JPH07117712A - フレーム付き車における車体のマウント構造 - Google Patents

フレーム付き車における車体のマウント構造

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JPH07117712A
JPH07117712A JP5288839A JP28883993A JPH07117712A JP H07117712 A JPH07117712 A JP H07117712A JP 5288839 A JP5288839 A JP 5288839A JP 28883993 A JP28883993 A JP 28883993A JP H07117712 A JPH07117712 A JP H07117712A
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JP
Japan
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frame
cushion
mount cushion
mount
bolt
Prior art date
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Pending
Application number
JP5288839A
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English (en)
Inventor
Satoru Yamaguchi
悟 山口
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 上下方向のばね定数を前後方向および左右方
向のばね定数から独立して定めうる、フレーム付き車に
おける車体のマウント構造を提供すること。 【構成】 フレーム(12)の上方にアッパマウントク
ッション(14)を、下方にロアマウントクッション
(16)を配置し、アッパマウントクッションの上側に
車体(18)を載せ、車体、アッパマウントクッショ
ン、フレームおよびロアマウントクッションを上下方向
に貫通するボルト(20)にナット(22)をねじ込ん
で車体を支持するマウント構造である。剛体のホルダ
(24)がフレーム(12)から間隔(D)をおくよう
にフレームの下側面に取り付けられ、ロアマウントクッ
ション(16)に接触している。前記間隔内に配置され
るセンタマウントクッション(26)は、ボルト(2
0)の軸線に直交する方向へ圧縮可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はフレーム付き車における
車体のマウント構造に関する。フレーム付き車とは、フ
レーム上に車体を支持する乗用車、またはフレーム上に
キャブを支持するキャブオーバトラックであり、車体と
は、乗用車の車体またはキャブオーバトラックのキャブ
である。
【0002】
【従来の技術】フレームの上方にアッパマウントクッシ
ョンを、フレームの下方にロアマウントクッションをそ
れぞれ配置し、前記アッパマウントクッションの上側に
車体を載せ、車体、アッパマウントクッション、フレー
ムおよびロアマウントクッションを貫通するボルトにナ
ットをねじ込んで前記アッパマウントクッションおよび
ロアマウントクッションに圧縮力を付与し、この状態で
車体を支持するマウント構造がある(実開昭61-97074号
公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記マウント構造で
は、乗り心地や振動・騒音性能を改善するべく、アッパ
マウントクッションおよびロアマウントクッションのば
ね硬度等を変えて上下方向のばね定数を低くしようとす
ると、前後方向および左右方向のばね定数も低くなって
しまうため、車体の前後または左右方向の動きが大きく
なり、却って乗り心地が悪くなることがある。
【0004】本発明の目的は、上下方向のばね定数を前
後方向および左右方向のばね定数から独立して定めるこ
とができる、フレーム付き車における車体のマウント構
造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、フレームの上
方にアッパマウントクッションを、フレームの下方にロ
アマウントクッションをそれぞれ配置し、前記アッパマ
ウントクッションの上側に車体を載せ、車体、アッパマ
ウントクッション、フレームおよびロアマウントクッシ
ョンを上下方向に貫通するボルトにナットをねじ込んで
車体を支持するマウント構造であって、前記フレームか
ら間隔をおくように前記フレームの下側面に取り付けら
れ、前記ロアマウントクッションに接触するか、または
前記フレームから間隔をおくように前記フレームの上側
面に取り付けられ、前記アッパマウントクッションに接
触する、前記ボルトを貫通させる剛体のホルダと、前記
間隔内に配置され、前記ボルトを貫通させる、前記ボル
トの軸線に直交する方向へ圧縮可能なセンタマウントク
ッションとを備える。
【0006】
【作用および効果】フレームとホルダとの間の間隔に配
置されるセンタマウントクッションは、上下方向へ全く
変位しないため、上下方向のばね定数は、アッパマウン
トクッションおよびロアマウントクッションによって定
まる。これに対し、前後方向および左右方向のばね定数
は、アッパマウントクッション、ロアマウントクッショ
ンおよびセンタマウントクッションによって定まる。
【0007】センタマウントクッションのばね定数は、
マウント構造の上下方向のばね定数に影響を及ぼさない
が、前後方向および左右方向のばね定数には影響を及ぼ
す。したがって、上下方向のばね定数を低くして乗り心
地や振動・騒音性能を改善しても、前後方向および左右
方向のばね定数を高く維持できることとなる。
【0008】
【実施例】マウント構造10は、図1に示すように、フ
レーム12の上方にアッパマウントクッション14を、
フレーム12の下方にロアマウントクッション16をそ
れぞれ配置し、アッパマウントクッション14の上側に
車体18を載せ、車体18、アッパマウントクッション
14、フレーム12およびロアマウントクッション16
を上下方向に貫通するボルト20にナット22をねじ込
んで車体18を支持するもので、ホルダ24と、センタ
マウントクッション26とを備える。
【0009】フレーム12は、図示の実施例では、車の
フレームに設けたブラケットである。フレーム12には
車体18から上下方向の荷重の他、前後方向および左右
方向の荷重が加わるため、これら荷重を適切なばね定数
のマウントクッションによって受け止める必要がある。
【0010】アッパマウントクッション14およびロア
マウントクッション16は、ゴムによって円筒状に形成
したもので、後述するように、ボルト20とナット22
とによって圧縮状態に維持され、常に圧縮ばねとして働
く。アッパマウントクッション14およびロアマウント
クッション16のばね定数は、一般に、ゴムの硬さによ
って異なるが、その硬さをある値に定めた場合、上下方
向のばね定数と前後方向および左右方向のばね定数とは
相関がある。したがって、上下方向のみを軟らかなばね
とすることはできず、前記問題が生じている。
【0011】車体18は、図示の実施例では、キャブオ
ーバトラックのキャブである。キャブは、たとえば、4
箇所に配置するマウント構造10によってフレーム12
に支持される。
【0012】ホルダ24は、図示の実施例では、円筒状
の規制部28と、規制部28の一端で半径方向の内方へ
伸びている当接部29と、規制部28の他端で半径方向
の外方へ伸びているフランジ部30とからなる。ホルダ
24は、フランジ部30をフレーム12の下側面に当
て、フレーム12およびフランジ部30を貫通するボル
ト34と、ボルト34にねじ込んだナット36とによっ
てフレーム12の下側面に取り付けられている。その結
果、フレーム12と当接部29とは間隔Dをおいて隔た
っている。当接部29は、ボルト20の外側に配置する
カラー38の外径より大きな口径の貫通穴31を有す
る。ロアマウントクッション16が、当接部29に接触
するように当接部29の下側に配置される。
【0013】ホルダ24は金属によって剛体に形成す
る。ここで、剛体とは、車体18から加わる上下方向ま
たは前後・左右方向の荷重によってホルダ24が変形し
ない程度に大きな剛性を備えることを意味する。
【0014】センタマウントクッション26はゴムによ
って円筒状に形成したもので、フレーム12とホルダ2
4との間の間隔内に配置され、カラー38を取り巻いて
いる。センタマウントクッション26は、ボルト20の
軸線に直交する方向へ圧縮可能である。図示の実施例で
は、ホルダ24の当接部29の貫通穴31がカラー38
の外径より大きな口径を有することから、その差に相当
するだけカラー38が軸線に直交する方向へ移動し、セ
ンタマウントクッション26を圧縮する。センタマウン
トクッション26が、カラー38の軸線に直交する方向
の移動により直ちにばね機能を発揮するためには、セン
タマウントクッション26は、ホルダ24の規制部28
およびカラー38と実質的に接触し、半径方向にすきま
が生じない寸法に形成する。
【0015】センタマウントクッション26をホルダ2
4の規制部28内に入れ、ホルダ24を複数のボルト3
4と各ボルト34にねじ込むナット36とによってフレ
ーム12に取り付ける。位置決めホルダ40をフレーム
12の上側面に当て、アッパマウントクッション14が
圧入されたカラー38をフレーム12の上方からフレー
ム12に差し込んでセンタマウントクッション26およ
びホルダ24を貫通させ、さらに、ホルダ24から下方
へ突出するカラー38の部分にロアマウントクッション
16を圧入する。アッパマウントクッション14にリテ
ーナ42を、またロアマウントクッション16にリテー
ナ44を当てがい、車体18を貫通するボルト20をリ
テーナ42、カラー38およびリテーナ44に通し、ボ
ルト20の端部にナット22をねじ込んで締め付ける。
その結果、2つのリテーナ42、44がカラー38の端
面に突き当たり、アッパマウントクッション14とロア
マウントクッション16とはカラー38の軸線方向へ圧
縮されるが、センタマウントクッション26は、ホルダ
24とフレーム12との間にあるため圧縮されない。
【0016】車体18から加わる上下方向の荷重に対し
ては、アッパマウントクッション14とロアマウントク
ッション16とがばね作用をし、前後方向および左右方
向の荷重に対しては、アッパマウントクッション14、
ロアマウントクッション16およびセンタマウントクッ
ション26がばね作用をする。いま、アッパマウントク
ッション14とロアマウントクッション16との上下方
向のばね定数をKz、前後方向および左右方向のばね定数
をKxy とし、センタマウントクッション26の前後方向
および左右方向のばね定数をCxy とすると、マウント構
造10全体の上下方向のばね定数はKzマウント構造10
全体の前後方向および左右方向のばね定数は(Kxy +Cx
y )となる。
【0017】図2に示す実施例では、ホルダ24内のセ
ンタマウントクッション50に2つのくり抜き部52を
設けてある。くり抜き部52はボルト20の前後方向と
なるように位置し、くり抜き部の水平断面の形状はボル
ト20の軸線を中心とする円弧状を呈している。このよ
うに、センタマウントクッション50にくり抜き部52
を設ければ、2つのくり抜き部52とボルト20の軸線
とを結ぶ方向におけるセンタマウントクッション50の
ばね定数を低くすることができる。
【0018】図1から明らかであるように、ホルダ24
の間隔D、したがってセンタマウントクッション26の
厚みは、ロアマウントクッション16の厚みに比べて小
さい。これは、本発明に従うマウント構造10を採用す
る場合、ロアマウントクッション16の取付け位置がわ
ずかに下方へ下がることを意味する。換言すると、ロア
マウントクッション16のための比較的大きな空間が確
保される場合、既存のマウント構造にホルダ24を取り
付けて、センタマウントクッション26を保持させ、長
いボルト20を使用することにより、本発明のマウント
構造に簡単に改造できる。
【0019】前記実施例に代えて、ホルダをフレーム1
2から間隔をおくようにフレーム12の上側面に取り付
け、アッパマウントクッション14に接触させるように
してもよい。この場合、位置決めホルダ40をホルダ2
4と重ね合せるか、位置決めホルダ40の周囲のつば部
だけをホルダ24の当接部29の外周に取り付けるよう
にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るフレーム付き車における車体のマ
ウント構造の実施例の断面図である。
【図2】本発明に係るフレーム付き車における車体のマ
ウント構造の別の実施例の断面図である。
【符号の説明】
10 マウント構造 12 フレーム 14 アッパマウントクッション 16 ロアマウントクッション 18 車体 20 ボルト 22 ナット 24 ホルダ 26、50 センタマウントクッション 52 くり抜き部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレームの上方にアッパマウントクッシ
    ョンを、フレームの下方にロアマウントクッションをそ
    れぞれ配置し、前記アッパマウントクッションの上側に
    車体を載せ、車体、アッパマウントクッション、フレー
    ムおよびロアマウントクッションを上下方向に貫通する
    ボルトにナットをねじ込んで車体を支持するマウント構
    造であって、前記フレームから間隔をおくように前記フ
    レームの下側面に取り付けられ、前記ロアマウントクッ
    ションに接触するか、または前記フレームから間隔をお
    くように前記フレームの上側面に取り付けられ、前記ア
    ッパマウントクッションに接触する、前記ボルトを貫通
    させる剛体のホルダと、前記間隔内に配置され、前記ボ
    ルトを貫通させる、前記ボルトの軸線に直交する方向へ
    圧縮可能なセンタマウントクッションとを備える、フレ
    ーム付き車における車体のマウント構造。
JP5288839A 1993-10-26 1993-10-26 フレーム付き車における車体のマウント構造 Pending JPH07117712A (ja)

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