JPH07116530A - 搗精度自動調節方法及び装置 - Google Patents

搗精度自動調節方法及び装置

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JPH07116530A
JPH07116530A JP29007893A JP29007893A JPH07116530A JP H07116530 A JPH07116530 A JP H07116530A JP 29007893 A JP29007893 A JP 29007893A JP 29007893 A JP29007893 A JP 29007893A JP H07116530 A JPH07116530 A JP H07116530A
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JP
Japan
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rice
pressure
lipid content
control device
polishing
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Pending
Application number
JP29007893A
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English (en)
Inventor
Satoru Satake
覺 佐竹
Koji Mitoma
康治 三苫
Hiroshi Okada
寛 岡田
Takashi Mikami
隆司 三上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Satake Engineering Co Ltd
Original Assignee
Satake Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 玄米の状態にかかわらず、一台の測定装置を
用いて米粒を所定の搗精度に自動で搗精加工する。 【構成】 精米機16から排出された白米の脂質含有率
を近赤外分光分析装置1で測定し、該含有率により精米
機16の精白室内圧力を調節する。また、近赤外分光分
析装置1と、精米機16の排出口17に設けられた抵抗
蓋14の圧迫度を調節し、精米機16の精白室内圧力の
調節を行う圧力制御装置11とを、制御装置24を介し
て連結する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は白米の脂質含有率によ
り、精米機の精白室内圧力を調節し、玄米を所定の搗精
度に搗精加工する搗精度自動調節方法及び装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】精米機の精白室内圧力を調節し、玄米を
所定の搗精度に搗精加工する装置として、特開平1−2
03050号公報に開示された精白度測定装置付精米機
がある。この精米機は、米粒を透過する光線の光量及び
米粒表面からの反射光量により精白度を測定する精白度
測定装置を、白米排出側の流動行程路に設けるととも
に、あらかじめ設定された白米精白度設定値と、精白度
測定装置で測定された精白度とが同一となるように、制
御装置と精米機の精白度調節機構とを電気的に連絡した
ものである。
【0003】第6図を参照して上記精白度測定装置付精
米機の作用を説明する。
【0004】精白室50内で、精白転子51の撹拌によ
る米粒相互の摩擦により精白作用を受けた米粒は、抵抗
盤52の規制力に抗して排米口53から白米流下樋54
に流出する。白米流下樋54を流下する米粒は、試料流
路55を介して精白度測定装置56へ流入し精白度が測
定される。そして、測定された精白度とあらかじめ設定
された白米精白度設定値との比較が行われ、測定精白度
と設定値とが異なる場合、制御装置(図示せず)から精
白度自動調節機構57のリバーシブルモーター58に出
力信号を送達し、精白度自動調節機構57を作用して、
精白度測定装置56の測定精白度が白米精白度設定値と
同一となるように自動制御する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記装
置では精白後の精白度のみを測定するものであるから、
玄米時の白度に差がある場合には精白後の精白度にも差
が生じ、均一な搗精を行うことができないという問題点
があった。
【0006】また、精白度測定装置を玄米供給側と白米
排出側とに設けた場合、上記問題点は解消されるもの
の、精白度測定装置が二台必要となり非常にコストが上
がるという問題点があった。
【0007】更に、籾の状態で蒸煮及び乾燥処理が行わ
れるパーボイル米を上記装置で精白した場合、パーボイ
ル米はパーボイルの程度で米粒の白さが異なるととも
に、未熟米は全体が真黒であるため、正確な精白度が測
定できず、したがって製品(白米)の搗精度が不均一で
あるという問題点があった。
【0008】本発明は上記問題点にかんがみ、玄米の状
態にかかわらず、米粒を所定の搗精度に搗精加工するこ
とができるとともに、測定装置が一台である搗精度自動
調整方法及び装置を提供することを技術的課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の搗精度自動調節方法は、精米機から排出さ
れた白米の脂質含有率を測定し、該含有率により精米機
の精白室内圧力を調節することを特徴とするとともに、
前記脂質含有率の測定を近赤外分光分析装置により行う
ことを特徴とする。
【0010】また、本発明の搗精度自動調節装置は、精
米機から排出された白米の脂質含有率を測定する近赤外
分光分析装置と、前記精米機の白米排出口に設けられた
抵抗蓋の圧迫度を調節し、前記精米機の精白室内圧力の
調節を行う圧力制御装置とを制御装置を介して連結した
ことを特徴とする。
【0011】
【作用】精米機から排出された白米は、近赤外分光分析
装置で脂質含有率が測定され、制御装置において、測定
値と制御装置にあらかじめ入力された設定値との比較が
行われ、測定値と設定値とに差がある場合、圧力制御装
置により抵抗蓋の圧迫度が調節される。
【0012】
【実施例】近赤外分光分析装置を用いて米粒の所定成分
の含有率測定を行う装置を、本出願人はすでに出願して
いる(特公平1−49890号)。よって、近赤外分光
分析装置についての詳細な説明は省略する。
【0013】第2図は近赤外分光分析装置1の要部断面
図である。図示される近赤外分光分析装置1は反射式の
ものであり、主たる構成部品として、光源2、反射鏡
3、狭帯域通過フィルター4、積分球5及び検出器6
a,6bを有する。光源2から発せられ、適当な光学系
(図示せず)を通って平行光線となった光は、狭帯域通
過フィルター4を通過することにより特定波長の近赤外
光となった後、傾斜角度を自由に変え得るように構成さ
れた反射鏡3により、積分球5の上部を開口して設けら
れた採光窓7を介して積分球5内部に入った近赤外光
は、積分球5の底部を開口して設けられた測定部8の試
料容器9内の試料米10に真上から照射される。試料米
10からの拡散反射光は、測定部8を中心に対称な位置
に配設される一対の検出器6a,6bに到達し、これに
より反射光の強度が測定される。なお図示実施例では、
光学的な対称性を修正し、試料米10からの反射光を効
率良く受光するために、検出器は一対即ち参照番号6
a,6bで示される二個が設けられているが、その数は
二個に限られることなく、一個であっても又は三個以上
であっても構わない。
【0014】次に第3図及び第4図に基づき圧力制御装
置について説明する。
【0015】圧力制御装置11は主たる構成部品とし
て、金具12により回動自在に横架した横軸13に垂設
された抵抗蓋14、前記横軸13に金具15を介して精
米機16の排出口17とは反対側に設けて取り付けられ
た分銅ケース18、該分銅ケース18内に設けられ正逆
回転用電動機19の出力軸20に直結した螺軸21、及
び該螺軸21に螺入した分銅22を有する。また螺軸2
1とともに分銅22が自転しないように、案内杆23が
分銅22の偏心部に挿通させてある。
【0016】第5図に基づき制御装置について説明す
る。
【0017】制御装置24は、測定器枠25の外側部に
パイロットランプ26、電源スイッチ27、白米脂質含
有率設定器28、白米脂質含有率表示器29、白米脂質
含有率設定表示器30をそれぞれ配設し、測定器枠25
内部に入出力制御装置31を配設する。また、圧力制御
装置11の正逆回転用電動機19及び近赤外分光分析装
置1を入出力制御装置31に連結する。
【0018】次に、搗精度自動調節装置の作用について
説明する。
【0019】精米機16の排出口17より排出された白
米の脂質含有率が近赤外分光分析装置1で測定され、制
御装置24へ出力信号として送達される。制御装置24
では、近赤外分光分析装置1からの信号により、白米脂
質含有率の測定値を白米脂質含有率表示器29に表示す
るとともに、白米脂質含有率設定表示器30に表示され
ている設定値との比較が行われる。
【0020】ここで設定値に関して説明する。
【0021】好適白米の脂質含有率は、粳玄米の白米は
1.3%、糯玄米の白米は0.8%、インディカ米の白
米は0.6%、パーボイル米の白米は0.5%であり、
これらの数値に品種等による補正値を加えた数値が設定
値となる。従って、脂質含有率の測定値が上記設定値と
同一であるならば、その白米の搗精度は良好であると判
断できる。
【0022】測定値と設定値とが異なる場合には、制御
装置24の入出力制御装置31から、圧力制御装置11
の正逆回転用電動機19へ出力信号が送達され、正逆回
転用電動機19の正又は逆回転により、螺軸21を回転
させることにより分銅22を移動させ、測定値と設定値
とが同一となるよう、抵抗蓋14の圧迫度が調節され
る。
【0023】上記実施例においては、試料米を精米機1
6から排出された白米としたが、精米機16の排出口1
7付近の米粒から除去された糠をサンプルとしても同上
の作用を得ることができる。
【0024】また、特公平1−49890号公報に開示
される試料米粉砕装置及び試料米供給装置を近赤外分光
分析装置1の前工程に配設すれば、すべての工程が自動
で行えるとともに、近赤外分光分析装置1による脂質含
有率の測定がより正確に行える。
【0025】
【発明の効果】本発明は以上説明したように、搗精度の
調節を白米の脂質含有率により行うため、玄米の状態に
関係なく、一台の測定装置で搗精度の調節を行うことが
できる。
【0026】また、白米の脂質含有率を近赤外分光分析
装置で行うため、短時間で正確な測定ができる。
【0027】更に、近赤外分光分析装置と制御装置と圧
力制御装置とを連結させたことにより、白米の脂質含有
率による搗精度の調節が自動で行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の搗精度自動調節方法のフローチャート
である。
【図2】近赤外分光分析装置の要部断面図である。
【図3】精米機の要部を切開した側面図である。
【図4】圧力制御装置の一部を切開した斜視図である。
【図5】制御装置を示した図である。
【図6】従来の精白度測定装置付精米機の側面図であ
る。
【符号の説明】
1 近赤外分光分析装置 2 光源 3 反射鏡 4 狭帯域通過フィルター 5 積分球 6a 検出器 6b 検出器 7 採光窓 8 測定部 9 試料容器 10 試料米 11 圧力制御装置 12 金具 13 横軸 14 抵抗蓋 15 金具 16 精米機 17 排出口 18 分銅ケース 19 正逆回転用電動機 20 出力軸 21 螺軸 22 分銅 23 案内杆 24 制御装置 25 測定器枠 26 パイロットランプ 27 電源スイッチ 28 白米脂質含有率設定器 29 白米脂質含有率表示器 30 白米脂質含有率設定表示器 31 入出力制御装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 精米機から排出された白米の脂質含有率
    を測定し、該含有率により前記精米機の精白室内圧力を
    調節することを特徴とする搗精度自動調節方法。
  2. 【請求項2】 白米の脂質含有率の測定を近赤外分光分
    析装置により行うことを特徴とする請求項1記載の搗精
    度自動調節方法。
  3. 【請求項3】 精米機から排出された白米の脂質含有率
    を測定する近赤外分光分析装置と、前記精米機の白米排
    出口に設けられた抵抗蓋の圧迫度を調節し、前記精米機
    の精白室内圧力の調節を行う圧力制御装置とを制御装置
    を介して連結したことを特徴とする搗精度自動調節装
    置。
JP29007893A 1993-10-25 1993-10-25 搗精度自動調節方法及び装置 Pending JPH07116530A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102539327A (zh) * 2010-12-09 2012-07-04 苏州生物医学工程技术研究所 一种用于干式化学检测的积分球装置
JP2014020952A (ja) * 2012-07-19 2014-02-03 Otsuka Denshi Co Ltd 光学特性測定装置

Cited By (4)

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US8896824B2 (en) 2012-07-19 2014-11-25 Otsuka Electronics Co., Ltd. Optical characteristic measuring apparatus
US8970835B2 (en) 2012-07-19 2015-03-03 Otsuka Electronics Co., Ltd. Optical characteristic measuring apparatus

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