JPH07125142A - 成形プレス用クッション材 - Google Patents

成形プレス用クッション材

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JPH07125142A
JPH07125142A JP5271792A JP27179293A JPH07125142A JP H07125142 A JPH07125142 A JP H07125142A JP 5271792 A JP5271792 A JP 5271792A JP 27179293 A JP27179293 A JP 27179293A JP H07125142 A JPH07125142 A JP H07125142A
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rubber
molding press
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cushioning
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Atsuo Tanaka
敦雄 田中
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晃 吉田
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    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B15/00Details of, or accessories for, presses; Auxiliary measures in connection with pressing
    • B30B15/06Platens or press rams
    • B30B15/061Cushion plates

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  • Mechanical Engineering (AREA)
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  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Moulding By Coating Moulds (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 弾性、復元性、腰の強さが長期間劣化しない
成形プレス用クッション材を提供する。 【構成】 ゴム層1の両面に不織布層2,2を積層し、
さらに、両表面に、接着剤層3,3を介して、離型層
4,4を積層した構造の成形プレス用クッション材10
0であって、前記ゴム層1は、熱重合型のゴム材料と、
熱解重合型のゴム材料のブレンドゴムから構成されてい
る。 【効果】 使用による熱重合型のゴム材料の硬化傾向と
熱解重合型のゴム材料の軟化傾向がバランスし、弾性、
復元性、腰の強さが長期間劣化しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、成形プレス用クッシ
ョン材に関し、さらに詳しくは、化粧合板、合成樹脂積
層板、電気絶縁板などの成形プレスに好適な成形プレス
用クッション材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の成形プレス用クッション材として
は、例えば特公昭47−46945号公報に開示の「成
形プレス用クッション材」がある。この「成形プレス用
クッション材」は、耐熱性ブチルゴムまたはニトリルゴ
ムまたはシリコーンゴムよりなるゴム層と、ニードルパ
ンチを施した66ナイロンのウエブよりなる不織布層と
を組合わせて積層し、加熱および加圧し、一体化した構
造である。また、ゴム層の流動を防止するために、ゴム
層内にガラスクロス等の補強層を埋設する構造も開示さ
れている。
【0003】また、他の従来の成形プレス用クッション
材としては、例えば実公昭48−31033号公報に開
示の「成形プレス用クッション材」がある。この「成形
プレス用クッション材」は、耐熱性ブチルゴムよりなる
ゴム層を、ニードルパンチを施した66ナイロンのウエ
ブよりなる2層の不織布層の間に挟み、加熱および加圧
し、一体に積層した構造である。また、耐久性を向上す
るため、両側の表面に、ゴムシートを介してコットン帆
布層を設ける構造も開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記特公昭47−46
945号公報および実公昭48−31033号公報に開
示の「成形プレス用クッション材」では、ゴム層により
所望の弾性、復元性、腰の強さを得ると共に、不織布層
により所望の変形性を得ている。ところが、ゴム層のゴ
ム材料として耐熱性ブチルゴムまたはシリコーンゴムを
用いた場合には、ゴム層が、高温下での使用により軟化
し、粘着性を帯びてきて、弾性、復元性、腰の強さが劣
化してくる問題点がある。一方、ゴム層のゴム材料とし
てニトリルゴムを用いた場合には、ゴム層が、高温下で
の使用により硬化し、クラックを発生して、やはり、弾
性、復元性、腰の強さが劣化してくる問題点がある。そ
こで、この発明の目的は、高温下で長期間使用しても、
弾性、復元性、腰の強さが劣化しない成形プレス用クッ
ション材を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1の観点では、この発
明は、1層または2層以上のゴム層と1層または2層以
上の不織布層との積層構造をもつ成形プレス用クッショ
ン材において、前記ゴム層が、熱重合型のゴム材料と熱
解重合型のゴム材料とのブレンドゴムであることを特徴
とする成形プレス用クッション材を提供する。第2の観
点では、この発明は、クッション材の片面または両面
に、熱重合型のゴム材料と熱解重合型のゴム材料とのブ
レンドゴムを片面にトッピングしたコットン帆布層をコ
ットン帆布面が表面となるように設けたことを特徴とす
る成形プレス用クッション材を提供する。
【0006】
【作用】上記第1の観点または上記第2の観点によるこ
の発明の成形プレス用クッション材では、ゴム層または
コットン帆布にトッピングするゴムとして、高温下での
使用により硬化(高分子化)する傾向にある熱重合型の
ゴム材料と、高温下での使用により軟化(低分子化)す
る傾向にある熱解重合型のゴム材料とをブレンドしたブ
レンドゴムを用いる。このため、熱重合型のゴム材料の
硬化傾向と、熱解重合型のゴム材料の軟化傾向とが互い
に打ち消し合い、成形プレス時の高温下で使用しても、
弾性、復元性、腰の強さが長期間劣化しなくなる。
【0007】
【実施例】以下、図に示す実施例によりこの発明をさら
に詳細に説明する。なお、これによりこの発明が限定さ
れるものではない。
【0008】[実施例1]図1に示すように、実施例1
の成形プレス用クッション材100は、ゴム層1の両面
に不織布層2、2を積層し、さらに、両表面に接着剤層
3、3を介して離型層4、4を積層した構造である。前
記ゴム層1は、熱重合型のゴム材料であるEPDM(E
P24;日本合成ゴム株式会社製)と、、熱解重合型の
ゴム材料であるブチルゴム(ブチル268;日本合成ゴ
ム株式会社製)とのブレンドゴムから主として構成され
ている。このゴム層1の詳細な組成を表1に示す。
【0009】
【表1】
【0010】EPDMの割合を40〜95重量%、ブチ
ルゴムの割合を60〜5重量%とすると、EPDMの硬
化傾向とブチルゴムの軟化傾向とが互いに打ち消し合
い、成形プレス時の高温下で使用しても、弾性、復元
性、腰の強さが長期間劣化しなくなる。この範囲を外れ
ると、EPDMの硬化傾向またはブチルゴムの軟化傾向
の一方が勝り、弾性、復元性、腰の強さが劣化しやすく
なる。
【0011】なお、熱重合型のゴム材料としては、上記
EPDMだけでなく、EPDM、ニトリルゴム、クロロ
プレンゴム、フッ素ゴム、ブタジエンゴム、クロロスル
ホン化ポリエチレンのいずれか1種または2種以上の組
み合わせ、更にはこれらにハロゲン化、水素添加等の変
性処理を行なった物を用いてもよい。また、熱解重合型
のゴム材料として、上記ブチルゴムだけでなく、ブチル
ゴム、天然ゴム、イソプレンゴム、シリコーンゴム、ウ
レタンゴム、エピクロロヒドリンゴム、アクリルゴムの
いずれか1種または2種以上の組み合わせ、更にはこれ
らにハロゲン化、水素添加等の変性処理を行なった物を
用いてもよい。
【0012】前記不織布層2は、ポリエステル織布の基
布1層と66ナイロンウエブ2層とをニードルパンチに
より一体化したニードルパンチ不織布であり、目付重量
は1000g/m2である。なお、上記不織布層2には、基
布が入っていなくても良いし、2層以上の基布を入れて
も良い。
【0013】また、前記不織布層2の繊維としては、ポ
リアミド繊維、芳香族ポリアミド繊維、ポリイミド繊
維、ポリアミドイミド繊維、ポリエステル繊維、芳香族
ポリエステル繊維、ポリアリレート繊維、フッ素繊維、
アクリル繊維、ポリビニルアルコール繊維等の有機繊維
や、ガラス繊維、カーボン繊維、スラグ繊維、ロック繊
維、セラミックス繊維、金属繊維等の無機繊維の中から
1種または2種以上を選択して用いることができる。
【0014】前記離型層4、4は、芳香族ポリアミドペ
ーパー(ノーメックスペーパー410(登録商標);デ
ュポン社製)である。また、前記接着剤層3、3は、離
型層4、4の片面にエポキシ樹脂を塗布してプリプレグ
とした。なお、この場合、接着剤層3、3として、ガラ
スクロスにエポキシ樹脂を含浸したプリプレグと、スパ
ンボンド紙にエポキシ樹脂を含浸した紙状プリプレグシ
ートを重ねて、前者を不織布層2、2側に、後者を離型
層4、4側にして、使用してもよい。また、離型層4、
4として、芳香族ポリアミド樹脂、ポリアミド樹脂、ガ
ラス繊維等からなるクロスを使用し、接着剤層3、3と
してゴム系フィルム状接着剤(例えば、NBR+フェノ
ール樹脂)を用いてもよい。また、離型層4、4とし
て、フッ素樹脂フィルムを使用してもよい。なお、離型
層4、4として、紙またはクロスの態様のものを用いる
場合は、更にその表面にポリイミド樹脂を塗布してもよ
い。さらに、離型層4、4および接着剤層3、3を設け
なくてもよい。
【0015】次に、この成形プレス用クッション材10
0の製造方法を説明する。まず、3本ロールを用いたカ
レンダ成形により、巾1150mm、厚さ0.7mmの未加
硫のゴム層1を作製する。続いて、未加硫のゴム層1の
両側に前記不織布層2、2を積層し、さらに、それらを
挟むように接着剤層3、3および離型層4、4を積層す
る。次に、上記積層物を、170℃×70分、10kg/
cm2 で加熱加圧し、前記未加硫のゴム層1を加硫すると
同時に全体を接着一体化する。次に、所定の寸法にカッ
トする。
【0016】[実施例2]図2に示すように、実施例2
の成形プレス用クッション材200は、ゴム層1、1
と、不織布層2、2、2とを交互に積層し、さらに、両
表面に接着剤層3、3を介して離型層4、4を積層した
構造である。各層の材料および成形プレス用クッション
材200の製造方法は、実施例1と同様である。
【0017】[実施例3]図3に示すように、実施例3
の成形プレス用クッション材300は、実施例1の成形
プレス用クッション材100のゴム層1の片面に補強材
層5を積層した構造である。
【0018】前記補強材層5は、RFL処理およびゴム
接着用処理を施した目あき平織りガラスクロス(ECM
330L1150;ユニチカユーエムグラス株式会社
製)である。このガラスクロスの縦・横の糸密度は12
±1本/m2 、厚さは0.55±0.10mm、目付重量は
360±22g/m2である。なお、補強材層5として、金
属クロス、カーボンクロス、芳香族ポリアミドクロス、
ポリエステルクロス、ポリアミドクロスのいずれか1種
を用いてもよい。また、ネット状物や、0.3mm2〜2
5mm2の穴のあいたシート状物を用いてもよい。補強材
層5としては、その面積中に占める空隙の比率が30%
〜70%のものが好ましい。上記空隙の比率が30%よ
り小さいと、空隙にゴム層1の材料が十分に侵入せず、
ゴム層1と補強材5とが固着不足になり、ゴム層1の流
動を抑止する効果が少ない。一方、上記空隙の比率が7
0%より大きいと、補強材層中のゴム層材料割合が大き
すぎて、当該補強材層中でも流動が起こる。従って、上
記空隙の比率を30%〜70%とすれば、ゴム層1の流
動を有効に抑止できる。
【0019】他の各層の材料および成形プレス用クッシ
ョン材300の製造方法は、実施例1と同様である。
【0020】[実施例4]図4に示すように、実施例4
の成形プレス用クッション材400は、実施例1の成形
プレス用クッション材100のゴム層1の中に補強材層
5を挟んだ構造である。各層の材料および成形プレス用
クッション材400の製造方法は、実施例1と同様であ
る。
【0021】[実施例5]図5に示すように、実施例5
の成形プレス用クッション材500は、実施例1の成形
プレス用クッション材100のゴム層1を3層にし、そ
れらゴム層1、1、1の間に補強材層5、5を挟んだ構
造である。各層の材料および成形プレス用クッション材
500の製造方法は、実施例1と同様である。
【0022】[実施例6]図6に示すように、実施例6
の成形プレス用クッション材600は、実施例1の成形
プレス用クッション材100のゴム層1の両面に補強材
層5、5を積層した構造である。各層の材料および成形
プレス用クッション材600の製造方法は、実施例1と
同様である。
【0023】[実施例7]図7に示すように、実施例7
の成形プレス用クッション材700は、実施例2の成形
プレス用クッション材200の中央の不織布層2とその
両側のゴム層1、1の間に補強材層5、5を挟んだ構造
である。各層の材料および成形プレス用クッション材7
00の製造方法は、実施例1と同様である。
【0024】[実施例8]図8に示すように、実施例8
の成形プレス用クッション材800は、実施例2の成形
プレス用クッション材200のゴム層1、1と不織布層
2、2、2との間に補強材層5、5、5、5を挟んだ構
造である。各層の材料および成形プレス用クッション材
800の製造方法は、実施例1と同様である。
【0025】[実施例9]図9に示すように、実施例9
の成形プレス用クッション材900は、1層の不織布層
2の片面に、トッピングゴム層6を片面にトッピングし
たコットン帆布層7をコットン帆布面が表面となるよう
に設けた構造である。前記不織布層2の材料は、実施例
1と同様である。コットン帆布にトッピングするトッピ
ングゴム層6の材料は、実施例1のゴム層1と同様であ
る。前記コットン帆布層7は、綿帆布10号(杉本織物
株式会社製)であり、密度が縦89〜97本/5cm、横
67〜75本/5cm、目付重量は428g/m2である。次
に、この成形プレス用クッション材900の製造方法を
説明する。まず、コットン帆布層7の片面に、未加硫の
トッピングゴム層6をトッピングする。次に、トッピン
グゴム層6側に不織布層2を積層する。次に、上記積層
物を、170℃×70分、10kg/cm2 で加熱加圧し、
未加硫のトッピングゴム層6を加硫すると同時に全体を
接着一体化する。次に、所定の寸法にカットする。
【0026】[実施例10]図10に示すように、実施
例10の成形プレス用クッション材1000は、ゴム層
1の両面に不織布層2、2を積層し、さらに、一方の不
織布層2の片面に、トッピングゴム層6を片面にトッピ
ングしたコットン帆布層7をコットン帆布面が表面とな
るように設けた構造である。各層の材料および成形プレ
ス用クッション材1000の製造方法は、実施例1およ
び実施例9と同様である。
【0027】[実施例11]図11に示すように、実施
例11の成形プレス用クッション材1100は、不織布
層2の両面に、トッピングゴム層6を片面にトッピング
したコットン帆布層7、7をコットン帆布面が表面とな
るように設けた構造である。各層の材料および成形プレ
ス用クッション材1100の製造方法は、実施例9と同
様である。
【0028】[実施例12]図12に示すように、実施
例12の成形プレス用クッション材1200は、ゴム層
1の両面に不織布層2、2を積層し、さらに、2層の不
織布層2、2の表面に、トッピングゴム層6を片面にト
ッピングしたコットン帆布層7、7をコットン帆布面が
表面となるように設けた構造である。各層の材料および
成形プレス用クッション材1200の製造方法は、実施
例1および実施例9と同様である。
【0029】
【発明の効果】この発明の成形プレス用クッション材に
よれば、成形プレスの高温下での使用による熱重合型の
ゴム材料の硬化傾向と熱解重合型のゴム材料の軟化傾向
とを互いにバランスさせるように組み合せたブレンドゴ
ムを用いているから、弾性、復元性、腰の強さが長期間
劣化しないようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1の成形プレス用クッション
材の断面図である。
【図2】この発明の実施例2の成形プレス用クッション
材の断面図である。
【図3】この発明の実施例3の成形プレス用クッション
材の断面図である。
【図4】この発明の実施例4の成形プレス用クッション
材の断面図である。
【図5】この発明の実施例5の成形プレス用クッション
材の断面図である。
【図6】この発明の実施例6の成形プレス用クッション
材の断面図である。
【図7】この発明の実施例7の成形プレス用クッション
材の断面図である。
【図8】この発明の実施例8の成形プレス用クッション
材の断面図である。
【図9】この発明の実施例9の成形プレス用クッション
材の断面図である。
【図10】この発明の実施例10の成形プレス用クッシ
ョン材の断面図である。
【図11】この発明の実施例11の成形プレス用クッシ
ョン材の断面図である。
【図12】この発明の実施例12の成形プレス用クッシ
ョン材の断面図である。
【符号の説明】
100 成形プレス用クッション材 1 ゴム層 2 不織布層 3 接着剤層 4 離型層 200 成形プレス用クッション材 300 成形プレス用クッション材 5 補強材層 400、500、600 成形プレス用クッション材 700、800 成形プレス用クッション材 900 成形プレス用クッション材 6 トッピングゴム層 7 コットン帆布層 1000、1100 成形プレス用クッション材 1200 成形プレス用クッション材
【手続補正書】
【提出日】平成6年7月28日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項5
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】
【表1】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】前記離型層4、4は、芳香族ポリアミドペ
ーパー(ノーメックスペーパー410(登録商標);デ
ュポン社製)である。また、前記接着剤層3、3は、離
型層4、4の片面にエポキシ樹脂を塗布してプリプレグ
とした。なお、この場合、接着剤層3、3として、ガラ
スクロスにエポキシ樹脂を含浸したプリプレグと、スパ
ンボンド紙にエポキシ樹脂を含浸した紙状プリプレグシ
ートを重ねて、前者を不織布層2、2側に、後者を離型
層4、4側にして、使用してもよい。また、離型層4、
4として、芳香族ポリアミド樹脂、ポリアミド樹脂、ガ
ラス繊維等からなるクロスを使用し、接着剤層3、3と
してゴム系フィルム状接着剤を用いてもよい。また、離
型層4、4として、フッ素樹脂フィルムを使用してもよ
い。なお、離型層4、4として、紙またはクロスの態様
のものを用いる場合は、更にその表面にポリイミド樹脂
を塗布してもよい。さらに、離型層4、4および接着剤
層3、3を設けなくてもよい。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】前記補強材層5は、RFL処理およびゴム
接着用処理を施した目あき平織りガラスクロス(ECM
330L1150;ユニチカユーエムグラス株式会社
製)である。このガラスクロスの縦・横の糸密度は12
±1本/m2 、厚さは0.55±0.10mm、目付重量は
360±22g/m2である。なお、補強材層5として、金
属クロス、カーボンクロス、芳香族ポリアミドクロス、
ポリエステルクロス、ポリアミドクロスのいずれか1種
を用いてもよい。また、ネット状物や、0.3mm2〜2
5mm2の穴のあいたシート状物を用いてもよい。補強材
層5としては、その面積中に占める空隙の比率が30%
〜70%のものが好ましい。上記空隙の比率が30%よ
り小さいと、空隙にゴム層1の材料が十分に侵入せず、
ゴム層1と補強材5とが固着不足になり、ゴム層1の流
動を抑止する効果が少ない。一方、上記空隙の比率が7
0%より大きいと、補強材層中のゴム材料割合が大きす
ぎて、当該補強材層中でも流動が起こる。従って、上記
空隙の比率を30%〜70%とすれば、ゴム層1の流動
を有効に抑止できる。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1層または2層以上のゴム層と1層また
    は2層以上の不織布層との積層構造をもつ成形プレス用
    クッション材において、 前記ゴム層が、熱重合型のゴム材料と熱解重合型のゴム
    材料とのブレンドゴムであることを特徴とする成形プレ
    ス用クッション材。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の成形プレス用クッショ
    ン材において、前記ブレンドゴムは熱重合型のゴム材料
    と熱解重合型のゴム材料とが重量比率で40:60〜9
    5:5の割合でブレンドされていることを特徴とする成
    形プレス用クッション材。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の成形プ
    レス用クッション材において、前記不織布層は、ウエブ
    と基布とをニードルパンチにより一体化したニードルパ
    ンチ不織布であることを特徴とする成形プレス用クッシ
    ョン材。
  4. 【請求項4】 請求項1から請求項3のいずれかに記載
    の成形プレス用クッション材において、前記ゴム層は、
    クロスまたはネットからなる補強材によって補強されて
    いることを特徴とする成形プレス用クッション材。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の成形プレス用クッショ
    ン材において、前記クロスまたはネットからなる補強材
    は、その面積中に占める空隙の比率が30〜70%のガ
    ラスクロスであることを特徴とする成形プレス用クッシ
    ョン材。
  6. 【請求項6】 請求項1から請求項5のいずれかに記載
    の成形プレス用クッション材において、その片側または
    両側の表面に離型層を設けたことを特徴とする成形プレ
    ス用クッション材。
  7. 【請求項7】 請求項1から請求項5のいずれかに記載
    の成形プレス用クッション材において、片側の表面が前
    記不織布層であり、他の片側の表面には、片面にゴムを
    トッピングしたコットン帆布層をコットン帆布面が表面
    となるように設けたことを特徴とする成形プレス用クッ
    ション材。
  8. 【請求項8】 請求項1から請求項5のいずれかに記載
    の成形プレス用クッション材において、両側の表面に、
    片面にゴムをトッピングしたコットン帆布層をコットン
    帆布面が表面となるように設けたことを特徴とする成形
    プレス用クッション材。
  9. 【請求項9】 請求項7または請求項8に記載の成形プ
    レス用クッション材において、コットン帆布層にトッピ
    ングするゴムが、熱重合型のゴム材料と熱解重合型のゴ
    ム材料とのブレンドゴムであることを特徴とする成形プ
    レス用クッション材。
  10. 【請求項10】 1層の不織布層の片面または両面に、
    熱重合型のゴム材料と熱解重合型のゴム材料とのブレン
    ドゴムを片面にトッピングしたコットン帆布層を、コッ
    トン帆布面が表面となるように設けたことを特徴とする
    成形プレス用クッション材。
  11. 【請求項11】 請求項9または請求項10に記載の成
    形プレス用クッション材において、コットン帆布層にト
    ッピングするブレンドゴムは、熱重合型のゴム材料と熱
    解重合型のゴム材料とが重量比率で40:60〜95:
    5の割合でブレンドされていることを特徴とする成形プ
    レス用クッション材。
JP5271792A 1993-10-29 1993-10-29 成形プレス用クッション材及びそれに用いるゴム組成物 Expired - Lifetime JP2724959B2 (ja)

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