JPH07115318B2 - 裁断装置 - Google Patents

裁断装置

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JPH07115318B2
JPH07115318B2 JP4344648A JP34464892A JPH07115318B2 JP H07115318 B2 JPH07115318 B2 JP H07115318B2 JP 4344648 A JP4344648 A JP 4344648A JP 34464892 A JP34464892 A JP 34464892A JP H07115318 B2 JPH07115318 B2 JP H07115318B2
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真二 中野
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、布地等の被裁断物をナ
イフ等の刃物で裁断するための裁断装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】一般に、布地等の被裁断物の裁断は、ナ
イフ等の刃物に往復運動(振動)を付加し、このナイフ
等を上記被裁断物に対して所定の送り方向に相対移動さ
せることにより行われる。このような裁断装置は、超音
波振動等の高周波振動を利用したものと、これよりも周
波数の低い低周波振動とに大別され、例えば超音波振動
を利用した裁断装置では、図9に示すように、ナイフ9
2を高い周波数で上下方向(布地90の厚み方向)に振
動させながら、このナイフ92を生地90に対して所定
の送り方向に移動させるようになっている。これによ
り、上記ナイフ92によって生地90を構成する糸が切
断され、上記方向への生地90の裁断が行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記装置のうち、高周
波振動を利用したものでは、ナイフ側面と被裁断物との
間の摩擦力が低く、また美しくて鋭い切り口が得られる
とともに、比較的固い生地(例えば織物)の裁断に特に
大きな効果を発揮する。反面、周波数が高いために大き
な振幅を得ることができない(例えば周波数20kHzで
得られる振幅は0.12mm程度)。このため、編み物等のや
わらかい布地の裁断に特に困難を生じることとなる。
【0004】これに対し、低周波振動を利用したもので
は、大きな振幅を確保することができ(例えば周波数5
0〜100Hzでは約8〜15mmの振幅が可能)、従って
上記編み物等のやわらかい生地を良好に裁断することが
できるが、ナイフの側面と生地との摩擦が大きいため
に、その摩擦熱で裁断面に融着現象が生じやすく、特に
固い生地を裁断する場合に良好な精度が得られなくなる
欠点がある。また、ナイフと被裁断物とのこすれに起因
して裁断面に糸のほつれが発生し易い不都合もある。
【0005】本発明は、このような事情に鑑み、ナイフ
等の刃物に大きな振幅を与えると同時にこの刃物と被裁
断物との摩擦を低減させることを可能にし、これにより
被裁断物の種類にかかわらず良好な裁断を行うことがで
きる裁断装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、刃物を被裁断
物に対して所定の送り方向に相対移動させることによ
り、この送り方向に上記被裁断物を裁断する裁断装置に
おいて、上記刃物を保持しかつこれに対して第1の周波
数をもつ上記被裁断物の厚み方向の振動を与える刃物保
持部材と、この刃物保持部材を上記被裁断物の厚み方向
に移動可能に保持し、かつこの保持状態で被裁断物に対
して上記送り方向に相対移動する全体保持部材と、この
全体保持部材に対して上記刃物保持部材を上記被裁断物
の厚み方向に上記第1の周波数よりも低い第2の周波数
で振動させる加振手段とを備えるとともに、上記刃物保
持部材に与える振動の振幅が可変となるように、上記加
振手段を構成したものである(請求項1)。
【0007】この加振手段としては、上記被裁断物の厚
み方向と直交する方向の出力軸をもつ回転駆動手段と、
この回転駆動手段の出力軸にこれと平行でかつ偏心した
状態で連結され、かつ上記刃物保持部材に上記被裁断物
の厚み方向及び出力軸の軸方向の双方に直交する方向に
相対移動可能でかつ相対回転可能に連結される偏心軸
と、この偏心軸と上記出力軸とを両軸の偏心量が可変と
なるように連結する軸連結部材とを備えたものが好適で
ある(請求項2)。
【0008】
【作用】請求項1記載の装置では、刃物に対して刃物保
持部材から直接高周波数(第1の周波数)をもつ振動が
与えられると同時に、加振手段によって上記刃物保持部
材に低周波数(第2の周波数)をもつ振動が与えられる
ことにより、この刃物保持部材と一体に刃物も全体保持
部材に対して低周波振動する。そして、この状態で全体
保持部材が被裁断物に対して上記送り方向に移動するこ
とにより、上記刃物が被裁断物を裁断する。しかも、刃
物保持部材に与えられる振動の振幅、すなわち刃物に与
えられる低周波成分の振動についての振幅が調節可能で
ある。
【0009】具体的に、請求項2記載の装置では、回転
駆動手段の作動により、その出力軸から偏心した偏心軸
が円運動するとともに、この運動のうち被裁断物の厚み
方向の成分が刃物保持部材に与えられ、この刃物保持部
材及び刃物は同方向に単振動する。しかも、軸連結部材
において上記偏心軸と出力軸の偏心量を変えることによ
り、上記円運動の半径すなわち単振動の振幅を変えるこ
とができる。
【0010】
【実施例】本発明の一実施例を図1〜図9に基づいて説
明する。
【0011】図8に示す裁断装置は、地盤上に設置され
る基台10を備え、この基台10にテーブル12が設け
られている。このテーブル12の上方には、これを幅方
向(Y軸方向)に横切るY軸ビーム16が設けられ、こ
のY軸ビーム16はX軸方向に走行可能に構成されてい
る。このY軸ビーム16には、その長手方向(すなわち
Y軸方向)に沿って走行可能にサドル(全体保持部材)
18が装着され、このサドル18に裁断装置本体20が
設置されている。そして、上記テーブル12上に被裁断
物である生地14が固定された状態で、Y軸ビーム16
がテーブル12に対してX軸方向に移動し、かつサドル
18がY軸ビーム16に沿って移動することにより、上
記裁断装置本体20が生地14に対してX軸方向、Y軸
方向に相対移動できるようになっている。
【0012】上記裁断装置本体20の構造を図1〜図4
に示す。上記サドル18は、Y軸ビーム16の上面上を
スライドする水平部18aと、この水平部18aの前端
から下方に延びる垂直部18bとを有し、この垂直部1
8bに昇降可能に筒状の昇降部材22が支持されてい
る。具体的には、上記垂直部18bの前面に上下に延び
るガイドレール24が固定される一方、昇降部材22の
背面に直線案内軸受26が固定され、この直線案内軸受
26が上記ガイドレール24に昇降可能に嵌合されてい
る。
【0013】上記昇降部材22の内側には、軸受28を
介して筒状の回転部材30が回転可能に保持されてい
る。この回転部材30の内側には超音波コンバータ32
が固定され、その下端部が回転部材30の下面から下方
に突出している。この超音波コンバータ32の下端部に
チップ34が固定され、このチップ34にナイフ(刃
物)36が固定されている。そして、上記昇降部材2
2、回転部材30、及び超音波コンバータ32によって
本発明の刃物保持部材が構成されるとともに、上記超音
波コンバータ32から上下方向(すなわち生地14の厚
み方向)の超音波振動(高周波振動)が上記チップ34
を介してナイフ36に伝達され、これによってナイフ3
6が上下方向に高周波数で微振動するようになってい
る。
【0014】上記回転部材30の下面には、生地押え装
置96が着脱可能に装着されている。詳しくは、上記回
転部材30の下面に着脱プレート95が着脱可能に装着
され、この着脱プレート95に複数の押圧シリンダ33
が下向きの状態で固定されており、各押圧シリンダ33
のロッド33aの下端部に生地押圧用の押圧プレート3
5が固定されている。この押圧プレート35は、上記押
圧シリンダ33により下方に付勢されており、その中央
には上記ナイフ36が貫通可能な貫通孔37が穿設され
ている。
【0015】上記サドル18からは前方にブラケット3
8が延設されており、その前端部(図1では左端部)に
上下シリンダ40が下向きに固定されている。この上下
シリンダ40のロッド41の下端部にはブラケット42
を介して加振モータ(回転駆動手段)44が固定され、
その出力軸45が後方を向いた状態、すなわち昇降部材
22に向いた状態となっている。この出力軸45には、
軸連結部材46を介して偏心軸48が出力軸45と平行
に連結され、この偏心軸48の端部外周面に軸受50が
装着されている。これに対し、上記昇降部材22の外周
面には断面コ字状で図2に示すようにY軸方向に延びる
嵌合部49が形成されており、この嵌合部49内に上記
軸受50が嵌入されることにより、上記偏心軸48が昇
降部材22に相対回転可能でかつZ軸方向にのみ相対移
動可能となるように連結されている。
【0016】図3(a)(b)及び図4(a)(b)に
示すように、上記軸連結部材46は、モータ側ブロック
54と昇降側ブロック56とで構成され、モータ側ブロ
ック54がキー58を介して上記出力軸45に相対回転
不能に連結されるとともに、昇降ブロック56に一体に
偏心軸48が形成されている。そして、上記モータ側ブ
ロック54において出力軸45の回転中心C1から所定
量e1偏心した位置に嵌入孔59が凹設され、その周囲
に複数(図例では4つ)のビス挿入孔61が周方向に等
間隔(図例では90°間隔)で並設される一方、昇降側
ブロック56において上記偏心軸48の中心C2から上
記偏心量e1と同じ量e2だけ偏心した位置に、上記嵌
入孔59に嵌入可能な突出部60が形成されている。
【0017】そして、この昇降側ブロック56を上記モ
ータ側ブロック54に対して所定角度傾けた状態で上記
突出部60を嵌入孔59内に嵌入し、昇降側ブロック5
6のビス通し孔62にビス63を通して適当なビス挿入
孔61にねじ込むことにより、上記角度の選択で出力軸
45と偏心軸48との偏心量eを調節しながら両軸4
5,48を連結できるようになっている。例えば、図3
(a)及び図4(a)に示すように上記突出部60の中
心C3に対する出力軸45の偏心方向及び偏心軸48の
偏心方向をともに下向きにした場合には、両軸45,4
8の偏心量eは最小(e=e1−e2=0)となり、図
3(b)及び図4(b)に示すように上記突出部60の
中心C3に対する偏心軸48の偏心方向を上向きにした
場合には、両軸45,48の偏心量eは最大(e=e1
+e2)となる。
【0018】従って、この構造では、加振モータ44の
作動で偏心軸48は偏心量eを半径として円運動し、図
2に示すように偏心軸48及び軸受50が嵌合部49内
でY軸方向にスライドするようにしながら上下運動のみ
が昇降部材22に伝達され、これにより昇降部材22が
上記偏心量eの2倍の振幅及び加振モータ44の回転数
と等しい周波数で単振動するとともに、加振モータ44
の回転数制御によって上記振動数を自由に制御でき、さ
らに、上記軸連結部材46において出力軸45と偏心軸
48との相対位相を変えることにより、偏心量eを調
節、すなわち上記単振動の振幅を自由に調節できるよう
になっている。すなわち、上記加振モータ44、軸連結
部材46、偏心軸48、軸受50等で本発明における加
振手段52が構成されている。また、上記上下シリンダ
40は、上記昇降部材22を上から吊下げ支持するとと
もに、そのロッド41の伸縮で昇降部材22をサドル1
8に対して昇降駆動する役割を担っている。
【0019】上記サドル18の水平部18a上には、ブ
ラケット68を介して回転駆動モータ70が下向きに固
定され、その出力軸に歯車72が固定されている。一
方、上記回転部材30の上部外周面にも歯車74が形成
され、この歯車74が上記歯車72に噛合されており、
従って上記回転駆動モータ70の作動で回転部材30お
よびこれに固定されている超音波コンバータ32やナイ
フ36が昇降部材22に対して回転駆動(C軸)される
ようになっている。
【0020】次に、この装置による生地14の裁断方法
を順を追って説明する。
【0021】1) 図5(a)に示すように上下シリン
ダ40のロッド41を収縮させて昇降部材22、回転部
材30、超音波コンバータ32、及びナイフ36を上限
位置まで引き上げておく。
【0022】2)超音波テーブル12上に生地14をセ
ットする。
【0023】3)超音波コンバータ32を作動させてナ
イフ36に第1の周波数をもつ超音波振動を与えると同
時に、加振モータ44を作動させて昇降部材22を上記
第1の周波数よりも低い第2の周波数で低周波振動させ
る。この時、昇降部材22とともに上記回転部材30及
び超音波コンバータ32も低周波振動する。従って、上
記ナイフ36には図6(a)に示すような超音波振動
(高周波振動)と図6(b)に示すような低周波振動の
双方が同時に与えられ、結局ナイフ36は同図(c)に
示すような複合振動、すなわち低周波成分と高周波成分
の双方を含んだ振動を行うことになる。
【0024】4)上記ロッド41を伸長し、図5(b)
に示すようにナイフ36を生地14に突っ込む。この
時、押圧プレート35が生地14の上面に当たるととも
に、生地14の厚み分だけ押圧シリンダ33が縮み、そ
の縮み分に相当する反発力で押圧プレート35が生地1
4を上から押えつける。
【0025】5)上記振動状態を保ったまま、予めプロ
グラムされた裁断パターンに沿って裁断装置本体20と
生地14とをX軸方向及びY軸方向に相対移動させると
ともに、ナイフ36をC軸により走査方向に制御するこ
とにより、生地14は上記走査の軌跡に沿ってナイフ3
6で裁断されることとなる。
【0026】6)裁断終了と同時に上下シリンダ40の
ロッド41を再び収縮させ、ナイフ36を生地14から
引き上げるとともに、超音波コンバータ32及び加振モ
ータ44を停止させる。
【0027】以上説明したように、この装置では、ナイ
フ36に複合振動、すなわち超音波コンバータ32によ
り生成される高周波振動と加振手段52により生成され
る低周波振動とを合成した振動を与えているので、その
高周波成分によってナイフ36の側面と生地14との摩
擦を削減し、シャープで美しい切り口を確保すると同時
に、低周波成分でナイフ36に大きな振幅(偏心軸48
の偏心量eの2倍の振幅)を与えることにより、やわら
かい生地の裁断も可能にすることができる。すなわち、
この装置によれば、被裁断物の種類にかかわらず、従来
よりも良好な裁断を行うことができ、比較的やわらかい
被裁断物、例えば図7(a)に示すように曲線状の糸8
4で構成された編み物81も、比較的固い被裁断物、例
えば同図(b)に示すように直線状の糸84で構成され
た織物82も、良好に裁断することができる。
【0028】さらに、この装置では、加振モータ44の
出力軸45と、昇降部材22に連結される偏心軸48と
の間に軸連結部材46を介在させ、この軸連結部材46
における両ブロック54,56の結合状態を変えること
により両軸45,48の偏心量eを調節できるようにし
ているので、この偏心量eの調節により低周波振動の振
幅を自由に設定することができる。従って、裁断物の種
類や裁断条件に応じてこれに最も適した振幅を選ぶこと
ができる。また、加振モータ44の回転数を変えるだけ
で、低周波振動の周波数も自由に設定することができ
る。
【0029】さらにこの装置では、加振モータ44、超
音波コンバータ32のいずれか一方のみを停止させるこ
とにより、高周波振動のみによる裁断、もしくは低周波
振動のみによる裁断も自由に行うことが可能である。
【0030】なお、上記実施例では、出力軸45の中心
C1と嵌入穴60の中心C3との偏心量e1と、偏心軸
48の中心C2と上記中心C3との偏心量e2とを等し
く設定したものを示したが、これに限らず各偏心量は適
宜設定すればよい。両軸45,48を連結するビス63
の個数も特に問わず、例えば周方向に6等分した個所に
ビス63を配するようにすれば、出力軸45と偏心軸4
8との相対位相を6通りに切換えることが可能となる。
【0031】また、上記実施例では、裁断の際に生地1
4等の被裁断物を固定したままナイフ36等の刃物を移
動させるものを示したが、本発明では裁断の際に生地1
4を例えば上記X軸方向に移動させるようにしてもよ
い。被裁断物も上記生地14に限らず、紙その他のシー
ト材等の裁断にも好適に用いることができる。
【0032】
【発明の効果】以上のように本発明は、刃物を刃物保持
部材で保持して高周波振動を与えると同時に、上記刃物
保持部材を低周波振動させるだけの簡単な構成で、上記
刃物に複数種の周波数をもつ複合振動を与えることがで
き、また、刃物保持手段による振動の付与、加振手段に
よる振動の付与のいずれか一方を停止させることによ
り、高周波振動のみによる裁断や低周波振動のみによる
裁断を必要に応じて自由に行うことができる。しかも、
被裁断物の種類や裁断条件に応じて加振手段による振動
の振幅を変えることにより、その裁断に最も適した振動
を付与できる効果がある。
【0033】特に、請求項2記載の装置では、回転駆動
手段による偏心軸の回転駆動によって刃物保持部材に低
周波振動を与えるとともに、軸連結部材による偏心軸と
回転駆動手段の出力軸との結合状態を変えるだけで、上
記偏心軸の偏心量を変え、これにより上記振幅を容易に
調節することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における裁断装置本体の一部
断面側面図である。
【図2】上記裁断装置本体における昇降部材と偏心軸と
の結合状態を示す一部断面正面図である。
【図3】(a)(b)は軸連結部材による偏心軸の連結
状態を示す一部断面背面図である。
【図4】(a)(b)は軸連結部材による偏心軸の連結
状態を示す断面側面図である。
【図5】(a)は上記裁断装置におけるナイフを生地に
突っ込む前の状態を示す一部断面側面図、(b)は同ナ
イフを生地に突っ込んだ状態を示す一部断面側面図であ
る。
【図6】(a)は上記裁断装置において超音波コンバー
タにより生成される高周波振動を示すグラフ、(b)は
上記裁断装置において加振手段により生成される低周波
振動を示すグラフ、(c)は両振動を合成した複合振動
を示すグラフである。
【図7】(a)は編み物を示す拡大図、(b)は織物を
示す拡大図である。
【図8】上記裁断装置の全体斜視図である。
【図9】超音波振動するナイフで布地を裁断する様子を
描いた斜視図である。
【符号の説明】
14 布地(被裁断物) 18 サドル(全体保持部材) 20 裁断装置本体 22 昇降部材(刃物保持部材を構成) 30 回転部材(刃物保持部材を構成) 32 超音波コンバータ(刃物保持部材を構成) 36 ナイフ(刃物) 44 加振モータ(回転駆動手段) 45 出力軸 46 軸連結部材 48 偏心軸 52 加振手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中野 真二 大阪府大阪市中央区北久宝寺町2丁目4番 1号 新日本工機株式会社内 (72)発明者 賀集 孝次 大阪府大阪市中央区北久宝寺町2丁目4番 1号 新日本工機株式会社内 (56)参考文献 実開 平1−143384(JP,U)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 刃物を被裁断物に対して所定の送り方向
    に相対移動させることにより、この送り方向に上記被裁
    断物を裁断する裁断装置において、上記刃物を保持しか
    つこれに対して第1の周波数をもつ上記被裁断物の厚み
    方向の振動を与える刃物保持部材と、この刃物保持部材
    を上記被裁断物の厚み方向に移動可能に保持し、かつこ
    の保持状態で被裁断物に対して上記送り方向に相対移動
    する全体保持部材と、この全体保持部材に対して上記刃
    物保持部材を上記被裁断物の厚み方向に上記第1の周波
    数よりも低い第2の周波数で振動させる加振手段とを備
    えるとともに、上記刃物保持部材に与える振動の振幅が
    可変となるように上記加振手段を構成したことを特徴と
    する裁断装置
  2. 【請求項2】 請求項1記載の裁断装置において、上記
    加振手段は、上記被裁断物の厚み方向と直交する方向の
    出力軸をもつ回転駆動手段と、この回転駆動手段の出力
    軸にこれと平行でかつ偏心した状態で連結され、上記刃
    物保持部材に上記被裁断物の厚み方向及び出力軸の軸方
    向の双方に直交する方向に相対移動可能でかつ相対回転
    可能に連結される偏心軸と、この偏心軸と上記出力軸と
    を両軸の偏心量が可変となるように連結する軸連結部材
    とを備えていることを特徴とする裁断装置
JP4344648A 1992-12-24 1992-12-24 裁断装置 Expired - Fee Related JPH07115318B2 (ja)

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