JPH07128279A - 固体イオンセンサ - Google Patents

固体イオンセンサ

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JPH07128279A
JPH07128279A JP5154856A JP15485693A JPH07128279A JP H07128279 A JPH07128279 A JP H07128279A JP 5154856 A JP5154856 A JP 5154856A JP 15485693 A JP15485693 A JP 15485693A JP H07128279 A JPH07128279 A JP H07128279A
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JP
Japan
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ion
solid
electrode
halide
ion sensor
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JP5154856A
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Yuji Miyahara
裕二 宮原
Osamu Ozawa
理 小沢
Kotaro Yamashita
浩太郎 山下
Yoshio Watanabe
吉雄 渡辺
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 内部電解液を必要とせず、安定性に優れた固
体イオンセンサを提供する。また、内部電解液を有する
イオン電極と同等の電極電位を示す固体イオンセンサを
提供する。 【構成】 イオン感応膜2と、金属とその金属のハロゲ
ン化物からなる電極4に接触させて、目的イオンとハロ
ゲンイオンから成る親水性の電解質、あるいは目的イオ
ン又はハロゲンイオン以外のイオンからなる電解質を分
散させた親水性の高分子膜3を、上記電解質と上記高分
子の重量比〔(電解質)wt%/(高分子)wt%〕が
1/100以上となるように設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、医療用の血液分析装置
の中に組み込むのに好適なイオンセンサに関し、特に電
解液を必要とせず、小型で、複数項目のセンサを一体化
可能な固体イオンセンサに関する。
【0002】
【従来の技術】フォトリソグラフィー技術を用いて製作
された小型のカリウムイオンセンサが「センサーズ ア
ンド アクチュエーターズ」第11巻(1987年)第
23頁〜第36頁〔Sensors and Actuators,11(1986),p
p23-36.〕に記載されている。上記センサはシリコンチ
ップ上に金属などの導電性電極を形成し、その導電性電
極上にイオン感応膜を形成して製作されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の固体イオンセンサにおいてはイオン感応膜が直接電
極上に設置されており、イオン感応膜と電極との間で電
荷の交換が効率的に行なわれず熱力学的平衡が成立しな
いため、電位ドリフトが大きいという問題があった。ま
た、イオン感応膜と電極との間に電解液がないため、電
解液を有する従来のイオン電極と電極電位が大きく異な
り、従来のイオンセンサ用の測定回路を使用することが
できず専用の測定回路を必要とするという問題があっ
た。
【0004】本発明の目的は、前記従来の固体イオンセ
ンサの問題点を解決し安定性に優れた固体イオンセンサ
を提供することにある。また、本発明の他の目的は、電
解液を有する従来のイオン電極と同等の電極電位を示す
固体イオンセンサを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記本発明の目的は、目
的とするイオンに選択的に応答するイオン感応膜と、金
属とその金属のハロゲン化物からなる電極との間に、前
記ハロゲン化物を構成するハロゲンと同じハロゲンイオ
ンを含む親水性の電解質、あるいは目的イオン又は前記
ハロゲン化物を構成するハロゲンと異なるイオンを含む
親水性の電解質を分散させた親水性の高分子膜を設置
し、親水性電解質と親水性高分子の重量比を1/100
以上とすることによって達成される。
【0006】本発明の目的は、また、目的とするイオン
に選択的に応答する水分透過性のイオン感応膜と、金属
とその金属のハロゲン化物からなる電極の間に、水分を
吸収、保持する親水性の高分子膜を設け、高分子膜に保
持される水分量に対して飽和溶解量以上の量の親水性の
電解質を高分子膜中に分散させることによって達成され
る。
【0007】イオン感応膜は、母材、可塑剤及びイオン
感応物質に必要に応じて添加剤を加えて成膜することが
できる。母材としてはポリ塩化ビニル又はシリコーンゴ
ムを使用し、可塑剤としてはアジピン酸ジオクチル(D
OA)、セバシン酸ジオクチル(DOS)、トリ(2-
エチルヘキシル)トリメリテイト(TOTM)、3,
3’,4,4-ベンゾフェノンテトラカルボン酸テトラ-
1-ウンデシルエステル(BTCU)、オルトニトロフ
ェニルオクチルエーテル(o-NPOE)、トリス(2-
エチルヘキシル)フォスフェート(TEHP)、又はn
-テトラデシルアルコール(n-TDA)を使用する。イ
オン感応物質としてはバリノマイシン、〔ビス(12-
クラウン-4)メチル〕メチルドデシルマロン酸、第4
級アンモニウム塩等を目的に合わせて選択し、添加材と
してはテトラフェニルほう酸カリウム又はテトラフェニ
ルほう酸ナトリウムを用いる。これらをセンサの精度や
安定性等を考慮して最適な組成となるように組み合わせ
たものを、テトラヒドロフラン等の揮発性有機溶剤に均
一に溶解させ、基板上に展開した後、溶剤を蒸発させて
成膜してイオン感応膜を得る。
【0008】電極を構成する金属及びその金属のハロゲ
ン化物としては、例えばAg−AgCl、Hg−HgC
2、Ag−AgBrを用いることができる。親水性の
高分子膜は、ポリビニルアルコール、アガロース、ポリ
アクリルアミド、ポリメタクリル酸ヒドロキシエチル又
はポリエチレンオキサイドの膜とすることができる。
【0009】親水性の電解質は、塩化ナトリウム、臭化
ナトリウム、ヨウ化ナトリウム、塩化カリウム、臭化カ
リウム、ヨウ化カリウム等のアルカリ金属のハロゲン化
物あるいはアルカリ金属又はアルカリ土類金属のハロゲ
ン化物、炭酸水素塩、酢酸塩、硝酸塩、硫酸塩又は燐酸
塩とすることができる。本発明の固体イオンセンサは、
ポリ塩化ビニル等で形成された小径の試料流路に露出さ
せて配置したり、電界効果トランジスタのゲート電極に
接続することにより血液や尿などの生体試料中のイオン
濃度、典型的にはK、Na、Clイオン濃度を簡便に測
定することができ、病気診断等に有用なイオン濃度測定
装置を構成することができる。
【0010】
【作用】本発明の固体イオンセンサのイオン感応膜を所
定組成の標準液に所定時間接触させてコンディショニン
グを行ない、動作可能な状態にすると、標準液中の水分
がイオン感応膜を介して親水性高分子膜中に拡散する。
高分子膜は親水性なので水分を保持することができ、ま
た高分子膜中に分散又は溶解させておいた電解質が水分
の作用により解離する。
【0011】高分子膜中に、目的イオンとハロゲンイオ
ンから成る親水性の電解質を分散させ、電極金属のハロ
ゲン化物をこのハロゲンイオンと同じものを用いた場
合、解離したハロゲンイオンは電極金属のハロゲン化物
と平衡状態に達する。また、高分子膜中の目的イオンは
イオン感応膜中のイオン感応物質と複合体を形成するの
で、イオン感応膜との間で平衡状態が成立する。
【0012】一方、高分子膜中に、目的イオン又は電極
のハロゲンイオン以外のイオンから成る親水性の電解質
を分散させ、金属のハロゲン化物を電極とした場合、解
離した電極のハロゲンイオン以外の陰イオンは定まった
選択性で電極金属のハロゲン化物と平衡状態に達し、そ
の選択係数に応じた電位を与える。また、解離した目的
イオン以外の陽イオンは、定まった選択性でイオン感応
膜中に取り込まれてイオン感応膜と平衡状態に達し、そ
の選択係数に応じた電位を与える。被検液の組成及び濃
度を一定とすると、固体イオンセンサ内部の電極電位
は、高分子膜中の陰イオンに基づく金属のハロゲン化物
の電位と陽イオンに基づくイオン感応膜の電位の和であ
るので、陽イオンと陰イオンの種類を選ぶことにより、
選択性の程度が変化し、したがって固体イオンセンサの
電極電位を変化させることができる。
【0013】
【実施例】以下に、本発明の実施例を説明する。 〔実施例1〕図1に、本発明による固体イオンセンサの
第1の実施例を示す。円筒状のポリ塩化ビニル製センサ
体1の端部にイオン感応膜2を接着し、そのイオン感応
膜に接触させて親水性高分子膜3を設け、金属とその金
属のハロゲン化物からなる電極4を、金属のハロゲン化
物が上記親水性高分子膜に接触するように設置した。上
記金属とその金属のハロゲン化物からなる電極4の金属
部分に信号取り出し用のリード線5の一端を接続し、他
端を外部測定回路との接続用の端子6に接続した。
【0014】イオン感応膜を既知濃度のイオンを含有す
る標準液又は試料液に接触させてコンディショニングを
行なうと、親水性高分子膜中に水分が取り込まれ、親水
性高分子膜中の親水性電解質が解離する。解離した電解
質の作用で親水性高分子膜はイオン感応膜相及び金属の
ハロゲン化物相の両相と平衡が成立ち、固体イオンセン
サは安定な電位を示す。また、親水性電解質の種類を変
えることにより、イオン感応膜/親水性高分子膜及び親
水性高分子膜/金属のハロゲン化物の各界面の電位を変
化させることができるので、固体イオンセンサの電極電
位を所定の値に設定することができる。
【0015】〔実施例2〕図2に、本発明による固体イ
オンセンサの第2の実施例を示す。図2(a)は、本実
施例のフローセル型固体イオンセンサの斜視図である。
直方体状のポリ塩化ビニル製センサ体7の一対の面に直
径1mmの貫通孔8を形成し、試料液又は既知濃度の目
的イオンを含む標準液が流れる流路とする。また、本セ
ンサ体を複数個積み重ねて使用する場合、流路の位置合
わせを容易にするために円柱状の凸部9を貫通孔が形成
された面の一方に設けた。凸部9の上面には液漏れを防
ぐためにO−リング10を設置した。
【0016】図2(b)は、図2(a)のa−a’の線
で切ったときの断面図である。センサ体7の内部の一部
には空洞11が設けられている。空洞11の内曲面12
は流路8と交わっており、流路の側面に短径0.5m
m、長径1.5〜2mmの楕円形の小孔13が形成され
ている。この小孔13を完全に塞ぐように、曲面12に
沿ってイオン感応膜2が流路側に凸になるように形成さ
れている。イオン感応膜の流路と反対側に親水性高分子
膜3、金属とその金属のハロゲン化物からなる電極4を
積層し、電極4の金属部分をリード線5で外部測定回路
との接続用端子6に接続した。また、本センサ体7を複
数個積み重ねて使用する場合、流路8の位置合わせを容
易にするために、円柱状の凸部9に合うような凹部14
を凸部が形成された面の反対側の面に設けた。
【0017】この構造では、試料液又は標準液を順次流
路に導入することにより、連続的にイオン濃度を測定す
ることができる。また、イオン感応膜を流路に対して凸
状にして突出させたことにより、イオン感応膜の付近で
試料の滞留がないので速い応答が得られと共に、洗浄が
容易になるので、複数の試料を測定する場合であっても
先に測定した試料による影響を完全になくすることがで
きる。
【0018】〔実施例3〕図3に、本発明による固体イ
オンセンサの第3の実施例を示す。本実施例の構造は、
前記第2の実施例において、センサ体7に3個の空洞1
1を独立に設け、各空洞11と流路8の接点に形成され
た小孔13にそれぞれ異なるイオンに応答するイオン感
応膜2を凸状に形成したものである。各空洞中の部材の
材質及び配置は第2の実施例と同じである。この構造で
は、3個の固体イオンセンサを一まとめに取り扱うこと
ができ、また3種類のイオンを同時測定することができ
るので便利である。
【0019】〔実施例4〕図4に、本発明による固体イ
オンセンサの第4の実施例を示す。本実施例では、シリ
コン基板15にソース16及びドレイン17を設け、シ
リコン基板表面を二酸化シリコン18と窒化シリコン1
9の絶縁膜で被覆した電界効果トランジスタにおいて、
ソース16とドレイン17の間の窒化シリコン表面にゲ
ート電極かつイオン感応膜における電位検出電極として
金属とその金属のハロゲン化物からなる電極4を形成し
た。金属とその金属のハロゲン化物からなる電極4の上
に親水性高分子膜3及びイオン感応膜2を積層した。本
実施例では固体イオンセンサを半導体技術を用いて製作
できるので、センサの小型化、集積化が可能であり、ま
た大量生産に適しているため安価なセンサを提供でき
る。
【0020】〔実施例5〕図5に、本発明による固体イ
オンセンサの第5の実施例を示す。図5(a)はセンサ
の斜視図である。シリコン基板15の表面に二酸化シリ
コン18と窒化シリコン19から成る絶縁膜を形成し、
窒化シリコン19の上に金属とその金属のハロゲン化物
からなる電極、親水性高分子膜、及びイオン感応膜2を
積層した。また同一シリコン基板に電界効果トランジス
タ20を形成し、上記金属を電界効果トランジスタ20
のゲート電極21に配線22により接続した。配線22
の材料には、銀、アルミニウム、PやBをドーピングし
て導電性をもたせたポリシリコンなどを用いることがで
き、特にポリシリコンを用いてその表面に二酸化シリコ
ンと窒化シリコンから成る絶縁膜を形成すると、配線部
を試料溶液から保護することができ、センサの安定性確
保に有効である。
【0021】図5(b)は、図5(a)においてb−
b’の線で切断したときの断面図である。シリコン基板
15の表面の一部にソース16、ドレイン17を設け、
シリコン基板表面を二酸化シリコン18と窒化シリコン
19の絶縁膜で被覆した。ソース16とドレイン17の
間の窒化シリコン表面にゲート電極21を形成した。ゲ
ート電極材料としては、銀、アルミニウム、導電性ポリ
シリコンなどを用いることができる。
【0022】図5(c)は、図5(a)においてc−
c’の線で切断したときの断面図である。シリコン基板
15の表面は二酸化シリコン18と窒化シリコン19の
絶縁膜で被覆されている。窒化シリコン上に金属とその
金属のハロゲン化物からなる電極4を形成し、電極全部
を被覆するように親水性高分子膜3を設け、さらに親水
性高分子膜を全て被覆するようにイオン感応膜2を積層
した。本実施例では電界効果トランジシタとイオン感応
膜部が分離しているため、前記第4の実施例の特長を保
ちつつ、さらにパッケージングが容易であり電界効果ト
ランジスタを溶液から保護しやすいなどの利点がある。
また、本発明による固体イオンセンサは、ポリ塩化ビニ
ルの基板上に形成することも可能である。その場合、セ
ンサ電極からの信号はリード線により外部測定回路に入
力される。
【0023】〔実施例6〕図6に、本発明による固体イ
オンセンサを組み込んだイオン濃度測定装置の概略を示
す。図中、実線で示した経路は流路を表し、破線は信号
線を表す。既知濃度のイオンを含む校正用の標準液23
及び標準液24を切り替えバルブ25及びオン・オフバ
ルブ26を介してしごきポンプ27により本発明による
固体イオンセンサ28に導入し、廃液ボトル29に廃棄
する。一方、参照電極用内部液30は、上記しごきポン
プ27により参照電極31及びオン・オフバルブ32を
介して、オン・オフバルブ26の下流の流路と接続し、
液−液接触部33を形成する。血液などの試料は、簡単
にはシリコーンゴム等で形成された試料導入部34にシ
リンジで注入することによって流路に導入される。試料
測定後は洗浄液35を流路に導入し、流路を洗浄して次
の測定に備える。固体イオンセンサ28と参照電極31
の電位差を電圧計36で計測し、データ処理部37で濃
度換算などの演算を行い、試料情報及び測定結果などを
表示部38に表示し、記録部39に記録する。また、必
要に応じて記憶部40に記憶する。本構成の装置によれ
ば、連続的かつ迅速に試料中のイオン濃度を測定でき
る。
【0024】
【発明の効果】図7〜図9は、図6の装置に図2に示し
た本発明の実施例の固体イオンセンサを組み込んで、そ
の測定電位の経時変化を記録した図である。固体イオン
センサの金属とその金属のハロゲン化物からなる電極に
は銀/塩化銀電極を、親水性高分子にはポリビニルアル
コールを用いた。
【0025】図7は、親水性電解質に塩化ナトリウム、
イオン感応膜にポリ塩化ビニル、DOA、〔ビス(12
ークラウンー4)メチル〕メチルドデシルマロン酸及びテ
トラフェニルほう酸ナトリウムからなるナトリウムイオ
ン選択性膜を用いた場合のものである。図中(a)〜
(d)の曲線は、それぞれポリビニルアルコールと塩化
ナトリウムの重量比を(a)1:1、(b)10:1、
(c)100:1、(d)1000:1としたセンサの
電位変化を示す。
【0026】このように、ポリビニルアルコールと塩化
ナトリウムの重量比を1:1〜100:1としたセンサ
の電位は安定であるのに対し、1000:1としたセン
サの電位は大きなドリフトを示した。これは、塩化ナト
リウムとポリビニルアルコールとの重量比〔(NaC
l)wt%/(PVA)wt%〕が1/100以上の場
合、ポリビニルアルコール中にイオン感応膜を介して水
が取り込まれても、塩化ナトリウムの濃度はほぼ飽和状
態にあり、濃度の時間変化はないと考えられる。したが
って、ポリビニルアルコール中に取り込まれた水の作用
で塩化ナトリウムが解離してナトリウムイオンと塩素イ
オンを生成し、ナトリウムイオンはイオン感応膜と、塩
素イオンは塩化銀とそれぞれ平衡状態に達するために安
定な電位を示す。一方、ポリビニルアルコール中の塩化
ナトリウム量が少ない場合、ポリビニルアルコール中に
水が取り込まれると塩化ナトリウム濃度が時間と共に変
化し、イオン感応膜/ポリビニルアルコール及びポリビ
ニルアルコール/塩化銀界面で平衡状態が成立しないた
めに、固体イオンセンサの電位が安定しないと考えられ
る。
【0027】図8は、親水性電解質に塩化カリウム、イ
オン感応膜にポリ塩化ビニル、DOA、バリノマイシン
及びテトラフェニルほう酸カリウムからなるカリウムイ
オン選択性膜を用いた場合のものである。図中(a)〜
(d)の曲線は、それぞれポリビニルアルコールと塩化
カリウムの重量比を(a)1:1、(b)10:1、
(c)100:1、(d)1000:1としたセンサの
電位変化を示す。
【0028】このように、ポリビニルアルコールと塩化
カリウムの重量比を1:1〜100:1としたセンサの
電位は安定であるのに対し、1000:1としたセンサ
の電位は大きなドリフトを示した。これは上述したナト
リウムセンサと同様の理由によるものと考えられる。図
9は、親水性電解質に塩化ナトリウム、イオン感応膜に
ポリ塩化ビニル、NPOE、n-TDA、第4級アンモ
ニウム塩からなる塩素イオン選択性膜を用いた場合のも
のである。図中(a)〜(d)の曲線はそれぞれポリビ
ニルアルコールと塩化ナトリウムの重量比を(a)1:
1、(b)10:1、(c)100:1、(d)100
0:1としたセンサの電位変化を示す。
【0029】塩素イオンセンサはナトリウム及びカリウ
ムイオンセンサと異なり、センサの安定性及び電位はポ
リビニルアルコールと塩化ナトリウムの重量比にはあま
り依存しない。塩素イオンセンサにおいて、中間層中の
電解質濃度が変化すると、銀/塩化銀電極の電位が塩素
イオン濃度に応じて変化すると同時に、塩素イオン感応
膜/中間層界面の電位も銀/塩化銀電極で生ずる電位変
化をちょうど打ち消すように変化する。即ち、イオン感
応膜/中間層界面の電位と中間層/塩化銀の界面の電位
変化が、大きさがほぼ等しく変化の方向(極性)が逆の
ため相殺され、したがって、センサの電位は見かけ上ポ
リビニルアルコールと塩化ナトリウムの重量比に依存し
ないでほぼ一定の値をとる。しかし、センサ製造の効率
を考えると塩素イオンセンサの中間層もナトリウム及び
カリウムイオンセンサと同じ組成とするのが良く、また
中間層中の電気伝導率を考慮すると電解質の濃度が高い
方が望ましい。
【0030】以上により、安定なナトリウム又はカリウ
ム固体イオンセンサを得るためには、塩化ナトリウム又
は塩化カリウムとポリビニルアルコールとの重量比
〔(NaCl又はKCl)wt%/(PVA)wt%〕
を1/100以上としなければならないことが分かる。
また、固体イオンセンサの電極電位は電解質である塩化
ナトリウムとポリビニルアルコールとの重量比に依存
し、重量比が小さくなるほど電極電位は大きくなる。
【0031】次に、図6の装置に図2に示した本発明の
実施例の固体イオンセンサを組み込み、親水性電解質の
種類を変えて電極電位を測定した結果を下表に示す。金
属とその金属のハロゲン化物からなる電極には銀/塩化
銀電極を、親水性高分子にはポリビニルアルコールを、
イオン感応膜にはポリ塩化ビニル、DOA、〔ビス(1
2-クラウン-4)メチル〕メチルドデシルマロン酸及び
テトラフェニルほう酸ナトリウムからなるナトリウムイ
オン選択性膜を用いた。横の欄は用いた親水性電解質の
種類を示す。
【0032】 ────────────────────────────────── 塩の種類 NaCl KHCO3 CH3COOK ────────────────────────────────── 電位(mV) −165 30 45 ────────────────────────────────── 電解質に塩化ナトリウム(NaCl)を用いた時は固体
イオンセンサの電位は−165mVであるが、炭酸水素
カリウム(KHCO3)又は酢酸カリウム(CH3COO
K)を用いたときはそれぞれ30mV又は45mVであ
り、塩の種類を変えることにより電極電位を変化させる
ことができる。
【0033】これは、ポリビニルアルコールに取り込ま
れた水の作用で解離したHCO3イオン又はCH3COO
イオンなどの陰イオンが、定まった選択性で塩化銀と平
衡状態に達し、その選択係数に応じた電位を与える。ま
た、解離したKイオンなどの陽イオンは、定まった選択
性でイオン感応膜中に取り込まれてイオン感応膜と平衡
状態に達し、その選択係数に応じた電位を与えるためで
ある。したがって、用いる電解質の陰イオンと陽イオン
の組み合わせにより電極電位を変化させることができ、
使い易い固体イオンセンサを提供することができる。
【0034】図10は、図6の装置に図2に示した本発
明の実施例の固体イオンセンサを組み込み、本発明の固
体イオンセンサによる測定結果と基準法、すなわちナト
リウムイオン及びカリウムイオンについては炎光光度
法、塩素イオンについては電量滴定法による測定結果と
の相関を調べた図である。本発明による固体イオンセン
サの、金属とその金属のハロゲン化物からなる電極には
銀/塩化銀電極を、親水性高分子にはポリビニルアルコ
ールを、親水性電解質には塩化ナトリウム又は塩化カリ
ウムを用いた。ナトリウムイオン感応膜にはポリ塩化ビ
ニル、DOA、〔ビス(12-クラウン-4)メチル〕メ
チルドデシルマロン酸及びテトラフェニルほう酸ナトリ
ウム、カリウムイオン感応膜にはポリ塩化ビニル、DO
A、バリノマイシン及びテトラフェニルほう酸カリウ
ム、塩素イオン感応膜にはポリ塩化ビニル、o-NPO
E、n-TDA、第4級アンモニウム塩を用いた。試料
にはヒト血清を用いた。
【0035】図10(a)はNaセンサ、図10(b)
はKセンサ、図10(c)はClセンサについての比較
結果をそれぞれ示す。各図において横軸は基準法による
測定値、縦軸は本発明の固体イオンセンサによる測定値
である。図より、相関係数rは全てのセンサについて
0.9以上、また誤差分散SyxはNaセンサが1.1、
Kセンサが0.04、Clセンサが0.9とそれぞれ良
好な値が得られた。
【0036】以上述べたように、本発明によれば、内部
電解液を必要とせず、かつ安定性に優れた固体イオンセ
ンサを製作することができるので、内部電解液の蒸発に
よる不良がないイオンセンサを提供することができる。
また、本発明の固体イオンセンサは内部電解液を有する
イオン電極と同等の電極電位を示すので、使い易いイオ
ンセンサを提供することができる。さらに、本発明の固
体イオンセンサは半導体製造技術により製作することが
可能であるため、小型で集積化可能であり、低価格なイ
オンセンサを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す断面図。
【図2】本発明の第2の実施例を示す斜視図及び断面
図。
【図3】本発明の第3の実施例を示す断面図。
【図4】本発明の第4の実施例を示す断面図。
【図5】本発明の第5の実施例を示す斜視図及び断面
図。
【図6】本発明による固体イオンセンサを用いた測定装
置の概略図。
【図7】本発明によるナトリウムイオンセンサの電位安
定性を示す図。
【図8】本発明によるカリウムイオンセンサの電位安定
性を示す図。
【図9】本発明による塩素イオンセンサの電位安定性を
示す図。
【図10】本発明による固体イオンセンサの測定結果と
基準法による測定結果の相関を示す図。
【符号の説明】
1…センサ体、2…イオン感応膜、3…親水性高分子
膜、4…金属とその金属のハロゲン化物から成る電極、
5…リード線、6…端子、7…センサ体、8…貫通孔、
9…凸部、10…o−リング、11…空洞、12…曲
面、13…小孔、14…凹部、15…シリコン基板、1
6…ソース、17…ドレイン、18…二酸化シリコン、
19…窒化シリコン、20…電界効果トランジスタ、2
1…ゲート電極、22…配線、23…標準液、24…標
準液、25…切替バルブ、26…オン・オフバルブ、2
7…しごきポンプ、28…固体イオンセンサ、29…廃
液ボトル、30…参照電極用内部液、31…参照電極、
32…オン・オフバルブ、33…液−液接触部、34…
試料導入部、35…洗浄液、36…電圧計、37…デー
タ処理部、38…表示部、39…記録部、40…記憶部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 吉雄 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 目的イオンに選択的に応答するイオン感
    応膜と、金属と少なくともその一部表面を覆う前記金属
    のハロゲン化物からなる電極と、前記ハロゲン化物を構
    成するハロゲンと同じハロゲンイオンを含む親水性の電
    解質を分散させた親水性の高分子膜とを含み、前記高分
    子膜は前記イオン感応膜と前記ハロゲン化物で覆われた
    電極表面の間に介在され、前記電解質と前記高分子の重
    量比〔(電解質)wt%/(高分子)wt%〕が1/1
    00以上であることを特徴をする固体イオンセンサ。
  2. 【請求項2】 前記親水性の電解質は、塩化ナトリウ
    ム、臭化ナトリウム、ヨウ化ナトリウム、塩化カリウ
    ム、臭化カリウム、ヨウ化カリウム等のアルカリ金属の
    ハロゲン化物であることを特徴とする請求項1記載の固
    体イオンセンサ。
  3. 【請求項3】 目的イオンに選択的に応答するイオン感
    応膜と、金属と少なくともその一部表面を覆う前記金属
    のハロゲン化物からなる電極と、前記目的イオン又は前
    記ハロゲン化物を構成するハロゲンと異なるイオンを含
    む親水性の電解質を分散させた親水性の高分子膜とを含
    み、前記高分子膜は前記イオン感応膜と前記ハロゲン化
    物で覆われた電極表面の間に介在され、前記電解質と前
    記高分子の重量比〔(電解質)wt%/(高分子)wt
    %〕が1/100以上であることを特徴をする固体イオ
    ンセンサ。
  4. 【請求項4】 前記親水性の電解質は、アルカリ金属又
    はアルカリ土類金属のハロゲン化物、炭酸水素塩、酢酸
    塩、硝酸塩、硫酸塩又は燐酸塩であることを特徴とする
    請求項3記載の固体イオンセンサ。
  5. 【請求項5】 目的イオンに選択的に応答する水分透過
    性のイオン感応膜と、金属と少なくともその一部表面を
    覆う前記金属のハロゲン化物からなる電極の間に、水分
    を吸収、保持する膜を設け、前記膜に保持される水分量
    に対して飽和溶解量以上の量の親水性の電解質を前記膜
    中に分散させたことを特徴とする固体イオンセンサ。
  6. 【請求項6】 前記親水性の電解質は前記ハロゲン化物
    を構成するハロゲンと同じハロゲンイオンを含むことを
    特徴とする請求項5記載の固体イオンセンサ。
  7. 【請求項7】 前記親水性の電解質は、塩化ナトリウ
    ム、臭化ナトリウム、ヨウ化ナトリウム、塩化カリウ
    ム、臭化カリウム、ヨウ化カリウム等のアルカリ金属の
    ハロゲン化物であることを特徴とする請求項6記載の固
    体イオンセンサ。
  8. 【請求項8】 前記親水性の電解質は、前記目的イオン
    又は前記ハロゲン化物を構成するハロゲンと異なるイオ
    ンを含むことを特徴とする請求項5記載の固体イオンセ
    ンサ。
  9. 【請求項9】 前記親水性の電解質は、アルカリ金属又
    はアルカリ土類金属のハロゲン化物、炭酸水素塩、酢酸
    塩、硝酸塩、硫酸塩又は燐酸塩であることを特徴とする
    請求項8記載の固体イオンセンサ。
  10. 【請求項10】 前記膜は親水性の高分子膜であること
    を特徴とする請求項5〜9のいずれか1項記載の固体イ
    オンセンサ。
  11. 【請求項11】 前記親水性の高分子膜は、ポリビニル
    アルコール、アガロース、ポリアクリルアミド、ポリメ
    タクリル酸ヒドロキシエチル又はポリエチレンオキサイ
    ドからなることを特徴とする請求項1、2、3、4又は
    10記載の固体イオンセンサ。
  12. 【請求項12】 前記イオン感応膜は、母材、可塑剤及
    びイオン感応物質を含み、母材はポリ塩化ビニル又はシ
    リコーンゴム、可塑剤はアジピン酸ジオクチル(DO
    A)、セバシン酸ジオクチル(DOS)、トリ(2-エ
    チルヘキシル)トリメリテイト(TOTM)、3,
    3’,4,4-ベンゾフェノンテトラカルボン酸テトラ-
    1-ウンデシルエステル(BTCU)、オルトニトロフ
    ェニルオクチルエーテル(o-NPOE)、トリス(2-
    エチルヘキシル)フォスフェート(TEHP)、又はn
    -テトラデシルアルコール(n-TDA)、イオン感応物
    質はバリノマイシン、〔ビス(12-クラウン-4)メチ
    ル〕メチルドデシルマロン酸、又は第4級アンモニウム
    塩であることを特徴とする請求項1〜11のいずれか1
    項記載の固体イオンセンサ。
  13. 【請求項13】 請求項1〜12のいずれか1項記載の
    固体イオンセンサを、試料流路の壁面に設けられた小孔
    に前記イオン感応膜が前記流路の内面に向かって凸にな
    るように曲率を付けて少なくとも一部露出させて配置し
    たことを特徴とするイオン濃度測定装置。
  14. 【請求項14】 前記試料流路はポリ塩化ビニルで形成
    されていることを特徴とする請求項13記載のイオン濃
    度測定装置。
  15. 【請求項15】 それぞれ異なる目的イオンに対する複
    数個の固体イオンセンサを備えることを特徴とする請求
    項13又は14記載のイオン濃度測定装置。
  16. 【請求項16】 請求項1〜12のいずれか1項記載の
    固体イオンセンサを基板上に設けたことを特徴とするイ
    オン濃度測定装置。
  17. 【請求項17】 前記基板はポリ塩化ビニルで形成され
    ていることを特徴とする請求項16記載のイオン濃度測
    定装置。
  18. 【請求項18】 それぞれ異なる目的イオンに対する複
    数個の固体イオンセンサを備えることを特徴とする請求
    項16又は17記載のイオン濃度測定装置。
  19. 【請求項19】 請求項1〜12のいずれか1項記載の
    固体イオンセンサを前記電極が電界効果トランジスタの
    ゲート電極となるように、電界効果トランジスタのチャ
    ネル部の絶縁物上に形成したことを特徴とするイオン濃
    度測定装置。
  20. 【請求項20】 請求項1〜12のいずれか1項記載の
    固体イオンセンサの電極と電界効果トランジスタのゲー
    ト電極とを配線で結合したことを特徴とするイオン濃度
    測定装置。
  21. 【請求項21】 前記固体イオンセンと前記電界効果ト
    ランジスタは同一の基板上に形成されていることを特徴
    とする請求項20記載のイオン濃度測定装置。
  22. 【請求項22】 試料導入部と排出部を結ぶ試料流路
    と、試料流路中に配置された請求項1〜12のいずれか
    1項記載の固体イオンセンサと、試料流路に接続された
    送液手段と、前記固体イオンセンサの下流側で前記試料
    流路と液−液接触部を形成する参照電極用流路と、前記
    固体イオンセンサと前記参照電極の間の電位差を測定す
    る手段と、測定された電位差からイオン濃度を演算する
    演算手段とを含むことを特徴とするイオン濃度測定装
    置。
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