JPH07112636B2 - 板材折曲げ加工装置 - Google Patents

板材折曲げ加工装置

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JPH07112636B2
JPH07112636B2 JP61082372A JP8237286A JPH07112636B2 JP H07112636 B2 JPH07112636 B2 JP H07112636B2 JP 61082372 A JP61082372 A JP 61082372A JP 8237286 A JP8237286 A JP 8237286A JP H07112636 B2 JPH07112636 B2 JP H07112636B2
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guide
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guide post
eccentric shaft
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、板材のワークピースの折曲げ加工を行なう装
置に係り、さらに詳細には、上部テーブルを支承したガ
イドポストと前記上部テーブルとの間及び前記ガイドポ
ストと偏心軸との連結部の微小なガタ等を上方向へ寄せ
るための弾性体を設けた板材折曲げ加工装置に関する。
[従来の技術] 板状のワークピースの折曲げ加工を行なう折曲げ加工装
置として、プレスブレーキが良く知られている。従来の
プレスブレーキにおいて、上型を支承した上部テーブル
(ラム)が偏心軸の回転により上下動する型式のものに
おいては、上部テーブルを降下せしめてワークピースの
折曲げ加工を行なおうとするとき、各連結部のガタ例え
ばコンロッドとクランクシャフト間のガタあるいはネジ
とラムとの間のガタ等を取るのに、カウンターバランス
としてシリンダあるいはスプリングを使用していた。
[発明が解決しようとする課題] しかし、シリンダを使用した場合は作動源を必要とし、
スプリングを使用した場合は全ストロークをカバーする
にはバネ常数の関係で長いバネが必要となり、下死点付
近における上部フレームの位置決めを行なう場合、精度
の良い位置決めができないという問題がある。
[課題を解決するための手段] 前述のごとき従来の問題に鑑みて、本発明は、下型を支
承する機台の両側部に設けたガイド部材にガイドポスト
をそれぞれ上下動自在に設け、前記下型上の板材の折曲
げ加工を行う上型を支承した上部テーブルの両側部を前
記各ガイドポストに支承して設け、各ガイドポストの下
部を、前記機台に回動自在に支承された偏心軸の偏心部
に連結して設け、前記上部テーブルの降下によって上型
が下型上の板材に接触する直前に上部テーブルと当接し
て上方向へ付勢する弾性体を、前記各ガイドポストを囲
繞して前記各ガイド部材の上部に設け、かつ各弾性体の
強度を、前記上部テーブル及び各ガイドポストを上方向
へ付勢して各ガイドポストと偏心軸との連結部及び各ガ
イドポストと上部テーブルとの連結部の微小なガタ,バ
ックラッシュを上方向へ寄せることのできる強度に設け
てなるものである。
[実施例] 第1図〜第4図を参照するに、板状のワークピースWの
折曲げ加工を行うための折曲げ加工装置1は、概略的に
は下型3を支承する箱状の機台5を備えており、この機
台5の左右両側部に設けたガイド部材7R,7Lにはそれぞ
れガイドポスト9R,9Lが垂直方向に上下動自在に支承さ
れている。前記下型3と協仂してワークピースWの折曲
げ加工を行う上型11を支承した上部テーブル(ラム)13
の左右両側部は、左右の各ガイドポスト9R,9Lの上部に
支承されている。上記各ガイドポスト9R,9Lの下部は、
機台5に回転自在に支承された偏心軸(クランク軸)15
の偏心部15Eにコネクテイングロッド17R,17Lを介して適
宜に連結されている。
上記構成により、偏心軸15を適宜に回転することにより
ガイドポスト9R,9Lを介して上部テーブル13が上下動す
ることとなる。したがって、下型3上にワークピースW
を位置せしめた後、偏心軸15を回転して上部テーブル13
を下降せしめ、下型3に上型11を係合することにより、
ワークピースWの折曲げ加工が行なわれ得る。
上述のごとくワークピースWの折曲げ加工を行うに際し
て、ワークピースWの位置決め状態を検知するために、
後で詳述するように、上部テーブル13の後面には、ワー
クピースWに描かれた罫書線等の基準線を光学的に検知
する基準線読取装置19が装着されている。また、基準線
読取装置19の読取結果に基いてワークピースWの位置決
めを正確に行なうために、前記下型3の後方(第2図に
おいては右方)位置には、バックゲージ装置21が設けら
れている。
さらに折曲げ加工装置1には、折曲げ加工装置1の各作
動部を制御するために、例えばCRTのごとき表示装置
(図示省略)や数値制御装置(以下、NC装置と称す)を
備えた制御盤23が備えられていると共に、加工すべきワ
ークピースWの板厚を検知して、そのデータを前記NC装
置へ出力する板厚検知装置25が備えられている。
より詳細には、前記機台5は左右の側板5R,5Lと、側板5
R,5Lの前側上部に左右両側部を支承された水平は上部5U
とにより大略箱状に構成してあり、上部板5Uにおける下
面の前後部にはそれぞれ補強板5rが取付けてある。
前記偏心軸15は、機台5における上部板5Uの下方に位置
しており、その左右の両端部は軸承装置27を介して側板
5R,5Lに回転自在に支承されている。偏心軸15の一端部
にはキーやナットを介して従動ギヤ29が一体的に取付け
られており、この従動ギヤ29に駆動ギヤ31が噛合してい
る。駆動ギヤ31は、前記側板5Rに取付けられたサーボモ
ータ33の出力軸に取付けられている。したがって前記NC
装置の制御の下にサーボモータ33を適宜に回転,停止す
ることにより、前記上部テーブル13の降下速度や停止位
置を適宜に制御できるものである。
前記偏心軸15の軸承部分の微小間隙を除去するために、
前記軸承装置27は特別の構成にしてある。すなわち、第
5図に示されるように、一方の側板5Rには環状の軸承ホ
ルダ35がボルト等により一体的に取付けてあり、この環
状の軸承ホルダ35には、軸承37の外輪37Aが密着的に嵌
合してある。
上記軸承37における内輪37Bの内周面は、前記偏心軸15
に密着嵌合したブッシュ39の外周面のテーパー部と対応
するテーパー孔に形成してある。上記ブッシュ39の一端
部には螺子部が形成してあり、この螺子部には前記内輪
37Bの端面に当接するナット部材41が螺着してある。詳
細な図示は省略するけれども、ブッシュ39の他端部から
軸方向のスリットが適宜長さに亘って形成してあり、径
の拡縮が行なわれ得るように構成してある。
上記構成により、ナット部材41を締め付けることによ
り、軸承37の内輪37Bとブッシュ39との嵌合が密着状態
となり、かつテーパー部の作用によってブッシュ39と偏
心軸15との間も密着状態となる。したがって、偏心軸15
の軸承部分の微小間隙が除去されることとなる。
なお、他方の側板5Lに対する偏心軸15の軸承部分および
偏心軸15の偏心部15Eとコネクティングロッド17R,17Lと
の連結部並びにコネクティングロッド17R,17Lとガイド
ポスト9R,9Lとの連結部の構成も同様の構成によって微
小間隙を除去しているものであるから、同様の機能を奏
する構成部材には同一符号を付すこととして詳細な説明
は省略する。
以上のごとき説明より理解されるように、偏心軸15の軸
承部分等の回転部分の微小間隙を除去しているので、本
実施例によれば、偏心軸15を適宜に回転,停止して上部
テーブル13の位置制御を行なうとき、精度の良い位置制
御が可能である。
偏心軸15の上死点および下死点を検出するために、偏心
軸15には、第1図に示されるように、二対のドグ43A,43
B;43C,43Dが取付けてあり、機台5に各ドグ43A〜43Dに
対応する二対のセンサ45A,45B;45C,45Dが取付けられて
いる。上記一対のドグ43A,43Bの1部分は、偏心軸15の
下死点を示す位置において僅かにオーバーラップしてお
り、また他方の一対のドグ43C,43Dは上死点を示す位置
において僅かにオーバーラップしている。したがって、
一方のドグ43A,43Bに対応したセンサ45A,45Bが共に検知
作動状態において偏心軸15を停止すると、下死点停止と
なる。逆に、他方のドグ43C,43Dに対応したセンサ45C,4
5Dが共に検知作動状態のときには、偏心軸15は上死点に
位置することとなる。すなわち本実施例によれば、偏心
軸15の上死点、下死点への停止は精度よく行ない得るも
のである。
再度第1図〜第4図を参照するに、前記ガイドポスト9
R,9Lを上下に案内する前記ガイド部材7R,7Lは円筒状に
形成してあり、各ガイド部材7R,7Lは、偏心軸15の軸心
を通る垂直面に軸心をほぼ一致した状態に配置してあ
る。各ガイド部材7R,7Lと各ガイドポスト9R,9Lとはガタ
のないように嵌合してあり、各ガイド部材7R,7Lの上部
には、各ガイドポスト9R,9Lに支承された前記上部テー
ブル13と当接するリング部材47R,47Lが上下動自在に設
けられている。
各リング部材47R,47Lは、上部テーブル13の降下よって
上型11が下型3に係合する前に上部テーブル13と当接す
るように設けられており、かつ各リング部材47R,47L
は、ガイド部材7R,7Lとの間においてガイドポスト9R,9L
を囲繞して弾装したコイルスプリングや皿バネなどのご
とき適宜の弾性部材49R,49Lによって常に上方向へ付勢
されている。上記弾性部材49R,49Lは、上部テーブル13
やガイドポスト9R,9L等を上方向へ付勢して各ガイドポ
スト9R,9Lと偏心軸15との連結部及び各ガイドポスト9R,
9Lと上部テーブル13との連結部の微小なガタ,バックラ
ッシュを上方向へ寄せることのできる強度を有するもの
である。
上記構成により、上部テーブル13を降下せしめてワーク
ピースWの折曲げ加工を行なおうとするとき、まず上部
テーブル13がリング部材47に当接し、弾性部材49R,49L
の作用によって相対的に押上げられ勝ちとなり、各連結
部等のガタが上方向へ寄せされ、下死点付近における上
部テーブル13の位置決めを行なう場合、精度の良い位置
決めが行なわれ得ることとなる。
上下の金型11,3の高さの変化やワークピースWの厚さの
変化に対応して上部テーブル13の高さ位置を調節するた
めに、上部テーブル13の左右両側部は、前記ガイドポス
ト9R,9Lに上下位置調節自在に装着されている。
より詳細には、各ガイドポスト9R,9Lの上端部には、螺
子部51Sを下部側に備えた円筒形状の回転体51R,51Lが回
転のみ自在に支承されている。各回転体51R,51Lには互
に同期回転するようにそれぞれチェンスプロケット55R,
55Lが一体的に取付けてあり、各チェンスプレット55R,5
5Lに掛回したエンドレス状のチェン53は、上部テーブル
13に適宜に取付けたテンションスプロケット57(第4図
参照)によって張られている。
適宜一方の回転体51Rには従動ギヤ51Gが一体的に設けて
あり、この従動ギヤ51Gには駆動ギヤ59が噛合してあ
る。上記駆動ギヤ59は、ブラケット61を介し前記上部テ
ーブル13に支承された調整用モータ63の出力軸に取付け
られている。各回転体51R,51Lの螺子部51Sには、上部テ
ーブル13の両側部に取付けたナット部材65R,65Lが螺合
している。
したがって、調整用モータ63を適宜に回転駆動すると、
各チェンスプロケット55R,55Lはチェン53を介して同期
回転する。よって、上部テーブル13は、各回転体51R,51
Lを同期回転させることにより、各ガイドポスト9R,9Lに
対して上下方向に位置調節されることとなる。
各回転体51R,51Lの螺子部51Sと各ナット部材65R,65Lと
の間のバックラッシュを除去して上部テーブル13の上下
位置調節を精度よく行なうために、各ガイドポスト9R,9
Lと上部テーブル13との間にバックラッシュ除去装置が
設けられている。
より詳細には、第6図に示されるように、ガイドポスト
9Rの上部には大径部分9RLと小径部分9RSとの段付部9RR
が形成してある。上記段付部9RRを囲繞して設けたシリ
ンダ部材67は小径部分9RSと大径部分9RLとに亘って嵌合
しており、段付部9RRに対応した部分には流体圧室69が
形成してある。上記シリンダ部材67は前記ナット部材65
Rと上部テーブル13との間が一体的に保持されている。
上記構成において、流体圧室69に作動流体を供給する
と、流体圧はガイドポスト9Rの段付部9RRに作用すると
共に、シリンダ部材67の内面に作用するとこととなる。
したがって、シリンダ部材67の上下の受圧面積は、ガイ
ドポスト9Rの大径部分9RLと小径部分9RSとの差に相当す
る分だけ上側の方が大きいので、シリンダ部材67は、ガ
イドポスト9Rに対して相対的に上側へ移動し、ナット部
材65Rを上方向へ移動する。よってナット部材65Rと回転
体51Rの螺子部51Sの間のバックラッシュが除去されるこ
ととなる。
既に理解されるように、下型3と上型11とを係合してワ
ークピースWの折曲げ加工を行なうとき、各連結部分の
ガタが除去されると共に螺合部のバックラッシュが除去
された状態において加工が行なわれることとなり、下型
3に対する上型11の位置制御を高精度に行なうことが可
能となり、高精度の折曲げ加工が行なわれ得る。
ワークピースWの折曲げ加工時における抗力や反力によ
って各ガイドポスト9R,9Lに前後方向の撓みを生じない
ように、前記下型3は、前記ガイド部材7R,7Lの軸心を
通る垂直面にほぼ一致して、各ガイド部材7R,7Lの間に
配置され、下型ホルダ71を介して前記機台5に支持され
ている。また、上型11は、上型ホルダ73を介して上部テ
ーブル13の下部に支持され、下型3の垂直上方に位置し
ている。
したがって、上下の金型11,3によってワークピースWの
折曲げ加工を行なうときの反力は、各ガイドポスト9R,9
Lに対して垂直に作用することとなり、ガイドポスト9R,
9Lを前後に撓ませるようなことがない。よって、上下の
金型11,3の整合が正確に行なわれ、精度の良い折曲げ加
工が行なわれ得る。
前述のごとく、上部テーブル13を下降せしめてワークピ
ースWの折曲げ加工を行なうとき、上部テーブル13の下
降位置や速度を検出するために、第3図に示されるよう
に、上部テーブル13には上下方向に延伸したラック75が
取付けてある。また機台5の一部には、ラック75に噛合
したピニオン77を備えたロータリーパルスエンコーダ79
が装着されている。したがって、上部テーブル13を上死
点から降下せしめるとき、パルスエンコーダ79から出力
されるパルス数を計数し、適宜に演算処理することによ
り、降下速度や位置を検出できるものである。
第2図〜第4図を参照するに、前記基準線読取装置19
は、ワークピースWの折曲げ加工に先立ってワークピー
スWの基準線を光学的に検知するもので、本実施例にお
いては、上部テーブル13の背面の左右両側部にセンサ81
R,81Lを備えている。各センサ81R,81Lは、レーザ光や可
視光等の光線をワークピースWの上面に照射する光線照
射を備えると共に反射光の有無や強弱を検知する検知部
を備えてなり、例えば罫書線のごとき折曲げ加工位置を
検知するものである。各センサ81R,81Lの検知部は、例
えばイメージセンサや種々の光センサを使用可能なもの
である。各センサ81R,81Lの検出データは、バックゲー
ジ装置21の位置決め制御に使用される。
より詳細には、前記基準線読取装置19は、上部テーブル
13の背面に水平に備えたガイドレール83に支承されて左
右方向に位置調節自在な支持部材85R,85Lを備えてお
り、各支持部材85R,85Lには、各支持部材85R,85Lをガイ
ドレール83に固定自在な固定ボルトが設けられており、
固定ボルトの端部にはそれぞれ締付ノブ87R,87Lが設け
られている。また各支持部材85R,85Lには昇降部材89R,8
9Lが上下動自在に設けられていると共に、各昇降部材89
R,89Lを昇降するための昇降用シリンダ91R,91Lが設けら
れている。そして前記各昇降部材89R,89Lの下部に前記
各センサ81R,81Lが装着されている。
上記構成により、各支持部材85R,85Lをガイドレール83
に沿って適宜に位置決めすることができ、各種幅のワー
クピースWに対応できるものである。また、昇降部材89
R,89Lを下降せしめることにより、ワークピースWにセ
ンサ81R,81Lを近接せしめた状態において、ワークピー
スWに予め罫書かれた基準線の位置を検知でき、かつ上
昇せしめることにより、ワークピースWとセンサ81R,81
Lとの干渉を回避できるものである。
ワークピースWの位置決めを行なうための前記バックゲ
ージ装置21は、第2図〜第4図に示されるように、機台
5に支承されて前後方向に延伸した一対のガイドベース
93R,93Lを備えてなり、各ガイドベース93R,93Lにはそれ
ぞれ移動部材としてのキャリッジ95R,95Lが前後動自在
に支承されている。上記各キャリッジ95R,95Lを前後動
するために、各ガイドベース93R,93Lには各キャリッジ9
5R,95Lに備えたナット部材(図示省略)と螺合した一般
的なボールネジ97R,97L及び各ボールネジ97R,97Lを個別
に回転するサーボモータ99R,99Lが備えられている。
前記キャリッジ95R,95Lにはそれぞれ操作ハンドル101R,
101Lが備えられており、かつ操作ハンドル101R,101Lの
回転操作により上下位置調節自在な昇降部材103R,103L
が設けられている。各昇降部材103R,103Lの下部には、
キャリッジ95R,95Lの移動方向に対し直交する左右方向
のあり溝が形成されており、このあり溝には左右方向へ
水平に延伸したゲージホルダ105R,105Lが左右方向へ位
置調節かつ一般的な締付具よって固定自在に支承されて
いる。各ゲージホルダ105R,105Lには、ワークピースW
を突き当てるための突当位置決め部材107R,107Lがそれ
ぞれ左右方向へ位置調節かつ固定自在に支承されてお
り、各突当位置決め部材107の対向面には、ワークピー
スWの当接を検知するセンサー107Sがそれぞれ装着され
ている。
上記構成により、各サーボモータ99R,99Lを個別に駆動
することにより、各キャリッジ95R,95Lを個別に前後に
移動調節することができる。したがって、ワークピース
Wの後端縁が左右方向に対して傾斜している場合に対応
できると共に、例えばワークピースWの加工位置が傾斜
している場合にも一方のキャリッジを前後動して補正す
ることができるのである。
すなわち、この実施例によれば、ワークピースWの予定
の加工位置が上下の金型11,3によって定められる加工線
上にくるように予め位置決めされた左右の突当位置決め
部材107R,107LにワークピースWの後端縁を当接せしめ
た状態に保持してワークピースWの位置決めを行なった
後、前述の基準線読取装置19における左右のセンサ81R,
81LによりワークピースWの罫書線等の検出を行なっ
て、上下の金型11,3による加工位置に対してワークピー
スWの加工位置が傾斜しているようなときには、その傾
斜量に応じて一方のサーボモータ99R,99Lを駆動して一
方の突当位置決め部材107R,107Lの位置補正を行なうこ
とにより、金型の加工位置に対してワークピースWの加
工位置を平行に修正でき、かつ正確に位置決めできるこ
ととなる。
ワークピースWの板厚を検出する前記板厚検知装置25
は、第1図に示されるように、機台5における上部板5U
の側面に取付けた取付ブロック109を介して装着されて
いる。第7図,第8図に詳細に示されるように、上記取
付ブロック109には枢軸111を介して支柱113が起倒自在
に支承されており、支柱113の基部に形成した円弧状部
には複数の凹部115A,115Bが形成されている。他方、取
付ブロック109には、上記凹部115A,115Bと係脱自在なロ
ーラ117を回転自在に備えたプランジャー119が摺動自在
に内装されている。このプランジャー119と取付ブロッ
ク109に螺着した螺子部材121との間に弾装したスプリン
グ123の作用により、プランジャー119は常に支柱113の
基部側に押圧付勢されている。また、取付ブロック109
にはストッパ125が設けられている。
前記支柱113の先端部には、断面逆L字形のベースブロ
ック127が取付けてある。このベースブロック127の突出
部にはワークピースWを支持する半円柱形状の支持子12
9が一体的に取付けてあると共に、ワークピースWの突
当てを行う突当ブロック131が取付けてある。さらに上
部ベースブロック127には、前記支持子129と対向した半
球状の接触部を一端部に備えた接触子133を軸方向に移
動自在に支承したホルダブロック135がベースブロック1
27の突出部と対向離隔して一体的に取付けてある。上記
ホルダブロック135には、スピンドル139を前記接触子13
3の他端部に接触して移動量を検知するダイヤルゲージ
あるいは差動トランスのごとき測定器137が装着してあ
る。この測定器137は、ワークピースWの板厚を測定し
たとき、その測定データを前記NC装置に出力するように
構成されており、NC装置においては、測定器137の最小
データをホールドして、その最小値をワークピースWの
板厚と認定するように構成してあり、かつ板厚のデータ
に基いて各作動部の制御を適宜に行なうように構成され
ている。
前記ホルダブロック135には、前記支持子129と接触子13
3との間にワークピースWが挿入され、かつ突出ブロッ
ク131に当接したことを検知するリミットスイッチ141が
取付けられていると共に、リミットスイッチ141の作動
子143を保護する保護板145が揺動自在に支承されてい
る。
以上のごとき構成により、支柱113を適宜に回動して、
凹部115A,115Bにローラ117を選択的に係合させることに
より、支柱113を使用可能な垂直の状態あるいは不使用
時の水平な状態に保持できる。支柱113を垂直な状態に
保持し、支持子129と接触子133との間にワークピースW
を挿入し、突当ブロック131に当接すると、リミットス
イッチ141が作動されて測定可能な状態となる。上記の
ごとく、支持子129と接触子133との間にワークピースW
が挿入されたことにより、測定器137はワークピースW
の厚みを検出する。この際、支持子129の上部を支点と
してワークピースWを上下に揺動せしめると、接触子13
3が上下動し、測定器137の測定値は変化する。その測定
値は微小時間毎にホールドされ、その最小値をワークピ
ースWの板厚と決定するものである。その板厚に基い
て、折曲げ角度等に応じて上部テーブル13の位置を制御
したり、必要な各作動部を制御するものである。
[発明の効果] 以上のごとき実施例の説明より理解されるように、要す
るに本発明は、下型(3)を支承する機台(5)の両側
部に設けたガイド部材(7R,7L)にガイドポスト(9R,9
L)をそれぞれ上下動自在に設け、前記下型(3)上の
板材(W)の折曲げ加工を行う上型(11)を支承した上
部テーブル(13)の両側部を前記各ガイドポスト(9R,9
L)に支承して設け、各ガイドポスト(9R,9L)の下部
を、前記機台(5)に回動自在に支承された偏心軸(1
5)の偏心部(15E)に連結して設け、前記上部テーブル
(13)の降下によって上型(11)が下型(3)上の板材
(W)に接触する直前に上部テーブル(13)と当接して
上方向へ付勢する弾性体(49R,49L)を、前記各ガイド
ポスト(9R,9L)を囲繞して前記各ガイド部材(7R,7L)
の上部に設け、かつ各弾性体(49R,49L)の強度を、前
記上部テーブル(13)及び各ガイドポスト(9R,9L)を
上方向へ付勢して各ガイドポスト(9R,9L)と偏心軸(1
5)との連結部及び各ガイドポスト(9R,9L)と上部テー
ブル(13)との連結部の微小なガタ,バックラッシュを
上方向へ寄せることのできる強度に設けてなるものであ
る。
上記構成より明らかなように、本発明においては、機台
5に設けた各ガイド部材7R,7Lに上下動自在に支承され
た各ガイドポスト9R,9Lの上部には上型11を支承した上
ブテーブル13が支承されており、かつ各ガイドポスト9
R,9Lの下部は、機台5に回転自在に支承された偏心軸15
の偏心部15Eを連結してある。
そして、前記上部テーブル13の降下によって上型11が下
型3上の板材Wに接触する前に上部テーブル13と当接し
て上方向へ付勢する弾性体49R,49Lは、各ガイドポスト9
R,9Lを囲繞して各ガイド部材7R,7Lの上部に設けてあ
り、かつ各弾性体49R,49Lの強度は、上部テーブル13及
び各ガイドポスト9R,9L等の総重量を押上げるに充分な
強度に設けてあるから、前記上型11と下型3によって板
材Wの加工をする前に、上部テーブル13や各ガイドポス
ト9R,9Lは各弾性体49R,49Lによって上方向へ付勢され
て、例えば各ガイドポスト9R,9Lと偏心軸15との連結部
及び各ガイドポスト9R,9Lと上部テーブル13との連結部
等の微小なガタ、バックラッシュ等は上方向へ寄せされ
ることとなり、上型11の下死点付近での位置決めを高精
度に行うことが可能なものである。
また、各弾性体49R,49Lは各ガイドポスト9R,9Lに囲繞し
てあることにより、上部テーブル13や各ガイドポスト9
R,9Lを上方向へ付勢するとき、各ガイドポスト9R,9Lに
曲げが作用することがなく、各ガイド部材7R,7Lに対し
て各ガイドポスト9R,9Lがかじり現象を生じることなし
に常に円滑に上下動することができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は板材折曲げ加工装置の正面図である。第2図は
同右側面図、第3図は同背面図、第4図は同平面図であ
る。第5図は第2図におけるV−V線に沿った拡大断面
図である。第6図は第2図におけるVI-VI線に沿った拡
大断面図である。第7図は第1図におけるVII-VII線に
沿った拡大断面図である。第8図は第1図におけるVIII
矢視拡大図である。 7R,7L……ガイド部材 9R,9L……ガイドポスト 13……上部テーブル 47R,47L……リング部材 49R,49L……弾性部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下型(3)を支承する機台(5)の両側部
    に設けたガイド部材(7R,7L)にガイドポスト(9R,9L)
    をそれぞれ上下動自在に設け、前記下型(3)上の板材
    (W)の折曲げ加工を行う上型(11)を支承した上部テ
    ーブル(13)の両側部を前記各ガイドポスト(9R,9L)
    に支承して設け、各ガイドポスト(9R,9L)の下部を、
    前記機台(5)に回動自在に支承された偏心軸(15)の
    偏心部(15E)に連結して設け、前記上部テーブル(1
    3)の降下によって上型(11)が下型(3)上の板材
    (W)に接触する直前に上部テーブル(13)と当接して
    上方向へ付勢する弾性体(49R,49L)を、前記各ガイド
    ポスト(9R,9L)を囲繞して前記各ガイド部材(7R,7L)
    の上部に設け、かつ各弾性体(49R,49L)の強度を、前
    記上部テーブル(13)及び各ガイドポスト(9R,9L)を
    上方向へ付勢して各ガイドポスト(9R,9L)と偏心軸(1
    5)との連結部及び各ガイドポスト(9R,9L)と上部テー
    ブル(13)との連結部の微小なガタ,バックラッシュを
    上方向へ寄せることのできる強度に設けてなることを特
    徴とする板材折曲げ加工装置。
JP61082372A 1986-04-11 1986-04-11 板材折曲げ加工装置 Expired - Lifetime JPH07112636B2 (ja)

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FR8705162A FR2597013B1 (fr) 1986-04-11 1987-04-10 Cintreuse de plaques
DE3712121A DE3712121C2 (de) 1986-04-11 1987-04-10 Blechbiegemaschine
IT8720081A IT1204521B (it) 1986-04-11 1987-04-10 Macchina piegatrice per lamiere
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