が、原色毎に上下に且つ交互に取り出された構
成になっている。
【0066】そこで、例えば右目用画像データは、上側
データ入力端から上側駆動回路42に入力し、また、左
目用画像データは、下側データ入力端から下側駆動回路
43に入力する。
【0067】この構成を採ると、表示データ操作手段2
3は、右目用画像データを上側駆動回路42に、そし
て、左目用画像データを下側駆動回路43にそれぞれ入
力するように分岐・伝達を行なうだけで済み、原色単位
の右目用画像データと原色単位の左目用画像データとを
並べ替えるなどの操作は一切不要になる。
【0068】本発明は、前記説明した実施例に限られ
ず、他に多くの改変を実施することができる。
【0069】例えば、表示体1に於ける原色の配列は
R,G,B以外の配列を採用したり、R,G,B以外の
色や個数を採用して良い。
【0070】実施例では、表示体1としてLCDを用い
たが、この他にCRT、PDP(plasma dis
play panel)、EL(electro lu
minescent)など、レンチキュラー・レンズを
設置可能な程度に平坦な画面をもつ表示体を用いること
ができる。
【0071】実施例では、レンチキュラー・レンズの形
状を円筒面の一部として説明してあるが、真円の円筒面
の一部である必要はなく、適切な弧面であって良い。
【0072】実施例では、画像データを得るのに右目用
撮像装置及び左目用撮像装置を用いたが、パーソナル・
コンピュータなどに依って右目用画像と左目用画像とを
描画し、それぞれのデータを出力するようにしても良
い。
【0073】
【発明の効果】本発明に依る立体表示装置に於いては、
原色セルが左右方向に配列され且つ連続した複数の原色
セルをもって一画素分として表示を行なう表示体と、表
示体の前面に偶数の原色セル毎に一本のレンチキュラー
・レンズが対応すると共にレンチキュラー・レンズの軸
と表示体の上下方向とが一致するよう配設されたレンチ
キュラー・レンズ板とを備え、一本のレンチキュラー・
レンズに対応する複数の原色セルのうち右半分に位置す
るものが左目用画像データを表示し且つ左半分に位置す
るものが右目用画像データを表示する。
【0074】前記構成を採ることに依り、表示体に於い
ては、右目或いは左目に対応する原色セルがレンチキュ
ラー・レンズの半分を占有し、各原色セルから出た光が
右目観測領域或いは左目観測領域の全体に届くようにな
る。従って、各観測領域ではR,G,Bの光が重なり、
混色されて目に映ずるようになるから、良好なカラー立
体表示画像が得られ、しかも、表示体は従来のものを変
更することなく使用できるので、横長の表示画像を低コ
ストで実現することができ、また、通常の表示装置との
互換性もあり、広い分野で使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を解説する為の表示装置近傍を上
面から見た要部平面説明図である。
【図2】本発明に於ける一実施例を解説する為の表示装
置を表す要部平面図である。
【図3】図2に見られる表示装置の一部を詳細に表した
要部回路説明図である。
【図4】図3に見られる表示データ操作手段の動作を説
明する為のタイミング・チャートである。
【図5】図3及び図4について説明した表示データ操作
手段の動作に依って全ての画像データについてデータ操
作を行なう場合を解説するのに必要な説明図である。
【図6】本発明に於ける他の実施例を解説する為の表示
装置を表す要部平面図である。
【図7】レンチキュラー方式の原理を解説する為の表示
装置近傍を上面から見た要部平面説明図である。
【図8】原色分離の問題を解説する為の表示装置近傍を
上面から見た要部平面説明図である。
【図9】縦置き方式を説明する表示体の説明図である。
【符号の説明】
1 表示体 1R 右目用データ表示セル 1L 左目用データ表示セル 2 レンチキュラー・レンズ板 2Z レンチキュラー・レンズ 3 立体画像観測領域 3L 左目観測領域 3R 右目観測領域 11R 赤の原色セル 11G 緑の原色セル 11B 青の原色セル 21 左目用撮像装置 22 右目用撮像装置 23 表示データ操作手段 31 左目用撮像装置21に内蔵されたA/Dコンバー
タ 32 右目用撮像装置22に内蔵されたA/Dコンバー
タ 33 表示データ操作手段23内のマルチプレックス・
カウンタ 35 D−フリップ・フロップ回路からなるラッチ手段 36 マルチ・プレクサ 37 シリアル/パラレル変換手段 DCK ドット・クロック MCK マルチ・プレクス・クロック MUX マルチ・プレクス・カウント 41 表示体 42 上側駆動回路(データ・ドライバ) 43 下側駆動回路(データ・ドライバ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中林 謙一 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】正面から見て原色セルが左右方向に配列さ
    れ且つ連続した複数の原色セルをもって一画素分として
    表示を行なう表示体と、 前記表示体の前面に偶数の原色セル毎に一本のレンチキ
    ュラー・レンズが対応すると共にレンチキュラー・レン
    ズの軸と前記表示体の上下方向とが一致するよう配設さ
    れたレンチキュラー・レンズ板とを備え、前記一本のレ
    ンチキュラー・レンズに対応する複数の原色セルのうち
    右半分に位置するものが左目用画像データを表示し且つ
    左半分に位置するものが右目用画像データを表示するも
    のであることを特徴とする立体表示装置。
  2. 【請求項2】レンチキュラー・レンズの一本が原色セル
    の二個に対応するレンチキュラー・レンズ板を備えてな
    ることを特徴とする請求項1記載の立体表示装置。
  3. 【請求項3】右目用画像データ及び左目用画像データが
    入力され且つ一本のレンチキュラー・レンズに対応する
    複数の原色セルのうち右半分に位置するものが左目用画
    像データを表示し且つ左半分に位置するものが右目用画
    像データを表示するよう前記右目用画像データ及び左目
    用画像データの配列を原色単位で操作して表示用画像デ
    ータを作成し表示体に送り込む表示データ操作手段を備
    えてなることを特徴とする請求項1記載の立体表示装
    置。
  4. 【請求項4】正面から見て原色セルが左右方向に配列さ
    れると共に連続した複数の原色セルをもって一画素分と
    して表示を行ない且つ左右方向の奇数番目の原色セルの
    画像データが入力されるデータ入力端及び偶数番目の原
    色セルの画像データが入力されるデータ入力端を備えた
    表示体と、 前記表示体の前面に二個の原色セル毎に一本のレンチキ
    ュラー・レンズが対応すると共にレンチキュラー・レン
    ズの軸と前記表示体の上下方向とが一致するよう配設さ
    れたレンチキュラー・レンズ板と、 右目用画像データ及び左目用画像データが入力され且つ
    一本のレンチキュラー・レンズに対応する二個の原色セ
    ルのうち左半分に位置するものが奇数番目の原色セルで
    ある場合に前記奇数番目用のデータ入力端に右目用画像
    データを入力すると共に前記偶数番目用のデータ入力端
    に左目用画像データを入力し、また、一本のレンチキュ
    ラー・レンズに対応する二個の原色セルのうち右半分に
    位置するものが奇数番目の原色セルである場合に前記奇
    数番目用のデータ入力端に左目用画像データを入力する
    と共に前記偶数番目用のデータ入力端に右目用画像デー
    タを入力する表示データ操作手段とを備えてなることを
    特徴とする立体表示装置。
JP15171093A 1993-06-23 1993-06-23 立体表示装置 Pending JPH0713119A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7046272B2 (en) * 2001-10-02 2006-05-16 Seereal Technologies Gmbh Autostereoscopic display

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7046272B2 (en) * 2001-10-02 2006-05-16 Seereal Technologies Gmbh Autostereoscopic display

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