JPH07114845A - 高電圧機器用絶縁支持物 - Google Patents
高電圧機器用絶縁支持物Info
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- JPH07114845A JPH07114845A JP5259503A JP25950393A JPH07114845A JP H07114845 A JPH07114845 A JP H07114845A JP 5259503 A JP5259503 A JP 5259503A JP 25950393 A JP25950393 A JP 25950393A JP H07114845 A JPH07114845 A JP H07114845A
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- Japan
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- insulating
- support
- insulating support
- voltage
- high voltage
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- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01B—CABLES; CONDUCTORS; INSULATORS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR CONDUCTIVE, INSULATING OR DIELECTRIC PROPERTIES
- H01B17/00—Insulators or insulating bodies characterised by their form
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01B—CABLES; CONDUCTORS; INSULATORS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR CONDUCTIVE, INSULATING OR DIELECTRIC PROPERTIES
- H01B17/00—Insulators or insulating bodies characterised by their form
- H01B17/50—Insulators or insulating bodies characterised by their form with surfaces specially treated for preserving insulating properties, e.g. for protection against moisture, dirt, or the like
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01B—CABLES; CONDUCTORS; INSULATORS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR CONDUCTIVE, INSULATING OR DIELECTRIC PROPERTIES
- H01B17/00—Insulators or insulating bodies characterised by their form
- H01B17/32—Single insulators consisting of two or more dissimilar insulating bodies
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- Insulating Bodies (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】絶縁支持物の表面に炭化したトラッキングマー
クが形成されるのを防ぎ、絶縁耐力が低下しないように
する。 【構成】有機絶縁物２３の表面に無機質の皮膜２４が形
成される。
クが形成されるのを防ぎ、絶縁耐力が低下しないように
する。 【構成】有機絶縁物２３の表面に無機質の皮膜２４が形
成される。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、遮断器や断路器など
高電圧機器に使用されている絶縁支持物に関する。
高電圧機器に使用されている絶縁支持物に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に高電圧機器は高電圧充電部と接地
電位部との間に絶縁支持物が配設され、機械的に固定さ
れている。その絶縁支持物は屋外用は磁器製であるが、
屋内用のものは機械的強度や量産製の観点から磁器製の
ものより有機絶縁物製のものが主流を占めている。しか
も、有機絶縁物はエポキシ樹脂やポリエステル樹脂など
のプラスチックを用いると、自由にその形状を決めるこ
とができるとともに、磁器と比べて軽量であり非常に有
利である。したがって、有機絶縁物製の絶縁支持物は、
ブッシングや支持碍子のみならず、真空バルブを収納す
る絶縁ケースのような複雑な構成のものにも適用されて
いる。
電位部との間に絶縁支持物が配設され、機械的に固定さ
れている。その絶縁支持物は屋外用は磁器製であるが、
屋内用のものは機械的強度や量産製の観点から磁器製の
ものより有機絶縁物製のものが主流を占めている。しか
も、有機絶縁物はエポキシ樹脂やポリエステル樹脂など
のプラスチックを用いると、自由にその形状を決めるこ
とができるとともに、磁器と比べて軽量であり非常に有
利である。したがって、有機絶縁物製の絶縁支持物は、
ブッシングや支持碍子のみならず、真空バルブを収納す
る絶縁ケースのような複雑な構成のものにも適用されて
いる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たような従来の有機絶縁物製の絶縁支持物は、使用され
ている環境によって表面の絶縁耐力が低下するという問
題があった。すなわち、高電圧機器周囲の環境におい
て、導電粉が舞っていたり、塩分を含んだ風が吹き荒れ
ているとそれらの粉塵が絶縁支持物の表面に付着する。
たとえ、閉鎖配電盤に高電圧機器が収納されていても、
その配電盤の密閉性は一般にはそれほど完全ではないの
で、どうしても粉塵が内部に入り込んで来る。この状態
で湿度が高くかつ温度変化が急激に起きると、絶縁支持
物表面が結露し表面の絶縁抵抗が低下する。この表面に
高電圧が印加されていると、部分放電が生じ、そのアー
ク熱によって有機絶縁物表面が炭化し、炭化した導電
路、いわゆるトラッキングマークが形成される。このト
ラッキングマークは、高電圧充電部と接地電位部との間
の有機絶縁物表面を伸長し、やがては地絡事故につなが
る。
たような従来の有機絶縁物製の絶縁支持物は、使用され
ている環境によって表面の絶縁耐力が低下するという問
題があった。すなわち、高電圧機器周囲の環境におい
て、導電粉が舞っていたり、塩分を含んだ風が吹き荒れ
ているとそれらの粉塵が絶縁支持物の表面に付着する。
たとえ、閉鎖配電盤に高電圧機器が収納されていても、
その配電盤の密閉性は一般にはそれほど完全ではないの
で、どうしても粉塵が内部に入り込んで来る。この状態
で湿度が高くかつ温度変化が急激に起きると、絶縁支持
物表面が結露し表面の絶縁抵抗が低下する。この表面に
高電圧が印加されていると、部分放電が生じ、そのアー
ク熱によって有機絶縁物表面が炭化し、炭化した導電
路、いわゆるトラッキングマークが形成される。このト
ラッキングマークは、高電圧充電部と接地電位部との間
の有機絶縁物表面を伸長し、やがては地絡事故につなが
る。
【０００４】従来は、上記のようなトラッキング破壊現
象があるので、定期的に高電圧機器を停電させて絶縁支
持物の表面付着物を拭き取ったり、結露防止用のヒータ
を設置するなどして、地絡事故を防止していた。この発
明の目的は、絶縁支持物の表面にトラッキングマークが
形成されるのを防ぎ、絶縁耐力が低下しないようにする
ことにある。
象があるので、定期的に高電圧機器を停電させて絶縁支
持物の表面付着物を拭き取ったり、結露防止用のヒータ
を設置するなどして、地絡事故を防止していた。この発
明の目的は、絶縁支持物の表面にトラッキングマークが
形成されるのを防ぎ、絶縁耐力が低下しないようにする
ことにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この発明によれば、上記
目的は、高電圧充電部と接地電位部との間に有機絶縁物
製の絶縁支持物が配設され、前記充電部と接地電位部と
が機械的に固定された高電圧機器の絶縁支持物におい
て、有機絶縁物の表面に無機質の絶縁皮膜が形成されて
なることにより達成される。
目的は、高電圧充電部と接地電位部との間に有機絶縁物
製の絶縁支持物が配設され、前記充電部と接地電位部と
が機械的に固定された高電圧機器の絶縁支持物におい
て、有機絶縁物の表面に無機質の絶縁皮膜が形成されて
なることにより達成される。
【０００６】また、かかる構成において、絶縁皮膜をセ
ラミックスとするものがよい。さらにまた、絶縁皮膜を
アルミナとするものがよい。また、絶縁皮膜をジルコニ
アとするものがよい。また、かかる構成において、絶縁
皮膜がプラズマ溶射法にて有機絶縁物の表面にコーティ
ングされてなることが好ましい。また、皮膜が物理蒸着
法にて有機絶縁物表面にコーティングされてなることも
好ましい。
ラミックスとするものがよい。さらにまた、絶縁皮膜を
アルミナとするものがよい。また、絶縁皮膜をジルコニ
アとするものがよい。また、かかる構成において、絶縁
皮膜がプラズマ溶射法にて有機絶縁物の表面にコーティ
ングされてなることが好ましい。また、皮膜が物理蒸着
法にて有機絶縁物表面にコーティングされてなることも
好ましい。
【０００７】また、かかる構成において、有機絶縁物を
エポキシ樹脂とするものがよい。さらにまた、有機絶縁
物をポリエステル樹脂とするものがよい。また、かかる
構成において、絶縁支持物をひだ付の支持碍子とするも
のがよい。また、絶縁支持物をブッシングとするものと
するものがよい。さらに、また、絶縁支持物を高電圧充
電部が収納される絶縁ケースとするものがよい。
エポキシ樹脂とするものがよい。さらにまた、有機絶縁
物をポリエステル樹脂とするものがよい。また、かかる
構成において、絶縁支持物をひだ付の支持碍子とするも
のがよい。また、絶縁支持物をブッシングとするものと
するものがよい。さらに、また、絶縁支持物を高電圧充
電部が収納される絶縁ケースとするものがよい。
【０００８】
【作用】この発明の構成によれば、絶縁支持物の有機絶
縁支持物表面にセラミックスなどの無機質の絶縁皮膜を
形成する。これにより、部分放電が生じても無機質は化
学変化しないのでトラッキングマークは決して生じな
い。したがって、絶縁支持物の絶縁耐力が低下すること
がなくなる。
縁支持物表面にセラミックスなどの無機質の絶縁皮膜を
形成する。これにより、部分放電が生じても無機質は化
学変化しないのでトラッキングマークは決して生じな
い。したがって、絶縁支持物の絶縁耐力が低下すること
がなくなる。
【０００９】皮膜の材質とは、アルミナまたはジルコニ
アなどのセラミックスがよく、また、その皮膜はプラズ
マ溶射法、または、物理蒸着法によって有機絶縁物表面
に蒸着することができる。エポキシ樹脂やポリエステル
樹脂に無機質の皮膜コーティングができるので、有機絶
縁物製のブッシングや支持碍子、絶縁ケースについてト
ラッキングマークが生じないようにすることができ、使
用環境が高湿度でかつ導電性粉塵が舞っていても地絡事
故は決して生じない。
アなどのセラミックスがよく、また、その皮膜はプラズ
マ溶射法、または、物理蒸着法によって有機絶縁物表面
に蒸着することができる。エポキシ樹脂やポリエステル
樹脂に無機質の皮膜コーティングができるので、有機絶
縁物製のブッシングや支持碍子、絶縁ケースについてト
ラッキングマークが生じないようにすることができ、使
用環境が高湿度でかつ導電性粉塵が舞っていても地絡事
故は決して生じない。
【００１０】
【実施例】以下、この発明を高電圧機器に適用した実施
例に基づいて説明する。図１は、この発明の実施例とし
ての真空遮断器の構成を示す側面図である。高電圧充電
部である真空バルブ１が絶縁フレームである絶縁ケース
２内に収納されている。絶縁ケース２は、設置電位部で
ある台車フレーム３に固定されている。台車フレーム３
内には図示されていない操作機構部が配されて、操作レ
バー４、絶縁ロッド５を介して真空バルブ１の内部の接
点が開閉される。真空バルブ１の下端は図示されていな
い高圧の主回路に高圧端子６を介して接続され、真空バ
ルブ１の上端はフレキシブルリード８、高圧端子７を介
して高圧の主回路側へ接続される。
例に基づいて説明する。図１は、この発明の実施例とし
ての真空遮断器の構成を示す側面図である。高電圧充電
部である真空バルブ１が絶縁フレームである絶縁ケース
２内に収納されている。絶縁ケース２は、設置電位部で
ある台車フレーム３に固定されている。台車フレーム３
内には図示されていない操作機構部が配されて、操作レ
バー４、絶縁ロッド５を介して真空バルブ１の内部の接
点が開閉される。真空バルブ１の下端は図示されていな
い高圧の主回路に高圧端子６を介して接続され、真空バ
ルブ１の上端はフレキシブルリード８、高圧端子７を介
して高圧の主回路側へ接続される。
【００１１】図１において、絶縁ケース２だけは内部の
真空バルブ１が見えるように手前側の側面が除外され、
その断面が示されている。この絶縁ケース２は、右側が
開口した形状を備え、図１の垂直方向に３個並べて配さ
れている。このそれぞれに各相の真空バルブ１が収納さ
れ、１本の操作レバー４によって３相３台の真空バルブ
１が同時に開閉されるようになっている。絶縁ケース２
は、エポキシ樹脂またはポリエステル樹脂により製作さ
れ、その全表面は無機質であるセラミックス、たとえば
アルミナの皮膜が形成されている。
真空バルブ１が見えるように手前側の側面が除外され、
その断面が示されている。この絶縁ケース２は、右側が
開口した形状を備え、図１の垂直方向に３個並べて配さ
れている。このそれぞれに各相の真空バルブ１が収納さ
れ、１本の操作レバー４によって３相３台の真空バルブ
１が同時に開閉されるようになっている。絶縁ケース２
は、エポキシ樹脂またはポリエステル樹脂により製作さ
れ、その全表面は無機質であるセラミックス、たとえば
アルミナの皮膜が形成されている。
【００１２】図２は、この発明の異なる実施例としての
気中断路器の構成を示す側面図である。接地電位部であ
るベース９にひだ付の支持碍子１０を介して高電圧充電
部である高圧端子１２，１３が配されている。高圧端子
１３側にはブレード１１の固定側金具１６が取り付けら
れ、もう一方の高圧端子１２側にはブレード１１の受け
側金具１４が取り付けられている。ブレード１１は、ピ
ン１５を支点にして矢印１１Ａのように回動可能であ
り、高圧端子１２，１３に接続された図示されていない
高圧の主回路を断路、または通電する。
気中断路器の構成を示す側面図である。接地電位部であ
るベース９にひだ付の支持碍子１０を介して高電圧充電
部である高圧端子１２，１３が配されている。高圧端子
１３側にはブレード１１の固定側金具１６が取り付けら
れ、もう一方の高圧端子１２側にはブレード１１の受け
側金具１４が取り付けられている。ブレード１１は、ピ
ン１５を支点にして矢印１１Ａのように回動可能であ
り、高圧端子１２，１３に接続された図示されていない
高圧の主回路を断路、または通電する。
【００１３】図２において、支持碍子１０はエポキシ樹
脂により製作され、その全表面は無機質であるセラミッ
クス、たとえばジルコニアの皮膜が形成されている。図
３は、この発明のさらに異なる実施例としての屋外用遮
断器の構成を示す側面図である。図示されていない遮断
器を内蔵し、接地電位部であるタンク２１が架台２２に
図示され、ひだ付のブッシング２０が取り付けられてい
る。タンク２１内部の遮断器の両端は高圧端子１７，１
８に引き出され高電圧充電部を形成している。高圧端子
１７，１８は図示されていない高圧の主回路に接続され
ている。
脂により製作され、その全表面は無機質であるセラミッ
クス、たとえばジルコニアの皮膜が形成されている。図
３は、この発明のさらに異なる実施例としての屋外用遮
断器の構成を示す側面図である。図示されていない遮断
器を内蔵し、接地電位部であるタンク２１が架台２２に
図示され、ひだ付のブッシング２０が取り付けられてい
る。タンク２１内部の遮断器の両端は高圧端子１７，１
８に引き出され高電圧充電部を形成している。高圧端子
１７，１８は図示されていない高圧の主回路に接続され
ている。
【００１４】図３において、ブッシング２０はエポキシ
樹脂により製作され、その全表面は無機質であるセラミ
ックス、たとえばアルミナの皮膜が形成されている。図
４は、この発明が適用された高電圧機器用絶縁支持物の
要部拡大断面図である。絶縁支持物２５は、たとえば、
図１の絶縁ケース２２、または、図２の支持碍子１０、
または、図３のブッシング２０であり、いずれも、有機
絶縁物２３の表面に無機質の皮膜２４が形成されてい
る。
樹脂により製作され、その全表面は無機質であるセラミ
ックス、たとえばアルミナの皮膜が形成されている。図
４は、この発明が適用された高電圧機器用絶縁支持物の
要部拡大断面図である。絶縁支持物２５は、たとえば、
図１の絶縁ケース２２、または、図２の支持碍子１０、
または、図３のブッシング２０であり、いずれも、有機
絶縁物２３の表面に無機質の皮膜２４が形成されてい
る。
【００１５】一般に無機質の絶縁材料表面で部分放電が
生じてもトラッキングマークは決して生じない。このこ
とは、たとえば、文献１にも明記されているし、全体が
セラミックス製である屋外用の碍子やブッシングなどで
雨上がり時に部分放電が生じていても、トラッキングマ
ークが生じないことからしても明らかである。 文献１・・・（改訂版）放電ハンドブック，P.471 ，電
気学会発行，昭和49年図４において、有機絶縁物２３の
表面に皮膜２４を形成するのは、蒸着法で行われるが、
たとえば、プラズマ溶射法や物理蒸着法などが用いられ
る。皮膜２４の材料例としては、図１ないし図３におけ
る実施例のような酸化物の他に絶縁性ならばチッ化物、
ホウ化物、炭化物などでもよく、その皮膜厚さは１〜５
μｍ程度と薄いもので充分である。
生じてもトラッキングマークは決して生じない。このこ
とは、たとえば、文献１にも明記されているし、全体が
セラミックス製である屋外用の碍子やブッシングなどで
雨上がり時に部分放電が生じていても、トラッキングマ
ークが生じないことからしても明らかである。 文献１・・・（改訂版）放電ハンドブック，P.471 ，電
気学会発行，昭和49年図４において、有機絶縁物２３の
表面に皮膜２４を形成するのは、蒸着法で行われるが、
たとえば、プラズマ溶射法や物理蒸着法などが用いられ
る。皮膜２４の材料例としては、図１ないし図３におけ
る実施例のような酸化物の他に絶縁性ならばチッ化物、
ホウ化物、炭化物などでもよく、その皮膜厚さは１〜５
μｍ程度と薄いもので充分である。
【００１６】
【発明の効果】この発明は前述のように、有機絶縁物の
表面にセラミックスなどの無機質の皮膜を形成したこと
により、表面にトラッキングマークが生じなくなり絶縁
耐力の低下がなくなった。そのために、高電圧機器の使
用環境が悪くても地絡事故を起こすことがなくなった。
したがって、定期的な表面拭き取りなどのメンテナンス
作業や結露防止ヒータなど設置が不用になった。
表面にセラミックスなどの無機質の皮膜を形成したこと
により、表面にトラッキングマークが生じなくなり絶縁
耐力の低下がなくなった。そのために、高電圧機器の使
用環境が悪くても地絡事故を起こすことがなくなった。
したがって、定期的な表面拭き取りなどのメンテナンス
作業や結露防止ヒータなど設置が不用になった。
【００１７】また、この発明による絶縁支持物は紫外線
にも強く屋外用に使用できる。従来は全体が磁器製であ
ったブッシングやひだ付碍子が有機絶縁物化によって軽
量化され、かつ、機械的強度も高くなるという効果が得
られる。また、絶縁支持物として自由な形状のものを形
成することができるので、磁器材料では構造が複雑で製
作することができなかった絶縁ケースなども製作が容易
になった。
にも強く屋外用に使用できる。従来は全体が磁器製であ
ったブッシングやひだ付碍子が有機絶縁物化によって軽
量化され、かつ、機械的強度も高くなるという効果が得
られる。また、絶縁支持物として自由な形状のものを形
成することができるので、磁器材料では構造が複雑で製
作することができなかった絶縁ケースなども製作が容易
になった。
【図１】この発明の実施例としての真空遮断器の構成を
示す側面図
示す側面図
【図２】この発明の異なる実施例としての気中断路器の
構成を示す側面図
構成を示す側面図
【図３】この発明のさらに異なる実施例としての屋外用
遮断器の構成を示す側面図
遮断器の構成を示す側面図
【図４】この発明が適用された高電圧機器用絶縁支持物
の要部拡大断面図
の要部拡大断面図
１：真空バルブ、２：絶縁ケース、３：台車フレーム、
４：操作レバー、５：絶縁ロッド、６，７，１２，１
３，１７，１８：高圧端子、８：フレキシブルリード、
９：ベース、１０：支持碍子、１１：ブレード、１４：
受け側金具、１５：ピン、１６：固定側金具、２０：ブ
ッシング、２１：タンク、２２：架台、２３：有機絶縁
部、２４：皮膜、２５：絶縁支持物
４：操作レバー、５：絶縁ロッド、６，７，１２，１
３，１７，１８：高圧端子、８：フレキシブルリード、
９：ベース、１０：支持碍子、１１：ブレード、１４：
受け側金具、１５：ピン、１６：固定側金具、２０：ブ
ッシング、２１：タンク、２２：架台、２３：有機絶縁
部、２４：皮膜、２５：絶縁支持物
Claims (11)
- 【請求項１】高電圧充電部と接地電位部との間に有機絶
縁物製の絶縁支持物が配設され、前記充電部と接地電位
部とが機械的に固定された高電圧機器の絶縁支持物にお
いて、前記有機絶縁物の表面に無機質の絶縁皮膜を形成
したことを特徴とする高電圧機器用絶縁支持物。 - 【請求項２】請求項１記載のものにおいて、絶縁皮膜を
セラミックスとすることを特徴とする高電圧機器用絶縁
支持物。 - 【請求項３】請求項２記載のものにおいて、絶縁皮膜を
アルミナとすることを特徴とする高電圧機器用絶縁支持
物。 - 【請求項４】請求項２記載のものにおいて、絶縁皮膜を
ジルコニアとすることを特徴とする高電圧機器用絶縁支
持物。 - 【請求項５】請求項１ないし４のいずれかに記載のもの
において、絶縁皮膜がプラズマ溶射法にて有機絶縁物の
表面にコーティングされてなることを特徴とする高電圧
機器用絶縁支持物。 - 【請求項６】請求項１ないし４のいずれかに記載のもの
において、絶縁皮膜が物理蒸着法にて有機絶縁物表面に
コーティングされてなることを特徴とする高電圧機器用
絶縁支持物。 - 【請求項７】請求項１ないし６のいずれかに記載のもの
において、有機絶縁物をエポキシ樹脂とすることを特徴
とする高電圧機器用絶縁支持物。 - 【請求項８】請求項１ないし６のいずれかに記載のもの
において、有機絶縁物をポリエステル樹脂とすることを
特徴とする高電圧機器用絶縁支持物。 - 【請求項９】請求項１ないし８のいずれかに記載のもの
において、絶縁支持物をひだ付の支持碍子とすることを
特徴とする高電圧機器用絶縁支持物。 - 【請求項１０】請求項１ないし８のいずれかに記載のも
のにおいて、絶縁支持物をブッシングとすることを特徴
とする高電圧機器用絶縁支持物。 - 【請求項１１】請求項１ないし８のいずれかに記載のも
のにおいて、絶縁支持物を高電圧充電部が収納される絶
縁ケースとすることを特徴とする高電圧絶縁支持物。
Priority Applications (6)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5259503A JPH07114845A (ja) | 1993-10-18 | 1993-10-18 | 高電圧機器用絶縁支持物 |
| CN94117296A CN1106562A (zh) | 1993-10-18 | 1994-10-17 | 用于高电压设备的绝缘支撑结构 |
| US08/324,396 US6040528A (en) | 1993-10-18 | 1994-10-17 | Insulating supporting structure for high-voltage apparatus including inorganic insulating layer formed on a surface of an organic insulating structure |
| TW083109621A TW344077B (en) | 1993-10-18 | 1994-10-17 | Insulating supporting structure for high-voltage apparatus |
| DE4437064A DE4437064C2 (de) | 1993-10-18 | 1994-10-17 | Isolator für Hochspannungseinrichtungen und Verfahren zur Herstellung eines Isolators |
| KR1019940026491A KR950012486A (ko) | 1993-10-18 | 1994-10-17 | 고전압 기기용 절연 지지 구조물 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5259503A JPH07114845A (ja) | 1993-10-18 | 1993-10-18 | 高電圧機器用絶縁支持物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07114845A true JPH07114845A (ja) | 1995-05-02 |
Family
ID=17335009
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5259503A Pending JPH07114845A (ja) | 1993-10-18 | 1993-10-18 | 高電圧機器用絶縁支持物 |
Country Status (6)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6040528A (ja) |
| JP (1) | JPH07114845A (ja) |
| KR (1) | KR950012486A (ja) |
| CN (1) | CN1106562A (ja) |
| DE (1) | DE4437064C2 (ja) |
| TW (1) | TW344077B (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6394784B1 (en) * | 2000-03-08 | 2002-05-28 | Mold-Masters Limited | Compact cartridge hot runner nozzle |
| US20050181090A1 (en) * | 2002-12-06 | 2005-08-18 | Mold-Masters Limited | Injection molding nozzle with embedded and removable heaters |
| CN103295827A (zh) * | 2013-05-08 | 2013-09-11 | 杜玉庆 | 交流高压线路高压隔离开关绝缘支撑体和高压隔离开关 |
| TWI682419B (zh) * | 2018-11-16 | 2020-01-11 | 士林電機廠股份有限公司 | 斷路器的隔弧框結構的製造方法及斷路器的隔弧框結構 |
| CN111293012B (zh) * | 2018-12-07 | 2022-03-29 | 士林电机厂股份有限公司 | 具有耐温和少积碳隔弧框的断路器及其制造方法 |
Family Cites Families (17)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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