JPH07126140A - 唇用植物療法化粧品調製物及びその製造方法 - Google Patents

唇用植物療法化粧品調製物及びその製造方法

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JPH07126140A
JPH07126140A JP5267986A JP26798693A JPH07126140A JP H07126140 A JPH07126140 A JP H07126140A JP 5267986 A JP5267986 A JP 5267986A JP 26798693 A JP26798693 A JP 26798693A JP H07126140 A JPH07126140 A JP H07126140A
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JP
Japan
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oil
burdock
phytotherapy
weight
essential
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Pending
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JP5267986A
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English (en)
Inventor
Mareku Patrick
パトリツク・マレク
Sukuruzuipukuzaku Edgar
エドガー・スクルズイプクザク
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
CLAUDE MALEK
KUROODO MAREKU
Original Assignee
CLAUDE MALEK
KUROODO MAREKU
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 唇及びその周辺部を手入れするのに特に適し
た化粧品調製物を提供すること。 【構成】 本発明の化粧品調製物は、好ましくは0.0
1〜30重量又は容量%の3種の芳香治療用精油、即ち
カミツレ、ハナハッカ及びマヨラナと、好ましくは0.
01〜30重量又は容量%の植物染料(ごぼう)と、好
ましくは40〜99重量又は容量%の少なくとも1種の
植物油とを合わせたものからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、唇及びその周辺部を手
入れするために例えばスティック型アプリケーターで局
所的に適用する植物療法化粧品調製物に関する。本発明
は更に、このような調製物を製造するために特別に考案
した方法に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】本出願人の探求した目
的は、唇及びその周辺部を手入れするのに特に適した、
即ち唇及びその周辺部の皮膚に発症し始めたか、再発し
たか、また固定化してしまった全ての吹出物や外傷を乾
かし、瘢痕形成し、緩和させることができ、更には速効
性があり、最後に天然物質のみを主成分とする植物療法
化粧品調製物を提供することである。
【0003】
【課題を解決するための手段】この目的は本発明の調製
物によって完全に達成される。この調製物は、第1の部
分である3種の芳香治療用(aromatherapi
ques)精油、即ちカミツレ(chamaenelu
m nobile)、ハナハッカ(origanum
compactum bentham)及びマヨラナ
(origanum majorana L)と、第2
の部分である植物染料(ごぼう(Arctium ma
jus Bemh))と、第3の部分である少なくとも
1種の植物油とを合わせたものからなることを特徴とす
る。
【0004】これら3つの型の成分を合わせた本発明の
調製物を唇及びその周辺部の手入れに使用すると、調製
物に用いた全ての有効成分が相乗作用して、効能が現れ
る。
【0005】これらの成分の既に知られているあらゆる
特性の中で、カミツレは特に瘢痕化性及び抗炎症性に寄
与し、ハナハッカは抗水腫性及び鎮痛性に寄与し、マヨ
ラナは緩和性及び抗感染性に寄与する。植物油は精油の
希釈を可能とすることに加えて、幾つかの特性、例えば
緩和性及び抗乾燥性を付与する。最後にこれらのあらゆ
る特性の効果は、ごぼうの作用、即ち毛穴の膨張による
皮膚の発汗作用によって現れ得る。
【0006】3つの型の成分のそれぞれの比率は好まし
くは次の通りである:3種の精油が全体で0.01〜3
0重量又は容量%、ごぼうが0.01〜30重量又は容
量%、植物油が40〜99重量又は容量%。
【0007】しかしながら、効能だけでなく、非攻撃性
及び非有害性の点では以下の比率で最良の結果が得られ
た:3種の精油が1〜15重量又は容量%、ごぼうが3
〜30重量又は容量%、植物油が55〜96重量又は容
量%。
【0008】本発明の調製物中のごぼうは、類似療法の
型の中から選択したごぼうのアルコール母染料(tei
nture mere)(TM)の形態であることが好
ましい。これはフランス規格によれば、アルコール滴定
量が70%の母染料である。
【0009】植物油が軟質へんとう油であるのが好まし
いが、ジョジョバ油であってもよい。
【0010】唇及びその周辺部の手入れのための植物療
法化粧品調製物の製造のために特別に考案した方法が本
発明の他の目的である。本方法は、 a)容器内にて、カミツレ、ハナハッカ及びマヨラナの
精油と、ごぼうのアルコール溶液とから第1の混合物を
調製し、 b)この第1の混合物に植物油の第1の部分を加え、全
体を撹拌して、アルコールの油中乳濁液を調製し、 c)容器の底に溶質が生成するまでこれをデカントさ
せ、 d)いわゆる乳濁液から溶質を分離し、 e)いわゆる乳濁液に、前述した3種の精油と少なくと
も1種の植物油とからなり、精油濃度が第1の混合物の
場合と実質的に同一である第2の混合物を加え、 f)均質で安定したアルコールの油中乳濁液の形態の調
製物を得るまでこれを撹拌することからなる。
【0011】前記方法によって、乳化剤を加えずとも、
特に均質で安定した調製物を製造することができる。溶
質をサイホン注入(siphonnage)によって採
取(抽出)するのが好ましい。溶質は僅かにアルコール
化され、また精油濃度が低い。
【0012】本発明の方法の前記段階d)で、溶質の抽
出容量を、精油濃度がいわゆる乳濁液の精油濃度と実質
的に同一である植物油と精油との第3の混合物に代える
のが有利である。
【0013】精油の品質及び特性を保持し、また調製物
の良好な均質性及び安定性を得るために、本方法の全て
の段階を光を避けて、一定温度で、例えば18〜20℃
で実施することが好ましい。
【0014】調製物を使用するための好ましい包装は、
完全に不透明で、上部にボール又はスプレーを備えたガ
ラス製容器を含むアプリケーターからなる。
【0015】
【実施例】植物療法化粧品調製物及びその製造方法に関
する以下の2つの実施例の説明を読めば、本発明が更に
良く理解されよう。
【0016】以下の2つの実施例では、唇及びその周辺
部の手入れのための植物療法化粧品調製物は、第1の部
分であるカミツレ、ハナハッカ及びマヨラナの3種の精
油と、第2の部分であるアルコール滴定量が70%のご
ぼう母染料と、第3の部分である植物油とからなってい
る。
【0017】第1の実施例では、これらの種々の成分の
比率は次の通りである:カミツレ精油0.01g;ハナ
ハッカ精油0.03g;マヨラナ精油0.08g;ごぼ
う母染料0.30g;軟質へんとう油3ml。
【0018】約0.8の軟質へんとう油の密度を考慮す
ると、重量比は、3種の精油が約4%、ごぼうが約10
%であり、残りは軟質へんとう油である。
【0019】第2の実施例の比率は次の通りである:カ
ミツレ精油0.03g;ハナハッカ精油0.06g;マ
ヨラナ精油0.20g;ごぼう母染料0.70g;軟質
へんとう油及び/又はジョジョバ油5ml。
【0020】重量比は、3種の精油が約5.8%、ごぼ
うが約14%であり、残りは軟質へんとう油及び/又は
ジョジョバ油である。
【0021】これら2つの実施例のいずれかの対象とな
る調製物を以下の段階によって製造した。
【0022】第1の段階では、カミツレ、ハナハッカ及
びマヨラナの3種の精油を一部分容器に注入し、次いで
フランス規格によればアルコール滴定量が70%の溶液
であるごぼう母染料を全て注入する。
【0023】以下の段階を読めば、何故この第1段階で
精油を一部分のみ注入したかが分かるであろう。
【0024】第2の段階では、得られた第1の混合物に
植物油の第1の部分を加え、次いでアルコールの油中乳
濁液を得るまでこれをプレートタービン(turbin
eplateau)型標準装置で撹拌する。
【0025】以下の段階を読めば、この第2段階で加え
る植物油部分が何であるかが分かるであろう。問題の植
物油は軟質へんとう油又はジョジョバ油である。
【0026】第3の段階では、撹拌後15日に至る期間
中デカントさせる。この期間中に、容器の底に溶質が生
成する。デカント中に容器及び中身を一定温度、好まし
くは18〜20℃に維持する。
【0027】第4の段階では、わずかにアルコール化さ
れ、精油濃度の低い溶質をサイホン注入によって採取す
る。このように抽出した容量を、3種の精油の濃度が、
溶質をデカントし、抽出した後に得られたアルコールの
油中乳濁液での濃度と実質的に同一になるように予め調
製した植物油(軟質へんとう油又はジョジョバ油)と精
油(カミツレ、ハナハッカ及びマヨラナ)との混合物に
代える。
【0028】溶質の精油定量はあまり容易ではないの
で、溶質の代わりとなる混合物の濃度を測定するのにこ
の少量の精油を考慮に入れないことが可能である。
【0029】第5段階では、カミツレ、ハナハッカ及び
マヨラナの3種の精油と少なくとも1種の植物油(軟質
へんとう油又はジョジョバ油)とから予め調製した新規
な混合物をこの乳濁液に加える。この混合物中の精油濃
度は、第1段階で製造した混合物中の精油濃度と実質的
に同一である。
【0030】第6段階では、調製物を得るまで再度撹拌
する。前の段階で使用した2種の成分は密度が非常に近
い2種の液体なので、単にプレートタービンで混合すれ
ば、均質で安定したアルコールの油中乳濁液を得ること
ができる。このようにして得られた調製物を乳濁液にす
るのに、特別な添加剤を加える必要はなく、有効成分に
関して濃度は最適である。
【0031】前述した全ての段階は、公知の如く空気で
酸化し得る精油の全ての品質及び特性を保持するため
に、可能な範囲で光を避けて実施する。更には、これら
の処理を行う部屋の温度は一定温度に、好ましくは18
〜20℃であった。
【0032】得られた調製物は良好な均質性及び安定性
を示す。
【0033】容器の底に沈澱し、サイホン注入によって
採取する溶質の量は、第1の段階及び第2の段階中に混
合した成分の全容量の約5%である。
【0034】前述した処理方法によって得られた調製物
は、完全に不透明で、上部にボール又はスプレーを備え
たガラス容器を含むアプリケーターからなる包装で使用
するのが好ましい。この型の包装はしばしばスティック
と呼ばれている。このような包装が本発明の調製物を光
から保護し、また調製物を適用するのにボール又はスプ
レーを使用して空気中の酸素の作用を制限する限り、こ
の包装は完全な開口部を必要とする容器よりも好まし
い。更には、容器は、調製物全てをすぐに使い切ること
ができるように容量が少ないことが好ましい。これによ
って精油の酸化が妨げられる。更には、ボール型スティ
ックでは、容器内に存在する空気中の酸素が調製物に吸
収されて容器内に僅かに負圧が発生し、そのためと思わ
れるがボールが特に効果的に封止される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 593197961 パトリツク・マレク フランス国、62660・ボーブリ、アモ・ド ウ・ゴール、リユ・ドウ・ロアスヌ(番地 なし) (72)発明者 パトリツク・マレク フランス国、62660・ボーブリ、アモ・ド ウ・ゴール、リユ・ドウ・ロアスヌ(番地 なし) (72)発明者 エドガー・スクルズイプクザク フランス国、62400・ベテユヌ、アブニ ユ・ドウ・パリ・21

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の部分である3種の芳香治療用精
    油、即ちカミツレ、ハナハッカ及びマヨラナと、第2の
    部分である植物染料(ごぼう)と、第3の部分である少
    なくとも1種の植物油とを合わせたものからなることを
    特徴とする唇及びその周辺部を手入れするのに適した植
    物療法化粧品調製物。
  2. 【請求項2】 3種の精油が全体で0.01〜30重量
    又は容量%、ごぼうが0.01〜30重量又は容量%、
    植物油が40〜99重量又は容量%であることを特徴と
    する請求項1に記載の植物療法化粧品調製物。
  3. 【請求項3】 3種の精油が1〜15重量又は容量%、
    ごぼうが3〜30重量又は容量%、植物油が55〜96
    重量又は容量%であることを特徴とする請求項2に記載
    の植物療法化粧品調製物。
  4. 【請求項4】 ごぼうが、類似療法の型の中から選択し
    たごぼうのアルコール母染料の形態であることを特徴と
    する請求項1から3のいずれか一項に記載の植物療法化
    粧品調製物。
  5. 【請求項5】 植物油が軟質へんとう油又はジョジョバ
    油であることを特徴とする請求項1から4のいずれか一
    項に記載の植物療法化粧品調製物。
  6. 【請求項6】 完全に不透明で、前記調製物を収容し、
    調製物を唇又はその周辺部で局所的に適用するために上
    部にボール又はスプレーを備えたガラス容器を含むアプ
    リケーターからなることを特徴とする請求項1から5の
    いずれか一項に記載の植物療法化粧品調製物のための包
    装。
  7. 【請求項7】 唇及びその周辺部を手入れするための請
    求項1に記載の植物療法化粧品調製物の製造方法であっ
    て、 a)カミツレ、ハナハッカ及びマヨラナの精油と、ごぼ
    うのアルコール溶液とから第1の混合物を調製し、 b)この第1の混合物に植物油の第1の部分を加え、全
    体を撹拌して、アルコールの油中乳濁液を調製し、 c)容器の底に溶質が生成するまでこれをデカントさ
    せ、 d)いわゆる乳濁液から溶質を分離し、 e)いわゆる乳濁液に、前述した3種の精油と少なくと
    も1種の植物油とからなり、精油濃度が第1の混合物の
    場合と実質的に同一である第2の混合物を加え、 f)均質で安定したアルコールの油中乳濁液の形態の調
    製物を得るまでこれを撹拌することからなることを特徴
    とする方法。
  8. 【請求項8】 前記段階d)で、溶質の抽出容量を、精
    油濃度がいわゆる乳濁液の精油濃度と実質的に同一であ
    る植物油と精油との第3の混合物に代えることを特徴と
    する請求項7に記載の方法。
JP5267986A 1993-09-30 1993-09-30 唇用植物療法化粧品調製物及びその製造方法 Pending JPH07126140A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010540647A (ja) * 2007-10-01 2010-12-24 コルゲート・パーモリブ・カンパニー 植物性抽出物を含有する口腔組成物

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