JPH0711992U - 柑橘類の香り付スポンジ - Google Patents

柑橘類の香り付スポンジ

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Publication number
JPH0711992U
JPH0711992U JP4567093U JP4567093U JPH0711992U JP H0711992 U JPH0711992 U JP H0711992U JP 4567093 U JP4567093 U JP 4567093U JP 4567093 U JP4567093 U JP 4567093U JP H0711992 U JPH0711992 U JP H0711992U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sponge
powder
base material
citrus
yuzu
Prior art date
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Pending
Application number
JP4567093U
Other languages
English (en)
Inventor
晃司 榎本
Original Assignee
株式会社イノアックコーポレーション
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Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社イノアックコーポレーション filed Critical 株式会社イノアックコーポレーション
Priority to JP4567093U priority Critical patent/JPH0711992U/ja
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  • Cleaning Implements For Floors, Carpets, Furniture, Walls, And The Like (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 取扱いが容易で、ある程度長期間の連続使用
に対しても芳香作用を維持し、且つ、該芳香作用喪失後
は、洗浄用スポンジ等としての再利用が可能な柑橘類の
香り付スポンジを提供する。 【構成】 本スポンジ1は、ポリウレタン製スポンジ基
材11と、該ポリウレタン製スポンジ基材11中に分散
配置され、乾燥された柑橘類(柚子等)の果実の皮の粉
体12と、からなることを特徴とする。このスポンジ1
は、例えば、ウレタン発泡原料に、柑橘類の果実の皮の
乾燥粉体(粉末)を配合した混合液を所定形状に発泡さ
せて製造される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、柑橘類の香り付スポンジに関し、更に詳しく言えば、柚子、レモン 、ミカン、すだち等の柑橘類の香りを楽しみながら浴用若しくは洗浄用等に用い られるスポンジに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、柚子等の柑橘類の果実の皮を包まずに直接浴槽の湯の中に入れた り、袋状にした布(所謂、日本手拭い等)等に収納し、その袋状物の開口部を 紐等で縛って湯の中に入れたりして、柚子等の香油を湯中に拡散させ、その香り を楽しむこと(所謂、柚子湯等)等が行われている。 ところが、上記の直接浴槽に入れる場合には、果実の皮やそこに付着してい た実等が湯船を汚し、その後始末が大変であったり、浴槽に連設された排水管を 詰まらせること等が多い。また、上記の袋状の布等に収納する場合にも、上記 紐等が緩めば、同様の問題が生じることとなる。この為、乾燥した柚子皮を不 織布により被包し、その外周部を密封し、上記問題点を解決せんとした浴用柚子 袋が提案されている(実開昭62−98592号公報)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記の浴用柚子袋では、数回程度(1〜3回程度)の入浴に使用す るのが限界で、それ以上使用した場合は、袋内に収納された柚子皮の芳香が失せ てしまったり、柚子皮が腐食して異臭を放つことが多い。この為、頻繁に、被包 されていた柚子皮を生ゴミとして廃棄し、新たな柚子皮を収納し直したり、不織 布を適宜洗浄等することが必要となり、取扱いが大変面倒である。
【0004】 本考案は、上記観点に鑑みてなされたものであり、取扱いが容易で、ある程度 長期間の連続使用に対しても芳香作用を維持し、且つ、該芳香作用喪失後は、洗 浄用スポンジ等としての再利用が可能な柑橘類の香り付スポンジを提供すること を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本第1考案の柑橘類の香り付スポンジ(以下、「スポンジ」という。)は、ポ リウレタン製スポンジ基材(以下、「スポンジ基材」という。)と、該スポンジ 基材中に分散配置され、乾燥された柑橘類の果実の皮の粉体と、からなることを 特徴とする。 上記「柑橘類」としては、所望の芳香作用を発揮するものであれば、特に問わ ず、例えば、柚子、レモン、ミカン、すだち等を挙げることができる。 また、上記「粉体」とは、平均粒径が10〜200μm程度の微粉末から、1 〜3mm程度の粒状物までも含む意である。尚、この粉体の作成方法としては、 例えば、果実より剥いた果皮(果実を覆っている外皮)若しくは果汁を搾り取っ た後に残る皮(果皮及び果肉を包む袋状の皮)を凍結乾燥した後に、粉砕する方 法を挙げることができる。
【0006】
【作用】
本考案のスポンジでは、スポンジ基材中に、乾燥された柑橘類の果実の皮の粉 体(以下、「粉体」という。)を分散配置する。 従って、単に、スポンジを湯船等に入れるだけで、基材中に分散配置された粉 体の香油成分が湯中へと浸透して行き、使用者は柑橘類の香りを楽しむこと等が できる。 また、使用後に、スポンジを次回の使用時(次の入浴時)までの間、乾燥させ れば、基材が多孔質体で風通しがよいことと相まって、粉体は十二分に乾燥する 従って、本スポンジを繰り返して使用しても、分散配置されている粉体は腐敗し 難い。そして、この粉体が香油成分を出し続ける間は、芳香作用等を十分に発揮 することができる。
【0007】 また、上記粉体は、基材より脱落し難いため、浴槽を汚したり、浴槽に連設さ れた配管に付着することが少ない。更に、粉体の一部が基材より脱落して、浴槽 等に付着したとしても、水等で簡単に洗い流すことができるため、取扱いが容易 である。 また、本スポンジにおいては、基材中に分散配置される粉体の量を適宜調節す ることにより、柑橘類の香りの強さやその芳香作用等の持続期間を調整すること ができる。更に、その芳香作用等が低下した場合には、浴槽内に配置するスポン ジの数を増やすことにより、これを補うことができる。 また、本スポンジでは、芳香作用等が弱くなったり、消失した後であっても、 洗浄用スポンジ等として再利用することができる。更に、十分に芳香作用がある 段階で、洗浄用スポンジとして用いる場合には、柑橘類の良い香りを使用者の体 に付着させることができ、湯上がり後に体から生ずるほのかな香りを楽しむこと ができる。
【0008】
【実施例】
以下、実施例により本考案を具体的に説明する。 本実施例のスポンジ1は、図1に示す様に、略楕円形(長径;100mm、短 径;60mm)の横断面を有するスポンジ基材(厚み;50mm)11中に、柚 子皮粉末(平均粒径;200μm)12を分散配置したものである。このスポン ジ1は、以下の様にして作製されたものである。
【0009】 先ず、柚子の果実の皮を適当な大きさに刻むか、そのままの状態で、凍結乾燥 (フリーズ・ドライ)させた後、粉砕して柚子皮粉末(平均粒径;200μm) を作成した。 また、ポリエーテルポリオール(分子量;約3000)100重量部(以下、 「部」という。)に対して、触媒としてのトリエチルアミンを1部、発泡剤とし ての水を3部、整泡剤としてのシリコン化合物を1部の割合にて配合して第1配 合液を得た。尚、この配合液の組成及び成分は、これに限られるものではなく、 また同液中に、所定の酸化防止剤、可塑剤、充填剤及び酸化防止剤等を添加する こともできる。
【0010】 そして、この第1配合液を一度攪拌した後、上記柚子皮粉末を加えて、更に攪 拌した後、トリレンジイソシアネート(2、4及び/又は2、6異性体)51部 を加えて第2配合液を得た。尚、上記柚子皮粉末は、上記第2配合液100部に 対して、1〜5部の割合にて添加されている。 次いで、上記第2配合液を攪拌し、反応させることにより、柑橘類の入ったポ リウレタンスポンジ基体を得た。そして、得られた基体を一定の大きさ(10c m×10cm×5cm)にカットし、本実施例のスポンジを得た。
【0011】 以上の様にして作製したスポンジ1を浴槽の湯船に入れた使用した所、湯船中 に柚子のほのかな香りがした。これは、基材中に分散配置された柚子皮粉末12 より、柚子の香油成分が滲み出たためである。 また、スポンジ1を湯船の中に、約1時間放置した後、取り出して乾燥させた 所、略湯船に入れる前の状態を回復した。 そして、上記使用と乾燥を10日間繰り返した。この場合、柚子の香りがやや に弱くなったが、上記スポンジ1を適宜、乾燥させて用いたため、スポンジ1か ら腐敗臭が発生することはなかった。
【0012】 尚、本実施例においては、略直方体形状のスポンジ1としたが、柚子の果実の 形状にあわせて、球状のものにし、且つ、黄色に着色して、美感に優れたものと してよい。但し、この場合には、スポンジの発泡成形の段階で球状にしても、上 記長尺状のスポンジより球状のスポンジを切り出してもよい。また、着色は、上 記配合液中に所定の着色剤を添加して行ってもよいし、発泡成形後に所定の塗料 を用いて行ってもよい。
【0013】 更に、本考案においては、前記具体的実施例に示すものに限られず、目的、用 途に応じて本発明の範囲内で種々変更した実施例とすることができる。即ち、本 スポンジは、浴用若しくは洗浄用の他に、台所用クリーナ、化粧用パフ、下着パ ット等としても用いることができる。また、上記の様に、スポンジの形状、色彩 (及び模様)を香りの素となっている柑橘類の果実の形状等にあわせる場合には 、子供用玩具、置物等としても用いることができる。
【0014】
【考案の効果】
本考案のスポンジは、単に、湯船等に入れるだけで、柑橘類の香りを楽しむこ と等ができる。また、使用後には、粉体を十二分に乾燥させることができるため 、基材中の粉末が腐敗し難く、更に、粉体が浴槽を汚したり、浴槽に連設した排 水管を詰まらせること等もないため、取扱いが容易である。また、スポンジの発 する香りの強さを調整することも容易であると共に、洗浄用スポンジ等としての 再利用も可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例のスポンジの横断面図である。
【符号の説明】
1;スポンジ、11;スポンジ基材、12;柚子粉末。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリウレタン製スポンジ基材と、該ポリ
    ウレタン製スポンジ基材中に分散配置され、乾燥された
    柑橘類の果実の皮の粉体と、からなることを特徴とする
    柑橘類の香り付スポンジ。
JP4567093U 1993-07-28 1993-07-28 柑橘類の香り付スポンジ Pending JPH0711992U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4567093U JPH0711992U (ja) 1993-07-28 1993-07-28 柑橘類の香り付スポンジ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4567093U JPH0711992U (ja) 1993-07-28 1993-07-28 柑橘類の香り付スポンジ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0711992U true JPH0711992U (ja) 1995-02-28

Family

ID=12725828

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4567093U Pending JPH0711992U (ja) 1993-07-28 1993-07-28 柑橘類の香り付スポンジ

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JP (1) JPH0711992U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020203061A (ja) * 2019-06-17 2020-12-24 京都ケミカル株式会社 芳香具および芳香供給装置

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