JPH07116060A - 洗米炊飯機の水加減制御装置 - Google Patents

洗米炊飯機の水加減制御装置

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JPH07116060A
JPH07116060A JP26596293A JP26596293A JPH07116060A JP H07116060 A JPH07116060 A JP H07116060A JP 26596293 A JP26596293 A JP 26596293A JP 26596293 A JP26596293 A JP 26596293A JP H07116060 A JPH07116060 A JP H07116060A
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JP
Japan
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water
rice
drainage
sensor
water storage
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JP26596293A
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English (en)
Inventor
Masashi Yumitate
正史 弓立
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】洗米器内へ投入供給された白米量に対する水加
減を正確に行わせようとするものである。 【構成】洗米器3内へ供給される供給水の最大貯水量を
上貯水量センサ45で検出させ、この検出からこの上貯
水量センサ45より所定位置下位に設けた下貯水量セン
サ45′が、排水されて貯水を検出しなくなるまでの時
間を検出させて、この排水の排水能力を算出させ、該下
貯水量センサ45′位置の貯水量から供給白米量の必要
貯水量まで排水する排水量の排水時間を、算出した排水
能力をテ−ブルとして、排水時間を算出して水加減を制
御する。 【効果】水加減制御の前段で、実際の排水能力を算出し
てテ−ブルとし、このテ−ブルを基にして、水加減する
ことにより、正確な水加減ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、洗米炊飯機の水加減
制御装置に関するもので、業務用施設等の洗米炊飯機の
洗米器に利用できる。
【0002】
【従来の技術、及び発明が解決しようとする課題】従来
の洗米炊飯機では、上部の白米を貯留した貯米タンクか
ら設定した所定量の白米の供給を洗米器で受けて、この
洗米器で洗米及び水加減等の各作業が行われ、これらの
各作業が終了後に洗米が終了して更に、水加減が終了し
た白米と水との両者は、この洗米器の下側で浸漬及び炊
飯する炊飯器へ自動投下供給されて、この炊飯器で炊飯
される。
【0003】前記洗米器で水加減を行うときは、この洗
米器内の上部に設けた水上限センサが、この洗米器内へ
供給される供給水を検出してONされると、このONに
連動されて供給水は停止制御され、該水上限センサが検
出した供給水量から、投入供給された設定白米量を炊飯
するに必要な貯水量までに排水する排水必要時間は、設
定して記憶させた排水能力を基にして算出され、この算
出された排水時間は、排水口部の排水弁が開状態に制御
されて、必要量以上の水は機外へ排水される。
【0004】上記の水加減作業の排水のときに、洗米し
た白米の米質や、排水管及び洗米器下部に設けた網等の
汚れ具合等によって、排水能力が変動して、設定の排水
能力と同じにならないことがあり、このため設定白米量
に対して正確な水加減ができないことがあったが、これ
を解消しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、貯米タンク
2から白米の供給を受けて計量、洗米、及び水加減等の
各作業を行う洗米器3において、該洗米器3上部の最大
貯水量位置には供給される水をオ−バフロ−させるオ−
バフロ−口46を設け、該オ−バフロ−口46には最大
貯水量を検出する上貯水量センサ45を設けて最大貯水
量検出で供給水を停止すべく設け、該オ−バフロ−口4
6から所定下部位置には排水途中の所定貯水量を検出す
る下貯水量センサ45′を設けると共に、該上貯水量セ
ンサ45の最大貯水量検出から該下貯水量センサ45′
の所定貯水量検出までの時間を検出し、該検出時間内に
排水された排水の排水能力を算出し、該算出排水能力に
基づいて必要貯水量までの排水時間を算出して該洗米器
3下部に設けた排水弁32の開閉時間を制御装置20で
制御することを特徴とする洗米炊飯機の水加減制御装置
の構成とする。
【0006】
【発明の作用、及び効果】洗米炊飯機の上部の白米を貯
留した貯米タンク2から設定した所定量の白米の供給を
洗米器3で受けて、この洗米器3で洗米及び水加減等の
各作業が行われ、これらの各作業が終了後に、洗米が終
了して更に水加減が終了した白米と水との両者は、この
洗米器3下側で浸漬及び炊飯する炊飯器へ自動投下供給
されて、この炊飯器で炊飯される。
【0007】前記洗米器3で水加減を行うときは、この
洗米器3上部の最大貯水量位置のオ−バフロ−口46ま
で水が供給されると、この供給水は、該オ−バフロ−口
46からオ−バフロ−し、又上貯水量センサ45がこの
洗米器3内へ供給される最大貯水量を検出してONとな
り、このONに連動して供給水は、制御装置20で停止
制御され、該洗米器3下部の排水口部の排水弁32は、
開状態に該制御装置20で制御されて、貯水された水は
排水され、該上貯水量センサ45から所定位置下位に設
けた下貯水量センサ45′が貯水を検出しなくなってO
FFとなり、このOFFに連動して該排水弁32は、閉
状態に該制御装置20で制御されて、貯水された水の排
水は停止される。
【0008】前記上貯水量センサ45ONから下貯水量
センサ45′OFFまでの間の時間が検出され、この検
出時間によって、上記で排水した水の排水能力が算出さ
れて、テ−ブルとして設定記憶され、該下貯水量センサ
45′が検出した貯水量から、投入供給された設定白米
量を炊飯するに必要な貯水量までに排水する排水必要時
間は、算出された排水能力をテ−ブルとして算出され、
この算出された排水時間は、排水口部の排水弁32は、
開状態に制御装置20で制御されて、必要量以上の水は
機外へ排水される。
【0009】上記によって、排水能力が水加減制御の前
段で算出されて、この算出された排水能力をテ−ブルと
して、以後の排水量の排水時間が算出されて、水加減が
制御されることにより、正確な水加減が可能になった。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図例は、白米を貯留、洗米及び炊飯する洗米炊
飯機1を示すものであり、この洗米炊飯機1は、白米を
貯留する貯米タンク2、設定量の白米の供給を受けて洗
米及び水加減する洗米器3、洗米済み白米と水との両者
の供給を受けて浸漬及び炊飯する炊飯器4が2台等より
なる状態を示したものである。
【0011】機枠5の底部には、左右一対のガス釜を配
設し、各ガス台6上に各炊飯器4a,4bを載置して、
ガス着火により炊飯できる構成としている。これら炊飯
器4a,4bは外釜と、この外釜内に嵌合させた内釜8
及び釜蓋9等を有し、該各ガス台6と共に前側に引き出
しできるハンドル10を有し、これら炊飯器4a,4b
の該内釜8の着脱等は、前側へ引き出した位置で行う構
成としている。
【0012】前記機枠5上部後側には、左右水平状に上
下にレール11,12が架設され、上部の貯米タンク2
及び下部の洗米器3を有した移動台13が、ローラ14
a,14bによって移動自在に支持され、該洗米器3を
炊飯器4a,4bの上側へ移動対向させて、洗米供給位
置を切換自在にした構成としている。前記貯米タンク2
は、下部に計量器15を有する。この計量器15は、欠
円筒形態の回転筒を軸16の回りに計量モータ17で回
転させて、該貯米タンク2内の米を一定量毎に回転しな
がら汲出すもので、この軸16の回転数を回転センサ1
8で検出することにより、マイクロコンピュータを有す
る操作装置19内の制御装置20のCPU21へ入力し
て計量(容量又は重量として)する構成としている。
【0013】前記洗米器3は、貯米タンク2の下側にあ
って、中央部には、上下方向の撹拌軸22によって回転
される撹拌棒23が、上部の洗米モータ24によってウ
オームギヤ−25等を介して伝導回転すべくもうけら
れ、底部には、排出弁26によって開閉される排出口2
7が設けられている。この排出弁26は、該撹拌軸22
の中心部に沿って挿通させる弁軸28の下端部に一体
で、該弁軸28上部には、排出モータ29によってクラ
ンク機構等を介して上下作動される構成としている。
【0014】前記排出口27には、外周部に網30を介
在させて排水室(A)31と連通させ、この排水室
(A)31内の排水弁32の開閉によって、水道水を下
部ノズル33から洗米器3内へ給水させたり、洗米後の
排水を行わせることができる。水道パイプから流量セン
サ34を経て誘導する給水パイプ35は、ソレノイドバ
ルブ36によって開閉されて給水される該下部ノズル3
3と、ソレノイドバルブ37とによって開閉されて給水
される上部シャワー38とを有し、該洗米器3の上下部
から洗米用及び水加減用の給水を行いうる構成である。
又、該排水室(A)31内の該排水弁32は、ソレノイ
ド39によってワイヤ40、ベルクランク41等を介し
て開閉作動される。41′は下給水バルブである。
【0015】前記洗米器3は、貯米タンク2の前側寄り
に偏位させて、この後側部で該洗米器3下端部の排水室
(B)42に連接の排水室(A)31を有し、この排水
室(A)31は、上方部の貯米タンク2の下側域から外
方へ突出しない形態としている。又該洗米器3の後側部
には、移動台13をレール11,12で支持する機枠5
が設けられるが、該移動台13が該レール11,12に
沿って左右方向へ移動するとき、該排水室(A)31
が、この機枠5に当らないように設定している。
【0016】前記貯米タンク2上には蓋43が開閉自在
に設けられ、米の供給充填を行うことができる。又、こ
の貯米タンク2の下部には、米の減少を検出して、米の
補給をブザー等で促するための米下限センサ44を有す
る。洗米器3の上部には、フロ−ト方式で上下移動でO
N−OFFする洗米水の満杯供給(最大貯水量)を検出
する上貯水量センサ45を有し、又、これ以上の給水は
オーバーフロー口46から機外へ排水される。47は該
洗米器3の外周部を開閉する点検蓋である。
【0017】下貯水量センサ45′は、上貯水量センサ
45位置から所定位置下位に設け、該下貯水量センサ4
5′は、フロ−ト方式で上下移動でON−OFFする構
成であり、この上貯水量センサ45の満杯供給水を検出
してON状態となり、このON状態が制御装置20のC
PU21へ入力され、このON入力によって、供給水が
停止されると同時に、排水室(A)内の排水弁32が開
状態に制御されて排水が開始され、該下貯水量センサ4
5′位置まで排水されると、この排水によって、この下
貯水量センサ45′がOFF状態となり、このOFF状
態が該CPU21へ入力され、このOFF入力によっ
て、該排水弁32が閉状態に制御されて、排水が停止さ
れる構成である。
【0018】前記上貯水量センサ45のON入力から下
貯水量センサ45′のOFF入力までの時間が検出さ
れ、この検出され時間によって、該上・下貯水量センサ
45,45′間の貯水量が一定量であり、この一定量の
貯水量の排水能力が算出されてCPU21へ入力され
て、テ−ブルとして記憶され、該下貯水量センサ45′
位置から洗米器3内へ供給された白米量によって設定す
る水加減手段64の操作で設定した必要貯水量までの排
水量が算出され、この算出された排水量を排水するに必
要な時間が、上記のテ−ブルとした排水能力から算出さ
れ、この算出された排水時間は、排水弁32が開制御さ
れて排水される構成としている。
【0019】前記移動台13は、貯米タンク2、洗米器
3、計量器15、給水パイプ35及びこれらの計量モー
タ17、洗米モータ24、排出モータ29等を装着する
他に、移動モータ48を有して、レール11,12上を
転動するローラ14a,14bを駆動回転することによ
って横方向へ移動制御できる構成としている。前記操作
装置19は、移動台13上の貯米タンク2の正面に装着
し、この操作装置19は、箱形状で、この箱体の表面板
には、ON−OFFスイッチ方式のマニュアル手段及び
其の他の各種の操作手段類やLED表示部等が配置され
る。表示部49は、通常時は、時刻表示を行うようにな
っているが、時刻以外の表示であるときに時刻表示に戻
したいときは時計手段50を押せばよい。テスト手段5
1を押せば、該表示部49の周囲に配置された各種表示
ランプ、即ち、操作手段番号で表示するヘルプ番号5
2、タイマ予約53、現在時刻54、貯米量55、累計
釜数56、予約釜数57及び該貯米タンク2に対する米
補給から炊飯完了に亘る各工程や残時間等を表示する工
程表示58が順次表示される。又、計量手段59を押せ
ば、計量モータ17が駆動されて、計量器15が一回転
される。洗米手段60を押せば、洗米モータ24が駆動
されて、撹拌棒23が回転される。上給水手段61、下
給水手段62等を押せば、各ソレノイドバルブ36,3
7等を開いて洗米器3内へ給水を行う。水位手段63を
押せば、該洗米器3内の水位が上貯水量センサ45によ
る検出時から水加減手段64によって設定された水位に
なるように、算出された排水能力によってソレノイド3
9出力による排水弁32の開き時間によって排水調整さ
れる。排水手段65を押せば、該ソレノイド39出力に
よって該排水弁32を開いて、洗米排水を網30を通し
て行わせる。投下手段66を押せば、排出モータ29を
駆動して、排出弁26を開く。リセット手段67を押せ
ば、該表示部49のエラー表示のフラグを解除できる。
このような、該テスト手段51〜該リセット手段67等
は、主として始業前の点検を行うときに操作する。
【0020】前記のマニュアル手段の時計手段50、テ
スト手段51、計量手段59、洗米手段60、上給水手
段61、下給水手段62、水位手段63、排水手段6
5、投下手段66及びリセット手段67は、表示手段と
しLEDを設けた構成として、操作開始前は、該LED
は消灯させて、始動開始操作して作動中は、該LEDは
点灯させ、又各作業を途中で停止操作した一時停止のと
きは、該LEDは点滅させる構成とするもよい。
【0021】上記によって、各手段50,51,59,
60,61,62,63,65,66,67は、ON中
であるかOFF中であるか、又は一時停止中であるかの
表示が明確となり、このためON中、又は一時停止中の
状態のときに、作業を開始する操作手段75の操作が行
われると、異常表示されて作業が開始されない、操作ミ
スが発生していたが、LEDの表示によって、これを解
消しようとするものである。
【0022】設定手段としては、前記の水加減手段64
の他に、炊飯量を設定する炊飯量手段68、洗米方法を
設定する洗い方手段69、浸漬時間を設定する浸漬手段
70、むらし時間を設定するむらし手段71、炊飯モー
ドを設定するモード手段72、貯米タンク2内に供給さ
れた米の量を設定する貯米手段73等を配置して、各々
炊飯前に適宜に設定しておくことができる。
【0023】74は、釜数を設定するための釜設定手
段、75は、計量器15の計量作動から開始及び一時停
止させるときに操作する操作手段、76は、予約タイマ
を設定するタイマ設定手段、77は、表示部49に表示
される累計釜数をクリヤーするクリヤー手段、78は、
エラーランプ79やブザー80等で警報される故障個所
が不明なときに押すことによって、この故障個所を番号
によって表示させるためのヘルプ手段である。
【0024】洗米、炊飯の作用工程は、計量器15によ
る計量→洗米器3による洗米→該洗米器3における上部
シャワー38からの間欠的シャワーによる洗米部(ざる
上げ)浸漬→該洗米器3の移動台13の左、右移動→該
洗米器3内での水加減→排出弁26の開放による排米→
炊飯器4aの内釜8での釜浸漬→ガス点火による炊飯→
むらし→炊飯終了後の該内釜8交換の各工程を経る構成
である。
【0025】前記洗米器3が単一で左(L)、右(R)
へ移動し、左、右二基の炊飯器4a,4bへ洗米を切換
供給しながら炊飯する形態では、浸漬工程を、浸漬時間
として浸漬手段70により適宜時間を設定することによ
って、各洗米工程と、各炊飯器4a,4bにおける炊飯
工程とを連続させて、洗米→炊飯の全工程の効率的作業
を行わせることができる。各工程のうち、時間の変化さ
れるものは、主として浸漬工程とむし工程とであり、洗
米部浸漬と釜浸漬との比を変更することができるように
してもよい。該浸漬手段70による浸漬時間の設定は、
これらいずれか一方、又は双方を変更設定するようにし
てもよい。これらの浸漬時間は、CPU21で演算され
て、この洗米後の釜浸漬時間を算出制御する。この設定
値に一致する浸漬時間となるように水加減が、ソレノイ
ドバルブ36,37の出力によって開始されるが、この
ような水加減の開始は、該炊飯器4a又は4bの炊飯工
程の終了を検出することによって、この炊飯器4a又は
4b上へ該洗米器3が移動した後ちに行われる。
【0026】即ち、炊飯器4a,4bには、空の内釜8
が備えられていることを検出する内釜センサ83、この
内釜8上の釜蓋9の有無を検出する蓋センサ84、炊飯
終了後に洗米器3が左、右移動して停止したことを検出
する移動センサ85等によって、該洗米器3による該炊
飯器4a、又は4bに対する洗米の投下の用意が完了し
た状態位置で、該洗米器3における前記水加減が開始さ
れる。この水加減が終了すると、排出モータ29の出力
によって、排出弁26が開かれて、洗米を該加減水と共
に該炊飯器4a、又は4bへ排米投下し、前記演算され
た時間の釜浸漬が行われる。
【0027】又、洗米が早く終了して、炊飯が遅れてい
るときは、洗米器3での洗米部浸漬を終えた状態で、該
洗米器3内の排水水切りを行った状態で、移動開始を待
つ。このとき、該洗米器3の洗米は浸漬作用を受けない
状態で待機している。前記洗い方手段69の操作で、洗
米を軽く行う場合から念入りに行うまで五段階に設定し
ておき、これを洗米時に予めいずれの洗い方モードにす
るか設定しておく。該洗い方手段69で、五段階のうち
いずれかの洗い方が選定されると、CPU21を経て、
洗米モータ24、上給水用のソレノイドバルブ37、下
給水用のソレノイドバルブ36、乃至排水弁32のソレ
ノイド39等を出力して、洗米制御を行う。
【0028】洗い方の五段階の各モードは、制御出力と
して、洗米時間、上給水時間、下給水時間、排水時間、
これら洗米等の繰返回数、洗米工程全体の時間等を、糠
抜き、研米、荒すすぎ、オーバーフローによる仕上すす
ぎ等の各工程毎に変更設定して、洗米を軽く行うモード
から念入に行うモードで五段階に設定してメモリーさせ
ている。
【0029】前記洗米器3内を洗浄するには、図8のよ
うに排出弁32を有する排出口27の排出室(B)42
を、円筒形状の形態として構成し、この一側の排水室
(A)31との間の連通路86,87を該排水室(B)
42に対して接線方向に設定し、前記左右一対の排水弁
32及び水位弁88を該各連通路86,87の該排水室
(A)31側端に開閉するように対向させている。又給
水パイプ35の下部ノズル33は、該連通路86にのぞ
ませている。
【0030】前記水位弁88は、排水弁32と同様にソ
レノイド89及びワイヤー90等を経て開閉作動させる
ものであるが、下部ノズル33から下給水を行うとき
は、連通路86を閉じて、排水室(B)42側へ案内さ
せる。又洗米後の排水を行うときは、該排水弁32と共
に開くように制御している。洗米終了後、米と水とを排
出弁26の開きによって投下完了した後、直ちに、排水
弁32及び水位弁88を閉じたままで、上給水のソレノ
イドバルブ37を開けて、上部シャワー38から給水す
ることによって、洗米器3内に付着している糠や塵等を
洗い流すことができ、その後直ちに、該排水弁32を開
け、下部ノズル33から給水を行うことにより、この下
部給水は、連通路86から排水室(B)42内へ勢い良
く渦状に流れ込み、この洗浄水は反対側の連通路87か
ら排水室(A)31へ排水されるため、効果的な洗浄を
行うことができる。91は該排水室(A)31の排水口
である。92はオーバーフローパイプで、オーバーフロ
ー口46からの越流水を一旦該排水室(A)31内を通
して、該排水口91へ流下させる。
【0031】前記運転制御装置20は、操作装置19内
に設け、操作手段75及び其の他の各種手段の操作と回
転センサ18及び其の他の各種センサの検出とが入力さ
れるCPU21、このCPU21からパネル回路81を
経て表示部49へ各種表示及び各部駆動回路82を経て
各種モータ17,24,29,48、各種ソレノイドバ
ルブ36,37、ソレノイド39及びブザー80等を始
動する構成としている。
【0032】前記制御装置20は、洗米済み白米の水加
減を制御する水加減制御装置93を兼用した構成であ
り、洗米済み白米の水加減制御は、フロ−チャ−ト(図
1)の如く行われる構成である。即ち、スタ−トされ
(ステップ101)、予定釜数が検出され(ステップ1
02)、YESと検出されると釜数セットされ(ステッ
プ103)、NOと検出されるとステップ104へ進
む。炊飯量、水加減、洗い方、浸漬時間及びむらし時間
等の設定デ−タが確認され(ステップ104)、計量工
程が開始されて、計量モ−タ17がON制御され(ステ
ップ105)、設定白米量に対する予定回転数で回転し
たか検出され(ステップ106)、NOと検出されると
ステップ106へ戻る。YESと検出されると該計量モ
−タ17がOFF制御され(ステップ107)、一時停
止の操作手段75がONか検出され(ステップ10
8)、YESと検出されるとステップ108へ戻る。N
Oと検出されると糠抜き、研米、荒ゆすぎ及び仕上げゆ
すぎ等の洗米工程が開始され、洗米モ−タ24がON制
御され(ステップ109)、給水及び排水を含む洗米時
間が0より大きいか検出され(ステップ110)、YE
Sと検出されるとステップ110へ戻る。NOと検出さ
れると該洗米モ−タ24がOFF制御され(ステップ1
11)、一時停止操作する該操作手段75がONか検出
され(ステップ112)、YESと検出されるとステッ
プ112へ戻る。NOと検出されると水加減工程が開始
されて、水加減調整開始され(ステップ113)、上貯
水量センサ45が供給水の満量を検出してON状態とな
り、このON状態がCPU21へ入力されたか検出され
(ステップ114)、NOと検出されるとステップ11
4へ戻る。YESと検出されると供給水が停止され(ス
テップ115)、排水が開始され(ステップ116)、
下貯水量センサ45′がこの下貯水量センサ45′位置
まで排出されて、貯水を検出しなくなってOFF状態と
なり、このOFF状態が該CPU21へ入力されたか検
出され(ステップ117)、ONと検出されるとステッ
プ117へ戻る。YESと検出されると該上・下貯水量
センサ45,45′のON、OFF検出間の時間が検出
され(ステップ118)、この検出時間から排水された
排水の排水能力が算出されてテ−ブルとして設定記憶さ
れ(ステップ119)、該下貯水量センサ45′位置の
貯水量から供給された設定白米量の必要貯水量迄の排水
量が検出され(ステップ120)、この検出された排水
量の排水時間が、算出されたテ−ブルの排水能力を基に
して算出され(ステップ121)、一時停止操作する該
操作手段75がONか検出され(ステップ122)、Y
ESと検出されるとステップ121で算出された時間排
水されて設定水加減に調整され(ステップ123)、一
時停止操作する該操作手段75がONか検出され(ステ
ップ124)、YESと検出されるとステップ124へ
戻る。NOと検出されるとステップ113へ戻る構成で
ある。
【0033】ステップ122でNOと検出されると内釜
センサ83及び蓋センサ84で内釜8及び釜蓋9の有無
がチェックされ(ステップ125)、洗米済み白米及び
水が炊飯器4a及び4bの該内釜8内へ投下供給され
(ステップ126)、浸漬及び炊飯処理が行われる構成
である(ステップ127)。図10は、他の実施例を示
す図であり、マニュアル手段のON操作中及び一時停止
操作中に、操作手段75がON操作されたときの制御
は、フロ−チャ−ト(図10)の如く行われる構成であ
る。即ち、一釜炊飯がスタ−トされ(ステップ20
1)、各種設定デ−タ確認され(ステップ202)、各
種センサ初期状態か検出され(ステップ203)、NO
と検出されるとリセット手段67の操作でリセットされ
(ステップ204)、ステップ203へ戻る。
【0034】ステップ203でYESと検出されると水
圧確認され(ステップ205)、計量工程へ移行され
(ステップ206)、糠抜き、研米、荒ゆすぎ及び仕上
げゆすぎ等の洗米工程へ移行され(ステップ207)、
投下可能か検出され(ステップ208)、NOと検出さ
れるとざるあげ工程へ移行され(ステップ209)、ス
テップ208へ戻る。
【0035】ステップ208でYESと検出されると投
下工程へ移行され(ステップ210)、浸漬工程へ移行
され(ステップ211)、炊飯工程へ移行され(ステッ
プ212)、むらし工程へ移行され(ステップ21
3)、釜数が0か検出され(ステップ214)、YES
と検出されると全工程終了か検出され(ステップ21
5)、YESと検出されるとリタ−ンされる構成である
(ステップ216)。
【0036】ステップ214及びステップ215でNO
と検出されると操作手段75がONか検出され(ステッ
プ217)、NOと検出されるとステップ211へ戻
る。YESと検出されるとステップ203へ戻る構成と
している。上記により、マニュアル手段操作でON中、
及び一時停止操作中に、リセットするリセット手段67
を操作しないで、操作手段75を操作すると、エラ−表
示されて始動しないことが発生する問題があったが、O
N中、又は一時停止中のときは、該操作手段75が操作
されると、自動的にリセットされて初期状態に復帰後
に、次工程の始動が開始されることにより、工数の低減
が可能になると共に、操作の容易化を図る構成である。
【0037】図11は、他の実施例を示す図であり、操
作装置93表面板部には、洗米炊飯機1の全体形状図9
5を図示し、この全体形状図95に各センサの取付位置
を設け、この各センサの取付位置に各LED94A,9
4B,94C……を設け、該各センサ、例えば米下限セ
ンサ44に不具合が発生すると、この不具合発生の米下
限センサ44位置の該LED94Aを点灯させる構成と
している。
【0038】前記LED94Aは、米下限センサ44用
であり、LED94Bは、上貯水量センサ45用であ
り、LED94Cは、下貯水量センサ45′用であり、
LED94D,94Eは、左右両側の移動センサ85,
85用であり、LED94F,94Gは、左右両側の内
釜センサ83,83用であり、LED94H,94Jは
左右両側の蓋センサ84,84であり、又其の他に設け
た各センサに各LEDを設けた構成である。又このLE
Dに変えて液晶表示方式とするもよい。
【0039】上記により、不具合発生した各センサ4
4,45,45′,83,84,85′が明確になり、
又取付けている位置も明確になることにより、不具合の
対応が容易であり、又不具合の対策工数を低減させるこ
とができる構成としている。以下、上記実施例の作用に
ついて説明する。洗米炊飯機1の上部の白米を貯留した
貯米タンク2から設定した所定量の白米の供給を洗米器
3で受け、この洗米器3で洗米及び水加減等の各作業が
行われ、これら各作業が終了後に、洗米が終了して水加
減が終了した白米と水との両者は、この洗米器3下側で
浸漬及び炊飯する炊飯器4a,4bのいずれかに自動投
下供給されて、この炊飯器4a,4bで炊飯される。
【0040】前記洗米器3で水加減を行うときは、この
洗米器3へ供給される供給水は、最大貯水位置のオ−バ
フロ−口46まで供給されると、この供給水は該オ−バ
フロ−口46からオ−バフロ−すると共に、上貯水量セ
ンサ45がこの洗米器3内へ供給される最大貯水量を検
出してONすると、このONに連動して供給水は、制御
装置20で停止制御され、該洗米器3下部の排水口部の
排水弁32は、開状態に該制御装置20で制御されて、
貯水された水は排水され、該上貯水量センサ45から所
定位置下位に設けた下貯水量センサ45′が貯水を検出
しなくなってOFFすると、このOFFに連動して該排
水弁32は、閉状態に該制御装置20で制御されて、貯
水された水の排水は停止制御される。
【0041】前記上貯水量センサ45のON制御から下
貯水量センサ45′のOFF制御までの間の時間が検出
され、この検出時間から排水された排水の排水能力が算
出されて、テ−ブルとして設定記憶され、該下貯水量セ
ンサ45′位置の貯水量から、投入供給された設定白米
量を炊飯するに必要な貯水量までに排水する排水量が検
出され、この検出された排水量の排水必要時間が算出さ
れたテ−ブルの排出能力をテ−ブルとして算出され、こ
の算出された排出時間は、排水口部の排水弁32は、開
状態に制御装置20で制御され、所定貯水量まで排水さ
れながら、算出された排出時間が経過すると、該排水弁
32は、閉状態に該制御装置20で制御されて、洗米器
3内の貯水量は水加減される。
【図面の簡単な説明】
図は、この発明の一実施例を示すものである。
【図1】フロ−チャ−ト
【図2】ブロック図
【図3】タイムチャ−ト図
【図4】洗米炊飯機の全体正面図
【図5】洗米炊飯機の全体側面図
【図6】洗米炊飯機の全体平面図
【図7】洗米器の拡大側断面図
【図8】排水部の拡大平断面図
【図9】操作装置の拡大正面図
【図10】他の実施例を示す図で、フロ−チャ−ト
【図11】他の実施例を示す図で、操作装置の拡大正面
【符号の説明】
2 貯米タンク 3 洗米器 20 制御装置 32 排水弁 45 上貯水量センサ 45′ 下貯水量センサ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貯米タンク2から白米の供給を受けて計
    量、洗米、及び水加減等の各作業を行う洗米器3におい
    て、該洗米器3上部の最大貯水量位置には供給される水
    をオ−バフロ−させるオ−バフロ−口46を設け、該オ
    −バフロ−口46には最大貯水量を検出する上貯水量セ
    ンサ45を設けて最大貯水量検出で供給水を停止すべく
    設け、該オ−バフロ−口46から所定下部位置には排水
    途中の所定貯水量を検出する下貯水量センサ45′を設
    けると共に、該上貯水量センサ45の最大貯水量検出か
    ら該下貯水量センサ45′の所定貯水量検出までの時間
    を検出し、該検出時間内に排水された排水の排水能力を
    算出し、該算出排水能力に基づいて必要貯水量までの排
    水時間を算出して該洗米器3下部に設けた排水弁32の
    開閉時間を制御装置20で制御することを特徴とする洗
    米炊飯機の水加減制御装置。
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