JPH07127691A - 鋼より線用接続具 - Google Patents
鋼より線用接続具Info
- Publication number
- JPH07127691A JPH07127691A JP30100093A JP30100093A JPH07127691A JP H07127691 A JPH07127691 A JP H07127691A JP 30100093 A JP30100093 A JP 30100093A JP 30100093 A JP30100093 A JP 30100093A JP H07127691 A JPH07127691 A JP H07127691A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は鋼より線、特にＰＣ鋼より線の様な
大きな荷重のかかる鋼より線の接続を、容易確実に行え
る接続具を提供しようとするものである。 【構成】 鋼より線端部のくさび５，5'による収束把持
を、従来のスプリング力による押圧把持からスリーブ３
またはメスコーン13のねじ込みによる螺合把持に替えた
ことを特徴とする接続具。
大きな荷重のかかる鋼より線の接続を、容易確実に行え
る接続具を提供しようとするものである。 【構成】 鋼より線端部のくさび５，5'による収束把持
を、従来のスプリング力による押圧把持からスリーブ３
またはメスコーン13のねじ込みによる螺合把持に替えた
ことを特徴とする接続具。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は鋼より線の接続、特に橋
梁やタンク等大規模な構造物や建築建屋などの構築に使
用されるＰＣ（プレストレストコンクリート）鋼より線
用の接続具に関するものである。
梁やタンク等大規模な構造物や建築建屋などの構築に使
用されるＰＣ（プレストレストコンクリート）鋼より線
用の接続具に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来此の種接続具としては、例えば図４
に示す様なプレテンショニング用ＰＣ鋼より線接続具が
知られている。図において、１は外周両端側にねじ２，
2'を設けたジョイントねじで、３，3'は夫々内周一端側
に該ねじ２，2'に螺合するねじを有し、他端側内周に外
端を小径とした円錐状孔４，4'を有する２個のスリー
ブ、５，5'は夫々外面を該円錐状孔に沿う円孤状テーパ
ーに形成し、内面をより線外周に沿う円孤状６，6'に形
成した複数のくさび２組とを具備している。
に示す様なプレテンショニング用ＰＣ鋼より線接続具が
知られている。図において、１は外周両端側にねじ２，
2'を設けたジョイントねじで、３，3'は夫々内周一端側
に該ねじ２，2'に螺合するねじを有し、他端側内周に外
端を小径とした円錐状孔４，4'を有する２個のスリー
ブ、５，5'は夫々外面を該円錐状孔に沿う円孤状テーパ
ーに形成し、内面をより線外周に沿う円孤状６，6'に形
成した複数のくさび２組とを具備している。
【０００３】なお、７は２組のくさび５，5'間に押え皿
８，8'を介して挿入されたスプリングで、９，9'は同く
さびの外周溝に嵌め込まれたＯリングである。Ｗ，W'は
夫々接続されるＰＣ鋼より線の端部を示す。
８，8'を介して挿入されたスプリングで、９，9'は同く
さびの外周溝に嵌め込まれたＯリングである。Ｗ，W'は
夫々接続されるＰＣ鋼より線の端部を示す。
【０００４】この様な接続具の使用例を示せば次の通り
である。30〜50ｍのプレテンショニングベンチの間に複
数個の型枠を設置し、ＰＣ鋼より線に緊張力を加えた状
態で型枠内にコンクリートを打設する。コンクリートが
固化しコンクリート強度が発現したらベンチの緊張力を
除荷し、固化したコンクリートに負荷する。接続具はこ
のベンチと型枠間でＰＣ鋼より線を接続するのに用いら
れる。
である。30〜50ｍのプレテンショニングベンチの間に複
数個の型枠を設置し、ＰＣ鋼より線に緊張力を加えた状
態で型枠内にコンクリートを打設する。コンクリートが
固化しコンクリート強度が発現したらベンチの緊張力を
除荷し、固化したコンクリートに負荷する。接続具はこ
のベンチと型枠間でＰＣ鋼より線を接続するのに用いら
れる。
【０００５】接続は、一方のＰＣ鋼より線の端部Ｗを、
図の様にスリーブ３内のくさび５の中心外方より内方に
さし込むとスプリング７の力に抗して、くさび５が内方
に進んで拡がり、Ｗはくさび５全長で把持される。他方
のＰＣ鋼より線端部W'も同様にして、スリーブ3'内にさ
し込み把持され、両端部Ｗ，W'がスプリング７に押され
たくさびでスリーブ内に接続される。緊張力が加わると
くさびがスリーブの外方にすべって収束され、ＰＣ鋼よ
り線にしっかりとくい込んで高い緊張力に耐える。
図の様にスリーブ３内のくさび５の中心外方より内方に
さし込むとスプリング７の力に抗して、くさび５が内方
に進んで拡がり、Ｗはくさび５全長で把持される。他方
のＰＣ鋼より線端部W'も同様にして、スリーブ3'内にさ
し込み把持され、両端部Ｗ，W'がスプリング７に押され
たくさびでスリーブ内に接続される。緊張力が加わると
くさびがスリーブの外方にすべって収束され、ＰＣ鋼よ
り線にしっかりとくい込んで高い緊張力に耐える。
【０００６】上記ＰＣ鋼より線は緊張、コンクリート打
設、固化、除荷後、ベンチと型枠間で切断されＰＣブロ
ックの製品となる。ＰＣ鋼より線が接続のない長い１本
物であると、この切断によるロスが多いので、接続具に
よりＰＣ鋼より線を継ぎ足して用いられる。
設、固化、除荷後、ベンチと型枠間で切断されＰＣブロ
ックの製品となる。ＰＣ鋼より線が接続のない長い１本
物であると、この切断によるロスが多いので、接続具に
よりＰＣ鋼より線を継ぎ足して用いられる。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】スリーブの円錐孔面や
くさびのテーパー面にコンクリート粉、ＰＣ鋼より線の
錆などが付着していたり、或はＰＣ鋼より線の表面に油
脂や錆が付着していたりすると、スプリング７の押圧力
によるくさび作用が弱く、Ｗ，W'に対する複数のくさび
が揃って同一状況に把持しがたく、ずれて不揃いの状態
になることがある。不揃になるとＰＣ鋼より線の緊張力
の増加に伴なって、複数のくさびがスリーブの円錐孔面
を一様にすべり込まず、従ってくさびの収束によるくさ
び作用が発揮されないこととなる。
くさびのテーパー面にコンクリート粉、ＰＣ鋼より線の
錆などが付着していたり、或はＰＣ鋼より線の表面に油
脂や錆が付着していたりすると、スプリング７の押圧力
によるくさび作用が弱く、Ｗ，W'に対する複数のくさび
が揃って同一状況に把持しがたく、ずれて不揃いの状態
になることがある。不揃になるとＰＣ鋼より線の緊張力
の増加に伴なって、複数のくさびがスリーブの円錐孔面
を一様にすべり込まず、従ってくさびの収束によるくさ
び作用が発揮されないこととなる。
【０００８】特にこの不揃いは緊張初期段階で、ＰＣ鋼
より線端部Ｗ，W'がくさびから抜けるスリップ現象や、
断線現象を生じる原因となりやすい。この現象は、ＰＣ
鋼より線のはね飛びを起こし人身事故につながり、また
ＰＣ構造物としても所定の緊張力が負荷されないことと
なるので重大な問題である。
より線端部Ｗ，W'がくさびから抜けるスリップ現象や、
断線現象を生じる原因となりやすい。この現象は、ＰＣ
鋼より線のはね飛びを起こし人身事故につながり、また
ＰＣ構造物としても所定の緊張力が負荷されないことと
なるので重大な問題である。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明は敍上の問題を解
決しようとするもので、その特徴とするところは、スプ
リング力による把持にかえて、ねじの螺合力により把持
を行うことである。ねじ螺合は、スリーブとメスコーン
間またはジョイントねじとスリーブ間で行わせるもの
で、以下図示する実施例によりその内容を詳述する。
決しようとするもので、その特徴とするところは、スプ
リング力による把持にかえて、ねじの螺合力により把持
を行うことである。ねじ螺合は、スリーブとメスコーン
間またはジョイントねじとスリーブ間で行わせるもの
で、以下図示する実施例によりその内容を詳述する。
【００１０】
（実施例１）図１において、１は外周両端側にねじ２，
2'を設けたジョイントねじで、３，3'は夫々内周一端側
に該ねじ２，2'に螺合するねじを有し、他端側内周に外
端を小径とした円錐状孔４，4'を有する２個のスリーブ
である。５，5'は夫々外面は該円錐状孔に沿う円孤状テ
ーパーに形成し、内面をＰＣ鋼より線外周に沿う円孤状
６，6'に形成した複数のくさび２組である。尚Ｗ，W'は
スリーブの外端よりくさび内に挿入されたＰＣ鋼より線
の端部、９，9'はくさびの外周溝に嵌めたＯリング、1
0，10' はスリーブ外周の一部に設けた平行面である。
2'を設けたジョイントねじで、３，3'は夫々内周一端側
に該ねじ２，2'に螺合するねじを有し、他端側内周に外
端を小径とした円錐状孔４，4'を有する２個のスリーブ
である。５，5'は夫々外面は該円錐状孔に沿う円孤状テ
ーパーに形成し、内面をＰＣ鋼より線外周に沿う円孤状
６，6'に形成した複数のくさび２組である。尚Ｗ，W'は
スリーブの外端よりくさび内に挿入されたＰＣ鋼より線
の端部、９，9'はくさびの外周溝に嵌めたＯリング、1
0，10' はスリーブ外周の一部に設けた平行面である。
【００１１】斯く構成された接続具は次の様にして確実
な接続把持ができる。即ち接続すべきＰＣ鋼より線の端
部Ｗを、ジョイントねじと充分螺合されてないスリーブ
３内のくさび５の円孤状６内にさし込む。当然くさび５
端はジョイントねじ端に接触しておらず、その隙間だけ
くさびはより線Ｗに押されてジョイントねじ側にすべっ
て開き、くさび全長でＰＣ鋼より線を包被するところと
なる。ついでスリーブ３の平行面にスパナ或はモンキー
レンチを当ててスリーブを回転し、ジョイントねじ側に
ねじ込む。このねじ込みにより複数のくさびが一様に収
束し、その端がジョイントねじ端に圧接して、Ｗは所定
位置でくさびにより均一に把持される。
な接続把持ができる。即ち接続すべきＰＣ鋼より線の端
部Ｗを、ジョイントねじと充分螺合されてないスリーブ
３内のくさび５の円孤状６内にさし込む。当然くさび５
端はジョイントねじ端に接触しておらず、その隙間だけ
くさびはより線Ｗに押されてジョイントねじ側にすべっ
て開き、くさび全長でＰＣ鋼より線を包被するところと
なる。ついでスリーブ３の平行面にスパナ或はモンキー
レンチを当ててスリーブを回転し、ジョイントねじ側に
ねじ込む。このねじ込みにより複数のくさびが一様に収
束し、その端がジョイントねじ端に圧接して、Ｗは所定
位置でくさびにより均一に把持される。
【００１２】反対側のＰＣ鋼より線の端部W'も、上記と
同様にくさび5'内に把持され、両ＰＣ鋼より線端部Ｗ，
W'が接続される。尚ジョイントねじ１は、筒体長さ方向
中央に外周上にも内周上にも突出するストッパのあるも
のについて示したが、これは省略することもできる。ま
たくさびの円孤状６，6'には適当形状の歯形を設け、Ｐ
Ｃ鋼より線端部Ｗ，W'へのくい込み把持を確実にしてあ
る。
同様にくさび5'内に把持され、両ＰＣ鋼より線端部Ｗ，
W'が接続される。尚ジョイントねじ１は、筒体長さ方向
中央に外周上にも内周上にも突出するストッパのあるも
のについて示したが、これは省略することもできる。ま
たくさびの円孤状６，6'には適当形状の歯形を設け、Ｐ
Ｃ鋼より線端部Ｗ，W'へのくい込み把持を確実にしてあ
る。
【００１３】（実施例２）図２において、11は内周両端
部にねじ12，12' を設けたスリーブで、13，13'は夫々
外周に該ねじ12、12' に螺合するねじを有し、内周に外
端が小径となる円錐状孔14，14' を有する２個のメスコ
ーンである。15，15' は夫々外面を該円錐状孔に沿う円
孤状テーパーに形成し、内面をＰＣ鋼より線外周に沿う
円孤状16，16' に形成した複数のくさび２組で、17はス
リーブ11内でこの２組のくさび15，15' 間に位置し、く
さびの頭部を押さえて間隔を定める間隔筒である。尚
Ｗ，W'は夫々スリーブの外端よりくさび内に挿入された
ＰＣ鋼より線の端部で、18，18' は夫々メスコーンの外
周端側の１部に設けられた平行面である。
部にねじ12，12' を設けたスリーブで、13，13'は夫々
外周に該ねじ12、12' に螺合するねじを有し、内周に外
端が小径となる円錐状孔14，14' を有する２個のメスコ
ーンである。15，15' は夫々外面を該円錐状孔に沿う円
孤状テーパーに形成し、内面をＰＣ鋼より線外周に沿う
円孤状16，16' に形成した複数のくさび２組で、17はス
リーブ11内でこの２組のくさび15，15' 間に位置し、く
さびの頭部を押さえて間隔を定める間隔筒である。尚
Ｗ，W'は夫々スリーブの外端よりくさび内に挿入された
ＰＣ鋼より線の端部で、18，18' は夫々メスコーンの外
周端側の１部に設けられた平行面である。
【００１４】斯く構成された接続具は次の様に使用され
る。先づＰＣ鋼より線端部Ｗを、メスコーン13のスリー
ブ11との螺合が充分でなく、スリーブ内で間隔筒17とく
さび15が接触していない状態でくさび内にさし込む。す
るとくさび15はＷに押されて内方にすべり開いて、その
全長がＷを包被する。そこでメスコーン外周の平行面に
スパナ或はモンキーレンチを当ててメスコーンを回転
し、スリーブ11との螺合を完全にする様ねじ込む。この
ねじ込みによりくさびは一様に揃って間隔筒17に接する
まですべり押し込まれ遂に収束し、その反力でＷは所定
位置にくい込み把持固定される。
る。先づＰＣ鋼より線端部Ｗを、メスコーン13のスリー
ブ11との螺合が充分でなく、スリーブ内で間隔筒17とく
さび15が接触していない状態でくさび内にさし込む。す
るとくさび15はＷに押されて内方にすべり開いて、その
全長がＷを包被する。そこでメスコーン外周の平行面に
スパナ或はモンキーレンチを当ててメスコーンを回転
し、スリーブ11との螺合を完全にする様ねじ込む。この
ねじ込みによりくさびは一様に揃って間隔筒17に接する
まですべり押し込まれ遂に収束し、その反力でＷは所定
位置にくい込み把持固定される。
【００１５】反対側のＰＣ鋼より線の端部W'も、同様に
くさび15' 内にさし込み把持固定されて、Ｗ，W'は接続
される。尚スリーブ11の長さ方向中心位置、間隔筒15の
設置位置は予めわかり易い様に標識で示すか、固定的構
造にしておくことが好ましい。
くさび15' 内にさし込み把持固定されて、Ｗ，W'は接続
される。尚スリーブ11の長さ方向中心位置、間隔筒15の
設置位置は予めわかり易い様に標識で示すか、固定的構
造にしておくことが好ましい。
【００１６】上記のくさびの円孤状16，16' 面は、実施
例１と同様ＰＣ鋼より線外周へのくい込み把持をよくす
るため、歯形を設けておき、メスコーンの平行面は２
個、４個、６個等の他角形によって形成される。また接
続具各部は通常鋼材で構成されるが、例えばくさびを焼
結合金や硬質合成樹脂で形成する等、他の材料を用いる
こともできる。
例１と同様ＰＣ鋼より線外周へのくい込み把持をよくす
るため、歯形を設けておき、メスコーンの平行面は２
個、４個、６個等の他角形によって形成される。また接
続具各部は通常鋼材で構成されるが、例えばくさびを焼
結合金や硬質合成樹脂で形成する等、他の材料を用いる
こともできる。
【００１７】（実施例３）図３は実施例１，２に示した
様な接続具を、大型貯水用タンクのＰＣコンクリート床
版工事に用いた場合の模式図である。長い床版のコンク
リート打設は、図の様に数回に別けて行われる。ポスト
テンショニング方式による場合、Ａの第１工区のコンク
リート打設、固化後ＰＣ鋼より線Ｗを緊張固定する。Ｂ
の第２工区は、第１工区のより線Ｗ端を実施例１，２の
接続具Ｃにより延長するＰＣ鋼より線W'に接続して、第
１工区と同様の工事を行い、これを繰返して工事を完成
することとなる。なお、Ｄは緊張用ジャッキを示す。
様な接続具を、大型貯水用タンクのＰＣコンクリート床
版工事に用いた場合の模式図である。長い床版のコンク
リート打設は、図の様に数回に別けて行われる。ポスト
テンショニング方式による場合、Ａの第１工区のコンク
リート打設、固化後ＰＣ鋼より線Ｗを緊張固定する。Ｂ
の第２工区は、第１工区のより線Ｗ端を実施例１，２の
接続具Ｃにより延長するＰＣ鋼より線W'に接続して、第
１工区と同様の工事を行い、これを繰返して工事を完成
することとなる。なお、Ｄは緊張用ジャッキを示す。
【００１８】
【作用】上記の様に、本発明の接続具においては、接続
すべきＰＣ鋼より線の端部Ｗ，W'の把持固定を、実施例
１においてはスリーブの回転による螺合ねじ込みによ
り、実施例２においてはメスコーンの回転による螺合ね
じ込みにより、夫々くさびを円錐状孔に沿ってすべり込
み収束させて行うものである。このように、機械的な螺
合によるスリーブまたはメスコーンの移動に従って、複
数のくさびは揃って収束方向に押し進められるので、例
えその周辺にコンクリート粉や錆等の異物が存在してい
ても、従来のスプリング力によるものの様に、それに当
たるくさびの部分が停って、ずれを生ずる様なことはな
く、この異物を排除しつつ揃って進行する。
すべきＰＣ鋼より線の端部Ｗ，W'の把持固定を、実施例
１においてはスリーブの回転による螺合ねじ込みによ
り、実施例２においてはメスコーンの回転による螺合ね
じ込みにより、夫々くさびを円錐状孔に沿ってすべり込
み収束させて行うものである。このように、機械的な螺
合によるスリーブまたはメスコーンの移動に従って、複
数のくさびは揃って収束方向に押し進められるので、例
えその周辺にコンクリート粉や錆等の異物が存在してい
ても、従来のスプリング力によるものの様に、それに当
たるくさびの部分が停って、ずれを生ずる様なことはな
く、この異物を排除しつつ揃って進行する。
【００１９】
【発明の効果】本発明の接続具によれば、各種鋼より線
の接続、特にＰＣ鋼より線の接続において、複数のくさ
びを螺合により均一確実により線に収束把持させるの
で、ＰＣ橋梁や大容量タンク、建築物などの分野におけ
る鋼より線のスリップ現象や断線現象に基付く人身事
故、事故修復の問題を防止することができる。またその
構成も従来品と同様に簡素小型で、接続作業はスパナな
どの使用により却って容易確実となった。
の接続、特にＰＣ鋼より線の接続において、複数のくさ
びを螺合により均一確実により線に収束把持させるの
で、ＰＣ橋梁や大容量タンク、建築物などの分野におけ
る鋼より線のスリップ現象や断線現象に基付く人身事
故、事故修復の問題を防止することができる。またその
構成も従来品と同様に簡素小型で、接続作業はスパナな
どの使用により却って容易確実となった。
【図１】実施例１の１部縦断側面図。
【図２】実施例２の１部縦断側面図。
【図３】本発明接続具のコンクリート打設工事における
使用場所を示す模式図。
使用場所を示す模式図。
【図４】従来の接続具の１部縦断側面図。
１ ジョイントねじ ２，2' ねじ ３，3' スリーブ ４，4' 円錐状孔 ５，5' くさび ６，6' 円孤状 ７ スプリング ８，8' 押え皿 ９，9' Ｏリング Ｗ，W' ＰＣ鋼より線の端部 10，10' スリーブの外周の１部に設けた平行面 11 スリーブ 12，12' ねじ 13，13' メスコーン 14，14' 円錐状孔 15，15' くさび 16，16' 円孤状 17 間隔筒 18，18' メスコーンの外円端側の１部に設けた平行面 Ａ コンクリート打設の第１工区 Ｂ コンクリート打設の第２工区 Ｃ 接続具 Ｄ 緊張用ジャッキ
Claims (4)
- 【請求項１】 外周両端側にねじを設けたジョイントね
じと、夫々内周一端側に該ねじに螺合するねじを有し、
他端側内周に外端が小径となる円錐状孔を有するスリー
ブ２個と、夫々外面を該円錐状孔に沿う円孤状テーパー
に形成し、内面をより線外周に沿う円孤状に形成した複
数のくさび２組とを具備しねじの螺合力によりくさびを
鋼材にくい込ませ把持することを特徴とする鋼より線用
接続具。 - 【請求項２】 スリーブの外周の１部に平行面を設け、
及びまたはくさびの円孤状面に歯形を設けてなることを
特徴とする請求項１記載の接続具。 - 【請求項３】 内周両端部にねじを設けたスリーブと、
外周に夫々該ねじに螺合するねじを有し、内周に外端が
小径となる円錐状孔を有するメスコーン２個と、夫々外
面を該円錐状孔に沿う円孤状テーパーに形成し、内面を
より線外周に沿う円孤状に形成した複数のくさび２組
と、スリーブ内で２組のくさび間に位置する間隔筒とを
具備しねじの螺合力によりくさびを鋼材にくい込ませ把
持することを特徴とする鋼より線用接続具。 - 【請求項４】 メスコーンの外周の１部に平行面を設
け、及びまたはくさびの円孤状面に歯形を設けてなるこ
とを特徴とする請求項３記載の接続具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30100093A JPH07127691A (ja) | 1993-11-04 | 1993-11-04 | 鋼より線用接続具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30100093A JPH07127691A (ja) | 1993-11-04 | 1993-11-04 | 鋼より線用接続具 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07127691A true JPH07127691A (ja) | 1995-05-16 |
Family
ID=17891626
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30100093A Pending JPH07127691A (ja) | 1993-11-04 | 1993-11-04 | 鋼より線用接続具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07127691A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108849156A (zh) * | 2018-08-22 | 2018-11-23 | 厦门农丰园大棚开发有限公司 | 一种立柱式钢绞线网状结构 |
| CN109423949A (zh) * | 2017-08-24 | 2019-03-05 | 中冶长天国际工程有限责任公司 | 一种分段式预应力钢绞线的连接装置及连接方法 |
-
1993
- 1993-11-04 JP JP30100093A patent/JPH07127691A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN109423949A (zh) * | 2017-08-24 | 2019-03-05 | 中冶长天国际工程有限责任公司 | 一种分段式预应力钢绞线的连接装置及连接方法 |
| CN108849156A (zh) * | 2018-08-22 | 2018-11-23 | 厦门农丰园大棚开发有限公司 | 一种立柱式钢绞线网状结构 |
| CN108849156B (zh) * | 2018-08-22 | 2024-01-02 | 厦门农丰园大棚开发有限公司 | 一种立柱式钢绞线网状结构 |
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