JPH07128532A - 光波長フィルタ装置 - Google Patents

光波長フィルタ装置

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Publication number
JPH07128532A
JPH07128532A JP27264093A JP27264093A JPH07128532A JP H07128532 A JPH07128532 A JP H07128532A JP 27264093 A JP27264093 A JP 27264093A JP 27264093 A JP27264093 A JP 27264093A JP H07128532 A JPH07128532 A JP H07128532A
Authority
JP
Japan
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filter
polarization
unit
polarized light
light
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP27264093A
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English (en)
Inventor
Hideaki Okayama
秀彰 岡山
Hiroki Yaegashi
浩樹 八重樫
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 偏光依存性を有さず良好なクロストーク特性
が得られる光フィルタ装置を提供する。 【構成】 信号光を、偏光ビームスプリッタ34により偏
波A としてのTM波と偏波B としてのTE波とに分離する。
次に偏波A を、ファラデー回転子40で45°及び偏波保存
ファイバ72で45°回転させてTE波と成してフィルタ52に
入力する。フィルタ52で分離した偏波A を反射器54で反
射してスプリッタ34に入力する。同様にして、偏波B
を、ファラデー回転子42で45°及び偏波保存ファイバ74
で-45 °回転させTE波と成してフィルタ68に入力し、分
離した偏波B を反射器70で反射してスプリッタ34に入力
する。そして分離した偏波A、B をスプリッタ34で合波し
て信号光と成し、この信号光を後段の光装置へ出力す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は光波長フィルタ装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、波長多重の信号光のなかから
特定波長の信号光を分離するための種々の光波長フィル
タ装置が提案されている。図8はこの種の従来装置の一
構成を概略的に示す平面図である。
【0003】同図に示す光波長フィルタ装置はモード変
換器型のフィルタ装置であって、この装置においては、
基板10に導波路12を設け、導波路12上にその一端
の側から順次に、偏光子14、SAWトランスデューサ
16、偏光子18、SAWトランスデューサ20及び偏
光子22を設ける。トランスデューサ16及び20は音
響光学効果を利用したモード変換器である。尚24はS
AW吸収体を示す。
【0004】この光波長フィルタ装置をTM波に対して
動作させる場合には、偏光子14及び22をTM偏光
子、また偏光子18をTE偏光子とする。そして信号光
としてTM波を偏光子14を介して導波路12に入力す
る。然る後、トランスデューサ16により特定波長のT
M波をTE波に変換し、偏光子18により特定波長のT
E波とそれ以外の波長のTM波とを分離する。さらにト
ランスデューサ20により特定波長のTE波をTM波に
変換し、偏光子22により特定波長のTM波とそれ以外
の波長のTE波とを分離する。従って特定波長の信号光
とそれ以外の信号光とはTE偏光子18を通過するとき
及びTM偏光子22を通過するときの2度にわたって分
離されるのでクロストークが2回排除され、その結果、
クロストークを改善できる。
【0005】この光波長フィルタ装置をTE波に対して
動作させる場合には、偏光子14及び22をTE偏光
子、また偏光子18をTM偏光子とすると共に、トラン
スデューサ16により特定波長のTE波をTM波に、ま
たトランスデューサ20により特定波長のTM波をTE
波に変換すれば良い。
【0006】図9は従来の光波長フィルタ装置の他の構
成を概略的に示す機能ブロック図である。この装置にお
いては、信号光を偏光分離部26によりTM波及びTE
波に分離し、これらTM波及びTE波をそれぞれ個別の
フィルタ部28及び30に入力する。フィルタ部28は
図8に示すフィルタ装置をTM光に対して動作するよう
に構成したもの、フィルタ部30は図8に示すフィルタ
装置をTE光に対して動作するように構成したものであ
って、従ってフィルタ部28及び30により特定波長の
TM波及びTE波を分離できる。これら分離したTM波
及びTE波を偏光合波部32により合波して次段の光回
路素子へ出力する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述した前者の従来装
置では、クロストークを2回排除し従ってクロストーク
特性が良好であるが、TM波及びTE波の一方に対して
しか動作しない偏光依存性を有する。
【0008】一方、後者の従来装置では、TM波及びT
E波の双方に対して動作するので偏光依存性はない。し
かし合計4つのトランスデューサが必要であり、従って
動作制御が複雑になる。
【0009】この発明の目的は、偏光依存性を有さずか
つ良好なクロストーク特性が得られる光波長フィルタ装
置を提供することにある。
【0010】さらに好ましくは、動作制御が容易な光波
長フィルタ装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、この発明の光波長フィルタ装置は、前段の光回路装
置からの信号光を波長多重で入力しこの信号光をそれぞ
れ互いに直交する第一及び第二偏光に分離して出力する
と共に、第一偏光に関連する第一反射光と第二偏光に関
連する第二反射光とを入力しこれら第一及び第二反射光
を合波して信号光と成しこの信号光を後段の光回路装置
へ向けて出力する偏光合分波部と、第一偏光を波長多重
で入力し第一反射光として特定波長の第一偏光を偏光合
分波部へ向けて選択反射する第一フィルタ部と、第二偏
光を波長多重で入力し第二反射光として特定波長の第二
偏光を偏光合分波部へ向けて選択反射する第二フィルタ
部と、偏光合分波部及び第一フィルタ部の間に設けられ
第一偏光及び第一反射光の振動面をそれぞれ、進行方向
に見たときの回転方向が互いに逆となるように45°回
転する非相反回転型の第一合波前処理部と、偏光合分波
部及び第二フィルタ部の間に設けられ第二偏光及び第二
反射光の振動面をそれぞれ、進行方向に見たときの回転
方向が互いに逆となるように45°回転する非相反回転
型の第二合波前処理部とを備えて成ることを特徴とす
る。
【0012】
【作用】このような構成によれば、偏光合分波部は、前
段の光回路装置からの信号光を波長多重で入力し、そし
てこれら信号光をそれぞれ第一及び第二偏光に分離して
第一偏光を第一フィルタ部へ向けて及び第二偏光を第二
フィルタ部へ向けて出力する。第一フィルタ部は、波長
多重の第一偏光のうち特定波長の第一偏光を選択的に反
射するものであって、第一反射光としてこの特定波長の
第一偏光を偏光合分波部へ向けて反射する。また第二フ
ィルタ部は、波長多重の第二偏光のうち特定波長の第二
偏光を選択的に反射するものであって、第二反射光とし
てこの特定波長の第二偏光を偏光合分波部へ向けて反射
する。偏光合分波部は特定波長の第一反射光と特定波長
の第二反射光とを合波して信号光と成しこの信号光を後
段の光回路装置へ向けて出力する。従ってこの発明の光
波長フィルタ装置は、波長多重の信号光を前段の光回路
装置から入力し、波長多重の信号光の中から特定波長の
信号光を分離してこの特定波長の信号光を後段の光回路
装置へ向けて出力することとなる。信号光の分離は、実
質的に、第一及び第二偏光の双方に対して行なわれるの
で偏光依存性をなくせる。
【0013】また信号光の分離を第一及び第二偏光の選
択反射により行なうので、良好なクロストーク特性を得
ることができる。
【0014】さらに第一合波前処理部は、偏光合分波部
及び第一フィルタ部の間に在って、偏光合分波部からの
第一偏光の振動面を45°回転すると共に第一フィルタ
部からの第一反射光の振動面を45°回転する。しかも
これら第一偏光及び第一反射光をそれぞれ、進行方向に
見たときの回転方向が互いに逆となるように回転するの
で、偏光合分波部の第一反射光を入力するポートにおけ
る第一反射光の振動面と、偏光合分波部の第一偏光を出
力するポートにおける第一偏光の振動面とは直交する。
また第二合波前処理部は、偏光合分波部及び第二フィル
タ部の間に在って、偏光合分波部からの第二偏光の振動
面を45°回転すると共に第二フィルタ部からの第二反
射光の振動面を45°回転する。しかもこれら第二偏光
及び第二反射光をそれぞれ、進行方向に見たときの回転
方向が互いに逆となるように45°回転するので、偏光
合分波部の第二反射光を入力するポートにおける第二反
射光の振動面と、偏光合分波部の第二偏光を出力するポ
ートにおける第二偏光の振動面とは直交する。
【0015】この結果、偏光合分波部において、前段の
光回路装置からの信号光を入力するポートと後段の光回
路装置へ向けて信号光を出力するポートとを異ならせる
ことができる。
【0016】
【実施例】以下、図面を参照し、発明の実施例につき説
明する。尚、図面は発明が理解できる程度に概略的に示
してあるにすぎず、従って発明は図示例に限定されるも
のではない。
【0017】図1はこの発明の実施例の構成を概略的に
示す平面図である。この実施例の光波長フィルタ装置
は、偏光合分波部34と第一及び第二フィルタ部36及
び38と非相反回転型の第一及び第二合波前処理部40
及び42とを備える。 偏光合分波部34は、前段の光
回路装置(図示せず)からの信号光を波長多重で入力し
この信号光をそれぞれ互いに直交する第一及び第二偏光
に分離して出力すると共に、第一偏光に関連する第一反
射光と第二偏光に関連する第二反射光とを入力しこれら
第一及び第二反射光を合波して信号光と成しこの信号光
を後段の光回路装置(図示せず)へ向けて出力する。
【0018】この実施例では、偏光合分波部34は偏光
ビームスプリッタであって、前段の光回路装置からの信
号光を入力する入力ポート34aと、第一偏光を出力す
ると共に第一反射光を入力する入出力ポート34bと、
第二偏光を出力すると共に第二反射光を入力する入出力
ポート34cと、後段の光回路装置へ向けて信号光を出
力する出力ポート34dとを有する。
【0019】前段の光回路装置を偏波保存ファイバ44
及びコリメーティングレンズ46を介して入力ポート3
4aと光学的に結合し、信号光をレンズ46により平行
光と成して入力ポート34aに入力する。偏光合分波部
34は、入力ポート34aを介し入力した信号光をTM
波及びTE波に分離し、そして第一偏光としてTM波を
入出力ポート34bから出力すると共に第二偏光として
TE波を入出力ポート34cから出力する。また偏光合
分波部34は、第一偏光に関連する第一反射光としてT
E波を入出力ポート34bを介し入力すると共に第二偏
光に関連する第二反射光としてTM波を入出力ポート3
4cを介し入力し、そしてこれらTM波及びTE波を合
波し信号光と成して出力ポート34dから出力する。出
力ポート34dをコリメーティングレンズ48及び偏波
保存ファイバ50を介して後段の光回路装置と光学的に
結合し、信号光をレンズ48により集光して偏波保存フ
ァイバ50に入力する。
【0020】このように前段の光回路装置からの信号光
を入力する入力ポート34aと後段の光回路装置へ向け
て信号光を出力する出力ポート34dとは、個別に設け
られている。
【0021】第一フィルタ部36は、第一偏光を波長多
重で入力し、第一反射光として特定波長の第一偏光を偏
光合分波部34へ向けて選択反射する。
【0022】この実施例では、第一フィルタ部36は、
透過型フィルタ例えばモード変換器型フィルタ52と反
射器54とを接続し、これらフィルタ52及び反射器5
4を基板56に設けて成る。モード変換器型フィルタ5
2は、基板56に設けた導波路58と導波路58にその
一端の側から他端の側へ順次に設けた偏光子60、モー
ド変換器62及び偏光子64とを有して成る。反射器5
4は導波路58の他端に設けた全反射膜である。
【0023】モード変換器62は、音響光学効果を利用
してモード変換を行なうSAW(Surface Acoustic Wav
e )トランスデューサであって、互いに指合する一対の
くし歯状電極を有して成る。偏光子60はTE波を透過
しTM波を透過しないTE偏光子、偏光子64はTM波
を透過しTE波を透過しないTM偏光子である。従っ
て、第一フィルタ部36はTM波及びTE波のうちTE
波に対して動作する偏光依存性を有する。その動作の際
には、第一偏光としてTE波を偏光子60を介し導波路
58に入力し、次いでモード変換器62により特定波長
の第一偏光をTM波に変換する。この特定波長の第一偏
光を、偏光子64を介し反射器54に入射する。そして
特定波長の第一偏光を反射器58により全反射して、当
該反射光を第一反射光として導波路58に入力する。こ
の特定波長の第一反射光をモード変換器62によりTE
波に変換し、然る後、偏光子60を介し第一反射光とし
てTE波を出力する。従って特定波長の第一偏光とそれ
以外の波長の第一偏光とを偏光子64により分離し、さ
らに特定波長の第一反射光とそれ以外の波長の第一反射
光とを偏光子60により分離するので、クロストークを
2回排除でき、その結果、良好なクロストーク特性を得
ることができる。
【0024】モード変換器62をSAWトランスデュー
サとする場合、好ましくは、SAW吸収体66を、偏光
子60及びトランスデューサ62の間であって偏光子6
0近傍の基板56上に設け、またSAW吸収体67を、
偏光子64及びトランスデューサ62の間であって偏光
子64近傍の基板56上に設ける。これら吸収体66及
び67により、モード変換器62が発生したSAWが偏
光子60及び64の間の領域の外側へ漏れるのを防止す
る。
【0025】第二フィルタ部38は、第二偏光を波長多
重で入力し、第二反射光として特定波長の第二偏光を偏
光合分波部34へ向けて選択反射する。
【0026】この実施例では、第一及び第二フィルタ部
36及び38の構成を簡略化しさらに小型化するため、
第一及び第二フィルタ部36及び38の構成を同様の構
成として共用できるものについては共通の構成要素で構
成する。そしてこれらフィルタ部36及び38を同一基
板56にモノリシックに設ける。このため、第二フィル
タ部38はモード変換器型フィルタ68と反射器70と
を接続し、これらフィルタ68及び反射器70を基板5
6に設けて成る。
【0027】モード変換器型フィルタ58は、基板56
に設けた導波路73と導波路73にその一端の側から他
端の側へ順次に設けた偏光子60、モード変換器62及
び偏光子64とを有して成る。従って第二フィルタ部3
8のモード変換器型フィルタ68と第一フィルタ部36
のモード変換器型フィルタ52とは、共通の構成要素6
0、62及び64を有する。これら共通の構成要素6
0、62及び64を、第一フィルタ部36の導波路58
及び第二フィルタ部38の導波路73の双方と交差する
方向に延在させてこれら導波路58及び72の双方の導
波路上に設ける。第一フィルタ部36の導波路58と第
二フィルタ部38の導波路73とは、これら導波路58
及び72を伝搬する光が互いに光学的に影響し合わない
ように例えば干渉し合わないように、離間させて並列配
置する。
【0028】反射器70は導波路73の一端に設けた全
反射膜であって、この第二フィルタ部38の反射器70
と第一フィルタ部36の反射器54とを、基板端面に設
けた共通の全反射膜により構成する。
【0029】好ましくは、SAW吸収体66及び67
を、第一フィルタ部36の導波路58及び第二フィルタ
部38の導波路73と交差する方向に延在させて、モー
ド変換器62が発生したSAWが偏光子60及び64の
間の領域の外側へ漏れるのを防止する。
【0030】上述のように構成した第二フィルタ部38
は、第一フィルタ部36と同様に、TM波及びTE波の
うちTE波に対して動作し従って偏光依存性を有する。
その動作の際には、偏光子60を介し第二偏光としてT
E波を導波路73に入力し、次いでモード変換器62に
より特定波長の第二偏光をTM波に変換する。この特定
波長の第二偏光を、偏光子64を介し反射器70に入射
する。そして特定波長の第二偏光を反射器70により全
反射して、当該反射光を第二反射光として導波路73に
入力する。この特定波長の第二反射光をモード変換器6
2によりTE波に変換し、然る後、偏光子60を介し第
二反射光としてTE波を出力する。従って特定波長の第
二偏光とそれ以外の波長の第二偏光とを偏光子64によ
り分離し、さらに特定波長の第二反射光とそれ以外の波
長の第二反射光とを偏光子60により分離するので、ク
ロストークを2回排除でき、その結果、良好なクロスト
ーク特性を得ることができる。
【0031】この実施例では第一フィルタ部36に入力
する第一偏光及び第二フィルタ部38に入力する第二偏
光をいずれもTE波としているので、音響光学効果によ
るモード変換時の周波数シフト量は、第一フィルタ部3
6及び第二フィルタ部38の双方において等しくなる。
その結果、第一反射光及び第二反射光の周波数を等しく
することができる。尚、偏光子60をTM偏光子及び偏
光子64をTE偏光子とし、第一フィルタ部36及び第
二フィルタ部38をTM波及びTE波のうちTM波に対
して動作させるようにしても良い。この場合、第一フィ
ルタ部36に入力する第一偏光及び第二フィルタ部38
に入力する第二偏光をいずれもTM波とすることによ
り、これらフィルタ部36及び38におけるモード変換
時の周波数シフト量を等しくし、従って第一反射光及び
第二反射光の周波数を等しくすることができる。
【0032】またこの実施例ではモード変換器62の動
作を制御することにより、第一フィルタ部36及び第二
フィルタ部38の双方の動作制御を行なえ従ってこれら
フィルタ部36及び38の動作制御が容易である。尚、
第一及び第二フィルタ部36及び38のすべての構成要
素をそれぞれ個別の構成要素とし、これらフィルタ部3
6及び38をそれぞれ個別の基板に設け、それ以外は上
述した実施例と同様に第一及び第二フィルタ部36及び
38を構成するようにしても良い。このように第一及び
第二フィルタ部36及び38を個別の基板に分離して設
ける場合でも、動作制御すべきモード変換器の個数を図
9に示す従来装置よりも少なくすることができる。
【0033】非相反回転型の第一合波前処理部40は、
偏光合分波部34及び第一フィルタ部36の間に設けら
れ、第一偏光及び第一反射光の振動面をそれぞれ、進行
方向に見たときの回転方向が互いに逆となるように45
°回転する。
【0034】この実施例では、第一合波前処理部40は
ファラデー回転子である。第一合波前処理部40は、偏
光合分波部34から出力された第一偏光の振動面を、第
一偏光の進行方向に見て時計方向(或は反時計方向)に
45°回転すると共に、第一フィルタ部36から出力さ
れた第一反射光の振動面を、第一反射光の進行方向に見
て反時計方向(或は時計方向)に45°回転する。従っ
て偏光合分波部34から出力された第一偏光は45°回
転された後に第一フィルタ部36に入力し、さらに第一
反射光(第一反射光は第一フィルタ部36で反射された
第一偏光である)は45°回転された後に偏光合分波部
34に入力するので、偏光合分波部34の入出力ポート
34bにおける第一偏光及び第一反射光の振動面を直交
させることができる。従って偏光合分波部34の入出力
ポート34bから第一偏光としてTM波を出力した場
合、第一反射光としてTE波を偏光合分波部34の入出
力ポート34bに入力することができ、その結果、第一
反射光を第二反射光と合波して出力する出力ポート34
dと前段の光回路装置からの信号光を入力する入力ポー
ト34aとをそれぞれ個別のポートとすることができ
る。
【0035】非相反回転型の第二合波前処理部42は、
偏光合分波部34及び第二フィルタ部38の間に設けら
れ、第二偏光及び第二反射光の振動面をそれぞれ、進行
方向に見たときの回転方向が互いに逆となるように45
°回転する。
【0036】この実施例では、第二合波前処理部42は
ファラデー回転子である。第二合波前処理部42は、偏
光合分波部34から出力された第二偏光の振動面を、第
二偏光の進行方向に見て時計方向(或は反時計方向)に
45°回転すると共に、第二フィルタ部38から出力さ
れた第二反射光の振動面を、第二反射光の進行方向に見
て反時計方向(或は時計方向)に45°回転する。従っ
て偏光合分波部34から出力された第二偏光は45°回
転された後に第二フィルタ部38に入力し、さらに第二
反射光(第二反射光は第二フィルタ部38で反射された
第二偏光である)は45°回転された後に偏光合分波部
34に入力するので、偏光合分波部34の入出力ポート
34cにおける第二偏光及び第二反射光の振動面を直交
させることができる。従って偏光合分波部34の入出力
ポート34cから第二偏光としてTE波を出力した場
合、第一反射光としてTM波を偏光合分波部34の入出
力ポート34cに入力することができ、その結果、第二
反射光を第一反射光と合波して出力する出力ポート34
dと前段の光回路装置からの信号光を入力する入力ポー
ト34aとをそれぞれ個別のポートとすることができ
る。
【0037】さらにこの実施例の光波長フィルタ装置
は、相反回転型の第一及び第二前処理部72及び74を
備える。
【0038】相反回転型の第一分離前処理部72は、偏
光合分波部34及び第一フィルタ部36の間に設けら
れ、第一偏光及び第一反射光の振動面をそれぞれ、進行
方向に見たときの回転方向を同一として45°回転す
る。第一偏光を回転させることにより、第一偏光の偏光
状態を第一フィルタ部36が効率良く動作するのに適し
た状態と成るように調整する。そして第一偏光及び第一
反射光の回転方向を同一とすることにより、第一合波前
処理部40の作用に与える影響を無くす。
【0039】この実施例では、第一分離前処理部72は
偏波保存ファイバである。この第一分離前処理部72の
一端をコリメーティングレンズ76を介して第一合波前
処理部40と光学的に結合させると共に、第一分離前処
理部72の他端を第一フィルタ部36の導波路58の他
端と光学的に結合させる。第一合波前処理部40からの
第一偏光をレンズ76により集光して第一分離前処理部
72に入力する。
【0040】第一偏光の偏光状態を第一フィルタ部36
が効率良く動作するのに適した状態と成るように調整す
るには、偏光合分波部34から出力された第一偏光は、
第一合波前処理部40により第一偏光進行方向に見て時
計方向(或は反時計方向)に45°回転されるので、第
一偏光をさらに、第一分離前処理部72により、第一偏
光進行方向に見て時計方向(或は反時計方向)に45°
回転すれば良い。この場合、第一合波前処理部40及び
第一分離前処理部72による第一偏光の回転方向は第一
偏光進行方向に見て同一である。従って偏光合分波部3
4から第一偏光として出力されたTM波は、第一偏光進
行方向に見て90°回転され、その結果、第一偏光とし
てTE波を第一フィルタ部36の導波路58に入力する
ことができる。
【0041】しかも第一分離前処理部72は、第一偏光
進行方向に見たときの第一偏光の回転方向と第一反射光
進行方向に見たときの第一反射光の回転方向とが同一と
なるように、これら第一偏光及び第一反射光を回転す
る。従って第一分離前処理部72による第一偏光及び第
一反射光の回転は相殺されるので、第一分離前処理部7
2による回転は、第一合波前処理部40の作用に影響を
与えない。
【0042】相反回転型の第二分離前処理部74は、偏
光合分波部34及び第二フィルタ部38の間に設けら
れ、第二偏光及び第二反射光の振動面をそれぞれ、進行
方向に見たときの回転方向を同一として45°回転す
る。第二偏光を回転させることにより、第二偏光の偏光
状態を第二フィルタ部38が効率良く動作するのに適し
た状態と成るように調整する。そして第二偏光及び第二
反射光の回転方向を同一とすることにより、第二合波前
処理部42の作用に与える影響を無くす。
【0043】この実施例では、第二分離前処理部74は
偏波保存ファイバである。この第二分離前処理部74の
一端をコリメーティングレンズ78を介して第二合波前
処理部42と光学的に結合させると共に、第二分離前処
理部74の他端を第二フィルタ部38の導波路73の他
端と光学的に結合させる。第二合波前処理部42からの
第二偏光をレンズ78により集光して第二分離前処理部
74に入力する。
【0044】第二偏光の偏光状態を第二フィルタ部38
が効率良く動作するのに適した状態と成るように調整す
るには、偏光合分波部34から出力された第二偏光は、
第二合波前処理部42により第二偏光進行方向に見て時
計方向(或は反時計方向)に45°回転されるので、第
二偏光を第二分離前処理部74により、第二偏光進行方
向に見て反時計方向(或は時計方向)に45°回転すれ
ば良い。この場合、第二合波前処理部42及び第二分離
前処理部74による第二偏光の回転方向は第二偏光進行
方向に見て逆向きとし、従って第二合波前処理部42及
び第二分離前処理部74による第二偏光の回転を相殺す
る。その結果、偏光合分波部34から第二偏光として出
力されたTE波を、TE波のまま第二フィルタ部38の
導波路73に入力することができる。
【0045】しかも第二分離前処理部74は、第二偏光
進行方向に見たときの第二偏光の回転方向と第二反射光
進行方向に見たときの第二反射光の回転方向とが同一と
なるように、これら第二偏光及び第二反射光を回転す
る。従って第二分離前処理部74による第二偏光及び第
二反射光の回転は相殺されるので、第二分離前処理部7
4による回転は、第二合波前処理部42の作用に影響を
与えない。
【0046】尚、第一及び第二分離前処理部72及び7
4を設けないようにしてもよい。この場合、第一フィル
タ部36及び38を個別の基板に分離して設けるように
し、第一フィルタ部36の基板を導波路58の光軸回り
に回転させることにより第一偏光の偏光状態を第一フィ
ルタ部36が効率良く動作するのに適した状態と成るよ
うに調整する。或は、第二フィルタ部38の基板を導波
路73の光軸回りに回転させることにより、第二偏光の
偏光状態を第二フィルタ部38が効率良く動作するのに
適した状態と成るように調整する。
【0047】図2はこの実施例の光波長フィルタ装置の
全体的な動作の流れの説明に供する図である。第一偏光
及び第一反射光の偏光状態に着目した動作の流れを図2
(A)に示す。この実施例では、偏光合分波前処理部3
4の入出力ポート34bと第一フィルタ部36の反射器
54との間において第一偏光及び第一反射光の伝送路は
共通なので、図2(A)においては第一偏光及び第一反
射光の双方ともに第一偏光進行方向に見たときの偏光状
態を示した。また第二偏光及び第二反射光の偏光状態に
着目した動作の流れを図2(B)に示す。この実施例で
は、偏光合分波前処理部34の入出力ポート34cと第
二フィルタ部38の反射器70との間において第二偏光
及び第二反射光の伝送路は共通なので、図2(B)にお
いては第二偏光及び第二反射光の双方ともに第二偏光進
行方向に見たときの偏光状態を示した。
【0048】偏光合分波部34は前段の光回路装置から
の波長多重信号光を入力ポート34aを介し入力し、こ
れら信号光をそれぞれ第一偏光のTM波と第二偏光とし
てのTE波とに分離する。
【0049】ここで、第一偏光及び第一反射光に着目す
る。偏光合分波部34は、前段の光回路装置からの波長
多重信号光から第一偏光としてのTM波を分離すると、
この第一偏光を入出力ポート34bから第一フィルタ部
36へ向けて出力する。そして第一合分波前処理部40
は偏光合分波部34からの第一偏光を第一偏光進行方向
に見て時計回りに45°回転する(+45°回転す
る)。次いで第一分離前処理部72は、第一合分波前処
理部40からの第一偏光を第一偏光進行方向に見て時計
回りに45°回転し(+45°回転し)、然る後、第一
偏光を第一フィルタ部36の導波路58に入力する。第
一偏光はTE波となって導波路58に入力する。従って
第一偏光はTE偏光子60を透過し、然る後、モード変
換器62によりモード変換される。
【0050】モード変換器62は波長多重の第一偏光の
うち特定波長の第一偏光をTE波からTM波に変換す
る。特定波長の第一偏光はTM波となって導波路58を
伝搬してTM偏光子64を透過し反射器54に至る。そ
れ以外の波長の第一偏光はモード変換されずTE波のま
ま導波路58を伝搬してTM偏光子64に至るので、T
M偏光子64を透過しない。結果的に、特定波長の第一
偏光とそれ以外の波長の第一偏光とが分離される。
【0051】反射器54は特定波長の第一偏光を反射
し、従って当該反射光が第一反射光として導波路58を
逆行する。この特定波長の第一反射光はTM偏光子64
を透過し、然る後、モード変換器62によりモード変換
される。
【0052】モード変換器62は特定波長の第一反射光
をTM波からTE波に変換する。TE波となった第一反
射光はTE偏光子60を透過した後、第一分離前処理部
72に入力する。クロストーク光(特定波長以外の第一
偏光)が反射器54で反射され、従ってクロストーク光
が第一反射光として導波路58を逆行したとしてもして
も、クロストーク光はモード変換されずTM波のままな
のでTE偏光子60を透過しない。従ってクロストーク
光を排除できる。
【0053】第一分離前処理部72は第一反射光を第一
偏光進行方向(第一反射光進行方向とは逆向き)に見て
反時計方向に45°回転する(−45°回転する)。次
いで第二合波前処理部40は第一分離前処理部72から
の第一反射光を第一偏光進行方向に見て時計方向に45
°回転し(+45°回転し)、然る後、第一反射光を偏
光合分波部34の入出力ポート34bに入力する。結果
的に、第一反射光はTE波となって入出力ポート34b
に入力する。
【0054】一方、第二偏光及び第二反射光に着目する
と、偏光合分波部34は、前段の光回路装置からの波長
多重信号光から第二偏光としてのTE波を分離すると、
この第二偏光を入出力ポート34cから第二フィルタ部
38へ向けて出力する。そして第二合分波前処理部42
は偏光合分波部34からの第二偏光を第二偏光進行方向
に見て時計回りに45°回転する(+45°回転す
る)。次いで第二分離前処理部74は、第二合分波前処
理部42からの第二偏光を第二偏光進行方向に見て反時
計回りに45°回転し(−45°回転し)、然る後、第
二偏光を第二フィルタ部38の導波路73に入力する。
結果的に、第二偏光はTE波となって導波路73に入力
する。従って第二偏光はTE偏光子60を透過し、然る
後、モード変換器62によりモード変換される。
【0055】モード変換器62は波長多重の第二偏光の
うち特定波長の第二偏光をTE波からTM波に変換す
る。特定波長の第二偏光はTM波となって導波路73を
伝搬してTM偏光子64を透過し反射器70に至る。そ
れ以外の波長の第二偏光はモード変換されずTE波のま
ま導波路73を伝搬してTM偏光子64に至るので、T
M偏光子64を透過しない。結果的に、特定波長の第二
偏光とそれ以外の波長の第二偏光とが分離される。
【0056】反射器70は特定波長の第二偏光を反射
し、従って当該反射光が第二反射光として導波路73を
逆行する。この特定波長の第二反射光はTM偏光子64
を透過し、然る後、モード変換器62によりモード変換
される。
【0057】モード変換器62は特定波長の第二反射光
をTM波からTE波に変換する。TE波となった第二反
射光はTE偏光子60を透過した後、第二分離前処理部
74に入力する。クロストーク光(特定波長以外の第二
偏光)が反射器70で反射され、従ってクロストーク光
が第二反射光として導波路73を逆行したとしてもして
も、クロストーク光はモード変換されずTM波のままな
のでTE偏光子60を透過しない。従ってクロストーク
光を排除できる。
【0058】第二分離前処理部74は第二反射光を第二
偏光進行方向(第二反射光進行方向とは逆向き)に見て
時計方向に45°回転する(+45°回転する)。次い
で第二合波前処理部42は第二分離前処理部74からの
第二反射光を第二偏光進行方向に見て時計方向に45°
回転し(+45°回転し)、然る後、第二反射光を偏光
合分波部34の入出力ポート34cに入力する。結果的
に、第二反射光はTM波となって入出力ポート34cに
入力する。
【0059】従って偏光合分波部34は第一反射光とし
てのTE波を入出力ポート34bから入力すると共に第
二反射光としてのTM波を入出力ポート34cから入力
するので、これら第一及び第二反射光を合波して共通の
出力ポート34dから出力することができる。合波され
た第一及び第二反射光は信号光となって後段の光回路装
置へ向けて出力される。
【0060】図3〜図5はそれぞれ第一フィルタ部36
及び第二フィルタ部38の他の構成を概略的に示す平面
図である。以下、上述した実施例と相違する点につき説
明し、上述した実施例と同様の点についてはその詳細な
説明を省略する。
【0061】(図3の構成例) 図3に示す例は透過型
フィルタとして、電気光学効果を利用したモード変換器
型フィルタを用いる例である。この例では、第一フィル
タ部36及び第二フィルタ部38の共通のモード変換器
62は電気光学効果によりモード変換を行なうモード変
換器であって、互いに指合する一対のくし歯状電極を有
して成る。SAW吸収体66及び67は不要なので設け
ない。
【0062】上述した実施例では音響光学効果によりモ
ード変換を行なうので、モード変換器62のくし歯状電
極を一対としても、くし歯状電極に印加する電気信号の
周波数を変化させることによりモード変換波長を変化さ
せることができる。しかしこの例では電気光学効果によ
りモード変換を行なうので、モード変換器62のくし歯
状電極を一対としたときはモード変換波長を変化させる
ことはできない。尚、電気光学効果による場合でも複数
対のくし歯状電極を導波路58及び73に沿って設け、
くし歯状電極に印加する電圧を各電極対毎に制御するこ
とにより、モード変換波長を変化させることができる。
【0063】(図4の構成例) 図4に示す例は透過型
フィルタとして、マッハツェンダー型フィルタを用いる
例である。この例では、第一フィルタ部36は、複数段
例えば2段のマッハツェンダー型フィルタ80と反射器
54とを接続し、これらフィルタ80及び反射器54を
基板56に設けて成る。
【0064】各マッハツェンダー型フィルタ80は、基
板56に設けたマッハツェンダー型干渉器82とこの干
渉器82に設けた制御電極84とを有して成る。干渉器
82は1×2Y分岐及び2×1Y分岐とこれらY分岐の
間に設けた2本の導波路とを有し、1×2Y分岐の一方
の出力と2×1Y分岐の一方の入力とを一方の導波路を
介し接続すると共に1×2Y分岐の他方の出力と2×1
Y分岐の他方の入力とを他方の導波路を介し接続して成
る。これらY分岐を接続する一方の導波路に制御電極8
4を設ける。フィルタ80及び反射器54の接続に当っ
ては、前段のフィルタ80の2×1Y分岐の出力が後段
のフィルタ80の1×2Y分岐の入力と接続するよう
に、複数段のフィルタ80を直列接続する。そして最終
段のフィルタ80の2×1Y分岐の出力端に反射器54
を直列接続する。
【0065】周知のようにマッハツェンダー型フィルタ
80を透過する光の波長は複数存在し、しかもこれら透
過波長は一定間隔Tで離間する。フィルタ80を多段接
続する場合には、この間隔(周期)Tを各段毎に異なら
せる。全てのフィルタ80を透過した光の波長が第一フ
ィルタ部36の透過波長となる。制御電極84を介して
導波路の屈折率を制御することにより、間隔Tを一定に
保ったまま透過波長をシフトさせることができる。従っ
て、各段のフィルタ80の透過波長をそれぞれ個別に任
意好適にシフトさせることにより、第一フィルタ部36
の透過波長を変化させることができる。
【0066】また第二フィルタ部38は上述した図4の
第一フィルタ部36と同様の構成を有するものであっ
て、複数段例えば2段のマッハツェンダー型フィルタ8
6と反射器70とを接続し、これらフィルタ86及び反
射器70を基板56に設けて成る。従って第一及び第二
フィルタ部36及び38を基板56にモノリシックに設
けている。第一フィルタ部36のマッハツェンダー型フ
ィルタ80及び第二フィルタ部38のマッハツェンダー
型フィルタ86を伝搬する光が互いに光学的に影響し合
わないように、これらフィルタ80及び86を離間させ
て並列配置する。
【0067】各マッハツェンダー型フィルタ86は、基
板56に設けたマッハツェンダー型干渉器88とこの干
渉器88に設けた制御電極90とを有して成る。干渉器
88は1×2Y分岐及び2×1Y分岐とこれらY分岐の
間に設けた2本の導波路とを有し、これら2本の導波路
の一方に制御電極90を設ける。フィルタ86及び反射
器70の接続に当っては、複数段のフィルタ86を直列
接続し、最終段のフィルタ86に反射器70を直列接続
する。
【0068】マッハツェンダー型フィルタ86の透過波
長の間隔(周期)Tを各段毎に異ならせる。各段のフィ
ルタ86の透過波長を制御電極90を介してそれぞれ個
別に任意好適にシフトさせることにより、第二フィルタ
部38の透過波長を変化させることができる。
【0069】この例では、第一フィルタ部36に入力す
る第一偏光及び第二フィルタ部38に入力する第二偏光
をいずれもTE波とし或はいずれもTM波とすることに
より、透過波長をシフトする際の周波数シフト量を、第
一フィルタ部36及び第二フィルタ部38の双方におい
て等しくすることができる。その結果、第一反射光及び
第二反射光の周波数を等しくすることができる。
【0070】尚、図4の例と同様に図1の実施例におい
ても、第一及び第二フィルタ部をそれぞれ、複数段のモ
ード変換器型フィルタを直列接続しさらに最終段のモー
ド変換器型フィルタに反射器を直列接続して構成するよ
うにしてもよい。また図4の例において、マッハツェン
ダー型フィルタ80及び86の制御電極84及び90を
それぞれ個別に設けるのではなく、これらフィルタ80
及び86の隣接する導波路上に共通の制御電極a(図
中、この電極aを点線で示す)を設けるようにしても良
い。共通の制御電極aを設けることにより動作制御を簡
略化できる。
【0071】(図5の構成例) 図5に示す例は反射型
フィルタとしてブラッグ反射器型フィルタを用いる例で
ある。この例では、第一フィルタ部36はブラッグ反射
器型フィルタより成り、導波路58と導波路58に設け
た回折格子92及び制御電極94とを有して成る。
【0072】例えば、回折格子92を基板56或は導波
路58に形成した凹凸としこの凹凸を導波路58に沿っ
て周期的に設けるようにしても良いし、或は、回折格子
92を導波路58に屈折率制御物質を添加して形成した
高屈折率領域及び低屈折率領域としこれら高屈折率領域
及び低屈折率領域を導波路58に沿って交互に周期的に
設けるようにしても良い。回折格子92により、特定波
長の第一偏光を反射し当該反射光を第一反射光として出
力する。それ以外の波長の第一偏光は回折格子92によ
り反射されず、従って特定波長の第一偏光を選択反射で
きる。
【0073】そして回折格子92を設けた領域の導波路
58上に制御電極94を設ける。制御電極94を介し導
波路58の屈折率を変化させると回折格子92で反射さ
れる第一偏光の波長を変化させることができる。
【0074】また第二フィルタ部38は上述した図5の
第一フィルタ部36と同様の構成のブラッグ反射器型フ
ィルタより成るものであって、導波路73と導波路73
に設けた回折格子96及び制御電極98とを有して成
る。回折格子96により、特定波長の第二偏光を反射し
当該反射光を第二反射光として出力する。それ以外の波
長の第二偏光は回折格子96により反射されず、従って
特定波長の第二偏光を選択反射できる。また制御電極9
8を介し導波路73の屈折率を変化させると回折格子9
6で反射される第二偏光の波長を変化させることができ
る。
【0075】この例では、第一フィルタ部36に入力す
る第一偏光及び第二フィルタ部38に入力する第二偏光
をいずれもTE波とし或はいずれもTM波とすることに
より、回折格子で反射される第一及び第二偏光の波長を
変化させる際の周波数シフト量を、第一フィルタ部36
及び第二フィルタ部38の双方において等しくすること
ができる。その結果、第一反射光及び第二反射光の周波
数を等しくすることができる。
【0076】尚、第一フィルタ部36及び38の制御電
極94及び98をそれぞれ個別に設けるのではなく、こ
れらフィルタ部36及び38の導波路58及び73上に
共通の制御電極b(図中、この電極bを点線で示す)を
設けるようにしても良い。共通の制御電極bを設けるこ
とにより動作制御を簡略化できる。
【0077】図6はこの発明の他の実施例の構成を概略
的に示す平面図である。以下、図1の実施例と相違する
点につき説明し、図1の実施例と同様の点についてはそ
の詳細な説明を省略する。
【0078】この実施例では、偏光合分波部34を、フ
ァイバカプラ型の偏光分離カプラととする。また第一及
び第二合波前処理部40及び42を共通のファラデー回
転子cにより構成する。この回転子cを第一及び第二フ
ィルタ部36及び38の導波路58及び73と交差する
方向Pに延在させ、導波路58の端部と対向する領域の
回転子cを第一合波前処理部40として用いる。また導
波路73の端部と対向する領域の回転子cを第二合波前
処理部42として用いる。
【0079】そして偏光合分波部34の入出力ポート3
4a及び34bを、コリメーティングレンズ100及び
102を介して第一及び第二合波前処理部40及び42
と光学的に接続し、入出力ポート34a34bから出射
された第一及び第二偏光を平行光と成して第一及び第二
合波前処理部40及び42に入射する。
【0080】さらにこの実施例では、第一分離前処理部
72は設けるが第二分離前処理部74は設けない。ここ
では第一分離前処理部72は、第一偏光及び第一反射光
の振動面をそれぞれ、進行方向に見たときの回転方向を
同一として90°回転する分離前処理部であって、この
ような第一分離前処理部72として1/2波長板を用い
る。
【0081】そしてコリメーティングレンズアレイ10
4を方向Pに延在させる。このアレイ104を第一分離
前処理部72と第一フィルタ部36の導波路58との間
に設け、第一分離前処理部72から出射された第一偏光
をアレイ104を介し集光して導波路58に入射させ
る。これと共にアレイ104を第二合波前処理部42と
第二フィルタ部38の導波路73との間に設け、第二合
波前処理部42から出射された第二偏光をアレイ104
を介し集光して導波路73に入射させる。
【0082】図1の場合は合波前処理部34を偏光ビー
ムスプリッタとしているので4つのポート34a〜34
dに関する光軸合わせが相互に関連しあって複雑にな
る。これに対しこの実施例では、合波前処理部34をフ
ァイバカプラ型の偏光分離カプラとするので、合波前処
理部34の入出力ポート34bと第一フィルタ部36の
導波路58との間の光軸合わせ、及び、合波前処理部3
4の入出力ポート34cと第二フィルタ部38の導波路
73との間の光軸合わせの2系統の光軸合わせを独立に
行なえ、従って合波前処理部34に関わる光軸合わせは
図1の場合よりも容易になる。
【0083】またこの実施例では、合波前処理部34を
ファイバカプラ型の偏光分離カプラとしているので入出
力ポート34b及び34cの偏光出射方向を同方向とす
ることができる。従ってこれら入出力ポート34b及び
34cと導波路58及び73との間に配設される構成要
素100、102、c、72、104の配設スペースを
図1の場合よりも小さくすることができる。このため、
これら構成要素100、102、c、72、104とフ
ィルタ部36及び38とをひとつの光フィルタモジュー
ル用容器d内に収納することが、容易になる。
【0084】図7は他の実施例の光波長フィルタ装置の
全体的な動作の流れの説明に供する図である。第一偏光
及び第一反射光の偏光状態に着目した動作の流れを図7
(A)に示す。この実施例では、偏光合分波前処理部3
4の入出力ポート34bと第一フィルタ部36の反射器
54との間において第一偏光及び第一反射光の伝送路は
共通なので、図7(A)においては第一偏光及び第一反
射光の双方ともに第一偏光進行方向に見たときの偏光状
態を示した。また第二偏光及び第二反射光の偏光状態に
着目した動作の流れを図7(B)に示す。この実施例で
は、偏光合分波前処理部34の入出力ポート34cと第
二フィルタ部38の反射器70との間において第二偏光
及び第二反射光の伝送路は共通なので、図7(B)にお
いては第二偏光及び第二反射光の双方ともに第二偏光進
行方向に見たときの偏光状態を示した。
【0085】偏光合分波部34は前段の光回路装置から
の波長多重信号光を入力ポート34aを介し入力し、こ
れら信号光をそれぞれ第一偏光のTM波と第二偏光とし
てのTE波とに分離する。この実施例では、入力ポート
34aにおける信号光のTM波の振動面とフィルタ部3
6、38の基板面とが成す角度をほぼ45°としている
ものとする。図7においては、フィルタ部36、38の
基板面を水平面としこの基板面に対して第一及び第二偏
光の振動面がどのように傾いているかを示した。尚、図
1の実施例では、入力ポート34aにおける信号光のT
M波の振動面とフィルタ部36、38の基板面とが成す
角度をほぼ90°としているものとする。そして図2に
おいては、フィルタ部36、38の基板面を水平面とし
この基板面に対して第一及び第二偏光の振動面がどのよ
うに傾いているかを示した。
【0086】まず、第一偏光及び第一反射光に着目す
る。偏光合分波部34は、前段の光回路装置からの波長
多重信号光から第一偏光としてのTM波を分離すると、
この第一偏光を入出力ポート34bから第一フィルタ部
36へ向けて出力する。そして第一合分波前処理部40
(c)は偏光合分波部34からの第一偏光を第一偏光進
行方向に見て時計回りに45°回転する(+45°回転
する)。次いで第一分離前処理部72は、第一合分波前
処理部40からの第一偏光を第一偏光進行方向に見て時
計回りに90°回転し(+90°回転し)、然る後、第
一偏光を第一フィルタ部36の導波路58に入力する。
第一偏光はTE波となって導波路58に入力する。従っ
て第一偏光はTE偏光子60を透過し、然る後、モード
変換器62によりモード変換される。
【0087】モード変換器62は波長多重の第一偏光の
うち特定波長の第一偏光をTE波からTM波に変換す
る。特定波長の第一偏光はTM波となって導波路58を
伝搬してTM偏光子64を透過し反射器54に至る。そ
れ以外の波長の第一偏光はモード変換されずTE波のま
ま導波路58を伝搬してTM偏光子64に至るので、T
M偏光子64を透過しない。
【0088】反射器54は特定波長の第一偏光を反射
し、従って当該反射光が第一反射光として導波路58を
逆行する。この特定波長の第一反射光はTM偏光子64
を透過し、然る後、モード変換器62によりモード変換
される。
【0089】モード変換器62は特定波長の第一反射光
をTM波からTE波に変換する。TE波となった第一反
射光はTE偏光子60を透過した後、第一分離前処理部
72に入力する。
【0090】第一分離前処理部72は第一反射光を第一
偏光進行方向(第一反射光進行方向とは逆向き)に見て
反時計方向に90°回転する(−90°回転する)。次
いで第一合波前処理部40は第一分離前処理部72から
の第一反射光を第一偏光進行方向に見て時計方向に45
°回転し(+45°回転し)、然る後、第一反射光を偏
光合分波部34の入出力ポート34bに入力する。結果
的に、第一反射光はTE波となって入出力ポート34b
に入力する。
【0091】一方、第二偏光及び第二反射光に着目する
と、偏光合分波部34は、前段の光回路装置からの波長
多重信号光から第二偏光としてのTE波を分離すると、
この第二偏光を入出力ポート34cから第二フィルタ部
38へ向けて出力する。そして第二合分波前処理部42
は偏光合分波部34からの第二偏光を第二偏光進行方向
に見て時計回りに45°回転し(+45°回転し)、然
る後、第二偏光を第二フィルタ部38の導波路73に入
力する。結果的に、第二偏光はTE波となって導波路7
3に入力する。従って第二偏光はTE偏光子60を透過
し、然る後、モード変換器62によりモード変換され
る。
【0092】モード変換器62は波長多重の第二偏光の
うち特定波長の第二偏光をTE波からTM波に変換す
る。特定波長の第二偏光はTM波となって導波路73を
伝搬してTM偏光子64を透過し反射器70に至る。そ
れ以外の波長の第二偏光はモード変換されずTE波のま
ま導波路73を伝搬してTM偏光子64に至るので、T
M偏光子64を透過しない。
【0093】反射器70は特定波長の第二偏光を反射
し、従って当該反射光が第二反射光として導波路73を
逆行する。この特定波長の第二反射光はTM偏光子64
を透過し、然る後、モード変換器62によりモード変換
される。
【0094】モード変換器62は特定波長の第二反射光
をTM波からTE波に変換する。TE波となった第二反
射光はTE偏光子60を透過した後、第二合波前処理部
42に入力する。第二合波前処理部42はTE偏光子6
0からの第二反射光を第二偏光進行方向に見て時計方向
に45°回転し(+45°回転し)、然る後、第二反射
光を偏光合分波部34の入出力ポート34cに入力す
る。結果的に、第二反射光はTM波となって入出力ポー
ト34cに入力する。
【0095】従って偏光合分波部34は第一反射光とし
てのTE波を入出力ポート34bから入力すると共に第
二反射光としてのTM波を入出力ポート34cから入力
するので、これら第一及び第二反射光を合波して共通の
出力ポート34dから出力することができる。合波され
た第一及び第二反射光は信号光となって後段の光回路装
置へ向けて出力される。
【0096】この実施例でも、第一フィルタ部36に入
力する第一偏光及び第二フィルタ部38に入力する第二
偏光をいずれもTE波とし或はいずれもTM波とするこ
とにより、モード変換時の周波数シフト量を、第一フィ
ルタ部36及び第二フィルタ部38の双方において等し
くすることができる。その結果、第一反射光及び第二反
射光の周波数を等しくすることができる。
【0097】この発明は上述した実施例にのみ限定され
るものではなく、従って各構成成分の構成、形状、配設
位置、配設個数、形成材料及びそのほかを任意好適に変
更できる。
【0098】
【発明の効果】上述した説明からも明らかなように、こ
の発明の光波長フィルタ装置によれば、前段の光回路装
置から波長多重で入力した信号光をそれぞれ第一及び第
二偏光に分離する。然る後、波長多重の第一偏光のなか
から特定波長の第一偏光を選択反射すると共に波長多重
の第二偏光のなかから特定波長の第二偏光を選択反射す
る。そしてこれら反射光を合波し信号光と成して後段の
光回路装置へ出力する。従って第一及び第二偏光の双方
に対して動作するので偏光依存性をなくせる。
【0099】しかも信号光の分離を第一及び第二偏光の
選択反射により行なうので、良好なクロストーク特性を
得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例の構成を概略的に示す平面図
である。
【図2】(A)及び(B)はこの発明の実施例の全体的
な動作の流れを示す図である。
【図3】フィルタ部の他の構成例を概略的に示す平面図
である。
【図4】フィルタ部の他の構成例を概略的に示す平面図
である。
【図5】フィルタ部の他の構成例を概略的に示す平面図
である。
【図6】この発明の他の実施例の構成を概略的に示す平
面図である。
【図7】(A)及び(B)はこの発明の他の実施例の全
体的な動作の流れを示す図である。
【図8】従来の光波長フィルタ装置の構成例を概略的に
示す平面図である。
【図9】従来の光波長フィルタ装置の他の構成例を概略
的に示す平面図である。
【符号の説明】
34:偏光合分波部 36:第一フィルタ部 38:第二フィルタ部 40:第一合波前処理部 42:第二合波前処理部 52、68:モード変換器型フィルタ 54、70:反射器 56:基板 72:第一分離前処理部 74:第二分離前処理部 80、86:マッハツェンダー型フィルタ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前段の光回路装置からの信号光を波長多
    重で入力し、該信号光をそれぞれ互いに直交する第一及
    び第二偏光に分離して出力すると共に、前記第一偏光に
    関連する第一反射光と前記第二偏光に関連する第二反射
    光とを入力し、該第一及び第二反射光を合波して信号光
    と成し該信号光を後段の光回路装置へ向けて出力する偏
    光合分波部と、 前記第一偏光を波長多重で入力し、前記第一反射光とし
    て特定波長の第一偏光を前記偏光合分波部へ向けて選択
    反射する第一フィルタ部と、 前記第二偏光を波長多重で入力し、前記第二反射光とし
    て特定波長の第二偏光を前記偏光合分波部へ向けて選択
    反射する第二フィルタ部と、 前記偏光合分波部及び第一フィルタ部の間に設けられ、
    前記第一偏光及び第一反射光の振動面をそれぞれ、進行
    方向に見たときの回転方向が互いに逆となるように45
    °回転する非相反回転型の第一合波前処理部と、 前記偏光合分波部及び第二フィルタ部の間に設けられ、
    前記第二偏光及び第二反射光の振動面をそれぞれ、進行
    方向に見たときの回転方向が互いに逆となるように45
    °回転する非相反回転型の第二合波前処理部とを備えて
    成ることを特徴とする光波長フィルタ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の光波長フィルタ装置にお
    いて、 偏光合分波部及び第一フィルタ部の間に設けられ、第一
    偏光及び第一反射光の振動面をそれぞれ、進行方向に見
    たときの回転方向を同一として45°回転する相反回転
    型の第一分離前処理部と、 偏光合分波部及び第二フィルタ部の間に設けられ、第二
    偏光及び第二反射光の振動面をそれぞれ、進行方向に見
    たときの回転方向を同一として45°回転する相反回転
    型の第二分離前処理部とを備えて成ることを特徴とする
    光波長フィルタ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の光波長フィルタ装置にお
    いて、 偏光合分波部及び第一フィルタ部の間に設けられ、第一
    偏光及び第一反射光の振動面をそれぞれ、進行方向に見
    たときの回転方向を同一として90°回転する相反回転
    型の分離前処理部を備えて成ることを特徴とする光波長
    フィルタ装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の光波長フィルタ装置にお
    いて、 偏光合分波部を、偏光ビームスプリッタ又はファイバカ
    プラ型偏光分離カプラとしたこと特徴とする光波長フィ
    ルタ装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の光波長フィルタ装置にお
    いて、 第一及び第二フィルタ部をそれぞれ、下記a)〜b)の
    フィルタ部のなかのいずれかひとつとしたことを特徴と
    する光波長フィルタ装置。 a)透過型フィルタと反射器とを接続して成るフィルタ
    部 b)反射型フィルタより成るフィルタ部
  6. 【請求項6】 請求項1記載の光波長フィルタ装置にお
    いて、 第一及び第二フィルタ部を同一基板に設けて成ることを
    特徴とする光波長フィルタ装置。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の光波長フィルタ装置にお
    いて、 第一及び第二合波前処理部をそれぞれ、ファラデー回転
    子としたことを特徴とする光波長フィルタ装置。
  8. 【請求項8】 請求項2記載の光波長フィルタ装置にお
    いて、 第一及び第二分離前処理部をそれぞれ、偏波保存ファイ
    バとしたことを特徴とする光波長フィルタ装置。
  9. 【請求項9】 請求項3記載の光波長フィルタ装置にお
    いて、 分離前処理部を、1/2波長板としたことを特徴とする
    光波長フィルタ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2006013928A1 (ja) * 2004-08-04 2008-05-01 古河電気工業株式会社 光回路装置
US9479286B2 (en) 2013-01-17 2016-10-25 Fujitsu Limited Optically interconnected chip, method of testing the same, and optical receiver

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JP4927548B2 (ja) * 2004-08-04 2012-05-09 古河電気工業株式会社 光回路装置
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