JPH07112503B2 - パチンコ機 - Google Patents

パチンコ機

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JPH07112503B2
JPH07112503B2 JP61302809A JP30280986A JPH07112503B2 JP H07112503 B2 JPH07112503 B2 JP H07112503B2 JP 61302809 A JP61302809 A JP 61302809A JP 30280986 A JP30280986 A JP 30280986A JP H07112503 B2 JPH07112503 B2 JP H07112503B2
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吉平 新山
広司 伊東
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株式会社ソフイア
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Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、補助遊技形成手段の補助遊技結果に基づいて
主要変動入賞装置の第2状態を所定回数繰り返すことが
可能な特別遊技の権利が発生したことを必要条件に、上
記主要変動入賞装置を第2状態に変換駆動するように構
成したパチンコ機に関し、特に、補助遊技形成手段を用
いた補助遊技を開始するための補助遊技開始信号を発生
する補助遊技開始信号発生手段の改良に関する。
〈従来の技術〉 従来、始動受口への球の入賞に基づいて補助遊技開始信
号発生手段が補助遊技開始信号を発生することを条件
に、補助遊技形成手段を用いた補助遊技を開始させ、該
補助遊技において特別遊技の権利が発生した際には、比
較的大きな遊技利益を短時間に獲得可能な特別遊技を行
えるようにしたパチンコ機が数多く提案されており、例
えば本願出願人により、特開昭58−22081号公報及び特
開昭58−112571号公報等により知られている。
〈発明が解決しようとする問題点〉 しかし、上記した従来のパチンコ機の補助遊技開始信号
発生手段は、遊技盤面の所要位置に複数設けられている
ものの、補助遊技開始信号発生手段の始動受口は所謂チ
ャッカー構造の入賞口であることから、当該始動受口へ
の球流入確率は、遊技者と遊技店との利益バランスを考
慮して為された釘調整のみに依存することとなり、遊技
者が期待するところの球の連続入賞は極めて少ないもの
である。
すなわち、補助遊技開始信号発生手段への連続入賞が達
成されると、補助遊技が連続的に行われることから、補
助遊技結果で特別遊技の権利で発生する確率が高くな
り、遊技者の特別遊技への期待感が高まって遊技意欲を
惹起できる一方、始動受口への入賞球が極端に少ない場
合には、遊技者の不満が大きくなるのである。
したがって、パチンコ遊技特有の所謂スランプ状態に入
った場合には、始動受口への入賞球が激減して補助遊技
がほとんど行われないという状態が比較的長く継続する
こともあり、斯かるスランプ状態になると、遊技者には
何の手立ても無いことから、補助遊技を行うために遊技
技量を発揮できず、遊技上の作戦も立てられないため
に、遊技に熟練した遊技者にとっては特に大きな不満と
なっていた。
また、補助遊技形成手段を用いて行う補助遊技や主要変
動入賞装置を用いて行う特別遊技においては、視覚的・
聴覚的効果も考慮した遊技内容であることから、比較的
遊技に不慣れな遊技者にとっても興奮が高いものの、こ
れら補助遊技や特別遊技が開始される前においては、単
調な通常遊技が継続することとなり、上述した所謂スラ
ンプ状態が比較的長時間続くような場合には、補助遊技
すら行われないことから、パチンコ遊技本来の興趣を味
合うことはできなかった。
そこで本発明は、遊技者の遊技技量に応じて、補助遊技
を開始するための条件となる始動受口への入賞確率を変
化させることが可能で、且つ、補助遊技が開始される前
においても効果的に遊技上の興趣を高めることが可能な
パチンコ機の提供を目的とするものである。
〈課題を解決するための手段〉 遊技部(48)を形成した遊技盤(2)と、 上記遊技盤に設けられて、遊技者にとって不利な第1状
態と遊技者にとって有利な第2状態とに変換可能な主要
変動入賞装置(例えば変動入賞具55,または中央入賞装
置61)と、 上記遊技盤に設けられて、補助遊技を行うことができる
補助遊技形成手段(例えば補助遊技装置51、または中央
入賞装置61)と、 上記補助遊技形成手段の補助遊技結果が上記主要変動入
賞装置の第2状態を所定回数繰り返すことが可能な特別
遊技の権利が発生したこと(例えば特定の賞態様形成、
またはV用入賞口への入賞)を必要条件に、上記主要変
動入賞装置を第2状態に変換駆動する駆動制御手段(例
えば電気的制御装置)と、 始動受口に流入した球を検出して上記補助遊技形成手段
での補助遊技を開始する補助遊技開始信号を発生する補
助遊技開始信号発生手段(球検出器16)と、 を備えるパチンコ機において、 上記補助遊技開始信号発生手段は、遊技部を流下する球
が流入する確率を変動可能な動的始動領域(例えば始動
入賞口52〜54、または第1特別入賞口62)を以て始動受
口を構成し、予め定めた所定遊技条件が達成されること
に基づき、動的始動領域の状態変換を行うようにしたも
のである。
〈作用〉 遊技者が遊技技量を発揮することによって、予め定めた
所定遊技条件を達成すると、動的始動領域の状態変換が
行われ、遊技部を流下する球が始動受口に流入する確率
が変動し、補助遊技開始信号発生手段から補助遊技開始
信号が発生する確率が変化することとなる。
〈実施例〉 以下、本発明に係るパチンコ機の実施例を図面に基づい
て詳細に説明する。なお、本発明に係るパチンコ機の特
徴的技術となる補助遊技開始信号発生手段の具体例につ
いて予め詳述する。
第1図乃至第4図に示すのは、動的始動領域として球の
流入確率が低い第1流入状態と流入確率が高い第2流入
状態とに変換する始動受口を備えた補助遊技開始信号発
生手段としての変動入賞装置1の第1の例であり、各種
遊技装置が装着されるパチンコ機用の遊技盤2の表面に
取付ける基板3に裏側の流路4に通じる球通過口5を開
設し、該基板3の表側に前枠6を設けるとともに、該前
枠6内に一対の可動翼片7,7を起立及び傾動自在に軸着
し、基板3の裏側には後枠8を設け、該後枠8の内部に
可動翼片7,7の状態を制御する制御ロータ9を回動自在
に軸着してある。
前枠6は、前面部と底部と左右の側壁部等からなる上面
及び背面が開放したポケット状の枠体であり、前面部の
裏面に可動翼片7,7の支持軸10,10を後向きに突設し、ま
た前面部と底部との隅角部分には球を後方に向けて円滑
に案内する略三角リブ状のガイド部11を一体的に形成し
てある。
この前枠6内に軸着する可動翼片7,7は、チューリップ
の花弁を模した略三ケ月状の中空体であり、下方部分に
支持軸10を挿通するための貫通孔12を有し、内側下端に
は係止窪部13を形成してある。この可動翼片7,7を基板
3に取付けるには、各可動翼片7の貫通孔12内に支持軸
10を貫通し、貫通孔12から突出して支持軸10の先端を基
板3の孔内に嵌合するとともに、前記枠6の前面から挿
通したネジ等の先端を基板3に締め付ける。この様にし
て可動翼片7,7を取付けると、各可動翼片7は、支持軸1
0を中心にして回動自在に支持され、常には自重により
上端を外側に倒して開く方向に付勢される。
基板3の裏側に設ける後枠8は、第2図に示すように、
先端が基板3の球通過口5の開口縁の左右に接続する左
右の側面部14,14と、基板3側の前半を覆う上面部15と
を有する箱枠状である。そして、上記後枠8の下方に形
成した流路4に球通過口5からの球を検出する補助遊技
開始信号発生手段としての球検出器16を取付け、該球検
出器16の下方に球検出器16を通った球を遊技盤2の裏側
に案内する案内片17を形成してある。なお、球検出器16
を支持するには、例えば基板3から係止爪(図示せず)
を突設し、該係止爪の先端を球検出器16の側面の溝内に
係止してもよいし、或いは基板3の裏面に球検出器用収
納ホルダを一体成形してもよい。
また、この変動入賞装置1においては、後枠8内に可動
翼片7,7の状態を制御する制御ロータ9を回転自在に軸
着するとともに、該制御ロータ9の暴走を防止する付勢
球18を設けてある。制御ロータ9は、中心から第1ブレ
ード19a、第2ブレード19b、第3ブレード19c及び第4
ブレード19dを放射状に形成するとともに、各ブレード1
9間を滑らかな曲面で連続させた断面略々H字状であ
り、第1ブレード19aと第2ブレード19bとの間、第3ブ
レード19cと第4ブレード19dとの間の左右端部に円弧状
の第1係止カム片20a、第2係止カム片20bを形成し、中
心を挟んで反対側に位置する第2ブレード19b及び第4
ブレード19dの一端には通過切欠部21,21を形成してな
る。
この制御ロータ9を後枠8に取付けるには、後枠8の左
右の側面部14に貫通状に設けた軸22により回転自在に支
承し、前側に位置するブレード19の先端部分を基板3の
球通過口5内の上部を裏側から通して両可動翼片7,7の
係止窪部13,13間に臨ませる。そして、後枠8の上面部1
5、側面部14、起立部23、傾斜部24及び制御ロータ9と
に囲まれた制御室25内に金属製の付勢球18を入れる。な
お、制御室25内の前部には、制御球が外れないように球
留杆26を横方向に設ける。
また、図面に示す変動入賞装置1においては、後枠8内
の後部に、球載置部27と先端爪部28とウエイト29とを有
する揺動板30を軸31によって揺動自在に軸着し、先端爪
部28を制御ロータ9の後側のブレード19に下方から臨ま
せる。なお、先端爪部28は、係止カム片20の僅か内側の
ブレード面に当接するような位置に配置してある。
上記した構成からなる変動入賞装置1は、第3図及び第
5図に示すように、制御ロータ9の第1ブレード19aが
球通過口5から突出して両可動翼片7,7の係止窪部13,13
間に位置すると、自重により各々外側に向けて倒れよう
とする可動翼片7,7の各係止窪部13が制御ロータ9の第
1係止カム片20aに当接する。したがって、両可動翼片
7,7は傾倒を阻止されて起立したままとなり、球を受け
入れ難い(入賞確率の低い)第1流入状態を維持する。
両可動翼片7,7が起立した第1流入状態において、球が
可動翼片7,7間に入ると、この球が前枠9から球通過口
5を通るときに制御ロータ9の第1ブレード19aに当っ
て該制御ロータ9を回動する。制御ロータ9が所定角度
だけ回動すると、第1ブレード19aから外れた球が球検
出器16に作用した後、案内片17に案内されて遊技盤2の
裏側に排出され、入賞球となる。球検出器16は、このと
きに球を検出して電気的制御装置等に信号を伝送する。
また、制御ロータ9が上記の如く球の流下により回動す
ると、第4図及び第6図に示すように、制御ロータ9の
第2ブレード19bが球通過口5から突出し、両可動翼片
7,7の係止窪部13,13間に停止する。この状態では、第2
ブレード19bと第3ブレード19cとの間に係止カムが設け
られていないので、両可動翼片7,7が自重により夫々外
側に向けて回動する。この様に、両可動翼片7,7が上端
を大きく開いて停止する第2流入状態に変換すると、球
を受け入れ易い状態(入賞確率の高い状態)となる。
両可動翼片7,7が大きく開いた第2流入状態で球が入る
と、この球が両可動翼片7,7の下端部分を押し下げなが
ら流下し、球通過口5内を通過するときに制御ロータ9
の第2ブレード19bに当って制御ロータ9を所定角度宛
回動する。なお、制御ロータ9を回動した球は、球通過
口5を通った後、球検出器16により検出される。両可動
翼片7,7は、下端部分を球の流下により押し下げられる
と、戻り回動して起立状態(第1流入状態)に復帰す
る。
そして、上記の様に制御ロータ9が回動すると、第3ブ
レード19cが起立した両可動翼片7,7の係止窪部13,13間
に位置する。第3ブレード19cと第4ブレード19dとの間
には第2係止カム片20bが形成してあるので、両可動翼
片7,7の係止窪部13,13が第2係止カム片20bに当接す
る。したがって、両可動翼片7,7は、起立した第1流入
状態を維持する。
そして、この第1流入状態で球が両可動翼片7,7巻に入
ると、この球が球通過口5を通るときに第3ブレード19
cに当って制御ロータ9を回動し、球検出器16に作用し
た後に案内片17に案内されて遊技盤2の裏側に排出され
る。制御ロータ9が回動すると、第4ブレード19dが球
通過口5から突出して両可動翼片7,7の下端部分に位置
する。第4ブレード19dと第1ブレード19aとの間には係
止カムが形成されていない。したがって、両可動翼片7,
7が自重により上端を外側に倒す方向に回動し、起立し
た第1流入状態から上端を開いた第2流入状態に変換す
る。
上記した様に、変動入賞装置1では両可動翼片7,7間に
形成される始動受口に球が入ると、この球が制御ロータ
9を回動し、制御ロータ9が回動する度に両可動翼片7,
7が起立したり、傾倒したりして球を受け入れ難い第1
流入状態と球を受け入れ易い第2流入状態とに交互に変
換する。すなわち、この変動入賞装置1においては、起
立・傾倒可能な可動翼片7,7の間に始動受口を形成する
ことで、遊技部を流下する球が流入する確率を変動可能
な動的始動領域と成し、可動翼片7,7間の始動受口に打
球が入賞するという所定遊技条件が達成されることによ
って、始動受口への打球流入確率が変化するものとして
ある。
そして、両可動翼片7,7間に入った球がブレード19に当
って制御ロータ9を回動する場合、制御ロータ9が回動
すると、第7図に示すように、制御室25内の付勢球18が
後方に位置しているブレード19dの回転上昇により斜め
後方に押し上げられる。そして、制御ロータ9が所定角
度だけ回動して当該球がブレード19bがら外れると、付
勢球18を押し上げていたブレード19dも付勢球18から外
れる。したがって、付勢球18が戻り落下して次のブレー
ド19aに係止し、制御ロータ9が暴走することを阻止す
る。このため、制御ロータ9は、入賞した球の勢いに拘
らず所定角度宛回動して停止する。
また、上記した変動入賞装置1においては、当該変動入
賞装置1の始動受口に打球が入賞することを、動的始動
領域の状態変換を行うための所定遊技条件としたが、こ
れに限定されるものではない。例えば、遊技盤面の適宜
箇所に別途設けた入賞口へ打球が入賞することを条件と
して動的始動領域の状態変換を行うようにしても良い。
斯くする場合について説明する。
先ず、他の入賞口に入った球を案内樋等により揺動板30
の球載置部27上に案内すると、この球の自重により揺動
板30が揺動し、先端爪部28が上昇する。制御ロータ9の
第1ブレード19aが球通過口5から突出して両可動翼片
7,7の係止窪部13,13間に位置すると、両可動翼片7,7は
起立した第1流入状態を維持しているが、この第1流入
状態において揺動板30が球載置部27上に球の自重により
揺動すると、先端爪部28が第5図においては第3ブレー
ド19cを押し上げるので、制御ロータ9が回動する。
制御ロータ9が回動すると、両可動翼片7,7の係止窪部1
3,13が第1係止カム片20aから外れる。したがって、可
動翼片7,7は、起立した第1流入状態から上端を大きく
開いた第2流入状態に変換する。なお、揺動板30を揺動
して下降した球は、後枠8の側面に開設した排出口から
遊技盤2の裏側に排出され、入賞球となる。したがっ
て、他の入賞具から導入した球は球検出器16により検出
されることがない。
この第2流入状態において、揺動板30が揺動した場合、
先端爪部28が上昇しても該先端爪部28は第4ブレード19
dの通過切欠部21内を通過するだけである。したがっ
て、制御ロータ9は回動しない。このため両可動翼片7,
7は、第2流入状態を維持する。即ち、球を受け入れ易
い第2流入状態において揺動板30が揺動しても、球の受
け入れ状態に変化はない。このため、他の入賞口から球
を導入しても、遊技者に不利益を与えることがない。
同様に、制御ロータ9の第3ブレード19cが球通過口5
から突出して両可動翼片7,7が起立した第1流入状態に
おいて揺動板30が揺動すると、先端爪部28が第1ブレー
ド19aを押し上げるので、両可動翼片7,7が第1流入状態
から第2流入状態に変換するが、第4ブレード19dが球
通過口5から突出して両可動翼片7,7が第2流入状態の
ときに揺動板30が揺動しても、先端爪部28が第2ブレー
ド19bの通過切欠部21内に通過するだけなので、両可動
翼片7,7は第2流入状態を維持する。
なお、第1図に示すように、基板3の裏側にランプ等の
発光源32…を設け、該発光源32により基板3の一部を構
成するレンズ板33を照らすようにすると、装飾効果を高
めることができる。
また、球検出器16は、球を検出することができればどの
様な構成でもよく、例えば第8図に示すように、コ字状
本体の先端内側に発光窓と受光窓を有し、外側に取付窪
部34を形成したフォトセンサタイプの検出器でもよい。
この球検出器16を変動入賞装置1に取付けるには、先端
内側に係止突起35と縦方向のスリット36と円形の嵌合凹
部37とを形成したコ字状のプラスチック製ホルダ38内に
上記球検出器16を収納し、係止突起35を球検出器16の取
付窪部34内に係止して球検出器16を固定する。そして、
ホルダ38の先端開口部分に後枠8に臨ませ、後枠8の側
面部14に形成した縦方向の突起39をホルダ38のスリット
36内に係合するとともに、側面部14に形成した嵌合突起
40をホルダ38の嵌合凹部37内に嵌合する。
この様にして球検出器16を後枠8に取付けると、球通過
口5から下流側の流路4の左右両側に発光窓と受光窓が
位置する。したがって、流路4を流下する球が発光窓か
らの光を遮断し、これにより球を検出することができ、
当該流入球の検出に基づく補助遊技開始信号を、各種遊
技装置の統括制御行う電気的制御装置に送信する。
なお、第10図に示すように、発光源32のベース板41に端
子42を設け、発光源32の配線の一端をこの端子42に接続
し、この端子42に電気的制御装置への配線のコネクタ43
を接続するとともに、球検出器16の配線をコードバイン
ダ44により結束するようにすると、配線処理が容易であ
る。
また、上記したフォトセンサタイプの球検出器16を取付
けるには、第11図及び第12図に示すように、下方に折り
曲げた部分の下端に係止部45を形成した金属板製鉤形ホ
ルダ46に球検出器16を係止し、これを基板3の裏面にネ
ジ等により止着し、流路4の両側に球検出器16の発光窓
と受光窓が位置するようにしてもよい。
第13図に示すパチンコ機の遊技盤2は、上記した構成か
らなる変動入賞装置1を所謂始動口として使用した所謂
第1種パチンコ機に属するもので、ガイドレール47で囲
んだ遊技部48内に、中央に数字を高速変換表示する第1
表示器49と、該第1表示器49の周りを点滅移動しながら
数字を表示する第2表示器50とからなる補助遊技形成手
段としての補助遊技装置51を配設し、該補助遊技装置51
の下方に上記変動入賞装置1を第1始動入賞口52、第2
始動入賞口53、第3始動入賞口54として配設し、遊技部
48の下部に主要変動入賞装置としてのアタッカ式変動入
賞具55を配設してある。
斯るパチンコ機においては、動的始動領域により構成し
た始動受口を有する第1始動入賞口52に球が入ると、両
可動翼片7,7が球を受け入れ難い第1流入状態から球を
受け入れ易い第2流入状態に変換する。また、第1始動
入賞口52に球が入ると、この球を検出した球検出器16か
らの信号により電気的制御装置(図示せず)が補助遊技
装置51を作動して第1表示器49の数字を高速変換表示す
るとともに、第2表示器50の数字を点滅移動させること
によって、補助遊技を開始するのである。
そして、遊技者の外部操作により、又は電気的制御装置
のタイマに設定した所定時間が経過すると、補助遊技装
置51の作動が停止して第1表示器49及び第2表示器50に
数字が継続して表示される。この第1表示器49の数字と
第2表示器50の数字との組合せが特定の賞態様、例えば
「7」,「7」を形成すると特別遊技の権利が発生し、
駆動制御手段としての電気的制御装置が主要変動入賞装
置としての変動入賞具55のソレノイドを所定時間(例え
ば、30秒間)継続して励磁し、扉板56を開いて遊技者に
とって不利な(球を受け入れ難い)第1状態から遊技者
にとって有利な(球を受け入れ易い)第2状態に変換す
る。
この状態で変動入賞具55に入った球が、該変動入賞具55
内の継続入賞口(図示せず)に入ると、一旦閉じた扉板
56が再度開く。この様に、遊技部48を流下する球が動的
始動領域としての第1始動入賞口52に入り、補助遊技開
始信号発生手段としての球検出器16が補助遊技開始信号
を発生し、この信号により補助遊技形成手段としての補
助遊技装置51が補助遊技を開始し、補助遊技結果とし
て、例えば特定の賞態様が形成されるという特別遊技の
権利が発生したことを必要条件に特別遊技を開始するの
である。また、この特別遊技においては、駆動制御手段
としての電気的制御装置により主要変動入賞装置として
の変動入賞具55が球を受け入れ易い第2状態に変換さ
れ、球が継続入賞口に入ることにもとづいて所定回数繰
り返し変換するのである。
また、上記したように第1始動入賞口52に球が入ると、
起立していた両可動翼片7,7が開いて球を受け入れ易い
第2状態に変換する。したがって、この第1始動入賞口
52に再度球が入って補助遊技装置51が再度作動する確率
が高まる。補助遊技装置51が作動する確率が高まると、
これに伴って特別遊技の権利が発生する機会が増加す
る。
すなわち、第1始動口52に球を入賞させるという所定遊
技条件が達成されることによって、動的始動領域より成
る球受口の球流入確率が高まり、更に第1始動入賞口52
への球入賞が容易となって、補助遊技が行われ易くなの
である。
なお、第2始動入賞口53、第3始動入賞口54に球が入っ
た場合も上記と同様に、当該始動入賞口が球を受け入れ
易い第2流入状態に変換するとともに、球検出器16から
の信号にもとづいて補助遊技装置51が作動し、賞態様が
形成されると、変動入賞具55が球を受け入れ易い状態に
変換する。したがって、始動入賞口に球が入る回数が増
加し、これにより補助遊技装置51の賞態様が形成される
確率が高まる。
また、本実施例におけるパチンコ機では、遊技部48内に
第1一般入賞口57、第2一般入賞口58に入った球を遊技
盤2の裏側に設けた案内樋59,59により第1始動入賞口5
2に導くように構成してある。したがって、球が第1一
般入賞口57に入った場合、この球を案内樋59を通って第
1始動入賞口52の球載置部27上に載る。第1始動入賞口
52が第1流入状態のときに、球が球載置部27上に載る
と、揺動板30が揺動して先端爪部28が制御ロータ9を回
動するので、該第1始動入賞口52の両可動翼片7,7が第
2流入状態に変換する。
すなわち、第1,第2一般入賞口57,58に打球を入賞させ
るという所定遊技条件が達成されることによって、球が
第1始動入賞口52に入り易くなり、補助遊技装置51が作
動し易くなる。従って、遊技者の遊技技量の発揮により
第1,第2一般入賞口57,58へ打球を入賞させて、可動翼
片7,7を第2流入状態に変換させると、遊技部48を流下
する球が第1始動入賞口52に入賞する確率が高くなり、
補助遊技開始信号発生手段たる球検出器16から補助遊技
開始信号が発生する確率が高くなるので、補助遊技形成
手段を用いた補助遊技が行われ易くなり、特別遊技の権
利発生への期待感を高めることができる。
また、第1,第2の一般入賞口57,58への打球入賞や、第
1始動入賞口52が第2流入状態に変換した際の打球方向
変換等に遊技技量の介在余地を付加するものとしたの
で、遊技に熟練した遊技者は持てる遊技技量を十分に発
揮して、有利な遊技展開となるようにパチンコ遊技を堪
能できると共に、比較的遊技に不慣れな遊技者であって
も、補助遊技の開始確率を高めるべく、比較的入賞し易
い第1,第2一般入賞口57,58に球を入賞させるように通
常遊技を行うので、補助遊技形成手段を用いた補助遊技
や主要変動入賞装置を用いた特別遊技が開始される前に
おいても、遊技者の遊技意欲を惹起して、効果的に遊技
上の興趣を高めることができる。
なお、第1始動入賞口52が第2流入状態のときに、球が
第1一般入賞57、または第2一般入賞口58に球が入り、
この球が第1始動入賞口52の球載置部27上に載って揺動
板30を揺動しても、先端爪部28が通過切欠部21内に通過
するだけで制御ロータ9が回動しないので、第1始動入
賞口52は球を受け入れ易い第2流入状態を維持する。し
たがって、遊技者に不利益を与えることはない。
第14図に示すパチンコ器の遊技盤2は、前記変動入賞装
置1を特別入賞口として使用したもので、ガイドレール
47で囲んだ遊技部48内に、ソレノイドの駆動により回動
する一対の球受片60,60を有する補助遊技形成手段若し
くは主要変動入賞装置としての中央入賞装置61を配設す
るとともに、該中央入賞装置61の下方に動的始動領域と
しての第1特別入賞口62、第2特別入賞口63、第3特別
入賞口64を配設し、また中央入賞装置61の左右に配置し
た第3一般入賞口65、第4一般入賞口66に入った球を上
記第1特別入賞口62に導くように遊技盤2の裏側に案内
樋59,59を設けたもので、所謂第2種のパチンコ機に属
する。
斯るパチンコ機において、第1特別入賞口62の両可動翼
片7,7が起立した第1流入状態のときに球が両可動翼片
7,7間に形成される球流入口に入ると、該可動翼片7,7が
開いて第2流入状態に変換するとともに、球検出器16が
この球を検出して電気的制御装置に補助遊技開始信号を
送る。電気的制御装置は、球検出器16からの信号を受け
ると、ソレノイドを所定時間間隔で2回励磁し、中央入
賞装置61の球受片60,60を球を受け入れない直立状の第
1状態から球を受け易い横倒しの第2状態に2回変換す
る補助遊技が行われる。
球受片60,60が第2状態に変換したときに球が中央入賞
装置61のV用入賞口67に入ると、特別遊技の権利が発生
し、この権利を必要条件に中央入賞装置61を第2状態に
変換駆動する駆動制御手段としての電気的制御装置から
の信号により球受片60が所定回数(例えば、18回)開閉
し、この状態で球がV用入賞口67に入ると、更に球受片
60,60を所定回数開閉させる特別遊技を行うのである。
なお、特別遊技においては、球受片60,60の所定回数宛
の開閉を1サイクルとするサイクル遊技中に球がV用入
賞口67に入ることを条件として、サイクル遊技を所定回
数(例えば、8回)まで更新可能となり、遊技者にとっ
て有利な遊技を行うことができる。
また、上記したように、可動翼片7,7が起立した第1流
入状態のときに第1特別入賞口62に球が入ると、可動翼
片7,7が開いて第2流入状態に変換するので、再度球が
入る確率が高くなる。したがって、中央入賞装置61の球
受片60,60が第2状態に変換する機会が増加し、遊技者
の特別遊技発生に対する期待感を高めることができる。
更に、図14に示す遊技盤2を用いたパチンコ機の実施例
では、中央入賞装置61の球受片60,60が第2状態に変換
すると、横倒しになった球受片60,60の先端が第3一般
入賞口65、第4一般入賞口66の斜め上方に停止する。し
たがって、流下してきた球がこの球受片60,60の各先端
に当って弾かれ、第3一般入賞口65や第4一般入賞口66
に入り易くなる。
第1特別入賞口62が第1流入状態のときに球が第3一般
入賞口65、または第4一般入賞口66に入ると、この球が
案内樋59を通って第1特別入賞口62の球載置部27上に載
り、揺動板30を揺動する。揺動板30が揺動すると、両可
動翼片7,7が球を受け入れ難い1流入状態から受け入れ
易い第2流入状態に変換する。したがって、球が第1特
別入賞口62に入る確率が高くなり、中央入賞装置61のV
用入賞口67に球が入る機会が増加する。
また、第1特別入賞口62が第2流入状態のときに球が第
3一般入賞口65、又は第4一般入賞口66に入った場合
に、この球が第1特別入賞口62に球載置部27上に載って
揺動板30が揺動しても、先端爪部28が通過切欠部21内に
通るだけであり、制御ロータ9は回動しない。したがっ
て、第1特別入賞口62は第2流入状態を維持する。この
ため、遊技者に不利益を与えることがない。
なお、球が第2特別入賞口63、または第3特別入賞口64
に入ると、中央入賞装置61の球受片60,60が所定時間1
回だけ開く。したがって、このときに球がV用入賞口67
に入ると、前記と同様に球受片60,60が更に開閉し、遊
技者にとって有利な遊技を行うことができる。
第16図乃至第22図に示す変動入賞装置1の他の構成例
は、遊技盤2の表面に取付ける基板3に球通過口5を開
設し、該基板3の表側に前枠6を設けるとともに、該前
枠6内に一対の可動翼片7,7を起立及び傾動自在に軸着
し、基板3の裏側には後枠8を設け、該後枠8の内部に
可動翼片7,7の状態を制御するカム車68等を回動自在に
軸着してある。
上記した基板3の表側に取付ける前枠6は、上面及び背
面が開放したポケット状の枠体であり、前面部の裏面に
可動翼片7,7の支持軸10,10を後向きに突設し、また前面
部と底部との隅角部分には球を後方に向けて円滑に案内
する略三角リブ状のガイド部11を一体的に形成してあ
る。
この前枠6内に軸着する可動翼片7,7は、チューリップ
の花弁を模した略三ケ月状の中空体であり、下方部分に
支持軸10を挿通するための貫通孔12を有し、該貫通孔12
の下方には係止突起69を後向きに突設してある。
この可動翼片7,7を基板3に取付けるには、第16図に示
すように、各可動翼片7の貫通孔12内に支持軸10を貫通
し、貫通孔12から突出した支持軸10の先端を基板3の小
孔内に嵌合するとともに、基板3の支柱70の先端を前枠
6の受部71に当接し、前枠6の前面からネジ72を通して
上記支柱70の先端に締め付ける。この様にして可動翼片
7,7を取付けると、各可動翼片7は、支持軸10を中心に
して回動自在に支持され、常には自重により上端を外側
に倒して開く方向に付勢される。
基板3の裏側に設ける後枠8は、先端が基板3の球通過
口5の開口縁の左右に接続する左右の側面部と、基板3
側の前半を覆う上面部と、球通過口5を通った球を遊技
盤2の裏側に案内する樋状の底面の案内片17と、後面部
等からなる箱枠状であり、図面に示す例では基板3と一
体成形してなり、案内片17の上方に球検出器16を支持す
るための係止爪部73,73を形成してある。球検出器16
は、マイクロスイッチ等の有接点式スイッチや近接スイ
ッチ等の無接点スイッチなど球を検出することができれ
ばどのような構成でもよいが、両可動翼片7,7間に入賞
した球が通る球流路4に臨ませて取付ける。
そして、上記した後枠8の内部に可動翼片7,7の傾動を
規制するカム車68と、該カム車68の暴走を防止する回転
制御部材74と、他の入賞口から導いた球によりカム車68
を回動するカム回動部材75等を各々軸着する。
カム車68は、中心から放射方向にほぼ等角度で突出する
複数の球接触部76…を突設するとともに、両端に扇状の
係止部77,77を形成してなる。図面に示すカム車68の例
は、最初に球が入賞するとほぼ120度回動して可動翼片
7,7を傾動可能とし、次に球が入賞すると120度回動して
再度可動翼片7,7の傾動を許容し、次に球が入賞すると1
20度回動して可動翼片7,7を起立した状態に保持するた
め、球接触部76を長さのほぼ中央にほぼ120度間隔で3
個突設するとともに、両端に形成した係止部77を球接触
部76と球接触部76との間の120度の範囲に形成してあ
る。
また、図面の例では係止部77とは反対側に位置する球接
触部76を左右に延出して、後述するカム回動部材75の受
部78としている。そして、このカム車68を後枠8内に取
付けるには、球通過口5を通過した球が球接触部76に当
り、且つ係止部77が基板3の切欠部の内側に位置するよ
うに合わせ、後枠8の左右の側面部14に通した軸により
回動自在に支承する。
したがって、カム車68の係止部77が基板3の切欠部79,7
9の内側に位置して、左右の可動翼片7,7が起立して球を
受け入れ難い第1流入状態においては、基板3の各切欠
部79内に入った可動翼片7,7の係止突起69が係止部77に
係止し、これにより可動翼片7,7の傾動を規制し、起立
状態(第1流入状態)を保持することができる。
この状態で可動翼片7,7間に流下した球が球通過口5を
通って球接触部76を押圧してカム車68をほぼ120度回動
すると、係止部77が切欠部79内の係止突起69から外れる
ので、可動翼片7,7が自重により支持軸10を中心にして
各々上端を外側に倒す方向に傾動し、逆ハ字状に停止し
て球を受け入れ易い第2流入状態に変換する。そして、
カム車68を回動した球は、基板3の裏側の球流路4を通
って遊技盤2の裏側に排出される途中で球検出器16によ
り電気的に検出される。
この状態で可動翼片7,7が次の球を受け入れると、可動
翼片7,7が球の自重により戻り回動して各係止突起69が
切欠部79内に一旦入って可動翼片7,7が起立する。しか
し、上記した球によりカム車68がほぼ120度回動して
も、各係止部77が切欠部79の内側に位置しない。したが
って、可動翼片7,7は、一旦起立しても直ちに第2流入
状態に戻り、開いた状態を維持する。なお、この時の球
は、基板3裏側の球流路4を通って遊技盤2の裏側に排
出される途中で、前記と同様に、球検出器16により電気
的に検出される。
そして、次に球が入賞すると、可動翼片7,7が上記と同
様に起立し、この球によりカム車68がほぼ120度回動し
て各係止部77が切欠部79の内側に停止する。したがっ
て、可動翼片7,7の各係止突起69がカム車68の係止部77
に係止し、可動翼片7,7が傾動を規制され、起立した状
態(第1流入状態)を保持する。なお、この時の球は、
基板3裏側の球流路4を通って遊技盤2の裏側に排出さ
れる途中で、前記と同様に、球検出器16により電気的に
検出される。
回転制御部材74は、後枠8の左右の側面部に通した軸に
より前端を回動自在に軸着し、該基端から前方に延設し
た部分の途中に重錘80を設けて前端部分を下方に付勢
し、下向きに突設した係止部分を上方からカム車68に臨
ませてなり、係止部分が球接触部76の間に位置するよう
に配置してある。
したがって、カム車68が回動する場合は付勢に抗して上
昇しながら回動し、ほぼ120度回動するとの係止部分が
球接触部76,76間に入ってカム車68の回動抵抗となる。
したがって、カム車68が暴走することを防止し、ほぼ12
0度宛節度を持って確実に回動せしめる。
カム回動部材75は、他の入賞口から導いた球によりカム
車68を強制的に回動して可動翼片7,7の状態を変換する
ためのもので、図面の例では、後枠8の左右の側面部に
通した軸により基端を軸着して該基端から後方に延設し
た球載置部81を後枠8の開放上面に臨ませ、基端から前
方に延設した部分の先端爪部82をカム車68の臨ませてな
る。また、上記した球載置部81の左右に位置する側面部
の何れか一方、或いは後面部には、球載置部81を充分に
揺動して下降した球が後枠8内から外部に流出する切欠
状の排出路を形成する。
可動翼片7,7が起立した第1流入状態において、他の入
賞口に入賞した球を樋等の案内手段により導いて後枠8
の開放上面からカム回動部材75の救載置部81上に載せる
と、カム回動部材75が該球の自重により球載置部81を下
降するとともに先端爪部82を上昇する方向に揺動する。
可動翼片7,7が起立した第1流入状態においては、第18
図に示すように、カム車68に形成して受部78が後方にほ
ぼ水平に停止しているので、上昇してきた先端爪部82が
受部78を上昇し、カム車68を強制的に回動する。
カム車68が回動すると、カム車68の各係止部77が切欠部
79内の係止突起69から外れるので、各可動翼片7が自重
により支持軸10を中心にして各々上端を外側に倒す方向
に傾動し、逆ハ字状に停止して球を受け入れ易い第2流
入状態に変換する。そして、球載置部81上の球は、カム
回動部材75を充分に揺動すると、後枠8の側面部14から
外れて排出路から後枠8の外部に排出される。この様
に、カム回動部材75を揺動した球は基板3の裏側の球流
路4を通らずに排出路から直接排出されるので、球検出
器16に作用することがない。
なお、可動翼片7,7が開いた第2流入状態において、他
の入賞口に入った球が球載置部81上に載りカム回動部材
75が揺動して先端爪部82を上昇しても、第20図に示すよ
うに、この状態においてはカム車68の受部78が後方に位
置していない。したがって、先端爪部82が受部78に作用
することがないので、カム車68は回動しない。
上記した構成から成る変動入賞装置1も、第1図〜第12
図に示したものと同様に使用することができる。そし
て、この変動入賞装置1を有するパチンコ機において
は、第1流入状態で球が入ると、球を受け入れ易い第2
流入状態に変換し、この第2流入状態で球が入っても第
2流入状態を維持し、次に球が入ったときに第1流入状
態に復帰する。したがって、前記した変動入賞装置の例
よりも更に遊技者にとって有利な遊技を行うことができ
る。
なお、球検出器16の支持手段は、上記した基板3の係止
爪部73に限定されない。例えば、球検出器16をホルダー
枠体(図示せず)内に収納し、該ホルダー枠体を基板3
の裏側にネジ等により止着するようにしてもよい。
第23図乃至第25図に示す変動入賞装置1の他の例は、遊
技盤2の表面に取付ける基板3の上方に裏側の流路4に
通じる球通過口5を開設するとともに、該球通過口5の
下方に支軸83を突設し、該支軸83に回転体84を回動可能
に支承し、基板3の裏側には後箱85を設けるとともに該
後箱85内に回転駆動体86を回動可能に支承し、後箱85の
下端に形成した球出口に球検出器16を設けてなる。
回転体84は、幅広な範囲で球を受け止める一対の軸着さ
れた球受片87,87と、幅狭な範囲で球を受け止める球受
部88とほぼ180度位相を変えた位置に有し、支軸83を挿
入する孔の周りに係止窪部89を形成し、該係止窪部89の
外側に互いに磁極を異ならせた第1永久磁石90aと第2
永久磁石90bの端部を突出した状態で設けてなる。斯る
回転体84を基板3の表面に取付けるには、支軸83を回転
体84の孔内に挿通し、回転体84から突出した支軸83の先
端にEリングを嵌めて、回転体84を回転可能に且つ僅か
に前後動可能に支承する。
したがって、回転体84は、幅狭な球受部88を上方に、幅
広な球受片87,87を下方に位置させて停止すると、球を
受け入れ難い第1流入状態となり、球受片87,87を上方
に、球受部88を下方に位置させて停止すると球受片87,8
7が広い範囲で球を受け止めるので球を受け入れ易い第
2流入状態に変換する。なお、回転体84が停止すると、
第1、第2永久磁石90a,90bと後述する回転駆動体86の
永久磁石との磁気吸引作用により回転体84が基板3側に
吸引され、第1、第2永久磁石90a,90bが基板3表面の
凹部91,91内に嵌合するとともに、基板3の支軸基端に
形成した係止突部92が回転体84の係止窪部89に嵌合す
る。
回転駆動体86は、第1球載置片93aと第2球載置片93bと
第3球載置片93cとからなる断面ほぼT字状であり、第
1球載置片93aの先端部に棒状の第3永久磁石94aを幅方
向に設けるとともに、第2球載置片93bの先端部に第3
永久磁石94aとは磁極を異ならせた棒状の第4永久磁石9
4bを幅方向に設けてなる。
第24図に示すように、回転駆動体86の第1球載置片93a
と第3球載置片93cがほぼ水平に、第2球載置片93bが下
向きに停止すると、第1球載置片93aの第3永久磁石94a
と第1、第2永久磁石90a,90bとの磁気作用により回転
体84は球受部88を上方に停止した第1流入状態で静止す
る。この第1流入状態において、球が回転体84の球受部
88に流下すると、この球は、球通過口5を通って回転駆
動体86の第1球載置片93aから第3球載置片93c上を転動
する。
そして、球が第3球載置片93c上まで転動すると、球の
自重により回転駆動体86が第24図反時計方向に回動す
る。回転駆動体86がほぼ90度回動すると、第1球載置片
93aが基板3から離隔して第2球載置片93bが基板3に近
接するので、第2球載置片93bの第4永久磁石94bの磁極
と回転体84の第1、第2永久磁石90a,90bの磁極とが同
極となり、このときの磁気反発作用により回転体84が基
板3から離隔する方向に押し出されて回転自由な状態と
なる。
その後第1、第2永久磁石90a,90bと第4永久磁石94bと
の異なる磁極による磁気吸引作用により回転体84がほぼ
180度回動する。回転体84がほぼ180度回動すると、第2
球載置片93bの第4永久磁石94bの端部の磁極と回転体84
bの第1、第2永久磁石90a,90bの磁極とが異なるので、
このときの磁気吸引作用により回転体84が基板3側に吸
引され、第1、第2永久磁石90a,90bの端部が基板3表
面の凹部91,91内に嵌合し、幅広な球受片87,87を上方
に、幅狭な球受部88を下方に向けて停止する第2流入状
態に変換する。
上記の様に、回転駆動体86を回動することにより回転体
84を第1流入状態から第2流入状態に変換した球は、回
転駆動体86が充分に回動すると落下して後箱85内の流路
4を流下し、球出口から後箱85の外部に排出されて入賞
球となる際に球検出器16に作用する。球検出器16は、球
を検出すると電気的制御装置に補助遊技開始信号を伝送
する。電気的制御装置は、球検出器16から補助遊技開始
信号を受けると、補助遊技装置を作動し、遊技者に補助
遊技を行わせる。
幅広な球受片87,87が上方に位置して球を受け入れ易い
第2流入状態において、球が回転体84の球受片87,87上
に流下すると、この球は球通過口5を通って第2球載置
片93b上に載る。球が第2球載置片93b上に載ると、回転
駆動体86が球の自重により第25図時計方向にほぼ90度回
動し、第2球載置片93bが基板3から離隔するととも
に、第1球載置片93aが基板3に近接する。
第1球載置片93aが基板3に近接すると、第3永久磁石9
4aと第1、第2永久磁石90a,90bとの磁気反発作用によ
り回転体84が僅かに前進してほぼ180度回転し、幅狭な
球受部88を上方に停止する第1流入状態に復帰する。回
転駆動体86を回動して回転体84を回動した球は、回転駆
動体86が充分に回動すると第2球載置片93bから外れて
落下し、球出口から外部に排出される際に球検出器16に
作用する。球検出器16は、球を検出すると、前記と同様
に電気的制御装置に補助遊技開始信号を伝送する。
この様に、本例の変動入賞装置1では変動入賞装置1に
球が入る度に回転体84が回動して球の受け入れ状態を変
換する。そして、変動入賞装置1に入賞した球は、球検
出器16により検出される。なお、上記した変動入賞装置
1においては球検出器16を後箱85の球出口に設けたが、
球検出器16は、流路4の途中において球を検出すること
ができればどのようなものでもよく、例えば第26図に示
すように、基板3の裏側にフォトセンサータイプの球検
出器16を設けて、球通過口5を通る球を検出するように
構成してもよい。
第27図乃至第29図に示す変動入賞装置1の他の例は、上
記した第23図〜第25図に示した変動入賞装置1の例とほ
ぼ同様であって、回転体84の球受部88の両側に可動翼9
5,95を軸着したものであり、後箱85や回転駆動体86等の
構成はほぼ同様である。
斯る変動入賞装置1は、第28図に示すように、回転体84
が球受部88を上方に、球受片87,87を下方にして停止す
ると、球受部88の幅が狭いので球を受け入れ難い第1流
入状態となる。なお、この第1流入状態においては、可
動翼95,95の軸着基端部が上方に位置するので、両可動
翼95,95が先端を下方に垂らして閉じた状態で静止す
る。このため、第1流入状態においては、可動翼95,95
により球を受け止めることはない。
この第1流入状態において、遊技部内に流下してきた球
が球受部88に落下すると、この球は球通過口5を通って
回転駆動体86上に載り、前述した変動入賞装置(第23図
〜第25図)と同様に回転駆動体86を回転する。回転駆動
体86が回動すると、該回転駆動体86に設けてある永久磁
石と回転体84に設けてある永久磁石90,90との磁気作用
により回転体84がほぼ180度回動する。回転体84が回転
して球受片87,87を上方に、球受部88を下方に向けて停
止すると、第29図に示すように、球受片87,87が開いて
広い範囲で球を受け止め得るので、球を受け入れ易い第
2流入状態となる。なお、回転駆動体86を回動した球
は、後箱85の球出口を通過する際に球検出器16により検
出される。
回転体84が第2流入状態に変換すると、第29図に示すよ
うに、可動翼95,95が自重により上端を外側に倒す方向
に回動して開き、球を広い範囲で受け得る状態に変換す
る。この状態で遊技部内に流下してきた球が可動翼95,9
5上に載ると、この球は、可動翼95,95の傾斜により転動
し、可動翼95,95の軸着基端から球受部88に入り、ここ
から再び遊技部に落下する。したがって、本変動入賞装
置1の直ぐ下方に入賞具を設けておくと、上記のように
可動翼95,95上に流下して球受部88から抜け落ちた球が
当該入賞具に入り易くなる。なお、可動翼95,95上に球
が流下しても、この球は回転駆動体86上に載らないの
で、回転体84は第2流入状態を維持する。
第2流入状態において、遊技部内に流下してきた球が回
転体84の球受片87,87上に流下すると、この球は球通過
口5を通って回転駆動体86上に載り、該回転駆動体86を
戻り回動する。回転駆動体86が戻り回動すると、前記し
た変動入賞装置と同様に回転体84がほぼ180度回転して
球受部88を上方に、球受片87,87を下方に位置して停止
し、球を受け入れ易い第2流入状態から球を受け入れ難
い第1流入状態に復帰する。そして、回転駆動体86を回
動した球は、回転駆動体86が充分に回動すると落下し、
後箱85の出口から外部に排出される際には球検出器16に
より検出される。
この様に、本例においては、変動入賞装置1に球が入る
度に回転体84が回動して球を受け入れる状態を変換す
る。そして、球検出器16は、入賞した球を1個宛検出し
て電気的制御装置に信号を伝送する。したがって、この
信号を受けた電気的制御装置は、変動入賞装置1に球が
入る度に補助遊技装置を作動して、遊技者に補助遊技を
行わせる。
第30図に示すパチンコ機の遊技盤2は、ガイドレール47
で囲まれた遊技部48の中央より僅か上方に第1表示器49
と第2表示器50とを有する補助遊技装置51を設け、該補
助遊技装置51の下方に上記した構成から成る変動入賞装
置1を第1始動口96として設け、該第1始動口96の下方
にアタッカータイプの変動入賞具97を設けるとともに、
該変動入賞具97の左右に第2、第3始動口98,99を配設
した所謂第1種のパチンコ機に属するものである。
斯るパチンコ機において、第1始動口96が第1流入状態
のときに、この第1始動口96に球が運良く入ると、回転
体84がほぼ180度回転した球を受け入れ易い第2流入状
態に変換するとともに、球検出器16が球を検出して電気
的制御装置に補助遊技開始信号を送る。該信号を受けた
電気的制御装置は、補助遊技装置51を作動して第1表示
器49の数字を高速変換表示するとともに、第2表示器50
の数字を点滅移動させて補助遊技を開始させる。
そして、遊技者の外部操作により、又は電気的制御装置
のタイマーに設定した所定時間が経過すると、補助遊技
装置51の作動が停止して第1表示器49及び第2表示器50
に数字が継続して表示される。この第1表示器49の数字
と第2表示器50の数字との組合せが特定の賞態様、例え
ば「7」,「7」を形成すると特別遊技の権利が発生
し、電気的制御装置が変動入賞具97のソレノイドを所定
時間(例えば、30秒間)継続して励磁し、扉板56を開い
て球を受け入れ易い状態に変換する。この状態で変動入
賞具97に入った球が、該変動入賞具97の継続入賞口100
に入ると、一旦閉じた扉板56が再度開く。この様に、特
別遊技においては、球が継続入賞口100に入ることによ
り変動入賞具97が球が受け入れ易い状態に所定回数繰り
返し変換する。
本例においては、変動入賞具97の継続入賞口100の上方
に変動入賞装置1に第1始動口96として設けてあり、こ
の変動入賞装置1が第2流入状態に変換しているときに
は可動翼95,95が開いて球を広い範囲で受け止め、この
球を継続入賞口100の上方から放出する。したがって、
第1始動口96が第2流入状態のときに変動入賞具97の扉
板56が開いていると、第1始動口96の可動翼95,95によ
り受け止められた球が継続入賞口100の上方から落下
し、この球は変動入賞具97の継続入賞口100に高い確率
で入る。このため、本例においては、一旦特別遊技の権
利が発生して変動入賞具97の扉板56が開くと、第1始動
口96として機能する変動入賞装置1により継続入賞口10
0に球が入る確率が高まる。
なお、補助遊技装置51により補助遊技を行い賞態様が形
成されない場合であっても、第1始動口96が第2流入状
態に変換すると、この第1始動口96に球が入り易いの
で、再度補助遊技装置51が作動する機会が増加し、特別
遊技の権利が発生する率が高まる。なお、上記した説明
では変動入賞装置1が第2流入状態となった時、球受片
87,87が開いて広い範囲で球を受け止める状態となるこ
とで説明したが、球受片87,87を夫々固定して、第2流
入状態となった時も、第1流入状態の時の球受部88の幅
とほとんど変化なくしておき、変動入賞具97の継続入賞
口100への誘導を主要として、第2流入状態になったと
きの可動翼95,95を利用するようにしてもよい。
第31図乃至第33図に示す変動入賞装置1の他の例は、遊
技盤2表面に取付ける基板3に裏側の流路4に通じる球
通過口5を開設するとともに、該球通過口5に扉板101
を軸102により回転自在に軸着し、基板3の裏側に設け
たケース103の内部に扉板係止部材104と扉板開放部材10
5を各々揺動自在に軸着し、ケース103下端の球出口に球
検出器16を設けてなる。
扉板101は、裏面の一側に下端部分を切り欠いた略円弧
状の案内片106を設けるとともに、他側には途中に窪部1
07を有する略二山円弧状のカム108を設け、高さの途中
に突設した軸102,102により基板3の球通過口5に軸着
され、起立して球を受け入れない第1流入状態のとき
に、下端のスカート部109が基板3の裏側に位置するよ
うに構成してある。
扉板係止部材104は、緩やかに彎曲した板状であり、一
側下端に係止爪110を形成し、裏面に付勢ウエイト111を
設け、上端に設けた軸112によりケース103内に揺動自在
に止着してあり、係止爪110が扉板101のカム108の側端
縁を摺動するように構成してある。
扉板開放部材105は、軸113によりケース103内に軸着す
る基端部分から前方に向けて爪片114を延設するととも
に、基端部分から後方に向けて球受片115を延設したも
ので、上記爪片114の先端が扉板101の案内片106に臨む
状態でケース103内に軸着し、球受片115をケース103裏
側の球通路116に臨ませてある。
上記した構成からなる変動入賞装置1は、球を受け入れ
ない第1流入状態においては、扉板101が起立して球通
過口5を塞ぎ、この状態では第32図に示すように、扉板
開放部材105の爪片114の先端が扉板101のスカート部109
に当接し、扉板101の回動を阻止する。
この第1流入状態において、他の入賞具117に入った球
が案内樋118等により変動入賞装置1に案内されてケー
ス103の裏側の球通路116を流下して、扉板開放部材105
の球受片115上に載ると、球の自重により扉板開放部材1
05が第32図時計方向に回動し、爪片114の先端が上昇し
て扉板101のスカート部109から離隔する。
爪片114の先端がスカート部109から離隔すると、扉板10
1は回動自由な状態となるので、自重により上端を前方
に倒す方向に回動し、第33図に示すように、基板3の球
通過口5を開放して該球通過口5に向って僅かに傾斜し
た第2流入状態に変換して停止する。なお、球受片115
上に載って扉板開放部材105を回動した球は、扉板開放
部材105が充分に回動すると球受片115から落下し、一般
の入賞球となる。
また、扉板101が上記の様に回動すると、扉到係止部材1
04の係止爪110の先端がカム108の側端縁を摺動し、扉板
101が充分に回動すると、係止爪110が扉板101のスカー
ト部109の端部に係止し、扉板101を保持する。
扉板101を前方に倒して球通過口5を開放すると、流下
してきた球を扉板101により受け止めるので、球を受け
入れ易い第2流入状態となり、この第2流入状態で球が
扉板101上に流下すると、この球は、扉板101の傾斜によ
り扉板101上を転動し、球通過口5を通過した後、スカ
ート部109上に載る。球が扉板101のスカート部109の端
部で転動すると、扉板係止部材104を押圧して係止爪110
をスカート部109から外して扉板101を回動自由な状態に
する。
扉板101が回動自由な状態になると、球の自重により扉
板101が第33図時計方向に戻り回動する。そして、扉板1
01が充分に戻り回動して起立すると、扉板開放部材105
の爪片114の先端が第32図に示すように、扉板101のスカ
ート部109に当接して、扉板101を起立した第1流入状態
に保持する。なお、扉板101を起立させた球は、扉板101
が充分に戻り回動して起立すると扉板101から落下し、
ケース103の球出口から外部に排出される際に球検出器1
6により検出される。球検出器16は、球を検出すると、
補助遊技開始信号を電気的制御装置に信号を送る。
上記した様に、本例の変動入賞装置1は、他の入賞具17
から導入した入賞球の作用により扉板101を起立して球
を受け入れない第1流入状態から取板101を倒して球通
過口5を開放し球を受け入れ易い第2流入状態に変換
し、第2流入状態で球を受け入れると、この球により扉
板101を回動して第2流入状態から第1流入状態に復帰
する。そして、第2流入状態において入賞した球を球検
出器16を検出して電気的制御装置に信号を送る。なお、
本例に示す変動入賞装置1は、扉板101の幅分だけ球を
受け入れるので、扉板101が1回開くと複数の球が連続
的に入賞する可能性が高く、遊技者に複数入賞に期待感
を抱かせることができる。
第34図乃至第37図に示す変動入賞装置1の他の例は、遊
技盤2の表面に取付ける基板3に裏側の流路4に通じる
球通過口5を開設し、該基板3の表面には上面と底面が
開放した前枠119を設けるとともに、該前枠119内に一対
の可動翼片120,120を軸着し、基板3の裏側には上面の
後部と下面が開放した後枠121を設け、該後枠121内に揺
動底板122を揺動自在に軸着して該揺動底板122の先端を
球通過口5から突出させて両可動翼片120,120の下端に
形成した段部123,123間に臨ませてなる。
そして、後枠121の後部にフォトセンサタイプの球検出
器16を設け、該球検出器16の発光部と受光部との間を通
過する遮光部材124を上記した揺動底板122に形成する。
また、装飾効果を高めるために、前面にランプ等の発光
源125を有する配線基盤126を後枠121に止着して上記発
光源125を基板3裏側の発光源収納筒部127内に収納して
発光源125を可動翼片120,120の裏側に臨ませる。
更に、配線処理を簡潔ならしめるために、球検出器16の
コネクタ128を配線基盤126の端子129に接続して発光源1
25と球検出器16の配線接続部を配線基盤126の中継端子1
30に集中させ、該中継端子130に電気的制御装置との配
線のコネクタ131を接続する。この様に、配線基板126の
中継端子130に接続部を集中させると、結束した配線コ
ードを使用することができ、遊技盤2の裏側の配線処理
が整然と行われる。
上記した構成からなる変動入賞装置1は、第36図に示す
ように、両可動翼片120,120が起立した状態においては
揺動底板122がほぼ水平に静止し、遮光部材124が球検出
器16の発光部と受光部間に位置して光を遮り、又揺動底
板122の先端が両可動翼片120,120の段部123,123間に位
置して両可動翼片120,120が倒れることを阻止する。
したがって、変動入賞装置1は、球を受け入れ難い第1
流入状態を維持する。この第1流入状態において、球が
両可動翼片120,120の間に入賞すると、この球は揺動底
板122の先端に受け止められて揺動底板122上に転動す
る。そして、球が揺動底板122の軸よりも後方まで転動
すると、球の自重により揺動底板122が先端を上昇する
方向に揺動する。揺動底板122が揺動すると、先端が可
動翼片120,120の段部123,123間から上方に逃げるので、
これにより両可動翼片120,120が自重により夫々上端を
外側に倒す方向に回動して球を受け入れ易い第2流入状
態に変換する。
また、揺動底板122を揺動した球は、揺動底板122が充分
に揺動して下降すると揺動底板122から外れて後枠121の
側面に開設した球排出口を通って排出され、遊技盤2の
裏側で入賞球となる。この様にして、揺動底板122が揺
動し、また球が揺動底板122から外れると、球検出器16
の発光部と受光部との間を遮るものがなくなるので、球
検出器16は電気的制御装置に球検出信号を送る。なお、
両可動翼片120,120が横倒しになった第2流入状態に変
換すると、揺動底板122の先端が両可動翼片120,120の段
部123,123の突出部に載った状態となるので、第37図に
示すように、揺動底板122が傾斜した状態を維持する。
第2流入状態において、球が可動翼片120,120上に載る
と、この球は両可動翼片120,120の各段部123を下方に押
圧して両可動翼片120,120を起立回動しながら下降し、
前枠119の底面開口部から遊技部48内に抜け落ちる。そ
して、球により両可動翼片120,120が起立すると、揺動
底板122の先端が可動翼片120,120の段部123,123の下降
に伴って下降し、第36図に示すように、ほぼ水平な初期
状態に復帰する。したがって、両可動翼片120,120は、
起立したままとなり第1流入状態に復帰する。
この様に、本例の変動入賞装置1では球を受け入れ難い
第1流入状態で球が入ると、両可動翼片120,120が開い
て球を受け入れ易い第2流入状態に変換するとともに、
球検出器16がこの球を検出して電気的制御装置に信号を
送る。そして、第2流入状態て球が入ると、この球によ
り両可動翼片120が第1流入状態に復帰し、球は前枠119
から抜け落ちて再び遊技部48内を流下する。
したがって、この変動入賞装置1を前記した第30図の遊
技盤2の盤面構成と同様に継続入賞口100の上方に配置
すると、前枠119から抜け落ちた枠が継続入賞口100に入
り易くなり、特別遊技の継続が容易となる。
第38図乃至第39図に示す変動入賞装置1の他の例は、1
枚の基板3に所謂チューリップを横方向に3つ設けたも
ので、基板3の裏側の流路4に通じる第1球通過口5a、
第2球通過口5b、第3球通過口5cを開設し、中央の第1
球通過口5aの少し下方に上面開放の第1ポケット枠132
を設けるとともに、該第1ポケット枠132内に一対の可
動翼片120,120を回動自在に軸着し、第38図左側の第2
球通過口5bの少し下方に第2ポケット枠133を設け、該
第2ポケット枠133内の左側に可動翼片120を回動自在に
軸着し、右側には固定翼片134を起立した状態で固定
し、第38図右側の第3球通過口5cの少し下方に第3ポケ
ット枠135を設け、該第3ポケット枠135内の右側に可動
翼片120を回動自在に軸着し、右側には固定翼片134を起
立した状態で固定し、基板3の裏側には各球通過口5に
対応して各可動翼片120の状態を変換する変換機構を設
けるとともに、球通過口5から流路4内を流下する球を
検出する球検出器16を各々設けてある。可動翼片120の
変換機構は、前記した何れかの例と同様の構成でよい。
また、球検出器16は、図面ではフォトセンサタイプを用
いているが、球を検出することができればどのような構
成でもよい。
また、本例ではチューリップ毎にランプ136…を設ける
とともに、球検出器16を設けているので、配線が複雑に
なりがちなので、第39図に示すように、基板3の裏側に
配線中継基盤137を設け、この配線中継基盤137に各チュ
ーリップのランプ用配線のコネクタ138と球検出器用配
線のコネクタ139を接続し、この配線中継基盤137に電気
的制御装置への配線を継続する。この様に構成すると、
配線処理が簡潔となり、組立作業や保守点検が容易とな
る。
本例に示した変動入賞装置1は、チューリップ毎に球の
受け入れ状態を変換することができる。例えば、各チュ
ーリップの可動翼片120…が全て起立して球を受け入れ
難い第1流入状態のときに、球が中央の第1チューリッ
プに入ると、この球により当該チューリップの両可動翼
片120,120が開いて球を受け入れ易い第2流入状態に変
換するとともに、球検出器16が当該球を検出して電気的
制御装置に補助遊技開始信号を送る。
そして、球が左側の第2チューリップに入ると、左側の
可動翼片120が開いて球を受け入れ易い第2流入状態に
変換するとともに、当該チューリップの球検出器16が電
気的制御装置に信号を送る。また、球が右側の第3チュ
ーリップに入ると、右側の可動翼片120が開いて球を受
け入れ易い第2流入状態に変換するととも、当該チュー
リップの球検出器16が電気的制御装置に信号を送る。
この様に、本例における変動入賞装置1は、球が入った
チューリップの可動翼片120が開いて球を受け入れ易い
第2流入状態に夫々変換する。そして、全てのチューリ
ップの可動翼片120…が開くと、第38図に示すように、
第2チューリップの可動翼片120の端部から右側の第3
チューリップの可動翼片120までの極めて広い範囲の球
を受け入れる状態となる。斯る変動入賞装置1を遊技盤
2の表面に設けると、限られた遊技スペースを有効に利
用することができる。そして、チューリップ相互で干渉
することはない。
なお、上記のような変動入賞装置1を設けたパチンコ機
においても、第1〜第3ポケット枠13,133,135の何れか
の球受口に打球が入賞することで、電気的制御装置が何
れか1つの球検出器16から補助遊技開始信号を受ける
と、適宜な補助遊技形成手段(補助遊技装置)を作動
し、遊技者に補助遊技を行わせる。
第40図乃至第41図に示す変動入賞装置1の他の例は、1
枚の基板3の所謂チューリップを上下に設けたものであ
り、基板3の上部に裏側の流路4に通じる上球通過口5d
を、下部に下球通過口5eを各々開設し、上球通過口5dの
少し下方に上ポケット枠140を設けるとともに、該上ポ
ケット枠140内に一対の可動翼片120,120を回動自在に軸
着し、下球通過口5eの少し下方に下ポケット枠141を設
けるとともに、該下ポケット枠141内に一対の可動翼片1
20,120を回動自在に軸着し、基板3の裏側には各球通過
口5に対応して可動翼片120…の状態を変換する変換機
構を設けるとともに、球通過口5から流路4内を流下す
る球を検出する球検出器16を各々設けてある。可動翼片
120の変換機構は、前記した例と同様の構成でよい。な
お、下チューリップの上方には障害釘142,142を通すた
めの開口部143を開設しておく。
本例に示す変動入賞装置1は、チューリップ毎に球の受
け入れ状態を変換することができる。例えば、各チュー
リップの可動翼片120…が全て起立して球を受け入れ難
い第1流入状態のときに、球が上のチューリップに入る
と、この球により当該チューリップの両可動翼片120,12
0が開いて球を受け入れ易い第2流入状態に変換すると
ともに、球検出器16が当該球を検出して電気的制御装置
に信号を送る。そして、球が下のチューリップに入る
と、両可動翼片120,120が開いて球を受け入れ易い第2
流入状態に変換するとともに、当該チューリップの球検
出器16が電気的制御装置に信号を送る。斯る変動入賞装
置1を遊技盤2の表面に設けると、限られた遊技スペー
スを有効に利用することができ、また連動の態様によ
り、或は上下のチューリップへの入賞の順番等により遊
技内容に大きな変化をもたせることができる。
なお、上記のような変動入賞装置1を設けたパチンコ機
においても、上下ポケット枠140,141の何れかの球受口
に打球が入賞することで、電気的制御装置が何れか1つ
の球検出器16から補助遊技開始信号を受けると、適宜な
補助遊技形成手段(補助遊技装置)を作動し、遊技者に
補助遊技を行わせる。
第42図乃至第44図に示す変動入賞装置1の他の例は、1
枚の基板3に2つのチューリップと1つのポケット状の
固定入賞口144を設け、基板3の裏側にはチューリップ
に入った球を検出する球検出器16を1つ設けるととも
に、固定入賞口144に入った球を検出する球検出器16′
を1つ設けたもので、基板3の左右のチューリップ用の
球通過口5,5を、中央の固定入賞口144用の球通過口5′
を各々開設し、第42図左側のチューリップ用の球通過口
5の少し下方に上面開放の左ポケット枠145を設けると
ともに、該左ポケット枠145内に可動翼片120,120を回動
自在に軸着し、右側のチューリップ用の球通過口5の少
し下方に右ポケット枠146を設けるとともに、該右ポケ
ット枠146内に可動翼片120,120を回動自在に軸着し、基
板3の裏側には第43図に示すように、各チューリップ用
の球通過口5に対応して可動翼片120,120を変換する変
換機構を設けるとともに、各チューリップ用の球通過口
5に連通してチューリップに入った球を集めて流下する
横長な集合流路147を形成し、また固定入賞口144用の球
球通過口5′の裏側には球を後方に案内する樋流路148
を形成する。
なお、本例に示す変動入賞装置1では基板3に一部を遮
光性板材により透視窓149を構成し、集合流路147内を流
下する球の様子を前面から透視窓149を通して見られる
ように構成してある。
そして、基板3の裏側に取付ける裏ケース150には集合
流路147の出口に連通する第1流路151を形成するととも
に該第1流路151の途中に第1球検出器16を設け、また
樋流路148の出口に連通する第2流路152を形成するとと
もに、該第2流路152の途中に第2球検出器16′を設
け、上記第1、第2両流路151,152の背面を蓋部材153に
より塞ぐ。
なお、可動翼片120,120の変換機構は、可動翼片120,120
の状態を変換することができればどのような構成でもよ
いが、例えば、前記したカム車等からなる変換機構を用
いて、球が1個入ると都合2回可動翼片120,120が開く
ように構成してある。勿論、その他の変換機構を用いて
球が入る毎に可動翼片120,120の状態を変換するように
してもよい。
また、本例では2つの球検出器16,16′と複数のランプ1
54…を取付けるために配線が煩雑になりがちであるの
で、第43図に示すように、球検出器16,16′用の配線と
ランプ154用の配線をコードバインダ155で束ねるととも
に、これら配線のコネクタ156…を中継基盤157に接続し
て配線の集中化を図り、この中継基盤157の端子に電気
的制御装置への配線のコネクタ158を接続する。この様
に中継基盤157に配線を集中させるものとすれば、配線
処理を簡潔にすることができ、組立作業や保守点検作用
が容易となる。
上記した構成からなる変動入賞装置1においては、球が
左側のチューリップに入ると、当該チューリップの可動
翼片120,120が開いて球を受け入れ易い第2流入状態に
変換する。そして、この球は基板3の裏側の集合流路14
7を通って裏ケース150の第1流路151内に流入し、この
第1流路151を流下する途中で第1球検出器16により検
出される。
また、球が右側のチューリップに入ると、当該チューリ
ップの可動翼片120,120が開いて第2流入状態に変換す
る。そして、この球は、上記と同様に、集合流路147か
ら第1流路151を流下し、途中で第1球検出器16により
検出される。また、球が固定入賞口144に入った場合、
この球は樋流路148から第2流路152を流下し、途中で第
2球検出器16′により検出される。
この様に、本例では2つのチューリップに対して1つの
球検出器16を設けるだけでよいので、部品点数を少なく
することができるとともに、配線処理をチューリップ毎
に球検出器16を設ける場合よりも簡潔になる。
なお、第1球検出器16が球を検出すると、電気的制御装
置に補助遊技開始信号を送るので、この補助遊技開始信
号にもとづいて補助遊技形成手段(補助遊技装置)を用
いた補助遊技を行わせることは、前述した通りである。
勿論、第2球検出器16′が球を検出した信号によっても
補助遊技装置を作動するように構成してもよい。
この場合、所謂第2種に属するパチンコ機においては、
チューリップに球が入り第1球検出器16から信号が送ら
れたときに、第14図に示す補助遊技装置61の球受片60,6
0を2回開くように、固定入賞口144に球が入り第2球検
出器16′から信号が送られたときに球受片60,60を1回
開くように構成することもできる。また、所謂第1種に
属するパチンコ機において使用するときには、固定入賞
口144の流路を集合流路147に連通し、固定入賞口144に
入った球も第1球検出器16により検出するようにしても
よい。この様に構成すると、球検出器16を1つ設けるだ
けでよいので、配線処理等を一層簡素化できる。
〈発明の効果〉 以上説明したように、本発明に係るパチンコ機によれ
ば、補助遊技開始信号発生手段の始動受口を、遊技部を
流下する球が流入する確率を変動可能な動的始動領域を
以て構成するものとし、且つ、この動的始動領域の状態
変換動作を所定遊技条件の達成によって行うものとした
ので、遊技者が遊技技量を発揮することにより、予め定
めた所定遊技条件を達成すると、動的始動領域の状態変
換を生ぜしめることが可能となる。
従って、遊技者の遊技技量の発揮により動的始動領域の
状態変換が行われると、遊技部を流下する球が始動受口
に流入する確率が変動し、補助遊技開始信号発生手段か
ら補助遊技開始信号が発生する確率が変化することとな
るので、始動受口への入賞確率が高くなった場合には、
補助遊技形成手段を用いた補助遊技が行われ易くなり、
補助遊技における特別遊技の権利発生への期待感を高め
ることができる。
また、始動受口への球入賞確率が釘調整等で所定値に固
定された従来のパチンコ機とは異なり、補助遊技開始信
号発生手段により補助遊技開始信号の発生確率を変化さ
せる際に、遊技技量の介在余地を付加するものとしたの
で、遊技に熟練した遊技者は持てる遊技技量を十分に発
揮して遊技を堪能できると共に、比較的遊技に不慣れな
遊技者であっても、補助遊技の開始確率が高めるべく所
定遊技条件の達成を目指して通常遊技を行うので、補助
遊技形成手段を用いた補助遊技や主要変動入賞装置を用
いた特別遊技が開始される前においても、遊技者の遊技
意欲を惹起して、効果的に遊技上の興趣を高めることが
できる。
【図面の簡単な説明】 図面は本発明の実施例を示すもので、第1図は本発明に
係るパチンコ機に設ける変動入賞装置の分解斜視図、第
2図は変動入賞装置の制御ロータと後枠の斜視図、第3
図及び第4図は第1図に示す変動入賞装置の断面図、第
5図乃至第7図は変動入賞装置の制御ロータの拡大断面
図、第8図は球検出器を外した状態における変動入賞装
置の後方からの斜視図、第9図は変動入賞装置における
球検出器の取付状態を示す要部の斜視図、第10図は変動
入賞装置の後方からの斜視図、第11図は変動入賞装置に
おける球検出器の他の取付手段を示す斜視図、第12図は
第11における球検出器取付用の鉤形ホルダの斜視図、第
13図は第1実施例に係るパチンコ機に用いる遊技盤の正
面図、第14図は第2実施例に係るパチンコ機に用いる遊
技盤の正面図、第15図は中央入賞装置の正面図、第16図
は第2実施例に係るパチンコ機の実施例に用いる変動入
賞装置の分解斜視図、第17図は第16図に示す変動入賞装
置の一部欠截正面図、第18図は第16図に示す変動入賞装
置の第1流入状態における断面図、第19図は第16図に示
す変換入賞装置の第2流入状態における平面図、第20図
は第16図に示す変動入賞装置の第2流入状態における断
面図、第21図はカム車等の斜視図、第22図は球検出器の
取付状態を示す斜視図、第23図は変動入賞装置の他の例
を示す斜視図、第24図乃至第26図は第23図に示す変動入
賞装置の断面図、第27図は変動入賞装置の他の例の斜視
図、第28図は第27図に示す変動入賞装置の第1流入状態
における斜視図、第29図は第27図に示す変動入賞装置の
第2流入状態における斜視図、第30図は第27図に示す変
動入賞装置を取付けた遊技盤の正面図、第31図は変動入
賞装置の他の例を示す分解斜視図、第32図及び第33図は
第31図に示す変動入賞装置の断面図、第34図及び第35図
は変動入賞装置の他の例を示す裏側からの斜視図、第36
図及び第37図は第34図に示す変動入賞装置の断面図、第
38図は変動入賞装置の他の例を示す斜視図、第39図は第
38図に示す変動入賞装置の裏側からの斜視図、第40図は
変動入賞装置の他の例を示す斜視図、第41図は第40図に
示す変動入賞装置の裏側からの斜視図、第42図は変動入
賞装置の他の例を示す分解斜視図、第43図は第42図に示
す変動入賞装置の裏側から見た分解斜視図、第44図は第
42図に示す変動入賞装置の断面図である。 図中、1は変動入賞装置、2は遊技盤、3は基板、4は
流路、5は球通過口、7は可動翼片、16は球検出器、48
は遊技部、51は補助遊技装置、52〜54は第1〜第3始動
入賞口、55は変動入賞具、61は中央入賞装置、67はV用
入賞口、84は回転体、120は可動翼片である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遊技部を形成した遊技盤と、 上記遊技盤に設けられて、遊技者にとって不利な第1状
    態と遊技者にとって有利な第2状態とに変換可能な主要
    変動入賞装置と、 上記遊技盤に設けられて、補助遊技を行うことができる
    補助遊技形成手段と、 上記補助遊技形成手段の補助遊技結果が上記主要変動入
    賞装置の第2状態を所定回数繰り返すことが可能な特別
    遊技の権利が発生したことを必要条件に、上記主要変動
    入賞装置を第2状態に変換駆動する駆動制御手段と、 始動受口に流入した球を検出して上記補助遊技形成手段
    での補助遊技を開始する補助遊技開始信号を発生する補
    助遊技開始信号発生手段と、 を備えるパチンコ機において、 上記補助遊技開始信号発生手段は、遊技部を流下する球
    が流入する確率を変動可能な動的始動領域を以て始動受
    口を構成し、予め定めた所定遊技条件が達成されること
    に基づき、動的始動領域の状態変換を行うようにしたこ
    とを特徴とするパチンコ機。
  2. 【請求項2】上記補助遊技開始信号発生手段の始動受口
    は、球の流入確率が低い第1流入状態と球の流入確率が
    高い第2流入状態とに変換する可動部材を備える動的始
    動領域としたことを特徴とする特許請求の範囲第1項に
    記載のパチンコ機。
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